09/07/05 07:38:01
桜庭の家をテレビで拝見したけど狭い廊下が書架に占領されていたね。
部屋が狭くて本の置き場がないとこぼしていたからかなりの読書家なんでしょう。
書店で本を選ぶ桜庭にカメラが密着していたけど、まさしく大人買い。
あの場面を見て完全に活字中毒者だと感じてしまった。
でもこれらのエピソードは桜庭の名前が売れた今だからこそ自慢出来る話でしょ。
大量読書=ベストセラー作家みたいな勘違いに陥ってはいかんと真面目に思う。
人並み以上読書をして、それをよく咀嚼してから流し込み消化させていく。
自分の文章を客観的に読む事が出来て、尚且つ稚拙な部分や陳腐さに気づき
恥ずかしくなれるような人って自然と早く上達すると思う。
へえーなるほどと、小説家志望者が感心するエピソードではあるけれど、
桜庭のあの読書量と作家としての力量は全くの別物だよ。
大きな賞をもらい脚光を浴びた桜庭さんは実はかなりの活字中毒者でした。
そんな結果でしかないような気がする。
余談だが
速読術をマスターした読書家が以前この板の酷評スレで短篇を晒していたけれど、
ブログによれば彼は公募を続けているものの、未だデビューを果たしていない。
351:エキノコックス(中卒)
09/07/05 08:13:10
>>350
>それをよく咀嚼してから流し込み消化させていく。
>自分の文章を客観的に読む事が出来て、尚且つ稚拙な部分や陳腐さに気づき
>恥ずかしくなれるような人って自然と早く上達すると思う。
あんまりたくさん読むとさ、書けなくなるんじゃないの。
自分が書くことの理由と意味がわからなくなる。
>桜庭のあの読書量と作家としての力量は全くの別物だよ。
自分もそう思う。世間に注目される境遇になって人は変わるんだ。
352:名無し物書き@推敲中?
09/07/05 08:49:30
冊数の定義からしていけよ
ただ10000冊といっても多い少ないと言い切れない
353:人形師 ◆wa1a4mh476
09/07/05 09:09:55
社会人になってから読書量が激減したけど、それでも小説と資料を中心に
2000冊くらいは持っていたな。鎌倉で2LDKの部屋を借りて一部屋を書斎にしてたけど、
背の高い本棚に囲まれて、本に埋もれて過ごす時間は楽しかった。
年代別に小説を並べてインデックスを付けたり、並んでいる背表紙を見ている
だけでも気づくことがあったりして、今思えば、あの頃が一番執筆にも熱心だったと思う。
引っ越しが多い生活なので今は数分の一にしてしまったけど、機会があれば
また自宅図書室を作りたいな。これは物書きとは別の趣味かもしれないけどね。
本の匂いや手触り、装丁なんかに反応する人は特にそうだと思う。
354:名無し物書き@推敲中?
09/07/05 16:37:50
冊数の定義から始めないといけない。
また完読するかどうかも含まれる。
新聞とか週刊誌も含めれば、それこそ数万という膨大な数字に達する。
1冊で1000ページ超えるようなものを、一生のうちで5000冊読むのは限界
だろう。
355:名無し物書き@推敲中?
09/07/05 16:48:46
328だけど、完読前提だと思ってた。
50ページ読んで、ツマンネって投げ出した本とか、
300ページの短編集で短編2つだけ読んで、後は放棄とか
そんなの入れていいんなら、500冊くらいは増えるぞ。
後、332氏のやり方には文句は全くないんだが、
休みでも1日4冊なんて遅読の俺には無理だわ。一般小説で、1ページ1分かかるからな。
大体350ページくらいとして、6時間だもの。
もちろん200ページくらいの本も読むが、500ページ超えのもあるしね。
ちなみに俺も最近は意識して、他ジャンルのも読んでる。
外れ引くことが多いけど、たまに埋もれてる当たりを引くのが面白い。
356:名無し物書き@推敲中?
09/07/05 16:51:31
補足。
仕事で知り合った方で、辞書マニアの方がいる。
何千冊も辞書を持ってて、確かに博識な人。
でも、さすがに何千冊も完読はしてないって言ってた。
いろいろ調べて、読み比べるのが楽しいらしい。
かなり特殊な例だと思うけど、この方の場合、読書量は何千冊ってことになるの?
357:名無し物書き@推敲中?
09/07/05 20:46:35
>>355
完読前提だな。
ただ、歴史小説のように、分冊のものは3分冊なら3冊と数えてもいいんじゃないか。
全集では1冊だが、文庫では全3冊の場合どうするかなどは
個人の判断でいいと思う。別にそれを3冊に数えても、
数千冊のレベルになってくると誤差の範囲になってしまう。
たとえば127冊ある続き物のグインサーガを1冊に数える奇特な人なんて
いるのかな?
途中までで止めた本とか、半分しか読んでいない短編集は「未読」扱いだな。
はっきり言って、結末まで読まなかったら作品の評価なんてできないしな。
序盤はわざと平凡に書かれているのに、結末で大逆転があって傑作と呼ばれている作品も多いし。
辞書マニアは「辞書数千冊持っている」だけで、すごいからいいよ。
でも、それは読書ファンといっていいのだろうか。
世の中には「豆本」マニアのように、美術品や収集品として
本を集める人もいるから、そういう人は「収集家」なのかもね。
358:名無し物書き@推敲中?
09/07/05 21:33:34
毎日数時間本を読んで半年。ここ数日、文字を見るのすら嫌になってきた。
作家志望者失格かもしれんが、本を読む気になるまでちょっと読書は休憩だ。
359:名無し物書き@推敲中?
09/08/01 02:23:22
マリア様が見てる
と
我輩は猫である
からインスピレーションを得て、新しいネタを思いついた。
何と何が結びつくかわからんな。
360:名無し物書き@推敲中?
09/08/01 02:54:22
我輩が見てる
361:名無し物書き@推敲中?
09/08/01 04:16:47
こっちみんなwww
362:名無し物書き@推敲中?
09/08/01 17:46:33
佐藤亜紀を読んでいると何だか文体模倣をしたくなってうずうずする。
それでうずうずして辛抱しきれんからやるのだけれども、
まあ無論、貫徹出来るわけもなし、いつも中途半端なところであえなく終わる。
そんなわけで今ものすごく「ミノタウロス」を読み返したいのだが、
ヴァシリのあの口調に影響されるのが目に見えているので、
とりあえず現在書いている話を書き終えたら、それから読もうと思う。
まったく系統が違うけれど夏目漱石でもそういうことがよくある。
「夢十夜」とか「坊ちゃん」とか「明暗」だとか。真似したい。すごくあの文体を真似したい。
あの文章で最初から最後まで突っ走ってみたい。
しかし、これもなあ。自分の体力のなさに泣きたくなる。
「續明暗」を書ききった水村美苗(「日本語が」ではなくて)は、やはり大したもんだ。
小説を書きたい側に回ると二度と小説を無邪気に読んで楽しめなくなるぜと、
友人に以前そう言われたことを思い出す。もちろんそんなことはまったくなく、
今でもきちんと楽しんで読めるが(いい本とはそういうものだし)、
ただ読み終えて胸をゆすぶられながら、
「何でこの本を書いたのが俺じゃねえんだ」と、叫び出したくなることがあるのは事実。
読めば読むほど自分が書きたいことは他のもっといい書き手が、
すでに本にしてくれてしまっているような気がどこかする。
それならそれでいいじゃん、書くのはやめて、もう読むだけの一生で最高じゃん、
という境地に至れるのは一体いつなんだろう。
長文、しかもかなりのスレ違いスマソ。
363:名無し物書き@推敲中?
09/08/01 22:32:31
読むのが大事
364:名無し物書き@推敲中?
09/08/01 23:54:15
>>362
すんごくわかるけど、「これを書いたのはなんで俺じゃないんだ!」と感じる本を
たくさん読むことが、書くという意味でも、自分の糧になっていくと思う。
もちろん最終的に作家になれなかったとしても、読書人として糧になるし。
それよりも、「なんでこんなできの奴がデビューできてんだよ」と感じる場合。
情けないやら、変な自信を持つやらで、何の糧にもなりそうもない。
365:362
09/08/03 01:43:56
おお、真摯なレスありがとう。
目標はボルヘスだったりも(……登るのであれば山は高い方がいいと思うんだよな)。
書く人ボルヘスには心地良く騙されているような気もたまにするのだが
(騙されるの好きだから構わんがね)、読む人ボルヘスには、本当に感服している。
「人は五十冊もの本を読むことなど出来ません」という彼の言葉がいつも忘れられない。
最後二行禿同。
「俺は小説家になりたいんじゃねえ、いい小説が書きたいんだよ」
とか何とかぐちぐち思って、自分をなぐさめるより他にない。
366:名無し物書き@推敲中?
09/08/13 03:19:25
>>362
そんな作品に出会えたお前が本気で羨ましいぜ……。
というか、363を見るに出会えてる人って多いのかな。
俺が小説を書き続けているのは(書き始めたきっかけは別)、
というか創作系全般をやってる動機でもあるんだけど、
自分が本当に読みたい小説がないから自分で書こうというのだから、
もしそういう小説にたくさん出会えたなら書く気なくなると思う。
なんつーか、俺の読みたいものに近いのはあるんだけど、
完全に「これだ、これが読みたかったんだ!」と思えるほどのものがない。
果たしてこれは、それだけ独特のセンスがあるってことなのか、
単に読書量が少なくてそういう作品に出会えてないだけなのか……。
それを判断するためにも、読むのも重要だよなと改めて思ったよ。
367:名無し物書き@推敲中?
09/08/16 17:53:34
>>366
俺は、センチメンタルな話が大好きで、
中学の時に「思い出のマーニー」(岩波少年文庫)と、
後はずかしながら某人気アニメなどに強い衝撃を受けて書き始めた。
「俺もあぁいう話を書いて、感動してもらいたいなぁ!」って動機からなんだよな。
乙一の「君にしか聞こえない」を読んでは、俺が書きたい話を俺の100倍巧く書いてやがるといって落ち込むわ、
PS2の「夏夢夜話」ってギャルゲーをやっては、俺が構想していたネタとモロかぶりな上に、
俺の数倍巧く書いていてまた落ち込むわ……。
ついこないだは「ロードス島戦記」を読んで、またネタが被り……。
上に書いてきたように、読書がラノベに偏っていたから、最近は海外のSFとか
純文学とか、今まで読まなかった本からインスピレーションを得ようと思ってる。
オリジナリティのかけらもない俺。でも、書くのは大好きなんだよな。
368:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 17:59:20
書こうというのならば、読めといいたいな。
読むのが10ならば、書くのは1の比率だ。
369:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 19:18:39
読むことは書くことの10倍20倍必要
370:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 20:01:18
ここのスレの人って本に詳しい人以外に少ないよね。
別に純文学厨(こんな言葉あるのか知らんが)じゃないけど、最近のエンタメとかなんちゃって純文学読んでここまで来たって人が結構居るように思える。
それも俺は純文関係無いから、みたいなの。
371:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 20:04:46
質だわな。どんだけ駄作を大量に読んだって意味ないし。
だからって古典にこだわるわけでもないよ。
結局、自分に合ったものをできるだけ多く読んでエッセンスを吸収するべき、
くらいが答えとしては相場になるんだろうか。
372:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 20:18:06
古典こそエッセンスの固まりみたいなもんでしょ。
そりゃ一辺倒になるのはダメだけど、古典はまず読むべきだと思う。
今溢れてる本なんて10年経ったら無くなるようなのばっかじゃん。
あと、自分に合ったものを読んでるだけじゃどうにもならないんじゃないの。
373:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 20:23:12
こういうのを読むべき
メルビル「白鯨」
ディケンズ「デビッド・カッパーフィールド」
フローベール「ボバリー夫人」
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」
トルストイ「戦争と平和」
スタンダール「パルムの僧院」
バルザック「谷間のゆり」
374:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 21:55:52
373の挙げた作品7つのうち半分の4つは読んだけどね。
教養として読むのは一向に構わないが、「白鯨」や「戦争と平和」が
執筆において役に立つとは全く思えん。
375:名無し物書き@推敲中?
09/08/18 23:34:16
全然読んでないんだなチミたち
376:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 00:17:54
と、自分を棚にあげて煽ってみるテスト
377:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 00:50:50
>>374
煽るわけじゃないがそこに挙げられてるのは物書くんなら常識だろ
ピッチャーだからバッティングのことは勉強しませんって言ってるレベル
378:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 00:55:30
ナジャとか超男性は、ありきたりじゃない文学やりたいなら必須の読み物
379:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 01:38:20
>>373
俺はメルヴィルの「白鯨」以外は読んだ。
「白鯨」は大学時代に読みかけたけど、あまりに読むのが辛かったんで挫折した。
そういう俺があえて言うが、ドストエフスキーは今、持ち上げられすぎだと思う。
「カラマーゾフの兄弟」は現代の基準から考えてみると
小説としての構成がぼろぼろだし、
「罪と罰」の主人公の思い込みの激しさにはあきれてしまう。
どちらもそれほどいい小説だとは思えない。
しょせんは明治時代(カラマーゾフは明治5年くらい)に書かれた小説だと思う。
村上春樹がいくら持ち上げようが、彼の意見は彼の意見。俺とは違う。
ドストエフスキーは小説の役にはたたないが、トーマス・マンはちょっと面白い。
マンを読んだ方が、現代の書き手にはよほど役にたつと思う。
ゾラとバルザックはストーリーが巧みで面白い。読む価値は十分にある。
「戦争と平和」もまあまあだな。トルストイは「クロイツェル・ソナタ」が傑作だ。
ディケンズは面白いが、通俗的すぎるのがタマに傷だな。
どれを読むにしろ、まず「150年前に書かれた作品だ」ということを頭において読んだほうがいい。
現代文学の読者は、それらとはまるっきり違う作品を要求する場合が多いので、
あくまでも参考程度にとどめておいたほうがいい。
日本や海外の戦後以降の作品にだって、すごい書き手は星の数ほどいるんだからな。
>>371
ある程度、量を読まないと、高い質のものには出会えない。
質の高い作品は山ほどある。作家は、他人が知らない、自分だけの名作をたくさん知っているものだ。
たくさん読む間には、当然、大量の駄作に出会う。
名作をたくさん読んでいる人は、駄作もいっぱい知っている。
駄作を読んでもむだだ、といっている奴の大半は、名作も読み逃している。
大作家の何人もが言っているように、
「量は質を産む」のだ。
380:パトリオット
09/08/19 09:12:29
やぁ、久しぶり。
このスレまだあったのかw
驚きだ。
最初の俺のレスをみると、まるで別人のように映る。
今は両方大事だと思っているが、その前に小説から離れてしまった。
一応読書は続けてるんだが、バイトしだしてから書くほうが遠ざかっている。
作家志望やなんやら、偉そうな事書いてたけど、現実的ではないと痛感した。
今は底辺でもいいから、安定した仕事をみつけて、その合間に趣味で書いていけたらと考えてるよ。
381:362
09/08/19 16:12:51
>>366
>なんつーか、俺の読みたいものに近いのはあるんだけど、
>完全に「これだ、これが読みたかったんだ!」と思えるほどのものがない。
俺はそういう本に出会うと、ちくしょう、いいなあ、と歯噛みして、それから、
さらにその先に行きたくなるんだよな。「スローターハウス5」に出てくる、
「人生で知っておくべきことは全てカラマーゾフの兄弟に書いてある。
でももう、それだけじゃ足りないんだ」まさに、この心境。
全て書いてあるって思うのに(俺なら「カラ兄」ではなく、カフカ辺りを挙げたいが)、
なのに足りないんだよねえ。この欠落をどうにかして埋めたいんだ。
>>367
でも、好みが偏るのは仕方がないよな。
クレストブックスやら白水Uブックスやらにお世話になってきた俺は、
図書館に行くたび、海外物の書架の幅の狭さに、
ガキの頃からずっと変わらず、いつでも哀しくなってしまう。
>>379
人間いちどはドストエフスキー熱に罹っておけ、みたいな風潮がどこかあるよね。
日本だけではなくて、世界的にもそうなんだろうか。
かくいう俺も中坊のときにばっちり罹ったが(「悪霊」はたまらん、陰鬱すぎて)。
でも、ほんとうにあの熱病みたいな感覚、人物の大仰な身振りやら長尺のセリフやら、
神学哲学社会学論議に煙を巻かれて、くらくら目眩するあの感覚は、
やっぱりドストエフスキー翁からしか得られないとも思うので、
そういう意味では貴重な気がする。称讃されすぎというのには深く同意を示したいが。
>>380
書きたいものを書くには、どうしても金銭面での安定が必要になるもんな。
埴谷雄高が「死靈」を書けたのは、出版社の顔色なんか窺わなくて良かったからだ、
といいたい(自分で雑誌を創ったのだったかも知れない)。
俺、タブッキっていうイタリアの作家が好きなんだけど、その人、自分のことを
「作家」ではなくて、「学校の先生」と呼ばれる方が嬉しいといっている。
本を書くことを仕事にしたくないという意味なんだと思う。
これは、ひどく難しい問題だけれども。
382:362
09/08/19 16:15:47
今ふと思ったのだが、
たとえば画家の場合は「どれだけ絵を見て来たか」が、ほとんど話題にならないよな。
ミュージシャンもそう。その人がどれだけ音楽を聴いて来たかどうかを、
問題にされることは、それほど多くないのではないか。
何故、本のときは「読むのと書くのとどちらが大事か」と問うのだろう。
俺もずっとこの問いは心のなかにあったし、もちろん今でもある(だから
このスレに来るわけだ)。古今東西いわれてきたように、
「読むことと書くことは実は同じこと」だからなのかね。うーん、分からん。
↑この説は、どうもあまりしっくりこないんだよな。
383:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 16:17:14
絵の理論も音楽の理論も一般化して教科書に書けるからだ
384:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 16:53:02
日本人にはトーマス・マンが一番あっているだろう。
「ブッデンブローグ家の人々」「魔の山」
「ワイマールのロッテ」「ファウスト博士」
385:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 17:07:52
過疎ってたこのスレがまた盛り上がる日が来ようとは……。
数日前にレスしたときは想像もできなかったぜ。
それはそれとして、>>382について思ったこと。
絵や音楽はそもそも種類によって描く道具が違う。
描くための考え方は流用できたとしても、
油彩画と水彩画を同じ道具で描けるはずがないし、
クラシックとJ-Popを同じように作るなんて普通はできない。
だけど、小説においてはどんな種類でも、書くための道具は同じ。
紙とペン、パソコンと違っても、別にどっちかじゃなきゃできないわけじゃない。
それさえあれば純文学だってエンタメだって携帯小説だって何でも書けてしまう。
本について問われるのは、その違いが関係してるんじゃないだろうか。
なんて書いてみたが、はっきりと核心できるものは全くないんだけどね。
386:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 17:22:19
>>377
デビューした人間がそれを言うなら納得なんだけどね。
そこに挙げられてるのがバッティング(基礎)とは正直思わない。
もちろん、質量兼ね備えた読書が大事という論旨自体は同意。
ちなみに、情けない言い訳すると、そこに挙げられてる作品は半分だけど、
作家は全員一作以上は読んでる。
バルザックは「ゴリオ爺さん」ディケンズは3作ばかり
トルストイは「アンナカレーニナ」を読んだ。
ただ、これらの作品が自分の執筆において役に立ったと感じたことは一度もない。
実用目的(ヒントを得る)としては得るものが少ないか、あるいは活用難易度が高いよ。
まぁ、年輩の方と話す時に話題づくりになったから、そちらの意味では重宝したが。
それよりは日本の文学の方がまだ活用しやすい(「浮雲」とか「猫」は参考になった)。
後は「ガリバー旅行記」は諷刺小説の参考になったな。
何が参考になるかなんて個人差があるわけで、俺がリストを作るなら373のは入れないな。
全部名作ではあるんだろうけれども。
387:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 20:24:25
ピッチャーはピッチングが第一だけど、バッティングについて知らないと打たれたりするってことじゃない?
だから自分以外の、自分に直接関係無いことでもどこかで生きてくるよってことでしょ
388:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 21:15:04
論旨自体には同意
それが>>373のリストになるかどうかはわからないけど
「特性のない男」とか「失われた時を求めて」まで求められるとちと辛いや
389:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 22:36:34
>>388
これはサマセット・モームから選んだ。
20世紀も含めるのならば、プルースト
ジョイス、ムジール、ブロッホも入れる。
390:名無し物書き@推敲中?
09/08/19 23:41:51
書くのも読むのも、脳の別な場所で実行するのである程度のレベルになれば読まないでもかけると思う。
基本的な言語の獲得は小さい時に終わってしまうし。
すなわち、古典を読まなくともある程度まではかける。と俺は思っている。
それに、読むだけでは決して基本的には上達しない。
でも、絶対音感のように聞いたものそのままかけるという天才は認めたくないがいると思う。
映像の感覚が文字化しているようなやつ。若いうちから文才あって、読めば読むほどうまくなるやつ。
ネタかぶりしないためには読むしかないと思うが、ザットでいいと思っている。
何となくなんだけど、浅くひろくより偏って深く読んだ方が作家性って高まるんじゃないかな。
ハードボイルドに出会って純文学よむのをやめるみたいなね。
ノンフィクションしか読まない作家も確かいたきがする。
作家で執筆期間中は読めなくなるのは脳内の言語野の疲労のせいじゃないかなとも思うよ。
あと、個人的に書きたい欲求と読みたい欲求はまったく別物だと思うよ。
シューベルトみたいに蜂の飛ぶ音聞いて一曲書くとか、駅でげろはいているゴスロリのねーちゃんみて
一作つくるとか、そんな感覚のほうが大事だと思うけどな。
ぱくりぱくりってうるさい書評かもいるし。
391:名無し物書き@推敲中?
09/08/20 02:38:15
なんとなく、ここの人たちの話を聞いてると、
「書くために読む」のじゃなくて
読むのが自己目的化してる気がするんだよな。
もちろん>>389みたいに読書から何かを学んだなら、
書く・書かないはともかくとしても、とても有意義だと思う。
ただねぇ。
レベルの低いことを書くが、俺自身、某学園ラノベからは
「学園モノを書くなら、学園ルール(世界観)を明確にして、キャラをそのレールに乗せる」
やり方を学んだ。学園モノでも、ファンタジーと同じやり方が通用するんだなと。
しかし、「アンナカレーニナ」からは、100年前のロシアにも境界例の方がいたんですね。
人間はなかなか変わりませんな、ってことくらいしか学んでない。
「魔の山」からは、一人ひとりの台詞が極めて長いと、読んでて退屈するね、
同じ内容でも、掛け合い調にすれば幾分違うのにってことくらいしか学んでない。
カミュの「異邦人」は好きだし、別に欧州古典を否定するつもりは全くないんだけどさ。
欧州古典で思うのは、日本人の感覚では関係のなさそうなところで、
キリスト教関係の話を持ってきたがるなってこと。
旧約聖書読んでおけば、ニヤニヤできるのかもしれないと思い、
無神論者のくせして、聖書読もうかと思い始めたよ。
392:名無し物書き@推敲中?
09/08/20 02:57:36
>>391
自己満のつまらない長文を書き込むなよ、アホ
393:名無し物書き@推敲中?
09/08/20 05:11:36
>>392
荒らしは帰れ
394:名無し物書き@推敲中?
09/08/20 08:56:52
>>387
いや、むしろ読書は筋トレとかランニングに近いな。
毎日続けていると、文章の足腰やストーリーの骨格がしっかりしてくるという。
パクるとかじゃなくて、毎日何かしら読んでないと書けない。
そういう人は多いと思う。
ムージルは知らなかったな。
>>373が挙げたのはモームの「世界の十大小説」からだと思うけど、あれはモームの時代(戦前)の世界文学だからな。
ちなみに、ウィリアム・サマーセット・モームという人は短編の名手で、「アシェンデン」にしても「雨」にしてもどれも面白い。
ただし、現代の小説に比べると序盤がスロースターターすぎる、という面がある。
もちろん「人間の絆」も「お菓子と麦酒」などの長編も面白い。
モームは現代的で、ミステリにも通じる残酷なところが面白いので、読んでみて損はない。
395:名無し物書き@推敲中?
09/08/20 11:44:54
大した作家なのに読書しないやつって思いつかないしな
396:名無し物書き@推敲中?
09/08/20 14:21:05
さすがに読書しない奴はいないだろう
読書レベルがどの程度かは人それぞれだろうが
397:名無し物書き@推敲中?
09/08/22 11:32:30
でも読むことこそ基本としてかないとね
398:名無し物書き@推敲中?
09/08/22 18:15:28
読書や日記は、基礎トレーニングや筋トレ、ランニングと同じ。
そればっかりやっててもだめだけど、
ちゃんと毎日きっちりやっとかないと、
技術が伸びなかったり、スタミナが続かなかったりする。
古典は、表現なんかは古くなってるけど、
構成や基礎的な文章力などで参考になるところもある。
まあでも、作家志望者にはまず戦後の現代文学やエンタメを幅広く読め、とすすめたいね。
村上春樹だってハードボイルドやSFは幅広く読んでて好きなわけだし。
399:名無し物書き@推敲中?
09/08/24 02:10:59
ん?
なんかの基礎トレやった事あって言ってる?
もしそうなら自明だろうけど、
足腰鍛えたあとこそが地獄なんだよね
生半可な事言ってるんじゃないよ
なんだ日記って。子供のブログか何か?
400:名無し物書き@推敲中?
09/08/24 09:12:30
また脳みその弱いワナビが来ちゃった。
401:名無し物書き@推敲中?
09/09/11 13:16:31
最近は総じて色々な人が文章の読み書きの能力の低下を感じているようだが、
どうも空気中のオゾンの濃度が上昇してるようで、これが原因みたいなんだな。
オゾンの濃度が上昇すると、人間の呼吸機能が害される。人間の呼吸器の機能が
低下すると、体内に取り込まれる酸素の量が減少する。すると脳にまわる酸素が
不足するようになって、脳の機能が低下する。脳の機能が低下すると頭が疲れやすく
なり、文字とかをたくさん読んだり書いたりすることが難しくなってきたりするんだな。
ちなみに一酸化炭素の致死濃度は1500ppmに対し、オゾンの致死濃度は50ppmで、
単純計算でオゾンの毒性は一酸化炭素の30倍強い。
URLリンク(www.showaboss.co.jp)
URLリンク(ja.wikipedia.org)
生活環境基準では0.05ppm(50ppb)が安全基準の上限なんだが、実際にはこの基準を
超える地域というのが最近は結構多い。
URLリンク(www.jamstec.go.jp)
このオゾン濃度が上昇する原因なんだが、最近はバイオ燃料を自動車で使うことが
原因として指摘されたりしている。
URLリンク(tvert.livedoor.biz)
URLリンク(wiredvision.jp)
通常のガソリン・軽油は炭素と水素原子だけで構成されるんだが、バイオ燃料(バイオエタノール)の
場合、酸素原子も燃料に含む。そしてその酸素原子がエンジンが吸入する空気中の酸素分子と
結合してオゾン(O3)になるのが原因ではないかと言われている。
402:名無し物書き@推敲中?
10/03/29 07:33:47
>>382
ミュージシャンはどれだけ聴いてきたか問われるよ。
って言うか、大量の音楽を聴いていて当たり前みたいな。
403:名無し物書き@推敲中?
10/03/30 08:07:15
あ
404:名無し物書き@推敲中?
10/03/31 04:03:38
山田悠介だけ読んでればいい。
文壇からスルーされてて賞なんてなくてもええ。
あれで、億万長者。
山田の文体リズムを盗め!
405:名無し物書き@推敲中?
10/03/31 04:42:23
山田悠介のオススメってなに?
406:名無し物書き@推敲中?
10/03/31 08:08:47
シナリオライター志望は読むのと見るのどちらを優先させるべきなんだ
407:名無し物書き@推敲中?
10/04/02 06:05:00
山田悠介のオススメってなに?
408:名無し物書き@推敲中?
10/04/28 14:47:08
>>406
シナリオはシナリオそのままで読める場面って少ないしな。
エロゲとかADVとかのゲームくらいか? ほぼ直接読めるのは。
見るだけでも、展開や構成は参考にできるだろうけど、
それだと演出とか演技とか余計な要素も入ってくるだろうし。
読むか見るかなら読む方が重要なんじゃないかな?
409:名無し物書き@推敲中?
10/05/19 02:10:57
読むほう
410:名無し物書き@推敲中?
10/05/27 15:30:18
まず書き上げろ
次にそれを読め
411:名無し物書き@推敲中?
10/06/29 06:05:17
読み書き算盤
412:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 22:14:38
か