08/06/24 16:45:46
>>544さん
>>543さんではないけど>>537です
自分は、ホントに少女と少年は別人だと思ったんだ。
おなじような出来事だけど、その森に捨てられるのは良くあること、といった説明が事前にされていたので、
良くある別個の話なんだと思った。
書き方が一人称というより三人称の書き方だし。
語り部が話している体裁ではあるけれど、あの時点ではそれが「記憶」なのだとは
まだ判明していないからね。
だから、台詞ならともかく、地の文で少女と言い切られたら実際に女なんだろうと思った。
>>544さんの言うとおり、まったくおなじシチュエーションなのだから同一の事件で、
読者はそれをわかってる前提なんだからあれは誤解の強調、というのを作者が
意図しているなら自分は単なる読解力不足です。ゴメン。
でも「実は正体は(男、女、魔物、リィナ)です」みたいな構造があれだけあるとなあ。
あの“少女”以外の「実は」は、地の文とかで明言されてなくて、台詞とかから読者が勝手に
推論したものがひっくり返されて、驚いたあとで読み返してみて確かにそうだ! ってなるんだ。
だから「やられた!」という思いに爽快感と感動があるんだけど、
地の文の“少女”だけはこっちのミスリーディングじゃなくて「嘘をついてだまされた」
という気持ちが残っちゃってさ……。
述べられているのは真実だけど、重要な部分が隠されていた、というのと、
明確に間違ったことを明示されていた、という違いなんだよね。
なんていうか、つきあっている相手が結婚しているのを黙っていたなら、
確認しなかった自分が悪い、って納得する部分もあるけど、
独身だって明言してたなら許せないよな、みたいな。
でも重ねて言うけど、あれだけ似たシチュを別個だと思うおまえがバカだと言われたら
(別に言われてはいないけど)、それは仕方がないとも思う。
そして「あれはズルい」と思うけど、煌夜祭はやっぱり名作です。