09/05/08 23:30:06
サイト掲載式の小説は文章の巧拙は勿論だが、画面や文字の見易さ・見続け易さにも注意を払って欲しい。
背景とフォントカラーの相性、文字サイズ、また既に多くの方に指摘されている行間スペースも大事な要素だ。
これらを考慮しないと折角内容が優れている作品でも、評価以前に『読んで貰う』という時点で躓きかねないのである。
また読者側の視点・視覚条件を意識する事は、描かれる場面や登場人物の心情が筆者にしか理解できない『内容の自慰化』を防ぐ上でも重要な事だろうと私は思っている。
なお行間に関してだが、これは単に1行毎に空白を設ければ良いという物でもない。
スペースを設けていても、それが一定間隔で延々と続くと、逆に文字が見辛くなるケース(読んでいる場所を見失うなど)が有るのだ。
私的には通常時の行間は空白を設けず、4~5行辺りを一区切りとして1行空ける。
その上で場面の移り変わり表現や、重要な一文・台詞を挿入する際には2行分を設ける、などとするのが見易いのではないかと思っている。
ただし上記は読者が利用する媒体によって変化する事を忘れてはいけない。
パソコンと携帯、自分がどちらの閲覧者を主な対象に置いているか思案した上で、見易い・読み易い環境を構築するのがより良い方法だと言えましょう。
以上、拙い持論ですが、共感する所が有りましたらお試しください。
それでは方々、良い執筆活動を。