07/12/14 02:19:08
『携帯作家は本気じゃないのか？』
いや、本気(この時の本気とは客観的に見れば『つもり』がふさわしい。しかし主観的にみれば彼、あるいは彼女たちは『つもり』ではなく本気なのだ。もちろん、僕も)だ。
本気(主観的)だからこそ、ムキになる。否定されれば死にたくなるほど傷つく。
だが僕が思うに、それは小説を書くことにしか興味(本気)を持たない人間の典型ではないだろうか？
小説は書くだけのアートか。断じて違う。読む、読む、読む、そして書く。その繰り返しの中に生まれるアートだと思う。
携帯作家は読むことを知らない。だから読まれた時、戸惑う。どのように受け止めれば良いか分からない。
小説家(プロとかなしにして、単純に小説を書く人間をそう呼んだ場合)の本能が読んで欲しいと訴える。
しかし、読んでもらうということが理解できていない。何故なら、小説を読まないから。
小説の楽しみ方(小説を楽しいといえるうちは僕も若いな)は書く、伝える、吐き出す、ほめられるだけじゃない。
読む、考える、考えをまとめる、批評する、他の批評と比べる、その(批評した)作家の成長を期待する、知識にする、吸収する、生かす……。
書くよりも、書く以外の楽しみ方が多いと思いませんか？
そういう意味(小説という行いに対して)で、本気になって欲しい。
今日は眠る。おやすみ。