07/11/01 12:02:02
>>198
>なら聞くが、あんたの書き物が三流ラッパーのそれより優れているとでも?
なんでそう、直線的な解釈しか出来ないかなぁ。
音楽と小説で分野が違うから一概に優劣はつけられない。三流ラッパーといっ
たのはモノのたとえだよ。
たとえば売れてないラッパーの歌詞を文章化してみなよ、選曲は任せるからさ。
音数も合ってない、韻もまともに踏めてない。そのくせ愛してるだの永遠だの
と、きらびやかな単語ばかり並べ立てている。なまじメロディがないだけに、
曲の雰囲気でごまかせないのが、曲の浮ついた感じに拍車を掛けていると思
わないか?
それを小説でいえば、使い古されたストーリーを、特に読者を驚かすひねりも
なく、語彙がないためにとりあえず美しい単語ばかり並べてつくられたような
ものになる。つまり小説を書き始めたばかりの少年少女が作るような作品にな
ってしまうと言いたいんだよ。
読者というのは同じものを見せられても喜んでくれないから、常に新しいアイ
ディアや刺激を取り入れないといけない。そしてその時代に即した刺激という
のは素晴らしく活用できるものなんだよ。わかるか?
アンタが挙げたその想像力豊かなアーティストが、もしニュートンやらシュー
ベルトといった過去の偉人を描いていたとしたら、それは売れたと思うか?
毛沢東やマリリンモンローというその時代に即したものを自分の作品に取り入
れたからこそ売れたんだろう?
時代遅れではダメなんだよ。江戸中期の大阪で曽根崎心中が大ヒットしたのも、
元となる事件が発生して、その一ヵ月後という皆が関心を持っているうちに公開
したのが大きいんだからな。