08/08/13 21:27:24
で、仕事以外の部分で現在、八十近い老人から相談を受けているから厄介だ。
正に小説のような話だが、 この人、数名の人間に一千万近い金を貸して、
踏み倒されかけている。
弁護士に依頼しているらしいが状況はまるで進展を見せず、もう二年が経つらしい。
聞けばその弁護士、借金を踏み倒そうとしてる一人から紹介された人物らしい。
どんな馬鹿が聞いても、
「こりゃあ出来レース。貸し主が寿命で死ぬのを待ってるな」
と気づく事柄なのに、この年寄りは、「あの人だけはまともだ」と信じている。
一年かけて、「それはどう考えてもおかしいですよ」ということを分からせた。
よくある、老人相手の寸借詐欺チームである。
「こうなったらたとえ十万でも返してほしい」
というので、いざとなったらトリハン(回収する人間に半分の謝礼を支払う)という形で、
あちら系の人間を紹介することも考えてみたが、
下手をするとハゲタカがハゲタカにバトンを渡すことになるだけなので、
知り合いの信頼できる弁護士を紹介することを考えた。
しかしこの人物、この程度の仕事でまず動かない人で、動かすにはかなり骨が折れる。
「あんたには勿論お礼をするよ」
という老人の気持ちだけは嬉しいのだけど、そんなもの受け取った日には益々泥沼に填る。
第一、俺、今はそれどころじゃねーんですよ!
と言えたらどれほど楽か。
顧客のプライベートな件には、絶対に関わりあうな。という師匠の教えが今ほど身に染みることもない。
いつも後から年長者の言葉の深さを知る。基本的に馬鹿だから。
弁護士センセイに土下座でもして、身銭切って、勉強代とするか。今回も。
こんちくしょう!