07/09/03 18:11:02
>>699
上のほうの解説
>恭子はなんとなく、手元にあったオレンジ色のガーベラをぶつりと【摘んだ。】
>【花は争わない】けれど、それは手段が無いからだ。非暴力抵抗は美しいが脆い。
ここは論理の捩れね。
どういう状態でも花が人間と敵対することはないというのが前提。
主人公もそれを知っているから、何気なく花をつんだわけだ。
だがこの文章の二行目は、
抵抗する「手段があれば」、花は人間に敵対する、抵抗するという意味になる。
整理すると
<どんな状態でも花が抵抗することはありえないから、なんとなく花を摘んだ。
<でも状況によって花も抵抗するはずだ。←論理的矛盾
<非暴力抵抗は美しいが脆い。
これだと論理的におかしい。リライトするならばこんな感じ。
・恭子はなんとなく、手元にあったオレンジ色のガーベラをぷつりと摘んだ。
抗う手段を持たない花は、非暴力主義に似て、美しいが脆い。
抵抗しないから摘んだ→花は抵抗する手段をもたない→それゆえに美しい。
これなら筋が通るということ。