あなたの文章真面目に酷評しますPart52 at BUN
あなたの文章真面目に酷評しますPart52 - 暇つぶし2ch661:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 17:24:13
>>659
最後に書いても別にいいのでは?
自分の中で一大事だと思うのなら、最後といわず、途中を削ってもメインで書くべきだし。
少なくとも、もし私が国外で強制退去の目にあったら強烈な体験だし、それをメインに書くけどなぁ・・
貴方がたった一行でさらっと流してるのが不思議に思えたんです。

662:アメリカンジョーク??
07/09/02 18:37:49
 怒りにかられた俺は奴に言ってやったんだ、
お前の母ちゃんはゆるゆるだったよって。
そしたら奴、顔真っ赤にしてこう言ったんだ。
「ヘイ、ユー、ゆるゆるなのはユーのファザーだよ、ベイビー」
すかさず俺はこう返した。
「you、ルー、you、ルー」
なにが言いたいかって?
本当のゆるゆるは大柴ってことさ。

663:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:32:26
>>661
強制退国っていってもそんな実感はなく旅行会社さんがほとんどやってくれたし

逆にもうひとりそうなった子がいたんだけどその子とその事で仲良くなれたからそんなやばいって思いはしなかったんだけど



664:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:36:34
 土煙が視界を遮る中、私は小さな集落での略奪任務に集中していた。すっかり荒れ果てた土壌に住む輩にも多少の財産はある。
 略奪は勝利者の権利であり、戦乱の時代において古今東西変わる事の無い当然の行為だと長年感じている。
 金と食糧と処女。行為も変わらなければ、それによって奪取される物も変わる事は無い。
 巨大たる城壁を打ち砕く大鉄槌。白昼光に応える刄。滴る返り血。
 これが現代の戦争。
 頬に付着する乾いた血痕が涙に道を譲り、細い線を成す。
 不快な程、冷たい。
 目前に在る人間だった物体は流れ出た鮮血に浸り、首だけがマリオネットの如く異様な方向に転がっている。
「まぁ初めて人を殺したなら無理ないさ。気にすんなよ」
 ポンと肩に重みが伝わる。 相変わらず馴れ馴れしい牢人だ。
「何の事?」
「お前さん、泣いてんぜ。少年兵なら尚更辛いか……」
 馬鹿明るい髭面が優しく微笑む。薄汚い顔だが、何処か気品が隠れている様にも見える。
「泣いていない。それに」
「それに?」
 殺しは慣れて……。
「おっと、じゃあ俺は行くぜ」
 牢人はそう言い残すと、少女が犯されているのを見学に行ってしまった。

665:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:46:57
>>660
冒頭シーンの部屋の描写が足りない。
冒頭から数行でカットバックというのはNG。
外部視点なのに主人公の人物描写がない。
全体的に説明で終わっていて小説の形になっていない。

主人公を動かしながらストーリーを進めるようにしたほうがいい。

666:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:59:34
>>664
書き手本人以外には理解不能だと思う。

まず略奪任務の具体的な描写がない。
時代も場所もよくわからない状態で
>巨大たる城壁を打ち砕く大鉄槌。白昼光に応える刄。滴る返り血。
>これが現代の戦争。
これだけではなにがなんだか。
人物描写も弱い。

何の説明もなく主人公が人を殺してどうこうという件も唐突。
略奪任務が戦闘ということらしいので、もっと具体的に戦闘行動を描いて
主人公がどういう風に行動したのかを書かないと話にならない。

667:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 20:10:26
残飯は話にならないwww

668:吾輩は名無しである
07/09/02 20:14:56
ラノベはうんざりだ。

669:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 20:41:24
>>664
>すっかり荒れ果てた土壌に住む輩にも
「土地」だろう。農業の話でもなさそうだし。

>巨大たる城壁
間違い。「巨大な」

>白昼光に応える刄。滴る返り血。
>これが現代の戦争。
とても「現代」とは思えないのだが。

>当然の行為だと長年感じている。
ここで「長年」といっておきながら、
>少年兵なら尚更辛いか……」
少年兵かよ!

>牢人はそう言い残すと、少女が犯されているのを見学に行ってしまった。
「少女が犯されているのを見学に行っ」たことが、この流れでこの場で、なぜ「私」にわかるのか。
こういうのを視点の混乱という。
「見学」もひどい。せめて「見物」くらいにせよ。

670:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 21:33:16
>>665 馬鹿のひとつ覚え。おまえには面白い小説は書けないだろうな。

671:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 21:50:59
>>649
過去に春での出来事がいくつかあるので、時制をわかりやすくするための目安としてです。
ですが、649様のおっしゃるとおり、彼女が死ぬわけではないので桜は満開でもいいかもしれませんね。
なるほど、参考になりました。
桜の成長速度をよく調べたうえで、考えていきたいと思います。

672:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/09/02 21:56:10
>>579-581
すっかり遅レスで済みません。
感想(1/2)
 ガキが好みそうな洒落た上っ面だけの詩云々、読む方が恥ずかしくなるような
気取った自分語り云々。などと言われる恐れがあり、恥ずかしくて他人にはとても
勧められない。
 だが、男という生き物はロマンチストなのだ。梨屋は独りでこっそりと楽しみたい。
 過剰な装飾にたよらない、平易で緩やかなリズムを持つ文体は、流し読みの一読目
でも心地いい。しっとりと落ち着いた女性にぜひ朗読してもらいたいものだ。
 では内容に入ろう。話の筋は、一つ、女性がマニキュアを塗りながら不倫相手
の既婚男性を部屋で待つ。二つ、既婚男性の妻に自分の存在を知らせようとする。
三つ、既婚男性との関係を想う。この三つの中で文章の大半を占めるのは、
三つ目の語りである。
 そして、この三つの混じり具合がすばらしい。三つ目の語りの内容は初読時には
あまり頭に入らなかったが、台詞や行動描写が適度な間隔で入り、飽きずに言葉を
楽しみながら読み進められた。結果、マニキュアを塗りながら不倫相手の既婚男性
を部屋で待つ、行動描写だけが頭に残っていくのだが、最後でマニキュアの跡を残
そうとする意図が明確に示されたのがすばらしい。
 マニキュアを塗ることが伏線だったこと、なぜ"私"が男性との関係を振り返って
いたのかの気づき、そして結末が語られないこと、これらの豊かな余韻が生まれ、
読後感が高い。
 読み返してみると、独白の出だし「十代の無鉄砲さを、私は取り戻し始めていた。」
から企てられていたことがわかり、驚きを味わえる。章の大半を占める独白にも
かかわらず、"私"が語るのは、彼は私をどう考えているのかばかりで、
結局、"私"は彼をどう思っているのか、なぜ関係崩壊を望んだのか、
「私は、心から、彼をあいしているらしい。」の一文を除いて、ほとんど伏せられて
いることに注目したい。
 饒舌な言葉で示されない"私"の行動の裏にある想いは、読者に任せられ、読み
返しても飽きのこない奥行きを与えている。


673:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 21:58:39
>>579-581
感想(2/2)

 無主張故の題材選択の軽さ感、空行の多さ、縦書きには相応しくない改行位置
(縦書きにしてみた)、「何かを強く求めたり、或いは~まるで縁がない。」の初めに
現れる「関係」とそれに続く文が全体から孤立している気がするとか、
「結論づけたらしかった。」がどうにも調子外れ。
 こうした些細な気になる点はあるが、何かおかしな所はないか? と、細かく
追っていると、気が付いたら作品を読みこんでしまうという状況で、批評もなにも
あったものではない。
 最後に、これ単独の短編でも良いのですが、できることなら、十分に感情移入して、
語りが抑制されて展開された話の終章としてこれを読んでみたい。そんな話があるの
なら、手元に置いておきたいと思うわけです。まぁこれは好みなんで、そういう
人間もいるということで。
 梨屋はろくに小説読んでないので、既存の作家と比較してといった論じ方ができ
ないのですが、ほのめかしが徹底されて効果を出している作品で、センス的な偶然
にしろ、周到に図られた練りの結果にしろ、良い物を読ませてもらいました。


まぁなんだか長くなりましてすみません。以上ですが、
まともに距離を置いて読めてないので、参考にはしないでください。

674:1/3
07/09/03 01:28:49
 その日、高杉広実と出会ったのは偶然だった。久しぶりの休日なのでたまには自分で昼食でも作ろうか、
と思って冷蔵庫を開けた私は、中にはビールとつまみばかりという惨状を認めると一瞬でそんな気持ちを
失って、結局近くのファミレスに行くことにした。そしてウェイトレスに連れられて空いている喫煙席へと
向かっている時、ちらりと向こうの禁煙席に座っている制服姿の学生が目に入ったのだ。
 私はウェイトレスに一言伝えて席の案内を取り消すと、まっすぐ禁煙席の方向へと歩きだした。
「やあ、ヒロザネくん」
 私が気さくに話しかけたのにもかかわらず、高杉は顔を本からこちらへ向けると、眉間にしわを寄せて
睨んできた。心なしか、殺気というやつも含まれているのだが気のせいか? 私は苦笑をしながら高杉の
対席に滑り込んだ。
「いやあ、それにしても奇遇だね」
 私はにこにこと笑顔を浮かべる。のだが、依然として高杉はこちらを睨み続ける。ふむ、こういう人物の
相手は難しいものだ。微塵も好意を持ってくれない。
 私は改めて高杉の様子を眺めた。テーブルの端にドリンクのコップがある。これはドリンクバーのものだ。
そして手には一冊の本。かなり分厚い。私にはとうてい読めそうにもない。
 で、あるのはそれだけだった。まあ、なんとなく分かったがあえて訊いてみる。
「きみも昼食かい、ヒロザネくん?」
「まず言っておきますが」
 そこでやっと高杉は初めて口を開いた。眉間に指を当てて、迷惑げな面持ちで。
「大原さん、その呼び方は止めてもらえますか? 苗字で呼んでください、苗字で」
「うん? いい名前じゃないか?」
「…………」
 うお、殺気百パーセントの視線で睨まれた。これはさすがにヤバそうなので、私は肩をすくめて苦笑して謝った。

675:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 01:29:22
「ごめんごめん。悪かったよ高杉くん」
「……それとですね」
 高杉は一度大きなため息をつくと、勘弁してくれというような口調で言った。
「いきなり他人の座っているところに来ないでいただけますか?」
 私はうろたえた。何よりもショックな言葉が発せられたのだ。私は震える声でなんとか口を開いた。
「な、なんだって? わ、私が他人? きみとはイロイロした関係じゃな―」
 突然高杉は立ち上がり、身体をテーブルに乗り出して私の口を無理やりに塞いだ。むがむがともがいていたが、
このままだとずっと離してくれそうにないので、おとなしく口を閉じるとその手は離れていった。見ると、額に汗を
にじませて息を荒くしている高杉がいた。
「いい加減、あなたを訴えたく思うのですが」
「ほほう、それも愛の表現方法の一つかな?」
「あなたが相当な変人だとは分かっていましたが、本当に勘弁願います……」
 本当に泣きそうな顔をしていた。さすがに私もそこまでSではないので、ここらへんで許してやるとしよう。私は
笑いながら「それにしても」と腕組みをした。
「いったいドリンクバーで何時間粘っているんだい?」
「四時間ですが」
 あっさりととんでもない時間を答えてくれた。うーん、こういうところが普通の人とは外れていて恐ろしい。喫茶店で
コーヒー一杯で、というのはよく聞くんだがなぁ。
「……それはものすごく店側に迷惑な話で。きみはネットカフェ難民ならぬファミレス難民か?」
「べつに飲み物一つでも客は客じゃないですか」
 まあそれはそうなんだが。私はなかなか思いやりのない制服姿の高校生を見つめた。短い髪に、神経質そうな切れ目。
形のよい顔に柳眉、とこれだけならかなりモテそうである。なのだが性格がアレなだけに、それはありえないが。
 私はメニューを手に取りどれを頼もうかと悩んでいたが、ふと高杉を見ると、もう諦めたのか私などいないかのように
読書にふけっている。ここは友好度アップさせておこう、ということで私は話題を振った。

676:3/3
07/09/03 01:31:31
「何を読んでいるんだい?」
「…………」
 無視で来たか、いい根性をしている。私はにやりと笑って次の話題を繰り出す。
「ところで高杉くん、きみは恋をしているかね?」
「…………」
 おお、どうやら徹底的に私を蔑するつもりのようだ。高杉は何も答えずドリンクを飲もうとする。口に含んだ瞬間を
見計らって、私は次なる攻撃を仕掛けることにした。
「そういえば、朝倉くんがきみのことを好きだということだが、きみはいかに?」
 口から噴出したオレンジジュースがテーブルにぶちまけられた。ゲホゲホと高杉は苦しそうに咳き込んでいる。私はにこにこと笑った。
「いいリアクションだね」
「…………くだらない冗談ばかり言うあなたにはうんざりです」
 高杉は紙ナプキンでジュースをふき取りながら私を睨んでくる。私は苦笑した。
--------
酷評お願いします。

677:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 01:46:54
>>674
>制服姿の学生が目に入ったのだ。

というので、大学生かと思っていたら、高校生なの?
高校生は学生ではありません。生徒です。

「制服姿の生徒が目に入ったのだ」では不自然ならば、
「制服姿が目に入ったのだ」とかにすればよい。


678:676
07/09/03 02:24:17
>>677
げ、本当だ……。
見直し不足でした、すみません。

679:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 02:29:07
>>674-676
まず、全体として何が言いたいのか分からない。
主人公である「私」が、どういう人間なのかも分からない。
高杉についても、高校生らしいという事以外は不明。
「私」と高杉との関係についても同様。
なので読み進めていっても「???」な印象しか受けない。
仮にわざと情報を伏せているにしても、文章力がないから全く引き込まれない。

文章そのものもいちいち大仰で、言葉の選び方が悪い箇所が目立つ。
>ビールとつまみばかりという惨状を認めると
↑これなんかその典型。

二人のやりとりもセリフ回しも不自然きわまりない。
>「な、なんだって? わ、私が他人? きみとはイロイロした関係じゃな―」
>突然高杉は立ち上がり、身体をテーブルに乗り出して私の口を無理やりに塞いだ
二人の共通の職場とかならまだ分かるが、ファミレスでこんな展開になるか?
オーバーも甚だしい。
>「いきなり他人の座っているところに来ないでいただけますか?」
>「いい加減、あなたを訴えたく思うのですが」
>「あなたが相当な変人だとは分かっていましたが、本当に勘弁願います……」
>「…………くだらない冗談ばかり言うあなたにはうんざりです」
高校生とは思えない言い回し。
こちらにしてみれば、高杉の方がよほど変人。

地の文にしても、リズムもつなぎ方も悪いので、読んでてだらける。
「……」の多用から察しても、ラノベに大きな影響を受けていると思われるが、
もっと普通の小説を読んだり音読したりして、勉強する必要ありと見た。

680:676
07/09/03 02:42:22
>>679
話の途中までであるということを説明していませんでした。失礼。
話は簡単な叙述ネタのものです。高杉くんは女子生徒。
なので、キャラに関する説明がないのは意図的です。

文章のほうですが、なるほどたしかにオーバーになってしまっています。
ただ、それを控えめにするとどうも地味に……。ここら辺をどううまく書くかですね。
やはりもっと読んで書いて力を付けるしかありませんか。

681:679
07/09/03 02:52:18
>>680
傷口に塩をすりこむようで悪いけど
>話の途中までであるということを説明していませんでした。失礼。
いや、話の途中までっていうのは分かるんですよ。
でも俺が言う「全体として何が言いたいのか分からない」っていうのは、この
場合、あなたの文章力の問題だから。
その辺勘違いしちゃダメよ。

あと、基本的には即レスも厳禁。テンプレを読むようにね。

682:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 05:46:07
>>674-676
>>680
叙述トリックを仕掛けるならばなおさら人物描写が必要なんだけど。
描写でもって誤誘導するってことね。
作品としては主人公が何者なのかもわからないし、相手の高杉の描写もない。
キャラが立ってないから心理描写もセリフのやり取りも面白くない。

>突然高杉は立ち上がり、身体をテーブルに乗り出して私の口を無理やりに塞いだ。むがむがともがいていたが、
>このままだとずっと離してくれそうにないので、おとなしく口を閉じるとその手は離れていった。見ると、額に汗を
>にじませて息を荒くしている高杉がいた。

「つけたタバコは消せって」言われるけど、高杉が立ち上がってテーブル越しに口を押さえたとして
その後どうなったのか。説明がなければ立ったままになる。椅子に座ったのならそういう説明が必要。

683:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 06:22:48
夏の間鳴り響いた蝉の声もやみ、気づけばもう季節は秋の空が広がる。
アパートで過ごす夜の時間もひところと違って涼しい。
寝苦しい夜も少なくなり、嬉しいはずなのだけれど、何しろ、季節の変わり目というのは物悲しい。
それは毎年のことであって、今さら、いちいち感じることではない。
ただ、常日頃人と接していない生活を送っている反動か、
時間の流れには却って敏感になってしまう。
斉藤は、一人暮らしのアパートの床で、そんな風に物想いに耽っていた。
大学に入学したのは、もう遥か昔のことのように感じられるほど、時間の経つのは早く、残酷だった。
斉藤が通う私立の大学は、名門とは程遠く、多くの人が滑りとめにするような中規模の大学である。
ただ、入りやすい偏差値の割には、就職実績もよく、
様々な設備も充実しているという評判の、よくありがちな私立大学だった。

684:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 07:42:30
>>679
>まず、全体として何が言いたいのか分からない。

こんな冒頭で何が言いたいか分かるわけねえだろ。
おまえこそもっと小説読めよバーカw

685:685
07/09/03 07:45:59
よろしくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 私は地元の大学の福祉学科を卒業して、精神保健福祉士の資格を取得しました。そして、地方公務員採用試験に合格して、地元の県が運営する公立の精神科デイケアで働くことになりました。
大病院は自前でデイケアを運営していますが、中小のクリニックや地元の国立大学付属病院では自前でデイケアを運営することが出来ません。
ですから、それらのクリニックの患者を受け入れる私の職場のような県が運営するデイケアが必要なのです。

 私はもともと技術者を志し、私の通った進学校では理系を選択しました。しかし、選択した物理の中間考査の成績はたったの5点でした。
教師は頭を抱えたのでしょうか、私は彼に呼び出され、お叱りを受けることになりました。
この成績では到底技術者にはなりえないと自覚させられ、やむなく文系の大学へ進学し、縁があって精神保健福祉士となった次第です。

 デイケア課に配属された最初は、福祉に携わる者としての使命感に燃えていました。
精神病患者や人格障害者は世間からのいわれのない偏見や迫害を受けています。彼らの社会復帰や病気の治癒への道筋を立てるのをサポートするのが私たちの仕事であると考えていました。
待遇は決して良くはありませんが、やりがいはあると思い、この仕事に就くことを誇りにさえ思いました。
精神を患ったメンバーさん達に大いに同情し、共感し、精一杯支えようと努力しました。しかし、仕事を続けるうちに、いわれのない偏見から守る立場から、彼らに偏見を持つ立場に入れ替わってしまったのです。

686:685
07/09/03 07:47:44
 私が担当することになったメンバーは6人です。殆どが統合失調症の患者さんで、あまり言いたくはないのですが大抵は地元では悪名の高い底辺高校を卒業された方が多いです。
もしかして高校の偏差値が低いと精神の病気になりやすいのでしょうか? 統合失調症患者の遺伝に関する研究は数多く存在しますが、学歴と病気の関係の相関関係も知りたいものです。
 そのメンバーさんの中で、デイケアのなかで数少ない、地元の有名進学校を卒業し、早稲田大学に進学された方がいらっしゃいました。彼は良く本を読む方でした。
私は彼に話しかけると、彼は本から顔を私に向けました。彼が精読していた本には英語で「The Catcher In The Rye」と書かれていました。古い野崎考訳でしょうか、それとも最新の村上春樹訳なのでしょうか、と考えました。
彼は精神の病気で病んでいるからでしょうか、その顔には感情がなく、目は死んでいました。
 その顔はジャニーズ系で、整った顔立ちをしていました。その学歴とその顔を持っている彼は、病気でさえなければ女性にかなり人気があっただろうにと思うと、少し勿体なく思いました。正直、私の好みの顔です。
たとえ魚が死んだような目と能面のような愛想のない無表情な表情であっても、その端正な顔立ちは女心をくすぐられてしまいます。
私たちスタッフとメンバーさんとの恋愛は、学校における教師と生徒の関係のように固く禁じられていますので、私は邪念を捨て何も考えないようにしました。


687:685
07/09/03 07:50:06
 私は彼に「『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいるのですか?」と愛想良く尋ねました。彼は寡黙なのか、低い声で「はい」とだけ答えました。
開かれたページを見ると、横書きのアルファベットの文字列が並んでいました。彼は英語で書かれていた原書を読んでいたのでした。「もしかして英文ですか?」と私は尋ねました。
もしかして英語が得意なのでしょうか? 彼は「TOEICは900点でした」と先回りをするかのような回答をしました。
私は大げさに、しかし本心から「それはすごいですね!!」と驚いて見せました。この仕事にはメンバーさんに対する愛想と社交性がとても必要なのです。精神を病んだ方は根が暗い方が多いので場の空気を盛り上げることが必要なのです。
 彼は私の言葉に特に反応せず、視線を本に戻しました。少し自閉的なようです。確か医師の診断書には「統合失調症で自閉の傾向有り」と書かれていたのを思い出しました。
精神の病気が彼の心を閉ざし社交性も失わせたのでしょう。そういった経緯を思い出し、彼のつれない態度に対し私は特に気にせずその場から立ち去りました。

688:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 07:51:42
>精神の病気が彼の心を閉ざし社交性も失わせたのでしょう。


残飯は精神病患者で犯罪人
 
 


689:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 07:56:03
>>683
>斉藤が通う私立の大学は、名門とは程遠く、多くの人が滑りとめにするような中規模の大学である。

こんな短い一文のなかで『大学』が重複している……
こういうの読むと、もう少し見直せばいいのにっていつも思う
もはや酷評以前の出来

690:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 08:04:13
残飯の顔は酷評以前の人権問題
 
 

691:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 12:06:24
>>684
なんという低レベルな反応だろう。
読み間違えているし、品格もない。

692:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 12:43:26
>>691 ケンカは別のスレでやれよハゲ

693:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 12:45:21
>>691 2ちゃんに品格を求めるなよクズ

694:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 13:04:50
>>683
>大学に入学したのは、もう遥か昔のことのように感じられるほど、時間の経つのは早く、残酷だった。
どこが残酷なの?
こういう表現を使うならば、主人公が残酷に感じている部分を描写しないと。

冒頭で主人公が物思いに耽ってるというのは初心者がやりがちなことだけど、冒頭シーンではNG
主人公を動かしながら、考えさせたほうがいい。
この場合だと、主人公が部屋の掃除をしながらとかね。
荷物を整理しながら、時間が流れるのは早いな~とか、別れがあったな~とか具体例をあげて
時の流れは残酷だなと思わせたほうがいい。

695:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 13:10:16
  
  
            恋 愛 ? そ れ は い く ら で 売 っ て る ん だ ? 
















ぶははは!クッサイクッサイ 
いも残p@あん


696:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 13:38:07
>>691
クズにクズ呼ばわりされるクズ

697:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 14:27:52
>>649
>冒頭で主人公が物思いに耽ってるというのは初心者がやりがちなことだけど

何様のつもりだよw おまえだって初心者だろうがw

698:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 14:31:26
残飯は自称若手天才作家www
 
 

699:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 15:56:45
いまさらですが、90の二回の「つながらない」は、
なにが繋がらないのでしょうか? 繋がっていないとは思えません。
説明してください。納得できません。

700:579-581
07/09/03 16:55:22
>>672
感想ありがとう。心から。

私の書くものは結局マスターベーションで、それを自覚している。最初の数行で思いきり見破られていて、思わず赤面した。最初の数行、それが一般的な読みだと思う。
内面描写の一人善がりっぷりを改めて自覚した。色々模索したい。

自分の書いたものを読み込んで解釈してもらうこと自体、生まれて初めての経験で、単純に嬉しかった。
そして、書きたかった事を読み取ってくれた。自分の文章が他人の理解を得られるものなのか不安だったので、一つの経験として、貴方の感想が自分に蓄積された。くどくど書くのは結局、理解されないのが怖いからなので、もう少し言葉を削って書けるようになりそうだ。

この話を長編に直して、習作として今度は身近な人に読んで貰おうかと思う。
恥ずかしがりやの自分が2ちゃんに書けたのはやはり匿名掲示板だったから。
貴方の言葉で、理解されない恐怖心が少し拭えた。
今度は学生時代の恩師の所にでも持ち込んで、一度ボロクソに言われて来ようと思う。


最後にもう一度。
読んでくれてありがとう。
大事な時間を割いて、感想をくれてありがとう。


701:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 17:19:47
>>699
>ミナカタを見つめると、近くに咲いた大きな百合が、まるで似合っていない事に気づいた。

文の構成が、ちぐはぐという意味では? 何回か読むと景色が浮かぶけれど、
一読しただけではナニを言ってるんだろうと思ってしまう。
【見つめる】がミナカタと百合にかかっているので、何に対して【似合ってない】のかが曖昧だと思う。

例えば、

>顔を上げると、大きな百合のそばに立つミナカタの姿が、目に飛び込んできた。
 並べて見るにつけ、彼には似合わない花だと感じた。

のように2文に分けるとスッキリするのではないかと。
素人の拙い意見で申し訳ない。

702:吾輩は名無しである
07/09/03 17:37:07
>>84 >>699
初めて読んだけどどう見てもちぐはぐだよw
一節と一節の繋がりが悪すぎる。
こんな度し難いものを晒しておきながら「納得いかない」だとか、図々しいにも程がある。
単純に能力不足に他ならない。
書く能力及び見る能力の不足。
上の方でも的を射た評を受けているじゃないか、何が不満で再び差し出てきたのか。
まともな小説を読んで出直していただきたいね。

703:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 17:44:43
>>699
納得できなければ無視すればいいだけ。
議論して納得したければ金払ってスクールにでもいけ。

704:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 18:11:02
>>699
上のほうの解説
>恭子はなんとなく、手元にあったオレンジ色のガーベラをぶつりと【摘んだ。】
>【花は争わない】けれど、それは手段が無いからだ。非暴力抵抗は美しいが脆い。

ここは論理の捩れね。
どういう状態でも花が人間と敵対することはないというのが前提。
主人公もそれを知っているから、何気なく花をつんだわけだ。
だがこの文章の二行目は、
抵抗する「手段があれば」、花は人間に敵対する、抵抗するという意味になる。
整理すると
<どんな状態でも花が抵抗することはありえないから、なんとなく花を摘んだ。
<でも状況によって花も抵抗するはずだ。←論理的矛盾
<非暴力抵抗は美しいが脆い。

これだと論理的におかしい。リライトするならばこんな感じ。

・恭子はなんとなく、手元にあったオレンジ色のガーベラをぷつりと摘んだ。
 抗う手段を持たない花は、非暴力主義に似て、美しいが脆い。

抵抗しないから摘んだ→花は抵抗する手段をもたない→それゆえに美しい。
これなら筋が通るということ。

705:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 19:57:50
>>689>>694
アドバイス本当にありがとうございます。
大変参考になりました。
これからもっともっと勉強していきます!

706:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 20:45:58
>>701
そうでしたか、オレはすぐに意味がわかったので、
なにがおかしいのかがわかりませんでした。

>>702
オレは別人です。
それに悪い文ではないと思いますよ。

>>704
なるほど、よくわかりました。
わざわざ説明ありがとう。


707:吾輩は名無しである
07/09/03 21:00:35
オレは別人ですwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

708:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 21:36:36
おれは変人です

709:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 23:47:59
お前らは空也に負けてるだろ。
ためしに晒してみろよ。自分の文章を

710:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 23:52:50
>>709
書店でお買い求めください。
今月号の文藝春秋にも載っています。

711:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 00:35:01
>>710
誰だよ。

712:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 01:08:46
>>710
誰か言わずに、そんなことを言っても無意味。
言えないだろうけど。妄想ですか。

713:吾輩は名無しである
07/09/04 01:44:27
買って読むほどの文章じゃないんだから。
そんなに>>710をいじめてやるな。

714:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 04:15:05
そもそも買える訳がない。>>710の文章なんて売ってないんだから
全部>>710の妄想、作り話

715:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 04:18:58
一人で盛りあげてるか
愛情乞食残飯 
 

716:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 10:55:00
空也に負けたお前ら

717:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 11:14:39
 牢獄のようなこの部屋で、文章を打ち込んでいる。ディスプレイの青白い光は俺
の顔をどう照らしているのだろう。ハエがいる。羽音をたてて俺の思考を阻害してい
る。
 キーボードを止めて思考を止めれば、ハエがわずらわしいと感じないのかもしれな
い。ベッドに突っ伏した。
 それでも思考は止まらない。
 何も考えないのは逆に難しく、ラジカセの音をゼロにしてもスピーカーからサーッとい
う音が漏れるのと同じように、考えるのをやめても思考のノイズが頭の中で鳴る。
 羽音が不快だ。
 ハエは天井で俺を見下ろすようにとまった。汚い部屋だなあとか、汚らしい男だな
あ、とかそういうことを思っているのだろうか。だがハエのほうがよっぽど不潔だ。ぶっ殺
す。手元のティッシュ箱を投げつけたらハエにあたった。殺すつもりではいたが、あたる
とは思っていなかった。
 ハエはそのままティッシュ箱と一緒にカーペットに墜落した。ティッシュのバーコードが印
刷されているところに汚らしいハエの体液がこびりついた。一枚のティッシュを取り出し
て、ハエをつまみ手の中で不快な感触を確かめる。気持ち悪い。ハエを包んだティッ
シュで箱の汚れもふき取った。
 ゴミ箱の中には黄ばんで丸まったティッシュの塊が山と盛られており、一番上の塊は
今朝捨てたもので、精液の匂いがする。ティッシュの山にハエの死骸を捨てた。精液
の染みこんだ、生の象徴の中に死骸が包まれる。
 いや、ティッシュの中にあったのは数億もの命の素であり、今はただのタンパク質なの
だから何の例えにもなっていないのかもしれない。生も死もない。俺はただゴミ箱の中
にゴミを捨てただけだ。
 ハエを殺してもテキストを打ち込む速度に変わりは無かった。締め切りも字数制限
もないのだからそれでも構わない。パソコンのカーソルが次に打ち込まれる文字を待
ち構えるように点滅しているが、キーボードに置かれた指はぴくりとも動かないので、俺
はまたベッドに突っ伏した。


他スレで書き散らしものです。酷評よろしくおねがいします。

718:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 15:29:20
>>717
基本的な描写ができていないからブツ切れ。
まず、主人公がどういう状態でパソコンをやっていたのかがわからない。
パソコンデスクなのか、座卓なのか、部屋の状況もわからない。
それでいて、突然ベッドに突っ伏すというのは唐突。

>キーボードを止めて思考を止めれば、ハエがわずらわしいと感じないのかもしれな
>い。ベッドに突っ伏した。

それでまた何の説明もなく
>ハエを殺してもテキストを打ち込む速度に変わりは無かった。
とパソコンの前に復帰して

何の説明もなく
>キーボードに置かれた指はぴくりとも動かないので、俺
>はまたベッドに突っ伏した。
またこれ。

もう少し、情景描写、行動描写に気を配ったほうがいい。

719:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 16:07:10
>>717 描写、情景を増やしてみた。参考になるだろうか。

 薄暗い部屋で、俺は一人パソコンに向かい、単調に文章を打ち込んでいる。
 朝も昼も夜もずっと缶詰状態だと、牢獄のようにさえ感じてくる。
 デスク上のディスプレイは、俺の顔をどう照らしているのだろう。
 さしずめ青白く染まり、死に掛けた囚人といったところか。
 ―ハエがいる。
 周囲を飛び周り、羽音をたてて、俺の思考を阻害してくる。
 キーボードを打つ手を止めて思考を中断すれば、ハエがわずらわしいと感じないのかもしれない。
 無の境地というやつだ。
 俺はデスクから離れ、ベッドに突っ伏してみた。しかし、それでも脳裏を巡る思考は止まらない。
 論文の期日やテーマが頭にちらつく。
 人間誰しも、何も考えないのは逆に難しく、俺もまた、思考のノイズが頭の中で鳴り響く。
 それはまるで、ラジカセの音をゼロにしても、スピーカーからサーッという音が漏れるのと同じように―。
 ……羽音が不快だ。

720:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 16:10:40
>締め切りも字数制限もない
ごめん(´・ω・`)

721:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 17:10:47
>>719 すげえ下手。小説になってない。

722:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 17:54:53
>>721
じゃあ、お前が手本見せてみろ

723:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 17:55:42
>>717
>>719
この短さだと、作品自体の評価がヲチかあるいは場面描写に大きくウェイトが偏ってしまう。
そういう構成は悪くないと思うんだが、どうもその二点が作品を成立させるだけの強さが無いと思うんだ。

多分、ハエが死んで死骸がティシュの上に~って下りが一番書きたかった場面なのかなと思うんだが、
読者の目を止める為にもちょっと捻った表現をいれるとか、
ハエが死んだ辺りから男の視点からじゃない視点、例え客観的(?)に書くとか。
そういう「ここが魅せたい!」みたいなこだわりがもっと露骨に書いたらどうだろう。

全体的にだらっと読めてしまって印象に残らなかった、個人的な感想でスマン。
この文章にこだわりがあるならそのままでもいいと思う、こういう文章が好きな人もいるんじゃないかって思うし。

724:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:00:57
志賀直也

725:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:16:43
スレ違いかもしれなくて申し訳ない。文章の良い悪いを言っているわけではないし、
必要ならばこのような描写も必要だということは重々承知しているがあえていいたい

このような、不愉快な描写が行われている作品が多々あるが、最後まで読み進んでも
あえてこのような汚らしい世界を描写する必要があるのか疑問なのだ。

おそらく、その後この描写が生きてくることを想定してかいているものと思うが、個人的に
このような文章が始まると、その時点で放棄してしまうことが多い。純文学などで似たような
展開のものもありそうだが、これでひきつけられるのだろうか


726:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:22:22
>>717
>汚い部屋だなあとか、汚らしい男だなあ、とか
>汚らしいハエの体液

表現がかぶり過ぎ。 部屋や男は
「薄汚れた」、「小汚い」、「むさ苦しい」、「臭そうな」、等の形容もできる。
ついでに冒頭のほうで、部屋や男が汚らしいことを示す描写をチラッと出しておいたらどうか。
キーボードが手垢で変色してるとか、ディスプレイが煙草のヤニで黄ばんでるとか。

>一枚のティッシュを取り出して
英文の直訳っぽいので「ティッシュを一枚取り出して」が自然でしょう。

727:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:29:35
>>725
まぁ、不快感快感は個人の問題だから。
みんな同じ不快感快感を持ってるわけじゃないよ。当たり前だけど。

728:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:55:05
>>725
言いたいことはよくわかる。
同意。

729:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/09/04 18:59:50
>>685-687
難しいっすね。これ。この文章がどう使われるのかで
評価が大幅に変わります。わざとか素か、という話ですが。
後者なら大幅な直しが必要だと梨屋としては思います。
どちらにしてもよくキャラクターを感じ取れる文章です。

このノリでどこまで読者に我慢させられるか、
これが腕の見せ所ではないかと。

すみません、何の役にも立てない抽象的なコメントで。

730:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 22:30:38
>>727
といっても、ネガティブ系の文章を書かれて喜ぶのは少数派だしな。
それをあえてやるんなら、その少数派を狙っているのがわかるか、そうでなきゃ、
それなりの理由があると言わんと、なかなか受け入れられないわな。

731:酷評お願いします1/2
07/09/04 22:39:06
「右手の小指からにしようか」
 真之介は右手の果物ナイフを真希の爪の間に差し込んだ。白桃を切るように、白い指へと銀色の異物は押し込まれていく。
 プツリという音がして、赤黒い液体がナイフを伝う。
 口に下着を突っ込まれた小指の持ち主である真希は、顎を上に向けて呻いた。
 板張りの床に頭を何度もぶつける音が響く。
「ほら、言うことを聞かないから、こんな風になるんだよ。小指が無くなっちゃうかもしれないけど、いいのかなぁ」
 真之介はおどけた調子で言う。
 真希は涙をためた目でちぎれそうなほど首を振った。小指が無くなってしまっては、まともな生活が送れなくなってしまう。こんな異常な状況におかれても、真希はなぜかそれだけを考える事は出来た。
 真之介はどこから持ち込んだかわからないガスマスクのようなモノを被っている。それ以外は何も身につけていない。全裸だった。陰茎は肥大している。
 セーラー服を着ている真希とは対照的だった。
 こんな男だなんて知らなかった。真希は目を見開いて真之介の行動を追う。
 三十階建ての瀟洒なマンションの二十八階。
「鉄人二十八号みたいでいいだろ」
 そんな風に真之介がエレベーターのボタンを押しながら言ったのを真希は覚えていた。鉄人二十八号の事を真希は知らない。
 黒で統一された家具に、白い壁紙、壁際にはひときわ大きなオーディオが置かれた部屋。
 オーディオからは訳の分からないノイズの様な曲が流れている。真希が何の曲と聞いた時に、真之介がスリップノットとだけ答えた。それが曲名なのか、演奏者の名前なのか真希にはよくわからなかった。
 薄紫色の携帯電話が真希の無傷の左手の方に転がっている。手を伸ばしても届きそうにない。
「こんな所に簡単に付いてくるからこういう事になるんだ。ママに教わらなかったかい?」
 それは怪しい人の時はもちろんそうだ。真希はそう思う。それでも怪しい人は見分けが付かない。生まれた時から東京に住んでいるのに、未だに分からなくて痛い目を見ている。
 今日のは特別危ないのかもしれない。真希は天井の間接照明の薄暗い光を見つめて瞬きをする。

732:酷評お願いします2/2
07/09/04 22:42:53
 オーディオから怪しげな男のシャウトとギターの轟音が響く。部屋中を灰色の煙が低く流れている。部屋の隅の木製の古びた台の方から煙は流れ出していた。
真希は最初に部屋に入った時、インセンスだと思った。革張りのソファに座らされて、真之介が飲み物を作ると行って台所へ行ってから、どんどん体に力が入らなくなった。
「言うとおりにしていれば、きっと死んだりはしないよ」
 くぐもった声で真之介が真希に告げる。
 
 真希は学校をサボってネットカフェで漫画を読んでいた。格好いいな、そう思ったから、いつものように側に行って、チラチラと胸元を見せた。今日の下着はお気に入りのピンク。
 朝の気分がちょっとそんな感じだったから選んだ。最近サルってなかったからかもしれない。薄手のシャツにぴったりとしたパンツ姿の真之介はストレートの髪をかき上げながら、真希の事を誘ってきた。
「ドライブでも行かない」
 お金の稼ぎ方はもっぱら男からだった。真希の財布はそこら辺を歩く男達だった。ちょっと裸になって事を済ませば、数万円を手に入れられる商売だ。個人経営者だなんて。真希はうそぶいていたけれど。

 小指がズキズキと痛むのを真希は感じる。ネピアと書かれた箱からティッシュペーパーを取り出して真之介は真希の小指を包んだだけだった。ティッシュペーパーは真っ赤に染まっている。
 真之介の手に握られたナイフの刃が。真希のブラウスをを舐めるようにすると、刃を追うように生地は勝手に左右に分かれていった。モーゼの十戒ってこんな感じだったんだろうか。ブラジャーが露出されていくのを真希はそんな事を考えて人ごとのように眺めた。
「ピンク色好きなんだ?俺は嫌いだよ」
 真之介はそう言って真希のブラジャーを引きちぎった。肩と背中のホックの辺りで、ブラジャーは裂け、赤い痣を残し真希の体から離れていく。
「白い体に、乳首は要らない」
 全裸でしゃがみ込み、横たわっている真希の側の真之介は息苦しそうな声で言う。ガスマスクに覆われた真之介には表情は無い。
 怪しげな音楽に乗って体を左右に揺すっている。その度にペニスが左右にしなり反対側へ勢いよく振れる。棒のようでもあり、蛇のようでもあり、亀のようでもある。
 不思議なものだと真希は思う。体の奥を貫かれると快感が脳天まで走る。犯される感覚を思い出し、真希は目を閉じた。

733:お願いします1/3
07/09/04 22:44:35
 ブラウザをリロードすると、液晶ディスプレイに若い女が現れた。
 焦点を失った両眼。首にかけられた工事用のロープ。首は骨が折れあらぬ方向を向
いている。だらりと垂れた舌からまだ少量の唾液が流れ、鬱血した頬を夕日が染めて
いる。
 首吊り死体だった。
 二十歳前半と思われる女の首吊り死体がWebの画面に浮かんでいる。
 その女の死顔を隆行は見つめた。
 携帯電話で写したと思われる画像は手ブレではっきりとしない部分もあったが、顔
立ちを間違えるほどではない。細面の輪郭とやや垂れ気味の両眼。左目の下に小さな
黒子がある。普通に生きていて笑っていれば、それなりの美人だ。だが、今は両眼は
大きく見開かれ、眼球が飛び出るかのようだった。生前の顔を知っていなければ、そ
う判断することは難しい。
 隆行はキーボードの上に手を置いた。
 殺風景な部屋の中にノートパソコンのファンと壊れかけたクーラーのモーターが響
ている。昼間の猛暑を吸った都心のコンクリートは夜になっても部屋の温度を下げず、
半開きにした窓から入る風もアスファルトの乾いた熱気を含んだままだった。ときお
りビルの間の街路樹で鳴く蝉の声が微かに届いて来る。
 手の甲に落ちた汗を合図に、隆行をキーボードを叩き始めた。
 『シュレディンガーよりマックスウェルへ』
 メーラー立ち上げて、隆行は題名にそう打ち込んだ。宛先にはN社の携帯電話のア
ドレスが自動設定されてある。
 『ラプラスのファイルが例のサイトにアップロードされた。場所は、S県Y山中。被
害者は―』
 『被害者』と書いたところで、隆行は一度手を止めた。自分の書いていることは正
しいのか。その思いが浮かぶ。だが、それもすぐに消えた。あいつは自殺をするよう
な女ではない。隆行がゆかりについて唯一知っている事実はそれだけだった。
 『被害者は、20代と思われる女一名。ただし、今回は自殺ではない。他殺だ。』
 隆行は書き終えてキーボードを叩くようにメールを送信した。
 ディスプレイでは、ゆかりが揺れていた。

734:731-732
07/09/04 22:45:01
ネガティブな雰囲気で恐縮ですが、監禁されていく様子を書いてみました。
三人称で視点のブレが無いかどうか気になっています。
よろしくお願いします。

735:お願いします2/3
07/09/04 22:46:18

   ○ 

 死因は他者による絞殺。凶器は首を吊っていたロープ。
 手書きの書類をコピーした検視結果にはそう書かれていた。
「読みが当たったってことか……」
 小さく呟いて、澪は検視結果をスキャナーに挟んでノートパソコン操作した。
 鈍い作動音がして、画面にゆっくりと書類の画像が出来上がってゆく。課の備品の
スキャナはもうだいぶ年代もので、最新の安価な機種よりもはるかに性能が悪い。何
度か購入申請してみたものの、すべて却下された。備品は買った当時の計画された耐
用年数が来るまでは決して買い換えない。堅いことだが、その結果が非能率として返っ
てくる。
 数十秒かけてようやくファイルができあがる。解像度を高く設定したため、ファイ
ルのサイズがやたらと大きい。手書きの書類のそれもコピーが元では、こうでもしな
いと文字が判別できないのだ。ディスクの容量もかなり使うが、こちらの方は心配な
かった。パソコンだけは最新機種を支給されている。課員全員が連名で上申した結果
だった。支給されなければ、各自が自費で買うしかないと言って、ようやく購入が決
まった。むろん、上の方が捜査員個人の懐具合を心配しているわけではない。情報漏
洩が発生した場合、私用パソコンからの流出だと情報管理のミスを叩かれるのは上の
ほうだからだ。
 出来上がったファイルにパスワードを設定していると、
「榊巡査、ご苦労様だな」
 振り返ると山口警部補が立っていた。
 相変わらず足音を立てずに後ろに立つ人だ。澪は思った。
「しかし、お嬢さんすごいね。一課の連中でも写真だけじゃ他殺って判らんかったぞ」
 山口警部補が澪のパソコンをのぞき込みながら言った。澪は反射的にディスプレイを
閉じた。表面柔和なのだが、どうも得体が知れない。一課の古参刑事はみなそういう
ところがある。


736:お願いします3/3
07/09/04 22:47:32
「ありがとうございます」
 『お嬢さん』と呼ばれてカチンと来るのをこらえつつ、澪は答えた。首吊り死体を
パソコンの画像の状態で他殺と報告したたため、それが一課で話題になっているらし
い。
 だが、自分で他殺と判定したわけではない。最初の情報提供者の言葉をそのまま真に
受けただけだ。もっとも、何故信じたのかは自分でもよくわからない。
「まぁ、心強い味方が出来たと思っているよ」
 澪の心情を察したのか、山口警部補がいたずらっぽく口の端で笑った。
「さすがに、インターネットってのか、こっちの世界に詳しいやつは一課にゃ少なく
てな。どうやって捜査していいか、正直困ってるわけだ。サイバー課の新鋭が加わっ
てくれりゃあ、御の字だよ。しかも、新鋭の美人巡査ならいうことない」
「山口警部補……」
 さすがに澪は怒気を込めた。
「すまんすまん。そう怒るなって。当てにしているのは確かだ。実際、こっちとして
は微妙な案件だったんで、あまり準備してない。10人も死んでるんじゃ総出だろうか
ら、いずれ駆り出されるのは間違いなかったが、分野違いだし、手伝い仕事になると
踏んでたんだが―」
 10人の死者。
 澪はその言葉を噛みしめた。
 警視庁生活安全部サイバー課。コンピューター犯罪を中心調査する部署としては、
今までで最悪とも言える事件だった。
 ある自殺サイトで、呼びかけ人の煽動的とも言える勧誘の結果、一度に10人もの集
団自殺に発展したのである。しかも、その呼びかけ人―自殺サイトのハンドルネー
ムでは『ラプラス』―は、それ以前にも集団自殺を実現していたのだ。
 しかも、警視庁ではこの自殺サイトの情報を掴んでいた。もっとも、捜査の必要性を
感じた時にはすでに遅く、この集団自殺は止められなかったかもしれない。しかし、
次の事件についてはそうではない。


737:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 23:05:18
>>731-732
初心者レベルかな。
書き方すると冒頭なんだろうけど、描写の順番に問題あり。
部屋の様子、真希の状態を描写してから、暴行シーンに入ったほうが効果的。
セリフから始めているので、描写がちぐはぐでわかり難くなっている。

>口に下着を突っ込まれた小指の持ち主である真希は、顎を上に向けて呻いた。

これだと説明的で文章が不細工になるし、しかもセーラー服が抜けている。
先に真紀の描写をしておけば、すっと収まるはず。

それと冒頭から細切れでカットバックに入る展開はNG
時系列にそって書いたほうがうまくまとまるはず。



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