あなたの文章真面目に酷評しますPart52 at BUN
あなたの文章真面目に酷評しますPart52 - 暇つぶし2ch565:吾輩は名無しである
07/08/31 22:44:45
そんな……謝ったりなんてするなよ
おれツンデレ体質だからそういうの弱いよ……

566:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/31 23:14:36
>>565
梨屋は実は>>552をさっと読んだときに先入観のためか
>便器から少し離れた床の上にしゃがみこみ、
の行をたまたま「便器」「しゃがみ」しか拾い読みしてなくて
最後の最後でなんでソレが床にあるの?と驚いたわけです。

読み返してみたとき、どこでミスリードが引き起こされるのか考えて
ああ、こういうことか、と。ただ、きちんと文字を追えばミスリードが
回避されてしまうだろうと思って残念で。

こういうの面白いっすね。

567:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 00:05:56
 良助は、陰茎にできた初期硬結を触った。痛みはない。
 しばらくたつと、初期硬結は自然に治り、硬性下疳が生じた。しかし、これも自然に治った。
 次には、鼠頸部のリンパ節に、これまた無痛性の腫脹ができて、良助は、検査を受けることにした。
 STDとは、性病のことである。sexuality transmited diseasesの略だ。良助は、梅毒血清反応検査を受けることにしたのだ。
実は、陰性期というのがあって、受けても陰性にしかならない時期、期間、ピリオドがある。これを経過しなければならない。
 梅毒は、届出の義務がある。良助は、性病予防法か感染症新法かなにかにそれが明記されていると記憶している。
 良助は陽性だった。梅毒陽性。しかし、早期発見、早期治療なら、完全に治ることになっている。
 良助は、ペニシリンによる駆梅療法を受けた。良助が恐れていたのは、ペニシリンによるショック死である。
たしか、アナキラフィシー・ショックというのだったろうか? 
 良助は、無事完治して、無事に退院した。良助は、性病について以前よりしっかり学ぼうとした。
「梅毒以外にも、淋病や軟性下疳や、第四性病といわれるニコラ・ファーブルが届出の義務があるようだ。なるほど、ふむふむ……」
 良助は、パートナーに性病を感染させてはならない、と考えた。また、中絶についても正しい知識が必要だと認識した。
 良助は、恐ろしい教訓を、性病から学んだのである─。

568:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 00:12:27
>>555
恥かしながら、3回読みなおしてやっとわかりました。
「僕」「僕の兄」「飯田・兄」「飯田・弟」の4人がいるのですね。

で、50枚ずっとこの調子で続くのでしょうか。
シニフィアンとシニフィエに関する実験としては面白いかと思いますが、
読者がついてきてくれるのかどうか、不安にも思うのですが。

569:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 00:15:00
>>567 これ筋書き? まさか本編じゃないよね。

570:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 00:59:31


ゾウさんが水浴びをしていました。その日は暑かったのでゾウさんは
半日ずっと水たまりの中にいました。お日様を見ながら
ゾウさんはお母さんが生きていた頃を思い出していました。
ゾウさんのお母さんは1年ほど前に寝転んだまま起き上がらなくなりました。
でも、お母さんはそれまでゾウさんのことをずっと大事にしてくれたことを
ゾウさんは太陽が少しずつ上昇してゆくのを見ながら思い出していたのです。

こういう板、スレがあるなんて知りませんでした。
短いかもしれませんが、論評お願いします。


571:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 01:00:09
「インドを訪問した人は、二通りに分かれる。徹底的に嫌うか、どうしようもなく嵌まるか」
 自分がとちらか、確かめたかった。
 カルカッタのホテルから、一歩も出れなかった人を知っている。
「ずっと毛布を被って寝ていた。でも、街の奔流に耐えられなかった」
 一歩踏み出して、知った。
 熱い、 空気が濃い。まるで、じりじり熱した中華鍋だ。そこに、いきなり放り込まれた。
「タナカさんですか?」
 それは僕の名前?
「オニモツ、お預かりします」
 魔術のように、もう僕の手には、トランクがない。
光るように黒い、目の前の、顔。それは異国の顔だ。
「水」
 彼の動きを見て、思った。やっと、僕は身軽だ。

572:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 01:07:21
543で571ですが、反省して、プロローグを書いてみました。
今、一番信用できないのが、自分の推敲なので、迷惑な思い付きを続けてみます。

573:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 01:32:43
ネタなのかマジなのか分からない投稿が続くな……

574:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 01:39:18
572だけど、ネタっぽいけどマジ。それくらい、自分的には必死。
希望と絶望の間だ。ネタで、いいけど。その方がいい。

575:吾輩は名無しである
07/09/01 01:42:45
無理に個性出そうとしてるの?
もう少しオーソドックスな文章見せてくれないと評しようがない

576:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 01:54:44
>>574
なんか気合を感じたから戻って本文読んでみたけどやっぱ濃ゆくて俺には無茶苦茶にしか見えなかった・・・
もう少し長めの話で書いてみたら良いんじゃないかと思う。
575じゃないが無理して短く書いてるみたいな印象は感じた。
濃い文章が書きたいって気持ちは俺もすごい共感できるけど
もう少し読みやすく、ちょっと長く書くってスタンスにしたらどうだろうか?
少なくとも俺は、そういう風になった574の文を読んでみたいと思った。

577:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 02:01:54
>>572
つまり、571、536、539と続くということ?
もういちど順番にアップしてくれないか。

578:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 02:10:39
>>571
まず無意味な句読点がな…
倒置法もここぞという時に一回使えばいい。
誰が何を言っているのか全くわからん。まるで一人が一人で喋って、一人で考えてるように見える。

579:投稿します
07/09/01 02:54:42
 雨の匂いが濃くなって、夏が近い事を知る。
 窓を閉めて、そのまま窓際に腰をおろす。フローリングがひんやりと冷たくて、その温度が快い。カーテンは開けたままで、鏡のようになった窓ガラスに私が映った。
 手の中には体温で温まったマニキュア。私は十本の指に、丁寧にそのベージュ色を塗り始める。


 十代の無鉄砲さを、私は取り戻し始めていた。怖いものなどなにもなかった。 失うものがないと、ひとは強くなれる。使い古された言葉は、やはり、真実だ。

 ただ若いだけの女、それが私だった。何かを強く求めたり、或いは求められたり、そんな価値など私にはない。社会的身分とか、夢だとか、そういったものにはまるで縁がない。いつか彼が言った言葉を思い出す。
「あなたは僕を、好きなときに捨てる権利がある」
 野暮ったい言葉。
 見誤られた価値は、彼が貼ったレッテルであり、一つの安全牌であり、自傷行為でもあった。



580:続きです
07/09/01 02:56:06
 彼は自分を恥じていた。
 詳しく言えば、私と一緒に居るときの自分を。
 なぜこんなことになったか、を彼はいつも考えていた。そしてこの現状を、あらゆる苦しみの原因を、自分によるものだと結論づけたらしかった。
 私から見れば、それは心から意味のない努力だった。自分に罪を科して、そこに救いを求めるなんて、上等な逃げ口上とは思えないから。


 両手の爪が全て、濡れたように光る。大人っぽくて、いやらしい。
 私は好きなときに、大人になれる。子どもにもなれる。彼を軽蔑しながら、愛することもできる。とても素敵なことに思えた。私の価値は、それだけだった。 私の価値は、私だけのもので、彼のマゾヒズムと、その裏返しのサディズムを満足させるものなんかじゃない。
 十も年の離れた、守るものがある男。彼が、私に跪き、私を侮蔑する。
 私はわざと、マニキュアを厚く爪の上にのせた。
 きっと彼が迎えにくるまでには乾かないだろう。



581:最後です
07/09/01 02:57:13
「あなたは僕を、好きなときに捨てる権利がある」

 彼は今日も沈んだ顔で似たような言葉を吐くのだ。 自傷の快美に酔いしれて、恍惚としながら、嘆き苦しむのだ。そして私を、優しく抱くのだ。

 その時、を思い浮かべて、思わず笑ってしまう。
私の部屋?車の中?どこかの、ベッドの上?どこでもいい。
 諦めているのか、焦れているのか、それともそのどちらもなのか。
 彼が私を抱きしめる時、様々な感情がないまぜになった、あのいとおしい表情を浮かべるだろう。
 乾かないマニキュアのように、彼にとって私は触れてはいけないもので、触れてしまったからには汚れるしかない。

 両手の爪の上で、貝殻のように乗せられたマニキュアを眺める。このマニキュアがよじれて、彼のスーツに付いたら、―奥さん、気付くかなぁ?

 美しいカタストロフを想像して、ぞくぞくした。
私たちには、こんな下卑た、最低の別れが、きっと似合う。

 どうやら私は、心から、彼をあいしているらしい。
 玄関のチャイムが、予定の時間よりも早く鳴る。私は嬉しくて、急いで彼を出迎えた。

582:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 02:58:20
ページ数振り忘れすみません。
どなたか酷評お願いします。

583:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 03:14:41
>>582
冒頭の描写が窮屈。風景しか見えない。女の子そのものが見える工夫をする。

>彼は自分を恥じていた
によって人物の性質を限定している。ここは想像に任せるべき。

584:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 03:29:20
>>579-581
まず、空改行をやめましょう。

冒頭からの自分語りはやめましょう。

書かないほうがよいことを書きすぎです。

と、いうことで、以下、勝手に再構成(大幅に削除)。

 雨の匂いが濃くなって、夏が近い事を知る。
 窓を閉めて、そのまま窓際に腰をおろす。フローリングがひんやりと冷たくて、その温度が快い。カーテンは開けたままで、鏡のようになった
 窓ガラスに私が映っている。
 手の中には体温で温まったマニキュア。私は十本の指に、丁寧にそのベージュ色を塗り始める。
 両手の爪が全て、濡れたように光る。大人っぽくて、いやらしい。
 私は好きなときに、大人になれる。子どもにもなれる。
 彼は私と一緒に居るときの自分を恥じていた。
 なぜこんなことになったか、を彼はいつも考えていた。
 私はわざと、マニキュアを厚く爪の上にのせた。
 きっといつまでも乾かないだろう。
 両手の爪の上で、貝殻のように乗せられたマニキュアを眺める。このマニキュアが彼のスーツに付いたら、奥さん、気付くかな?
 ぞくぞくした。
 玄関のチャイムが、予定の時間よりも早く鳴った。私は嬉しくて、急いで彼を出迎えた。

585: ◆xF/Vwed5xI
07/09/01 03:58:37
>>579-581
不倫ですか?
自分が満足ならそれでいいと思いますよ。
他人に迷惑かかるか考えない人のようですし。
そういう人は必ず同じことを繰り返して勝手に傷付くんですよ。
自業自得です。


586:吾輩は名無しである
07/09/01 04:04:48
夏って雨の匂い濃いの?

587:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 05:04:01
ここってギャルゲ系のモノでもOK?

588:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 05:04:31
>>587
sage忘れすいません

589:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 07:00:27
>>587
あなたがMなら問題はないと思われます

590:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 07:02:14
「ギャルゲ系」の意味がわからないので、まずその説明からしてもらえる?

591:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 07:59:04
>>585
批評しろ。ここは人生相談スレじゃねーよ

592:518
07/09/01 09:12:51
>>519
まだ書き終えてませんが、一応はその方向で進めるつもりです。

>>520-523
不勉強なものでこういう書き出しがリスキーであるとは知りませんでした。
言われてみれば当たり前のことですが、文章で指摘頂いたことで意識的になれると思いました。
とても勉強になりました。ありがとうございます。

>>526-527
・時制
~いた。の方が何となく趣きがあるかな、みたいなオレ理論なんですが、やはり混乱がありましたか。
改めます。

・「社会が(ry
・その他
このあたりは完全に推敲の粗ですね。修正します。
・感想
前回は文章面の指摘が多かったのでそういってもらえてありがたいのですが、
酷評スレですのでその辺はご堪忍を。

>>541
>>言ってる事が微妙に重複してないか? しかも短い一文の中で。
うわ、盲点。改めるなら
空気なんか読め(ま)ねえし、読む気もさらさらねえ
ですかね。強調してます。

593:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 12:42:27
まとめwikiに作品を投稿しました。
皆さんの意見を聞いて少しでも改善できたら、と思っています。
どうぞよろしくお願いします
URLリンク(www6.atwiki.jp)


594:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 13:31:05
ここで批評している人ってプロの物書き、もしくは評論家の人なんですか?
是非、批評している方々が書いた小説を読んでみたいのですが。
今度、少しマイナーな小説の一文をのっけてみるかな。どんな批評がでるか楽しみだ。

595:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 13:44:29
>>594
俺は素人だが、東野圭吾の超殺人事件を読めばわかるけど、世の中酷評できない小説の方が稀だよ

596:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 14:36:15
>>594
そういう投稿をした馬鹿は過去にやまほどいる。

597:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 14:41:51
前後の文が無いので批評しにくいかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。


「結論から言いましょう。ミスリル鉱山の採掘権は渡せません」
迷彩服姿の男は舌を鳴らし、不満の体をあらわにする。

(たかが異次元からの漂流者が、何をほざいてやがる……)
文明遅れの野蛮民族だと鷹をくくっていた分、屈辱が男の懐の中で煮えたぎっていた。

「……あなたがた人間は我々ウルクを―そちらではオークと呼ぶらしいですが、野蛮で不潔な種族としか思っていないのでしょう?」
溜め息をまじえた声で、遠慮がちにオーク側の外務長官が言った。
喉の奥で響いているようなグルルというオークの鳴き声が、男の肝を少しずつ冷やし始める。

「我々だって社会性を持つ種族なのです。四六時中獣を狩り続けていた時代は遥か昔に消滅しているのに、あなたがたは未だ我々を狩猟種族と見なし、ミスリル鉱山にまで手を伸ばそうとしている……」
一言一言がオークの口から発せられる度に、兜の下から覗く瞳の光が濃くなっていく。
男はオークから放たれる威圧感に完全に圧倒され、目には恐怖の色を浮かべていた。

「もし異議があるならば『鉄』とかいう愚金属の武器に頼ってみればよろしいのでは?」
そう捨て台詞を吐きながら、オークは戈を抱えて部屋から去っていった。

598:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 14:43:43
>>594
プロの評価がほしければ、お金払ってスクールにいくといいよ。
ここは素人が集まる掲示板だから。

599:597
07/09/01 14:48:55
すいません。>>597は携帯小説からコピペしたもんなので基本事項が支離滅裂でした;
改訂版を置いておきます。

「結論から言いましょう。ミスリル鉱山の採掘権は渡せません」
 迷彩服姿の男は舌を鳴らし、不満の体をあらわにする。
(たかが異次元からの漂流者が、何をほざいてやがる……)
 文明遅れの野蛮民族だと鷹をくくっていた分、屈辱が男の懐の中で煮えたぎっていた。
「……あなたがた人間は我々ウルクを―そちらではオークと呼ぶらしいですが、野蛮で不潔な種族としか思っていないのでしょう?」
 溜め息をまじえた声で、遠慮がちにオーク側の外務長官が言った。喉の奥で響いているようなグルルというオークの鳴き声が、男の肝を少しずつ冷やし始める。
「我々だって社会性を持つ種族なのです。四六時中獣を狩り続けていた時代は遥か昔に消滅しているのに、あなたがたは未だ我々を狩猟種族と見なし、ミスリル鉱山にまで手を伸ばそうとしている……」
 一言一言がオークの口から発せられる度に、兜の下から覗く瞳の光が濃くなっていく。男はオークから放たれる威圧感に完全に圧倒され、目には恐怖の色を浮かべていた。
「もし異議があるならば『鉄』とかいう愚金属の武器に頼ってみればよろしいのでは?」
 そう捨て台詞を吐きながら、オークは戈を抱えて部屋から去っていった。

600:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 14:53:38
>>597
途中ということだけど何を評価して欲しいの?
貼られた文章だけでは、場所の描写がない、人物の描写がないので
小説としての評価はちょっとできないな。

小説としての評価が欲しいなら、冒頭を貼るとか、途中ならば
場所や登場人物の描写を加えた上で、例えば格闘シーンを見て欲しいとか、
世界観ができているかとか、人物や風景の状態が伝わるかとか、
具体的にポイントを示したほうがいいよ。

601:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 15:29:19
>>593
小説ならば、
>主人公のセリフ→主「」     
>ロリ校長のセリフ→校長「」
とかやっちゃダメ。
注釈なしで誰のセリフかわかるようの書くのが小説のルール。

シナリオならば、シーンの変わり目について、どこの場所なのかはっきり
説明する必要あり。

どっちにしても、展開が一人よがりすぎてデキはよくない。

602:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 16:36:18
 なんかあれだな。きちんと批評される暗黙の条件として、
冒頭(なるべく自分語りでない動きか情景)
あるいは、情景風景込みの状況描写
みたいなのが確立しとるな。

単なる説明(プロット的なもの含め) 心理描写(いわゆる自分語り) うんちく
だけだとスルーされるあるいは、スルーと代わらない酷評をされる確率が高い。
つまり、現代小説の弱点は風景描写ってことなんだろうか。
  

603:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 17:05:50
>>599
おもしろそうだね。

ラノベ作者ってため息が好きだよね。
会話の調子をとるためだけに何発もため息が入っているのを見かける。

後で同じような感情表現が重複してるけど、ため息では真意が汲み取り難いからごてごてつけてしまうんだろうね。

あと、読み取れる範囲では世界観も従来の西欧ファンタジーやSFの複合に過ぎんね。

心の中のセンテンスと目の色を同時に表現しているのに関しては俺は是非を問えん。

604:吾輩は名無しである
07/09/01 17:11:21
ラノベは見た瞬間に吐き気がする。

605:582
07/09/01 19:41:58
>>583
>>584
批判どうもありがとう。内容の取捨選択についてもっと考えるべきだと感じた。>>584は確かに読みやすくて、悔しい。理解して貰いたくて、くどくど書く癖があるのかもしれない。

>>585
内容について批判されるとは思わなかった。悪い事はドラマになりやすいので、不倫をモチーフにしただけだよ。

>>586
湿度が上がると、雨が土臭くなる気がする。個人的過ぎる感覚なんだろうか。


正直助かった。また何か書く事があったら、また酷評を宜しくお願いします。

606:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/09/01 19:59:47
>>605
 投稿時の規定、たとえば、ここはダッシュ記号"―”は二回連続だとか、
他の所では同一段落のクエスチョンマーク"?”の後は全角スペースを入れる。
とか、そういう決まりがあるので、公募向けに作る時にはそういう約束事は
チェックしたほうが良いんではないかと。
 酷評とは違うかもしれないけれど、後ほど感想を入れたいと思いますが
要ります?

607:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 20:15:30
外部の小説投稿サイトに投稿したんだが、
悪ノリし過ぎの調子こき過ぎでひかれたらしく、まったく感想が付かない。
スレの皆さんの、力と時間を貸してください……orz。

ベニー松山氏の文章に感化して書き(パクリ)上げたもの。
文章の読みやすさその他が批評目的のメインで、キャラの丸パクリと厨設定はスルーで。
URLリンク(www.raitonoveru.jp)

読むと疲れる上とは逆に、アホなノリで頭空っぽにして読める文体を目指した作品。
こっちも文章関係が批評メインですが、改行部分とか文章リズムについても批評して欲しい。
URLリンク(www.raitonoveru.jp)

※リンク先にも感想を書けるスペースはありますが、
 向こうに感想を寄稿すると「IPアドレス」やらが表示されるので、
 不利益を被りそうな方はご注意。酷評をお願いします。

608:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 20:30:37
 僕が彼女を見たのは、桜の散り始めた入学式のときだった。そのときの僕の頭の中には、初めて制服を着たことによる不安と緊張でいっぱいで、彼女のことなど微塵も考えていなかった。
けれど一学期を終える今では、帰り道を歩いている僕の頭の中には、もはや彼女しかいなかった。

小説の冒頭なのですが、読み手にインパクトの与える文が上手く書けません。
どなたか、酷評お願いします。


609:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 21:06:55
>>608
オーソドックスだけど、倒置法を使ってみる。

>そのときの僕の頭の中には、初めて制服を着たことによる不安と緊張でいっぱいで、彼女のことなど微塵も考えていなかった。
こことか、もうちょい未来の事件を先に出して、最初の状況説明は後にする。あとは主人公がインパクトのある奴になれ。

文法的には助詞がまずい
>僕の頭の中には~でいっぱいで~微塵も考えていなかった。
なんとかしる。
> けれど一学期を終える今では、帰り道を歩いている僕の頭の中には、もはや彼女しかいなかった。
一学期の始まりから今までの場面展開が急すぎて、帰り道の方の描写がゼロ。唯一の描写が主人公の頭の中。「けれど」の後に状況説明を二つ詰め込んだ感じ。なんとかしる。
>僕の頭の中には
同じ表現はなるべく避ける。なんとかしる。

全体を通して酷評する価値があまり感じられない。学校の先生に優しく教えてもらった方がいい文章。

610:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 21:29:25
>>608
余分な形容詞や副詞が多い。
大して効果を挙げていないのなら、迷わず削除すべき。

で、こんな感じかな。

 僕が彼女をはじめて見たのは、入学式のときだった。そのときは、不安と緊張でいっぱいで、彼女のことを考える余裕などなかった。
 けれど一学期を終える今、僕の頭の中には、もはや彼女しかいなかった。

特に冒頭は味も素っ気もないくらいでちょうどいい。料理でも前菜はあっさり系でしょ。
いきなり肉の塊をだされても困るし、続かない。メインはあとのお楽しみでね。



611:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 21:36:11
>>602
× つまり、現代小説の弱点は
○ つまり、初心者の弱点は

612:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 21:44:51
おまえら、リライトするなら>>610くらいできるようになってからやれよ

613:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 21:45:11
>>607
インパクトは文章で出すのではなく、主人公が置かれている状況で出すもの。
例えば、主人公がブタに跨ってるという状態で始めればインパクトはあるわな。

冒頭ではカットバック(回想)を使わない。
心理描写で始めない。会話出始めない。
まず主人公がどこにいるのかをわかるように情景描写から入る。

614:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 21:51:27
>>562
どうもありがとうございます。

自分の文章を見直すためのよいきっかけになります。
梨屋さんが言われるテクニックは意識してませんでした。
そのテクニックが読者を引き付けるために有効かどうかは
自分にはよく分かりません。
でも、そう言うものがあるなら、そこまで考えられたら
とても自分に役に立つのではないかと思いました。

行き当たりばったりに思いつくままに書き進めた後、
自分が思ったのは、
そこで、私はこらえていた大便を排出する。と次の行の間が
説明不足なのではと言うことです。
梨屋さんの書き直しは、この辺の不足感を補っているのではないかと
思ったりしてますが、まだはっきり分かりません。
それと、梨屋さんのご指摘を読んだ後、文章の筋と思われる
部分とは全く関係ない、変な間や、意味不明の不必要な強調
が自分の文章にはあるのではないかとなんとなく思いました。
批評をもらって大変ありがたいです。


615:614
07/09/01 22:10:17
あ、完全に間違えてしまいました。すみません。

>>行き当たりばったりに思いつくままに書き進めた後、
>>自分が思ったのは、
>>そこで、私はこらえていた大便を排出する。と次の行の間が
>>説明不足なのではと言うことです。

行き当たりばったりに思いつくままに書き進めた後、
自分が思ったのは、
便器の中に大便を排出するのは当たり前のことだが
そうはしない。と次の行の間が
説明不足なのではと言うことです。

こっちが正しいです。

616:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/09/01 22:31:51
>>614-615
どうも梨屋です。

あの部分の順番を変えたのは
(その1)
「しゃがむ」と「排出する」の間に、一行時間を使わせる描写を入れて
私がどこにいるかを読みとりづらくさせ、ミスリードへの期待を増した。

(その2)
「そうではない」行の後には、嘘の”当然では無い”記述
(本当の”当然では無い”は床への排出)を素早く簡素に示し、
ミスリードへの期待を増した。

加えて言うなら
「そこで、」を場所の「そこ」でと、さての意の接続詞「そこで」に
掛けてみましたぐらいです。


ひょっとして、ひょっとするとですよ、ミスリードを狙って書いたわけで
はないのですか?

ズボンを下げるのがなくて、引き上げるのが最後に来たりとか……
ここからが本番だとか……
床に無造作にとか……

周辺の記述を見て結構自信あったのに……orz

617:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 22:44:52
>>607
まず上のほう。
神視点の使い方が下手。
風景描写が観念的でクドイ。
人物描写が弱い。
状況描写が弱い。
カメラの振り方というか、描写の順番がおかしいので読みにくい。
文章は下手なほう。

例えば冒頭シーン、
夜の闇の中で、小高い丘全体が光ってるんだろ?
周囲がほのかにあかるいはずなのに次の文章で、暗闇の中で大樹光っていると
いうのはおかしいし、さらにその次で、
>大樹が光り輝いているのではない。
とくると意味不明。

なぜこういうことになるかというと、神視点で語り手がすべてを知っているのに
知らないふりをして、情報を小出しにしているから。
初心者がやりがちなミス。
自己評価0点というのはまず妥当かな。

618:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 22:49:34
>>610
はじめて彼女を見たのは入学式のときだった。そのときの僕は不安と緊張でいっぱいで、彼女の事を考える余裕などなかった。
けれど、一学期の終わりになって、僕の頭の中には彼女しかいなかった。


ちょっと変えてみた。
どっちがいいかわからんけど。
文としては、最初の文のメインが「初めて彼女を見たこと」で、次が、「僕は不安と緊張でいっぱいだった」だから、
それを中心にする。
また、第3文の「今」はなんか嫌な感じなんで削除。わざわざ「今」を強調する理由もなさげだし。
むしろ、だんだんと彼女のしめる割合が大きくなったいう印象を与えたほうがいいと思う。
後、最初の文と第3文の「彼女」は固有名詞に差し替えると締まると思うけどね。
一学期はどうかな。さらりと季節を出したい気もするが。

はじめて、美咲を見たのは入学式のときだった。そのときの僕は不安と緊張でいっぱいで、彼女を気にかける余裕もなかった。
でも、夏休みを迎えるころには、僕の頭の中には美咲のことしかなくなっていた。

上をさらに改修。「夏休み」だとちょっと臭いかもしれん。
まだ手を入れる余地はありそうだな。


619:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 22:53:22
>>607
ファンタジーだとベニ松や手塚の影響受けた人が多いね。
ハルヒは田中哲弥っぽいけど。

620:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 22:57:43
>>607
下のほう。
こっちも情景描写ができてないな。
第1章だけど、暖かい晴れた日という描写から、屋内か屋外かの説明もなく
次の文章で武術の稽古のシーンになっている。
これだと読者はついていけない。
一人称なんだから、主人公の目に映るものを順番に描写していかないと。

その後も、状況の説明がなく長々とカットバックに入るという、まあ読めないレベル。

回想を使わずに、リアルタイムを丁寧に書くようにしたほうがいいかな。
もう少しラノベ以外の本を読んだほうがいい。

621:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 23:01:26
多くのラノベワナビに言えること
結局この一言に尽きる
「ラノベ以外も読めよ」

622:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/09/01 23:01:27
>>608
 読めて意味も通るから、冒頭よりもそれから展開されるストーリーや
会話の方が気になったり。これで文字数100ちょっと。原稿用紙の
1/4くらいでしょ。
全体がこんな文体で合っているなら良いし。彼女言ってるから恋愛物
だろうから、文章が意味読んで分かれば、ストーリーが面白かの方が
大事というか、ともかく、物語動きはじめたところを見ないとなんとも。
会話や展開が、良ければ大して問題無いのではないかと梨屋は思います。

623:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 23:03:08
>>607
まぁ、他の人にも言われているけど・・・

> その夜は―新月の夜であった。
> 新月の夜とはすなわち、月明かりの失せた夜である。夜間の明かりの
>大部分を占める月明かりを失い、星々の明かりだけを孕んだ夜は、夜間を
>生活の場とする夜行性の獣の類でさえも活動を控える、常闇の時。

最重要な冒頭で新月なんて誰でも知っていることの説明をするなって。
しかも、「その夜は―新月の夜」とか、いきなり「夜」かぶっているし。
新月は月がでてなくて暗いなんて、普通の常識がありゃわかる。


624:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 23:05:34
普通の常識w

625:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 23:09:20
>>607 冒頭の部分

> (その夜は―)新月の夜であった。
> (新月の夜とはすなわち、月明かりの失せた夜である。夜間の明かりの大部分を占める)月明
>かりを失い、星々の明かりだけを孕んだ夜は、(夜間を生活の場とする)夜行性の獣の類でさえ
>も活動を控える、常闇(の時)。
>その深き闇の支配する空間に、(紅く染まった燐光に)ぼんやりと浮かび輝く小高い丘があった。

( )内を削除すると以下になります。 加筆はありません。

新月の夜であった。
月明かりを失い星々の明かりだけを孕んだ夜は、夜行性の獣の類でさえも活動を控える常闇。
その深き闇を支配する空間に、ぼんやりと浮かび輝く小高い丘があった。


「文章の読みやすさその他が批評目的のメインで」と言われたので、ばっさりと削除しましたが
いかがですか? 意味は殆ど変わらずに「読みやすく」なると思います。

「紅く染まった燐光に」の削除は、後に 「煌々と輝く燐光」や「紅の輝きを帯びて」の表現が
出てくるのと、「~に、 ~に」の文章が読み辛いという理由です。

626:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 23:10:42
 京本龍太郎は勉学をしていた。
 法学、医学、物理、化学、神学、哲学、薬学、サイエンス、トポロジー、流体力学……。
 京本は、火星ミネルヴァ大学のプラズマ物理学を卒業している。インテリでエリートである。
 京本は語学にも堪能で、日本語はむろん、英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、中国語、ラテン語、ギリシア語、ヘブライ語などを解す。
 しかし、京本の知の挑戦はこれだけではない。
「いずれ、リーマン予想を解こう」
 としている。
 京本は、ほかに、工学や光学、社会学、政治学、経済学、商学、音楽、美術、体育、スポーツ、文学なども学んだ。
 京本はいう。
「大江文学は、ピエール・ガスカールの影響がみられますね。いささか、ペダンチックすぎやしないか」
 ブレイクやイェイツはいうにおよばない。
 京本は、政治学だけでも、マックス・ヴェーバーやエドムント・バークを読んでいる。
 京本は、図書館を訪れた。
 ニュートンのプリンキピアや、アインシュタインのオリジナル論文を耽読する。
 次に手にとったのが、マンデルブロー集合やジュリア集合についての著書である。
 図書館には、ざっと10万冊以上はあるが、京本はそれをとっかえひっかえ丹念にほぼ全部読破してゆくのである。
 驚異的な速読術、多読濫読術である。
「京本の教養は、こうして生まれるのだ」
 と、京本の友人の名誉教授中島広光はいう。
「かれはいずれ、ノーベル賞でもとるのではないか? フィールズであれ、アーベルであれ、京都賞でも、ウルフ賞でも」
 その中島の予想通り、京本は後にとある研究によって、レヴェルの高い賞の授賞式に立つことになる。
 本人にいわせてみれば、
「継続は力」
 ということになるのだが。京本は「謙虚」という美徳も兼ね備えていた。なぜならば、
「人間は無知な対象に対しておうおうにして傲慢になりさがる。しかし、知的な人間は無知に対しては常に謙虚だから」
 なのだ、ということなのだ。
 知的な京本は、クールで、沈着冷静で学者としての落ち着きを身につけていた。

627:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 23:18:36
>>607
下のほうはいきなり念仏って感じだな。
読んでて眠くなる。
まず、文体とかリズムとかより、どの文を読ませたいのかっていう、文章内での優先順位ができてない
という印象を受ける。

僕は彼女に会いに行った。彼女はベンチに座っていた。僕は彼女に好きだと言った。

例にすれば、こんな文章を読まされている感じでね。
一番強調したい文章に向けて他の文を収束させてないんで、えらく単調に感じてしまう。まず、文章のど
の部分を見せつけたいのか考えた上で、他の文をその文を強調させる脇役にするつもりで文章を構成
するようにしないと、どんだけ小手先でひねくりまわしても無駄だろうな。


628:614
07/09/01 23:20:54
>>616
どうもレスありがとうございます。
ミスリードを意識して狙って書いたわけではありません。
ただ、無意識には、そうしようとしていたのかも知れません。
ここは、自分なりに文章を点検してみたいです。

これを思いつくままに書きながら意識していたことは
こういう奴はいないだろうなと言うことと、
いやまてよ、トイレは超プライベートな空間だから
説得力を持たせることは出来るかも知れない。
それで、真っ先に思ったのが、ここに出てくる私の個人的な
嗜好ということで、そのつもりで書き進めていました。
他にもあると思いますが、安易に個人的な嗜好としました。
ここからが本番だという記述は、ここから
この異常な出来事の核心部分に
入っていくぞという合図のつもりでした。

どうも、自分は、まだ内容の方ばかりに囚われて
文章のテクニックには意識が行っていないみたいです。
内容が出来上がった状態で、それを文章のテクニックで
書き上げていくレベルになれたらとても嬉しいです。
勉強になりました。


629:名無し物書き@推敲中?
07/09/01 23:42:32
>>625
上手いなあ。

630:607
07/09/01 23:52:20
>>620
まず、批評していただきありがとうございます。
ズバリ下手と言って貰えると、上手なのかヘタなのかがハッキリと認識できるので助かります。

・冒頭部分に対するツッコミ。
描写は細かく小出しにするのが重厚な作風には合っていると考えていました。
本作の描写は、周囲のアイテム使って上手に描写できていると思っていました。
そして、そこそこ書けてるんじゃねーの俺とか思っていました……青かったぜ俺。
書き込みを読ませて頂いて、背筋の寒気と共に、軽く自惚れてたことを実感してます……orz。

・なぜこういうことになるかというと
自分の視点を読者に伝えられなかったのに、力不足を感じています。
神視点で情報を小出しにする方法の是非については、全ては自分の力不足が原因で……方法に罪はありましぇん……

>>620
・稽古シーン
実は、自分でも読み直してヤバイと感じていました。
読者に配慮した文章を心がけます。

・長々と~
本作の文章では、基本コンセプトが語り部が語り部をいじめる「一人称:一人イジメ」だったのですが
それが読めないと言われると、当初の予定を潰してでも、なにかしらの大幅な改善が必要なようです。

・感想を読んだ感想
書き込んでいただいた批評は、親切・丁寧・判りやすく、問題点の認識が容易でした。
ほかにも気づいた点があればドンドンお願いします。
大変参考になりました。ありがとうございます。

631:607
07/09/01 23:53:32
>>623
書き込み拝見させていただきました。
参考にさせていただきます。ありがとうございました。

>>625
批評ありがとうございます。
暗闇も紅い燐光も、後の仕掛けに必要なアイテムだったので強調していたのですが
それがゆき過ぎて文章自体のレベルを下げていたようです。
大変参考になりました。

>>627
感想ありがとうございます。眠い文章を読ませて申し訳ないです。
書き込みを拝見させて頂いて、しっかりとした文章技術を身につけようと思いました。
重ね重ねになりますが、ありがとうございました。

・独り言
自分の文章のへたれさと、技術の無さに軽く絶望。
あと予想以上に高い、2ちゃんの批評クオリティーに感動。
ほかにも気になった点があれば、ヨロシク酷評お願いします(長文感想なら、むこうにもどうぞ)。
皆様、ご批評ありがとうございました。

632:酷評してください1
07/09/02 00:04:44
「オレオレ、オレだよオレ!」
受信オンにするや否や鼓膜に飛び込んでくる大絶叫。
またか……俺は心の中で軽く舌打ちしたがまあ仕方ない。相手を落ち着かせるために俺は敢えて冷静な声を出した。
「こちらは勝々山消防署です。あなたの名前と住所……」
「うわあああーっ!とととにかくオレの家がも、も、燃えてるんだーっ!早く来てくれーっ!」
「あの」
電話は切れてしまった。
まあいいさ、またすぐかかってくるだろう。俺がイヤホンマイクの音量を少しだけ下げると同時に再び受信ランプが点滅した。
「はい、勝々山消防署です」
「火事です、すぐに来てください」
おや、先程のオレオレとは少し違うようだな。ずいぶん声が落ち着いている。通行人の通報だろう。俺はマイクの音量を少し上げた。
「はい、そちらの住所は?」
「焼野原4丁目13番地、文福アパートです」
「わかりました。すぐに向かいます」
通信を切り、出動隊に連絡を回す。


633:酷評してください2
07/09/02 00:06:18
俺は消防士だ。
といっても実際に消防車に乗ってホースを持って出動するのではなく、こうして通報を受けるのが仕事である。安全な上、公務員だから給料も高い。まだ32歳の若さで俺は既にでかいマイホームを建てた。
ところで、通報してくる人間とは当たり前だが大抵気が動転していて、まともな受け答えの出来るものなどほとんどいない。最初は面白かったが、最近はだんだん飽きてきた。もっと面白いヤツはいないかな。こんなことは口が裂けても言えないが。
そんなことを考えてニヤけていると、再び受信ランプが点滅した。
「はい、勝……」
「あ、あなた!?」
妻の声だった。ここにかけてきたということは……
「家が火事なのか?」
答えはない。ただ、すすり泣きの声がするだけだ。
「家が、火事なんだな?」
俺は念を押す。
「ええ、そうよっ!!」
パチン。右の鼓膜が破れた。残った左耳に神経を集中させる。
「いつからだ」
「そんなのわからないわよ!買い物から帰ってきたら……早く、早く来てっ!」
切れた。まったくせっかちな妻だ。俺は時計を眺める。買い物帰りということは、精々30分くらいだろう。
俺の家の大きさだと、あと20分かな……全焼するまで。
出動隊への連絡はゆっくりでいいか。だって半焼だと保険がおりないから全焼よりタチが悪いからな。
人間、このくらい冷静でないとな。

634:605
07/09/02 00:31:28
>>606
忠告、本当にありがとう。感想(批評?)、時間の余裕があるときにでもくれたら凄く嬉しい。


635:574
07/09/02 00:47:11
>>576
今、書き出して、でもほんとの思い付きなので、きちんとしようとしたら大変なことになってしまい。

(私ゴトですが、ものすごい自信で出したのが一次も通らなかったり、?で出したのが最終
に行ったりの経験&苦しいことで気持ちが消耗して。
書いても何にもならない、どこにも自分がないがいい、で書けなくなって。
でも、どこにでも書かないと今の自分が、駄目だ。ここにいるってことはまだ、続けられるんだろうか?)

本当にありがとうございます!
そう言っていただいただけで救われました。

636:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 00:47:26
>>633
鼓膜裂けるとものすげー痛いよ。

637: ◆xF/Vwed5xI
07/09/02 01:02:13
内容がなくて、何が文章なの?

馬鹿馬鹿しいにもほどがある。

638:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 01:04:29
誰に言っているの?

639:574
07/09/02 01:14:13
>>637
もし、自分向けなら。
ただ文章かいて、そこから、深めることもある。
その過程でだんだん自分の中が、クリアになるように感じることもあったな。
そういえば。

640:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 01:20:24
>>637
批評の対象に関してだったら別館行こうか?

641:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 01:48:05
コテハンから判断するに、↓こういう流れかと。

585 名前: ◆xF/Vwed5xI [sage] 投稿日: 2007/09/01(土) 03:58:37
>>579-581
不倫ですか?
自分が満足ならそれでいいと思いますよ。
他人に迷惑かかるか考えない人のようですし。
そういう人は必ず同じことを繰り返して勝手に傷付くんですよ。
自業自得です。


605 名前: 582 [sage] 投稿日: 2007/09/01(土) 19:41:58
>>585
内容について批判されるとは思わなかった。悪い事はドラマになりやすいので、不倫をモチーフにしただけだよ。

637 名前: ◆xF/Vwed5xI [sage] 投稿日: 2007/09/02(日) 01:02:13
内容がなくて、何が文章なの?
馬鹿馬鹿しいにもほどがある。


ナンクセにもほどがあると思うけど。


642:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 02:32:41
 タイトル アメリカン・スタンダード/競争社会

 笠井は、1000兆円つかった。
 風間は、6000兆円。
 金森は、7000京円。
 二宮は、2000万言語を理解できる。
 金沢は、3000万言語を理解できる。
 安達は、7000万歳になろうとしている。
 安部は、無量大数ドル使用した。
 小林は、不可説ユーロを消費した。
 神田は、10の100乗センチ、身長がある。
 梅田は、10の200乗キログラムのステーキを食べた。
 梅宮は、100万ギガバイトの記憶力を持つ。
 佐藤は、300万テラワットの電力を使用した。
 佐々木は、400万ペタボルトの電気を使用した。
 横尾は、5000万トンのフランス料理を食べた。
 本田は、6000億歳になろうとしている。
 マシューは、7000兆歳になんなんとする。
 マルタは、10の800京乗歳になろうとしている。
 ─そして、10の10乗の10乗の10乗の年月が経った。


643:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 10:15:22
>>632-633
もちょっと取材しないとリアリティが出ない。「火事ですか救急ですか」が抜けてる。
緊急通報は非通知であっても強制的に発信者番号から氏名・住所を調べられるので「まあいいさ」ってことはない。
ケータイでも位置情報通知システムってのが運用されていて、ケータイからいちばん近い基地局の位置は確実にわかる。
ケータイがGPS機能内蔵なら数m単位で場所が特定可能。ちいさい消防署らしいが、内勤専門の消防署員てのも考えにくい。

文章は素直で読みやすい。ぜんぜんおもしろくないが。

644:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 11:11:40
>>609-610-618-622
酷評ありがとうございます。
大変参考になりました。

追記、というより謝罪なのですが、冒頭しか書いていないのに、内容構成を書くのを忘れていました。
すいません。
型は 現在→過去→未来 のように進む感じです。
冒頭が現在、なので次の段落は入学式の回想から始まります。
「桜の散り始めた」「帰り道」「今」「1学期の終わり」は必要なので削除できないのですが、

それでも、とても参考になりました。
622様の言うとおり、大切のなのはこのあとなのだろうと思いました。
この先の内容も書き直していきたいと思います。

645:酷評お願いします1/2
07/09/02 11:27:16
 二つの輝きが乱舞する。
 それぞれの異なる光がうねり、混ざり合い、狂い合う。
 光が弾け、連続する爆音。
「くっ……」
 一人の少女が荒廃した大地を駆ける。
 他には何もない。
 少女の命を奪おうとする存在とそこら中に転がる無数の死体を除けば。
「ははぁ! ジュエルもそろそろ底が尽きてきたか!?」
 少女の背中から下品な笑い声が聞こえてくる。
(くそ……今は一刻も早くここから脱出しなければ)
 足を踏みしめ、さらに速度を上げようとする。
 ころんと頭を飛び越えて少女の目の前に何かが転がる。それは赤く輝く宝石。
「な―っ!」
 駆け出そうとした足を踏ん張り、腰にぶら下げた革製のポーチから地面に転がったものとは違う宝石を取り出して、目の前にかざす。
 地面に転がった宝石が眩しいほどの光を放ち、一瞬遅れて少女がかざした宝石も光を放つ。
 爆音。次の瞬間に少女の体は空を飛んでいた。
「あくまでも逃げ続ける気か!」
 忌々しそうな声が聞こえてくる。当たり前だ。今の私には逃げることしか出来ないのだから。
 赤く染まった空を翔る少女。その背中には透明に透き通った翼が生えてはためいている。
(あと少しだ。あと少しで)
「逃がしてたまるかよ! お前は死ななければならないんだよ! 俺のためによぉ! ひゃははははっはぁ!」

646:酷評お願いします2/2
07/09/02 11:28:19
 少女の背後から何かが迫ってくる。
「ぬ……ジュエルアームか。だが、間に合う!」
 背中の翼が一際強く輝き、さらに速度を増す。
 風を切り裂き、空を翔る。周りの景色が溶けていく。
 だが、そんなスピードをあざ笑うかのように、背後から無数の宝石弾丸が迫ってくる。
 体を捻り、急上昇、急降下を繰り返して初弾をかわす。
 途切れそうになる意識を必死に繋ぎとめ、さらにかわす。宝石弾丸が頬をかすめる。
 前方に空間の歪みを見つける。
「見えた!」
 あの歪みこそが、ここから抜け出せる唯一の出口。
 体を翻す。後ろが一瞬見える。
 少女の目が見開かれる。
 無数の宝石弾丸の中に一際大きなものがあった。
 今までのが銃の弾丸なら、あれはロケット弾だ。自動追尾らしく、螺旋を描きながらこっちに向かってくる。
 考えるより先に体が動く。再び前を向いて歪みに手を伸ばす。
「逃がすかよぉぉぉぉぉぉぉ!」
 背中に衝撃。意識が一瞬途切れる。宝石弾丸が胸を貫いたのだ。
「が……っぁ」
 後を追うように無数の宝石弾丸が体を貫く。
 空に血にまみれた羽根が舞う。
「あ……あと少し……」
 それでもなお、少女は手を伸ばし、
 空を舞う赤い羽根を無慈悲に切り裂いてロケット弾が迫ってくる。
 爆音。

647:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 11:31:46
>>645 現在進行形と体言止めの悪しき羅列。ダメな文章の見本ですね。
一次も通らないレベルです。もっとたくさん本を読みましょう。

648:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 11:36:04
↑ジジイのキンタマ中毒残飯ジャネ?

649:(=´ω`=)y─┛~~ ◆iZBKegNFqA
07/09/02 13:29:45
>>608
質問。
入学式に「桜の散り始めた」になにか意図はあるの?
散りはしてもここは「桜が満開」のほうがいいような気がする。

もし、仮に現在、彼女は死んでいないのであれば、
そのへんはもう少し練る必要はあると思う。


650:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 13:36:30
>>648
> ↑ジジイのキンタマ中毒残飯ジャネ?


まるで残飯だなwww

  













お前の手口はすべて知っている
残念だな残飯
ばかやろうwww

 

651:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 13:40:36
感想文の評価御願いします
「There are full of memories. And more…」
文才のない僕が書く感想文は80人の感想文の中に埋もれてしまうだろう。
しかしそれは理系の人間であるのだから仕方がないことだ。
しかし、80人の誰にも負けないようなものを得ることができたと思っている。
まず、はじめにこれは一人の感想でなく80人の感想であるだろうがこの11日間はとにかく本当に楽しかった。
楽しかったことだけを考えていても進歩しないので今回の旅行で自分が得られたものを考えてみようと思う。
11日間で自分はいったい何を学んだのか?
正直なところ講義の内容とかはあまりはっきり覚えていない。
でも、それぞれの研究者たちが普段どういうことを考えているかなどこれから生きていく上で重要なことははっきりと覚えている。
まだほかにもたくさんあるがうまく言葉にできない人間としての生き方、考え方など根本的なものを多く学ぶことができた。
偉大な方々の生き方などを知ることができたのだからそれを参考に自分の生き方を見つけて行きたいと思う。
また、講義以外からもたくさん得るものがあったと思う。
特に同じ高校の友達とは友情を深めることができ、他校の人たちとももう会うことはないかもしれないが親しくなることができた。
帰りの空港で本気で泣きそうになった感覚は忘れない。
忘れることのできない思い出。
今回のたびは間違いなく自分にとってプラスになったと思う。
11日という短い間だったが今まで生きてきた中で最も自分に影響を与えたのではないかと思う。
強制退国になった自分は再びアメリカに行くのは大変らしいがまた本気でいきたいと思った。
本当にありがとうございました。


652:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 14:36:57
>>651
学校に提出する感想文でしょうか?
その前提でいうと、冒頭の数行は言い訳がましいので削除しましょう。

>まず、はじめにこれは一人の感想でなく80人の感想であるだろうが
こういう「先まわり」をした言い方もよくありません。言わずもがなです。
削除しましょう。
素直に「この11日間はとにかく本当に楽しかった」だけで十分です。

>帰りの空港で本気で泣きそうになった感覚は忘れない。
これは素直な表現で、この文章の中でいちばん光っています。
ただし、「帰りの空港では本気で泣きそうになった」くらいに短く決めたほうがいいかも。

>強制退国
というのは強制退去のことでしょうか? 高校生が団体旅行で何をしたら強制退去に
なるのかも気になるところですが、まあそれは読み手も承知のことなのでしょう。

653:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 14:45:10
>>645
> 一人の少女が荒廃した大地を駆ける。→「一人の」は不要。

>ころんと頭を飛び越えて少女の目の前に何かが転がる。それは赤く輝く宝石。
この宝石はどこから出てきたのだろう?

>その背中には透明に透き通った翼が生えてはためいている。
翼は最初から生えていたのか、それとも宝石が光を放つというイベントによって
新たに生じたのか分かりにくい。
 イベント発生時までに「大地を駆ける」「足を踏みしめ」との表現があるので
恐らくそれまでは、空は飛べない=翼はない と想像できるが、冒頭の「乱舞」は
飛べそうなニュアンスもある。

>爆音。次の瞬間に少女の体は空を飛んでいた。
ここで、爆発で宙に投げ出されたのか、翼を獲得して飛べるようになったのか明確にすべし。

以上を含めて、全体に登場人物の動きが見えにくい。(その点では>>646のほうが明快)
さらに戦闘時にもう少し主人公の肉体的な感覚の描写があるとよいと思う。
具体的に何をどう感じて 「くっ……」や「あ……あと少し……」なのか。

654:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 14:45:42
>>645 ラノベというか、漫画じゃん。やるなら激戦っぽさを出そうぜ。

 中空を、二つの輝きが乱舞する―!!
 異なる光はうねり、混ざり合い、荒れ狂う。
 瞬間、光が弾け、周囲に連続した爆音が轟いた。
「くっ……」
 一人の少女が、荒廃した大地を走り抜ける。
 ここには、少女の命を奪おうとする存在と、そこいら中に転がる無数の死体(それも五体満足ではない)を除けば、辺りは草一本生えてはいない。
「ひゃはぁ! ジュエルもそろそろ底が尽きてきたか!?」
 駆ける彼女の後方から、追う者の下品な笑い声が、風に乗って聞こえてくる。
 彼女の名前は、ジュエルらしい。
 ジュエルは顔を歪め、地を蹴り、さらに速度を上げようとする。
 しかしその時、ころん、とポニーテールを飛び越えて、彼女の目の前に赤い宝石が転がってきた。
「な―っ!」
 ジュエルは足を止め、腰にぶら下げた革製のポーチから、別の透明な宝石を取り出し、目の前にかざす。
 落ちた赤い宝石が眩い光を放ち、大気を震わす大爆発を起こした。
 追う者が眼を凝らすと、爆煙の中から、透明の翼を生やした彼女が、不死鳥のように羽ばたいた。
 煙幕が散り、追う者は拳を握り締め忌々しそうに声を上げる。
「あくまでも、あくまでも逃げ続ける気か!」
 彼女の翼は、赤く染まった空を透かし、力強く羽ばたき飛翔する。
(あと少しだ。あと少しで)
「逃がしてたまるかよ! お前は死ななければならないんだよ! 俺のためによぉ! ひゃははははっはぁ!」

655:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 14:57:37
>>654
ポニーwww

656:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 15:01:53
うさぎ結びでも、サイドバックアップでも、三つ編みでも、
ストレートでも、ショートボブでも好きに汁!

657:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 15:14:38
>>651
「強制退国」という一大イベントについての感想がないと、全体に綺麗事で嘘っぽくみえる。

>正直なところ講義の内容とかはあまりはっきり覚えていない。

このような正直さで、強制退国から学んだことについても触れてみては?

658:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 15:33:41
>>645-646
神視点なんだけどね、書いてる本人以外は状況が理解できないと思う。
>一人の少女が荒廃した大地を駆ける。
>他には何もない。
>少女の命を奪おうとする存在とそこら中に転がる無数の死体を除けば。

この書き方だと、少女も場所も初登場だと思うんだけど、少女の服装も装備も
外見・服装も全然わからない。それで「皮製のポーチ」とか言われてもイメージが
わかない。
場所もそう。荒廃した大地だけでは何がなんだか。
砂漠みたいなとこ? グランドキャニオンみたいな岩場? それとも廃墟になった都市?
だとしたら建物の様子は? 道路の状態は?
無数の死体の様子は? 
少女を狙う存在とは?

主人公を動かしながら、そういう部分を描写していかないと小説にもシナリオにもならない。
アクションの書き方も下手。

659:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 16:33:18
>>657
どの辺に入れるのが良いですかね
強制退国が出てきてるのは最後ですが最後にまたそのことを書くのもなんですよね?

660:「酷評」が2つあったので
07/09/02 16:49:02
隣の部屋から女の声が聞こえる。
声は少しずつ大きくなり、何かを懇願している。
もう少し音量を下げればいいのにと彼は思う。
女の声は昂揚し、これから起こる身体の変化を露骨な言葉で絶叫する。
不意に家具の脚が床を叩き、男の低い呻き声がしたあと、箱の中の薄い紙を乱暴に引き抜く音が5回した。
彼は今日は止めようと思った。明日はもう少し早い時間に。

大学受験に失敗したのは5年前のことだった。
放心状態のまま半年が過ぎたあと、父親のコネで役所の清掃局に就職し、独身寮に入った。
自涜は今でも毎日することを心掛けている。
高校生のとき、テレビの深夜番組で、東大に現役合格した学生の多くは、受験勉強中、1日2回以上の自涜経験があるとするアンケート結果を知り、彼はそれを実行しようとした。
2回まではできたが、続かなかった。
ある晩、炬燵の上に脚を広げた女の性器に付着した大量の精液の写ったページを広げながら炬燵布団の中に手を入れているところを襖を開けた妹に見られた。
妹は炬燵の上から彼の腕の行方に視線を移して襖を閉めた。
「兄ちゃんが入ってると臭い」
妹は彼が炬燵に入っているときは入りたがらなくなった。
1日2回以上の自涜が続かなかったのはそのせいではなかったかもしれないが、できないのは頭が悪いからだと思い始め、結局、受験したすべての大学は不合格に終わった。
今でも彼の日課は、自涜である。

この街に住む男や女が他の生ゴミと一緒に出した精液や膣分泌液を拭い取って丸められたティッシュペーパーの入った生ゴミ収集袋を、週2回、彼は運搬車に放り込む。
運転するのは隣の部屋に棲む27歳の熊本だ。
熊本の被っている帽子の下には、毛根のない頭頂部と疎らにしか生えていない毛髪のある側頭部を有する頭蓋骨が隠れている。
顔は青白く肉厚で眉と髭が濃い。自涜常習者に見える。隣の部屋からは毎日同じAV女優の声と乱暴にティッシュペーパーを引き抜く音が一晩に何度も繰り返し聞こえてくることがある。
彼と熊本はほとんど口を利かない。

雨上がりの朝、彼の部屋のドアが叩かれた。
寮長は熊本が首を吊ったことを告げた。
揺れる絞死体からは精液の匂いがしたという・・・

661:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 17:24:13
>>659
最後に書いても別にいいのでは?
自分の中で一大事だと思うのなら、最後といわず、途中を削ってもメインで書くべきだし。
少なくとも、もし私が国外で強制退去の目にあったら強烈な体験だし、それをメインに書くけどなぁ・・
貴方がたった一行でさらっと流してるのが不思議に思えたんです。

662:アメリカンジョーク??
07/09/02 18:37:49
 怒りにかられた俺は奴に言ってやったんだ、
お前の母ちゃんはゆるゆるだったよって。
そしたら奴、顔真っ赤にしてこう言ったんだ。
「ヘイ、ユー、ゆるゆるなのはユーのファザーだよ、ベイビー」
すかさず俺はこう返した。
「you、ルー、you、ルー」
なにが言いたいかって?
本当のゆるゆるは大柴ってことさ。

663:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:32:26
>>661
強制退国っていってもそんな実感はなく旅行会社さんがほとんどやってくれたし

逆にもうひとりそうなった子がいたんだけどその子とその事で仲良くなれたからそんなやばいって思いはしなかったんだけど



664:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:36:34
 土煙が視界を遮る中、私は小さな集落での略奪任務に集中していた。すっかり荒れ果てた土壌に住む輩にも多少の財産はある。
 略奪は勝利者の権利であり、戦乱の時代において古今東西変わる事の無い当然の行為だと長年感じている。
 金と食糧と処女。行為も変わらなければ、それによって奪取される物も変わる事は無い。
 巨大たる城壁を打ち砕く大鉄槌。白昼光に応える刄。滴る返り血。
 これが現代の戦争。
 頬に付着する乾いた血痕が涙に道を譲り、細い線を成す。
 不快な程、冷たい。
 目前に在る人間だった物体は流れ出た鮮血に浸り、首だけがマリオネットの如く異様な方向に転がっている。
「まぁ初めて人を殺したなら無理ないさ。気にすんなよ」
 ポンと肩に重みが伝わる。 相変わらず馴れ馴れしい牢人だ。
「何の事?」
「お前さん、泣いてんぜ。少年兵なら尚更辛いか……」
 馬鹿明るい髭面が優しく微笑む。薄汚い顔だが、何処か気品が隠れている様にも見える。
「泣いていない。それに」
「それに?」
 殺しは慣れて……。
「おっと、じゃあ俺は行くぜ」
 牢人はそう言い残すと、少女が犯されているのを見学に行ってしまった。

665:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:46:57
>>660
冒頭シーンの部屋の描写が足りない。
冒頭から数行でカットバックというのはNG。
外部視点なのに主人公の人物描写がない。
全体的に説明で終わっていて小説の形になっていない。

主人公を動かしながらストーリーを進めるようにしたほうがいい。

666:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 19:59:34
>>664
書き手本人以外には理解不能だと思う。

まず略奪任務の具体的な描写がない。
時代も場所もよくわからない状態で
>巨大たる城壁を打ち砕く大鉄槌。白昼光に応える刄。滴る返り血。
>これが現代の戦争。
これだけではなにがなんだか。
人物描写も弱い。

何の説明もなく主人公が人を殺してどうこうという件も唐突。
略奪任務が戦闘ということらしいので、もっと具体的に戦闘行動を描いて
主人公がどういう風に行動したのかを書かないと話にならない。

667:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 20:10:26
残飯は話にならないwww

668:吾輩は名無しである
07/09/02 20:14:56
ラノベはうんざりだ。

669:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 20:41:24
>>664
>すっかり荒れ果てた土壌に住む輩にも
「土地」だろう。農業の話でもなさそうだし。

>巨大たる城壁
間違い。「巨大な」

>白昼光に応える刄。滴る返り血。
>これが現代の戦争。
とても「現代」とは思えないのだが。

>当然の行為だと長年感じている。
ここで「長年」といっておきながら、
>少年兵なら尚更辛いか……」
少年兵かよ!

>牢人はそう言い残すと、少女が犯されているのを見学に行ってしまった。
「少女が犯されているのを見学に行っ」たことが、この流れでこの場で、なぜ「私」にわかるのか。
こういうのを視点の混乱という。
「見学」もひどい。せめて「見物」くらいにせよ。

670:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 21:33:16
>>665 馬鹿のひとつ覚え。おまえには面白い小説は書けないだろうな。

671:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 21:50:59
>>649
過去に春での出来事がいくつかあるので、時制をわかりやすくするための目安としてです。
ですが、649様のおっしゃるとおり、彼女が死ぬわけではないので桜は満開でもいいかもしれませんね。
なるほど、参考になりました。
桜の成長速度をよく調べたうえで、考えていきたいと思います。

672:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/09/02 21:56:10
>>579-581
すっかり遅レスで済みません。
感想(1/2)
 ガキが好みそうな洒落た上っ面だけの詩云々、読む方が恥ずかしくなるような
気取った自分語り云々。などと言われる恐れがあり、恥ずかしくて他人にはとても
勧められない。
 だが、男という生き物はロマンチストなのだ。梨屋は独りでこっそりと楽しみたい。
 過剰な装飾にたよらない、平易で緩やかなリズムを持つ文体は、流し読みの一読目
でも心地いい。しっとりと落ち着いた女性にぜひ朗読してもらいたいものだ。
 では内容に入ろう。話の筋は、一つ、女性がマニキュアを塗りながら不倫相手
の既婚男性を部屋で待つ。二つ、既婚男性の妻に自分の存在を知らせようとする。
三つ、既婚男性との関係を想う。この三つの中で文章の大半を占めるのは、
三つ目の語りである。
 そして、この三つの混じり具合がすばらしい。三つ目の語りの内容は初読時には
あまり頭に入らなかったが、台詞や行動描写が適度な間隔で入り、飽きずに言葉を
楽しみながら読み進められた。結果、マニキュアを塗りながら不倫相手の既婚男性
を部屋で待つ、行動描写だけが頭に残っていくのだが、最後でマニキュアの跡を残
そうとする意図が明確に示されたのがすばらしい。
 マニキュアを塗ることが伏線だったこと、なぜ"私"が男性との関係を振り返って
いたのかの気づき、そして結末が語られないこと、これらの豊かな余韻が生まれ、
読後感が高い。
 読み返してみると、独白の出だし「十代の無鉄砲さを、私は取り戻し始めていた。」
から企てられていたことがわかり、驚きを味わえる。章の大半を占める独白にも
かかわらず、"私"が語るのは、彼は私をどう考えているのかばかりで、
結局、"私"は彼をどう思っているのか、なぜ関係崩壊を望んだのか、
「私は、心から、彼をあいしているらしい。」の一文を除いて、ほとんど伏せられて
いることに注目したい。
 饒舌な言葉で示されない"私"の行動の裏にある想いは、読者に任せられ、読み
返しても飽きのこない奥行きを与えている。


673:名無し物書き@推敲中?
07/09/02 21:58:39
>>579-581
感想(2/2)

 無主張故の題材選択の軽さ感、空行の多さ、縦書きには相応しくない改行位置
(縦書きにしてみた)、「何かを強く求めたり、或いは~まるで縁がない。」の初めに
現れる「関係」とそれに続く文が全体から孤立している気がするとか、
「結論づけたらしかった。」がどうにも調子外れ。
 こうした些細な気になる点はあるが、何かおかしな所はないか? と、細かく
追っていると、気が付いたら作品を読みこんでしまうという状況で、批評もなにも
あったものではない。
 最後に、これ単独の短編でも良いのですが、できることなら、十分に感情移入して、
語りが抑制されて展開された話の終章としてこれを読んでみたい。そんな話があるの
なら、手元に置いておきたいと思うわけです。まぁこれは好みなんで、そういう
人間もいるということで。
 梨屋はろくに小説読んでないので、既存の作家と比較してといった論じ方ができ
ないのですが、ほのめかしが徹底されて効果を出している作品で、センス的な偶然
にしろ、周到に図られた練りの結果にしろ、良い物を読ませてもらいました。


まぁなんだか長くなりましてすみません。以上ですが、
まともに距離を置いて読めてないので、参考にはしないでください。

674:1/3
07/09/03 01:28:49
 その日、高杉広実と出会ったのは偶然だった。久しぶりの休日なのでたまには自分で昼食でも作ろうか、
と思って冷蔵庫を開けた私は、中にはビールとつまみばかりという惨状を認めると一瞬でそんな気持ちを
失って、結局近くのファミレスに行くことにした。そしてウェイトレスに連れられて空いている喫煙席へと
向かっている時、ちらりと向こうの禁煙席に座っている制服姿の学生が目に入ったのだ。
 私はウェイトレスに一言伝えて席の案内を取り消すと、まっすぐ禁煙席の方向へと歩きだした。
「やあ、ヒロザネくん」
 私が気さくに話しかけたのにもかかわらず、高杉は顔を本からこちらへ向けると、眉間にしわを寄せて
睨んできた。心なしか、殺気というやつも含まれているのだが気のせいか? 私は苦笑をしながら高杉の
対席に滑り込んだ。
「いやあ、それにしても奇遇だね」
 私はにこにこと笑顔を浮かべる。のだが、依然として高杉はこちらを睨み続ける。ふむ、こういう人物の
相手は難しいものだ。微塵も好意を持ってくれない。
 私は改めて高杉の様子を眺めた。テーブルの端にドリンクのコップがある。これはドリンクバーのものだ。
そして手には一冊の本。かなり分厚い。私にはとうてい読めそうにもない。
 で、あるのはそれだけだった。まあ、なんとなく分かったがあえて訊いてみる。
「きみも昼食かい、ヒロザネくん?」
「まず言っておきますが」
 そこでやっと高杉は初めて口を開いた。眉間に指を当てて、迷惑げな面持ちで。
「大原さん、その呼び方は止めてもらえますか? 苗字で呼んでください、苗字で」
「うん? いい名前じゃないか?」
「…………」
 うお、殺気百パーセントの視線で睨まれた。これはさすがにヤバそうなので、私は肩をすくめて苦笑して謝った。

675:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 01:29:22
「ごめんごめん。悪かったよ高杉くん」
「……それとですね」
 高杉は一度大きなため息をつくと、勘弁してくれというような口調で言った。
「いきなり他人の座っているところに来ないでいただけますか?」
 私はうろたえた。何よりもショックな言葉が発せられたのだ。私は震える声でなんとか口を開いた。
「な、なんだって? わ、私が他人? きみとはイロイロした関係じゃな―」
 突然高杉は立ち上がり、身体をテーブルに乗り出して私の口を無理やりに塞いだ。むがむがともがいていたが、
このままだとずっと離してくれそうにないので、おとなしく口を閉じるとその手は離れていった。見ると、額に汗を
にじませて息を荒くしている高杉がいた。
「いい加減、あなたを訴えたく思うのですが」
「ほほう、それも愛の表現方法の一つかな?」
「あなたが相当な変人だとは分かっていましたが、本当に勘弁願います……」
 本当に泣きそうな顔をしていた。さすがに私もそこまでSではないので、ここらへんで許してやるとしよう。私は
笑いながら「それにしても」と腕組みをした。
「いったいドリンクバーで何時間粘っているんだい?」
「四時間ですが」
 あっさりととんでもない時間を答えてくれた。うーん、こういうところが普通の人とは外れていて恐ろしい。喫茶店で
コーヒー一杯で、というのはよく聞くんだがなぁ。
「……それはものすごく店側に迷惑な話で。きみはネットカフェ難民ならぬファミレス難民か?」
「べつに飲み物一つでも客は客じゃないですか」
 まあそれはそうなんだが。私はなかなか思いやりのない制服姿の高校生を見つめた。短い髪に、神経質そうな切れ目。
形のよい顔に柳眉、とこれだけならかなりモテそうである。なのだが性格がアレなだけに、それはありえないが。
 私はメニューを手に取りどれを頼もうかと悩んでいたが、ふと高杉を見ると、もう諦めたのか私などいないかのように
読書にふけっている。ここは友好度アップさせておこう、ということで私は話題を振った。

676:3/3
07/09/03 01:31:31
「何を読んでいるんだい?」
「…………」
 無視で来たか、いい根性をしている。私はにやりと笑って次の話題を繰り出す。
「ところで高杉くん、きみは恋をしているかね?」
「…………」
 おお、どうやら徹底的に私を蔑するつもりのようだ。高杉は何も答えずドリンクを飲もうとする。口に含んだ瞬間を
見計らって、私は次なる攻撃を仕掛けることにした。
「そういえば、朝倉くんがきみのことを好きだということだが、きみはいかに?」
 口から噴出したオレンジジュースがテーブルにぶちまけられた。ゲホゲホと高杉は苦しそうに咳き込んでいる。私はにこにこと笑った。
「いいリアクションだね」
「…………くだらない冗談ばかり言うあなたにはうんざりです」
 高杉は紙ナプキンでジュースをふき取りながら私を睨んでくる。私は苦笑した。
--------
酷評お願いします。

677:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 01:46:54
>>674
>制服姿の学生が目に入ったのだ。

というので、大学生かと思っていたら、高校生なの?
高校生は学生ではありません。生徒です。

「制服姿の生徒が目に入ったのだ」では不自然ならば、
「制服姿が目に入ったのだ」とかにすればよい。


678:676
07/09/03 02:24:17
>>677
げ、本当だ……。
見直し不足でした、すみません。

679:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 02:29:07
>>674-676
まず、全体として何が言いたいのか分からない。
主人公である「私」が、どういう人間なのかも分からない。
高杉についても、高校生らしいという事以外は不明。
「私」と高杉との関係についても同様。
なので読み進めていっても「???」な印象しか受けない。
仮にわざと情報を伏せているにしても、文章力がないから全く引き込まれない。

文章そのものもいちいち大仰で、言葉の選び方が悪い箇所が目立つ。
>ビールとつまみばかりという惨状を認めると
↑これなんかその典型。

二人のやりとりもセリフ回しも不自然きわまりない。
>「な、なんだって? わ、私が他人? きみとはイロイロした関係じゃな―」
>突然高杉は立ち上がり、身体をテーブルに乗り出して私の口を無理やりに塞いだ
二人の共通の職場とかならまだ分かるが、ファミレスでこんな展開になるか?
オーバーも甚だしい。
>「いきなり他人の座っているところに来ないでいただけますか?」
>「いい加減、あなたを訴えたく思うのですが」
>「あなたが相当な変人だとは分かっていましたが、本当に勘弁願います……」
>「…………くだらない冗談ばかり言うあなたにはうんざりです」
高校生とは思えない言い回し。
こちらにしてみれば、高杉の方がよほど変人。

地の文にしても、リズムもつなぎ方も悪いので、読んでてだらける。
「……」の多用から察しても、ラノベに大きな影響を受けていると思われるが、
もっと普通の小説を読んだり音読したりして、勉強する必要ありと見た。

680:676
07/09/03 02:42:22
>>679
話の途中までであるということを説明していませんでした。失礼。
話は簡単な叙述ネタのものです。高杉くんは女子生徒。
なので、キャラに関する説明がないのは意図的です。

文章のほうですが、なるほどたしかにオーバーになってしまっています。
ただ、それを控えめにするとどうも地味に……。ここら辺をどううまく書くかですね。
やはりもっと読んで書いて力を付けるしかありませんか。

681:679
07/09/03 02:52:18
>>680
傷口に塩をすりこむようで悪いけど
>話の途中までであるということを説明していませんでした。失礼。
いや、話の途中までっていうのは分かるんですよ。
でも俺が言う「全体として何が言いたいのか分からない」っていうのは、この
場合、あなたの文章力の問題だから。
その辺勘違いしちゃダメよ。

あと、基本的には即レスも厳禁。テンプレを読むようにね。

682:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 05:46:07
>>674-676
>>680
叙述トリックを仕掛けるならばなおさら人物描写が必要なんだけど。
描写でもって誤誘導するってことね。
作品としては主人公が何者なのかもわからないし、相手の高杉の描写もない。
キャラが立ってないから心理描写もセリフのやり取りも面白くない。

>突然高杉は立ち上がり、身体をテーブルに乗り出して私の口を無理やりに塞いだ。むがむがともがいていたが、
>このままだとずっと離してくれそうにないので、おとなしく口を閉じるとその手は離れていった。見ると、額に汗を
>にじませて息を荒くしている高杉がいた。

「つけたタバコは消せって」言われるけど、高杉が立ち上がってテーブル越しに口を押さえたとして
その後どうなったのか。説明がなければ立ったままになる。椅子に座ったのならそういう説明が必要。

683:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 06:22:48
夏の間鳴り響いた蝉の声もやみ、気づけばもう季節は秋の空が広がる。
アパートで過ごす夜の時間もひところと違って涼しい。
寝苦しい夜も少なくなり、嬉しいはずなのだけれど、何しろ、季節の変わり目というのは物悲しい。
それは毎年のことであって、今さら、いちいち感じることではない。
ただ、常日頃人と接していない生活を送っている反動か、
時間の流れには却って敏感になってしまう。
斉藤は、一人暮らしのアパートの床で、そんな風に物想いに耽っていた。
大学に入学したのは、もう遥か昔のことのように感じられるほど、時間の経つのは早く、残酷だった。
斉藤が通う私立の大学は、名門とは程遠く、多くの人が滑りとめにするような中規模の大学である。
ただ、入りやすい偏差値の割には、就職実績もよく、
様々な設備も充実しているという評判の、よくありがちな私立大学だった。

684:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 07:42:30
>>679
>まず、全体として何が言いたいのか分からない。

こんな冒頭で何が言いたいか分かるわけねえだろ。
おまえこそもっと小説読めよバーカw

685:685
07/09/03 07:45:59
よろしくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 私は地元の大学の福祉学科を卒業して、精神保健福祉士の資格を取得しました。そして、地方公務員採用試験に合格して、地元の県が運営する公立の精神科デイケアで働くことになりました。
大病院は自前でデイケアを運営していますが、中小のクリニックや地元の国立大学付属病院では自前でデイケアを運営することが出来ません。
ですから、それらのクリニックの患者を受け入れる私の職場のような県が運営するデイケアが必要なのです。

 私はもともと技術者を志し、私の通った進学校では理系を選択しました。しかし、選択した物理の中間考査の成績はたったの5点でした。
教師は頭を抱えたのでしょうか、私は彼に呼び出され、お叱りを受けることになりました。
この成績では到底技術者にはなりえないと自覚させられ、やむなく文系の大学へ進学し、縁があって精神保健福祉士となった次第です。

 デイケア課に配属された最初は、福祉に携わる者としての使命感に燃えていました。
精神病患者や人格障害者は世間からのいわれのない偏見や迫害を受けています。彼らの社会復帰や病気の治癒への道筋を立てるのをサポートするのが私たちの仕事であると考えていました。
待遇は決して良くはありませんが、やりがいはあると思い、この仕事に就くことを誇りにさえ思いました。
精神を患ったメンバーさん達に大いに同情し、共感し、精一杯支えようと努力しました。しかし、仕事を続けるうちに、いわれのない偏見から守る立場から、彼らに偏見を持つ立場に入れ替わってしまったのです。

686:685
07/09/03 07:47:44
 私が担当することになったメンバーは6人です。殆どが統合失調症の患者さんで、あまり言いたくはないのですが大抵は地元では悪名の高い底辺高校を卒業された方が多いです。
もしかして高校の偏差値が低いと精神の病気になりやすいのでしょうか? 統合失調症患者の遺伝に関する研究は数多く存在しますが、学歴と病気の関係の相関関係も知りたいものです。
 そのメンバーさんの中で、デイケアのなかで数少ない、地元の有名進学校を卒業し、早稲田大学に進学された方がいらっしゃいました。彼は良く本を読む方でした。
私は彼に話しかけると、彼は本から顔を私に向けました。彼が精読していた本には英語で「The Catcher In The Rye」と書かれていました。古い野崎考訳でしょうか、それとも最新の村上春樹訳なのでしょうか、と考えました。
彼は精神の病気で病んでいるからでしょうか、その顔には感情がなく、目は死んでいました。
 その顔はジャニーズ系で、整った顔立ちをしていました。その学歴とその顔を持っている彼は、病気でさえなければ女性にかなり人気があっただろうにと思うと、少し勿体なく思いました。正直、私の好みの顔です。
たとえ魚が死んだような目と能面のような愛想のない無表情な表情であっても、その端正な顔立ちは女心をくすぐられてしまいます。
私たちスタッフとメンバーさんとの恋愛は、学校における教師と生徒の関係のように固く禁じられていますので、私は邪念を捨て何も考えないようにしました。


687:685
07/09/03 07:50:06
 私は彼に「『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいるのですか?」と愛想良く尋ねました。彼は寡黙なのか、低い声で「はい」とだけ答えました。
開かれたページを見ると、横書きのアルファベットの文字列が並んでいました。彼は英語で書かれていた原書を読んでいたのでした。「もしかして英文ですか?」と私は尋ねました。
もしかして英語が得意なのでしょうか? 彼は「TOEICは900点でした」と先回りをするかのような回答をしました。
私は大げさに、しかし本心から「それはすごいですね!!」と驚いて見せました。この仕事にはメンバーさんに対する愛想と社交性がとても必要なのです。精神を病んだ方は根が暗い方が多いので場の空気を盛り上げることが必要なのです。
 彼は私の言葉に特に反応せず、視線を本に戻しました。少し自閉的なようです。確か医師の診断書には「統合失調症で自閉の傾向有り」と書かれていたのを思い出しました。
精神の病気が彼の心を閉ざし社交性も失わせたのでしょう。そういった経緯を思い出し、彼のつれない態度に対し私は特に気にせずその場から立ち去りました。

688:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 07:51:42
>精神の病気が彼の心を閉ざし社交性も失わせたのでしょう。


残飯は精神病患者で犯罪人
 
 


689:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 07:56:03
>>683
>斉藤が通う私立の大学は、名門とは程遠く、多くの人が滑りとめにするような中規模の大学である。

こんな短い一文のなかで『大学』が重複している……
こういうの読むと、もう少し見直せばいいのにっていつも思う
もはや酷評以前の出来

690:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 08:04:13
残飯の顔は酷評以前の人権問題
 
 

691:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 12:06:24
>>684
なんという低レベルな反応だろう。
読み間違えているし、品格もない。

692:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 12:43:26
>>691 ケンカは別のスレでやれよハゲ

693:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 12:45:21
>>691 2ちゃんに品格を求めるなよクズ

694:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 13:04:50
>>683
>大学に入学したのは、もう遥か昔のことのように感じられるほど、時間の経つのは早く、残酷だった。
どこが残酷なの?
こういう表現を使うならば、主人公が残酷に感じている部分を描写しないと。

冒頭で主人公が物思いに耽ってるというのは初心者がやりがちなことだけど、冒頭シーンではNG
主人公を動かしながら、考えさせたほうがいい。
この場合だと、主人公が部屋の掃除をしながらとかね。
荷物を整理しながら、時間が流れるのは早いな~とか、別れがあったな~とか具体例をあげて
時の流れは残酷だなと思わせたほうがいい。

695:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 13:10:16
  
  
            恋 愛 ? そ れ は い く ら で 売 っ て る ん だ ? 
















ぶははは!クッサイクッサイ 
いも残p@あん


696:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 13:38:07
>>691
クズにクズ呼ばわりされるクズ

697:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 14:27:52
>>649
>冒頭で主人公が物思いに耽ってるというのは初心者がやりがちなことだけど

何様のつもりだよw おまえだって初心者だろうがw

698:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 14:31:26
残飯は自称若手天才作家www
 
 

699:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 15:56:45
いまさらですが、90の二回の「つながらない」は、
なにが繋がらないのでしょうか? 繋がっていないとは思えません。
説明してください。納得できません。

700:579-581
07/09/03 16:55:22
>>672
感想ありがとう。心から。

私の書くものは結局マスターベーションで、それを自覚している。最初の数行で思いきり見破られていて、思わず赤面した。最初の数行、それが一般的な読みだと思う。
内面描写の一人善がりっぷりを改めて自覚した。色々模索したい。

自分の書いたものを読み込んで解釈してもらうこと自体、生まれて初めての経験で、単純に嬉しかった。
そして、書きたかった事を読み取ってくれた。自分の文章が他人の理解を得られるものなのか不安だったので、一つの経験として、貴方の感想が自分に蓄積された。くどくど書くのは結局、理解されないのが怖いからなので、もう少し言葉を削って書けるようになりそうだ。

この話を長編に直して、習作として今度は身近な人に読んで貰おうかと思う。
恥ずかしがりやの自分が2ちゃんに書けたのはやはり匿名掲示板だったから。
貴方の言葉で、理解されない恐怖心が少し拭えた。
今度は学生時代の恩師の所にでも持ち込んで、一度ボロクソに言われて来ようと思う。


最後にもう一度。
読んでくれてありがとう。
大事な時間を割いて、感想をくれてありがとう。


701:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 17:19:47
>>699
>ミナカタを見つめると、近くに咲いた大きな百合が、まるで似合っていない事に気づいた。

文の構成が、ちぐはぐという意味では? 何回か読むと景色が浮かぶけれど、
一読しただけではナニを言ってるんだろうと思ってしまう。
【見つめる】がミナカタと百合にかかっているので、何に対して【似合ってない】のかが曖昧だと思う。

例えば、

>顔を上げると、大きな百合のそばに立つミナカタの姿が、目に飛び込んできた。
 並べて見るにつけ、彼には似合わない花だと感じた。

のように2文に分けるとスッキリするのではないかと。
素人の拙い意見で申し訳ない。

702:吾輩は名無しである
07/09/03 17:37:07
>>84 >>699
初めて読んだけどどう見てもちぐはぐだよw
一節と一節の繋がりが悪すぎる。
こんな度し難いものを晒しておきながら「納得いかない」だとか、図々しいにも程がある。
単純に能力不足に他ならない。
書く能力及び見る能力の不足。
上の方でも的を射た評を受けているじゃないか、何が不満で再び差し出てきたのか。
まともな小説を読んで出直していただきたいね。

703:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 17:44:43
>>699
納得できなければ無視すればいいだけ。
議論して納得したければ金払ってスクールにでもいけ。

704:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 18:11:02
>>699
上のほうの解説
>恭子はなんとなく、手元にあったオレンジ色のガーベラをぶつりと【摘んだ。】
>【花は争わない】けれど、それは手段が無いからだ。非暴力抵抗は美しいが脆い。

ここは論理の捩れね。
どういう状態でも花が人間と敵対することはないというのが前提。
主人公もそれを知っているから、何気なく花をつんだわけだ。
だがこの文章の二行目は、
抵抗する「手段があれば」、花は人間に敵対する、抵抗するという意味になる。
整理すると
<どんな状態でも花が抵抗することはありえないから、なんとなく花を摘んだ。
<でも状況によって花も抵抗するはずだ。←論理的矛盾
<非暴力抵抗は美しいが脆い。

これだと論理的におかしい。リライトするならばこんな感じ。

・恭子はなんとなく、手元にあったオレンジ色のガーベラをぷつりと摘んだ。
 抗う手段を持たない花は、非暴力主義に似て、美しいが脆い。

抵抗しないから摘んだ→花は抵抗する手段をもたない→それゆえに美しい。
これなら筋が通るということ。

705:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 19:57:50
>>689>>694
アドバイス本当にありがとうございます。
大変参考になりました。
これからもっともっと勉強していきます!

706:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 20:45:58
>>701
そうでしたか、オレはすぐに意味がわかったので、
なにがおかしいのかがわかりませんでした。

>>702
オレは別人です。
それに悪い文ではないと思いますよ。

>>704
なるほど、よくわかりました。
わざわざ説明ありがとう。


707:吾輩は名無しである
07/09/03 21:00:35
オレは別人ですwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

708:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 21:36:36
おれは変人です

709:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 23:47:59
お前らは空也に負けてるだろ。
ためしに晒してみろよ。自分の文章を

710:名無し物書き@推敲中?
07/09/03 23:52:50
>>709
書店でお買い求めください。
今月号の文藝春秋にも載っています。

711:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 00:35:01
>>710
誰だよ。

712:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 01:08:46
>>710
誰か言わずに、そんなことを言っても無意味。
言えないだろうけど。妄想ですか。

713:吾輩は名無しである
07/09/04 01:44:27
買って読むほどの文章じゃないんだから。
そんなに>>710をいじめてやるな。

714:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 04:15:05
そもそも買える訳がない。>>710の文章なんて売ってないんだから
全部>>710の妄想、作り話

715:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 04:18:58
一人で盛りあげてるか
愛情乞食残飯 
 

716:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 10:55:00
空也に負けたお前ら

717:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 11:14:39
 牢獄のようなこの部屋で、文章を打ち込んでいる。ディスプレイの青白い光は俺
の顔をどう照らしているのだろう。ハエがいる。羽音をたてて俺の思考を阻害してい
る。
 キーボードを止めて思考を止めれば、ハエがわずらわしいと感じないのかもしれな
い。ベッドに突っ伏した。
 それでも思考は止まらない。
 何も考えないのは逆に難しく、ラジカセの音をゼロにしてもスピーカーからサーッとい
う音が漏れるのと同じように、考えるのをやめても思考のノイズが頭の中で鳴る。
 羽音が不快だ。
 ハエは天井で俺を見下ろすようにとまった。汚い部屋だなあとか、汚らしい男だな
あ、とかそういうことを思っているのだろうか。だがハエのほうがよっぽど不潔だ。ぶっ殺
す。手元のティッシュ箱を投げつけたらハエにあたった。殺すつもりではいたが、あたる
とは思っていなかった。
 ハエはそのままティッシュ箱と一緒にカーペットに墜落した。ティッシュのバーコードが印
刷されているところに汚らしいハエの体液がこびりついた。一枚のティッシュを取り出し
て、ハエをつまみ手の中で不快な感触を確かめる。気持ち悪い。ハエを包んだティッ
シュで箱の汚れもふき取った。
 ゴミ箱の中には黄ばんで丸まったティッシュの塊が山と盛られており、一番上の塊は
今朝捨てたもので、精液の匂いがする。ティッシュの山にハエの死骸を捨てた。精液
の染みこんだ、生の象徴の中に死骸が包まれる。
 いや、ティッシュの中にあったのは数億もの命の素であり、今はただのタンパク質なの
だから何の例えにもなっていないのかもしれない。生も死もない。俺はただゴミ箱の中
にゴミを捨てただけだ。
 ハエを殺してもテキストを打ち込む速度に変わりは無かった。締め切りも字数制限
もないのだからそれでも構わない。パソコンのカーソルが次に打ち込まれる文字を待
ち構えるように点滅しているが、キーボードに置かれた指はぴくりとも動かないので、俺
はまたベッドに突っ伏した。


他スレで書き散らしものです。酷評よろしくおねがいします。

718:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 15:29:20
>>717
基本的な描写ができていないからブツ切れ。
まず、主人公がどういう状態でパソコンをやっていたのかがわからない。
パソコンデスクなのか、座卓なのか、部屋の状況もわからない。
それでいて、突然ベッドに突っ伏すというのは唐突。

>キーボードを止めて思考を止めれば、ハエがわずらわしいと感じないのかもしれな
>い。ベッドに突っ伏した。

それでまた何の説明もなく
>ハエを殺してもテキストを打ち込む速度に変わりは無かった。
とパソコンの前に復帰して

何の説明もなく
>キーボードに置かれた指はぴくりとも動かないので、俺
>はまたベッドに突っ伏した。
またこれ。

もう少し、情景描写、行動描写に気を配ったほうがいい。

719:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 16:07:10
>>717 描写、情景を増やしてみた。参考になるだろうか。

 薄暗い部屋で、俺は一人パソコンに向かい、単調に文章を打ち込んでいる。
 朝も昼も夜もずっと缶詰状態だと、牢獄のようにさえ感じてくる。
 デスク上のディスプレイは、俺の顔をどう照らしているのだろう。
 さしずめ青白く染まり、死に掛けた囚人といったところか。
 ―ハエがいる。
 周囲を飛び周り、羽音をたてて、俺の思考を阻害してくる。
 キーボードを打つ手を止めて思考を中断すれば、ハエがわずらわしいと感じないのかもしれない。
 無の境地というやつだ。
 俺はデスクから離れ、ベッドに突っ伏してみた。しかし、それでも脳裏を巡る思考は止まらない。
 論文の期日やテーマが頭にちらつく。
 人間誰しも、何も考えないのは逆に難しく、俺もまた、思考のノイズが頭の中で鳴り響く。
 それはまるで、ラジカセの音をゼロにしても、スピーカーからサーッという音が漏れるのと同じように―。
 ……羽音が不快だ。

720:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 16:10:40
>締め切りも字数制限もない
ごめん(´・ω・`)

721:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 17:10:47
>>719 すげえ下手。小説になってない。

722:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 17:54:53
>>721
じゃあ、お前が手本見せてみろ

723:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 17:55:42
>>717
>>719
この短さだと、作品自体の評価がヲチかあるいは場面描写に大きくウェイトが偏ってしまう。
そういう構成は悪くないと思うんだが、どうもその二点が作品を成立させるだけの強さが無いと思うんだ。

多分、ハエが死んで死骸がティシュの上に~って下りが一番書きたかった場面なのかなと思うんだが、
読者の目を止める為にもちょっと捻った表現をいれるとか、
ハエが死んだ辺りから男の視点からじゃない視点、例え客観的(?)に書くとか。
そういう「ここが魅せたい!」みたいなこだわりがもっと露骨に書いたらどうだろう。

全体的にだらっと読めてしまって印象に残らなかった、個人的な感想でスマン。
この文章にこだわりがあるならそのままでもいいと思う、こういう文章が好きな人もいるんじゃないかって思うし。

724:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:00:57
志賀直也

725:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:16:43
スレ違いかもしれなくて申し訳ない。文章の良い悪いを言っているわけではないし、
必要ならばこのような描写も必要だということは重々承知しているがあえていいたい

このような、不愉快な描写が行われている作品が多々あるが、最後まで読み進んでも
あえてこのような汚らしい世界を描写する必要があるのか疑問なのだ。

おそらく、その後この描写が生きてくることを想定してかいているものと思うが、個人的に
このような文章が始まると、その時点で放棄してしまうことが多い。純文学などで似たような
展開のものもありそうだが、これでひきつけられるのだろうか


726:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:22:22
>>717
>汚い部屋だなあとか、汚らしい男だなあ、とか
>汚らしいハエの体液

表現がかぶり過ぎ。 部屋や男は
「薄汚れた」、「小汚い」、「むさ苦しい」、「臭そうな」、等の形容もできる。
ついでに冒頭のほうで、部屋や男が汚らしいことを示す描写をチラッと出しておいたらどうか。
キーボードが手垢で変色してるとか、ディスプレイが煙草のヤニで黄ばんでるとか。

>一枚のティッシュを取り出して
英文の直訳っぽいので「ティッシュを一枚取り出して」が自然でしょう。

727:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:29:35
>>725
まぁ、不快感快感は個人の問題だから。
みんな同じ不快感快感を持ってるわけじゃないよ。当たり前だけど。

728:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 18:55:05
>>725
言いたいことはよくわかる。
同意。

729:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/09/04 18:59:50
>>685-687
難しいっすね。これ。この文章がどう使われるのかで
評価が大幅に変わります。わざとか素か、という話ですが。
後者なら大幅な直しが必要だと梨屋としては思います。
どちらにしてもよくキャラクターを感じ取れる文章です。

このノリでどこまで読者に我慢させられるか、
これが腕の見せ所ではないかと。

すみません、何の役にも立てない抽象的なコメントで。

730:名無し物書き@推敲中?
07/09/04 22:30:38
>>727
といっても、ネガティブ系の文章を書かれて喜ぶのは少数派だしな。
それをあえてやるんなら、その少数派を狙っているのがわかるか、そうでなきゃ、
それなりの理由があると言わんと、なかなか受け入れられないわな。

731:酷評お願いします1/2
07/09/04 22:39:06
「右手の小指からにしようか」
 真之介は右手の果物ナイフを真希の爪の間に差し込んだ。白桃を切るように、白い指へと銀色の異物は押し込まれていく。
 プツリという音がして、赤黒い液体がナイフを伝う。
 口に下着を突っ込まれた小指の持ち主である真希は、顎を上に向けて呻いた。
 板張りの床に頭を何度もぶつける音が響く。
「ほら、言うことを聞かないから、こんな風になるんだよ。小指が無くなっちゃうかもしれないけど、いいのかなぁ」
 真之介はおどけた調子で言う。
 真希は涙をためた目でちぎれそうなほど首を振った。小指が無くなってしまっては、まともな生活が送れなくなってしまう。こんな異常な状況におかれても、真希はなぜかそれだけを考える事は出来た。
 真之介はどこから持ち込んだかわからないガスマスクのようなモノを被っている。それ以外は何も身につけていない。全裸だった。陰茎は肥大している。
 セーラー服を着ている真希とは対照的だった。
 こんな男だなんて知らなかった。真希は目を見開いて真之介の行動を追う。
 三十階建ての瀟洒なマンションの二十八階。
「鉄人二十八号みたいでいいだろ」
 そんな風に真之介がエレベーターのボタンを押しながら言ったのを真希は覚えていた。鉄人二十八号の事を真希は知らない。
 黒で統一された家具に、白い壁紙、壁際にはひときわ大きなオーディオが置かれた部屋。
 オーディオからは訳の分からないノイズの様な曲が流れている。真希が何の曲と聞いた時に、真之介がスリップノットとだけ答えた。それが曲名なのか、演奏者の名前なのか真希にはよくわからなかった。
 薄紫色の携帯電話が真希の無傷の左手の方に転がっている。手を伸ばしても届きそうにない。
「こんな所に簡単に付いてくるからこういう事になるんだ。ママに教わらなかったかい?」
 それは怪しい人の時はもちろんそうだ。真希はそう思う。それでも怪しい人は見分けが付かない。生まれた時から東京に住んでいるのに、未だに分からなくて痛い目を見ている。
 今日のは特別危ないのかもしれない。真希は天井の間接照明の薄暗い光を見つめて瞬きをする。

732:酷評お願いします2/2
07/09/04 22:42:53
 オーディオから怪しげな男のシャウトとギターの轟音が響く。部屋中を灰色の煙が低く流れている。部屋の隅の木製の古びた台の方から煙は流れ出していた。
真希は最初に部屋に入った時、インセンスだと思った。革張りのソファに座らされて、真之介が飲み物を作ると行って台所へ行ってから、どんどん体に力が入らなくなった。
「言うとおりにしていれば、きっと死んだりはしないよ」
 くぐもった声で真之介が真希に告げる。
 
 真希は学校をサボってネットカフェで漫画を読んでいた。格好いいな、そう思ったから、いつものように側に行って、チラチラと胸元を見せた。今日の下着はお気に入りのピンク。
 朝の気分がちょっとそんな感じだったから選んだ。最近サルってなかったからかもしれない。薄手のシャツにぴったりとしたパンツ姿の真之介はストレートの髪をかき上げながら、真希の事を誘ってきた。
「ドライブでも行かない」
 お金の稼ぎ方はもっぱら男からだった。真希の財布はそこら辺を歩く男達だった。ちょっと裸になって事を済ませば、数万円を手に入れられる商売だ。個人経営者だなんて。真希はうそぶいていたけれど。

 小指がズキズキと痛むのを真希は感じる。ネピアと書かれた箱からティッシュペーパーを取り出して真之介は真希の小指を包んだだけだった。ティッシュペーパーは真っ赤に染まっている。
 真之介の手に握られたナイフの刃が。真希のブラウスをを舐めるようにすると、刃を追うように生地は勝手に左右に分かれていった。モーゼの十戒ってこんな感じだったんだろうか。ブラジャーが露出されていくのを真希はそんな事を考えて人ごとのように眺めた。
「ピンク色好きなんだ?俺は嫌いだよ」
 真之介はそう言って真希のブラジャーを引きちぎった。肩と背中のホックの辺りで、ブラジャーは裂け、赤い痣を残し真希の体から離れていく。
「白い体に、乳首は要らない」
 全裸でしゃがみ込み、横たわっている真希の側の真之介は息苦しそうな声で言う。ガスマスクに覆われた真之介には表情は無い。
 怪しげな音楽に乗って体を左右に揺すっている。その度にペニスが左右にしなり反対側へ勢いよく振れる。棒のようでもあり、蛇のようでもあり、亀のようでもある。
 不思議なものだと真希は思う。体の奥を貫かれると快感が脳天まで走る。犯される感覚を思い出し、真希は目を閉じた。

733:お願いします1/3
07/09/04 22:44:35
 ブラウザをリロードすると、液晶ディスプレイに若い女が現れた。
 焦点を失った両眼。首にかけられた工事用のロープ。首は骨が折れあらぬ方向を向
いている。だらりと垂れた舌からまだ少量の唾液が流れ、鬱血した頬を夕日が染めて
いる。
 首吊り死体だった。
 二十歳前半と思われる女の首吊り死体がWebの画面に浮かんでいる。
 その女の死顔を隆行は見つめた。
 携帯電話で写したと思われる画像は手ブレではっきりとしない部分もあったが、顔
立ちを間違えるほどではない。細面の輪郭とやや垂れ気味の両眼。左目の下に小さな
黒子がある。普通に生きていて笑っていれば、それなりの美人だ。だが、今は両眼は
大きく見開かれ、眼球が飛び出るかのようだった。生前の顔を知っていなければ、そ
う判断することは難しい。
 隆行はキーボードの上に手を置いた。
 殺風景な部屋の中にノートパソコンのファンと壊れかけたクーラーのモーターが響
ている。昼間の猛暑を吸った都心のコンクリートは夜になっても部屋の温度を下げず、
半開きにした窓から入る風もアスファルトの乾いた熱気を含んだままだった。ときお
りビルの間の街路樹で鳴く蝉の声が微かに届いて来る。
 手の甲に落ちた汗を合図に、隆行をキーボードを叩き始めた。
 『シュレディンガーよりマックスウェルへ』
 メーラー立ち上げて、隆行は題名にそう打ち込んだ。宛先にはN社の携帯電話のア
ドレスが自動設定されてある。
 『ラプラスのファイルが例のサイトにアップロードされた。場所は、S県Y山中。被
害者は―』
 『被害者』と書いたところで、隆行は一度手を止めた。自分の書いていることは正
しいのか。その思いが浮かぶ。だが、それもすぐに消えた。あいつは自殺をするよう
な女ではない。隆行がゆかりについて唯一知っている事実はそれだけだった。
 『被害者は、20代と思われる女一名。ただし、今回は自殺ではない。他殺だ。』
 隆行は書き終えてキーボードを叩くようにメールを送信した。
 ディスプレイでは、ゆかりが揺れていた。

734:731-732
07/09/04 22:45:01
ネガティブな雰囲気で恐縮ですが、監禁されていく様子を書いてみました。
三人称で視点のブレが無いかどうか気になっています。
よろしくお願いします。

735:お願いします2/3
07/09/04 22:46:18

   ○ 

 死因は他者による絞殺。凶器は首を吊っていたロープ。
 手書きの書類をコピーした検視結果にはそう書かれていた。
「読みが当たったってことか……」
 小さく呟いて、澪は検視結果をスキャナーに挟んでノートパソコン操作した。
 鈍い作動音がして、画面にゆっくりと書類の画像が出来上がってゆく。課の備品の
スキャナはもうだいぶ年代もので、最新の安価な機種よりもはるかに性能が悪い。何
度か購入申請してみたものの、すべて却下された。備品は買った当時の計画された耐
用年数が来るまでは決して買い換えない。堅いことだが、その結果が非能率として返っ
てくる。
 数十秒かけてようやくファイルができあがる。解像度を高く設定したため、ファイ
ルのサイズがやたらと大きい。手書きの書類のそれもコピーが元では、こうでもしな
いと文字が判別できないのだ。ディスクの容量もかなり使うが、こちらの方は心配な
かった。パソコンだけは最新機種を支給されている。課員全員が連名で上申した結果
だった。支給されなければ、各自が自費で買うしかないと言って、ようやく購入が決
まった。むろん、上の方が捜査員個人の懐具合を心配しているわけではない。情報漏
洩が発生した場合、私用パソコンからの流出だと情報管理のミスを叩かれるのは上の
ほうだからだ。
 出来上がったファイルにパスワードを設定していると、
「榊巡査、ご苦労様だな」
 振り返ると山口警部補が立っていた。
 相変わらず足音を立てずに後ろに立つ人だ。澪は思った。
「しかし、お嬢さんすごいね。一課の連中でも写真だけじゃ他殺って判らんかったぞ」
 山口警部補が澪のパソコンをのぞき込みながら言った。澪は反射的にディスプレイを
閉じた。表面柔和なのだが、どうも得体が知れない。一課の古参刑事はみなそういう
ところがある。



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