07/08/30 21:06:07
>>518(2/2)
(感想)
この文体、梨屋は好きです。
さっと一回目を通して特に引っかかりも無く読めました。読み直して
みて、さほど読点が打たれてないこと、それでも自分が無理なく意味
が取れたことを気付き、読みやすい文章に力を感じます。
梨屋としては特に良かったフレーズをチョイスすると自虐的だけど
確信持って居直るのが好みというか、
「空気なんか読みたくねえし、読む気もさらさらねえ。」とか
「社会を底辺から見下ろす俺とでは俺のほうが上だと思っていて、
それは今でも変わらない。」などは特に気に入りました。
梨屋は本来小説を読むとき、「セリフ」が始まる、動きが出る、
までは序章は斜め読み、必要があれば読み返すことが多いです。
ですので冒頭主人公が今置かれた心境をただ語るだけでも大きな
問題とはあまり思わないのですが。しかし、この文章、「」や、擬音、
行動描写をはさみながら進めても全然問題のないモノローグですので、
何かやらせたり、話させたり、なにか見ながら、の方が雰囲気や
アクセントが付いてよりよいのかもしれません。
もちろん、他の方のコメントのとおり、冒頭でさっさと人物紹介を
するのは自然で、読み手が物語へ入り易く親切です。
以上です。なにかの参考になれば。