07/08/20 13:20:47
AM6:30
部屋にジリリリと鳴り響く目覚ましを止めベットから起き上がると、まだ眠たい目を擦りながらカーテンを開けた。窓から真っ白な朝日が差し込んで部屋中を照らす。
こうして太陽の光を浴びて、ようやく私の一日がスタートを迎えるんだ。
部屋を出て階段を下り洗面所に向かうと、顔を洗って歯を磨いてリビングに直行する。
ドアを開けると、ぷーん、て香ばしいベーコンの香りと甘いコーヒーの香りが部屋中に広がって、グーってお腹が鳴る。
お腹に手をあてながら食卓の並ぶ席につくと、すでにお父さんが食事を終え、新聞を読んでいたから驚いた。
いつもなら夜中の仕事で疲れて、朝はぐっすり寝ている筈なのに。でも、お父さんと食卓の席に並ぶのは、かなり久しぶりの事だったから、嬉しくて、自然と笑みが零れた。
おはようって声掛けたら、ちょっと照れ臭そうなおはようが返ってきて。
たっぷりとバターを塗ったトースト、ベーコンエック、スクランブルエッグを頬張って最後にコーヒーをすする。
「ごちそうさま!」
バタバタしながらリビングを出て、また歯を磨いて、部屋に戻る。ブレザーの制服に着替え、身仕度を整え終わると、部屋を出た。
「いってきます!」
リビングにいるお父さんに手を振ると、家を出た。