07/08/18 21:48:38
>>230
開き直りですが、梨屋には教養がございません。
>>173
全文読ませていただきました。あっという間に物語に引きずり込まれて
余韻を残す読後感もあり、とてもよかったです。ありがとうございます。
235:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/18 22:18:21
>>211
<前文、自己紹介略>。以下、「と俺は思う」略
・「俺の視界は反射的に細まった。」
直前の一文で状況が掴めない疑問を抱いたまま、持って回ったような
間接的描写を理解しなければならないのは不親切。単純に目を細めた
等で落ち着かせて欲しい。
・「中心部に目をやると、」
まだ、どこに主人公が置かれているかもわからない状況なので
どこの中心部かが掴めず、不親切
・「ふと、鏡に写る自分の姿が目に入る。」
部屋の描写がほしい。突然現れた鏡戸惑い不親切
・「悲しく、虚しく、悔しく、滞りのない怒りが沸き上がってくる。」
何をどこになぜ感じたのかといった理由が分からず不親切。
この心境の前にある程度ほのめかしが欲しい。
・「その光景から」
光景という漠然なものが鏡の中の自分の姿だとすぐには分からず不親切。
感想
例えがおおすぎます。連続する間接的な表現で、読むのが疲れました。
状況が分かりづらく不親切。息の抜き所を適度に作り安心させてください。
以上です。何かの参考になれば。
236:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/18 22:42:27
>>231
>百害あって一利梨屋。
レス見落としました。この一言言いたいがためにか、と勘ぐってしまった。
いいです。
>>225
>そういう細かいプロット作りも必要かな
この箇条書きは、後付です。アリの文をなんとなく感覚的に繋げ直したあとに、
どこをどう変えたかをまとめるため、後から箇条書きを作りました。
出来事はまったく変わりませんが、梨屋は回想部分や本文の有り物から
恭子像を見て、驚きは驚きのところへ、死へのほのめかしはそれをと、ベタに
集めて、構成し直したようです。が、やはり流れを持たせた中の台詞は、
より実感が出ると思います。
小説のプロットの作り方はいろいろとあると思いますが、とりあえず
ある程度書き綴った後から、こういうことなんだと、方針を固める自由連想に
似た手段もあっていいのだと想像します。
大切なのは、筆を投げずに最後まで書き上げることでしょう。というより、
ただ梨屋が完結を見たいからなのですが。
237:名無し物書き@推敲中?
07/08/18 23:18:33
1/4
オレは目を覚ました。あたり一面真っ白。なにもない。何も感じない。寒さも熱さも感じない。
ほほに風のあたる感覚が懐かしくなる。ここでは風がないというか、空気すらない感じがする。
「やぁ、ようこそ死後の世界へ。」
オレの目の前に白ひげをはやした、爺さんが現れた。爺さんはほほの筋肉がないかのような、無表情さだ。
「お前さん、これからどうするのだ。」
どうするもこうするも、状況がつかめない。ここはいったいどこで、なんでオレはここにいるのだ。
「だからいったろうに、ここは死後の世界じゃ。お前さんは死んだんだよ」
オレの心を見透かしたように、爺さんは語る。たんたんとしているのが、妙に気が触る。
「爺さん、ここは癌申告みたいに、恐る恐る言ったほうがいいよ」
オレは口を開いてみた。
「お前さん、ここには癌で死んでここにいる人もおるのだから、言葉に気をつけたほうがいい。さもないと、殺されるよ」
面白い爺さんだ。なんで死後の世界まできてしななきゃならんのだ。
「爺さん、悪いけど死んでる自分がもう一回死ぬなんて、おかしいよ」
「お前さん、生前お前さんの部下が、ヘマをやらかしたときに、部下さんに殺すぞっていうたやないかい」
そっか。とりあえず大変な目に遭わされるということなのか。
「ここでのルールはきまっちょる。よからぬことをして、みんなから殺意を抱かれたら、次は人間に生まれてしまう」
人間?結構じゃんかよ。人間の生き方は経験済みだ。もし台所の覇者、ゴキブリになるなんてことになったらオレは死んでもやだ。
オレは今は、死んでるらしいから、可笑しな言葉ではあるけど。
「最悪だ人間なんて、オレは死んでもなりたくないぞ」
俺の周りに亡霊が集まってくる。
238:名無し物書き@推敲中?
07/08/18 23:19:40
早口。無理して書く必要があるの?
239:名無し物書き@推敲中?
07/08/18 23:22:12
2/4
「俺たち死んでるじゃないか。いまさら死んでどうする」
亡霊はざわめく。騒いだって……あくまでこれはオレの予想だけど……騒いだって、この爺さんが各人の生まれ変わりを決定するのだから、無駄だ。
「お前たち、人間にされたいのか」
亡霊は静まる。
「いいか、人間にされたくなければ無駄に欲することなく、慎ましくここで生活し、前世の反省にいそしむことじゃ。」
爺さんの言葉で、亡霊はさっと散った。もう何も聞こえない。
いままでどおり、なにも感じない。オレは爺さんに話しかける。
「なんで人間になりたくないんだ。」
人間経験者のオレは問う。なんで1+1=2なんですかって聞いてるようなものだ。
ヘタな動物より人間のほうがいい。
「もの好きもおるもんじゃのぅ。そんなに人間にされたいか」
別に構わんという顔をした。当然だろう。働けば飯が食えるというすばらしい制度を持っているのは人間だけだ。
「だってアイツら63億人におるのに、みんなよってたかってで共食いをしちょるもん。毎日休まず。そりゃぁ、惨めなもんだよ。」
オレは、はてなという顔をする。人間って共食いなんてしないはずだ。アマゾンの奥地かなんかに住むといわれる食人族の話か……。
もしかしたら前世の記憶が薄れているのかもしれない。1+1は本当に2だっただろうか。
いや、絶対に2だと思って、オレは聞いた。
「爺さんあんた誤解してるよ。みんな牛も豚も食うけど、人間は食わないよ」
「違うのかい。」
爺さんは、不思議そうにオレをみる。オレは今の記憶上じゃ、爺さんは間違っていると反論できる。
「北半球の人は楽園に住んどるらしいやないかい。」
楽園?そんな表現ははじめて聞いた。確かに先進国は北半球に限定されているし、食うのにこまらない。楽園かもしれない。
「しかし楽園に住むのは一握りなんじゃろ。あとは食われちまうんじゃ。」
やはり爺さんは誤解している。
240:名無し物書き@推敲中?
07/08/18 23:23:17
3/4
「食われるってなんですか、聞いたことないですよ。」
爺さんはまゆをひそめる。この人は根本的に誤解をしているに違いない。
「毎日ニュース見てたからわかりますよ。人間はこれを南北問題とよんでます。北半球の先進国の一握りしか、豊かな生活ができないんです。そりゃぁ、南半球の貧しい土地に生まれて、餓死なんかしたら惨めなもんですよ。」
「いやぁ、そうじゃなくてね」
爺さんは落ち着いているが、緊張感を持って話を切り出した。
「あんたが生前コーヒーが好きじゃったの」
オレは戸惑う。なんで生真面目にそんなことを聞くのだ。
「貧しい家に生まれた青年がおった。コーヒー栽培をしておった。でも商売人が儲けたいがために、高い値段で買ってくれなかったんだ。」
爺さんは話を続ける。
「青年は過労と栄養失調の為に死んだ。そして青年の作ったコーヒーがお前の口に入る……あんた青年の命すすっておったのじゃの。共食いだな。」
「ええ、共食いですね。」
「お前さんわかっとろうが、あんたの楽の為に何百人も、何千人もしんどる。あんたは罪深い。また人間になるだろう。」
オレはうつむいた。どこからか亡霊の悲痛な叫びがきこえる。背筋が凍る。おかしい、さっきまで何も感じなかったの寒い。とても寒い。
今にも凍え死にそうだ。
「爺さん、寒い。楽にしてくれ!」
オレは叫んだ。
「人間しか枠がないがそれでもいいかのぅ。」
オレはうなずく。もし豊かなところで生まれればまた楽な思いができる。
241:名無し物書き@推敲中?
07/08/18 23:24:01
4/4
爺さんは男を地上に追いやった。北の人間の為に、貧困に苦しめられている労働者の家に生まれたという。
「また人間が増えちまいましたね。」
神様と呼ばれるその人は爺さんに語りかける。
「いいんですよ。彼は望むとおり、再び人間になったんですから。もお、本当にだれもなりたがらないんだから。彼を脅して、また人間世界に帰しちゃいました。」
この世界では、今日も共食いが行われている。それに誰も気づくことはない。
「まぁ、わからないから楽なんでしょうよ。本当は生きている間に、人間にならないために悪いことをさせないようにするのがいいですけど。」
神様は語る。今日も誰かが誰かに食われているのだが、やっぱり誰も気づかない。
「人間は愚かだからできんでしょうよ。邪魔者は、下の世界で醜い争いに参加してもらえば、ここの治安は守られるってもんです。」
爺さんは今日も人間世界に落とせそうな奴を探している。爺さんの仕事の甲斐あって、人間の人口はさらに増えている。
242:まさお君
07/08/18 23:27:55
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243:名無し物書き@推敲中?
07/08/18 23:59:58
理解 御理解 理解。
私は目の前にいる臓器コーディネーターを名乗る男が、
何度「理解」という言葉を使っただろうか、と考えていた。
大学病院の前の通りにある喫茶店の中で、私たちはもう
一時間近くも向かい合っていた。
男は何度も店員の足をとめて、コーヒーのお代わりを頼んだが、
私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
私はこの男が説明を始めて、「それはどういうことですか」とか、
「なぜですか」とか、疑問以外のフレーズをまだ声に出していない。
長い間話を聞き続けているが、灰色の背広を着た自称
命のコンサルタントが、淡々と無表情に説く様を見ていると、
私の中で疑問は広がるばかりだった。
あれこれ間接的な喩えを引用して、長々と話を続けてはいるものの、
内容は要するに私の望んでいたサービスは得られないということに尽きた。
「もちろん前金は、今日までの費用を差し引いて全額お返しします。」
既に私の耳は、男の声を単調な雑音としてしか受け取れなくなっていた。
結論を変えられるのではないかという深刻な思いが、私に話の切り上げを拒ませた。
私は大学病院に入院している妻の骨髄を得るために、この男に仕事を依頼した。
前金はこれまで溜め込んだ貯金を使い、残りは借金をしてでも支払うつもりだった。
男の話によれば、懇意にしていた米国の医者の病院に、警察の手入れが入り、病院
そのものの存続が危ぶまれているという。手入れの原因は違法な臓器取引に関する
うわさが絶えないというものであり、その騒動は当然男と医者の接触を阻んだ。
そのことはつまり、期限までに確実に、妻に必要な骨髄を得るルートが
消えたことを意味していた。
244:243残り
07/08/19 00:02:19
「とうことで御理解いただけましたでしょうか」
できるわけがない。
どうしても私は理解の意思表示を出せずにいた。
私はこの男の「絶対に」「確実に」という言葉を信じて
前金を払ったのだ。
ここで頷いてしまえば、妻は数ヵ月後にはこの世からいなくなる。
「なんとか・・・なりませんか」
私は塞がれそうになる声を、絞り出すようにして聞いていた。
前スレに書き込んでしまった。こっちで酷評願います。
245:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 00:09:56
>>237-241
ネタの意味はわかる。
ただ、筆力が追いついていないかな。
結局ね、セリフと主人公の心理描写しかないので、急ぎすぎな感じがするんだ。
もう少し、セリフとセリフの間に、爺さんや周囲の状況の描写入れて、テンポを
落としたほうがいい。
246:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 00:20:34
>>243-244
読みにくいな。
まず、骨髄移植の件を隠す必要がないと思う。
もっと早く出したほうが、主人公の焦りが伝わるはず。
もう少し場所の描写があってもいいかな。
これだと単なる説明。
>大学病院の前の通りにある喫茶店の中で、私たちはもう
>一時間近くも向かい合っていた。
> 男は何度も店員の足をとめて、コーヒーのお代わりを頼んだが、
>私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
下の二行は文章が捩れている。
男の行動と、わたしの行動を対比させるなら
男は何回もお代わりを頼んだが、私は、最初に注文したコーヒに手をつけてすらいない。
という意味になるように書かいたほうがいい。
247:空也 ◆4dbIFOhX2A
07/08/19 00:23:24 BE:116553492-2BP(20)
>>236
>大切なのは、筆を投げずに最後まで書き上げることでしょう。というより、
ただ梨屋が完結を見たいからなのですが。
すごく嬉しい言葉です。
夏休みが終わりに近づき、憂鬱な気分になってたところですが、頑張って書き上げたいです。
でも、中篇~長編の予定なのですごく時間がかかると思います;;
プロットについては、書いた方が自分の頭の中を整理できると気づいたので、
「ストーリーエディター」というソフトをダウンロードして、今作ってます。
248:243
07/08/19 01:35:45
>>246
>もう少し場所の描写があってもいいかな。
そこは出だしの何度「理解」という言葉を使っただろうか、
という心理を受けて、「長時間」喫茶店にいるということを
伝えようとしてるわけで、詳しく「場所」の描写をしている
わけではないですが。喫茶店やファミレスの中の詳しい描写って
いります?基本的な質問ですが詳しい風景描写や空間描写って
全部の場面でやらなきゃだめですか?(風景描写が嫌いというわけではないです
むしろ個人的には心理描写より楽だと思うので)
>下の二行は文章が捩れている
捩れてるっていうのはどういう意味?
男のコーヒー(カップ)は男と店員に何度も手を付けられているが、
私のカップは私にも店員にも誰にも手をつけられていない。
湯気も消えてコーヒーもカップも冷え冷えとしている。
こういう感じを出したいとき
>私は、最初に注文したコーヒに手をつけてすらいない
だと上の効果が出せないのでは。説明調になると思う。ただでさえ
一人称の文体は私と対象の対比になりがちなので、(その分表現幅が減る)
唐突にカメラの位置を変えてみても良いのでは?
249:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 01:56:22
どれどれ、俺様がみてやろう。
なんだ!? 捩れ、っつーか、あほか。
なんで自分の行動を
>私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
って書いてんだ?
感覚がおかしい。いや、まじでずれてる。
250:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:03:27
>男は何度も店員の足をとめて、コーヒーのお代わりを頼んだが、私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
逆にこれがだな、
私は何度も店員の足をとめて、コーヒーのお代わりを頼んだが、男の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
なら、わかる。
いいかい。自分の行動を客観的に書くのは変だ。
ある事件のあらましを他人に説明するとき、自分(私)を客観的に描写することはある。だがそれとは違うだろ。
251:243
07/08/19 02:15:10
>>249
主語はカップだから自分の行動じゃないし。
その文は男とカップが、主語であってね。
252:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:29:35
>>248
>一人称の文体は私と対象の対比になりがちなので、(その分表現幅が減る)
>唐突にカメラの位置を変えてみても良いのでは?
駄目です。一人称ではカメラの位置を変えてはいけません。
ですので、この場合は、あなたが書いているとおり、
>私は、最初に注文したコーヒに手をつけてすらいない
と書くしかありません。
「表現幅が減る」というのはそのとおりで、それが一人称で書く際の制約となります。
その制約がいやなら三人称で書くしかありません。
253:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:30:20
>>251
おまえ、まじであほか。主語が行動するわけじゃないだろ。
主語が行動するならコーヒーカップが行動するっていうのか?
ま、おまえにもわかるように説明してやる。
あの文の文意は、
「私はコーヒーカップに手をつけなかった。」
つまり、
「私はコーヒーを飲まなかった。」
という私の行動だ。わかるか?
そんで、その、私はコーヒーを飲まなかったことを、
>私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
こんな回りくどく書いて変だと思わないのか?
いやまじで。誰かに聞いてみそ。
254:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:33:28
そうそう、>>252のいうとおり、三人称一視点ならおkだろうな。
「私」のところを何某の名前に置き換えての。
255:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:38:20
>>243
俺には細かく批評できる能力はないけど、あなたの文章、はっきり言って読みにく
いよ。これといった魅力も感じないし。
つけてもらった酷評にも素直じゃないレスを返してるけど、今からそんな姿勢じゃ
ひとりよがりを絵に描いたワナビで終わりだろうね。
256:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:42:05
>>234
戦争策動家ってのは教養がないものなんだそうだ。
で
お前は日本人のふりをした韓国人のくせに、日本人に日本語を講釈垂れてる。
257:243
07/08/19 02:42:18
>>250
たとえば
「彼はコーヒーを飲んだが、彼女のカップは一度も手をつけられていなかった。」
これは逆説対比で、「彼は」と「カップは」の
それぞれ述語がはいっていいわけだよね。後の文は否定という形で(俺の国語間違ってる?
分かりにくくしている原因は「人」述語 逆接「物」述語っていう文章だからでしょう。
俺が悪かった。もう変なことしない。
258:243
07/08/19 02:45:52
>>255
以前は素直だったけどねえ。
納得いくまで質問くらいさせようよ。批評に批評しちゃいかんって
ルールなの?ここは?
259:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:50:10
読みにくいというのは説明調だからだろうな。
論理的でわかりやすい面もあると思うよ。
感覚がおかしいといったが、
>>243は真面目でしっかりした文章を書いている。
しかしイメージでいえば背広を着たセールスマン。
短編なら我慢できるが、あの調子で長編はきついだろうな。
もっと余裕をもたせた方がいい。
書き手自身に余裕というか遊び心がほしい、といったところか。
260:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:52:48
>>258
ならお好きなように。
ひとりよがりな文章書いたり、批評に対する批評でもやって人生終わってください。
261:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 02:56:54
>>257
>分かりにくくしている原因は「人」述語 逆接「物」述語っていう文章だからでしょう。
そんな小難しいことじゃねーよ。
>「彼はコーヒーを飲んだが、彼女のカップは一度も手をつけられていなかった。」
この文章のように「彼」「彼女」ならよい。後ろが「私」になるとだめなんだよ。
彼はコーヒーを飲んだが、(私)のカップは一度も手をつけられていなかった。
手をつけられていなかった、って、おまえ、自分が手をつけなかったんだろ? っていうツッコミが入るだろうな、普通は。
262:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 03:13:18
>>248
>基本的な質問ですが詳しい風景描写や空間描写って
>全部の場面でやらなきゃだめですか?
その場面でセリフのやりとりがあって、ある程度まとまった文章の量になるなら
情景描写を入れたほうがいい。
詳細に描写する必要はなく、喫茶店なら、どういう雰囲気なのかがわかればいい。
内装の雰囲気、客の入り具合、客層、店員の様子、BGM、イスやテーブルの状態、
照明の様子、席から見える風景、こういったものの中から、二つくらいチョイスして
描写すれば十分だと思う。
>捩れてるっていうのはどういう意味?
他の方のレスもありますが、一人称の場合は、常に内部視点で書くのがルール。
問題の部分は「私の行動」を外部視点から客観的に見た書き方だからNG。
> 男は何度も店員の足をとめて、コーヒーのお代わりを頼んだが、
>私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
263:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 03:24:15
>> 243 はね、離人感って状態を現しているの。
ショックな出来事があったとき目の前の現実感を失って、自分に起こっている
出来事を他人の経験のように思ってしまう状態。
だから冒頭で話し相手の言葉の意味をスルーして「理解」の数を数えたりするし
> 私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
> 深刻な思いが、私に話の切り上げを拒ませた。
> どうしても私は理解の意思表示を出せずにいた。
> 私は塞がれそうになる声を、絞り出すようにして聞いていた。
こういう回りくどい言い方になる。最後の文なんて、普通の文法で読んではいけな
いだろ。
ただ離人感について読者に理解してもらえなかった以上、作者は言い回しを直す
よりも、離人感について分かりやすく表現する方法を考えよう。
書き方の問題点としてはむしろ、「私は、私が」という言葉をもう少し減らせるだろう
点、あとは
> 私はこの男が説明を始めて、「それはどういうことですか」とか、
> 「なぜですか」とか、疑問以外のフレーズをまだ声に出していない。
この文は解釈しようがない。「この男が説明を始めて」が邪魔で文のつながりが分
からなくなっている。
264:243
07/08/19 03:25:04
>>252
確かに分かりにくいことは認めたうえで、
カメラの位置は私が「男の行動」と「カップの様子」を、読者に
語りかけている一人称であるつもりなんだけど。私が目線を変える
という意味だよ。つまり単純に 男は→私は ではなく、男は→カップは という風に。
>>253
カップは行動しないから受動態にしてんだけどなー。
265:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 03:32:44
>>264
納得いかないなら好きにしたらいいだろ。
266:243
07/08/19 03:37:07
>>261
自分のっていうか・・・
カップは私にも店員にも誰にも手を付けられなかった。
こういうニュアンスを出したかったわけ。だから
前の文で男に店員を立ち止まらせたわけだ。
「手を付けられる」のは私であるという慣用性なんかあったっけ。
いや俺が何か間違ってるかもしれん。少し考えてレスします。とろくてすまん。
267:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 04:01:11
アホはスルーでお願いします。
268:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 04:03:51
>>266
>>私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
私はまさにこの文章を読んだときにそう思った。
お前のカップはお前しか手をつけねえだろ、他の人間が手をつけるのかよ、と。
それが狙いならいいんじゃないかな、その狙いにどんな意味があるかは知らないが。
問題なのは作者であるあなたの説明があったからそう確信が持てただけで、
原文を読んだだけでは間違いなんだか狙いなんだか分からない。
その点こそが問題であり、みんなが指摘していることなんだ。
>>264のレスを見て思ったけど、指摘をちょっと取り違えているのではないかな。
受動態か能動態かの話は誰もしていないよ。
269:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 06:10:31
あれだな。こいつらが情景描写情景描写って五月蠅いから 情景描写一切しないといい文章になる。
こいつらの言うことの眞逆をやると面白くなる。なんたってこいつらの退屈さときたら超一級だからな。
270:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/19 10:33:45
なんか盛り上がってたんだな。
男は何度も店員の足をとめて、コーヒーのお代わりを頼んだが、
私の前のカップは、誰からも手をつけられることなくそこに置かれていたままだった。
こうじゃね?
271:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 12:11:39
>>235有難うございます。とっても参考になります。
272:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 13:01:22
>>270
店員が客のカップに手をつけたらおかしいべ
「手をつける」で一つの意味をなす熟語だろ
273:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 13:12:14
> 私の前のカップは、誰からも手をつけられることなくそこに置かれていたままだった。
さらにに人工的で硬く、より不自然にしてどうするんだっつーの。
274:243
07/08/19 14:19:07
>>263
離人感という言い方があるのね。勉強になります。
私のカップは(私にも誰にも)一度も手を付けられなかった。
つまり私を他人(外部)の経験として含んだ文章であることは
間違いないです。
私の行動を客観的外部的に描写してはいけないという一人称
ルールを徹底すれば、離人感をかもす文章はいただけないという
ことなのかな。少なくとも分かりにくくしてしまう。
>>268
ねらいというか、意図したのは「男は飲んだが、私は飲まなかった」
というような単線的な対比表現を極力避けたいなと思ったから。
「男はコーヒーのお代わりを頼んだが、私の前のカップは放っておかれている(私からも)」
そういう感じ
>>272
手を付けられていない。誰からもふれられず動かされていない。というのは無理が
あるかな。最初に書いたのは
「男はコーヒーを何度も頼んだが、私の前のカップは一度も触れられなていなかった」
だったんだけど、直感的に変えようと。
どちらにしろ離人感が出るのは否めんです。私を外部のものとして描写するのが
一人称としてまずいと。
275:243
07/08/19 14:55:27
>>270
ニュアンスはそういう感じ 何からも触れられず 湯気も消えてる 冷め切ってる
なんだか放られたような。
つまり、状況に置かれた「私」の心理との関連付けがほしかった。
私の切実な思いにもかかわらず、手を離されてしまう、手を引かれてしまう
というような。
276:杉井光 ◆HIKARUZG8U
07/08/19 15:01:27
そんなら、コーヒーカップを「私が擬人化して観察した感想」を書くといいですよ。
”私の目の前のカップは、私からも店員からも始終無視され続けて冷え冷えと黙りこくっているように見えた。”
277:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 15:11:44
一読してすとんと得心できない段階でもうだめなんだよ。
>>173を読んでみ? すらすら読めるだろ。難しい単語も紋切り型の表現、手あかの付いた慣用句もない。
文体のこどもっぽさはともかく、おまえらこういうの何でマネしないの?
278:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 15:31:06
>>277に同意。
243はまだ気付かないのか。
自分の意図がどうであれ、読み手に拒絶されたら、もうその時点で書き手として
負けてるんだよ。
自分のやり方を読み手に理解させようとするより、読み手に理解されるには何が
必要なのかを考えろ。
279:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 15:49:00
芸術家なら、読み手の事など考えるな。
280:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 16:01:56
>>279
一種真実。だがその点においては俺は井上靖翁に倣い中間を征かせてもらうとしよう。
281:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 16:05:01
>>277-278の作法ではいつの日にか
ばあぶうー あぷぶば?ぶう? う"ふぅ~
になるのも遠くないからな。挑戦して構わんが、こいつらのしようとしてることは 世の文学を皆そうしようとする
企てであるからして。
282:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 16:07:34
しかし…
ものすごおく 細かいやつらだね。そんなにコーヒーカップに人生を見ちゃうタイプなのか。
ならいっそ文章などやめてコーヒーカップ職人になろうというのが筋だろう。
283:空也 ◆4dbIFOhX2A
07/08/19 16:27:21 BE:64752825-2BP(20)
>>279
でも、芸術性という面では、
小説家よりも>>282の言うようにコーヒーカップ職人の方が優れているだろう。
って思っただけ。
URLリンク(www.h6.dion.ne.jp)
284:263
07/08/19 16:31:15
>>274
> ルールを徹底すれば、離人感をかもす文章はいただけないという
> ことなのかな。少なくとも分かりにくくしてしまう。
いや、いけなくない。こういう表現はすでに世の中に存在するし、
あなたが少しでも興味を持ったのなら、使ってもよい。
(ただし読者に分かってもらえる形で)
わざわざ
> 「なんとか・・・なりませんか」
> 私は塞がれそうになる声を、絞り出すようにして聞いていた。
こんなすごい(普通の文法にとらわれているやつには理解できない)
書き方をしたんだ、自信を持って貫いていいよ。
「なんとかなりませんか」って言ったのは「私」だぞ? 分かっているか?>読者
> あの文の文意は、
>「私はコーヒーカップに手をつけなかった。」 つまり、
>「私はコーヒーを飲まなかった。」
>という私の行動だ。わかるか?
>そんで、その、私はコーヒーを飲まなかったことを、
>>私の前のカップは一度も手をつけられていなかった。
>こんな回りくどく書いて変だと思わないのか?
↑これはジョーシキ君の考え方だ。物事に主体的で結構だね、きっと悩みが
少ない人生だろう。
てかおまえら、なにげなく飲んでいたコーヒーがいつの間にか減っているの
に気づいて
「あれ、俺、いつのまにこんなに飲んだっけ?」
と思った瞬間が、ほんとうに今までないのか?
285:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 16:31:38
243さんがただ単に「手をつける」が
この場合「飲む」という意味になることを知らないだけだろ。
>>248を読んでそう思った。
286:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 16:35:27
割と見切り発車でバカチョンは送り込んできたのだね。
まあ日本文化に触れさせすぎると洗脳されるつースタンスだから仕方ないが。
287:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 17:03:20
>>285
そういうことだよね。
食事に手をつけないというのは、食べないということだし
肉料理の皿に手を付けないとくれば、肉料理は食べていないという意味だし
コーヒーカップに手をつけないというは飲まないということ。
普通はそういう風に文意を理解する。
288:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 17:56:47
失礼します。
酷評お願いします。
「なるほどね」
食卓に並べられた串カツの一本をつまみ上げて、好子はふふんと笑った。
「つまり私が嫌いってことね」
僕を嘲るかのようにゆらゆらと串カツを振り、ソースもかけずにかぶりつく。僕
は木偶のぼうのように突っ立ったまま、油でてらてらと光る好子の唇を眺めてい
た。
「つまり、私が嫌いってこと」
今度はやや自嘲気味に呟く。僕はいたたまれなくなり、串カツが山盛りになった
皿に目を落とした。米も炊いたことがない好子が半日かけて揚げたものだ。串カ
ツを食べたいと言ったのは、僕だ。
好子は次々に串カツに手を伸ばす。豚肉と玉ねぎ。じゃがいも。うずらの卵。し
しとう。
あたりには咀嚼の音が響いた。一定的なリズムの、いかにも乱暴な音だった。
泣いているんだろうな、と僕は思った。彼女はたぶん、泣いている。抱き締めてあ
げたり、一緒に串カツを食べてあげたりすることに意味はなかった。意味はない
ぶん、簡単に実行できそうだった。しかしどうしても、好子か串カツのどちらか
に手を伸ばそうとするとひどく虫酸が走るのであった。
289:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 18:02:32
昭和に帰ってもかまわんど。
ちなみに俺は玉子丼で田舎出のおなのこを騙すスケコマシの話を思い出したある。垢抜けてはないな。そしてほほえましくも
ない。ただ鬱陶しい。昭和の男女のいさかいを平成にもという願い。
290:243
07/08/19 18:11:45
>>276
単線的な対比法を使うくらいなら、俺も擬人法を使うね。確かに分かりやすい。
>>284
普段意識できていない感覚手法を、指摘してもらって大変ありがたい。
わかりやすさを考えつつ、離人感を出していけたらと思いますね。
>>285 287
例えば 243の文で「私の目の前のコーヒーは手を付けられていなかった」
とはしないのね。この場合コーヒーが繰り返しになるし、コーヒーは飲み物だから。
カップはカップであって、カップに手をつけるか、つけないか 触れるか触れないか
なのね。私や店員や幽霊や誰かが。
たとえば、妹がコーヒーに手をつけた。弟が飲み物に手をつけた。
これが文意として「飲む」になるのはわかる。
しかしね。
妹がカップに手をつけた。
これだけじゃ「飲んだのかさわったのか」そもそも何を飲んだのかも
わからんでしょ?カップの中が果たして、飲み物なのかどうかもさ。
カップに手をつけるというのが、すぐに「飲む」ことになるというのは
感覚としてない。むしろ私は飲んでないし店員は触ってないし幽霊にも
ふれられてない。という多重感としての、手を付けられていない。
291:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 18:16:03
>>290
アドバイスに聞く耳を持たないなら投稿する必要ないだろ?
一生下手糞な文章を書いていればいい。
それだけのこと。
292:243
07/08/19 18:27:28
アドバイスになってない批評には
とことん質問とつっこみをいれるよ俺は。
聞き入れた振りしても自分の文章は向上せんだろ。
293:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 18:32:26
まあなんだ
ハングル語を習わないで日本語を教え込まれて育ったのだから
韓国人という意識は棄てて生きるしかないど。謙虚坦懐になれ。お前らは偉そうにする手続きを経ないでここに居る。
294:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 18:37:37
傾いた基礎の上に建物を建てることは出来ない。243は始まるなり終わってるな。
295:243
07/08/19 18:55:28
>>294 変なレトリックはいらんし。
「男は何度もコーヒーを頼んだが、私はカップに一度も手を付けなかった」
↑
基礎ってこの単調な説明文のことね。
294がさ。基礎から出ようとしないことにはなんの異論も無いよ。
でも俺はできれば面白い描写をこころがけたいんだな。
296:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:10:19
面白い描写。
骨髄が非合法にしか手に入らない社会の到来を描いて何が面白いのか御理解に苦しむ。
いかな世界がお前に辛くあたったからといって、それへの復讐心から文章するのはいただけん。
297:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:12:22
それに 近頃はアウトローってのは言葉遣いが慇懃無礼なんんか。逆説的には興味深いが ならなんのために
アウトローなのかわからんわ。
298:243
07/08/19 19:18:48
>>296
どんなアドバイスだ。つかお前は精神科医か。
心理分析は頼んでないよ(笑)
299:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:22:13
その問題を解決せんとお前は悲劇の再現を願望して悲劇を描き続けるのでな。
悲劇は悲劇回避のために書かれなければならない。
300:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:22:38
>>243はばかだな。ここにいるのは読者以外の何者でもない。
どう読むかは読者の自由。誤読されるのがいやなら他人の目にさらすな。
301:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:34:04
ばかだとは思わないが、世界が呪詛すべき対象かどうか、考え直す必要はある。
302:243
07/08/19 19:37:13
>>299
あんたは無用な心理分析病をまず治すことだ。それが社会で一番嫌われる。
>>300
読者とか言うなよ。酷評者にさらしてんだ俺は。誤読 引きずりおろし 偏見
排斥 指導欲 スパルタ欲 サディスト なんでもござれの酷評者バカリの群れの中に。
そのほうが勉強になるからな。 比較的。
誤読されていやってなんだ。嫌じゃないよ。おもしろいよ。ただ俺の批評に対する
批評がスルーされて、逃げられてるだけっていう状況だろ。いきなり精神分析
されても困るよ。
303:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:38:31
>>302
逆説教はやめろ。
永遠を求めるものは常に 滅亡を求めるものに優越する。
304:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:45:05
まあ言葉を変えれば お前はまだ 表現が己の生きてきた過去をさらす行為ということに無頓着であったというわけである。
おおいに構わない、若いとはそういうことだ。わかってないことが多い。しかし改めなければサクラ以外の読者は
得られない。俺みたいに40も近くなる頃顔を青くしてもつぶしがきかんど。
305:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 19:51:03
うひゃー
>>250には慄然とする。まさに。これが許される日本語ってのはありえねえ。大野先生も危機感抱くわけである。
306:243
07/08/19 20:10:47
>>303 304
まいりました。
>>閑話休題>>
あのさ。
酷評者は、自分の批評が、投稿者に批評されるかもしれない
くらいの覚悟はよろしく頼むよ。
質問したり、異論を挟めない批評者はどうかと。
質問に答えられない 異論に返せないっていうのは、
そんだけの批評力しかない文章で軽く批評してきてるって証拠だろう。
そんな文章は評し返されて当然だとおもう。
307:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 20:23:59
俺は批評の批評はおかしいというのはおかしいと考えてる。
それを許せば、頭をひねって新しい表現を求めてるやつを頭ごなしに恫喝して操作するやつが最も徒労なくして
文脈を支配できる。
不当だと思うときは遠慮なく双方納得がゆくまで論をたたかわせてしかるべきである。
もちろんそれはスレの予定外の消費になるので、だから酷評者は作者が納得のゆく酷評をする義務がある。
あらかじめ反論を封殺しておいて袋叩きは言論を支配しようとする企てに他ならない。
308:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 20:35:02
ヘンな批評をすれば、それを否定するレスがつくことはある。
ただしスルーされる場合もある。
真っ当な批評に投稿者が反論してくれば、当然荒れた流れになることもある。
ヘンな批評でも同じ結果に至ることはあるが。
まあ、何か考える手本になれば充分じゃね?
それ以上は欲張り過ぎ。
309:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 20:35:26
原文に「1+1は赤です」とあったから「そこは2だろ」と指摘したら、赤でいいんだと言い返す人と
議論するのは難しい
310:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 20:39:52
ム
それは詩的だ。俺はそれを2と直すのは不粋と考える。もちろん理数系の土俵でそれやられたら混乱は拍車だろうが。
けれども、一見不条理に思える詩的表現から理系成果が導かれてまったくおかしくない。文系と理系はそうして
互いにフィードバックしあう存在である。
311:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 20:51:30
日本語は生き物
時代によって変化していく
何が正しいかなんてないのだ
312:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 20:56:16
いやあ
他国民が他国に利する方向に日本語をもってゆこうとして文脈が壊されるのには抗う。
313:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 21:06:08
1/3
男は車に乗ってそこにやってきた。別に彼はそこで車から降りて何かをするわけではではない。
ただ、人目につかないところを探してやってきたのだ。
「死ぬっちゅうんやから、死ぬんや」
車内で男はつぶやく。辺りは真っ暗、なにも見えない。幽霊しか歩いていないよう暗さだ。
「人生ろくなこっちゃない。生まれ変わっていい暮らしするど。」
男はこれまで苦しんできた。職場でうまく行かない。
坂下という上司にいつも叱られていた。
「田中君、君はいつも俺の指示を待ってばかりだ。まったく最近の若者は」
坂下はこれが口癖だった。うるさい。俺はお前よりいい大学でてんだ。
「仕事できないからってその態度は、田中君、いったん同じ会社で働けば学歴なんて関係ないからね。」
うるさい。何でバカなお前にいわれなきゃならんのだ。
「だいたい、大学名で威張るなんて、30年遅れてるよ。」
うるさい。入社1年目の俺になにができるっていうんだ。受験勉強じゃお前より頑張ってきたんだ。俺を見くびるな。
「お前、そんなひねくれだから彼女もできないんだろ。」
周りの女性社員が笑う。確かに俺は顔はいいほうじゃない。お喋りも上手くない。女の子がなにを考えているのか、この年になってもよくわからない。
だいたい、40過ぎのおまえに俺の恋愛事情なんぞ、なんでとがめられらきゃならんのだ。
俺は隣に座っていた同期の大槻さんという女性社員に助けをもとめた。
「大槻さん、俺そんなこと言われる筋合いないぞ。」
大槻さんは坂下にこういった。
「こいつ確かにもてませんよ。こいつなんかきもいし、アレもちいさいですから。」
坂下は大笑いした。大槻は大笑いした。
俺は拳を握り、不気味な笑みを浮かべた。
314:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 21:07:02
2/3
次の瞬間。俺は坂下を立てないほどボコボコに殴り、大槻をトイレに引き込んだ。残業で残った三人以外に人はいない。
「大槻てめぇ、きもい俺に犯されろ。俺の小さいアレを感じるんだ。」
俺はトイレのなかで、力いっぱいに逃げようとする大槻を数回殴り、泣き声も聞こえないようになってから、彼女のスカートをめくって、パンツをおろし、俺のちいさいアレをいれた。
ほとんど気を失っているはずなのに、彼女の叫ぶような声がかすかに聞こえる。むしろ俺のS心をくすぐるだけだった。
俺は精子を中にだした。こんな奴、子供を産めなくなればいい。それから俺は足早に会社を後にした。
そしていまである。某難関大学を卒業し、俺の人生はこれまで順風満帆だった。いまだに童貞だったのは、残念だったが。
そして俺は今日、はじめて女を犯した、もういいじゃないかと思う。俺は人生を壊してしまった。上司に暴行をくわえ、女性社員に性的暴行を加えた。新聞にこう書かれる。
終わった。まぁいいだろう。無理やりだったとはいえ、交尾したのだから、動物的使命は終えた。
「いいんだよ。死ねばリセットさ。」
一晩中車を飛ばして、俺はわけもなくここを選んだ。ここにくる途中買った練炭に火をつけようとする。
いや、ちょっとまて、と思った。死ぬのはまだ早いような気がする。もしも生まれ変わりの制度が存在していなかったらと思う。
俺は鳥肌がたった。夏だったが、クーラーを切る。
「どうせ死ぬんなら、もう一度会社に戻って、坂下にとどめを刺してからがいいか。」
時計が一秒一秒時間を刻む。もうすぐ時間は俺にとって意味のないものになる。じっくり考えることにした。
「いや、天国であいつにとがめられるのは嫌だ。大槻のくそ女を犯したぐらいがちょうどいい。」
また女を犯そうかと思った。でも一日二回もできるほど今日は体力はない。自分のおこした事件のせいで、完全につかれきっている。
「ああ、やっぱり戻ろうかな。」
俺はつぶやく。一度、大学時代の友達に別れをいったほうがいいような気がする。
でも、俺死にますなんて、意味がわからない。全力でとめられる。
315:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 21:08:04
3/3
俺は窓の外を見る。練炭に火をつける。近くに工事現場があるらしい。工具をもった男が歩いている。
「おかしいぞ、あの車。」
男たちが俺の車に早足で駆け寄る。俺の車内を見た瞬間、予感的中といった様で、ハンマーを運転席の窓ガラスに振り下ろした。
「あぶないじゃないか!殺す気か!!」
俺は叫ぶ。車の窓ガラスというのはよくできていて割れても、とがった部分がなくなるように粉々に砕け散り、怪我をしないようにできている。
「あなたの方こそ、危ないですよ。死ぬ気ですか。」
彼らは俺を車から引きずり降ろすなり、練炭を指差した。
「あんた。死んじゃいかんよ。ちょっと頭を休めたほうがいいじゃないか?ところであなた酒飲みますか?」
俺はうなずく。親切な彼らは、作業員がいつも集まるという居酒屋に俺を招待した。
「生きるのが辛いのはお互い様やけぇ、俺に悩みをぶつけてみぃ。」
温和そうなおじさんが、俺の相手をした。
俺はしばらく無口だったが、酔うとすべてを話してしまったらしい。
気づいたら警察署にいた。
316:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 21:11:39
>>306
批評の批評は基本的にはスレ違いだからね。
投稿者は、誰かに自分の文章を見てもらいたくて投稿するわけだろ?
誰に見てもらえるのかはわからないし、どんな批評がつくのかもわからないが
「酷評」されるのを承知の上で「酷評」スレに投稿してるんだろ?
だから酷評に文句があるならスレから去ればいいだけのこと。
でなければ、こっちに投稿したほうがいいと思う。
【NO】あなたの文章親身になって批評します【酷評】
スレリンク(bun板)l50
317:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 21:14:21
>>316
図星を衝かれた時どう回避するかという姿勢の見本乙。
お前は部下に心の底から嫌われる中間管理職の素質しか無い。
318:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 22:28:29
>>313-315
三人称の外部視点で始まってるのに、途中から一人称になってるな。
三人称の場合、心理描写で「俺」が登場する分には構わないけど、
主人公の行動を描写する場合は外部視点になるので要注意。
全体的に描写に難あり。
冒頭シーンの「そこ」がどこなのか全然わからない。
昼なのか、夜なのか、周囲の情景などの描写が必要。
いきなり回想シーンも問題ありだが、回想シーンもセリフと心理描写だけで
周囲の人物、状況の描写がない。
まず描写を覚えないと小説にならないと思う。
319:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/19 23:33:34
私、梨屋と名乗る新米コテでございます。ちょいと
疲れていまして、以下の方々
>>237-241
>>243
>>288
>>313-315
のコメントを梨屋が24h内に付けられそうにありません。
密かに作品全コメントを目指していましたが、力が及ばず無念。
オイ梨屋、なんか言え!とのご指名があれば
お時間をいただきますが、必ずコメントを差し上げます。
で、ですね。上記の作品の中にはコメントが未だに付いてない
ものもありますので、他の批評者の方々、コメントよろしくお願い致します。
320:名無し物書き@推敲中?
07/08/19 23:57:30
>>313-315
自殺、いじめネタの小説は毎年多数書かれているらしいので、ただ思いつきで
「会社でいじめられて自殺ってこんな感じかなぁ」と想像して書いたのでは共感が
得られない。
このネタで書いちゃだめということはないので、作者は会社いじめで自殺のなに
について書きたかったか、テーマをもっと掘り下げる必要がある。
テーマによっては、たとえばいじめの憎らしさを書きたいのならもっと女子社員
の身なりや言動について描写する必要があるし、官能小説ならもちろんエロ描写
が必要。
人情ものなら、友達とのくだりや助けに来た工員のことをもっとしっかり書くかな。
起承転結もテーマがどれかによって組み立てが変わる。
面倒なので先に宣言しておくと 逆批評歓迎。
321:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 01:07:56
>>309が243の本質を言い当ててるな。
この手の奴は相手にする価値ナシだ。
322:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 01:20:52
>>313-315
318と320のレスに同意。
それに一行目からいきなり誤字(「ではではない)」が出てくるのに萎え。ちゃんと推敲しろよ。
これだけの分量なのに描写がほとんどない。
回想シーンもチープかつリアリティなさすぎ、会社イジメを徹底的にリサーチしろ
とは言わないけど、もうちょっと練り込めよ。
323:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 10:59:30
>>313-315
正直いって悪文すぎます。客観的に文章を吟味するために、一度声に
出して読んでみては。私もたまにしますが。また、三つ目の早すぎる流れ
は失笑ものです。とびぬけた感じが良いといったら良いのですが。丁寧さ
のあるとびぬけ方をしてほしいものです。
324:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 13:20:47
AM6:30
部屋にジリリリと鳴り響く目覚ましを止めベットから起き上がると、まだ眠たい目を擦りながらカーテンを開けた。窓から真っ白な朝日が差し込んで部屋中を照らす。
こうして太陽の光を浴びて、ようやく私の一日がスタートを迎えるんだ。
部屋を出て階段を下り洗面所に向かうと、顔を洗って歯を磨いてリビングに直行する。
ドアを開けると、ぷーん、て香ばしいベーコンの香りと甘いコーヒーの香りが部屋中に広がって、グーってお腹が鳴る。
お腹に手をあてながら食卓の並ぶ席につくと、すでにお父さんが食事を終え、新聞を読んでいたから驚いた。
いつもなら夜中の仕事で疲れて、朝はぐっすり寝ている筈なのに。でも、お父さんと食卓の席に並ぶのは、かなり久しぶりの事だったから、嬉しくて、自然と笑みが零れた。
おはようって声掛けたら、ちょっと照れ臭そうなおはようが返ってきて。
たっぷりとバターを塗ったトースト、ベーコンエック、スクランブルエッグを頬張って最後にコーヒーをすする。
「ごちそうさま!」
バタバタしながらリビングを出て、また歯を磨いて、部屋に戻る。ブレザーの制服に着替え、身仕度を整え終わると、部屋を出た。
「いってきます!」
リビングにいるお父さんに手を振ると、家を出た。
325:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 13:53:36
俺にとって この世で最も恐ろしいこと。それは、目の前で 愛する妻と娘が犯されること。
URLリンク(plaza.rakuten.co.jp)
2番目に恐ろしいこと 「クリスチャンの少女を孕ませてしまい」
URLリンク(plaza.rakuten.co.jp)
‐‐ .
. /, -、 `.:.、
/ 、__ノ ::.ヽ.
. / .::.::.:::',
′ /⌒ヽ.::}
i ,-、 .::ヽ.__ノ:/
. \ ー' .:.:::.::.::::/
丶、_..:.:.:::::.:::/
/ .:.:.:.:ヽ,
/ :.:.:.:.:. ,
. .' ′ :.:.:.l:::′
i i :.:.:.i::::i
| | .:.:.:.:l::::|
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ヽ.| .:.:.:.:.:.:.:.l_,ノ
| .::「|.:. .:::::|
l .::l l :. .::::l
. ! .:::!!:. .:::!
. ` 一′` 一'
326:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 14:05:55
>>324
何コレ……?
文法的に特別狂った所は見当たらないけど、小学生の作文みたい。
>こうして太陽の光を浴びて、ようやく私の一日がスタートを迎えるんだ
起きてから太陽の光を浴びるまで、ほとんど時間はかかってないでしょ。
ここで「ようやく」を使うのはおかしい。
>お父さんと食卓の席に並ぶのは、かなり久しぶりの事だったから、
>嬉しくて、自然と笑みが零れた。
>おはようって声掛けたら、ちょっと照れ臭そうなおはようが返ってきて
なんじゃこりゃ。昔のホームドラマかい。
読んでるこっちが恥ずかしくなる。
>バタバタしながらリビングを出て、また歯を磨いて、部屋に戻る。
>ブレザーの制服に着替え、身仕度を整え終わると、部屋を出た。
しごく当たり前の行動を、平々凡々と説明しているだけ。
こんな文章なら、ない方がマシ。
327:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 15:31:11
>>324
主人公の年齢にもよるけど、「ジリジリ」「ぷーん」「グー」等の擬音が幼い感じ。
一方で、ベーコンとコーヒーの香りに空腹感を感じるのはやや大人びた感じがするので
アンバランス。 「ブレザーの制服」のヒントはあるけど小学生なのか高校生なのか?
四行目の「私の一日」の「私」を見逃すと男か女かも分からない。
<お腹に手をあてながら食卓の並ぶ席につくと
「食卓に着くと」とか「朝食の並ぶ席に着くと」でないと変。
それと空腹だからといってお腹に手を当てるのは漫画的な表現でいかがなもんか。
<たっぷりとバターを塗ったトースト、ベーコンエック、スクランブルエッグを頬張って
玉子がダブっててコレステロールが高そう! 食欲旺盛な元気少女or少年という感じだが
もし少女なら玉子料理を一個減らしてサラダにするとか・・
仮に体育会系の元気少女であるのなら、むしろ「少女」らしさをどこかで描いて欲しい。
328:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 15:42:13
少し肌寒さを感じて、僕は赤くなった手をパーカーのポケットに突っ込んだ。
まだ三月の半ばだ。いくら厚着しているとはいえ、暖房は買うべきだな。
そうだろ?伊織に同意を求める。だが、伊織は柔和な笑みを浮かべたまま
返事をしようとしない。
―苛々とした。
「伊織、さっきから何で無視するんだ?」
幾分低い声で、脅すように言っても反応はない。
ただ馬鹿みたいにニコニコ笑っている。
元々我慢強くはない僕は、「返事ぐらいしろ」と
声を荒げて伊織の肩を揺さぶった。
すると、ごろん、と伊織の頭が床に落ちてしまった。
ごめんよ、乱暴にするつもりはなかったんだ。
優しく語りかけながら元に戻してやる。
彼女はなにか怒っているのだろうか?
明日、ケーキでも買ってあげよう。
そうすれば機嫌が直るかもしれない。
そんなことを思いながら、僕は伊織の膝に頭をのせ、眠りについた。
329:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 16:46:48
>>328
「柔和な笑み」の後の「馬鹿みたいにニコニコ笑っている」の表現の違いは
主人公の狂気が進行してるということなのかな?
だとするとちょっとその変化が速すぎるように感じた。
「伊織」は多分人間の死体なんだと思うけど、首から血やなんかは出てないのかな?
血が抜いてあったり、何らかの処置が施されてるのならそれを明確にしないとリアリティがない。
もし等身大の人形であるなら、どこかでそう分かるようにして欲しい。
冒頭の「赤くなった手」が寒さからくるものでなく、出血のヒントであるのならなおさら
ごろんと頭が床に落ちて綺麗なままというのは違和感がある。
330:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 18:47:23
ここんところの投稿作品がどれも同一作者のものに見えて仕方がない件について
331:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 19:18:21
>>324
なんの為のシーンなのかよくわからないな。
朝起きてからの行動の説明が連続しているだけで、内容もありきたり。
家の描写も、主人公のキャラも、父親の描写もないので、まったく意味がない
シーンになっている。
まるまる捨てて別のシーンに差し替えたほうがいい。
父親との関係が伏線になるならば、父親の人相風体や服装を描写しないと
ダメだし、会話もあったほうがいい。
332:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 19:25:25
>>328
完全に描写不足。
まず屋内なのか外なのか、その程度の説明は必要。
>少し肌寒さを感じて、僕は赤くなった手をパーカーのポケットに突っ込んだ。
こういう書き方だと普通は野外を連想するよ。
屋内の話らしいので、部屋の情景を描写しながら主人公の生活をなんとなく
演出して、伊織の描写にはいる。伊織が人形なら直接的に人形と表現する必要はなく
主人公の目から見た印象で、人間らしく描写してもいい。一人称だから。
333:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 19:39:24
>>237
<「爺さん、ここは癌申告みたいに、恐る恐る言ったほうがいいよ」→ 癌宣告
>>239
<(オレは)別に構わんという顔をした
<オレは、はてなという顔をする。 → 三人称と一人称がごっちゃになった視点
>>240
<「青年は過労と栄養失調の為に死んだ。そして青年の作ったコーヒーがお前の口に入る
<……あんた青年の命すすっておったのじゃの。共食いだな。」
<「ええ、共食いですね。」
って簡単に納得しすぎでしょw もう少し悩むなり、否定するなり、描写によって間を置くなりしないと。
主人公は共食いなんてあり得ないと確信してたのに、こんなつまらん例え話で簡単に納得しちゃうのか?
さらに南北問題=間接的な共食い なのは自明なので主人公は南北問題について触れないほうがいい。
<オレはうなずく。もし豊かなところで生まれればまた楽な思いができる。
もし貧しいところに生まれたらどうすんの?
そもそも「共食い」の世界に再び戻りたいと思う必然性が感じられない。
>>241
「オレ」が「男」になってる。 最初から「男」で統一したほうが自然でしょう。
「神様」が突然ここで現れるのは唐突感がある(なんとなく「爺さん」=神様だと思ってたけど)
神様の言葉遣いも変だけど何か意図があるのだろうか?
334:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 19:57:46
官能小説の批評も可ですか?
Hライトノベルです。ほとんど序章の部分で批評しにくいでしょうが。
内容はもとより、描写を酷評していただけると嬉しいです。
17で童貞なんで、そういうのがすげーわからんとです。
URLリンク(www6.atwiki.jp)
335:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 20:09:16
>>331
なんの為の酷評なのかよくわからないな。
“家の描写も、主人公のキャラも、父親の描写もないので”、まったく思いやりのない
批評になっている。
“まるまる捨てて別のシーンに差し替えたほうがいい”
全文に目を通したことのあるような口ぶりでいってのける。
作品との関係が評す評されるにあるならば、作品に敬意を表し評し評される者互いに向上しないと
ダメだし、会話もあったほうがいい。
336:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 20:17:12
投稿者諸君に教えよう。
ここは、自分では何も書けないカスどもが主流になって、酷評の名の下に
悪口を言い放つスレだから、せっかくの作品を晒すのは止めるべきだ。
337:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 20:24:37
>>329>>332
アドバイス有難うございます
とてもためになりました。
確かに言われてみれば
描写不足で場面の想像ができませんね
精進します
338:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 21:06:23
>>334
Hはムードが大事、と。
H話に必要なことがなにかは分かっている。それを模索中な感じが伝わってきて、
好感が持てるお話でした。現状なにが問題かというと、
本番の前に、ヒロイン達をかわいらしく見せる盛り上げエピソードをまず書かね
ばならない。そのためには主人公が引き立て役にならなければならないんです。
主人公は冒頭で、偏差値の低い大学を馬鹿にしている。これって非常に邪悪な
行為です。その邪悪な行為を恥じればいいのに、自分が格下に落ちてしまった
ことだけを悔やんでいる。卑怯な邪悪さですね。
そんな主人公を励ましてしまうと、ヒロインの人格も低く見られてしまうのです。
ここはヒロインの気高さを見せるために、主人公の卑怯さを厳しく(しかもかわ
いく)叱るべきでしょう。
後半、妹に煮炊きの世話をさせておいて感謝しない邪悪な主人公、かつヒロイン
に慰めてもらった直後だというのに妹に浮気することではっきりと卑怯さを見せて
います。
ここでも妹はもっと怒るか悲しむかしたほうがいいですね。
逆に、主人公をとことん鬼畜なやつにしてもいいんです。そのとき主人公ははヒ
ロインや妹をかわいそうなくらいいじめる悪役になる。情け無用にいじめる。
でも一瞬、ヒロインや妹が見せる愛の涙を見て、強烈な後悔と自己嫌悪に襲わ
れる、なんてのもあります。
こんなのはアリガチな一例なので、他に良い引き立てかたがないかいろいろ模
索してみてください。賽の河原に石を積むようにとことん魅力を引き出す描写を積
んでいくのです、私自身もいまだ失敗ばかりのテクニックです。
339:↑
07/08/20 21:22:32
文章表現を批評するのに、……ねばならない、とか書いているカスwww
340:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 21:26:11
それでもただ煽るだけの>>339よりはマシでしょw
341:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 21:34:12
>>340
いや、それでも投稿者にとって有害な行為をするよりはましだ。
342:338
07/08/20 21:44:07
>> 339
ああ、すまん。じゃあ
「本番の前に、ヒロイン達をかわいらしく見せる盛り上げエピソードをまず書かね
ばならない(と>>334も思っているはずだ。実際書いてるんだし)」
と読み替えてくれ。
引き立て役の主人公が出てこないタイプの例ならば、
登場人物が全員女の子の話もあるよ。ボーイズ・ラブなら全員男の子で、
受けにも攻めにもどっちにも萌えられるのな。
343:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 22:03:03
>>336
それでも投稿は止まないんだな、これが。
みんな誰かに評価されたくてたまらないんだと思うよ。
友達に読んでもらっても、あまり厳しいことは言ってもらえないし。
344:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/20 23:02:20
<前文自己紹介略>。以下文末「と俺は思う」略。
>>324
若干気になる点
・主人公が女の子であることが分かりずらく不親切。
主人公が女の子かな?と思い始めたのは 「ドアを開けると~」 の行から。確信できたのは
「ちょっと照れくさそうなおはようが返ってきて」 の、シーン終盤になってからである。
主人公の性別が分かっていると、同じ文でも印象が変わる。できることなら、読み手が
主人公像を想像しながら文字を追えるように、冒頭から性別は明かして欲しい。特に冒頭
の文体などは、性別が分かりづらい。例えば、以下ちょっとだけ変えてみる。
~
部屋にジリリリと鳴り響く目覚ましを止めベットから起き上がると
まだ眠たい目を擦りながらカーテンを開けた。<セリフ>
窓から真っ白な朝日が差し込んで部屋中を照らす。
こうして太陽の光を浴びて、ようやく私の一日がスタートを迎える。
~
ここは男性的、客観的な印象を与える文体である。「セリフ」=「もうこんな時間か」等を入れて
しまえば、完璧に男性の朝になる。進むに従い、女の子らしい文体へと移っていくが、冒頭から
女の子らしさ全開の文にしてほしいところだ。
・淡白な行動のみの記述
シーン全般を通して平坦に進む。そして、自分の容姿、格好に無頓着であり、女性らしさがない。
お気に入りの小物、衣類、癖、髪型、顔形、背格好、コンプレックス、こうしたことを僅かでも盛り込み、
シーンにアクセントが付き、キャラを立てるだけの余地があるため、勿体ない。
・その他
「食卓の並ぶ席につくと」:食卓は通常テーブルですね。これは見直し漏れでしょう。
「コーヒーをすする」:梨屋としては女の子にコーヒーをすすって欲しくはないのである。
(感想)元気のある感じがします。あと、お父さん、娘から好かれているようで、羨ましい家だなと。
主人公の話は別のシーンでじっくり書けばいい話で、重要でないワンシーンとしてはさほど問題は無いと思います。
以上です。何かの参考になれば。
345:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 23:03:13
URLリンク(www.geocities.jp)
よろしくお願いします。
小すば一次予選落ち作文です。
トップの挨拶文の枠外に「酷評スレ依頼中」と背景と同じ色で挿入しています。
346:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 23:11:27
>>345
時代物は季節の描写が重要視されるジャンルで、書き手にも大御所がおおく
要求される水準が高いんだ。
文章作法やストーリーどうこうよりも、冒頭から情景描写ができていないから
このレベルだと何作書いても一次通過は無理。
別のジャンルで挑戦したほうがいいと思う。
347:名無し物書き@推敲中?
07/08/20 23:45:46
>>345
文章うまいね。
ただ前半から引き込む力がない。
こういうジャンルでは丁寧な描写が求められるんだろうけど
そういった小細工に気をとられて「おもしろさ」との両立ができないのなら
>>346さんのいうとおり他のジャンルで挑戦した方がいいと思う。
348:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 00:26:43
>>326>>327>>331>>335
>>344
有難うございます。
すごく勉強になります。
m(__)m゛
349:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 01:02:20
>>313-315
全体評価は論外なのだが、ひとつだけ。
>「田中君、君はいつも俺の指示を待ってばかりだ。まったく最近の若者は」
>「仕事できないからってその態度は、田中君、いったん同じ会社で働けば学歴なんて関係ないからね。」
>「だいたい、大学名で威張るなんて、30年遅れてるよ。」
↑上司のセリフは救いようもなく下手なのだが、
>坂下はこれが口癖だった。うるさい。俺はお前よりいい大学でてんだ。
>うるさい。何でバカなお前にいわれなきゃならんのだ。
>うるさい。入社1年目の俺になにができるっていうんだ。受験勉強じゃお前より頑張ってきたんだ。俺を見くびるな。
↑それに対する主人公の文句は、結構歯切れが良くて、リアルっぽい。
「受験勉強じゃお前より頑張ってきたんだ」なんてなかなかイカしている。
他人(この場合は上司)の言葉もこのくらいのレベルで書けるようになれば相当なものだとおもう。
それには実人生をしっかりと生きることだわね。
350:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 01:05:49
>>342
>>339みたいのは相手にしないほうがいいと思う。
カマッテ君は放置がいちばんだから。
351:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 01:35:42
>>345
面白いかどうかはともかく、文章はうまいと思う(これで初めて書いたっていう
のが凄い)。描写もそれなりにできてると思うけど……
これで一次通らないんだ……
恐ろしいな新人賞って。
352:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 06:32:52
>>345
確実にスレの平均以上の出来。
ではあるが>>347も指摘してる通り冒頭でちっとも引き込まれないかな。
時代小説が好きならば諦めないで再考してみては如何だろうか。
プロだって読者を引き込む出だしに毎回苦心するんだから、あとひと頑張りしてみましょう。
353:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 07:05:10
>>116-117
亀レスで申し訳ないが
このスレは投稿者を扱き下ろしたり貶める為に存在していない
当然批評者が投稿者に毒を吐いて優越感に浸るスレでもない
まだ夏休みだからなのか批評者でテンプレ読まない新参者が多いな。
354:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 07:44:23
駄批評家もこきおろすことは決定条項である
355:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 09:41:11
>>338
丁寧な批評ありがとうございます。
好感が持てるとは嬉しい限りです。
なるほど、主人公を通してキャラの魅力を引き出せということですね。
たしかに、そういうエピソードを盛り込まないと好感持てないですね。
356:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 10:33:33
>>352
>確実にスレの平均以上の出来
結果的には誉め言葉になってないw
357:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 12:14:38
時代物を書くならせめて「しゃばけ」程度には書けないと話にならない。商業レベルならあれが最低ラインだろ
358:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 12:29:48
>>357
>せめて「しゃばけ」程度には書けないと話にならない
せめて……って、随分大きく出たなw
359:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 12:46:09
読んでるのは女子供だけ いくら売れててもあれじゃあな
360:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 13:01:30
「しゃばけ」って、情景描写とか優れてるの?
361:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 13:23:32
情景描写は出来てると思う。
362:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 17:30:49
できてると優れてるは別なんだけどね
時代小説は、戦前戦後に大先生の徒弟制度で世に出たとか
佐藤春夫主催の同人から直木・芥川賞、時代劇脚本無数とか
妖怪がごろごろしてるんで文章勝負は無理な気がするけど、
売れてるのはライト時代劇つかエンタメ系なんで>>345には
がんばって欲しい
363:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 19:41:40
>>350
自演乙。
364:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 20:36:31
>>345
こういうジャンルはね、少しでもおかしいところがあると「正体が見えた」とか言って
切り捨てられるから、これでは一次落ちも仕方ないと思う。
>一朗太のいでたちは、黒の単羽織に紫紺の正絹袷つるばみの角帯。
>高級な素材で仕立てよく、誰が見ても立派な豪商の若旦那であった。
前半はいいんだけどね、「高級な素材で仕立てよく」「誰が見ても」で、なんだそりゃとがっくりする。
流して書きすぎ。こういうところをきっちり書かないとキツイ。
>傾城(けいせい)とも不夜城とも呼ばれたこの町を効果的に演出した。
傾城とは遊女のことなのだから、これは間違いだろう。
>お前も二十を超えた盛り、そろそろ色話のひとつも知るべきであろうと、父親の
>津島輔三郎から無理矢理金子を押し付けられ、屋敷を出たのはほんの一時前のことであった。
これって落語の『明烏』そのままじゃん? と、私なら判断する。
話の設定にオリジナリティがなく、文章も平凡。
ゆえに「一次落ちも仕方ないと思う」次第。
365:345
07/08/21 22:56:21
皆さんレスありがとうございます。
何せ初作品初投稿ということで、自分の文章を客観的に見ることが難しく、増長と卑下の間を行き来している状態でした。
一次はと思っていましたが見事に玉砕し、今書いている話にも愛着が無くなってしまい、それならいっそこちらのスレでボロクソにやられて、自分の脳内で萌えるだけの頃に戻ろうと思い晒した次第です。
文法はとりあえず問題がなさそうだと解りましたので、安心しました。
指摘部分を再度見直して、頑張りたいと思います。
時代物は、よく人からメールでも文章が硬いと言われていますので、現代物より自分に向いているのではと思っています。
本当にありがとうございました。
366:名無し物書き@推敲中?
07/08/21 23:46:46
アリに書いたヤツをここで批評してもらうのは、アリ?
367:345
07/08/22 00:09:40
>傾城とは遊女のことなのだから、これは間違いだろう。
傾城「町」の脱字です。ご指摘ありがとうございます。
後ほど訂正いたします。
古典落語も、しゃばけももっと勉強いたします。
ありがとうございました。
368:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 00:18:28
ここ数日、激しい頭痛に悩まされている。
最初の頃は普通の頭痛だったが、最近では旋毛の辺りを鈍器で滅多打ちにされたような強い痛みを感じるようになった。
一度頭痛が始まると、体中の細胞が一斉に収縮活動を始めたかのような焦燥感に襲われる。
やっと頭痛の波が過ぎたと思っても、その後は強烈な吐き気に何時間も悩まされる。
私を診察した医者は全て無能だった。奴らは口を揃えてこう言った。
「どこにも異常は見あたりませんが……」
このままでは仕事も辞めることになりそうだ。
今は休暇を貰って、なんとか生活できているが、会社内で目立った成績を残せていない私には、それも今週一杯が限界だろう。
今日は木曜日。来週の月曜には私は解雇される。
それまでに何とか解決できないものか……。
369:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 02:35:18
>>398
短すぎて評価が難しいが、このカットバックは余計。
>私を診察した医者は全て無能だった。奴らは口を揃えてこう言った。
>「どこにも異常は見あたりませんが……」
この二行をカットしても問題なく流れる。
どうしても必要ならば地の文で説明したほうがいい。
あとはなるべく早く主人公を登場させることかな。
370:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 03:03:15
ただの説明文でしょこれ。
現状を語り形式で説明してるだけだから
興味を引くどころか、冒頭でこれをやられたら
直ぐに閉じるを押すと思う。
短すぎるし評価以前問題な気がする。
371:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 08:06:53
>>369って馬鹿?w 馬鹿だよね?w
372:366
07/08/22 10:38:27
解答得られなかったんで、アリに投稿したヤツを晒します
URLリンク(ana.vis.ne.jp)
373:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 11:08:57
僕は高校三年生。ひとつ歳下のかわいい彼女をゲットしたけど、なめられちゃいけないと思うんだ。で
「なあ、SMプレイ興味ある?」とぶつけてみた。
「えっ…ソフトならいいよ…」含羞らいながら答えた。僕は有頂天で
「おっしゃー! じゃ、おながいします」
「うん。…王女さまと呼んで頂戴。」
結局俺たちはほのぼのした時間を過ごした。
374:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 14:51:44
>>368
「頭痛」が四度もでてきているのが気になります。また、
「最初の頃は普通の頭痛だったが、最近では」って、「最」が続けて
でてくるのもしつこいような気がします。
仕事を辞めることになりそう、じゃなく、やめさせられる、ですよね。
私なりにリメイクして書いたものを。
とんでもなく頭が痛い。
ささいな痛みだったのに。が、このごろに至っては旋毛の辺りを
鈍器で打ち付けられているような痛みを感じている。強烈な痛み。
いったん頭が痛くなると、体中の細胞が縮こまっていくような感覚に
とらわれる。焦ってしまい、どうしようもない。そして、例え頭痛が
過ぎたとしても、追って吐き気に見舞われる。
医者どもに診てもらったのだが、「特に異常はありません」の一言。
彼らは無能だ。そんなわけないというのに。
このままだと解雇されるに違いない。
会社ではとりわけ目立った成績を収めていない。休みをもらっている
とはいえ、今週いっぱいが限界だろう。
時間がない。どうにかならないものか。
375:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 15:01:51
自分のサイトで晒します
URLリンク(12.xmbs.jp)
拙い文章ですがお願いします
『管理人に言いたいこと』
『小説感想板』
に書き込んでいただければ幸いです
376:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 16:19:24
稚拙で短いですが投下します。他のサイトで晒してました。冒頭部だけですがお願いします。
確認しましたが、>>2>>3を守ってないものもあるかもしれないので、そのときも注意を下さい。
例えば、人間という生物でこの世に存在する限り、実に多種多様で十人十色的な悩みや葛藤があるだろう?
恋愛、仕事、人間関係。ほかにもまだまだあるだろう。それらの重い重いものを背負いながら、俺らはこうして毎日を送っている。廻る世界を暮らしている。見えない明日を彷徨っている。
昨日も苦悩して、今日も彷徨い、明日も迷うのだろう。最良の選択をするために。当然ながら、最良の選択をすることは、常識であり当然であり当たり前のことである。しかし。
しかしでは、二者択一。ツーオアナッシング。だったらどうだろう? 二つあるうち、その片方しか選べない場合はどうするだろう? それこそ苦渋の選択。どう行動をとるか。
時に喚いて。時に泣いて。
時に叫んで。時に諦めて。 時に怖がって。
畏怖感を抱き、焦燥感を抑え。
そして。苦しんで。 苦しんで苦しんで。
一つの答えを導き出す。
それは。
果たしてその選択は正解なのだろうか? 正しいのだろうか?
―そんなこと、知らない。知るわけが無い。興味も無い。関心も無い。好奇心すら湧かない。暇つぶしにもならない。どうでもいい。どうでもいい。
もちろん分かっているさ。そんなことを言うのは逃げているだけだと。避けているだけだと。怖がっているだけだと。
弱い、証拠だ。脆い、証しだ。崩れた、証明だ。戯言で、詭弁。強がっているだけ。虚勢を張っているだけ。
そして。俺はそんな奴の一人。哀れで墜落した男。夢を掴み損ねた愚かな男。故に。夢を諦めた、弱い男だ。
377:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 16:35:47
だろう、だろう連呼しすぎて鼻につくし読みにくい。
それに何が言いたいのかさっぱりわからない。
もし人に全部読んでもらいたいなら冒頭部で人をひきつけないと
話にならないよ。
378:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 17:37:01
>>376
なんというか、作者の主張になってるんだよね。
自分語りというか、冒頭から作者の演説を聞かされている感じ。
まず主人公を登場させて、主人公の目線で物語を進めたほうがいい。
379:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 17:43:09
>例えば、人間という生物でこの世に存在する限り、実に多種多様で十人十色的な悩みや葛藤があるだろう?
気持ち悪いな。なんか変な文章
380:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 17:54:06
>>376
< 例えば、人間という生物でこの世に存在する限り、実に多種多様で十人十色的な悩みや葛藤があるだろう?
冒頭から意味不明。
この文章の前に「(自我を持つ)生物」について考察なりがされていないと、何を「例え」てるのか分からない。
もし 「人間という生物で」→「人間という生物は」 だったらそれほど違和感はないけど・・
<(最良の選択をすることは)、常識であり当然であり当たり前のことである。
くどすぎ。効果的な反復とは思えない。
さらに「最良の選択をすることは」→「最良の選択をしようとすることは」でないと変。意味がまったく違う。
<しかしでは、二者択一。ツーオアナッシング。だったらどうだろう?二つあるうち、その片方しか選べない場合はどうするだろう?
「ツーオアナッシング」が意味不明。 仮に「オールオアナッシング」でも二者択一の意味ではないし・・
ルー大柴的な受けを狙ってるのかな? 何にせよくどすぎる!
他にも全体にしつこい表現が多く、自我が溢れ返ってる感じで、冒頭からこの文章がきたら読者は萎えてしまうよw
381:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 18:08:42
中学初の夏休みも終盤にさしかかったある日の夕方。
私はベランダに置いてある折り畳み式の椅子に腰を掛けながら、ただ景色を眺めていた。
ベランダは風通しがよくて、今日も冷たい風が右から左へと流れてくる。
その度にストレートの長い髪がフワって空中でなびいた。
「……あれ」
その時、目の前に広がる景色に何故か違和感を感じた。何かが足りない気がする。でも、なんだろう?
「―あ」
暫し考えてピンときた。
そうだ、トンボだ。トンボが見当たらない。
私は夏休みに入ってから、トンボを全く見掛けていなかった。昔は、数えきれない程のトンボが、空中を舞っていたというのに。
でも私には思い当たる節が一つあった。
ベランダから、遠目に見える、立派な家々が立ち並ぶ住宅街。
あそこはもともと、大きな森だった。
ここは結構な田舎で、ゲームセンターとかコンビニとか、何一つなくて。
遊ぶ所と言ったら、近くにあるその森しかなかった。そこでよく、弟と近所の女の子と一緒にトンボとりをしたり、かくれんぼをしたりして遊んだっけ。
でも数年前、その森は取り壊されて住宅街になった。近くに、コンビニも出来て便利になったけど、
それからトンボも、カブト虫も、あんまり見掛けなくなって……
暮らしが便利になるのは、もちろん嬉しい事だけど
そういう面もあって、複雑な心境だった。
もう、あの時みたいに、
「トンボとりに行こう!」なんて、言えないんだなって思ったら、きゅうっと締め付けられるような、切ない気持ちになった。
「―!」
その時、一瞬、赤トンボが視界に飛び込んだ。
見上げると、そこには、一匹の赤トンボが、空中を舞う姿が―
そして、そのまま
深く綺麗なオレンジ色空
に重なって、
消えた。
382:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 18:12:04
>>376の者です。
>>377~>>380を読んで確かにそうだよなあと力量不足を痛感しました。
駄文も駄文な作品に意見を下さってありがとうございます。
これからも精進をしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
383:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 18:14:32
>>376の者です。>>378~>>380を読んで、確かにそうだよなあと自分の力量不足を痛感しました。まだまだです。
駄文にご意見ありがとうございました。これから精進していきたいと思います。
384:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 18:24:07
>>381
改行しなくて良い所まで改行しちゃってるからスラスラ読めない。
それから説明臭い文章っては上手く隠すか、最低限にしないと下手に見えるし
テンポも悪くなる。
>>その時、目の前に広がる景色に何故か違和感を感じた。何かが足りない気がする。でも、なんだろう?
「―あ」
暫し考えてピンときた。
なんてのは、悪いけど凄く下手。もっと自然に書かないと。
でも小説にはなってるから頑張れば上手くなると思う。
385:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 18:41:10
>>381
冒頭一行目が説明くさい。
それとカメラの位置がバラバラな感じ。
>中学初の夏休みも終盤にさしかかったある日の夕方。
>私はベランダに置いてある折り畳み式の椅子に腰を掛けながら、ただ景色を眺めていた。
>ベランダは風通しがよくて、今日も冷たい風が右から左へと流れてくる。
>その度にストレートの長い髪がフワって空中でなびいた。
主人公が景色を眺めていたならば、次の文章は景色の描写につながるはず。
なのに、ベランダの描写に逆戻りしているから読み難い。
四行目は外部視点っっぽい書き方になっている。
386:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 19:22:46
>>385
>説明くさい
>外部視点っっぽい
なんでちゃんと言い切らないの? 自信ないの? 自信ないなら偉そうに酷評なんか
しないほうがいいよ。優越感に浸りたいのかな?
387:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 19:34:48
批評の揚げ足とるヤツはなんなんだ?
晒した本人が苛ついてるの?
388:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 19:48:51
たしかに的はずれな批評は第三者が読んでてもいらいらするわなw
389:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 19:54:03
>>381
<暮らしが便利になるのは、もちろん嬉しい事だけど
<そういう面もあって、複雑な心境だった。
前に「コンビニも出来て便利になったけど」といってるので、こういう 説明くさいw 文章は要らない。
「複雑な心境」と言ってしまわないで、何かの描写であらわすと味のある表現になりそう。
例えば(コンビニで買った)お菓子の袋を、開封しないままじっと眺めてる、とか
赤トンボが現れてから消えるまでが速すぎる感じがするので
もう少し間が欲しいところです。 どこかにとまって少し羽を休めるとか・・
390:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/22 21:14:13
>>345
たぶん投稿者さん、もうココ見てないかもしんない。投稿者に俺のコメント読まれないから、
後から安心して出てきたわけじゃないよ。決して。ただ間に合わなかっただけ。そう、頑張って
はみたけど、間に合わなかった。ともかく、コメントを入れよう。感想ぐらいは入れるべきだろ。
そうだよ、素人の意見だっていえば、許されるに決まってる。そーだよ。許してくれるんだよ、
頼むよ、だれかわからない誰かの人。お願いします許してください。
……個人的な葛藤はさておき、文章表現についてノータッチですが単なる感想を。
思ったことをさらけ出したい気分なので。
~以下感想~
やっべ、時代劇なんて読んだことねぇよ。書いてることが全然わかんねぇよ。
出だしの夕暮れから夜へと変わりゆく空の「色」の表現から、当たり前のように使われる
地名から何から字面を眺めるだけで、精一杯。漢字よめねぇし、服装、小物に至るまで
全然ついてけねー。能力の限界。真っ白。ナレーションのところでやっとで生き返った。
つまり、江戸風俗のがまるで知識ねぇから、俺にはコレをまともに読むにあたり
国語便覧をはじめとした副読本が必要らしい。描写は云々とか、普通にコレを
読める層がいるんだから、時代劇って敷居高かいよ。高すぎですよ。
投稿者はコレで初小説っていうし、住んでる世界が違う。俺にどうやってコメントしろっての。
コメントして、馬鹿を証明しなきゃならねーのか?あぁ!?このインテリども!!
どうせ俺は学のねぇ サ ル だよ。あぁ、サ ル さ。
ま、こんなサルでも吉原から帰ってきたシーン辺りからは不思議と面白かった。
箕輪船のシーンは特に。へぇー、江戸時代の商船使った商いって、こんなだったのかぁ
と関心したし、豪商の息子と使用人達の関係とかは人間味があって面白く、
続きが読みくなったです。
391:梨屋 ◆Jc4n4r55vw
07/08/22 22:42:54
>>368
<前文、自己紹介略>。以下、「と俺は思う」略。
やや気になった点
・「鈍器で滅多打ちにされたような強い痛み」
例えば、「(刃物)で刺されたような痛み、」よりも
「(ナイフ)、(千枚通し)で 刺されたような痛み」
の方が、本人が痛みを主張するときに自然に出てくる言葉ではないだろうか。
読み始め、かつ、痛みの訴えの切り出し部分なので、ここは痛みの表現として
(鈍器)という漠然とした物よりも(角材)、(スリコギ)、(バット)等の具体的に
想像しやすい物の方が親切。
・「体中の細胞が~感覚にとらわれる。」
ここは読者には想像がつかない感覚ですが、次の文で吐き気という
誰しも分かる感覚を持ってきたのがフォローとなり、一人称の強引な
心情説得力の特徴が出ている。
・「仕事も”辞める”こと」
>>374のとおり、
辞めさせられる、辞めなくてはならない、羽目になる、クビに、続けられない等、
自分では辞めたくはないが、会社や病気の外力によって
追い込まれるような受け身の言葉の方が相応しい。
・「会社内で目立った」
(ここでは今年になってから、ここしばらく、入社以来ずっと)等の目立てなかった
期間を漂わせる言葉を入れることで、主人公の立ち位置が出て親切。
・>>374のとおり、頭痛という言葉は減らしたほうが良い。
感想
堅い感じで中年くさい雰囲気を醸す文体に安定感を感じます。
以上です。何かの参考になれば。
392:名無し物書き@推敲中?
07/08/22 23:04:10
無人のセンター街を逃げ回っていたアレクサンドルは、高架下のコンクリート塀の傍にうずくまった。
胃の内容物を全部吐き出すと、周りの異臭や音が一気に押し寄せてきて、気を抜くと空っぽのペットボトルのようにぺしゃんこに潰されそうになった。
ゴミや汚物の散乱した木立からは蝉の鳴き声ばかりがわんわんと鳴り響き、すえたような悪臭に混じって、時折ひんやりとした空気が彼の火照った耳をなでていった。
もう振り返るのさえ恐ろしかったが、アレクサンドルは彼が逃げてきたセンター街の方角に目をやった。
空も見えないほど乱立していたビル群はみな破壊され、せいぜいが四、五階分までの高さしか残されていなかった。
その向こうの夕日ばかりがガラスのように美しく、黒煙をあげる鉄塔は疑問符の曲線を真似た姿でねじまがり、その先端は荒廃したこの街のどこかを指していた。
これらはすべてあの謎の老人と軍隊が戦闘を繰り広げた跡だった。いや、老人の姿をしていたのは最初の五分だけで、戦う時は五十歳ぐらい若返って熊のような大男に変身していたのだから、老人が戦った跡と言うのがふさわしいかどうかは分からない。
とにかく敵の身長は熊をも超えていた。全身のあらゆる筋肉が岩の塊のように強固で、超自然のオーラをまとい、体の表面のすべてが赤みがかっていた。端正だが野性味のあふれる顔立ちは、思い出すだけで腹のたつ余裕の笑みを浮かべていた。
不意に獣じみた唸り声が聞こえ、アレクサンドルは素早く辺りを警戒した。
来た。ビルに挟まれた道路を、ゆらゆらと赤い光の群れが近づいてくる。兄弟で散歩ですかと尋ねたくなるような風景、全く同じ姿の大男が全部で八人。
化け物め。アレクサンドルは奥歯を噛み締めると、突撃銃を携えて高架下の木立に分けいった。ドラグノフの射程範囲はせいぜいが四百メートルだ。高架の巨大な柱に背を付け、ビルの影から敵が顔を出すのを息を潜めて待ち続けた。
異様な熱気が顔に吹きつけ、ビルの表面が赤みを帯びて見えた。
夕日が沈み、通りの奥から噴き出す赤い光が次第に濃くなる。
すぐそこの地面にひっくり返っていた蝉の死体が、バチッと音を立てて弾けた。
木立の中は数歩先も見えない闇に落ちていった。
393:345
07/08/22 23:48:04
>390
梨屋 ◆Jc4n4r55vw さんレスありがとうございます。
見てましたよ、私。ここ殆どロムですが、常駐しておりますw
時代劇、敷居が高いです。
私もこれを書き始めたときは「吉原」の単語しか知らず
遊女と花魁と芸者と舞子の違いも知らず、江戸検定3級の試験に落ちたサルでございます。
ところで感想うれしく拝見しました。
とても面白かったです。
梨屋さんも短編でも書いてみたら、面白いんじゃないかなあと思うんですが。
ではでは、ありがとうございました。これを励みに頑張ります。
394:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 00:11:05
>>392
外人の作家が良く使う、本編とは関係ないキャラを冒頭で出して世界観をあらわす
手法なのかなとちょっと想像してしまった。
それほど酷くは無いんだけど、文体が硬い印象がある。そのせいかテンポも悪い。
もう少し柔らかいほうが読みやすいんじゃないかな。
まぁ意識的にそうしてるならべつだけど。
細かいところで言えば
吐いたうえに、振り向くのも嫌な人間が
武器を持って待ち続けるってのは変なんじゃないかな?
395:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 02:07:03
>>梨屋 ◆Jc4n4r55vw
>>390の書き込みは、俺も面白いと思った(同時にウザかったけどw)。
こんな感じの文体で何かオリジナルを一本書いてみる事をオススメしたい。
オチやストーリーはなくとも、それなりに読ませるものが出来るような気がする。
396:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 04:21:27
>>392
文章自体は悪くないけど、プロットの説明で留まっちゃってるな。
読む方としてはちょっと退屈だし、この先を読んでみようという気にはならないかな。
間に描写やセリフなんかも入れて、全体にリズム持たせるなり、読者を引き込む工夫
が必要かと。
397:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 10:51:39
>>396 どこにセリフいれるんだよ 馬鹿かオマエは
398:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 15:40:13
>>384>>385>>389
有難うございます。
とても勉強になります。
もっと自然に書けるように頑張りますm(__)m
399:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 15:41:37
>>392
>無人のセンター街を逃げ回っていたアレクサンドルは、高架下のコンクリート塀の傍にうずくまった。
>胃の内容物を全部吐き出すと、周りの異臭や音が一気に押し寄せてきて、気を抜くと空っぽのペットボトルのようにぺしゃんこに潰されそうになった。
無人のセンター街を逃げ回っていたアレクサンドルは、高架下のコンクリート塀の傍にうずくまってしまった。
胃の内容物を全部吐き出すと、周りの異臭や音が一気に押し寄せてきて、気を抜くと空っぽのペットボトルのようにぺしゃんこに潰されそうになる。
文章の最後を少し変えてみたら少しは丸くなる気がする
400:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 17:16:49
>>394>>399㌧㌧
>>396ガンバッテミル
401:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 17:34:09
無人のセンター街を逃げ回っていたアレクサンドルは、高架下のコンクリート塀の傍にうずくまった。
「うぅっ……うげぇっ! がはっ、げほっ、げほほっ」
胃の内容物を全部吐き出すと、周りの異臭や音が一気に押し寄せてきて、気を抜くと空っぽのペットボトルのようにぺしゃんこに潰されそうになった。
―……ハァ、ハァ。ち、ちくしょう。ちくしょう!
ゴミや汚物の散乱した木立からは蝉の鳴き声ばかりがわんわんと鳴り響き、すえたような悪臭に混じって、時折ひんやりとした空気が彼の火照った耳をなでていった。
もう振り返るのさえ恐ろしかったが、アレクサンドルは彼が逃げてきたセンター街の方角に目をやった。
―ああ、なんてこった、町が。
空も見えないほど乱立していたビル群はみな破壊され、せいぜいが四、五階分までの高さしか残されていなかった。
その向こうの夕日ばかりがガラスのように美しく、黒煙をあげる鉄塔は疑問符の曲線を真似た姿でねじまがり、その先端は荒廃したこの街のどこかを指していた。
「あのジジイ……!」
アレクサンドルは怒りを覚え、奥歯を力の限り噛み締めた。
これらはすべてあの謎の老人と軍隊が戦闘を繰り広げた跡だった。いや、老人の姿をしていたのは最初の五分だけで、戦う時は五十歳ぐらい若返って熊のような大男に変身していたのだから、老人が戦った跡と言うのがふさわしいかどうかはわからない。
「……ハッ!」
と、突然獣の唸り声が聞こえた気がし、アレクサンドルは急いで辺りを警戒した。
ビルに挟まれた道路の向こうで、赤い光の群れがゆらゆらと漂っている。無論パトカーのランプなどではなかった。
―来た。
402:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 18:47:24
アレクサンドルはすぐにそこから逃げ出そうとした。だが、ゴミに紛れて木の根本に倒れている兵士が目にとまり、思わず立ち止まった。
顔は赤黒く焼けただれ、ヘルメットの回りにハエがたかっている。
もうその兵士を助けられない事は明らかだったが、アレクサンドルに逃げようとする気持ちは再び起きてこなかった。死んでもなおその兵士の手に握られているナイフの鋭い光が、彼の足を凍り付かせていた。
アレクサンドルは、ナイフ一本で老人に立ち向かっていったただ一人の勇敢な友の名を思い出していた。
―俺は、一体何をしようとしていたんだ?
頭からさっと血の気がひいていくのを感じた。怒りが恐怖を上回り、足が震えだした。いつの間にか、相棒のドラグノフを握る手に力がこもっていた。
アレクサンドルは突撃銃を抱えて、木立の中に分け入った。ドラグノフの射程範囲はせいぜい四百メートルだ。高架の巨大な柱にぴたりと背をつけて息を潜め、ビルの影から敵の姿が見えるのを待った。
夕日が沈み、通りから噴き出す赤い光が次第に濃くなっていった。
異様な熱気が顔に吹きつけ、ビルの壁面が赤みを帯びて見えた。
すぐそこの地面にひっくり返っていた蝉の死体がバチッと音を立てて弾けた。
アレクサンドルは目を血走らせ、銃を構えてひたすら老人を待っていた。
木立の中は、数歩先も見えないような暗闇に落ちていった。
403:394
07/08/23 21:41:16
台詞等を入れたお陰で
柔らかくなったね。
だいぶ読みやすくなった。
けど地の部分は硬さが目立つかな。
硬くする部分と柔らかくする部分を上手く使いこなせれば緩急がついて上手く見えるよ。
404:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 22:35:19
みなさん、ここは酷評するスレですよ
405:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 22:58:50
そうだったな。んじゃ酷評
>>これらはすべてあの謎の老人と軍隊が戦闘を繰り広げた跡だった ~ わからない。
この数行説明的過ぎるし、説明にしても下手糞。素人臭い。
「……ハッ!」なんてコテコテ過ぎて使うと恥ずかしいよ。
それに不必要な描写が多すぎる。
406:名無し物書き@推敲中?
07/08/23 23:26:13
>>405㌧
407:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 02:23:13
お願いします
今年は暖冬だったせいか、例年よりも早くに開花を迎えた桜は既に満開をすぎて、吹雪くように散り始めている。
ときおり吹く風に揺れる枝には、もうだいぶ葉が覗いていた。
若々しく、いつまでも少女めいている母は、せっかくの入学式なのに散っちゃってて残念ねえ、とため息混じりに呟いていた。
次いで、でもお天気でよかったね、とも。眉根を寄せたのは一瞬で、すぐにいつもの無邪気な笑みが彼女の顔を彩る。
前向きで楽観的な母らしい言葉だな、と思う今朝のやり取りだった。
実際、高く真っ青に澄んだ空を背景に、さわさわと降る白い花びらのコントラストは体育館の扉ごしにもうつくしい。
壇上にいる、校長からの祝辞も耳を通りすぎていく。明日からはしばらく雨が続くそうだから、こんな景色ももう見納めだろう。
「──えー、一同起立。A組から順に、静かに退場してください。父兄のみなさまは……」
意識が散漫なままに式は終わり、学年主任の誘導に従って体育館から新入生たちが吐きだされていく。
ガタリとパイプ椅子にぶつかる音や、ペタペタと歩く上ばきの足音が、館内に漂っていた緊張感を和らげていくようだった。
立ち上がると、だぼっとした学ランが下がってきてしまい、少し歩きにくい。息子の成長を見こして、
両親が余裕を持ってあつらえさせたものだ。仕方がないとはいえ、袖口が余っていて少々不恰好である。
来年の桜が咲くころには、逆に裾が足りなくなるほどに身長を伸ばしてやりたい。そんな事を思いながら、体育館をあとにした。
408:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 03:15:57
>407
冒頭の桜についての描写がたいへん巧いと思いました。
谷崎の「細雪」か、あるいは渡辺淳一の「化粧」を読んでいるような錯覚さえしました。
409:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 04:30:14
>>407
リズム感や言葉の選択はそれほど悪くはないと思います。
気になった点は以下の通りです。
>吹雪くように散り始めている。
>ときおり吹く風に揺れる枝には、もうだいぶ葉が覗いていた。
■「吹雪くように散る」には絶えず一定の風が吹き付けているわけで、次行の「ときおり吹く風」とはやや矛盾する。
> 若々しく、いつまでも少女めいている母は、せっかくの入学式なのに散っちゃってて残念ねえ、とため息混じりに呟いていた。
>次いで、でもお天気でよかったね、とも。眉根を寄せたのは一瞬で、すぐにいつもの無邪気な笑みが彼女の顔を彩る。
A..『せっかくの入学式なのに散っちゃってて残念ねえ、とため息混じりに呟いていた。次いで、でもお天気でよかったね、とも。』
B..『眉根を寄せたのは一瞬で、すぐにいつもの無邪気な笑みが彼女の顔を彩る。』
■『ため息混じりに呟いていた』と『眉根を寄せた』は表現的にダブりなので、Bの文がクドイ気がする。整理し、AとBの文を結合させたい。
■「いつまでも」と、「いつもの」は重複ぎみ。どちらか表現を変えたい。
410:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 04:31:57
>>409つづき
>>前向きで楽観的な
■『前向きで楽観的』なのは、前文のやりとりを読めばわかることなので省略すべき。
>>意識が散漫なままに式は終わり、学年主任の誘導に従って体育館から新入生たちが吐きだされていく。
■わざとやっているのかもしれませんが、やや硬い気がする。
>ガタリとパイプ椅子にぶつかる音や、ペタペタと歩く上ばきの足音が、館内に漂っていた緊張感を和らげていくようだった。
>立ち上がると、だぼっとした学ランが下がってきてしまい、少し歩きにくい。息子の成長を見こして、
■「ガタリ」「ペタペタ」「だぼっ」と、この二行にオノマトペが集中しすぎている。別にオノマトペを追放すべきとは言わないが、文章の雰囲気にはあわないのでは?
>息子の成長を見こして、 両親が余裕を持ってあつらえさせたものだ。
■少年の一人称ならば、説明文くさく、少々不自然か。
411:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 11:16:52
>>407
ぜんぜんだめ。高校生が無理に硬い文章書いたみたい。もっとふつうに書けばいいのに。
412:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 13:02:37
>407
工房(厨房)の新入生の一人称だとしたら
>いつまでも少女めいている母
>無邪気な笑みが彼女の顔
とか、書くかな?
情景描写も、高校生ならもっと視野が狭いというか、目の付け所が違うと思う。
三人称にしたらなんか文章が変だし。
死んだ旦那の魂が息子の身体の中に入った設定ならアリかもと思った。
413:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 13:05:07
>>407
構文が下手でわかりにくい。あと出しの文章。
初心者にありがちな「うるさい描写」がわかりにくさに拍車をかけている。
カメラの位置にも問題あり。
一人称の場合、主人公の内部視点になるから、何かを描写する場合は
そこに主人公がいるというのが前提。
冒頭の文章からすると、主人公は野外にいて、散りゆく桜を見ている印象で
母親と二人で見てるのかなと思えば、実は回想でした、という非常にわかりにくい
文章になっている。(朝の出来事というのが後出し)
5行目まで読んでも主人公が今現在どこにいて、何をしているのかがわからない。
次の文章もまた、風景描写をメインにしていて、
>実際、高く真っ青に澄んだ空を背景に、さわさわと降る白い花びらのコントラストは
>体育館の扉ごしにもうつくしい。
後半でようやく体育館がでてくる。(これも後だし)
少なくともこの文章は、主人公の現在位置を読み手に伝えるのが主目的なんだから
「体育館の扉越しに見える~」という風に始めるべきじゃないかな。
冒頭の入学式が大切なシーンなのかと思えば、あっさりと一行二行で終わってるし
風景描写も意味がないし、全般的に、この文章このシーンで、何を伝えたいのか、を考え
ながら書くようにしたほうがいいと思う。
414:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 13:17:17
>>407
「うるさい描写」ってのは同じものを何度も描写することね。
桜の描写、風景描写ばかりで、必要な描写がない。
入学式が退屈ならば、主人公の目を通して、会場の様子(規模)、人々の様子、気温、
壇上の人物、横を向けば、同級生がいるはずだし、髪型とか、制服の様子
(ブレザーがよかったとか、セーラー服がどうこうとか、学ランは珍しいとか)そういうものを
含めて表現して、読み手にわからせるようにしたほうがいい。
415:名無し物書き@推敲中?
07/08/25 16:07:38
>>407
無駄な語句、説明が多すぎる。
>今年は暖冬だったせいか、例年よりも早くに開花を迎えた桜は既に満開をすぎて、吹雪くように散り始めている。
>ときおり吹く風に揺れる枝には、もうだいぶ葉が覗いていた。
↓
桜は既に満開をすぎて、散り始めていた。
これだけで、良い。