07/08/18 16:41:43
「あんたがそんな怪体ななりをしてれば、誰だってトマトをぶつけたくなるさ。あたしじゃないけどね。」
私は彼女が俺が背中に背負っているグランドピアノを避けて俺の頭にトマトをぶつけたことに今気づいた。恐ろしい
女だ。野茂以上の逸材がこんな片田舎に眠っているとは。「よっ こい しょおおっと。」俺はグランドピアノを背中から
降ろす。再び持ち上げる時はド根性で40ポイント消費するので、降ろすときは弾くと決めた時だ。このあまっちょは
からかいがいがある。
ラ。440ヘルツ。
「。なんなんだい。時報なら間に合ってるよ。」
「赤ん坊はラの産声でこの世に生を受ける。ラは短調の出だしだ。そう、赤ん坊はこの世に産まれ出たことを
恐怖することから始める。」
「///」
「どうした?」
「ばか。いくらなんだってまだ早いよ。今日知り合ったばかりじゃないか。あたしそんなに軽い女じゃないから。」
調子の狂う娘だということが判明。だから調べという。しかしたった一音で響きのいい女だ、俺の見立ては相変わらず
鋭いなー。困っちゃう、テヘッ///