07/08/18 01:42:36
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「ここで雪が見れないんなら、上のてっぺんか、下のてっぺんいって巨大な氷を見ようか。」
地球に詳しい彼が提案で南極にいった。彼らが雪や氷にこだわっているのは、彼らの住む惑星が恒星と近い距離にあるからである。地球が始めての彼が口を開く。
「凄い勢いで、氷が海に沈んでるな。ほら、またただ。ここも夏なんだな」
地球に詳しい彼は、またあっけにとられる。
「なぁ、そろそろ砂の風景が恋しくなってきたぞ。」
地球恒星に近い彼らの星では、植物が育ちにくい。地球が始めての彼がそう提案した。
「いいねえ、暑苦しい感じがいかにも俺らにあってる。」
地球に詳しい彼は、自分の知識に疑問を持ち始めた。というか、ガイドブックと違う。
地図と地球人が“砂漠”と呼ぶ地域が一致していない。なんだか広くなってる。
「結構僕らには住みやすそうだよね。砂の上は地球人には住みにくいそうだけど。」
「ああ、いい星だ。しかしわかったよ。この国から思ったほど氷の輸入に適してないんだ。残念だったね。」
二人はうなずく。そうして、彼は地球視察を終えて、どこかへ消えた。