07/07/10 10:07:57
創作怪談より実話怪談が面白い理由を考えてみた
1)何故実話怪談本を読むのか?
自分だけは大丈夫だ、と自分の無事を確かめるため。
2)何故実話怪談じゃないといけないのか?
作り話だと判ってる話のなにが怖いの?と、むしろこっちが聞きたい。
冒険家と同じなんだと思ってるんだよね。自分では。
実際に危ないことに挑戦してるわけじゃないから、全然へたれなんだけど。
冒険家っていうのは、なんで好き好んで危ないことするのかって聞かれると、
生と死の狭間でしか、自分が生きていることを実感できないとか、
恐怖に身を置くことで、無事にそれを切り抜けられたこと、与えられた生に感謝する、とか言うじゃない。
あれにちょっと似てる。
もちろん自分が実際に呪い祟りに遭うわけじゃないから、それは疑似体験に過ぎないんだけど、
本当に実際に凄く酷い目に遭ったという人の体験談を、冒険家の体験談のように読んで、
それを自分自身に重ね合わせて「そうなったら俺だったらもう絶えられない」っていうのを想像する。
そうすると、ああ、自分がそういう目に遭わなくて良かった、って無事を実感できる。
それが作り話だと全然ダメ。ありえねー、で終わっちゃうから。