07/06/12 14:28:17
淡い期待を萎ませる本, 2007/6/12
レビュアー: naonao-703 (京都市) - レビューをすべて見る
怪奇現象と亡くなった妻を旨くスライドさせて、最初からけっこう読ませる。
なので読んでいくと期待してしまうのが読者ってものだと思います。
その淡い期待が読み終わると萎みます。
結局大学の友人魔耶美の登場は強引に思えたり、架空の黄泉の街みたいらしい舞台が、
川の水が黒いだけで街そのものにリアリティーがないのも考えものだったりと、後から突っ込める
箇所がけっこう多い。