07/07/23 02:04:39
小説の視点についての話ですが、いくつか例を示します
一人称・・・浅田次郎「壬生義士伝」
東野圭吾「変身」 これしか思いつかん・・・
三人称・・・そのほかたくさん
やはり、書きやすいのは3人称のほうだろう。
一人称について、東野の「変身」は主人公の視点から、リアルタイムな
行動を描写している。それに対し、「壬生義士伝」は一部を3人称で書
き、そのほかの一人称はすべて、瀕死の主人公の心の叫びorインタビ
ューの形式になっている。この小説の中で、3人称が用いられる場所は
、3人称の客観性を生かした、心情語を挟まない、その外見的様子の描
写のみとしている。その一方で、一人称の部分は、主人公の吉村寛一朗
の人格を「暖かく」描いている。この2つの特徴を踏まえ、織り交ぜた
上で考えるべき。詳しくは「壬生義士伝」を見ていただければ分かるは
ず。