断片小説『架空図書館』at BUN
断片小説『架空図書館』 - 暇つぶし2ch38:名無し物書き@推敲中?
07/12/10 19:08:48
だれの作品か明記しないの

39:名無し物書き@推敲中?
07/12/10 19:25:05
断片小説なんていちばんセンスが必要なのにこのざまか。

レベルアップして出直せば?


40:名無し物書き@推敲中?
07/12/10 20:19:38
ばべるの図書館?

41:名無し物書き@推敲中?
08/03/28 00:34:24
爽やかな五月の青空
泡のように消えてゆく風船を見上げていた

どこまでも上っていく
空に憧れていた

自分の足で歩ける幸せ
誰にも束縛されない幸せ

どうやら大相撲のセレモニーが行われているようだった

懐かしい友達の顔があった 私達は軽い冗談を交わした

公園の一角にあるドーナツ型をした人工の流水池を眺めていた

魚が宙を浮いていた

私は驚いて近くの子供を捉まえ訊ねた

子供は不審そうな顔をして逆に私に驚いた

どうやら宙を浮く魚はこの世界では当たり前の事らしい

当たり前ってなんだろう


42:名無し物書き@推敲中?
08/03/28 00:39:57
乗っていた電車がいつもの駅に着かず、
異世界の喫茶店のガラスのドアの前で消えてしまった

空は微かな夕闇だった

私達は仕方なく階段を上った
そこは自宅の屋上で
おびただしい数のカラスがフェンスの上に並び飛び交っていた

細山君は血を吐いた 

老朽化した鉄板が彼の重みで崩壊し
そのまま地面へ叩きつけられたからだ

電車が迫ってくる音がした

10本程のレールが並ぶ踏み切りに立っていた

電車が迫ってくる音がした

細山君を慌ててコンクリの高台へ引き上げる

重すぎて持ち上がらない

2人がかりで試みる。

ゴゴゴゴ・・・どのレールから電車が迫って来るのか解らないまま
自分も巻き添えになる恐怖を覚える

細山君の黒い髪に紅い紅い夕闇が迫っていた

43:名無し物書き@推敲中?
08/04/04 15:09:42
桜の花/春の風/澄んだ空/酒を飲み交わす/甘い水/ほろ酔い/
肩に頭を乗せる/静かね/川のせせらぎ/春の歌/桜舞/巫女は歌う/
豊穣の涙/そっと目を閉じる/優しい歌声/カオスが/忍び寄る/
最後の笑顔/切り株/噴水のように/宴/串刺しの怪物/
静かに黄昏は迫る/犬のように/頬を朱に染めて/桜の木の下は/
死体が埋まっている/怪談話/死ぬかと思いました/巫女は舞う/
夜のしじま/闇に響く/小川のせせらぎ/酒の肴に/陸の漁師は風に笑う/
影を狩る/闇の中にいるもの/未知の怪物/陸の怪魚/震え上がる巫女/
そっと萌える学生服の少年/生餌だな/陸の漁師は笑う/足はガクガク/
闇の声/ごめんなさいごめんなさいごめんなさい/桜の木の影/赤い満月/
胸の鼓動/静寂の中/今にも爆発しそう/足踏みをする10歳の少女/
小川のせせらぎ/敵はすぐそこまで/巫女は笑う/目を閉じて/
10歳の少女は耳元で囁く/好きです/抱き合う巫女/絡み合う指先/
影からいずる怪魚/銛一閃/焚き火/松明/酒の肴/忘れてください!/
飲み交わす酒/頬を朱に染める巫女/深まる夜/10歳の少女/静かな寝息/
耳が痛くなる静寂/夜の桜/中学生の少年/じっと月を見上げる/

44:名無し物書き@推敲中?
08/04/17 04:10:34


「やあ、やっと来たんだね。ずっとずっと待っていたんだよ」
そう言って男が笑った。図書館のカウンターには不釣合いのジャンバーを着て
無精ひげを生やしている。目は細く、光が無く、肌には艶が無かった。
そう僕自身だ。
「来ないかと心配してたんだよ。でも来てくれてうれしいよ」
僕は自分自身の笑顔を見て、僕は自分が思っているより酷くないと思った。
いつも鏡の中にいる僕は、死人と変わらないような顔でじっと僕を見つめている。
溜息をつき泣きたくなるのはそんな時だ。
「本を探しに来たんだろ? ここには何でもあるんだ。もちろん三省堂や
紀伊国屋で売っているような本とはちょっと違う。君も分かってると思うけど
この図書館は君自身の記憶で出来ている。だから君が体験したことや
見てきたものが本になっているわけさ。小学一年のとき先生を好きになっただろ?
そう、大田先生だ。そして小学生五年のときラブレターをもらった。
中学二年ではギターをはじめたな。君の人生が輝いていた頃さ」
男は僕が何か言おうとすると、手をあげ言わなくても分かるとのジェスチャーをした。
「もちろん、今の君は人生が最悪で自殺しようと考えている。
何度も何度も挑戦し挫折し涙を呑んで希望を失い歩き疲れそしてここへ来た。


45:名無し物書き@推敲中?
08/04/17 04:17:04

君はもう駄目だと思って最後の人生の別れにここに来たというわけだ」
僕は肩を落とし、そんなこと分かっているよとでも言いたかったが
言葉が無かった。いやむしろ、とても心地よく男の言うことを聞きいれられた。
何故だろう? 僕は人生について諭されたり苦言や助言を受けても
何だかんだ言っても、この人は僕のことなんて分かりやしないのだと思い
うわべだけは聞いている素振りをしていたのに、この男の言うことは
聞いていても不快にならない。それはもちろん自分自身だからだ。
僕が、何を言うと不快に思うかなど知っているのだろう。
思いのまましゃべっているようでも言葉を選んでいる。きっとそうだ。
本当にそうだろうか? わからない。考えたくも無かった。
こいつは姿は僕自身だが本当は違うのかもしれない。
なんだか考えるのがめんどくさくなって男の言葉を待つ。

46:名無し物書き@推敲中?
08/04/17 04:25:09

男は分かっているんだよ。というように頷いた。
「考えたくなければ考えなくていいさ。夢だと思えば夢だと思えばいいし
狂ったと思えばそれでいい。心が幻影を見せているんだと思えば
それでいい、ただ僕と話すのは君の無駄にはならないと思うよ」
僕は後ろを振り返ると、そこは何年か前に行った記憶がある市立の図書館だった。
けれど明かりがついていない為、奥のほうが暗くて見えない。
書庫の間の通路は漆黒の闇に消えている。ただ本の貸し出しをする
カウンターの部分だけが闇に浮かび上がりスポットライトが当たったステージのように
僕らを劇中の登場人物さながら映し出していた。
「ここには独特の時間が流れているんだよ。ホントはね誰の心にもここと
同じように一人一人図書館を持ってる。でもそこに行けるのは
あると気づくのは、ほんの数人さ。人生のぎりぎりに行ってやっと気づく。
そして、ここを出れば図書館があったことも忘れてしまう。
人生のつらさは…そうつらさだよ。そうやって回避するんだよ。人間だけなんだぜ?
死を知っているのは。それなのに気が狂わずにいられるのは、こういう場所が
あるからなんだよ。もちろんここだけじゃないけどね」

47:名無し物書き@推敲中?
08/04/17 04:30:39

僕は男の言葉を聞きながら、小さな音で誰かが歌っているのに
気がついた。それは子守唄のようでもあり学校で習う唱歌のようでもあった。
知っている人が歌っているようで誰か分からない。妹だろうか? 母だろうか?
「歌が気になるかい? 信じられないかもしれないけど、あれを歌っているのは君だよ。
なんでもありじゃん。流行の言葉で言うならそう思うだろう。確かにここは
何でもありだ。現実の世界とは違うんだよ」
僕はやがて眠くなり男の言葉が遠くなっていくのを感じた。
足がふらふらし膝が落ちる。高校に通う電車の中でよくこんな風に
膝が落ちたのを思い出した。こんな記憶もこの図書館だから思うのだろうか?
睡魔は優しい波のように僕を包み、目が暗くなった。

48:名無し物書き@推敲中?
08/04/17 04:39:49

時計を見ると午前10時だった。
いつも夕方近くに起きるニートの僕としては珍しい。
体が生き生きとして頭も冴えている。
でも…こんな気分もすぐ消えてしまうのだろう。
太陽が高く上るにつれて、また憂鬱な気分がやってくる。
カーテンを開けると柔らかい日差しが飛び込んできた。
窓を開ければ、かすかに夏の匂いがする。初夏がやってきたのだろうか?
と僕は思う。桜が終わり、昨日見た木は緑がついていた。
いつまで人生は続くのだろう? 僕は思う。
同じことの繰り返し変わらぬ毎日。傷つくだけの日。
―嫌だったら死ねばいいさ。
心の声がする。まあそれも悪くない。
でもその前に初夏の香りを嗅いでからだ。
その匂いを胸に吸い込んで吐き出して見てみよう。
何も変わらなかったら死ねばいいし、生きたかったら生きればいい。
難しいことは考えるな。僕はしばらく窓を開けて目が光になじむまでそこにいた。



49:名無し物書き@推敲中?
08/05/04 07:01:23
架空図書館。
それは、かつてぼくが頭に思い浮かべた子供じみた妄想だ。
蔵書数は約二十兆。一千万規模の超大型図書館200万軒分に
なる計算だ。そこにはあらゆるジャンルの本が集められていて
あらゆる人々のニーズに応えてくれるのだ。

50:名無し物書き@推敲中?
08/05/31 23:59:59
age

51:名無し物書き@推敲中?
08/06/01 13:41:24
 うとうとする。
ここの図書館の椅子に座っていると、気持ちがいい。
だが自分の瞼と抗って、目を開ける。
 白い服の少女が本を読んでいた。どの棚から引っ張って来たのか、似合わないような分厚い本だ。
まだうとうとしていた。遂には睡魔に敗北した。

引き戻される様に目が開く。
白い服の女性が、さっきの少女と変わらない姿勢で、本を読んでいた。分厚い本も様になる。
またうとうとしてくる。
今度は抗わずに、ゆっくりと瞼を閉じた。

52:名無し物書き@推敲中?
08/06/01 15:26:29
住居表示街区案内図

53:名無し物書き@推敲中?
08/07/20 22:37:06



54:名無し物書き@推敲中?
08/08/14 16:30:57
age

55:名無し物書き@推敲中?
09/03/15 23:04:10
二度と残飯のような異常者が掲示板を悪用して中傷スレッドを恣にすることを許してはならない。

         電網世界が恒久平和でありますように。
 
              合掌……

なぜか?(それではみなさん、ご唱和ください)
 

          異 常 者 だ か ら !

異常者だから!  異常者だから!    異常者だから!      異常異常者だから!者だから!   異常者だから!異常者だから!
     異常者だから!  異異常異常者だから!者だから!常者だから!
異常異常者だから!者だから!      異常者だ異常者だから!から!   異常者だか異常者だから!ら! 異常者だから!     異常者だから!    異常者だから!
異常者異常者だから!だから!
    異常者だから!


56:名無し物書き@推敲中?
09/03/27 08:22:50
test

57:名無し物書き@推敲中?
09/09/10 12:01:06
oreno oukoku

58:名無し物書き@推敲中?
09/12/19 22:39:38
 


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch