09/10/10 21:36:54
「うぅん、やっぱ小さい子は抱き心地がいいなあ….ε-(´∀`*)」
とわけのわからぬ事を云いながら先輩はずっと抱きついていたが、急に何かに気がついたのか、離れたと思ったら、後ろにいる怜先輩に向かって、
「怜、喜べ。薫ちゃんも胸がないぞー。」
と叫んだ。先輩、今ここでいう必要がありますか?
思わず赤くなったとたん、それまでずっと我慢していたのか。麗子先輩が、
「凛、もうそれくらいになさい。薫、今からあなたの仕事を説明するわ。」
と言ったとたん。凛先輩は悪ふざけを止め、再び静寂が訪れた。
仕事は簡単な役員の補佐と雑用だった。とりあえず放課後になったらここにきて、お茶を入れたり、役員の指示に従って簡単な作業を行う事が当分の仕事だそうである。
そしてなぜか先輩のことを敬意を込めてお姉様と呼べと言われた。つまり会長なら麗子お姉様。副会長なら凛お姉様という風に。要は尊敬する姉を一途に慕う妹の如く姉にこき使われろ、
というようなことらしい。なぜか凛先輩の何かのつぼにハマったらしく、何度も「薫ちゃん。」「なんですか? 凛お姉様。」「なんでもなーい。」などという不毛なやり取りをさせられたことには閉口したが…。
とにかく、その日僕は半ばなし崩し的に、学生会の一員になった。
4-5終了。4-6に続きます。
>>301 ごめん、まだ当分続く。正直いつ終わるかわからんOTL