07/11/19 02:48:59
さて、横溝賞の第26回発表があったんだけど、これには驚いた。
大賞が橋本希蘭さんの『世界樹の枝で』、テレビ東京賞が石原ナオさんの『オブリビオン~忘却』だった。
ついに横溝賞も女性重視の方向に走ったかと思ったんだけど、これが違っていたのだ。
『野性時代』を見てみたらふたりとも中年男性です。しかも石原ナオさんの正体はあの大石直紀だった。
えっ、大石さんってあの人? 日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞したけどうまくいかず、
小学館文庫小説賞をとりなおしたという……。
その大石さんです。ずっと本が売れず、最近ではアルバイト生活だったとか。苦労人です。
受賞の言葉が泣けた。これでまた作家に戻れます、と。