普通の若者が携帯小説 ベストセラーも続々at BUN
普通の若者が携帯小説 ベストセラーも続々 - 暇つぶし2ch1:名無し物書き@推敲中?
07/02/11 12:31:11
 「活字離れ世代」が、自分たちの言葉を持ち始めた。作家志望でもない普通の若者たちがケータイで書いた小説から、数十万部のベストセラーが続々と生まれている。
これは新しい文学なのか、それとも一過性のブームなのか。出版不況のなか、本を売るのに四苦八苦している文芸関係者たちは、困惑を隠せない。
 暴走族の元メンバーだった群馬県の男性(24)は05年秋、無料の携帯小説サイトに、「私小説」を書き始めた。
 〈僕は…生きていてもいいですか? 僕は…もう一度、笑っていいですか?〉。題は「また会いたくて」。
ぐれ始めていた中学生が強気な少女と出会い、バンド活動という生きがいを見つけるが、少女の死で再び荒れ……。すべて自分の体験に基づいた話だった。
■サイトで人気
 掲示板に多くの反響が寄せられた。「もう少しだけ生きてみようと思えました」「夢をもう一度目指そうと思います」。ついにサイトの人気ランクで1位になり、昨年8月に出版されると2カ月で10万部を突破した。
 SINKAと名乗るこの男性は「これまで2行以上の文を書いたことがない」ほどの国語嫌いだったという。執筆は、自分の過去と向き合うため。
中古車販売の仕事の合間に携帯端末で毎日少しずつ打った小説が、ベストセラーになった。「 」が17回連続する個所もあり、ドラマのシナリオや漫画に近い。
 彼のような「ケータイ小説家」が今、急増している。この携帯小説サイト「魔法の図書館」(http://4646.maho.jp/)に掲載されている小説は70万タイトル。この半年でほぼ倍増し、書籍化される作品も次々と出てきた。
 05年秋以降、出版されたのは11人の共著を含む15作品。作者はみな20代で「メイ」「百音(もね)」などネット上の名前で執筆している。初めて小説を書いた人ばかりなのに軒並みベストセラーに。美嘉さんの「恋空」は上下巻で124万部に達した。
 福岡県の短大生、凛(りん)さん(20)の「もしもキミが。」は、昨年12月発売ですでに40万部を超えた。帯には「日本中の女子高生が号泣した」。以前から携帯小説の読者で、電車の中などで携帯で書き始めたという。
URLリンク(www.asahi.com)


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