08/12/31 01:19:46
221です。
>>225へ。
一応ラ研利用者のようなので、少々意見を。
>その上で「必要だがその部分だけではまとめきれない」表現は切り捨てる余裕を持て。
「霧雨が降りしきる深夜」と言ったなら、わざわざ 「灰色がかった~」と重ねて言う意味がほとんどないのは分かるよな?
掌編で、文字を削らなければならないなら、余分な表現を付け足す必要はないと思う。でも、長編であれば寧ろこの程度の表現はよく見られるもの。
しつこくない程度であれば雰囲気は出るし、簡素すぎる表現は味気なく、イメージが湧き難かったりする。
気をつけなければいけないのは、表現の矛盾。
先の文章で例を挙げるなら、『薄暗い青色の空の下を』というこの部分。
深夜という表現があるにもかかわらず、『青色』という色を書き入れていること。
深夜に『青色』の空はまず見られない。こういう矛盾に気をつければ、しつこくない程度に表現を重ねることは可。
ただ、全く同じ表現ばかりを重ねるのは読んでいてしらけるので避けたほうがいい。
ここら辺のさじ加減は、読書を重ねることで身につけるしかないと思う。
>俺は全体の流れこそ重要だと思うし、全体の流れがなければ個々の文をどれだけ良くしようとしても無駄だと思ってる。
だから俺は全体の流れというかリズムを大体つかんでからでないと一文も書けない。
どちらも大事。前後の文章とのつながりがうまくいっていないと、全体の流れが良くてもテンポが悪く感じてしまうので気をつけたほうがいい。