【ラ研】裏鍛練感想室at BUN
【ラ研】裏鍛練感想室 - 暇つぶし2ch221:名無し物書き@推敲中?
08/12/28 07:39:10
とりあえず、分かりやすさ重視で書き直してみました。

  ※  ※
 霧雨がふりしきる、灰色がかった雲の暗さが支配している深夜の道路を、
少女が安定した息を吐きながらランニングをしていた。
 鼻は少しだけ高く、猫のような瞳は、縁なしのメガネに水滴が当たるのを気にもせずに凛としている。雨具をつけずに紺のジャージ上下を着こんで、ごついシューズを履いて走っている。
 ずっと同じペースで走っていた少女は、近くにあった電信柱を通りすぎると急に走るのを止めて歩き出した。歩きだしたとたん汗が大量に流れだす。
 髪の毛が雨と汗が混じってひどく濡れている。ジャージの上部あたりが随分と濡れているのも、おそらくは雨のせいだけではないだろう。
「これで三往復終わり、と。スパートかけるぞ!」
 ひしゃげたカーブを通りすぎ、十字路が見えてきたところで少女が小さく呟いた。
「帰ったら、シャワー浴びて、着替えて一眠りしよう」
 そう付け加えるように呟いてから、嬉しそうにまた走り始めた。
 ふりしきっていた霧雨が徐々に雨音を静めていくなかを、少女が単調な足音を響かせながら走る。
 だが、少女が十字路に書き込まれている横断歩道の白線を踏んだそのとき、一台の車が赤信号にもかかわらず横切ってきた。
 急いでいたのだろうか、深夜で人がいないので油断していたのだろうか、車は止まる気配を見せない。
 しかし、少女はまるで気がついていない、というよりは気にしていない様子で、走りつづける。
 車が少女に激突する、その刹那、少女はうろたえるどころか車体に手を伸ばした。
 少女はボンネットにあてた手のひらを軸に、体をふんわりと浮かせた。 もうひとつの手も車体へ乗せ、体を交差させながら横にずらし、バック転の要領で地面に着地した。
 直後、車が急ブレーキをかける。湿ったアスファルトとタイヤが擦れて耳障りな音を立てる。道路にタイヤの跡を残しながら車体は回転するように滑っていき、ちょうど百八十度向きを変えたときに、十字路の先にあるタバコ屋の前で止まった。
「やっちまったか?」

 ☆目立たない格好のせいで、暗い闇に溶けこんでよく見えなかったのだろうか。☆
 ↑これ、誰が何をっていうのがわかりにくい。削るか書き直したほうがいい。


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