08/08/24 22:19:42
116 ：名無し物書き＠推敲中？：2008/08/23(土) 18:29:37
>>113
綿火薬っての人の作品を読んだ。
当人の脳内では問題ないのだろうが、固有名詞である『鈴木さん』が何であるのかすぐに理解できないところとか、
入院先からやってきた相手の姿を見て、これでいつでも声が聞けると喜んだとか、所々にちぐはぐな部分が目立つ。
会えなかったとか電話さえできなかったといった記述があるわけでもないのに。
アロハフェアとか、前振りのないグリーディングメールまでのもっていきかたなどに強引さを覚えた。
だったら今年は冷夏なため、ハワイから本場の夏をメッセージとしてお届けします、といったアナウンスがファミレスで流れていることにして、
そこからグリーディングメールまで運べばいいのになぁとか思う。
最後の5行は完全に頭の中だけで考えて書いていると感じた。
本人はいいことを書いたつもりなのだろうけど、人間はいつまでも昔のことに涙ぐむほど弱くはない。
むしろ、この話の場合、彼とのやりとりは主人公にとって懐かしさを覚えるほどのいい思い出になっているはずなのだから。
終わらない本文というのは、変わらない本文、でいいんだよね？
まぁこれはこれでよいのでは？ とはいいつつも、気になったところはある。
メールをくれるのは三ヶ月前に亡くなった友人で、ずっと送り続けてきてるんだよね？
だったら、夏の終わりに届いたメール、とは違うんじゃないのかな、と。
感想欄を覗いた限り、誰もそこに触れてはいないみたいだけど。
主人公が三ヶ月間も同じ行動を取り続けている動機は、単にそうしたいからだ、ということになっているけれど、
これはかなり無理がある気がする。死んだ後も義理立てするだけの何かがあったほうがいいと思う。
そのほうが、主人公の異常な行動にもまだ説明がつく。
>アイツはまだ来ていない。
>口では色々言ってるけどな、お前といるのは楽しいんだ。本当に。
この上記の二文が気になる。これらは生きている相手にだからこそ言えることだし。
もしかしたら、友人が学校の自縛霊になっていて、そこで友人とお喋りをしているのかもしれないけどさ。
でも、最後から5行目を読む限りそうでもないんだよね。いないことになっている。