07/04/08 18:55:12
>>536
まず曲がりなりにも《読者が犯人》という大トリックが実現されていること。
(このトリックの過去の作例は、納得行かないものが多かった)
それから地の文と手紙・覚書の文章が、見事に書き分けられていること。
(しかもそれがトリックになっているというオマケつき・やべ、これネタバレか?)
最後に作中人物の行動の理由が、すべて明快に説明されていること。
(こいつ、何でこんなことしたんだ? という疑問の余地がないこと)
ここらへんかな? まあ、後は好き好きだと思うが。