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さる４月１３日、都内中野区で大手探偵事務所㈱スタイル
（本社・東京都豊島区、畑田昌彰社長）
の元調査員が不倫相手から妻子の悪口を言われたことに激高、
相手女性を殺害するという事件が発生した。
一見する限り、男女間の愛情のもつれが原因のありきたりの事件。
新聞やテレビも事実関係のみを報道するにとどまったが、
いやしくも、人ひとりの命を奪うからには、よくよくの事情があったはず。
一体、事件の裏には何があったのか。
「ふたりが出会ったのも、そして殺人事件に発展したのも、
すべて『別れさせ屋』なる商売のせいですよ」
警視庁中野署に逮捕されたＫ容疑者の長年の友人はこう指摘するが、
ハテ？「別れさせ屋」とは如何なる商売なのか。
スタイル社はホームページで「別れさせ屋とは新しい人生に踏み出したい
恋人や夫婦の別れのコーディネイト役」と説明するが、
要するに縁を切りたい相手に同社の調査員が接触、
一時的な疑似恋愛関係を構築して“ねこ騙し”的に別れさせるというもの。
しかし、マンガの世界ならいざ知らず、果たしてこんな“学芸会”以下の工作が
都合よく奏功するものだろうか。