07/07/27 23:12:37
こんな手紙を書いても君に出すかどうかなんて分からないけど。
書くことによって、自分で勝手に納得したかったんだと思っている。
別れてからちょうど三年経った。お互いもう30になるんだね。
いろいろ生活も変わった。今では俺にも大切にしなくてはならないものもできた。
じゃあどうして、こんな手紙を書いているのか、正直よくわからない。
でも別れる時、「三年後、30になる頃、もう一度連絡していい？」って君が言ったような気がする。
あの時、俺は「好きにすりゃいいよ。俺にはどうせ新しい女いるけどな！」って強がったけど。
でも、その一言によって、俺にとってこの三年という時間がひとつの区切りになった。
今、三年経って、やはり自分がどうなっているか、どう思っているか、君に伝えるべきだと思った。
同時に伝えないのが良い知らせなのか、とも思っている。迷っている。
まだ、あの部屋で君が一人で暮らしているかどうかもわからない。
そして、なにより、こんな手紙が届いてどう思うのか、嫌な気持ちになるだろうか。
もうとっくに昔のことなんて思い出さないような生活を送っているかもしれない。
それなら、良かったと思う。
こんなことを書いていて相変わらず俺は一人よがりだと思う。
まだ拘ってるのは俺だけなのかもしれない。恐らく。
君のことを思い出さなかった日はあれから一日もなかった。
未練があるとか、やり直したいとか、そういうことじゃなくて。ただ思い出してしまう。
もしかしたら、ただの執着なのかもしれない。自己憐憫も含めての。
トラウマといえばトラウマとも言えるかもしれない。
よくわからないけど、やっぱりモヤモヤするものが今でも残っている。
だから手紙を書いているんだと思う。すっきりしたいからだと思う。
書くとしたら、タイミングは今しかないと思った。
君は今どういう風に暮らしているだろうか？と、よく思う。
もちろん、幸せであってほしいと思う。