10/06/05 21:15:28
いくら偕老同穴、共白髪、内田流に言えば「あいきゃんのっとりぶうぃずあうとゆー」と言おうが
夫婦そろってフルムーン旅行の飛行機墜落で同時に死ぬ、とかでもない限り、
必ずどっちかが先立ち、どっちかが「おひとりさま」になるのは、いわば理の当然。
上野はそのことを言っているだけだし、『おひとりさまの老後』『男おひとりさま道』をちゃんと読めば分かるように
仲の良い夫婦を否定なんかちっともしていない。
ただ「嫁さん」を冷蔵庫の佃煮か何かのように常にあるもの、身の回りのお世話をしてくれるのがあたりまえ、と
考えている既婚男や、結婚にそういうセックスつき家政婦の夢を見ているナイーブな独身男は自分の身をふり返った方がいい、
でないと一人を楽しむ男おひとりさまどころか、上から目線の傲慢に気づかないまま孤立したゴミ屋敷の老人男性となるか、
「あなたに尽くします」が殺し文句だった婚活サギ殺人女みたいなのに引っかかるだけだよ、と言ってるだけ。
内田は「生きる力」=「他人と暮すこと」=「家族を作ること」ばかり繰り返しているが、
他人というなら何も家族でなくたっていいし、フランス婚だって、ユル友だって、「弱者のおひとりさま連合」だっていい。
内田が知らんだけで、今の若い人間はシェアハウスぐらいしとるし、消費社会とコンビニ社会でカネの力をもっても
他人のしがらみから完全にのがれられるわけでもない。
(「フェミ=すべてのしがらみを消費社会のカネで解決しようとする勝ち組バリキャリ女」←内田のワラ人形イメージその2)
むしろ「夫婦愛」「家族の絆」だけに過剰に思い入れた「家族と言う名の孤独」「家族と言う名の強制収容所」状態の方が危険。
新潟少女監禁事件とか、虐待も高齢ひきこもりも「家族の絆」だけで陸の孤島状態になった結果なのに。
しかし、ひょっとして内田樹って前の嫁さんにはフェミに目覚めて逃げられでもしたんだろうか?と勘繰りたくなるわ。