北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章at BOOKS
北方水滸伝・楊令伝を語ろう第四十六章 - 暇つぶし2ch273:無名草子さん
10/03/20 16:12:16
邵房を致死軍に入れたのは、兵の選別がお得意な陳娥のおばさんの眼力じゃないのかw?
切腹ものだなww

274:改訂 楊令伝
10/03/20 16:32:20
李英

旧版では、花飛麟、穆凌に続く新加入二世の3番手だった。花飛麟には子午山行きというエピが
あったが、穆凌にはなく、李英になると16歳でいきなり将校に抜擢されつつ、登場しないという
異常な状態が長く続いた。これでキャラが立つわけがない。その後、過剰に競争意識を剥き出し
にする性格で、仲間と協調できないことが明らかになる。
ところが今度は、そんなやつがどうして16歳という梁山泊史上最年少の上級将校になれたのか
という疑問が発生する。
新版では、はじめは陳夫人という名だった王妤や李媛とともに、長く市井で暮らす。彼ら三人が、
子午山から逃げてきた秦容と郤妁の保護者になるという展開でもよい。
ある程度成長するまでは、飛脚通信網の一拠点を任されて、そこで王黼の重税に苦しめられる民衆
の姿をレポートしたり、他の事件に巻き込まれたり、波乱万丈の入山前エピソードが用意されている。
なんのエピソードもなく梁山泊に入山させ、入山したとたんに台詞もないまま家族三人がバラバラに
される。前作に比べると、家族のシーンが皆無に等しい梁山泊なのに、せっかくの家族シーンを描く
チャンスを逃してしまったな。下手な出し方だと思った。とにかく将校を増やすことを急ぎすぎた。
反対に李富に家族が出来たりする。そもそも家族のいるキャラというのは、読者が感情移入しやすい。
高Qや王黼の家族が描かれないのは、彼らに感情移入してもらっては困るからじゃないか?
子午山のような擬似家族ではなく、本物の家族が登場する好漢が多かったから、水滸伝では、読者
は梁山泊に感情移入しやすかったのではなかろうか?
李英は、相応の年齢に達すると梁山泊の兵にり、十分な経験を積んでから将校になる。当たり前のこと。

275:無名草子さん
10/03/20 16:37:49
“心の故郷子午山”という設定は、ほんと糞だったな。
梁山泊には十万も兵がいる。それぞれの本物の故郷を描けばいいじゃないか?
インスタントに、故郷回想シーンは、すべて子午山で代表させてしまった。安易すぎる。
どうして人工的故郷にすぎない子午山にこだわる必要があるのだろう。
一日一時間の稽古で、あとは焼物だけしていれば、武術が格段に上達するというのも、
マンガ的すぎた。その後のシーンで、童貫戦が終ったばかりなのに、厳しい調練をしている
幻王軍を出し、「この調練量が強い軍隊を作るのだな」と感心したのと整合しない。

276:改訂 楊令伝
10/03/20 16:43:23
李媛

そんなに才能があるようでもなかった。カク瑾と荀響の三角関係も、タネを撒いただけで中断。
出した意味のないキャラだった。新版では、単なる李英の姉として登場する。軍人になる必要なし。
また、新版では、楊令が小さな梁山泊を作るという馬鹿な話はなくなるので、李媛と楊令の争い
もない。顧大嫂に嬲られるシーンもない。そもそも顧大嫂は、杜興酒場で働き、梁山泊には一切
出入禁止。

277:無名草子さん
10/03/20 16:46:59
李媛は、軍人に見えなかったな。荀響よりも能力が高いとも思えない。
売り出したい新人タレントに躰を売らせてドラマに放り込んだみたいだ。
視聴者は、まったく演技ができない新人タレントに失笑、爆笑wwwww

278:改訂 楊令伝
10/03/20 16:59:18
李俊

水軍一般の話が多くなると思う。
続編でも、水軍への目配りはできていなかった。もっとも、楊令伝は水軍だけではなく、
数多い登場人物の7割方に対して目配りができていないので、驚くことでもないがな。
実際に稼動している人物は3割にすぎず、その多くが梁山泊以外の人物だ。

洞庭山を本拠地にした時期があった。兵力の不足を方臘の乱で補うつもりかと思った。
それでもよかった。あの時期の梁山泊が単独で童貫軍と闘えるはずもない。
方臘が童貫と闘うのなら、同盟はなくても童貫軍を攻撃し、あるいは兵站線を荒らし、
方臘軍に有利に取り計らう作戦はあってもよかった。
まかりまりがっても、方臘軍が勝つことはないだろう。仮に勝ったとしても、怖い敵ではない。

新版では、梁山泊水軍は洞庭山を拠点として、方臘軍に参加する。

279:無名草子さん
10/03/20 17:05:24
もっとも大切なことを言い忘れていた。
新版ではドウカン・ファイトはない。完全に1頁残らず削除される。
ドウカン・ファイトで行われた内容は、方臘戦、燕京戦、
金の宋進攻戦の三つに分散される。
もっとも水軍はドウカン・ファイトでは何もしていないので、分散させようもないがな。

280:改訂 楊令伝
10/03/20 17:08:13
李立

まず、李立の妻を出せ。それから、子どもの有無を明確にしろ。
話はそれからだ。


281:無名草子さん
10/03/20 17:10:54
第1巻では、李立・盛栄というマイナー・キャラの再会シーンがあって、期待させたがな。
孟康もそうだが、つい忘れやすい兵站担当のマイナー・キャラ
を忘れないうちに書いておき、後は一切無視する作戦にすぎなかったな。

282:無名草子さん
10/03/20 17:15:32
李立は、美味い魚料理を出す峠の料理屋だったんだよな。
あの場面に李立の妻は登場していなかったから、料理は李立が作るのだろう。
無駄な食い物ネタをやっている暇があったら、李立に魚料理を作らせ、まだ楽しかった頃の
水滸伝の読者の記憶を喚起した方が得策だと思うがな。

283:改訂 楊令伝
10/03/20 17:31:00
衛政

このあたりの将軍になるにはまだまだ時間がかかるが、武術自慢の中堅将校は、もっと大切
にした方がいい。戦闘シーンで実際に活躍すべきなのは、童貫などではなくて、こういうキャラ
なのだ。梁山泊の史進クラスの豪傑にしてもよかった。
水滸伝~楊令伝を読んでいて不満なのは、統率力と戦闘力が比例しているところだ。将器は
小さいが戦闘能力は高いというキャラが少ない。
統率力抜群の童貫が戦闘力も最高では、面白くない。
というかこの二つを比例させていたのでは、キャラの書き分けすら難しくならないか?
実際、楊令伝はそのような小説になってしまった。
統率力の高い低い、戦闘力の高い低いを組み合わせると、それだけで4種類のタイプの軍人
が作れるぞ。楊令伝は、2種類だろう。

284:無名草子さん
10/03/20 17:37:14
童貫軍の将軍数が少なくなったときに、衛政と寇亮を、そのリリーフに使ったのは、何度も
いわれてきたが、まずかったな。
投手を全部使ってしまったので、捕手をリリーフ投手にするようなものだ。名前つきキャラ
を限定し、それらを使いまわすだけで、すべてを賄おうというやり方はまずかった。
どうせオリキャラなんか名前を覚えるまでの活躍をしないのだから、ジャンジャン名前だけは
出せばよかったんだ。
大軍が大軍に見えなくなってしまう。名前を覚えきれないほど将軍がいるんだ、と読者に思って
もらった方が大軍に見えるぞ。また、オリキャラなんで名前を覚えても一銭の得にもならんから、
最初からオリキャラの名前を覚える気持ちもないしな。

285:無名草子さん
10/03/20 17:39:45
  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |     
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|     オリキャラの名前を覚えても一銭の得にもなりませんから、
\  `ニニ´  .:::/      NO THANK YOU  
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ

286:無名草子さん
10/03/20 17:48:18
>>279
ドウカン・ファイトが不要なのがわからないというところで、まったくセンスが違うんだよな。
楊令と童貫の二人を持ち上げて、「天才どうしの闘いを見てみたい」と思う人がいるのかな?
こんなにたくさんの登場人物がいるにもかかわらず、二人だけにスポットを当てるのが、
面白くないと思う人の方が多いと思うのだけど。
ほんとうにこの一戦で宋の命運が決まってしまうとしたら、児童向けマンガに堕してしまう
と俺なんかは思ってしまう。実際、そう思った。くそつまらん楊令伝を象徴するつまらん
闘いがドウカン・ファイトだった。

287:無名草子さん
10/03/20 18:08:56
>>283
4種類ではなく、無限に軍人キャラを作り出せるだろう。統率力と戦闘力を数値化すれば。
加えて、作戦力、政治力、魅力も数値化する。
  統率力 85
  戦闘力 90
  作戦力 65
  政治力 55
  魅  力 85
というようにキャラそれぞれについて能力値を決めておいて一覧表にしておく。
馬麟と李明が闘うとすれば、両者の数値表を見比べることで、戦の様相も浮かんでくる。
「花飛麟は、梁山泊軍の岳飛というところですかな」という大雑把な能力表で、何ができるんだ?

288:改訂 楊令伝
10/03/20 18:12:29
王慶

王黼の弟という設定で、燕京戦の頃登場したんだっけ?花飛麟に討たれたんだったかな?
忘れた。
呂方を呂将軍の子どもという設定にして以来、調子こいて、こればかりやっている気がする。
こういうのを原典の再構成として、評論家や読者が高い評価をしたとでも思っておられるのだろうか?
単なる洒落なんで、二度も三度もやると失笑を買うだけだろう?
まあオヤジなんで仕方ないがな。

289:無名草子さん
10/03/20 18:13:59
劉彦宗 - 韓伯竜 ・・・ 師弟
韓世忠 - 韓伯竜 ・・・ 兄弟
斡離不 - 耶律越里 ・・・ 従兄弟

あまりたくさんやると笑われますよww

290:改訂 楊令伝
10/03/20 18:23:57
王黼

高Qが張藍にした仕打ち。これが読者が梁山泊に感情移入する上で、どれだけ大きな効果を
もっていたのかを、作者は過少評価しているような気がしてならない。
そのうち、腐敗していると言われていた宋の役人・軍人が、青蓮寺と童貫軍の登場で、腐敗して
いないことに変更された。変更したなら、続編は書くべきではなかった。一回で終らないと、
梁山泊の目標がなくなる。腐敗していない青蓮寺と禁軍が梁山泊を倒せば、彼らが宋の中心
勢力となって、腐敗が蔓延る余地がない。
それがあるから、幻王に殺戮・掠奪をやらせたわけでもないんだろうが、とにかく理解しにくい
小説だった。ひとことで言うと、中二病の背伸びにしか見えなかった。

青蓮寺や童貫軍ですら、どうにもできない宋の腐敗というところを描いていかないと、物語の統一性はない。
そのためには、青蓮寺や禁軍でも、一掃できない腐敗廷臣の強さというところも描かなければダメじゃ
ないかな?ただ廷臣を阿呆扱いして、殺そうと思えば青蓮寺はいつでも殺せるようでは、どうして
腐敗廷臣が蔓延るのか説明できまい。

王黼と高Qには、続編でも頑張ってもらいたかった。悪役がいてこそ、正義の味方は物語の中に
棲息しうる。彼らが頑張らないと、梁山泊に感情移入できないよ。

291:無名草子さん
10/03/20 18:29:17
楊令伝が失敗というよりも、水滸伝の中盤以降、腐敗していない青蓮寺と禁軍ばかりにスポットを
当てたところから失敗の芽が育っていたんだね。
青蓮寺と禁軍が宋の中心、しまいにゃ宋の柱石と呼ばれていたが、そうすると腐敗と
闘っていた梁山泊は、大いなる事実誤認をしていたことになり、物語が成立しなくなる。
腐敗は描きつづけなければならないし、梁山泊の関係者も腐敗の被害者にならなければならん。

幻王に殺戮・掠奪をさせて、善悪を転倒し、それで「民のための国を作る」なんてほざいていたのでは、
理解できんでしょう?

292:改訂 楊令伝
10/03/20 18:33:41
岳飛

楊令に人気がないので、楊令伝の中盤以降、この人に加重な負担がのしかかり、
無意味な民の虐殺までやらされ、潰れてしまったキャラ。興味なし。
岳家軍に次々に入ってくる新キャラのあまりの数の多さにうんざりして、楊令伝を
読みつづけることをやめた人も多いのではないか?
俺も、最初に覚える気力を失ったのが、岳飛の妻になった女が多数連れてきた
ガキの名前。このあたりから、読んで面白くないのではなく、読む気がしなくなった。

293:無名草子さん
10/03/20 18:35:22
軻輔の名前は覚えたが、その仲間が二人ぐらいいたな。岳飛の妻とどっちが先に登場したか
忘れたが、そのあたりから俺は覚えられなかったな。


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