09/06/24 17:22:09
偽史学博士(原田実)の[mixi]日記における唐沢俊一礼賛。
シェイクスピアに始まって・・・ 2005年04月12日23:50
えー、ただいまワインを飲んだ直後につき、細かいことが考えられません。だからこんなときでなければ頭に浮かばないような大雑把なことを書きます。
シェイクスピアの戯曲が当時なぜ熱狂的に受け入れられたか、とのを考えていくと、当時、西欧社会に近代的自我なるものがやたらと発生し始めていたということと無関係ではないように思われる。
シェイクスピアの戯曲では、従来の共同体的規範では収まりのつかないような強烈な自我を持った人物が現れますが、その意思と行動は結局、物語の中に回収される。
そこで物語に身を任せている内に、観客は、それまで理解できなかった新しい自我というものを判ったような気にさせられるここで大切なのは、観客が本当に理解したかではなく、理解できないまでも「物語」として受け入れられるようになった、ということです。