09/01/27 20:58:29
「楽園は嵐の果てに」読了
ヒーロー・ヒロインがどうっていう以前に、ヒーロー友人の行動がびっくり
…いや、そんな行動取ってまだ友人? この方のインパクトに他は全てふっ飛びました。
とか言いつつ実は、今まで読んだ領地をほったらかしの放蕩者ヒーローに
生真面目なヒロインが直訴しにいくっていうパターンの話のうちでは一番好き。
ヒロインがヒステリックな世間知らずのお馬鹿さんでないことが理由の筆頭
理想主義できれい事ばっかり並べる、うるさいバカな小娘にはガマンならないもんで。
それとヒーローが家族歴の割に人情味があること(友人に恵まれたせいかも)
女性に対しては見方が歪んでる部分もあるけど
本質的には弱い者に優しい人だったので、好感度が高かった。
ヒロインが訴えた領地内の炭坑(借地料取って他者に貸しているのでヒーローの直接関与は不可)についても
いろいろ細かいエピソードが出てきて、話を動かすだけの道具に終わってないのが○
炭坑の労働者とH/Hの関わりかただけでも読み応えあり。
個人的には前作「放蕩者に魅せられて」の方が好みに合ったけど
この作品も読んで損はないと思う。ヒロインに地雷もないし。
私はシリーズ最後まで新刊買いする予定。
(こう書くと「出版社の回し者」って言われそう~~)