司馬遼太郎をあれこれ語る 23巻目at BOOKS
司馬遼太郎をあれこれ語る 23巻目 - 暇つぶし2ch100:無名草子さん
09/01/26 22:42:16
枯れちゃった後の司馬はつまらんよな
読めるのは項羽と劉邦くらいだ

101:無名草子さん
09/01/26 22:51:07
それは読む側のモンダイでしょ。「坂の上が一番」というような意見も、少数派ではない。

102:無名草子さん
09/01/26 22:55:12
気功の本読んでるんだけど足の裏で呼吸(をイメージ)するのが
奥義の一つらしい。これ、竜馬で出てこなかったっけ

103:無名草子さん
09/01/26 23:15:30
「嬶(かかあ)とは、足の裏で話ができる」とかいうのもあったな。あれは「燃えよ剣」だったかな。

104:無名草子さん
09/01/27 08:57:10
坂の上の雲は城塞より前だろ
何言ってんだか

105:無名草子さん
09/01/27 11:43:50
たしかに
坂の上の雲以降はつまらない

106:無名草子さん
09/01/27 15:14:17
短めの評論は面白いとは思わないが、「街道を行く」は十分楽しめるよ。

107:無名草子さん
09/01/27 18:19:43
ちびりちびりと酒飲みながら、地図を肴に、街道を行くを読むのは、至福の時間だな。

108:無名草子さん
09/01/27 18:22:35
今坂の上の雲読んでるが文庫本版6巻あたりから

―――

これ多用しててワロタ
奈須きのk(ry

109:無名草子さん
09/01/27 19:00:22
>>108
年齢的に奈須のほうが…

110:無名草子さん
09/01/27 19:35:48
>>107
チーズを肴に、ちびりちびりと酒飲みながら、街道を行くを読むのは、至福の時間だな。

と言いたいんだな。

111:無名草子さん
09/01/27 22:05:49
むしろ街道をゆくこそ司馬の最高傑作

112:無名草子さん
09/01/27 22:58:58
そうか?
俺は竜馬がゆくのほうが好きや

113:無名草子さん
09/01/28 01:00:03
中学生まではみんなそうだね。

114:無名草子さん
09/01/28 09:46:29
>>111
坂の上の雲だと反論してみる

115:無名草子さん
09/01/28 10:14:01
坂の上の雲は最低
何度トライしても途中で挫折してしまう
主人公にまったく魅力が無い

116:無名草子さん
09/01/28 12:01:24
>>111
司馬さん自身は、晩年のインタビューで、自身の作品の中で生き残るのは、
「街道を行く」だけじゃないかと言っているね。
小説(とくに作家生活の前半)の登場人物は、書かれた時代を反映している者
が多いから、何十年も経つと、新しい読者にはなじめない者も出てくるのかもしれん。
俺は、いまのところ無抵抗で読めるが。

117:無名草子さん
09/01/28 13:38:14
坂の上の雲は名作と言われているけど、乃木ってダメな奴なんだ。と言うのしか印象に残ってない。

118:無名草子さん
09/01/28 14:56:08
乃木はそれほど叩かれてはいないんだけどな。
人間性に関しては、むしろ好意をもたれている。
伊地知参謀は、気の毒になるほど叩かれている。

119:無名草子さん
09/01/28 15:04:43
>>118
それは参謀だから当然ではないか?
戦国ものに出て来る竹中半兵衛や黒田如水みたいな頭脳を求められるから

120:無名草子さん
09/01/28 15:06:45
旅順艦隊とバルチック艦隊を同時に相手することは日本艦隊にとって死を意味し
日本艦隊の死はすなわち陸軍の孤立化→死だったから
バルチック艦隊が来る前に旅順艦隊を陸から殲滅することは戦争の勝敗を決める作戦だった。
それを遂行できない伊地知はどんなに手ひどく戦犯扱いされても仕方ない

121:無名草子さん
09/01/28 18:20:08
当時はスエズ運河はないのだからバルチック艦隊が物凄く遠回りしてやって来るのは分かっていた訳だしな
それを陸軍の連中は秋山の兄さん以外は分かってないと読んでいて強く思った

122:無名草子さん
09/01/28 20:03:19
スエズ運河はあったと思うけど・・・

123:無名草子さん
09/01/28 23:24:35
エゲレスのせいで通れなかっただけ

124:無名草子さん
09/01/28 23:26:16
ドレーク海峡経由で太平洋横断して東京狙えばよかったんじゃね?
もしくは北極海通ってベーリング海峡通って南下して東京直撃
日本海軍はもうまにあわねーだろ


と、小学生のころは思ってました
いや馬鹿ですね小学生って

125:無名草子さん
09/01/28 23:55:28
坂の上を読んでると満州が地獄の地としか感じられない

126:無名草子さん
09/01/29 03:27:09
>>122-123
しっかりネボガトフ艦隊が通ってますけど・・・

単に喫水線の関係で大型の戦艦が通れなかっただけ

127:無名草子さん
09/01/29 03:33:32
>>124
フェゴ島周り航路は俺も考えたお
小学生ってみんな考えるの一緒だな
でも日英同盟あるし太平洋で補給できないと思う

128:無名草子さん
09/01/29 15:05:02
坂の上の雲は子規が死ぬ辺りまではすらすら進むんだが
途中から戦争描写ばっかりになって萎えた記憶がある。
よく調べたのはわかるけど細かすぎてしんどくなった。

今日「峠」読み終えた。
戦争までのいきさつが悲惨すぎて電車の中で泣きそうになったわ。
ああいう大政治家は今の世界だとワンマン社長とかになってそうだな。
選択肢たくさんあるし政治の道には進まなさそう。

129:無名草子さん
09/01/30 01:10:20
三国志以前の中国に興味が湧いて司馬の項羽と劉邦から入ったんだが、非常に困ってる
春秋から秦末にかけての歴史小説としては項羽と劉邦は白眉
おかげで他の作家の作品がチンケに見えてしまう
もっとその時代の中国を書いてほしかった

130:無名草子さん
09/01/30 01:15:52
司馬ちゃんの小説を読むと、
こんな平和な時代に生きておきながら、
不況不況と騒いでいる現代人がアホらしく見えてくる。


131:無名草子さん
09/01/30 01:54:28
おまえがアホに囲まれてるだけだバーカ

132:無名草子さん
09/01/30 01:56:09
>>131
そうだね。
ごめんね。

133:無名草子さん
09/01/30 14:55:26
>>131は生理中でイライラしているんだ
勘弁してくれ

134:無名草子さん
09/01/30 19:15:06
何でも同意しちゃう人に
「お前は毛利敬親か!」
って突っ込み入れることができたらかなりの幕末通だろうなー。

これがわかる人と友達になりたいw

135:無名草子さん
09/01/30 19:50:18
「そうせえ候」ぐらいで、何で「かなりの幕末通」なんだ?

136:無名草子さん
09/01/30 21:43:14
中高生くらいのヤツに「お前は毛利敬親か」ってツッコンで、そいつがガクンと
「首の骨が折れる」ように頷いたら、「相当の幕末通」かどうかはともかくとし
て、「こいつタダモノではない」って気はするだろうな。付き合いをもちたいと
思うかどうかは別として。

137:無名草子さん
09/01/30 22:25:55
幕末ってややこしいからかなり高校の時さらっと流して明治維新だったよ。
大学の時に小説きっかけで色々調べたりしたんだけど
まわりに読んでる人間が全然いないんで
毛利突っ込みできる時点で俺の中ではできる人なんだけどw

138:無名草子さん
09/01/30 22:26:42
>>136
ワロタ

139:無名草子さん
09/01/30 22:42:14
中学生が「そうせえ候」知ってたら、ちょっとウナるかなあ・・・
しかし、中学の時、司馬遼太郎を熱心に読んでいた同級生が居た。

140:無名草子さん
09/01/30 23:18:54
厨房ならラノベでいいよ
その年で司馬にいれこむのはちょっと気持ち悪い
オレにとっては、司馬もスレイヤーズも面白かった

141:無名草子さん
09/01/30 23:22:00
誰かさんと同じように、『街道をゆく』を読み返してる。

あらためて、よく目に付くことが三つある。
あたりが暗くなってからアチコチ見て回っていることが多い。昼出や午後出なんだなあ・・・そう書かれている時もある。
「にび色」という表現がよく出て来る。古くからの集落の家並みの色を・・・。
旅先で、司馬さん、あまりいいもの食べていないね。そば、カレーライス・・・ごちそうでも、トンカツぐらい。

142:無名草子さん
09/01/30 23:28:26
「スレイヤーズ」で通じると思っている自己中心的幼児性が若手信者にうかがえるあたり司馬教会も安泰だね

143:無名草子さん
09/01/30 23:30:30
俺のときはブギーポップが流行ってたわ

144:無名草子さん
09/01/31 00:56:53
>>141
司馬さんは好き嫌いの激しい人だったらしいよ
なので小説でも美味しそうな料理はまず出てこない

145:無名草子さん
09/01/31 01:08:47
>司馬さんは好き嫌いの激しい人だったらしいよ

人の話かと思った。

146:無名草子さん
09/01/31 10:52:11
>>145
食べ物に好き嫌いが多いせいか嫌いな人物は悪く描くのは確かにある
とはいえ食べるのが大好きな小説家の描くその人物まで悪く言った事はない

147:無名草子さん
09/01/31 10:55:51
文字にならない座談の場では相当辛辣な人物評をする人だったとか
どっかで読んだ

148:無名草子さん
09/01/31 11:11:36
>>145-147
池波のこと?

149:無名草子さん
09/01/31 11:33:20
そういえば、司馬さんと池波さんて、全く違った作風だね。

150:無名草子さん
09/01/31 14:03:21
>>147
例えば匂いが物凄くきついチ-ズがあって、それを元々チーズが嫌いな司馬さんが匂いがきついから嫌いと言うのは当たり前の話だけど
チーズが大好物でそのチーズを褒める人を名前を挙げて貶す事はしない人という意味ね


151:無名草子さん
09/01/31 14:45:57
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)~bh3h-smjy/rekisi/sibashok.htm
これはけっこう笑った。特に最後の「国盗り物語」とか。

でも、司馬作品を読んでて「湯漬けと香のもの」みたいなのが妙にうまそう
に思えるときもある。いわゆる「美食」ではないんだけど。

152:無名草子さん
09/01/31 15:17:44
>>129
小説じゃなくて、陳舜臣の「中国の歴史」あたりに行ってみたらどうだろ。
アレなら、専門書じゃないから硬すぎるという事もないし、妙に陳腐な創作
が入っていない分、読みやすいかも。


153:無名草子さん
09/01/31 17:13:03
URLリンク(www.asahi.com)

154:無名草子さん
09/01/31 17:37:21
>>129
それは戦国・幕末モノにも言えるんだよな。
個性を際立てて魅力的な人物に仕上げるから、他の作家のものの方が
史実に近い場合でも、司馬の方が本当らしく見えてしまう。
他のものがチンケで読めなくなる。それはある。

155:無名草子さん
09/02/01 05:04:17
大村の湯豆腐は食ってみたい

156:無名草子さん
09/02/01 08:25:19
湯豆腐て酒のあてとしてはどうなんだろう。味が薄いからあんまり合わない気がする。昔の酒ならあうのかな。あのじだいだから油こいものはないだろうけど、魚とか漬け物の方がいいや。

157:無名草子さん
09/02/01 11:18:16
冷奴とかつまみにいいんだけどなぁ
蔵六さんのは本当に豆腐味だけっぽいし

158:無名草子さん
09/02/01 13:41:34
スレ違いだが
池波の小説には醤油と胡麻油を混ぜたものをかければ冷奴が実に美味という記述があったな
今でいう醤油ドレッシングかな?

159:無名草子さん
09/02/01 22:13:50
司馬さんが池波さんに、何か作って食わせてもらった話って、どっかに書いて
なかったっけ。

160:無名草子さん
09/02/02 17:36:42
>>159
サライだったかに司馬さんが編集者に作って食べさせた料理が載っていたな

161:無名草子さん
09/02/02 18:54:47
わかった。「以下、無用のことながら」収録の「若いころの池波さん」だった。
司馬邸の台所で、池波氏が「ドンドン焼き」なるもの(お好み焼きかもんじゃ焼
きの元祖のようなものらしい)を作ったとのこと。おそらく、昭和30年代頃のこ
とかな。

162:無名草子さん
09/02/03 05:26:00
湯漬けって本当に飯にお湯かけただけで味とかしないんだろうか・・・

あと兵糧ってうまそう

163:無名草子さん
09/02/03 22:38:35
そうだよ
タマに塩ふったり味噌つけたりするけど
基本冷や飯をかっこむために湯をかけるので
おちゃづけのようなあじはしないはず
あと兵糧も冷静に考えるとそれほどうまそうではないっすよ
腹へってりゃそりゃまぁ美味いだろうけどさ

164:無名草子さん
09/02/04 03:11:55
冷静に考えたらまずいだろう、兵糧

165:無名草子さん
09/02/04 05:43:06
今寒い寒い言ってる以上のところで薄着で歩いて、
凍ったおにぎり食って、戦ってたんだと思うと寒さがやわらg…強くなった気がする…

166:無名草子さん
09/02/04 06:54:59
大河ドラマの「功名が辻」でニンニクの炙り焼きが出て来た時は美味しそうに見えたな
一応原作でもその場面ではニンニク食べてるし

167:無名草子さん
09/02/04 15:14:46
兵糧って何だ?
みんな本当にわかって意見言ってるのか?

168:無名草子さん
09/02/04 17:17:06
たぶん話題の流れとしては、「戦時下における軍の食糧全般」じゃなくて、なんとなく
URLリンク(tenant.depart.livedoor.com)
こういうもののことを指してるんだろうとは想像できる。

169:無名草子さん
09/02/05 00:21:51
「兵糧ってうまそう」

こんなこと一昔前に発言しようものなら、新聞の投書欄に、飽食時代の平和ボケ児童なんたらって晒されていたな。

170:無名草子さん
09/02/05 02:28:16
>>169空襲テラモユス

171:無名草子さん
09/02/05 06:22:37
>>169
飽食世代とは逆に
貧困層が増えてそういうものでさえ
食えるだけで美味そうと思える食えない餓えた人間が日本国に増えただけかもしれんよ?


172:無名草子さん
09/02/05 06:31:16
一度離職したら(させられたら)コネがないと就職無理だし
新卒しかとらない主義だから。あと新卒でも最近はリスク恐れて身内の紹介なしはとらない
頼れるものがない人は就職無理
時給数100円のバイトをやって食いつなぐしかない
時給1000円でも毎日7時間週5日働いて14万
都内なら家賃で7万は飛ぶ
実際はここまで働かせてくれるバイトなんてほぼないし
あっても25過ぎたら採用されない
こりゃきつい


というか幕末や戦国だって親やコネなしで生き残った奴は皆無なのは
司馬さんの小説読めば嫌というほどわかること
素浪人とかでも結局頼れる足がかりとなりうる肉親縁者もしくは顔見知りがいることがほとんど。
例外は新史太閤記ぐらいじゃね?
親がコネを作ってなかった、あとをつげる仕事じゃなかった、父親が早く死んだなどで
人生終了なのは今も昔も変わらず
しかも最近は親戚づきあいしないし店や田んぼがない職も多いからそういう縁者もなにもいない一家が増えてて余計リスクでかそう

173:無名草子さん
09/02/05 16:35:11
.

174:無名草子さん
09/02/05 17:01:50
こういうネットのない時代だと一向宗みたいなのを興すと一気に流行るだろうな

175:無名草子さん
09/02/06 10:51:08
ヤフオクに梟の城の初版が出てるな。
帯欠だから3万くらいか

176:無名草子さん
09/02/07 09:46:55
>>175
以前出久根達郎のエッセイで「竜馬がゆく」の初版が15~20万円というのがあったな
もしも生原稿が手に入るのならばどれだけの値段が付くことやら

177:無名草子さん
09/02/07 14:52:41
推敲の後とかがあって読みにくいと思うんだけど>原稿
いや小説がどう出来上がっていくのか全然知らないので
そんなことないかもしれないけど

178:無名草子さん
09/02/07 19:16:16
当然、印刷されて製本されてる方が生原稿よりも読みやすいだろうし、
生原稿に高値がつくのは、読みやすいからではない。




179:無名草子さん
09/02/07 19:40:54
>>178
わかります。生とスキン着用との違いですね。

180:無名草子さん
09/02/07 19:43:54
ユーモアが満ちあふれとるな。

181:無名草子さん
09/02/07 20:16:29
もしも手に入るとしたら「坂の上の雲」の第1回と最終回が欲しいな、生原稿

182:無名草子さん
09/02/08 15:52:26
燃えよ剣は上下分かれてるのと一冊にまとまってるのではさほど違いはない?

183:無名草子さん
09/02/08 19:11:06
文春の単行本\1,300 と、新潮文庫の上下巻各\780 のこと?新潮文庫の方しか知らん
が、たぶん単行本の方は陳舜臣の解説が無いんじゃないかな。解説自体は、個人的には
なかなかよかった気はするけど、無いと困るものではない。

184:無名草子さん
09/02/08 19:20:46
台湾での幼少の記憶を語るやつだな
あれはよかった

185:無名草子さん
09/02/09 17:20:50
文春文庫の裏表紙のあらすじが好き

186:無名草子さん
09/02/09 23:04:50
司馬さんの小説は、
たまに登場人物を小ばかにした文章が面白いよね。
何度か笑ったことがある。

187:和州長者
09/02/10 12:36:14
 筆者は童貞文学の名作、司馬遼太郎「和州長者」の団平の故郷、和州二上村を訪ねた。
近鉄大坂線の河内国分駅から下って三つ目に二上駅がある。作品の中では、“二上村から
峠一つ越えれば河内国国分さ”と紹介されている。
 団平は、童貞である。“団平はその事実(ヒロイン佐絵の不倫)を嗅ぎつけてからというものは、
ほとんど密事のたびに床下や雨戸の外に忍んで聴いていたらしい。気配を聴くことによって
自分自身の恋を仕遂げているようなつもりだったろう”。その後で、団平がマスターベーション
にいそしんでいたであろうことは想像に難くない。
 二上駅を出て右へ歩くと、ローターリーと駐車場が見えた。酒屋の角を曲がり五分も歩けば、
団平の生家がある。
「団平さんはいらっしゃいますか?」
 筆者は、路上で酢烏賊をしゃぶっていた老婆に訊いてみた。
「ああ、団平なら東京のボクシング・ジムにいるだ」
 筆者は急ぎ東京に帰った。墨田河畔に団平のジムはあった。
 扉を開けると、団平がいた。
「立て!立つんだ、ジョー!」

188:無名草子さん
09/02/10 12:49:20
読みづらいレイアウトで長文投稿するやつにとって掲示板は
自分の妄想書き散らすだけの場で
日ごろ、人のレスは読んでないんだろうね
読み手orientedな文章の達人のスレだけに寂しいね

189:無名草子さん
09/02/10 13:08:05
>>187
二上村は、「ふたがみむら」と読むのだと思っていた。
正しくは「にじょうむら」だ。年をとっても、まだまだ勉強だ。

190:無名草子さん
09/02/10 13:26:53
>>187
童貞小説というジャンルを開拓したという意味で、和州長者は、もっと注目されてよい
作品だよね。欣吾のキャラが現代的すぎて、ラスト・シーンが俗っぽくなりすぎたので、
全集からは外されたが。

191:無名草子さん
09/02/10 13:45:00
欣吾が童貞を捨てるシーンもあったしな。童貞小説のパイオニアではないが、
それに分類してよかろう。

192:無名草子さん
09/02/10 17:00:53
最後は、青江釆女が、童貞を絶賛して、幕を閉じる。
“団平、あれが男さ。ああいうのが、どうやら、人間の中の真人間というものだろう”
童貞、必読の書だな。

193:難波村の仇討
09/02/10 17:35:36
基本構造は「大坂侍」と同じ。「大坂侍」の方が完成度が高いので、こちらは全集に入っていない。
ただし、人物構成とストーリーは大幅に異なるので、これはこれで独立して楽しめる。
俺は、仇の妹のお妙という女性が、自分の立場を秘して、仇討のために田舎から出てきた主人公
と寝てしまうところで、爆笑した。このお妙のようなちゃっかりした女性は、昭和30年代末~40年
初頭の日本映画によく登場したタイプ。

194:無名草子さん
09/02/10 17:55:54
難波村の仇討は、少し前のスレで、すでにやってなかったか?

195:193
09/02/10 17:59:37
すまん。18巻目と22巻目で、2回もやっているな。

196:法駕籠のご寮人さん
09/02/10 18:33:12
三岡八郎と山崎蒸が、仲良く会食しているという破天荒な展開に、最初はアホクサと思ったが、
二度目読んでみると面白かったわ。松じじいが好きだ。大阪では“構い屋はん”というらしいが、
「構う=おせっかい」は全国的じゃないか?

197:無名草子さん
09/02/11 00:24:08
今日播磨灘物語の1読んで見たけどなかなかおもしろいね。
一緒に買った箱根の坂上も明日読んでみるわ。
個人的には国取りが一番だけどね

198:無名草子さん
09/02/11 01:24:01
俺は「風神の門」や「梟の城」が好物だな。
忍の生き様がたまらん。


199:無名草子さん
09/02/11 01:40:54
うん、確かにその通り。
これぞ男の生き方・・・自分の「仕事」を追求する姿、ってとこだな。
両方とも、大衆文学とは云え、ほとんど純文学的雰囲気の作品。
「風神・・・」「梟・・・」のハナシね。

200:無名草子さん
09/02/11 08:01:22
やたら男くさいのなw
俺も好き

201:無名草子さん
09/02/11 09:03:35
自分は「尻啖え孫市」が好き

202:和州長者
09/02/11 12:53:10
【登場人物】
  青江釆女・・・旗本寄合席二千石青江家当主
  青江欣吾・・・釆女の弟。部屋住
  佐絵・・・釆女の妻。書院番頭田村家より嫁ぐ
  讃岐源右衛門・・・青江家用人。元は浅草伝法院の侍小姓。
  団平・・・青江家中間。和州二上村出身
  お勢・・・釆女の妾
  青江左門・・・釆女・欣吾の伯父。釆女夫婦の仲人
  田村圭之進・・・佐絵の兄
  南木十郎左衛門・・・河内国分村の庄屋。団平の剣術の師匠。田宮流居合術。お止流刀術。
  上総屋長兵衛・・・讃岐源左衛門の伯父。材木商

203:無名草子さん
09/02/11 13:02:14
なお作中に登場する聖源寺は、江戸にはない。
現存する聖源寺は、東大阪市布施、つまり司馬遼太郎記念館(生存時の自宅)の
近辺にある。

204:無名草子さん
09/02/11 13:27:15
田宮流居合術というのは現代にまで続いている流儀

205:無名草子さん
09/02/11 13:38:01
お止流柳生流の看板で道場を開いていたのは荒木又右衛門か。。

206:無名草子さん
09/02/11 17:42:47
 筆者はふたたび近鉄大阪線で、二上に舞い戻った。東京のボクシング・ジムにいたのは、
団平ではなく段平だった。あの酢イカをしゃぶっていた老婆を、詰問するつもりでいた。
 駅からしばらく南へ歩いてゆくと、小高い丘がある。その麓にある安遊寺を訪ねた。
 忍者装束に身を固めた長澤まさみがいた。
「この寺には鎌倉時代の後期に造られた阿弥陀如来立像がございます、司馬」
 筆者は呼び捨てにされた。
「この近くで酢イカをしゃぶっているお婆さんを見かけませんでしたか?」
「さあ、知らない」
 長澤は、あいかわらず突っ立ったままで、女優の仕事と声優の仕事を勘違いしているよう
だった。
「先に河内国国分を訪ねてみませんか?わっちは、その地に南木十郎左衛門の子孫の方が
今でも住んでいると聞いたことがあります。そちらから当たった方が、早いかもしれませんね」
 須田さんが珍しく長く喋った。

207:無名草子さん
09/02/11 19:18:41
>>199
初期の短篇に時々見られた俗っぽさは払拭されているよね。
ストーリー面では大衆小説の娯楽性を踏襲し、登場人物は渋く造形していて隙がない。

208:無名草子さん
09/02/11 22:20:03
>>197だけど、箱根の坂むちゃくちゃおもしれーな
今のところ播磨より面白い。
これ大河にしろよ。
立身出世物語だし、あんまりやらない戦国初期の話だし。
直江カネツグなんかよりよっぽどいいと思う。

209:無名草子さん
09/02/11 23:00:31
箱根の坂は資料集めすぎで重いな

210:無名草子さん
09/02/11 23:26:49
>>209
そこらへんは適当にカットしていけばいいんじゃない?

211:無名草子さん
09/02/12 12:14:15
ストーリーの面では、千萱と山中小次郎の間の淡い男と女の感情が、
新九郎の登場でふっとばされ、さらに今川義忠の登場で跡形もなく
粉砕され、最後は山中小次郎自身、ほとんど登場しない脇役に成り果てた
ところが悲しかったな。

212:無名草子さん
09/02/12 13:08:46
冒頭、千萱と山中小次郎の話から始まり、しかもかなり詳しく二人の関係に言及している。
きっとこの二人には何かドラマが仕組まれている、という先入観も持つよな。
小次郎は、中盤以降、みごとに出番がなくなる。

213:無名草子さん
09/02/12 13:55:04
まぁ、千萱が後の北川殿になるんだから、間男はいかんだろうな

214:無名草子さん
09/02/12 14:34:13
>>210
膨らますところは、応仁の乱と、早雲晩年の戦だな。
その場合、早雲の年齢設定が問題。
司馬原作は昔の通説だから、80歳を超えても早雲が出陣していることになっている。

215:無名草子さん
09/02/12 14:39:17
>>213
原作以上に、千萱が小次郎を小馬鹿にする。嫌っているわけではないが、
都うまれと田舎育ちの違いがあるからな。大人になっても、千萱は小次郎をからかって
ばかりいる。
ところが、後に小次郎が千萱の子の命を救う。こんなんでもいい。

216:無名草子さん
09/02/13 00:50:23
昨日命日だったんだな。不覚にも忘れていた……。

ところで国盗り物語って読みやすい? 翔ぶが如くの難度を100としたらどれ位?

217:無名草子さん
09/02/13 00:53:31
>>211
俺もはじめ小次郎が主人公なのか?
と勘違いしたわw
小次郎と千萱の恋心はドラマ化するならいらねーよなぁ
なんの進展もなかったし。
>>214
上しか読んでないからわかんないけど、応仁の乱のところ面白いよな。
原作以上に新九朗の過去を掘り起こしても面白そうだ。
ただ主役がむずいな。年齢的にも
新苦労と早雲を別人にやらすのもありかも


218:無名草子さん
09/02/13 12:31:06
>>203
短編集「大坂侍」の出版が昭和34年。司馬の布施市(現東大坂市)への移転は昭和39年。
近所の聖源寺の存在を知っていたとは考えにくいな。
同短編集のなかには大坂天王寺区の源聖寺や源聖寺坂も登場する。名前をひっくり返して適当に
聖源寺と書いたら、たまたま引越し先の近所にあった、というところではないか?

219:無名草子さん
09/02/13 12:38:44
>>216
そういや、寒い季節だったな。
死亡ニュースを聞いたときは、俺は激辛ラーメンを食っていたことを思い出した。

220:無名草子さん
09/02/13 13:12:53
たしか、小学3年生の時だった。
夕刊トップにビックリするほど大きな見出しで出たのを憶えている。

221:無名草子さん
09/02/13 13:37:46
 筆者は、近鉄二上駅に引き返し、河内国分を目指した。忍者装束に身を固めた長澤まさみも
付いてきた。
「しゃぶっていい?」
「電車の中です。みっともないから、よしなさい」
「しゃぶってもいいでしょう?」
 長澤は筆者の腿をさすり、甘ったれた声で訊いた。
「ここをどこだと思っているのです?公衆の面前ですよ」
「ねえ、いいでしょう?」
 筆者は、この娘と喋るのに疲れてきた。
「好きにしなさい」
 長澤は、嬉しそうな顔をして、忍者装束の中に手を入れた。酢イカが出てきた。
「シャブシャブ。ペロペロ」
「あなたが老婆に化けていたのですね?」

222:無名草子さん
09/02/13 17:15:12
>>216
10ぐらいかな?

「濃尾参州記」を買った頃お腹にいた二男が春には中学生だ

223:無名草子さん
09/02/13 18:58:30
>>216
読み易いが「国盗り物語」を読んだら、「新史太閤記」「関ヶ原」「城塞」
と続けて読みたくなるから、けっこう大変俺は遅読なので、1カ月
かかって読破した。大学四年の時だったので、その頃書いてた、
卒論の文体が司馬っぽくなってるのがちょっと懐かしい。

224:無名草子さん
09/02/14 09:57:21
毎週土曜日9:30からチャンネル銀河で「街道をゆく」を放映してます。

225:無名草子さん
09/02/14 15:24:54
訃報で司馬さんの存在知った当時小5の俺
初めて読んだのは19の時の関ケ原だ
PHPとかしか読んでなかった俺には衝撃的だった
やはり著名人はそれだけの力量があるから著名人になりえたんだと知ったよ

226:無名草子さん
09/02/14 15:46:27
PHPとかいまだに読んだことないわ

227:無名草子さん
09/02/14 17:30:22
PHPが何のことかさっぱりわからんがそれは置いておいて
司馬さんのおかげでもっとも名前が普及した人って誰だろ?
竜馬とかはそれなりに知られてただろうし
土方とかも敵役としてはよく出てたと思うので
大村益次郎とか?
でも大村の一般人の知名度も今でもそれほど高いとはいえないと思うし・・・

228:無名草子さん
09/02/14 18:35:51
>>227
PHPはhow to本で有名な出版社だと思う。

秋山兄弟とかどうだろ。
それこそ教科書なんかには出てこないし、日露戦争について少し調べないと名前出てこないから。

229:無名草子さん
09/02/14 18:36:04
一番は秋山兄弟だろ
しかもこれからさらに知名度が上がる

230:無名草子さん
09/02/14 18:37:56
俺は秋山兄弟だと思うな

231:無名草子さん
09/02/14 19:15:46
河井継之助なんかも「峠」の影響は大きそうだ。


232:無名草子さん
09/02/14 19:32:08
須田画伯だ。

233:無名草子さん
09/02/14 20:05:36
何てったって、ビッグは、竜馬と信長に斉藤道三。
司馬さん以前は、名前と肖像画だけ。
ほとんど詳しいことは知られていなかったし、言及する専門家もいなかった。
西郷隆盛も同じこと・・・銅像だけの認知度だった。
知られてない人物を世に出した流れが、長宗我部元親・河井継之助・秋山兄弟

大村益次郎の場合は、陸軍の祖として、靖國神社正面に銅像もあることから、以前より、
子供向けの人物伝も多く、おびただしい出版物と研究書があって事歴は周知せられていた。
むしろ、「花神」では、大村益次郎を名乗ってからの事歴がほとんど触れられていない。

234:無名草子さん
09/02/14 20:28:45
明智光秀、石田三成、土方歳三、江藤新平とかは、
悪玉をヒーローに仕立て上げた手腕を評価してほしいね

235:無名草子さん
09/02/14 20:34:24
司馬以前のことはよく知らないが、
信長は今ほど人気なかったのかな?
残酷だからかな

236:無名草子さん
09/02/14 20:34:37
>>234
土方歳三は榎本武揚の事を考えると悪役であって悪玉ではない気がする

237:無名草子さん
09/02/14 20:36:05
やっぱり坂本竜馬でしょう

238:感想
09/02/14 21:35:31
やっと歳月読み終わったわ。
俺の中でのあの小説のハイライトは西郷隆盛メインの会議の場面。
江藤出てこなさすぎて笑ったけど描写の迫力が違う。
後半しんどすぎて読むペース落ちて疲れた。

大久保は漫画偉人伝の良いイメージがあったんだが一変したわw

239:無名草子さん
09/02/14 21:37:12
俺の中では高杉晋作のああいう天才肌なのが好きだな。
自分には絶対真似できないから。

以前との知名度は比較できないからわからん。

240:無名草子さん
09/02/14 21:58:22
京都の幕末遺跡、どこへ行っても今や「竜馬、竜馬・・・」
俺の子供の頃と言やあ、月形半平太に桂小五郎、鞍馬天狗それに新撰組の沖田総司
と、相場が決まってたもんだ。竜馬の「り」の字も出てこなかった。

なお、光秀と三成は、京都では決して悪玉ではなく、今でも広く尊崇され慕われています。
それと、太閤さんに高台院さま、ね。
みんな、往時を偲ぶ年中行事が恒例になっています。
京都で悪玉は、家康です。

241:無名草子さん
09/02/14 22:08:18
長宗我部は「ちょっとメインからそれたマイナー系だけど雑魚でもなくそれなりに実力がある」ものが好きな
小学生たちには人気あるとおもうのでもとからそれなりに知名度はありそうだ。
名前のインパクトもあるしね。俺ソースで悪いけど俺は夏草や戦雲読む前の小学生の時から興味持ってたし。
アンパ○マンよりカレ○パンマンが好きなタイプの子供にはひかれる存在だと思う

242:無名草子さん
09/02/14 22:11:34
>>240
そうだよな!京都では幕末の志士といえば長州藩士と決まったようなものだった。
土佐藩士なんて歯牙にもかけていなかったし、薩摩は人気なくてむしろ憎まれ役。
オレの先祖なんか、薩摩憎ったらしいと言って、毎朝、藩邸(今の同志社大学)の土塀に
ショウベン引っかけに行ってた。

243:無名草子さん
09/02/14 22:21:13
>>242
あっ!オマエとこか?ウチに代々伝わる不埒なヤツってのは・・・
オマエの先祖な、薩摩藩邸の門の右側にあるウチの塀に小便かけてたんだぞ。
墓参りして、「間違ごうてたぞ」て言うて来い!
ウチは冷泉家だ!

244:無名草子さん
09/02/14 22:22:28
サムイ

245:無名草子さん
09/02/15 01:15:13
>>222-223
ありがとう。読みやすいなら頑張ってみる。

246:無名草子さん
09/02/15 17:26:35
>>235
太閤の方が人気があった。太閤というより滅んで行く豊臣かな。
真田十勇士の影響も大きいと思う。

247:無名草子さん
09/02/15 23:54:31
>>240
京都の市中では、今でも月形半平太でっせ。毎年、南座に上がりまっさかい必ず観に行きますわ。
それに、乃木はんどすなあ。あのお方も長州やさかい、司馬作品とちごうて慕われておす。
また、長州贔屓のお公家はんが多かって、うちらも、そういう御屋敷にお納めしておしたさかいに、
やっぱり長州は馴染み深こうおす・・・

信長はんは、市中では人気おへんなあ。
何せ、ようやく都へ還って来ゃはった公方はんを追い出さはりましたさかいなあ。

明智はんは皆慕とうておす。愛宕はんが信長はんの焼き討ちに遭わなかったんは、
元々明智はんの庇護があったさかいどす。あそこは、月輪寺も含めて、みぃーんな残っておす。
司馬はんの小説では、叡山の焼き討ちとは何の関わりものお書いたはりますけど、あの時は、
一蓮托生扱いされ兼ねん成り行きやったんどす。みんな心配したもんどす。
今でも愛宕はん御自身も含めて、語り草になってるぐらいどす。

さらに、京では、判官九郎殿、太閤はん、高台院の方、右大臣家(秀頼はん)が、えろう人気どす。
一番憎まれてるのは、この前の戦乱の張本人、勝元と宗全どすやろな・・・

248:無名草子さん
09/02/16 05:50:46
司馬作品で一番評価が変わったのは河井継之助だろうな。
無名かつ悪役だった人。

249:無名草子さん
09/02/16 15:27:22
>>241
この書き込みには苦笑をせざるを得ない

250:無名草子さん
09/02/16 16:09:00
>>249
>>241は、おどけているんだと思います。

251:無名草子さん
09/02/16 23:42:50
俺の中の脳内映像では一豊はちゃんと物語の進行とともに老いていくが
奥さんは15歳ぐらいの容姿のまま最後までいってしまった
口調のせいかな?

252:無名草子さん
09/02/19 11:24:36
長曾我部元親は、人間としての魅力に欠けるな、器が小さい
夏草の賦を読んでの感想
国盗り物語を読んだ後だけに余計そう感じる


253:島原・天草の諸道
09/02/19 18:38:25
今夜から読む。

254:無名草子さん
09/02/19 22:06:25
普通人的な弱さも持ち、大事業も成就しえなかった主人公に魅力を感じるか
感じないかは、読み手の問題だろうな。主人公としての魅力というのは「国
盗り~」の道三みたいなスーパーマンだけにあるワケではない。
超人道三は好きだけどね。

255:無名草子さん
09/02/19 22:29:57
壬生狂言の~の松原さんが地味に凄い
肥満してるとラストで書いてあるのに
正座した状態で空中にジャンプして一回転して正座して着地を数度繰り返す
柔術師範凄いわ。波紋でも使えるんだろうか

256:無名草子さん
09/02/20 09:07:18
道三の魅力って実在の人物だからこそというところがあって
仮にあれが完全なフィクションの主人公だと思うとできすぎて萎える気がする。

257:無名草子さん
09/02/20 09:45:45
歴史上の主人公にはありきたりな人物など望んでいない
人並みはずれた特色があればこそ、何らか得るところがあり、
人も惹かれるのではないのか?
元親には、作者自身も好意をもっていたのか疑問な文章が伺える
英雄とはあるが、うじうじした印象しか残らなかった

258:無名草子さん
09/02/20 13:04:24
>>254
道三はスーパーマンではあるが、義龍が自分の種でないことに気づかずに可愛がる
という間の抜けたところもある。好色でもあるしな。それでバランスがとれて、嫌われない。

259:無名草子さん
09/02/20 14:45:56
もしかしたら違うかもしれないけど、
「人を諫めるに五諫あり」ってエピソード、
どこかでなかったっけ?
教えて、エロい人。

260:無名草子さん
09/02/20 14:52:27
史実は、義龍は歴とした道三の実子。
美濃の国人が皆、疑っていたなんてウソ。
ハナシをおもしろくするために、常山紀談的な講談噺で、昔から有る珍説。
近年の「道三親子二代説」と同じようなモノ、これもウソ、あんな書き物を信じるなんて・・・

261:無名草子さん
09/02/20 15:47:06
年食ってからは昔は見向きもしなかった短編の主人公の佐野さんが結構好きになった
大坂の陣で家康に勝手なことしやがってって怒られた人ね

262:無名草子さん
09/02/20 15:48:41
>>258
道三死んだあと尼僧姿で
最後に出てきたときのお万阿さんは相当年いってると思うんだけど
何歳ぐらいの設定なんだろうね

263:無名草子さん
09/02/21 00:46:47
「誰」を「たれ」って書くってえ?
上方では、代々上方人間は、皆「たれ」ですが・・・文字に書き表わす際も「たれ」ですが。
わざわざレスするほど奇異なことかな?

264:無名草子さん
09/02/21 08:40:52
>>263
「たれ」と入力しても「垂れ」とか「足れ」がまず出て「誰」は直ぐには出て来ないから

265:無名草子さん
09/02/21 08:43:08
自分も上方だが、「たれ」なんて使わない

266:無名草子さん
09/02/21 18:32:38
最近、「妖怪」って読んだけど、なかなか面白かった。

中世の日本人がいかに物の怪や穢れを恐れたかがよくわかった。京都近辺に住んでるんだが
京都の街を車で走ってると、なにか異様な感じを受ける場所がある。多分、物の怪だろう。

267:無名草子さん
09/02/21 20:52:57
大阪者だけど「たれ」は全く使わないですね
明治大正時代には使ってたのかな?

268:無名草子さん
09/02/21 21:22:22
「廊下を歩くのは、たれや?」
「へえ、物の怪でございます」
「たれか!居てるかぁ、物の怪が出たぁ!」

269:無名草子さん
09/02/21 22:44:23
21世紀の明解さん曰く

たれ
「誰」の雅語的表現

雅語
古代・中世の詩歌や物語・日記の中に用いられた和語
現代でも和歌・俳句などの世界では用いられる

やはり叙事詩的(ないし御伽噺的)雰囲気をお醸し出しされようとなさってらっしゃったのではないでしょうか

270:無名草子さん
09/02/21 23:06:49
今坂の上の雲を読んでるんですけど、この明治初期~日露戦にかけてぐらいの時代に活躍した人たちを
詳しく紹介してる本とかって何か知りませんか?
受験勉強としての知識はあるんですけど、もっと深く知りたくなって。

271:無名草子さん
09/02/22 02:47:33
京の町家の一部に、道三や竜馬て架空の人物やないやろか?という戯れ話が以前からある。
「西郷(隆盛)はんて実在の人物やろか?」というのもある。

いずれも、京の者が見たことがない、話も伝わっていない、というのがその理由。

道三が油屋をやっていたという店や場所など全く伝わっていない。
竜馬・西郷は、誰も見た者がいない。どこの料理屋にも上がった事実が無い。
桂小五郎や高杉晋作、桐野利秋、近藤勇に土方歳三はよく知られている。佐久間象山もだ。
大久保利通でさえ料理屋に上がったことがあるし維新後も来たので伝わる話も少なくない。
しかし、竜馬・西郷は京の者に姿を見せたことがない。何らのエピソードも伝わっていない。
所司代の松平容保公ですら町家の者は拝しているのにだ。

272:無名草子さん
09/02/22 10:22:56
太閤記だったか、関ヶ原だったか忘れたが、直江兼続の家臣が、
小姓か誰かを斬捨てたら、家族がしつこく兼続のところに死んだ者を
返せと日参するので、いくらか小金を渡して追い返したが、その後も
しつこく日参するので、閻魔大王にこの者たちを迎えにやるので、
死者を帰して候と手紙を渡して、首をはねたってエピソード。
天地人ではやらないよな。

273:無名草子さん
09/02/22 11:01:39
司馬なんて読んで面白いですか?
こんなクズみたいな作家何が面白いの?
捏造だらけの歴史に幼稚な文章、こんなの読んで許されるのは高校生まで。
いい大人が恥ずかしい。

274:無名草子さん
09/02/22 11:10:24
便所の落書きと同じに楽しいよ。

275:無名草子さん
09/02/22 11:40:44
暇そうだな。

276:無名草子さん
09/02/22 13:05:28
そうかもな。

277:無名草子さん
09/02/22 14:10:58
>>271
京都には庶民史家や庶民作家、読書人が誠に多い。町衆と云われる人の中にいる。
夥しい数の小規模出版社や古書店が営業している町でもある。
だから、そんな話があっても不思議に思わないよ。
京都には、歴史の話がゴロゴロしてるね。
しかも、小説なんかよりもよっぽどリアリティに富む話だ。

278:無名草子さん
09/02/22 14:43:18
「小説より奇なり」という言い方もある通り、「小説のような話」という比喩
は、一般的に「リアリティの欠如」を示す。
とすると「小説よりもリアル」というのは「あたりまえ」の意か?

279:無名草子さん
09/02/22 15:21:31
竜馬架空人物説は、今にはじまった話じゃないよ。
竜馬の唯一のエピソードは、伏見・寺田屋で新選組に踏み込まれたという件。
入浴中のお竜が裸のまま竜馬に知らせ事なきを得たってハナシ。
これも、先頃、寺田屋はその後全焼していて今のはレプリカだとわかった。
柱に刀傷やピストルの弾痕が残ってるって観光名物にしていた。
レプリカなのに、そんなのがあるわけない。「竜馬が宿泊した」って話も怪しい。
しかも、近辺に、そんな斬込み事件があったなんて話が伝わっていない。
近辺は、鳥羽伏見の乱までは極く平穏無事な船着き場だったという話だけしかない。

最期が河原町の旅籠で暗殺となっているが、これも、一体どの家なのかその跡が全くわからない。
河原町三条に「近江屋」という醤油屋があったという話すら伝わっていない。
近辺で云えば、長州藩邸・土佐藩邸・かなり離れて例の「池田屋」、これらは皆今もハッキリしているのに。
第一、そんな事件があったのなら、近辺の町衆がいやでも知っているはずなので、この点が決定的。
そもそも、何事でもいつまでも伝わり記録されている京都に、何らの話も遺っていないのが最大の根拠。

竜馬の写真は、別人と云う説もあり、竜馬も写真も実在だが勤王の志士では全くなく、
京都にも現れたことのない人物と云う説もある。

280:無名草子さん
09/02/22 16:40:50
ウチは新撰組壬生の屯所へ出入りしていた商家だが、
主人が、すなわち先祖が行くと、土方歳三が「煙草でものみましょうや」と言って上にあげてくれて世間話をする。
そういう席には必ず近藤勇も奧から出て来て同席するというのだ。
「まことに気さくなもんやった」ということらしい。「江戸言葉のようやった」というのも残っている。

次代の先祖が、昭憲皇太后の話が新聞に出た際、家人を前に語ったところでは、
「先代の話では、坂本のサの字も出なかった」とシキリに首をひねっていたらしい。

その土方近藤との世間話で桂や高杉などと「不穏な」サムライの名がポンポン出るらしいのだ。
そりゃあ、しょっちゅう「誰々が狙われているようや」というウワサが当時町に流れてたハズだ。
今の感覚で現在の公安や警察と同じように考えていたら間違いだな。

しかし、ついぞ坂本の名は聞いたことがない、ということなんだな。
昔の人は、よく家族と語り合ったいたものなんだね。

281:無名草子さん
09/02/22 17:31:48
うちにも伝わる話をすると(うちだけじゃないが)、公家は庶民に姿など見せないが、
武家は町衆に気をつかっていたものだ、というお話。
諸国の殿様が京の都へ来ている時、時代劇では籠のまま藩邸にはいるが、
絶対にそんなことはなかったらしい。

門の手前で籠から降りて、ひしめく見物人に姿を見せ軽く会釈までし、群衆の大きなどよめきと
溜息がひと渡りしてから、徒歩で邸内にはいり又そこで籠に乗られて玄関まで行かれた、という。
将軍慶喜が幕末京都に滞在した時も、御所に参内して二条城へ帰ってくると、必ずそうして、
見物人に向かって会釈の後、やはり徒歩で城内にはいり又籠に乗られた由。毎度であったという。
会津の容保の時も島津公も土佐公や福井公もみなそうされたようで、しきたりになっていたみたい。
諸公が御所に籠で行かれた時は言うに及ばずだ。その時も御所こそ大事なのに、まず必ず見物人に
会釈され充分に姿を見せてから門をくぐられたというんだ。
市中の行列も町の者は道の両脇に身を寄せるだけで土下座なんてとんでもないことだった。
みんな、わいわい言いながら見物した。将軍の行列も同じことだった。

小説なんかには書かれていないことだよね。
勤王の浪士が跋っこする中、警備の面はどうなんだ?と現代感覚ではつい考えてしまうが。

282:無名草子さん
09/02/22 17:35:38
あっ、追加だ!
だから、新選組は本来の武家ではないが、武家のつもりだったんだから、
そういうふうに、町衆には気をつかっていたんではないだろうか?

283:島原・天草の諸道
09/02/22 17:56:54
日本人にとって切支丹が受容しやすかった、というところの解説は分かりやすかったぞ

284:無名草子さん
09/02/22 18:33:19
>>279-281
乙、おもしろかった
市井の人物に伝わる話のほうが生々しいですねぇ

285:無名草子さん
09/02/22 19:06:02
>>281
それは京都だけでのこと、って聞いたことあるぞ。
江戸市中とか参勤交代での陣屋では、諸侯が庶民にアイサツするようなことはなかったんでは?
あ、そうか、「京の都へ来ている時」って書いてるね。

それだけでなしに、諸侯が都を行列中も要所要所でカゴを降りて意識的に庶民に姿を現したそうだな。
前もって藩邸筋から触れが町内に行って、庶民が事前に知って見物に集まっているらしい。

土佐の山内容堂は、御所からの帰りは堺町御門から出て堺町夷川下るの店にカゴを降りて寄った
という話がある。藩邸ひいきの店で今も営業しているが、休憩というより、あたりの庶民に姿を見せるため
だったという。一種のサービスっていうかアイサツなんだろうね。
現に、店内に入らず表の毛氈を敷いた床几に腰掛けるだけだったようだから。
カゴに乗り降りする時の見物人への挙措が大変ていねいだったと人気があった、と。

286:無名草子さん
09/02/22 19:06:48
自作自演でした

287:無名草子さん
09/02/22 19:23:31
みんな物知りだ。
読んでいて楽しいです。

288:無名草子さん
09/02/22 20:52:06
えっ? おれも!?

289:無名草子さん
09/02/22 21:23:37
くだらん京都話はいい加減にしてくれ

290:無名草子さん
09/02/22 22:28:21
地元ネタもっとやれ
作者が亡くなっているスレなんだから好きにやればいいっしょ

291:無名草子さん
09/02/22 23:05:15
自演乙

292:無名草子さん
09/02/22 23:13:33
↑この人、そればっかりや!

293:無名草子さん
09/02/23 00:35:43
坂本竜馬は才谷梅太郎とか変名で行動してたことが多かったのではないのかな

294:無名草子さん
09/02/23 13:22:36
>>293
司馬さんみたいに近眼だったから写真撮影の時はともかく普段は眼鏡かけてたと思う

295:無名草子さん
09/02/23 21:46:46
おお!「深イイ話」に司馬登場ktkr

296:無名草子さん
09/02/23 23:41:27
>294
どっかから入手して持ってた可能性はあるかも知れないが、今みたいに常時着用するような
習慣自体、無かったんじゃなかろうか。今だって、必要なときだけかける人は多いし。
URLリンク(www.omi.gr.jp)

297:無名草子さん
09/02/23 23:44:20
竜馬は、ピストルと万国公法しか持ってなかったよ!

298:無名草子さん
09/02/23 23:46:19
メガネかけて剣戟ができるかぁッ!

299:無名草子さん
09/02/24 17:08:54
>>293
そりゃあ変名でしょう。桂や高杉はもちろん有名どころは皆変名で行動してたろう。
だからといって、新選組が本名を知らないはずがない。

300:無名草子さん
09/02/24 17:11:30
300!

>>299
「新選組」じゃなくて「新撰組」ね!
固有名詞ぐらい正しい表記で書きましょうね。

301:無名草子さん
09/02/24 17:22:54
桂小五郎自体変名で本名は木戸コーイン
高杉晋作自体変名で本名は吉川春風

302:無名草子さん
09/02/24 17:24:34
固有名詞ぐらいは正しい表記で書きましょうね!

303:無名草子さん
09/02/24 17:26:11
>>300
ばーか、どっちでもいいんだよ
当の新選組が出した書状でも「新選組」だったり「新撰組」だったりごっちゃなんだから

304:無名草子さん
09/02/24 17:38:36
竜馬は、かぶれたところや新しもの好きのところがある。
かけるメガネ持っていたのなら、メガネかけた写真が残っていても不思議じゃないよ。

305:無名草子さん
09/02/24 19:29:21
「木戸」姓以前の旧姓は、15歳以前が「和田」、15歳以後が「桂」である。小五郎、貫治、準一郎は通称名である。命
を特に狙われ続けた幕末には、「新堀松輔」「広戸孝助」など10種以上の変名を使用した。
「小五郎」は生家和田家の由緒ある祖先の名前であり、五男という意味ではなく長男である。
「木戸」姓は、第2次長幕戦争前(慶応2年(1866年))に藩主毛利敬親から賜ったものである。それ以降、それまでの
「桂」姓に替えて使用し始める。
「孝允」名は、桂家当主を引き継いで以来の諱(いみな)を兼ねた桂家当主としての名前であったが、戊辰戦争終了の
明治2年(1868年)、~中略~、自ら諱(いみな)のはずの「孝允」を公的な名前として使用するようになる。
以上、Wikipediaより転載。

「諱」以外はすべて「変名」ってのはムチャだろう。木戸姓だって中年以降だし。

306:無名草子さん
09/02/24 20:25:01
>>303
今の漢字ルールから言えば「撰」は限られた中から取り出すなので
会津藩に元々あったほうを指していているよ
土方たちのほうは「選」となり大河ドラマでは「新選組!」と表記された

司馬さんも取材で歳三がさいぞうではないのを知ったぐらいなのでよくある話だね

307:無名草子さん
09/02/24 21:16:39
>>301-305
司馬読者のオツムの程度が知れるレスですねえ

308:無名草子さん
09/02/24 21:31:48
>>303
そうなの?新撰組自身がどちらも使ってたん?
でも、単に「撰」は戦後新字からはずされ「選」は残ったからだけじゃないのか?

「新撰組」の名前の由来は、「新しくつくる」の意味で名付けたんだから、
「選」はオカシイよね(「えらぶ」だから)、「つくる」の意は「撰」ですよね。

実際、京都所司代や天朝の公認した旨の文書が残ってるが、みな当然「撰」です。
壬生の屯所に行っても「撰」です。尤もコチラは観光施設だからアテになりませんが・・・。
新撰組の隊士は教養が不足していて間違えたんでしょうな。

309:無名草子さん
09/02/24 22:49:34
でしょうねぇ、今日でも撰と選の漢字の違いの分からない人は多いですし、
当時の百姓達がぽっと出で作った警察組織ですから尚更かな
副長の土方からして、まずい俳句しか作れなかったしw

310:無名草子さん
09/02/24 22:58:25
百姓や商人でも詩歌を作れるぐらいの教養があったところに感心するべきだな

311:無名草子さん
09/02/25 00:40:27
>307
そういえば「街のどこかに、さみしがりやがひとり♪」っていう歌があったよね。知ってる?

312:無名草子さん
09/02/25 01:12:16
>>311
フルコーラス歌ってくれたら思い出すかもしれませんなあ

313:無名草子さん
09/02/25 02:23:22
そういえば薩摩藩の侍だったかは坂本龍馬を良馬と書いてたのがあったな

314:無名草子さん
09/02/25 10:01:01
>>313
それ、西郷隆盛じゃなかったっけ?

315:無名草子さん
09/02/25 10:41:35
>>313
桂小五郎が書いたものにも「坂本良馬」とあるよ
それで龍はりょうと読むのが分かったらしいね

316:無名草子さん
09/02/25 11:36:37
昔の人は、ひとの名前の字を平気で間違えていたよ。
読み(音)だけわかっていて、それの極く一般的な字を適当に当てる。
当人あてに出す手紙なんかでも、それほど気を遣わなかった。
また、当人も、来た手紙やハガキの宛て名が違っていても、今ほど不快に思う心情もなかった。

役所や郵便局で違った字で名前書かれたりしても、大して気にしなかった。
お上から与えられた物品の名札の字が違っていても、そいうことに抗議するっていう意識も無かった。

昭和40年代前半ぐらいまでは、そういう雰囲気だった。

317:無名草子さん
09/02/25 12:05:31
通称で呼んでたから忌み名にはこだわりがなかっただけだろ
西郷隆盛も従道も違う名前で登録されたけど、気にしなかったみたいだし

318:無名草子さん
09/02/25 14:02:37
俺なんか、年賀状の名前は違うわ、医者へ行こうが郵便局の通帳であろうが、みな字を間違えられた。
今のように本人証明なんて云わない時代だ。

唯一の本人証明である米穀通帳まで間違えられた。
学校時代から就職までは戸籍謄本を提出しようが住民票を出そうが、ずっと正しい字で来てたのに、
その後、いつの間にか住民票まで間違われてんだ。(それが米穀通帳の字になった)
面倒だからそのままだ。法律問題でも起これば司法書士を使って訂正させねばならん。

決して、異体字というんじゃない。全く意味も何も違う字に間違えられている。
あんまりなんで、とうとう自分でも間違いの字を世間に使って今日に至るだ。
公的なことで若干トラブルが無いこともない。しかし結局は住民票の字だ、ってんで済んでしまう。
そういう際によく言われるのが、姓名判断か何かで通称になさってんですか、て言うから、
事情を説明するんだが、必ず相手はキョトンとして意味が呑み込めないようだ。
今の時代では、「あり得ることじゃない」んだ。

319:無名草子さん
09/02/26 13:07:00
辞書にも載ってないような漢字は子供につけないで欲しいね
いちいち外字でエディットするはめになってご苦労様だ

320:無名草子さん
09/02/26 13:48:51
>>319
それ考えると司馬さんの奥さんの名前はシンプルだね
ちなみに自分は司馬さんとその息子さんの名前が正しく読めない…

321:無名草子さん
09/02/26 15:01:12
>>320
さだいちと読む。息子は知らん

322:島原・天草の諸道
09/02/26 20:04:09
島原の乱、始まった。

323:無名草子さん
09/02/26 22:36:33
>>320
名前はシンプルでも、文章は怪奇朦朧??とうとう連載終わっちゃったよ
同じ新聞記者だったにしろ、ご主人の文才にはとても及ばない・・・

324:無名草子さん
09/02/27 01:40:06
うおおおお
途中までよんでいた文庫本をどこかに忘れてきてしまったらしいorz
たぶん飯食ったところあたりだと思うんだが・・・

325:無名草子さん
09/02/27 01:58:03
>>321
財団の理事リストにふりがな打ってあった
検索してみるといいよ

326:無名草子さん
09/02/27 19:00:56
党のことや自分のことばかり考えているって言ってたけど竜馬さんの言葉を思い出した
薩長は自藩のことばかり考えていて国のことを考えない

327:無名草子さん
09/02/27 20:40:17
幕末の薩長要人は「選挙で選ばれた、国民の代表」ではないけどね。

328:無名草子さん
09/02/27 23:40:11
ここのレスにも触発されて、このところ毎日のように歴史探訪に歩いている。
今の時期、着衣が難しいね。
歩き回っていると汗を掻くし目的地や駅でジッとしてると冷えるし。

きょうは、近江の西教寺で明智光秀、同妻女、一族の墓というか碑を見て来た。
現地では、墓となっている。大層、立派なものだ!
あたりは、人格と篤政を讃える雰囲気の遺物説明ばかりだ。叛逆者としての扱いは片鱗もない。
既に豊臣期にはもうこれだけ立派な墓であり手厚く弔われていたそうだ。

そこで思ったね!
光秀が信長を襲ったってのはデッチ上げで、何らかの原因で信長急死。
光秀軍は、森蘭丸の要請で、混乱収拾と京都に戒厳令を敷くために急行しただけでは?

しかし到著より前、事態を知った信長同行同宿の足軽が発狂して本能寺に火を付けたのでは?
だから、薄明とはいえ、あの大軍が迷うことなく本能寺を一路めざすことができた。
同じく急を知らされオロオロするばかりの二条城の信忠軍と燃え盛る本能寺前で明智軍が鉢合わせ・・・

山崎の合戦は、単なる私戦であった・・・
そうでないと、秀吉治下、立派に葬られるわけがない。

329:無名草子さん
09/02/27 23:43:08
暇人うらやましす

330:無名草子さん
09/02/27 23:47:43
>>328
釣りにしても…
誰に力説したところで

>光秀が信長を襲ったってのはデッチ上げで、何らかの原因で信長急死。
>光秀軍は、森蘭丸の要請で、混乱収拾と京都に戒厳令を敷くために急行しただけでは?

>しかし到著より前、事態を知った信長同行同宿の足軽が発狂して本能寺に火を付けたのでは?

重要な部分がこんなんじゃ笑われるだけだぞ。
大体なぜ蘭丸?小姓にそんな大事な伝言役やらせるのか?
しかし発狂て…

331:328
09/02/28 02:24:31
亀山城に明智軍、本能寺に信長本隊200人、二条城に信忠軍1000人。
この位置関係と当時の行動予定からして、
昼と言わず夜と言わず、各隊間をそれぞれの使者が始終行き来していたはずで、
それは、明智軍が城を出発してからも同様であったのではないか。
ちょっとした自分達の消息や事情、予定、それらの変化変更などを常に連絡し合ったものだろう。

すでに軍事行動またはその準備にはいっているのだから、それは益々頻々激化したに違いない。
そんな中で、明智の大軍が本能寺に断り無しに勝手な行動をとれるはずがない、と思われ・・・

332:328
09/02/28 02:26:28
信長は予期せぬ卒中で急死。
すでに光秀軍は中国路を目指し亀山城を発し行軍中。
そこへ森蘭丸からの使者。
使者が到着したことは軍内周知のこと。事実を知られれば明智軍自身が大潰乱。
故に、軍中には「上様閲兵のため本能寺へ」。

すでに中国路へ出している荷駄部隊は偽装でも何でもなく当時常識の先行。
ただ、今はそれに構っている暇がない事態。だから、放っぽかされただけ。
光秀は、事態収拾・京の警護を自分の任務と考え本能寺へ急いだだけ。
暫らく行くと「右すれば中国路、左すれば京の都」の岐れ。
これは「本来の中国路を見送れ」という軍中への単なる通達に過ぎない。

ところが、桂川畔まで来ると目指す方角に火炎。混乱する軍中・・・。
そこで、「上様は、みまかわれた。京を鎮める。寺へ急げ!」の号令で軍内の気分を
ひとつにまとめ、部署して各所からなだれ込むように入京。
しかし軍中は訳の分からない興奮のルツボ。

寺前で信忠軍と鉢合わせになると、お互い興奮した完全武装の将兵同士、処々で戦闘騒動。
この混乱の中で、まだ取り立てられて日も浅い明智軍の下級将校が騰りに騰ってしまい、
のぼせあがって連呼した大声が「殿は天下様におなり遊ばすぞ、皆大いにはげめ!」の一言。
こうなると収拾がつかず、信忠軍せん滅まで戦闘行為をただ続けるのみ。
森蘭丸以下側近は、信長急死の事実の前に火を見ると気持ちはひとつ。火炎の中で殉じたもの。

その後の光秀は、京と近畿を鎮め、ひたすら織田家諸将の到着を待っていただけ。
ところが、この不可抗力を利用して、中原に居る明智軍を狙えば・・・という謀略に展開して行く。
光秀から諸侯への勧誘の手紙、京の有力人の手紙、僧や公卿達の日記、愛宕山での発句は
全て偽書または京を抑えた秀吉の強制・・・・・・???

333:無名草子さん
09/02/28 08:59:40
つまんねーから止めろ

334:無名草子さん
09/02/28 09:04:21
暴れられても面倒臭いから
煽らずにスルー推奨

335:無名草子さん
09/02/28 11:13:19
どうでもいいけど、近年の研究では本能寺の変は
午前6時頃から8時ぐらいまでに行われたとある

336:無名草子さん
09/02/28 15:16:08
つーか信長ってそんなにいいやつではなかったのでは。
あるいは秀吉同様晩年はたがが外れて劣化したとか。

337:無名草子さん
09/02/28 16:48:30
身内には結構甘いイメージがあり>信長

338:無名草子さん
09/02/28 17:03:47
>>335
桂川対岸から本能寺まで2時間かかる。
駈け足で行ったとしても、市中は木戸だらけ。
いくら、各道に分散して進もうが、大軍の行動は時間がかかる。
実際は、もっとかかっただろう?
桂川を渡るだけで、1時間ではムリ。

339:無名草子さん
09/02/28 18:23:19
>>338
光秀たちが最初に攻撃したのが午前6時頃という話
それにたまたま偶然京都市内の旅籠に泊っていた
お鍋の方の息子も参戦して亡くなったとあるから
大軍で本能寺を攻めたというのは無理がある

340:無名草子さん
09/02/28 19:24:46
もう三戦板にでも行けばいいじゃないですか

341:無名草子さん
09/02/28 21:08:13
きょうは、名古屋の町をさまよってきた。
名古屋城の葵の紋にはビックリしたな。
何もそんなにアピールしなくても、そらまあ名古屋は徳川だよな。
歴史記念館も時間をかけて見学した。
あちこち、「信長」も目に付くが、「秀吉」関係の展示だとか説明板が多いね。

そこで、考えたね!
秀吉が卑賤の出ってのは間違いじゃないか?
尾張中村の郷って、結局、今の名古屋市中心部のほとんどじゃねえか。
秀吉は水飲み百姓の小倅なんかじゃないよ。
年少にして家督を引き継いでいた中村郷を領する地侍だよ。国人だよ。
家来も郎党もいっぱいかかえた一大勢力だったんだ。むろん、先祖から木下姓を名乗ってる。

他の地侍達とのネットワークも緊密で、その最右翼が蜂須賀の一党だ。
中村郷を最終的な領域と勢力までした段階で信長に仕えたんだ。
他国なら、国人のまま国の殿様に所属する武将だが、開明的な信長のこと、家臣に取り立てたのだ。
中村郷はそのまま本貫の地とされて、秀吉の織田家での出発点となる。

そうでなければ、浅野家の養女を嫁にできるわけがない。そういう秀吉だからこそ浅野家と同格なんだ。
道理で、5本の指にはいる大将になるまで、「木下」姓を名乗り続けていたはずだ。
最初から秀吉は、織田家股肱の臣よりも出世する条件を備えていたんだ。

342:無名草子さん
09/02/28 22:01:47
>>341
自分の地元は蜂須賀家政の生誕地
そんなおバカな話をしたら笑われる

343:無名草子さん
09/02/28 23:15:21
秀吉の親父は村の顔役の豪農だったという説があるという話はきいたことがあるけどなぁ
実際のところは俺は研究者でも何でもないんでしらない

344:無名草子さん
09/02/28 23:35:48
光秀の話も秀吉の話も、案外史実はそうだったのかもしんないって
思うようになりかけてる俺はバカ?
論証に使ってる事実関係が、司馬さんの扱う史話といちいち合致してる

345:無名草子さん
09/03/01 00:58:06
ナルホドね・・・
明智の大軍が本能寺に近づくまで知られなかったというのが摩訶不思議だな
いくらでも、信長が安土を目指して逃げる間があるじゃないか?フツゥー

346:345
09/03/01 01:12:56
火急のことだったとしてもだ、
たとえば、300や500の明智兵が先着したんだとして・・・
息子・信忠が泊っている二条城はホンの一投足だよ。
走って何分もかかるものではない。
叩き起こして信忠騎下1000が押っ取り刀で寝間着姿で
駆けつけても簡単に蹴散らせるではないか?
悠々みんなして安土へ逃げられるんじゃない?

347:無名草子さん
09/03/01 07:48:26
光秀を侮りすぎ、それじゃあ何も考えてない思いつきで謀反したバカみたいではないか

348:無名草子さん
09/03/01 08:12:34
>>347
眠狂四郎の作者は京都にいた伴天連が出した本能寺の変の報告書には
光秀は信長に退任を迫ったが拒否して自害したと書いてあったと言ってた
(元ネタは男性向け雑誌の人生相談)

それから察するに光秀は勉強だけは出来るバカだったという事だね

349:無名草子さん
09/03/01 10:10:50
>勉強だけは出来るバカ
なんてのが、あるか!
勉強できるから賢いんだ。バカだったんなら本当はたいして勉強できなかったんだ!

350:無名草子さん
09/03/01 12:01:43
>>349
でもさ、「国盗り物語」の光秀は頭の偏差値は高いけど心の偏差値が低い男として描かれてるね

351:無名草子さん
09/03/01 12:21:21
それを言うタラ、信長は心の偏差値低すぎじゃないか

352:無名草子さん
09/03/01 12:31:23
司馬読者のレスの偏差値低杉

353:無名草子さん
09/03/01 16:36:30
最近、このスレつまんないね

354:無名草子さん
09/03/01 17:30:40
一連の新着レス、さっき気付いたが、俺はオモシロいね!

355:無名草子さん
09/03/01 23:36:54
とにかくね、明智軍が本能寺に近づくまで気付かれなかったってのが不思議
上の人の推測が当たっているかも

秀吉だってそうだよ
太田牛一「信長記」には、桶狭間合戦の後でも、まだ藤吉郎・秀吉の名が全く出てこない
書かれたのはずっと後世、豊臣恩顧の大封の武将達がまだ健在で、大坂の豊臣家や
そういう人達に気をつかわなければならない時期なのにだ
ウソのエピソードでもフツー載せるだろう 全く載ってない
だから、こちらのほうも、そういう推測なら当たっているかも

356:無名草子さん
09/03/02 00:02:35
俺も、そっオモた。
卑賤の姓が「木下」なら、あんなに偉くなるまで名乗るわけないやな。
由緒ある誇りにすべき姓だったんだよ。
何しろ方面軍司令長官になる直前まで名乗っていたんだから。

357:無名草子さん
09/03/02 00:18:56
懐の草履も柴薪奉行も城壁の修理もみんな作り話。
桶狭間よりもずっとあとに仕えた豪族、すなわち地侍だったんだ。
それも尾張最大の又最有力の地侍だったんだ。

てことでオケー?

358:無名草子さん
09/03/02 00:26:33
北の政所もただの貧農ババァではなかったと

359:無名草子さん
09/03/02 07:51:03
>>357
それは大政所が何人も子どもが産めるから豪農兼地侍と再婚して
秀長や旭を産んだからと昔から言い伝えられてるよ
秀吉はそんな金と力とコネを使って出世した訳だね

360:無名草子さん
09/03/02 14:47:42
司馬さんの小説は、歴史の勝者になれなかった一方の人物を
徹底的に小人物に書いているよね。
何か人生の役に立ちそうで、おもしろく読んでもらえるだろう、というところかな。

代表的なのが、
 家康に対する三成
 大久保に対する江藤新平

その他として、
 頼朝に対する義経
 道三に対する頼芸
 信長に対する義元
 信長に対する勝頼
 秀吉に対する光秀
 秀吉に対する勝家
 家康に対する淀君・大坂方
 幸村・後藤に対する大野
 中央政府に対する西郷軍
 大山に対するクロパトキン
 東郷に対するロジェントフスキー
 劉邦に対する項羽

361:無名草子さん
09/03/02 17:27:00
勝者を描こうとすると敗者も書かなきゃ行けないだけだろ

362:無名草子さん
09/03/02 22:21:57
『街道をゆく』を読んでいると、
ゆく先々の土地の人は、司馬さんを見ても、意外と知らないんだな、
と、不思議に思えた。
大体に於いて年配の人に会っている光景が多いんだが、
司馬さんと同時代の司馬読者と云えば、当時20代~30代前半のサラリーマンだったか?
『竜馬がゆく』なんてのは、青春ハードボイルド小説で、
正に当時そういった層に大受けするスタイル、且つ時代小説で大人気分も充足。
前期の作品には、同スタイルのが多い。
『風の武士』『城を盜る話』『風神の門』
中期の比較的早い時期での
『功名が辻』『妖怪』
いずれも、青年ひとりがハードボイルド的活躍、ゆく手にさまざな障害や事件・・・
その後のロールプレイングゲームに通ずるところがある。

363:無名草子さん
09/03/02 22:44:33
花粉症は、あくまで近年来のもので昔は無かった。
山々の樹相が一変した為。
なぜ、樹相が一変したか?
司馬さんが『街道をゆく』で、40年近くも前に書いてるね。
他の識者の著書を引いて、
「里人が山に、はいらなくなったから」

石油燃料・農藥・化学肥料の以前は、農民は山にはいってそれらをもとめた。
枯葉、枯枝・・・を際限となく拾い集めそれらの資源としてきた。
自然、山の土は腐葉土層として肥えることなく、松の木が多生する痩せた土。
近来、里人は山にはいる必要がなくなった。
山の土は肥えに肥え、松の木は極減、照葉樹林帯と化す。

「今に山々は、暗い照葉樹の雑木で埋まることだろう・・・」(司馬さんが引用している本)
50年後のこんにち、正に、そのとおりになった。
その本も司馬さんも花粉症のことは全く触れてませんがね。

364:無名草子さん
09/03/02 23:05:25
昔は、山々は松林が多くて明るかった。
夜、キツネの行列が松明を持って山道を歩いている姿が、里から遠望できたものだ。

今は、昼間ハイカー達が大勢樹林帯を歩いていても外部からはまったく見えない。

365:無名草子さん
09/03/02 23:56:03
「太閤記」(甫庵太閤記)が書かれたのは江戸時代。
徳川の天下。
豊臣なんて憎しみの対象以外の何物でもない。
東山霊山の墓所なんか破却されたほど。
方広寺と共に復活されたのは明治になってから。

そんな時代の「太閤記」が真実を書くはずがない。
幕府が読んでも、せせら笑う内容にするのが常識。
「笑い転げるほど卑賤の出なんだ」
「さもしいことをして出世の基礎を作ったんだ」
「武功など何も無くトンチみたいなことばかりしてたんだ」(トンチの一休さんは既におとぎ話)
「所詮はただの実務屋じゃねえか」
「こんなことで太閤になったんだな、たいしたことねえじゃんか」
と、思わせばよかった。
天下人だったことは否定のしようがない事実。だから、その過程を全て創作した。
権現様は若年より武功の連続、太閤の若年は薪を数えたり壁を直したり・・・。
これが、作者・甫庵の狙い。

事実は、実務屋なんかじゃ全くない当初からのキャリヤ。
海岸方面を除く今の名古屋市のほとんどを領する豪族。
いつまでも、そのままで独立させておくには危険な勢力。
かつ、秀吉自身も、信長を成長株と見込んだ。

こんな「太閤記」を更に脚色して大衆向けにしたのが「絵本太閤記」。

366:無名草子さん
09/03/03 10:44:10
長いのはうざい

367:無名草子さん
09/03/03 13:29:52
秀吉はイケメン剣士だった、まで読んだ

368:無名草子さん
09/03/03 14:44:47
>>360
三成・江藤は主役で小説書いてるし
執筆当時の世間的な評価よりもずいぶん高く評価してるんじゃあるまいか

項羽もさほど酷いとは思わなかった
劉邦もそんなに良く書いてるわけじゃないし


369:無名草子さん
09/03/03 18:16:58
俺は、オモシロイな!
新しく買った松本清張『巨人の磯』(新潮文庫)てのを放っぽり出してココ読んでるよ。

長いのがキライなら、チャットみたいなスレへ行けば・・・

370:無名草子さん
09/03/03 18:28:09
でも正直スレチだろ
少しくらいなら別に構わないがだらだらと歴史考察だけの長文なら三戦板やらでやれよ

371:無名草子さん
09/03/03 18:58:54
まあ、それも云えてるな。
そう、いつまでも続かんだろう。

372:無名草子さん
09/03/03 22:03:14
そっか、司馬さんの小説出た時の読者は2~30歳代か。
やっぱり、この年代で初めて見て、「うん?」と注目するんだな。

373:無名草子さん
09/03/04 11:16:33
ここでの最年少は中3の少年だろうな
高校合格したのかな?

374:無名草子さん
09/03/04 13:19:00
項羽なんてむしろ主役で、劉邦は小物に書かれていたろうに

375:無名草子さん
09/03/04 18:20:37
どういう読み方してんだろう?
項羽を劉邦の前に徹底的に小物に描いて、
「リーダーたる者は・・・」「人望というものは・・・」
かくなるものなんだ、
ということを書いているんだよ。

376:無名草子さん
09/03/04 19:40:33
何年か前に読んだけど、劉邦は臆病で無能だが、
生き延びるための嗅覚と中国特有の人心掌握術(配下に飯を食わせるのを最優先)を心得てた
項羽は軍略の才や統率力、個人的武勇は並ぶものがなく、人格的にも劉邦よりはマシだったが
人を殺しすぎたのと政治が分からなかったので滅んだ、みたいな感じだった気がする

377:無名草子さん
09/03/04 21:00:31
韓信も重要キャラだな
「政治感覚のない天才」ってのは司馬好みのテーマ

378:無名草子さん
09/03/04 21:51:59
正義感だけが先走って自滅する運命の人物
義経、三成、江藤(新平)、西郷・・・??

光秀もひょっとするとこのタイプだったのか?
あれは、発作でも窮地打開でも天下狙いでもなくて・・・?

379:無名草子さん
09/03/05 09:41:41
>>378
津本陽のエッセイだったかでも「秀才だが薄運」と書かれていたな、光秀
何となく小沢一郎の逮捕された秘書に似ている

380:無名草子さん
09/03/05 11:10:33
>>365
面白い。実況版ではないのだからこの程度の長さはOKOK

381:無名草子さん
09/03/05 12:31:42
自演乙
最近、三戦板で相手にされないようなバカが紛れ込んでるな

382:無名草子さん
09/03/05 12:37:01
三戦板じゃ理論武装が弱すぎてボコボコに叩かれて嗤われた奴がこっちに来ちゃったのか・・・ウザイねぇ

383:無名草子さん
09/03/05 13:18:27
>>379
報道されている人物像は東京では無名無役だが辺境の地で恫喝を繰り返す影のローカル権力者
どこが光秀に似ているんだ

384:無名草子さん
09/03/06 12:23:14
司馬さんが書いていて知ったんだけど、
「時代別国語辞典」なんてのがあるんだね。
その「上代編を調べてみると・・・」なんて記述が確かあったよ。

といことは、「古代編、中世編、近代編・・・」とあるんだろうか?

何だったかな?「街道をゆく」の中だったか他のエッセイだったか?

385:無名草子さん
09/03/06 13:00:34
胸中をあれこれ語る

386:無名草子さん
09/03/06 15:33:22
>>384
「街道をゆく」に何度も出てくる。

387:無名草子さん
09/03/08 16:02:06
土佐人は酒豪らしい
長曾我部もそうだった
その後酔って~を読むとよそから来たはずの山内容堂が超酒豪
環境が人を作るのか・・・
山内家がもし掛川6万石のままだったら容堂も酒など嗜まず
40代で死ぬこともなかったのであろうか?

まぁそんなこと言っちゃうと三河だったはずの会津藩士が会津弁しかしゃべらないとか
いろいろあるんだが300年もたてば移住してきたものもその土地に取りこまれてしまうということか

388:無名草子さん
09/03/09 20:58:29
「花妖譚」が文春文庫から出るようだ

389:越前の諸道
09/03/10 12:18:07
福井地震(昭和23年)の話、生々しかった。当時、京都支社にいた司馬さんが、記事にしなかった
情景まで書かれていた。赤ん坊の屍体を洗う少女(ry

390:無名草子さん
09/03/10 14:54:34
>>388
今日は火曜譚

391:無名草子さん
09/03/10 18:28:27
>>389
『街道を行く』には、京都府庁の車に便乗させてもらったから、福井に一番乗りできたと書いてあった。
他のエッセイでは、自社(産経)の車で福井に向かう途中、福井駐在の同社の先輩が、新聞紙
にくるんだ“うどん玉”を投げ込み、肚が減ったらこれを食え、という話が出ていた(『名言随筆
サラリーマン』だったかもしれん)。どっちが本当なの?

392:無名草子さん
09/03/10 18:35:30
>>391
木ノ本の手前で、産經中部支局長浜出張所の車に乗り換えた

393:無名草子さん
09/03/11 14:53:32
>>392
ソースは?

394:無名草子さん
09/03/12 00:06:18
やはり司馬作品は、司馬さんが司馬さんらしくなってからのがおもしろい。
置き場所無いから、初期のは捨てた。
但し『ペルシャの幻術』『ゴビの匈奴』『梟の城』『最後の伊賀者』は異様におもしろいから保存。
後年のも、またおもしろくない。『人々の跫音』『韃靼疾風録』も廃棄。

395:無名草子さん
09/03/12 08:39:09
ダッタン疾風録は面白かったけどねぇ
あれはゴビのキョウドやペルシャの幻術師とあわせて、異民族三部作と思っている

396:無名草子さん
09/03/12 11:51:16
>>394
『人々の跫音』も、「街道を行く」のようなものだと思って読めば、どうってことない。
ただ最後の方の現代の話は、プライベートな話題ばかりで、たしかにつまらん。

397:無名草子さん
09/03/13 21:26:50
司馬さんは、文藝春秋巻頭随筆で『この国のかたち』という大変硬いものを書いた。
なぜ、あんなのを書いたんだろうか?
完全に社会評論である。
本当に読者に喜ばれたんだろうか?
小説に書かなかった歴史エッセイを書いてくれていたらよかったのに。
対談集も大部分は社会評論。
熟年以後の司馬さんには、歴史エッセイがほとんど無い。
『街道をゆく』も多分に評論的な内容。

398:無名草子さん
09/03/14 12:02:21
 余談ながら、かつて、わたくしが司馬遼太郎に会ったとき、「国盗り物語」に話がお
よんだ。
「その種本は、海音寺さんの『武将列伝』の『斎藤道三』ですね」
 というや、破顔一笑した司馬が、
「海音寺さんは、それを利用しても文句を付けませんからね」
 といった。

文春文庫372頁

399:無名草子さん
09/03/15 18:01:07
>>378
>あれは、発作でも窮地打開でも天下狙いでもなくて・・・?

俺も最近はそうなんじゃないのかと思ってるけどさ。ただそうなると
「じゃあ何で光秀は今まで信長に仕えてきたのか? もっと早い時点で反逆せんとおかしいのでは?」
という疑問が出て来るのがな。宝島から出てる「真実の日本戦史」では信長の朝廷に対する政策が
一番の原因では無いかとしているんだが……

400:どうも初めまして。
09/03/15 20:40:09
>>376
>劉邦は臆病で無能だが生き延びるための嗅覚と
>中国特有の人心掌握術(配下に飯を食わせるのを最優先)を心得てた
>項羽は軍略の才や統率力、個人的武勇は並ぶものがなく人格的にも劉邦よりはマシだったが
>人を殺しすぎたのと政治が分からなかったので滅んだ、みたいな感じだった気がする
項羽と劉邦(というか司馬小説は全く)未読の身で
司馬センセイをとやかく言う訳じゃないけどチト引っかかる所があるな。
生き延びる為の嗅覚や人心掌握術や犠牲を少なくするのも
才能の一つとも言えるし(犠牲を出すモノは全部駄目とは言いませんが)
生き延びる為の嗅覚と臆病とを同一視するのはどうなんですか?とも言えるし。

>>397
>評論
内容には流石に違和感とか異議とか反論とかは出る箇所もあるけど
基本的にはそう悪く無いと思うよ俺は。
動機については…曲りなりにも良い大人で知識人なんだから
良い歳こいて延々と小説ばっかやって世間の諸問題に対して無関係でいるのは
色んな点で拙いと思ったんかな。
まあ娯楽作品も含む創作活動のコアな部分には
社会評論や問題提起や世の中への提言という要素が良くも悪くも少なからず含まれてるワケで。
あと歴史学だってそもそもの目的は「いま・ここ」とこれからの為なんだし。
結局は平山行蔵センセイが仰る所の「この世に実学でない学問と学芸は無いんだよ(←結構うろ覚え)」
と云う所なんですかな。

401:無名草子さん
09/03/15 20:59:34
街道をゆくコンプリート

新装版が出始めたから、旧装版を10数冊買い足した
ゆっくり読もう

402:無名草子さん
09/03/15 21:21:16
この頃の文庫、活字大きいのは読みやすくてありがたいが、
「街道・・・」は、なぜか旧版の方が何となく読みやすい・・・

403:無名草子さん
09/03/16 17:36:28
>>360
何をもって小として大とするかにもよると思うけど

404:無名草子さん
09/03/16 19:28:52
ライバルを小バカor小利口者に描く小説手法は別に司馬に限ったものではないと思うが

405:無名草子さん
09/03/18 14:30:46
>>404
週刊少年ジャンプなんかはどの作品読んでもそればっかり


406:無名草子さん
09/03/20 19:00:34
>>402
むかしは単行本でも競って活字のポイントを小さくしていたな。
活字が小さければ小さいほど、高尚な書物なんだと、勘違いしている馬鹿もいた。

407:無名草子さん
09/03/22 16:28:19
風の武士が好きなんだよなあ。
設定やストーリーがライトノベルっぽい。

408:無名草子さん
09/03/22 18:30:09
スーパー作家、司馬遼太郎!
スレリンク(magazin板)

319 :イラストに騙された名無しさん:2009/01/16(金) 17:28:30 ID:tAPCHhqB
剣客商売は老年向けのドリーム小説だからな
・引退して美味いもん喰って悠々自適の生活
・でも剣の腕は衰えず、昔の仲間や周囲の人間に頼られまくりんぐ

・息子は自分と同じ稼業の跡継ぎ
・用事をいいつければ忠実に即座に動いて実行
・最近成長してきたし、そこいらの奴には敵はいないようだ。
でもまだまだ自分には及ばないし、人が良くて頼りない
・そんなこんなで自分への尊敬を忘れず、何かというと頼ってくる可愛い奴

・権力には媚びぬ
・でも何故か気骨がかわれて権力者には気に入られちゃって頼られてしまう

・自分はたいしてそんな気もなかっただけど
若くて優しくて家庭的だけどちょっとオツムの足りないおにゃのこに惚れられちゃって
絆されて同棲状態。もう若くもないのに困るぜもう
・しかも息子に良いと思っていた地位の高い武士娘まで自分に惚れてきたぜ。

409:無名草子さん
09/03/22 18:31:34
320 :イラストに騙された名無しさん:2009/01/16(金) 23:45:51 ID:OSPnIctz
いかにも中年向けらしい、一歩引いた「俺TUEEEEEEEEEEEEE!!」だなあw


321 :イラストに騙された名無しさん:2009/01/17(土) 01:04:36 ID:S9wtZnn/
それに比べて、司馬主人公は基本的にへたれで
ツンデレヒロインにどつかれつつなぜか野郎にはもてもて‥なのがおおいな。

あと司馬ヒロインは恋に落ちるとわざわざ股間が濡れると描かれる。これははずせない。


322 :イラストに騙された名無しさん:2009/01/26(月) 22:00:36 ID:e0oR/Afz
>321
司馬遼ヒロインの「もうしょうがないわね、あたしがいないと何にもできないんだからっ」っぷりは異常
それ以外にも寡黙ロリ少女虞姫だの不思議少女おりょうだのよりどりみどりですよ

無言で突拍子もないことをしでかす変人主人公と、あきれつつも見守るヒロインっていう司馬小説によくある構図もラノベっぽいかも

410:無名草子さん
09/03/22 19:11:29
貼付は、よせ!
関心が有れば、そっちへ行ってるんだ。
行かないってのは、そんなスレ、全く興味無いんだ!

411:無名草子さん
09/03/24 14:44:16
今司馬さんNHKに出ていますよ。

412:無名草子さん
09/03/24 20:29:36
>>410
他のスレではこういう話があったぐらいでいいよ

413:無名草子さん
09/03/25 14:05:35
司馬自身の自信作ってのは何なの


414:無名草子さん
09/03/25 17:57:32
『この雲のかたち』

415:無名草子さん
09/03/25 18:15:33
『竜馬が如く』

416:無名草子さん
09/03/25 20:43:57
『司馬自身』

417:無名草子さん
09/03/26 10:10:44
>>413
小学校の校長先生をしている息子

418:無名草子さん
09/03/26 20:04:37
司馬さん本人は、『燃えよ剣』と『この国のかたち』に思い入れがあるような談話を
のこしている―のを何かで読んだことあるな。
前者の時期は『竜馬―』や『国盗り―』も執筆していたし、
後者は『風塵抄』や『街道をゆく』の執筆時期なのに―。

自分は、両者とも、あまりおもしろくなかった―。
前者は、テーマが、小説の展開で浮き彫りになるのが本来なのに、「説明」で前に出過ぎ。
後者は、一つの見解を述べているに過ぎない―から。

419:無名草子さん
09/03/26 20:19:10
上の方にあるように、後世残るのは「街道をゆく」かなあ、との談話もある。
何れにせよ、司馬さんは、自分の作品を振り返って物を言うことが少なかった。
評者の論にもほとんど無言だった。
松本清張と正反対だ。
清張は、あれだけ多作でありながら、自作への評判を気にした話が多く残っている。
評論に対する反応も早かったし、反論も公然としていた・・・。

420:無名草子さん
09/03/26 21:12:27
司馬は持ち上げられすぎの面があるからな

421:無名草子さん
09/03/27 00:01:04
民法典等の編さんから約百年、日本国憲法の制定から五十余年が経った。
当審議会は、司法制度改革審議会設置法により託された調査審議に当たり、
近代の幕開け以来の苦闘に充ちた我が国の歴史を省察しつつ、
司法制度改革の根本的な課題を、

「法の精神、法の支配がこの国の血肉と化し、
『この国のかたち』となるために、一体何をなさなければならないのか」、

「日本国憲法のよって立つ個人の尊重(憲法第13条)と国民主権(同前文、第1条)が
真の意味において実現されるために何が必要とされているのか」

を明らかにすることにあると設定した。


出典:
司法制度改革審議会意見書ー21世紀の日本を支える司法制度ー
(平成13年6月12日)

URLリンク(www.kantei.go.jp)

422:無名草子さん
09/03/27 00:14:42
「この国のかたち」て、「坂の上の雲」や「国盗り」、はたまた「団塊の世代」などと
同じように、こんな所で使われる新語に成ってしまっていたのか―

423:無名草子さん
09/03/30 20:59:51
ラストシーンで最高というとなんぞ。

俺は嘉兵衛の別れのシーンなんだが。

424:無名草子さん
09/03/30 23:13:33
>>423
ラストシーンを読むと何故かいつも泣いてしまうのは「燃えよ剣」

425:無名草子さん
09/03/30 23:29:01
五稜郭最終戦で、土方歳三が単身敵陣へ斬り込んでいくシーンか?

> 嘉兵衛の別れ・・・

って、「皆で、大将!ウラー、と言ってくれ」てえヤツか?

426:無名草子さん
09/03/31 02:21:29
函館の北方資料館に嘉兵衛の資料が色々あった


427:無名草子さん
09/03/31 09:06:43
いやいや、港のあれだろ

428:無名草子さん
09/03/31 16:17:15
花神のラストシーンも好き
仕事だけしまくった人生の最後に、イネに看取られて死ねるなんて幸せじゃないの
大村が生きていれば西南戦争なんて数十日で片付けたろうなぁ

429:無名草子さん
09/03/31 17:56:08
大村益次郎の最期って、イネに看取られたんだっけ?
人生の途中で生別れじゃなかった?

> 西南戦争なんて数十日で片付けたろう
実際も「数十日で片付」いてるんですが・・・どんな差があるん?

430:無名草子さん
09/03/31 22:20:03
西南戦争は蜂起から鎮圧まで7ヶ月もかかってるんだが・・・
少しはググれ

431:無名草子さん
09/03/31 22:22:32
明治の精神が終わったと言われるのも西南戦争だったか。

432:無名草子さん
09/03/31 22:25:39
>>429は司馬の本読んで無いのが丸わかりなんだからスルー汁

433:無名草子さん
09/04/01 09:41:12
「花神」で思い出すのは豆腐が大好きなのと桂との出会いの話
どこまでが本当でどこまでが嘘か自分で確かめたくなる


434:無名草子さん
09/04/01 15:04:35
大村益次郎と云えば、とてつもなく偉い人という思いだったが、
司馬さんの「花神」で、人間味が感じられた。

435:無名草子さん
09/04/02 17:10:39
「花神」といえば、像が踏んでも壊れない固い豆腐

436:無名草子さん
09/04/02 18:29:54
A型人間(司馬さん)は、物事を大げさに捉えたり表現したり―。
右か左かハッキリ分け過ぎたり正邪の区別をしたがったり―。
何でも明確にしないと落ち着かないのでしょうね、多分。
総合的に見る、右からも左からも見る、正が有れば悪も有る、という
現実的な見方・考え方をA型一般は出来ない欠陥を持っている。

437:無名草子さん
09/04/02 19:05:37
だから、土地売買が盛大になって土地が高騰すれば、「土地は公有にすべし」。
極端な考えが出てくる―自由社会が壊れるよ!土地が騰るのを悪と見る。
木を見て森を見ない、のもA型の特徴。

438:無名草子さん
09/04/02 19:20:49
土地が高騰したから公有にしろって
言ったわけじゃないけどね

439:無名草子さん
09/04/02 19:39:24
女子供に媚びるとき以外で血液型で語るやつ初めて見た

440:無名草子さん
09/04/02 19:49:27
「統帥権(の独立)という怪物が跋扈した」
陸軍独りであれだけの大戦に日本全体をもっていけるワケがない。
人口七千万の社会が大戦争を経験したのは、そんな割り切った考え方で
理屈付けられるものではない。
「この国のかたち」は書かずもがなの連載であった。

作家は世の中の外れ者。歴史作家で有れ現代物作家で有れ、
作家が作家である限りは、外れ者、大いに結構。その方が芸が上がる。
しかし、外れ者感覚で世の中の大枠を語っては罪である。
歴史エッセイを連載してくれていたら良かったのだ。

441:無名草子さん
09/04/03 18:56:11
偉そうな人が多いですね

442:無名草子さん
09/04/04 23:27:40
学生の長期休暇中はこんなレスが多い

443:無名草子さん
09/04/05 08:43:29
チャンネル:教育/デジタル教育1
放送日: 2009年4月5日(日)
放送時間:午後6:00~午後7:00(60分) 」

日曜フォーラム「“坂の上の雲”正岡子規とその時代の明るさ」

司馬遼太郎の命日を期して毎年開催されている第13回菜の花忌シンポジウム。
今年のテーマは長編「坂の上の雲」。正岡子規を中心に明治期の人間像を
めぐって語り合われる。

444:無名草子さん
09/04/06 21:49:04
>>442
「燃えよ剣」の読書感想文を書いた中3の男は無事に明日高校生になります

445:無名草子さん
09/04/07 15:36:21
大衆小説で読書感想文とかどんだけ

446:無名草子さん
09/04/07 15:43:58
何があかんねん全然おKだろ。

447:無名草子さん
09/04/07 16:00:37
もう司馬ちゃん竜馬リスペクトし杉www本当にそれほどの人物か???

448:無名草子さん
09/04/08 00:12:46
>>444
進学おめでとう
10代が半分、20代がまるまる、残ってるなんてウラヤマシス

449:無名草子さん
09/04/08 00:56:20
俺等はダメやったあ。―読書感想文。
変態小説の川端康成と不倫の佐藤春夫は良くても、
司馬遼太郎と松本清張はダメだった。
学校教育間違っとる!
今だから、そう思うんだけどね。

450:無名草子さん
09/04/08 09:54:14
松本清張の評価も年々たかまってるね
生前は司馬以上にインテリに軽視されたのに
一般大衆の評価は侮れないね

451:無名草子さん
09/04/08 10:39:57
サブカルチャーとカルチャーの境界で書いていたはずの司馬がカルチャーのど真ん中になっちゃったのと同じ流れだろう
よくもわるくも「インテリ」は滅んだ

452:無名草子さん
09/04/10 02:22:54
私が司馬好きな理由は単純に文章が心地よいからだ、とさんざん司馬作品を
読んでから気付いた。
特に、街道をゆくなどのエッセーでのほんのりした文章がよいですね。

453:無名草子さん
09/04/10 06:27:00
>>452
わたしもそう。
あの段落の取り方とか、リズム感がたまらん。

454:無名草子さん
09/04/10 14:52:11
小泉純一郎が最初に読んだ司馬作品が「国盗り物語」。豆知識な。

455:無名草子さん
09/04/10 15:13:04
>>454
小渕優子のお父さん、「21世紀を生きる君たちへ」を国会で使っていたね

456:無名草子さん
09/04/11 08:19:00
萌えよ剣とかいうパチスロのCM見たんだけど何あれ…

457:無名草子さん
09/04/11 17:05:03
>>456
どうせなら栗塚旭主演の「燃えよ剣」がパチスロになればいいのにね

458:無名草子さん
09/04/11 17:30:43
「沖田総司の恋」を読んでいたら、途中で寝た。

459:無名草子さん
09/04/11 20:40:27
萌えよ剣は池澤が演じてる子しか見所がない
名前は忘れたが

ちなみにキャラデザは高橋留美子
豆知識な

460:無名草子さん
09/04/11 23:34:19
そんなもん絵を見れば分かる

461:無名草子さん
09/04/11 23:56:12
坂の上の雲、司馬の遺志に背いてのドラマ化に続き、ついにパチンコに! っていうんだったら笑うな

462:無名草子さん
09/04/12 00:26:53
白襷隊リーチ

463:無名草子さん
09/04/12 02:31:20
>>461
東郷ターンが連発したらパチンコ店が潰れそうだな

464:無名草子さん
09/04/13 19:04:51
教えてちゃんでごめん。
NHKの「街道をゆく」冒頭の一節って、ドコからの引用なのかな?
ネット調べたら「土を識る」より、って書いてあるところがあったんだけど、
そのタイトルでググっても分からないorz
それがどの本に掲載されているのか知りたいんだが…。
教えて!エロい人。

既出だったらスマソ。
一応このスレのは一通り読んだんだけど、内容なので質問させていただきました。

465:無名草子さん
09/04/15 14:51:28
街道をゆく、司馬氏の取り組み方に関心あります。

地方のマイナーな地区・史跡などが多いと思いますが、
どうやってその小さな歴史や地域をピックアップできたのか?

読書量は並大抵でないから知識・情報が豊富な方であるとか、
地図をよく眺めて思索したというようなこともなにかで読んだこと
あるのですが。具体的な手法というか選別眼がすごすぎます。

466:無名草子さん
09/04/16 12:43:17
日本の影の支配者朝日新聞の情報網なめんな

467:無名草子さん
09/04/17 03:33:27
そうなんですか。
有名な作家になると秘書、アシスタント並みに
至れり尽くせりで情報あつまるのですか?
それでも執筆の力量あってこその情報網ですよね。

468:無名草子さん
09/04/17 22:33:58
情報収集のお手伝いは、編集担当者一人だけかと。
ほとんどは司馬さんみずからの考え、選定では。

「街道をゆく」の旅は、実際にはみどり夫人が同行しているのに、文中で出てくるのはわづか。
司馬さんが訪れても土地の人は司馬さんを知らない様子に読める。
当初から雑誌等の写真で見ている司馬読者には考えられない現象。

469:無名草子さん
09/04/17 22:40:58
坂の上の雲のあとがきに書いてたな

史料集めを手伝う人がいるのかと聞かれて、唖然としたと。
自分一人でやるしかない仕事に決まってるとかなんとか。

470:無名草子さん
09/04/18 01:08:26
>>466
新聞社の場合はイチローの新記録がそうだけど
写真が届いたら即記事書かないといけないからな
だから頭の中にデーターベースを作ってあるんじゃないかな?

471:無名草子さん
09/04/18 05:02:36
有名な史跡ではなく、辺地のほうが歴史を垣間見れるものや
風習などが残っていて、当時の気分を想像するのに役立つと
いうようなことも街道を行くのなかで記述あったと思う。

472:無名草子さん
09/04/18 09:41:13
実はあんまり歩いてない旅行記。
現地に行かなくても書けそう。

473:無名草子さん
09/04/18 10:23:13
>>472
それを言っちゃあ、お仕舞えよぉ!
現地の描写から離れて、歴史エッセイを自由自在に述べている。
中程の巻以降、大抵その傾向。

474:無名草子さん
09/04/18 15:24:56
土地バブルやマネーゲームへの警告は、
専の門家並みで法制度・思想の改変まで視野に入れてたようだ。

別の話だが、21世紀に生きる君たちへの緒方洪庵も
良い話だと思う。

475:無名草子さん
09/04/18 16:01:49
たぶん「空海の風景」執筆前後の「街道を行く」だと思うのだが、やけに宗教関連の叙述が
続くところがある。ちと大儀じゃな。

476:無名草子さん
09/04/18 16:54:44
街道の最終巻は病院とか病気の話が多いな

477:無名草子さん
09/04/18 16:56:55
「21世紀に生きる君たちへ」を教科書で読める子どもたちに嫉妬した事がある

478:無名草子さん
09/04/18 17:05:19
あれを小学生で読んでもピンと来ないよ、たぶん

479:無名草子さん
09/04/18 17:39:31
入団1年目初打席の鈴木一郎に何か言ってやりたいことがありますか?
という質問みたいなものだからな。

480:無名草子さん
09/04/19 08:57:38
古座川の山荘ってどのあたり?
一枚岩の近く?

481:青衣戦士
09/04/19 11:18:56
箱根の坂はクソ駄作と北条早雲ヲタの俺が言う

482:無名草子さん
09/04/19 11:54:55
箱根の坂は、今川範忠が討たれるところまでは面白いんだけどなあ。
鳴かず飛ばずの男が、戦乱の世を観察しながら、懸命に出来ることをしていこう、という感じだし。

だけど、伊豆の話あたりから、新九郎の行動は普通の大名に過ぎなくなるし、
足利茶々丸とか、上杉定正とか、三浦とか、絡む人物が小物過ぎるし、
合戦描写が何より詰まらない。


483:無名草子さん
09/04/20 15:26:55
年とって知識は増えたけど、
戦国時代を描くだけの体力はなくなった感じだな
あと、早雲の年齢問題もある

484:無名草子さん
09/04/20 18:30:25
敵が小物で馴染みが薄いというところが最大の難点だな。
早雲と七人の浪人の話は有名だが、伊豆に下る前の話が中心だからな。

485:無名草子さん
09/04/21 08:27:27
箱根の坂は文庫での下巻からは面白いけど、上巻中巻がダルくて死にそうになった
和歌というか詩みたいな文章のところは飛ばし読みしていたし

486:無名草子さん
09/04/21 14:20:11
司馬さんは和歌が好きだったみたいだね。街道で自宅に戻って、旅に同行した○○さんの歌を
毎月届けられる和歌の雑誌で読んでいる場面があった。

487:名無し募集中。。。
09/04/21 19:02:22
>>482
じゃあもうその少し後に
風塵抄と
この国のかたちと
街道をゆくの
3つのみの
セミリタイヤ生活に入ったのはむべなるかなですかね

488:無名草子さん
09/04/21 19:55:17
生前自分でも、「リビドーの支えがなくなったから、もう小説は書けない」
みたいなことを言ってたな
まあ、調べまくって書きまくった、ものすごい人生だったとは思う

489:無名草子さん
09/04/21 21:19:11
司馬遼太郎が書いた、憎悪と皮肉に満ちた太平洋戦争物が読みたかった。
ノモンハンは資料だけは集めたんだっけ?

合理性を評価の基準にする癖があるから、きっと日本側の登場人物なんてボロクソだろうな。
統帥権(クリミア戦争までイギリスでも統帥権は国王にあったのだが)と
陸軍参謀本部(海軍軍令部でないところがミソ)が諸悪の根源という価値基準で貫かれて、
実は日露戦争後に政府の方針に反して、遼東半島を軍政下に置こうとした児玉源太郎の事とかも
あっさりとスルーしたりとか(秋山の晩年みたく)、
結構それなりにすっきりとした太平洋戦争物として却って面白いものが出来たかもしれないのに。

(史実というより講談に近くなるだろうけど)

490:無名草子さん
09/04/22 01:31:23
海軍を主役にしたほうが書きやすかったかな
高木惣吉あたりを主人公にして

491:無名草子さん
09/04/26 20:33:32
>>469
資料集めは古本屋さんの功績が大きいと思うw
書店へのこだわりは街道の本郷のところで出てきたような気がする。

>>471
街道で出てくる司馬さんの思考過程って民俗学的なんだよね。
柳田国男の本を読んでると通じるものがけっこうある。
風土を解釈するのに民俗学的アプローチを持ち込んで、
それを文献からわかる歴史的事実と混ぜて小説を書いたのが
司馬さんなのかもしれない。

492:無名草子さん
09/04/26 21:53:05
民俗学って、こういう形態の前にこういう形態があった、というような
順序は分かっても、この年代にはこうだったということが分かりにくい
(研究書を読んでも、たいていの場合、相対的に時間関係が書いてあるだけで、
絶対的な時間は書いていないことが多い。)んで、歴史小説、時代小説
に生かそうとすると、かなり大量に本を読み込んでないと難しいんだよね。

ピンポイントで情報探すことが出来ないので、自分の知識の空白を
埋めていくような読書が必要になってくる。


493:491
09/04/27 01:55:04
>>492
反応ありがと。
まさしく司馬さんの脳みそにはそういう歴史データベースが出来てたんじゃ
ないかな。「この人物のこの行動はこういう風土的な背景に裏打ちされていて
そうならばここでこういうことを言ったに違いない」みたいな推論
(ほとんど妄想w)が出来る人なんてそうそういないと思う。
そういう空想能力から出てきた小説なもんだからなまなかな現実味が有って
なんかこう、絶賛されたり批判されたりするのじゃないかな。

494:無名草子さん
09/04/28 16:36:14
民俗学の視点ですか、
それは重要だと思いました。
歴史の事実を、文献、資料から読み解くことに
関しては、宮城谷昌光氏がさらに発展させたと
感じてたので、
その他の差はその民俗学的なものと個人差かもしれないです。

495:無名草子さん
09/04/28 21:22:36
民俗学視点ねえ―。
そういえば、「街道・・・」には、折口信夫の名も出てきていたような―。

496:無名草子さん
09/04/28 21:33:36
とにかく司馬さんの読書量は半端ではなかったみたいだなあ。
単なる史料・資料集め以上のものがあったみたい。
毎晩寝る前も本を読みながら眠りにはいるらしい。
執筆と取材旅行以外は読書だったのか?

497:無名草子さん
09/04/28 21:45:34
司馬さんの趣味って一体何だったんだろうか?結局、読書ではなかったのか?
みどり夫人によると、音楽・カラオケ一切無縁、食道楽も無し。
酒、女・・・でも無し・・・。
もうひとりの国民的大作家・松本清張は、パチンコが趣味で、女のほうも活字になるくらいだし。
映画にも目がなかった。自分でも再々出たほどで、たぶん自分で作りたかったのでは、と。
その点、司馬さんは、自作の映像化には案外淡白だった。

498:無名草子さん
09/04/28 21:51:40
清張の場合は、その上に、やはり原稿書くことそれ自体が何といっても張り合いだったと思う。
単に催促で追われていただけではなかった。死ぬまで創作を書き続けていたからね。

499:無名草子さん
09/04/28 23:29:26
司馬の趣味はバンダナ集めw

500:491
09/04/29 01:36:18
>>495
街道を何度も読んでて、司馬さんは風土を理解するのに考古学・民俗学・
宗教(古神道)をうまくつなぎ合わせるなあ、とつくづく思ってたんだけど、
こないだ柳田国男の本を読んだら、司馬さんの語り口とよく似てて
ちょっと驚いた。柳田さんの方が世に出たのは先なので、ひょっとしたら
司馬さんの方が影響を受けた側なのかな、と思ったのさ。

>>499
子供のころは鏃集めだったらしいよ。考古学オタクだったらしい。
#やっぱり収集系だよねw

501:無名草子さん
09/04/29 17:16:13
司馬遼太郎の後継者っているかな。

宮城谷氏と司馬氏の会見に立ち会った編集者は
何か大きなものが引き継がれたと回想してたが。
立場と思想が大きく異なるようにも感じるが・・・。

502:無名草子さん
09/04/29 18:30:19
能力と器(うつわ)、読後感と面白さ、も一度読んでみたさと他のも読んでみたさ、
文章のうまさと読者の惹付け度―も大きく異なる。

503:無名草子さん
09/04/29 19:42:23
そんなもん受け継ぎようがない
司馬の手法は、本人がすでに試しつくしてるから
真似したところで、そこにあるのは荒野だよ

504:無名草子さん
09/04/30 18:37:00
>>501>>502
能力とウツワが、余りにも違いすぎる。
宮城谷と津本だけは、もう絶対読みたくない。

505:無名草子さん
09/04/30 21:43:55
>>497
歴史を探る。これだろうな

506:無名草子さん
09/04/30 21:53:57
そうだろうな~。司馬さんに引けを取らない歴史時代作家と言えば、
海音寺、陳舜臣、山周、それに松本清張の時代小説ぐらい・・・。
以後は、残念ながら皆見劣りする。
以前は、―大佛を含め前は時代遅れ・・・。

507:無名草子さん
09/05/01 00:24:01
何にせよ晩年の司馬が、宮城谷に入れ込んでたのは事実みたいだな
だいぶボケてたのかもな

508:無名草子さん
09/05/01 17:04:08
戦前を知らない人に歴史時代小説はかけないと思う
貧をベースとしたかつての日本のモラルを肌でわかっていない人には無理


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