09/03/24 12:14:52
張俊と扈成の会話場面は面白かったな。
梁山泊軍6000騎と衝突して、その強さを目の当たりにした張俊。
梁山泊側は一騎も失っていなかった。
そんなことを知らない扈成は、大きな夢を得意になって語っている。
調子を合わせて見栄を張る張俊。なかなか面白い会話だった。
465:無名草子さん
09/03/24 12:22:08
契丹人の叛乱は必要だろうな。1130年の斉建国までは、金と梁山泊の圧倒的な強さ
が南宋を江南の地に押し流すわけだが、あまりに弱いと面白くない。
まずは、宗沢が南宋軍閥の連合を呼びかける。同じく漢人である唐昇は、女真中心の
金国内における立場が徐々に悪くなっていた。事情は蕭珪材も同じ。
配下の契丹人は、契丹独立の夢を果たすために、金への叛乱を唐昇に進言。
唐昇は、宗沢の主戦論に、心を打たれる。
466:無名草子さん
09/03/24 12:25:09
西に耶律大石もいるしな。ここまでの流れ、唐昇・蕭珪材・耶律大石の梁山泊との関係を
考えるならば、将軍主導の叛乱というものは考えにくい。兵士の中から沸きあがってきた叛乱だな。
467:無名草子さん
09/03/24 12:27:01
>>466
梁山泊との関係を云々する必要はないよ。契丹は女真に叛乱を起こすのだから。
契丹の楊令への恨みはオマケのようなもの。契丹の故地は現在の金国の版図
なので、梁山泊に叛乱を起こすわけではない。
468:無名草子さん
09/03/24 12:31:20
斡本は、開封府攻略が目的で出陣したのではなく、江南の趙構を討つために出兵したと
あった。しかし、岳飛に兵糧を奪われたら、撤収を考えざるを得ない。
兵糧不足を理由に半数の斡本隊が撤収した後に、開封府残留となった唐昇が叛乱を
起こすという展開か、あるいは、南宋軍閥と連合して、斡本の女真部隊と闘い、追い返すか。
469:無名草子さん
09/03/24 12:36:14
いちど唐昇視点で、唐昇の祝家荘戦以降の戦歴が語られたことがあった。
そこに、出身地が書いてあったかな?もし書かれていないのなら、開封府出身にすればよい。
金国に略奪されて荒廃した開封府を目の当たりにして、金軍の将軍という自分の立場に
疑問を感じる唐昇。里心がついて叛乱に立ち上がるという展開は、十分に考え得る。
許定がなし崩しに方臘軍の将軍になっていった展開には、あまり魅力がなかった。
470:無名草子さん
09/03/24 12:42:03
唐昇は長年金国の将軍だったからな。年齢のことを考えると、叛乱の決意をするのは
厳しいだろう。宗沢が唐昇麾下の契丹人将校を唆して唐昇を殺させて、契丹人を南宋
軍閥に変えてしまうとか。
471:無名草子さん
09/03/24 12:45:32
>>470
年齢のことを考えると、唐昇を南宋討伐軍に加えること自体、厳しいものがある。
唐昇が漢人であることを考えると、金軍首脳部は、いったい何を考えているのか、
と思えてくる。顧大嫂を裁判官にしたのと、同じ匂いがする。
472:無名草子さん
09/03/24 13:07:56
白勝・・・やることない・・・医者にでもしておくか
顧大嫂・・・やることない・・・裁判官にでもしておくか
唐昇・・・最近ひま/年齢的にも最後の花道・・・南宋討伐軍にでも入れておくか
こういう貧弱な構想だと思わせておいて、唐昇に叛乱を起こさせるのが北方のすごいところよ。
473:年表
09/03/24 13:12:02
【1127年】
11月 粘罕、開封府を攻略するも、宗沢に破れる。
12月 粘罕、再び開封府を攻略するも、宗沢に破れる。
↓
【1128年】
2月 粘罕、開封府を攻略するも、宗沢に破れる。
3月 粘罕、再び開封府を攻略するも、宗沢に破れる。
物語の構成上、以上のように変更されます。
474:無名草子さん
09/03/24 13:20:51
斡本は金に一度帰さないとな。宗沢や岳飛では、追い返すのは無理だろう。
兵糧切れか、契丹の叛乱しかないな。
いずれにしても、青蓮寺の暗い陰謀によって情勢を変化させるのではなく、
宗沢の熱い情熱が、情勢を動かすような展開になってほしい。
くどいようだが、青蓮寺とは、楽大娘子を調略したり、孫新を暗殺するのがお似合いのヘタレだ。
475:東京開封府留守 宗沢
09/03/24 13:31:02
r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、 /
r'| | | |/ >、 /
! | | | |レ'´/| | 李富殿
| | | /\ | |l /⊂う |
| | |__∠∠ヽ_\ | リ / j ヽ 青蓮寺は軍費さえ集めていればよいのです。
|´ ̄ O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`! 〉
l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{ / 青蓮寺の暗い野望は、物語を暗くする。
⊥,,,,,_、 ___,,,,,ヾ| l::::::| |
lヾ´ f}`7 ヘ´fj ̄フ | l::i'⌒i | 私は宋を統一します。
l ,.ゝ‐イ `‐=ニ、i | l´ ( } ヽ
l { U | l 、_ノ ∠ヘ 帝には開封府に帰っていただきます。
l / ̄ ''ヽ、 | l ヽ_ \,_________
! ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、 |亅〃/\
,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ j ,!// {_っ )、
// `ト、__iiiii______,レ'‐'// _,/ /スァ-、
,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′ !l `ソァ'´ _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l ` -イヘ !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
{、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ', !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ /!l / ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
476:無名草子さん
09/03/24 14:54:38
>>472
唐昇が叛乱を起こすかどうかは別にしても、もっとスッキリしたキャラにしてもらいたいな。
この1~2ヶ月で梁山泊のキャラはすごく良くなったが、ずっと登場していない他陣営のキャラ
は昔のニヤケタ感じのままだ。梁山泊の新オリキャラに感じていた物足りなさは、唐昇にも
同じように感じられた。これまでに登場したキャラと重複しないように新しい個性を模索して、
結局どこにも行き着けないで、さっぱり個性の分からなくなったキャラの典型だね、唐昇も。
477:無名草子さん
09/03/24 15:00:57
>>474
青蓮寺って、すごいことやるよと、やる前には期待させておいて、結局、たいしたことを
やらないか、失敗するよね。
裏の組織なんで、誰かに何かをやらせることを思いつかないときは、とりあえず、青蓮寺
が陰で蠢いているという気配を見せれば、その場は誤魔化せた。七並べのジョーカーと同じだ。
なにかといえば青蓮寺というのは、もういいよね。
478:無名草子さん
09/03/24 15:05:37
>>477
その点が、楊令と同じ作り方なんだな。楊令も、何がどうすごいのか分からないけど、
とりあえず周囲に「すごい」と言わせておく。そのうち、楊令にやらせるべきすごいことを
思いつくだろうよ。かりに思いつかなくても、その前に読者が「すごい」と言われたことを
忘れるかもしれない。そういう作られ方なんだな。
479:無名草子さん
09/03/24 15:08:59
要するに、青蓮寺、楊令というのは、時間かせぎキャラだな。
他のキャラは身の丈に合ったエピソードを考えなきゃならないが、
青蓮寺は「裏の組織」、楊令は「人間の想像力を超える天才」なので、
「何かやりそうだよ」ということを仄めかすだけでいい。勝手がいいキャラなんだよ。
480:無名草子さん
09/03/24 15:13:39
>>479
>他のキャラは身の丈に合ったエピソードを考えなきゃならない
具体性を欠くエピソードに合わせてキャラの身の丈を想像するから、
薄味で個性のない人物になるのだろうな。鍾玄や田忠が典型的薄味キャラ。
先月号の徐絢から、このあたりは改善されてきた。
今月号では、キャラ造形面、アクション場面の描写に関しては、
絶頂期の北方節の水準に戻っている。
481:無名草子さん
09/03/24 15:20:15
>>474
領土を奪われた、あるいは失った民族の、領土回復に対する純粋な情熱の
ようなものを読んでみたいね。
なんだか楊令や青蓮寺が、すごいことを考えているみたいですよ、と期待さ
せておいて、フタを明けてみればガッカリするという展開には飽きてきた。
史実はちゃんとドラマを提供しているんだし、その史実が数百年の間、多くの
人々から愛されてきたという事実は、もう少し尊重されるべきだ。また、書く方としても
そっちの方が楽じゃないかと思うのだけど、どうしてわざわざつまらなくするんだろう?
482:無名草子さん
09/03/24 15:51:06
楊令の領土不拡大方針は、100%納得できた。
住民を増やせないのは、役人の数が少ないからだな。
梁山泊は軍であって、官僚組織じゃないから、多くの人口を抱えられない。
顧大嫂が裁判官をやり、杜興が聚義庁にいるような人材難だからな。
楊令の領土不拡大宣言の続きで、顧大嫂、杜興の話を出したのは有意義だった。
483:無名草子さん
09/03/24 15:52:03
文官を小馬鹿にして人間扱いしなかったツケが回ってきただけだろうw
484:無名草子さん
09/03/24 15:56:58
朱樺、朱杏の店も、いまいちパッとしないから、顧大嫂と杜興で酒場やればいいのに。
この二人でやれば魅力ある店になると思うよ。
485:無名草子さん
09/03/24 15:58:41
今月号では、兵士の高齢化の話が出ていた。40歳すぎて兵士引退の話をしていたから、
顧大嫂・杜興は引退でいいよな。酒屋の方がぜったい合っていると思うわ。
486:無名草子さん
09/03/24 16:00:30
◎◎◎◎
◎○○○○○◎
`◎○ミ||||||彡○◎
◎○ミ | 口 彡○◎ 顧大嫂酒店
◎○三 ス || 三○◎
◎○彡 |ノL ミ○◎
`◎○彡川||||ミ○◎
◎○○○○○◎
_◎◎◎◎_
| 祝 開店 |
|☆******☆|
 ̄/7 ̄ ̄キヘ ̄
/7 キヘ
/7 キヘ
/7 キヘ
/7 キヘ
487:無名草子さん
09/03/24 16:02:57
顧大嫂に裁判官を辞めさせる理由は簡単だな。
容疑者を取り調べ段階で殺してしまう。これでいい。
488:無名草子さん
09/03/24 16:14:13
>>482
孫新は水滸伝の中では評価の低い好漢だけど、北方本の孫新はよかった。
徐寧を仲間にする件では、頭の良いところを見せたよな。民法192条の解説もしていた。
いまの杜興よりも数倍、頭が良さそうだった。
489:無名草子さん
09/03/24 16:20:41
>>472
急ぐのは、宗沢の開封府奪還の史実を連想させるような話を、楊令伝でやることだろうな。
岳飛による兵糧倉襲撃の舞台は石州だったから、これで代替させることはできない。
今月号では、宗沢と李綱が開封府奪還を考えているという話は出ていた。
いつものように「言ってみただけー」で終らないように願いたい。
490:無名草子さん
09/03/24 16:30:32
蕭珪材の方は、幻王軍の片割れ(女真族)が部隊の中にいること、蕭珪材が金国内の政治的抗争
に無関心であることから、叛乱に踏み切るのは容易ではない。1128年の暮れの段階でいいな。
はっきり言って、南宋軍閥なんて梁山泊が片手でひねることができるぐらい弱い。蕭珪材を金軍の
将軍にしておくことは宝の持ち腐れ。靖康の変でも登場場面がなかった。もったいない。
金から宋への通路は、大同府から山中を伝っての道もあるが、大軍の通行は困難。
清建国の際も燕京ルートしか使っていないと思った。蕭珪材がここにフタをしてしまうと、梁山泊と金
の南宋討伐の作戦は大きく狂う。まあそれでも梁山泊は張俊などは片手でひねるがな。
岳飛と引き分けになる理由にはなる。本当は片手でひねれるけどな。
491:無名草子さん
09/03/24 16:33:39
岳飛にはファンも多いから、引き分けぐらいにしてやってくれ。
本当は「俺が金と闘って南宋を守るから、カネよこせ」と高宗にたかっていた奴だがな。
尽忠報国の刺青とか、うさんくせーだろ。
492:無名草子さん
09/03/24 16:38:30
南宋軍閥と野球韓国代表と、どちらが弱いですか?
493:無名草子さん
09/03/24 16:42:42
南宋軍閥は、もう少し兵数を増やさんとな。いちばん兵数の多い軍閥でも、郭盛隊と同じ兵数
というのは弱すぎるわ。北方作品というのは、勝つ方が少数精鋭でなくちゃならんからな。
こんな状態では、いつまでたっても、戦が始まらない。
494:無名草子さん
09/03/24 16:49:04
それと無意味に帝を辱める描写は、もうええわ。たぶん若い人は無関心だと思う。
あれ読んで快感を感じる人は、少数派だと思うよ。
女性天皇を容認しますか?というアンケートで、43%が無関心と答えていたんじゃないか?
それと帝が小人すぎると、宮殿のような壮麗な建造物が粗末なものに見えて、
小説の重要なロケーションを失うことになる。
そうでなくても12世紀の中国を感じさせない小説なんだから、ロケーションぐらいは中国っぽく
したらどうでしょう、とは思うな。
495:無名草子さん
09/03/24 17:00:03
>>494
呉乞買の失禁事件は嫌いだが、高宗の江南逃げ回りには期待している。
それほど面倒じゃない。
これから1年ばかりは揚州にいる。
その後、杭州に移るが、ここは明受の乱の舞台として有名なので外せない。
また、1129年に高宗の逃げた後の城郭は、必ず南宋の有力武将が守備するので、
戦略拠点ともなる。揚州や杭州は、梁山泊陥落後、同志たちが暮らしていた都市でもある。
1129年後半は逐一やる必要もないのだろうが、1128年の揚州と、翌年の杭州は隠したのでは
ドラマにならない。また、李富が高宗の側を離れたのでは、いちばん面白いドラマが消える。
俺は、欣宗の名が隠された意味を理解できなかった。鍾玄や田忠の方が覚えにくく、高校世界史で
周知の欣宗の名が隠される理由が分からなかった。
496:無名草子さん
09/03/24 17:05:32
鍾玄・田忠レベルは、名無しでいいけどな。
旅先で一回だけ入ったコンビニの店員の顔を思い出すようなもので、
次に登場したときは、何をした人だったか忘れている。
497:無名草子さん
09/03/24 17:10:02
>>469
許貫忠も、ついでに引っ張り出して、戦死させればいいのに。
ほんと無用な奴だよな。あるCDを買ってきたら、同じCDを所持しているのを忘れていた、
というぐらいに無駄な奴。
498:無名草子さん
09/03/24 17:18:44
>>497
楊令伝には、上級将校1号、2号・・・、という名前でいいようなのが大勢いるが、
許貫忠だけは、そういう無個性なキャラが少なかった水滸伝のときから、
存在理由が不明だった珍しいキャラだよな。方臘の伯父のホウコウと似ている。
499:無名草子さん
09/03/24 17:23:00
孫安・馬霊・岑諒・田忠は、どんな奴だったか完璧に忘れている。
党厳は、たいして個性的でもない班光の劣化版だよな。
周印も出てないだろう?
500:無名草子さん
09/03/24 17:27:03
>>462
扈成はどうでもいい。秦檜が大事。
501:無名草子さん
09/03/24 17:31:37
>>495
明受の乱(1129年3月)で李富が殺されたら、すかさず秦檜が帰国するといいな。
本当は、翌年、高宗が越州にいるときに帰国だが、楊令伝が1130年に終了するので(予想だが)、
帰国を1年早めた方が、秦檜が工作する時間が増えていいだろうな。
范斌以下の青蓮寺のメンバーは、秦檜青蓮寺の職員として雇ってやってもいいぞ。
502:無名草子さん
09/03/24 17:41:21
>>474
斡本は政治家としては有能というか、変節きわまりなくて、粘罕と組んだり、撻懶と組んだり
して、政敵を蹴落としてきた。人物はよく知らないが、その略歴を聞いただけで、嫌な奴っぽいね。
どちらかというと北方好みではないと思うのだが、楊令に近いと書かれてしまった。
まあ、南宋との闘いにおいては、今後登場することはないから、唐昇がいなくなれば、宗沢に負け
たっておかしくない。ただし、南宋戦の後半(1129年後半の江南の闘い)には、従軍した方がいいかな。
俺の展開予想としては、楊令と近い傀儡政権派が、南で高宗を追い掛け回している間に、
本国の呉乞買と撻懶が、楊令が留守にしている梁山泊を襲って、楊令以下の外征軍は帰る場所を
失い、岳飛・韓世忠に討たれて死ぬというものなんだが。
503:無名草子さん
09/03/24 17:51:10
宗沢(1060~1128)
宗沢は副元帥に任ぜられ、軍を率いて京師を救わんとし、孤軍奮戦した。
開徳・衛南で勝利を得た。
建炎元年(1127)、東京(開封)留守に任ぜられて、王善・楊進らの義軍を招集し、
河北八字軍などと連絡し、岳飛を将軍に抜擢して、しばしば金を破った。
前後二十回あまり上書して、高宗の開封帰還を望んだが、黄潜善らの反対を受けて容れられなかった。
黄河を超えて進撃することを求めたが、勅許が得られず、病臥して没した。
504:無名草子さん
09/03/24 17:57:38
>>501
李富を討つ中心人物が張浚なんで、そろそろ登場してもいいんじゃないか?
張浚は宗沢死後、主戦派の中心人物だろう?
505:無名草子さん
09/03/24 18:00:38
明受の乱を起こして、あのガキを帝位に就けたのが苗傅と劉正彦な。
この代役が李富。
506:無名草子さん
09/03/24 18:04:00
>>500
扈成は燕国のつながりで蕭珪材とは面識があるはずだから、蕭珪材が叛乱に踏み切るまでは
生かしておいてやってもいいんじゃない?その後は用がない。氏ね。
507:無名草子さん
09/03/24 18:13:22
>>503
つーか、いまの時期、宗沢は開封府でこの国最大の軍閥を率いており、
岳飛や韓世忠は、その傘下の一武将にすぎないわけだが。
宗沢が黄河を渡って北伐したい旨を奏上したのに、黄潜善が握りつぶしたのは、
宗沢の声望が一層高まり、帝位を簒奪することを恐れたからだろう?
508:予習楊令伝
09/03/24 18:30:02
>建炎二年(1128)、宋が再度金領内の契丹人や漢人に謀反を起こさせようとしたことが発覚し、
>金は高宗への徹底攻撃を決定する。南伐軍は同年末に進発する。
>金の皇族の一員である粘罕が山西から河南を目標とし、
>金の太祖の皇子である兀朮が山東の経略を目指した。
粘罕が辿ったコースを梁山泊が進撃し、兀朮が金軍を率いて南下することになるんだろうな。
ところが、蕭珪材が燕京で叛乱を起こしたため、兀朮はその鎮圧に手間取り、結局、
梁山泊が1129年の3月までに、岳家軍以外の長江以北の軍閥を、すべて江南へ追っ払う
ことになる。岳飛とは引き分けだ。
1129年3月には、蕭珪材の乱が鎮圧され、金軍も杭州に迫る。
この頃、李富が明受の乱を起こし、張浚・韓世忠に討たれる。
高宗は、杭州を捨てて、江寧府に入る(建康府と改称する)。同年4月。
建康府の防衛に不安を感じた高宗は、この地へ岳飛を呼ぶ。同年7月。
この先、梁山泊軍と金軍は、建康府、越州、明州、温州を陥す。
その間に、秦檜と撻懶の画策により、直接統治派(呉乞買)が、梁山泊を占領。
楊令は引き返すが、撻懶と岳飛・韓世忠に挟撃されて、戦死。めでたし、めでたし。
509:無名草子さん
09/03/24 18:31:30
史進は故郷にオヤジさんを残してきたんじゃないよね?
510:無名草子さん
09/03/24 18:33:32
>>508
兀朮はともかくとして、楊令が高宗を深追いする理由が薄弱だな。
南宋が梁山泊の領土を侵さない限り、楊令が南宋を討伐する理由はない。
長江以北の軍閥さえ追っ払えば、華北は梁山泊と劉豫の斉が共存する
安全な地域になるはずだと、楊令は信じているはずだ。
511:無名草子さん
09/03/24 18:36:31
>>509
史進がまだ自宅で暮らしているときに死んだ。文庫235頁参照。
512:文庫1巻235頁
09/03/24 18:43:15
/ / / /
/ ,.、 ,.、 /
/∠二二、、、ゝ/ /
/((´・ω・`)) / ちょっと田んぼの水、見てくる。
/ / ~~:~~~〈 /
/ ノ :_,,..ゝ /
(,,..,)二i_,∠ /
━━━━━━
~~~~~~~~~~~
~ ~~~ ~~
~ ~ ~
513:無名草子さん
09/03/24 19:04:46
>>494
「プラカード事件」というのがあった。
「朕はたらふく食ってるぞ。汝臣民飢えて死ね」というプラカードが不敬罪になるかという判例だ。
このフレーズを読んで快感を覚えるのは、ある世代以上までで、
さすがに今日の若い人には顰蹙をかっていた。
514:無名草子さん
09/03/24 19:31:01
水滸伝では、蔡京もまともだったし、徽宗も皇帝の風格をみせていたんだがな。
帝への謁見場面などがあると、時代小説らしく見えるよな。
南宋は流浪政権だから、もう見れない。風呂に一ヶ月入っていない高宗は、見れる
かもしれないけど。
515:無名草子さん
09/03/24 19:42:21
>>480
項充の戦闘シーン、史進の調練シーンは、良かったな。
ドウカン・ファイトの遠景描写は嫌だった。
花飛麟の部隊の動きが花が咲いたり凋んだりしている、という風な描写があったが、
1km遠方から見ているようで、戦闘の激しさはまったく感じられなかった。
項充視点では、船・縄・網・瓢箪等々、大道具・小道具が豊富で、人物が等身大に見えた。
戦闘に肉薄している様子が実感できて、とても良かった。
516:無名草子さん
09/03/24 19:46:15
しかし、そうでなくても弱い南宋なのに、まだこれから人を集めるという韓世忠を、こんなに
痛めつけていいのだろうか、とも思ったな。
517:無名草子さん
09/03/24 19:47:25
韓世忠は兵糧を焼かれたのが痛いな。まさか岳飛を頼って、その客将になるという展開じゃ
あるまいな?
518:無名草子さん
09/03/24 19:50:14
>>517
一時的に岳飛を頼っても、その後独立すればいいこと。岳飛と韓世忠は、禁軍・地方軍に別れて
いたから、それほど親しくない。この機会に親しくなっておくのは、今後のことを考えるといいことかもよ。
519:無名草子さん
09/03/24 19:56:19
岳飛が、宗沢・杜充を飛び越えて、一気に南宋のエースに駆け登りそうなのが気になるんだわ。
520:無名草子さん
09/03/24 20:00:26
杜充は宗沢と違い評判がよくない。まあクズだ。
楊令伝は、形式的な序列などは全部省略して、実質だけを重んじる。
文治主義は気配も感じさせなくなり、文官=糞、禁軍=宋そのもの、
にしてしまったね。たぶん宗沢は活躍しないし、杜充は登場すらしないような気がする。
時代劇らしい重厚さを出そうとすれば、形式的で煩雑な部分も、ちきんと描くべきだと
思うが、登場人物の数を考慮すると難しいのかもしれない。
521:無名草子さん
09/03/25 13:10:17
>>510
第1巻で梁山湖に沈む盧俊義の銀を引き揚げた。隠し場所は、燕青・公孫勝・李俊が
決めたはずだ。その後、その銀を梁山泊に運び込んだという叙述はない。
梁山泊は、第1巻から交易を始めていたし、闇塩の道も健在だったので、盧俊義の銀には
手をつけていないはずだ。
まだ青蓮寺による残党狩りが厳しかった時代なので、当時の根拠地である洞宮山・洞庭山
に運んだ可能性が大きい。
資金繰りに困った強盗団青蓮寺が、これを強奪する恐れがある。
楊令が高宗を深追いする理由は、この銀を守るためにある。洞庭山は揚州・杭州に近い。
洞宮山は、温州に近い。
522:無名草子さん
09/03/25 13:12:24
>>502
呉乞買を押しのけて自分の養子を次の帝にした男だし、粘罕・撻懶という政敵を手玉に
とって失脚させた政治家なので、楊令を手玉にとるぐらい簡単だ。
523:無名草子さん
09/03/25 13:17:31
>>476
蕭珪材=祖国を失った男
唐昇=祖国を捨てた男
ワンフレーズでキャラの個性を表し、そこから人格を膨らませていけば、個性が際立つ。
蕭珪材の方はうまくいっていると思うが、唐昇は「祖国を捨てた男」の面が省略されている。
ただし、年齢的には王進に近いので、今月号の王進を見る限り、唐昇に叛乱というエネルギー
を要する行動ができるか、という疑問はあるな。
部下の契丹人将校、あるいは唐昇の息子(次回でっちあげ)が叛乱を起こした方が良いのかも
しれない。前回の唐昇視点をよく読んで矛盾のないように今後の唐昇の行動を決定してもらいたい。
524:無名草子さん
09/03/25 13:20:07
>>522
粘罕・撻懶という政敵を手玉にとった話云々は、楊令伝終了後のこと。
この時点では、不気味な辣腕政治家ではなく、金国の将来を真剣に考える
王室の一員でよい。楊令伝連載中に粘罕と不和が生じることはない。
今月号にあったとおり、斡本は、傀儡政権派=親梁山泊派だ。
525:無名草子さん
09/03/25 13:26:36
>>464
呉用や宣賛でやって顰蹙をかった論点【文官と武官の対比】、つまり現場を知る武官=言動に裏付けがある、
書類と格闘するだけの文官=世間知らず、を張俊と扈成でやっているんだろう。
梁山泊側でやるとむかつくから、宋側の文官でやっていただくのは、おおいに結構なことだ。
526:無名草子さん
09/03/25 13:28:07
>>521
洞宮山と洞庭山も生きてきますね。梁山泊を北へ作って以降、死んでますからね。
上手いフォローだと思います。
527:無名草子さん
09/03/25 13:32:37
>>524
そんな感じだな。ここで斡本殿すごいをやられて、撻懶と粘罕と秦檜が霞んでもらっては困る。
斡本の不気味さは、楊令伝終了後の話。斡離不を阿骨打の息子にしなかったのは、呉乞買
を次の帝にする話をスムーズに運ぶためだろう。斡本・オリド・兀朮などの阿骨打の子は、
年齢を若干若く設定されるはずだ。青年将軍らしい爽やかさを出して欲しい。彼らは梁山泊の
同盟者だ。
528:無名草子さん
09/03/25 13:36:11
>>514
梁山泊にも流浪の軍をやらせたのだから、高宗の流浪を描かないのは、憲法違反だ。
法の下の平等に反する。思いっきり惨めに描いてもらいたい。
公孫勝は、江南の動きには興味がないと言っていた。いつまでたっても、読者が喜ぶ
ツボを押さえられない奴だ。
529:無名草子さん
09/03/25 13:43:22
>>523
今後重要になるのは、旧遼の兵隊あがりの連中だな。岳家軍に入隊した軻輔のような奴
は、他にもたくさんいるはずだ。旧遼兵が、まとまって存在しているのが、金軍。
また、旧宋の地方軍を中心に組織された弱小軍閥、自警団も、同様に重要になる。
物語のスケール大きくするには、単に地理的に舞台を拡大するだけではダメで、
これら名無しの集団の動きを描かないといけない。軻輔のような名前付きのキャラは、その
サンプルまたは象徴にすぎない。
楊令殿のような超人が過去の歴史を動かすのは、歴史に対する冒涜。
旧遼軍残党、旧宋地方軍残党のような集団が動くと、物語が真実味を帯びてくる。
530:無名草子さん
09/03/25 13:52:39
>>485
水滸伝時代から引き続き兵をしている奴は、それほど多くないはずだ。
水滸伝時代にも、年寄り兵と若い新兵の新陳代謝はあった。
名無し平兵士で若い奴がけっこう登場していたからな。
楊令伝1~3巻で集まった古い兵の半数ばかりが引退を考えるべき兵だよ。
弱い南宋との兵力のバランスをとるために、大幅な兵数削減をするのは、
控えてもらいたい。せいぜい5000人が限度だ。
531:無名草子さん
09/03/25 14:08:46
>>484
間違いなく、朱樺酒店の売上を抜いてしまう。
顧大嫂・杜興には、かつて自分たちが調練した兵がある。
朱樺酒店は、客を引く抜かれるな。
顧大嫂飯店にしろ。
532:無名草子さん
09/03/25 14:10:18
顧大嫂は第1巻では揚州で飯屋をやっていたんじゃないか?侯真の面倒をみながら。
533:無名草子さん
09/03/25 14:12:27
顧大嫂の顔と年齢と体格で飲み屋をやっても客はこないからなー
534:東京開封府留守 宗沢
09/03/25 14:16:07
r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、 /
r'| | | |/ >、 /
! | | | |レ'´/| | >>520
| | | /\ | |l /⊂う | >たぶん宗沢は活躍しないし
| | |__∠∠ヽ_\ | リ / j ヽ
|´ ̄ O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`! 〉 君は史書を読んだことがないのかね?
l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{ /
⊥,,,,,_、 ___,,,,,ヾ| l::::::| | それとも、青蓮寺の手の者なのかね?
lヾ´ f}`7 ヘ´fj ̄フ | l::i'⌒i |
l ,.ゝ‐イ `‐=ニ、i | l´ ( } ヽ
l { U | l 、_ノ ∠ヘ
l / ̄ ''ヽ、 | l ヽ_ \,_________
! ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、 |亅〃/\
,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ j ,!// {_っ )、
// `ト、__iiiii______,レ'‐'// _,/ /スァ-、
,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′ !l `ソァ'´ _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l ` -イヘ !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
{、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ', !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ /!l / ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
535:無名草子さん
09/03/25 14:17:40
>>374
楊家将って面白いですか?
536:無名草子さん
09/03/25 14:22:32
>>519
南宋では、豪農出身の岳飛、身分の低い軍人の韓世忠、盗賊の張俊などが出世する。
大きな社会変動があった時期なのだが、一足飛びに南宋の重鎮になれたわけではないよな。
小説なんで多少は岳飛の出世は早くなるだろう。童貫軍の将軍にしたのも、そこらあたりを
考慮してのことだと思う。
実際に、岳飛が南宋の重鎮になったのは、1130年に金軍を破る戦をして、名前が売れてからだな。
537:無名草子さん
09/03/25 14:37:44
>>515
項充・史進の根性路線には好感がもてた。
梁山泊軍の調練に、うさぎ跳びと草むしりを導入してもらいたいな。
538:無名草子さん
09/03/25 14:49:50
梁山泊の「志」というのは、水滸伝をキューバ革命をモチーフにして書いたというだけに、
左翼思想だったな。だが30巻以上書いていて、作中人物にすら飽きられていた。
まあ30巻も「志」と言ってりゃ飽きるわな。
左翼思想も19~20世紀の社会を動かす大きなエネルギーだったが、民族の独立の
ための闘いというのが19~20世紀の戦争には多かった。民族統合のための表看板
としてのみ左翼思想が利用され、内実はまったく異なる後進国の独立戦争も多かった。
というか大多数がそれ。
契丹や南宋主戦派も、きちんと書いてもらいたいね。
539:無名草子さん
09/03/25 15:06:52
楊令梁山泊も、絹の道交易が成功して、安い税率を維持している限り、民は叛かないし、
兵も国家に忠誠を尽くすだろう。徴兵制も民に理解されると思う。
だが闇塩の道を失った今、交易収入が激減したときが、梁山泊がやばくなるとき。
李憲光は、その鍵を握る人物かもしれない。
俺は、幻王軍の女真人が女真人として扱われないことが不満でならない。
梁山泊が理想の国づくりを目指して、いまそれができたのだから、幻王軍の女真人は、
梁山泊国の国民として、民族の枠を超えて、この国のために闘うことを誓うという姿を描いてもらいたい。
小さいながらも、他民族国家(あるいは漢民族の一部のみでの国家)形成にいちおう成功したのが梁山泊。
大きな他民族国家を目指して、(将来的には成功するかもしれないが)、その途上で契丹や漢人
の叛乱に遭遇し、苦労するのが金、という対照を描ける。
南宋は、梁山泊に近いことを考えているのかもしれないが(王安石の夢)、李富の野望(子を帝にする)
によって歪められる。楊令が、君主制と君主を持たない国の比較をする場面があったが、李富の
野望が実現に向かうことによって、楊令の演説は説得力をもちうる。
また、その李富の野望を見抜き、南宋に愛想を尽かし、漢民族の失地回復と民族の統一を目指す
南宋主戦派も、きちんと描いてもらいたい。童貫のような戦バカは、不要。
意味不明の文官嫌いによって、宗沢がつまらならいキャラになってしまわないことを願う。
540:無名草子さん
09/03/25 15:14:39
たしかに文官嫌いは、重要なキャラを意味もなく、物語の外に排除してしまって、
水滸伝の終盤と楊令伝をつまらなくしていると思う。
水滸伝前半の袁明と蔡京のせめぎ合いのようなシーンを保持しつつ、後半の
戦闘場面に突入してもらいたかった。
今月号でも、「うるさい宗沢や李綱」がいるといった書き方をされている。
ちょっと不安になるな。
541:無名草子さん
09/03/25 15:15:54
ジャイアント馬場やアントニオ猪木が社長をしているプロレスの会社のようなのが、好きなんだろうよwww
542:無名草子さん
09/03/25 15:18:04
>>535
登場人物のネーミング、二郎、三郎、四郎、五郎、六郎、七郎・・・、で、俺はリタイアした。
ちゃんと実名でやってくれないと覚えにくい。
543:無名草子さん
09/03/25 15:20:30
>>505
その前は、帝を開封府に呼び戻そうとする宗沢との関係で、黄潜善の役を李富がやる。
544:無名草子さん
09/03/25 15:24:26
>>463
張俊を北京大名府に割拠させ、岳飛にも似たようなことをやらせ、
金、梁山泊、南宋軍閥、南宋本体で、三国志のような群雄割拠の物語にしようと
しているのかと不安になったな。これは扈成の台詞を重視するならば、そうなると
いうことだが。
張俊の台詞を重視するなら、金(この物語では梁山泊)が、華北の軍閥を南へ
押し流すという史実どおりの展開になる。
もちろん望んでいる展開は、張俊の内心の方。
545:無名草子さん
09/03/25 15:26:49
>>528
公孫勝が、南宋を“逃げ回る政権”と見切ったのは、少し早すぎたな。
まだ、開封府→応天府→揚州と、二回しか逃げていない。
揚州には1年以上落ち着く。
546:無名草子さん
09/03/25 15:33:28
>>535
漢字が書けないけど、聞いておくれ。
宋という国の成立と、楊家の関連
梁山泊の楊志、楊令、片や金軍の「しょうけいざい」とに 血縁がある。
金の建国者・阿骨打の死の床で 楊令としょうけいざいが 初めて会し
草原でお互いの姿を遠く確認しながら 楊令の騎馬隊の半分が しょうけいざいに率いられ
金軍に加わっていく。
一つ一つは事実の連続だけど、そこに血縁とか歴史の大きな流れがあることを知ると
感慨も深くなるよ。
戦争・国作り物語として楊令伝を読むだけでなく、 当時の歴史の流れを見ながら読むならぜひ「楊家将」と「血涙」は読んでおくように進める。
やりつ大石なんておっさんも カラキタイって西洋と東洋を結ぶ大きな国家つくった人だから、知ってるとおもしろいぞ。
ついでに、同じやりつ素材なんて人もいて、これはジンギス汗の元に大きく関わった人物。
陳舜臣さんて作家の本も読んでみると、中国だけでなくイスラムにまで関わる当時の動きがよく分かってくるよ。
547:無名草子さん
09/03/25 15:48:22
>>544
『武官優秀、文官阿呆』が楊令伝の憲法だから、張俊が梁山泊軍から受けた印象の
方向で物語が進行するのだろう。ここだけ変えるなよ。
548:無名草子さん
09/03/25 15:52:03
>>546
>当時の歴史の流れを見ながら読むなら
>>473 >>503 ほか参照
549:無名草子さん
09/03/25 15:55:46
>>546
>一つ一つは事実の連続だけど、そこに血縁とか歴史の大きな流れがあることを知ると
>感慨も深くなるよ。
そうですよね。韓世忠と韓伯竜が兄弟だったことを知ったときは、感激して、その夜、眠れませんでした。
550:無名草子さん
09/03/25 16:05:36
>>542
鍾玄や田忠も、将校1号、2号、3号・・・でよかったと思います。
551:無名草子さん
09/03/25 16:16:08
楊家将って面白そうですね。読んでみます。えへぇ。
552:無名草子さん
09/03/25 16:18:00
>>549
そうか?俺は、呂方と呂将軍を思い出してしまったがw
553:無名草子さん
09/03/25 16:25:24
>>539
>>540
納税の季節になると、文官嫌いになるよ、誰でも。
554:無名草子さん
09/03/25 16:33:44
>>47
扈三娘との恋愛があったから、少しは変ったのかも知れないが、その後、あまり登場機会が
ないから忘れたな。これを書いたときの状況と、それほど変化していない。
それに引き換え、この1~2ヶ月で詳細に書かれたキャラは、光っている。
555:無名草子さん
09/03/25 16:36:36
>>18
どう考えても史実軽視だろうw?
556:無名草子さん
09/03/25 16:37:55
>>19
>あのシーンは鳥肌が立ったね~。
君の「鳥肌が立った」の使い方は北方氏と同じだね。
557:無名草子さん
09/03/25 16:48:39
紀雲の文字を見ると、紀文のかまぼこを思い出してしまうのだが、
紀文と雲の関連が思い出せない。
558:無名草子さん
09/03/25 17:08:20
>>549
北方作品に歴史の大きな流れとかを期待している人はいないと思うな。
そこを売り物にしている小説じゃないからな。期待しているのは、もっと他のことだろう。
ただ、歴史に関してウソは書いちゃいかん。それが気になって読めなくなってしまう人がいるから。
史実上の人物を出すなら、性格などは大きく変えてもいいと思う。史書が全部本当のこと
を書いているとは限らないから。しかし、一般に認識を共有されている事実までは変えられないと
思うがな。そして、そういう事実を確認する作業は、それほど困難なことでもないと思うのだが。
559:無名草子さん
09/03/25 17:18:43
>>557
牛直とか紀雲とか次々に新キャラが出てきたし、黄表・祖永の死に様を見ていると、
ここまでに登場した新キャラ(とくに梁山泊将校)で、いちど視点を与えられた者は、
残りの巻数を考えると、もう出番はないわな。班光のような例外を除くと。
戦死したとしても感動指数は黄表・祖永と変らないんだし、もう必要ないんじゃねぇ?
なんで出てくるの?
560:無名草子さん
09/03/25 17:22:31
>>557
「雲」という字に特に意味はないんだろう。
きぶん(kibun)
きうん (kiun)
かなで書いてもローマ字で書いても1字違いだ。
おやじギャグを考えるのが好きな香具師にありがちな関連性だと思う。
561:無名草子さん
09/03/25 17:27:16
楊令殿がピッチャーだったら、昨日のWBCの10回表、イチローはヒット打てていないな。
562:無名草子さん
09/03/25 17:27:59
>>556
何ヶ月前の話にレスをしとんじゃw
563:無名草子さん
09/03/25 17:39:22
民の間に起こる紛争の裁定に関しては、楊令殿よりも宣賛が優ることが明らかにされた。
多少溜飲がさがった。しかし、史進と楊令殿のどちらが強いかに関しては、そんなのどっち
でもいいと曖昧にされた。ということは、楊令殿のほうが強いということだ。年齢的にも、そうに
違いない。
でも、誰も楊令殿には憧れないんだよな。
そもそもそういう話題じたい不要なのではないかと思う。
ドラマ作れよ。
564:無名草子さん
09/03/25 17:41:00
で、羌肆による呉用暗殺の話はどうなった?
565:無名草子さん
09/03/25 17:55:54
>>563
まあな。楊令殿がどのような能力をお持ちなのか、ということについてはマッタク関心がない。
行動するなり回想するなりして物語作ってくれ。オリキャラはそれがすべて。
史実キャラのように、知識で脳内補完することができない。
ただし、楊令の能力が他のキャラに劣ることはいくら書いても良い。とても気持ちいい。
566:無名草子さん
09/03/25 17:57:26
>>564
宗沢による開封府奪回が、その話題と同じ運命を辿ることのないように願う。
567:無名草子さん
09/03/25 18:24:45
>>565
楊令って有りえないんだよ。水泳競技で金メダルを4個獲得しても驚かないけど、
バレーボールとサッカーと野球とフィギュア・スケートで金メダル4個とったら、信じられなくなる。
おまけに、ノーベル賞と人間国宝と将棋名人なんだから、もうバカバカしくて、ついていけない。
568:無名草子さん
09/03/25 18:39:17
>>567
ハンターハンターのボスキャラを思い出した。
569:無名草子さん
09/03/25 18:42:27
楊令の能力の話題はなくていいよ。
放置しておけば読者も記憶が薄れるし(手遅れのような気もするが)、
敵と闘って、勝ったり負けたりすればいいんでねぇの?
王進は史進に、強い奴は世の中にいくらでもいると言ってた。
楊令がいちばん強くて、それと同じくらい強い童貫に勝ったなんて話は、面白くない。
打率10割なんてバッターはリアリティがなくて見るに耐えない。
楊令は強いと言われ続けたんだから、5回勝負して4回勝つぐらいでいいんじゃない?
570:無名草子さん
09/03/25 18:45:22
>>569
ここに最も強くて有能な楊令がいる、といわれると、あの広大な大陸が、
すごく小さな村のように見えてしまうんだよ。
571:無名草子さん
09/03/25 18:51:39
巨人の星だって、星と花形が勝ったり負けたりするから面白い。
梁山泊と童貫は、勝ったり負けたりしたが、楊令は負け知らずだからな。
しかも、他の陣営は、半分ぐらいは史実に沿って物語を進行させている。
楊令っていったい何なのよ、と不思議になるよ。
572:無名草子さん
09/03/25 18:57:18
>>569
>放置しておけば読者も記憶が薄れるし(手遅れのような気もするが)、
楊令に子供がいるかもしれないことを隠蔽しつづけるのにな。
話題にすべき事柄と、すべきでない事柄とが、逆転しているんだよな。
573:無名草子さん
09/03/25 19:03:00
今回、宣賛の仕事ぶりに楊令が及ばないことが明らかにされたのは、
俺の人生の中でも、アポロの月面着陸に次ぐ大きな出来事だった。
この調子で、楊令がバケモノではないことを、毎回、証明していってもらいたいよ。
574:無名草子さん
09/03/25 19:05:43
「綻びを、自分で繕う」って、まるで蔡京みたいだね。
575:無名草子さん
09/03/25 19:13:51
>>570
楊令をすごいと言っている連中が、水滸伝で大活躍した梁山泊の好漢や敵将童貫
なんで、物語内では、楊令は本当にすごい奴なんだよ。
童貫なんて、何十万人という兵士を知っているんだから。
副将である畢勝すら物足りない、楊令に劣るというような話をしていた。
だが、言えば言うほど、舞台になっている世界は小さくなっていったな。
剣豪モノ小説を読んでいると、次々に強い奴が登場する。主人公は次々に勝ってゆく
のだが、敵の剣豪も初登場のときは主人公を倒すのではないかと思わせるエピソード
で彩られている。だから続けて読める。最初から楊令殿が一番で、次々に登場する敵を全部打ち倒して
ゆくだろうという先入観を、楊令伝自身が植え付けていたら、そりゃ、つまんなくなるわな。
576:無名草子さん
09/03/25 19:19:23
>>546
>血縁とか歴史の大きな流れ
架空の人物が他作品の登場人物と血縁だと、『歴史の大きな流れ』を知ることができるのか?
577:無名草子さん
09/03/25 19:37:16
>>575
>だが、言えば言うほど、舞台になっている世界は小さくなっていったな。
そこは、俺も思っていた。
梁山泊の将校同士の会話が、平兵士の会話のように思えて、時々、梁山泊とは
楊令を頭領とする100人程度の部隊なんだ、という印象を持ってしまった。
10万近い兵は、まったく見えなくなるのよ。
軍議の場面をおろそかにしたのは、失敗だったな。将校が兵にしか見えない。
形式を軽んじ、実質ばかりを重視すると、そのあたりで綻びが出てくる。
運動会の開会式・閉会式はつまんないけど、なくてはならない“形式”なんだよ。
来賓の紹介のような本当につまらないところは省略すればいいけどね。
578:無名草子さん
09/03/25 19:47:10
これはテレビの時代劇なんかでも使うテクニックだけど、
信長の軍団が大きくなったことを示すためには、軍団長クラスを各地に配置して、
めったに信長に会わせない。軍団長ですら、信長に会うためには、側近の申次を
通すといった煩雑な手続を間に置く。無駄な形式のようだけど、組織が大きくなった
ことを示すためには、必要なテクニックだわな。
梁山泊は400万人の民がいるからな、もっとでかいような気がするが。
579:無名草子さん
09/03/25 20:04:42
何を「歴史の大きな流れ」と考え、「瑣末な歴史知識」と区別するかの、認識の違いなんだろうな。
1941年12月8日~45年8月15日の間、アメリカと日本は戦争した。
これを「歴史の大きな流れ」と考えて、ここさえ間違っていなければ、あとの内容は
何を書いてもいいと考えることはできない。
その内部における多くの人に知られている事実(各地で行われた戦いで、記録に止められているもの)
と矛盾してはならない、というが「歴史の大きな流れ」だと思うのだが。
「瑣末な歴史知識」とは、高名な海軍大将の実家で、何月何日に法事をした、といった記録には残っているが
マニアックで関係者以外あまり関心を持たない事実なんだと思う。
580:無名草子さん
09/03/26 11:59:41
>>579
そこまで史実を重視する必要はない。誤解されるよ。
1127年なら1127年の10大ニュースは、きちんと押さえてくれ、ということだ。
いまは3大ニュースしか押さえられていない。
また、少なくとも10大ニュースぐらいは押さえておかないと、楊令伝を書きにくい
のではないかと思う。読んでいる俺らは、読みにくいから。
それと、日本最初の総理大臣は西郷隆盛です、といったウソはやめてくれ、ということ。
581:無名草子さん
09/03/26 12:05:53
>>580
>読んでいる俺らは、読みにくいから。
史実の進行を、時期を無視して、将来予想として書いているから、読みにくい。
今月号の扈成の将来予測がそうだ。劉豫の斉の話や、高宗が江南を逃げ回る
話が、ランダムに出てくる。いくら煙幕を張っても、知っている人は知っている。
知らない人にとっては、伏線として押さえるべき事項が増えるだけで、混乱する。
582:無名草子さん
09/03/26 12:16:50
【南宋討伐軍】 〔総大将〕呉用 〔軍師〕宣賛
〔遊撃隊〕 3000 史進(赤騎兵200) 班光(副官) 鄭応(騎馬1500) 葉敬(騎馬1500)
〔韓伯竜隊〕 4000 韓伯竜 孫安 馬霊 (騎馬2000/歩兵2000)
〔鮑旭隊〕 12000 鮑旭 岑諒 田忠 (騎馬2000/歩兵10000)
〔郭盛隊〕 30000 郭盛 党厳(副官) 周印(歩兵1万) 山士奇(歩兵1万) 李英(歩兵1万)
〔水軍〕 李俊 狄成 項充 張敬 (大型船40艘 中型船150余艘)
〔工兵隊〕 1000 陶宗旺
〔砲兵隊〕 2000 呂皖
〔重装備隊〕 1200 李媛 荀響
〔致死軍〕 侯真 羅辰
〔その他〕 公孫勝 武松 喬道清 戴宗 燕青
【梁山泊守備隊】 〔総大将〕楊令 〔軍師〕楊令
〔楊令軍〕
(黒騎兵) 100 楊令 (青騎兵) 200 張平
(蘇琪隊) 2000 蘇琪 (耶律越里隊) 2000 耶律越里
〔呼延凌隊〕 8000 呼延凌 黄鉞(騎馬4000) 鍾玄(歩兵4000)
〔花飛麟隊〕 8000 花飛麟 董進 鄧広 (騎馬4000/歩兵4000) 蒼貴
583:582
09/03/26 12:19:50
楊令は、梁山泊を侵すものとのみ闘うような話をしていたので、南宋討伐軍から外しました。
呉用は、かつて「今後の梁山泊の闘いは、川の流れのような闘い」になると言っていました。
1128年暮れからの史実と符合しますので、南宋討伐軍の総大将にしました。
584:無名草子さん
09/03/26 12:23:06
・「死はいつか誰にでもどんな形だろうと必ずやってくるのです。(中略)戦争での人殺し、ぎゃく殺は
許されて事故や事件は許されないのですか?」(原文のまま)
畠山鈴香被告(36)の性格鑑定を実施し、面会を続ける東海学院大の長谷川博一教授(49)
=臨床心理士=のもとには、昨年8月から鈴香被告から手紙が送られていた。これまでに届いた
手紙は計7通。長谷川教授は、そのうち直近の2通を除く、昨年8~10月に送られてきた5通の
内容を明らかにした。
スレリンク(newsplus板)
585:幻王楊令
09/03/26 12:24:09
>>584
結婚してください
586:無名草子さん
09/03/26 12:29:41
>>583
実際には、ここまで川の流れのような闘いは、皆無だな。
ドウカン・ファイトなどは、それと正反対の相撲のような闘い。
狭い土俵の上に20万以上の軍勢が犇いて暑苦しかった。
587:無名草子さん
09/03/26 12:48:30
>>582
すばらしいチョイスだ。全土の統一を夢みる戴宗/李媛が含まれている。
オリキャラでも、現在南宋と闘っている致死軍は含まれている。
心配なのは、楊令クソが、前言を翻して、「外征はやらず専守防衛に徹する」と言った
覚えはない、とこっちに擦り寄ってこないかだな。志の解釈に関しては、見事に前言を
翻し、180度反対のことを言い出したからな。信用できない。
588:流せい便
09/03/26 13:04:06
聚義庁前の広場に、呉用を総大将とする南宋討伐軍が整列した。戦陣に向かう兵士に、
頭領楊令が壮行の言葉を述べる式典が、これより行われるのだ。
雷光に跨った楊令が、兵士たちの前に現れた。昨夜来降り続いた雨のせいで、広場は
あいにく泥濘と化していた。一刻(2時間)前に、砂を撒いたが、まだ雷光の脚が取られる
ほどの泥濘だった。
「あっ」
六万の兵士は、いっせいに驚きの声を上げた。世界一の乗馬の名手楊令殿が落馬した
のだ。楊令は顔面から落馬したようで、泥パックをした女性のような顔になっていた。
「ハ、ハ、ハックショーン!」
どうやら鼻の穴に、泥が入っていたらしい。薄くなった頭髪にも、泥がついている。
それでも、楊令は演説を始めた。
「fkdしfms;t」
どうやら、口の中にも泥が入っているらしい。
589:無名草子さん
09/03/26 13:11:10
楊令って、顔面だけでなく、頭皮も火傷しているはずだよね。
整形外科手術の未発達な宋代だから、その後、頭髪は生えていないはずだよ。
590:無名草子さん
09/03/26 13:13:43
西さんの挿絵では、楊令にも頭髪があるようだが、本文には楊令の頭髪について
述べられたところはないよな。顔に痣が残るほどの火傷なのに、頭皮だけ無事という
ことは、ありえない。
591:幻王楊令
09/03/26 13:17:05
,,-‐----‐、 , -'"` ̄ ̄"`''-,__, --‐‐-..,
/ 、゙ヽ、 ‐-'´ ヽ‐- / / ヽ
,/´ .., ヽ,,l_)' zェェェァ' ;rfァt ヽ ,ト/ / ヽ
/ ヽ,r' ,l′ _,,, . __,, ,l゙.-〈__r,'、 ヽ_
_.l ヽ」 ,l .イてソ` l イにj`,/ ゙‐ヽ、_,, /l
,l l| -'´ll ,l rソi" ヽ じ'' f゙l .,//゙l //\
l`l| l|ヽ v'⌒ヽ .,ノ j/ |l // }
l \ l| ,l l_U> r‐--‐ァ ,l |,l // l
/ '\ l|`l ゝ_,´ ゙ヽ__r′ .,.' ___l ヽ // | えへへ。ばれてましたか?
,l '\ l| .lヽ__lL..,,, __ ,, _イ___./ | ∨/ ,}
| ヽl | ,| .ヽ \ //ヽ ,| ,l
| l ,l ヽ \// l \ /
ヽ | \. ヽ/ l ヽ /j
\ / ヽ ヽ | l /
゙l\.. / ヽ ヽj | , /
ヾ ヽ ヽ ヽ / ,l
ヽ、 ヽ l } / ,r′
ヽ ヽ | /′ ,,...''
`'':..、 ___ ___,..-.. |, ,l , :..-‐'"´
 ̄ /lr‐‐‐'--、_..... l_,..-'''""'- "
592:無名草子さん
09/03/26 13:30:26
>>582
マジでこれでいいな。
南宋は弱いから、わざわざ楊令殿が外征する必要はない。
呉用は張俊は簡単に破るが、岳飛とは引き分ける。
開封府に蟠踞する唐昇とは、楊令は闘いにくいと思う。
唐昇を金軍に紹介したのは楊令だからな。
また、呉用が江南を攻める間、岳飛は梁山泊の西に割拠しているから、
楊令はこれに備える必要がある。北では、蕭珪材が金軍の南下を阻んでいて、
予断を許さない状況だ。頭領である楊令殿には、梁山泊に残ってもらおう。
12月号の宣言ともピッタリ符合するしな。
593:無名草子さん
09/03/26 13:36:49
そうだな。今月号の李俊の台詞では、宋を倒した後の新しい国の姿は、ぼんやりと頭に描いて
いただけだとあった。金にいたころから、また童貫と闘っている間ですら、ずっと新しい国の
明確な姿を思い浮かべていたのは、頭領の楊令殿だけだ。さすが楊令殿だ。
楊令殿には、梁山泊に残留していただいて、しっかりと新しい国を作っていただこう。
それが楊令殿が見出した光だ。宋江殿への唯一の答えだ。民のための国。その国を作れる
人は、世界ひろしといえども、楊令殿以外にいない。楊令殿、すごい。すごすぎる。
戦は劣化した原典キャラで十分間に合う。
594:無名草子さん
09/03/26 13:51:06
「あなたは熟女真や契丹を殺し尽くす戦をして、悪いことをしたと思ってないの?」
鈴香被告(36)は、楊令に訊いた。
「自らに恥じることは、していないつもりです」
「そうよね。死はいつか誰にでもどんな形だろうと必ずやってくるのよ。戦での人殺し、虐殺
が許されて、平時の殺人罪だけが許されないなんてことはないわ」
楊令は、鈴香被告(36)の眼を見た。澄んだ美しい眼をしていると思った。
「楊令君、あたしのこと、好き?」
楊令は短く頷いた。
「僕を理解してくれる人は、あなたしかいない」
595:無名草子さん
09/03/26 14:14:41
民の蜂起がないから、宋と同じ領土を持てないと言いつつ、その蜂起しなかった民のための
国を作るというのも、釈然としないな。
596:無名草子さん
09/03/26 14:16:28
梁山泊の兵士というのは、いわば蜂起した民だからな。中には官軍の兵もいたが、
少数だろう?せめて蜂起した民である梁山泊兵士の家族ぐらいは、梁山泊の国民
にしてもらいたいね。
597:無名草子さん
09/03/26 14:18:56
>>577
燕京戦前の葉超との闘いの後の将校数名による会話場面などは、そうだったな。
呼延灼が戦の話をしようというのに、関勝の話で盛り上がった場面。
梁山泊って100人ぐらいの集団なのかと錯覚した。
598:無名草子さん
09/03/26 14:33:57
>>595
民が蜂起しなかったという事実を述べているだけで、決して蜂起しない民を非難しているわけでは
ないと思うのだが、善悪によってキャラの振り分けをしないドラマにおいては、究極の価値は“民”
しかないんだよな。楊令が“民のための国”を作るといったのも、その究極の価値に根を伸ばした
ということ。楊令の主張は、全土を統一するには、よほどの軍を持つか、民が蜂起するかで、その
両方がないから、いまの領土だと言っている。つまり、宋江10万説と晁蓋3万説を乗り越えるには、
楊令の領土不拡大説しかないと言っている。しかし、民の蜂起がない、というところは、民を非難し
ているように聞こえるんだな。それと、現場で戦わない人間を嫌うところをあわせ読むと、連想して
しまう昭和の出来事がある。そこが私小説っぽく感じられて、嫌う人もいるのではなかろうか。
水滸伝は色々な解釈をされてきたが、基本的には通俗的な痛快娯楽小説なんだと思う。
私小説を中心とした純文学より、通俗的な娯楽小説の方が、はるかに価値が高いと信じている読者
にとっては、ちょいと私小説の匂いのする部分は、歓迎されない。書きたければ、真正面から現代
を舞台にした私小説を書けばいいんだからな。
599:無名草子さん
09/03/26 14:44:42
戦前に私小説が多く、戦後それが少なくなったのは、
高度成長によって貧困が解消された
家制度の廃止と男女平等により自由な恋愛観・結婚観が確立された
娯楽の数が増え悩みや孤独を感じている人が少なくなった
精神病院が増えた
からだろうな。
600:無名草子さん
09/03/26 15:06:13
>>581
釣りの撒餌みたいに、バラバラといくつかの展開予想を撒いて、その中から一つを選んで、
その通り進行するということは、日常生活では有りうる話だけど、小説ならば、三者択一か
二者択一ぐらいにしてもらいたいね。それと性質の異なる選択肢を同時に数個ばら撒かれる
のも混乱の原因になりはしないかと心配になる。俺は他の本でこの時代を読んだことがあるから、
混乱はないが、岳飛・秦檜の名前すら初めて聞いたという読者にとっては、バラマキはきつい
と思う。それと、呉用暗殺計画のように、うやむやに終ってしまうバラマキはよした方がいい。
晩御飯はカレーですよと言っていたのが、うどんになったのとは違う。フィクションとはいえ、
殺人教唆だから記憶に強く残るぞ。計画撤回とか、計画を遂行しない羌肆を咎めるとか、
何らかの決着をつけるべきだ。そうなる以前に、計画が立ち消えにならないように、数回先まで
見通した綿密な計画を立てるべきだ。
601:無名草子さん
09/03/26 15:17:08
だいたい青蓮寺って命令されたことを遂行しないでも許されるようなぬるい機関なのか?
うちの会社よりもぬるいなww
602:無名草子さん
09/03/26 15:22:23
>>601
それって方臘戦直後の話だからな。いまさら蒸し返すと、かえって変かもしれないが、
李富が羌肆のことを想起する場面でもあれば、「呉用暗殺の命令も、うやむやにしたまま報告
すらしてこない怠慢な奴」という評価でもすればいい。
603:無名草子さん
09/03/26 15:23:55
洞庭山にいた呉用の近辺にまで出没しているからな。呉用はチョ律に、羌肆を連れて来い、
話をするといっている。曖昧になどできるはずがない。
604:無名草子さん
09/03/26 15:25:20
描写はなかったが、本当に呉用が羌肆に話をしていて、実は羌肆は青蓮寺を裏切っているという
ことはないのか?
605:無名草子さん
09/03/26 15:35:45
羌肆は呉用暗殺のために梁山泊に侵入し、侯真と羅辰に撃退されてなかったか?
606:無名草子さん
09/03/26 15:39:24
>>605
なんかそういう場面もあったな。呉用暗殺のためだったのか。よく覚えていない。
607:無名草子さん
09/03/26 15:48:09
>>582
これいいなー。ぜひこれで頼む。
花飛麟と呼延凌は、ドウカン・ファイトで活躍したから、もういいじゃん。
梁山泊守備軍が少ないが、徴兵で集めた兵は、こういうときのためにいるんだろう?
今月号に書いてあった。秦容に率いさせればいいじゃんか。
南宋との闘いは、原典キャラにやらせた方が面白い。
岳飛は、しばらくの間は、建康府に行かないから、呉用の南宋討伐軍が去った後に
梁山泊を攻めればいい。公約していた「楊令と岳飛の戦いに興味がある」も果たせる。
まあ俺は興味ないけど。
608:無名草子さん
09/03/26 15:49:17
>>607
そっちの岳飛と楊令の闘いばかりが描かれると、元も子もないんだよ、バカ!
609:無名草子さん
09/03/26 16:00:26
岳飛と楊令の闘いは、最終巻でもあるが、他で二人を戦わせる条件を整えようと
すると、これしかないな。呉用(実質は史進)との闘い同様、ひきわけになるけどね。
いまの状態だと、梁山泊と金の同盟軍が強すぎて、闘えない。
また、大軍同士の闘いは、ドウカン・ファイトで見たように、面白くない。
610:無名草子さん
09/03/26 16:05:58
12月号を読んだが、楊令自身の口からは、金と連合すると思っている者もいるかも
しれないが、梁山泊は梁山泊だと言っているな。
ただ、連合しないとは言っていない。
できれば、宗沢が唐昇に叛乱を起こさせ、斡本を金へ追い返す。旧宋国内に足場を
失った金が、代りに梁山泊を足場にすべく同盟を申し込むでいい。
611:無名草子さん
09/03/26 16:09:48
>>610
まあな。蔡福は何のために金にいるかをよく考えて欲しいな。
蔡福は粘罕に対し、自分に逆らうと殺すとまで言っている。
呉乞買失禁事件への批判が多かったので、呉乞買の代わりに粘罕を傀儡にした
つもりなんだろうが、その後、状況は変化しているな。
しかし、やってしまったものは仕方ない。金の宰相である粘罕を自由に動かせる
立場を蔡福は獲得したんだ。蔡福の主導で、金に梁山泊への同盟を申し込ませる
ことなど、文字通り操り人形を操るが如くじゃないの?
612:無名草子さん
09/03/26 16:11:57
呉乞買が楊令を憎むがごとく、粘罕も蔡福を憎むんだよ。
いずれにしても、最後のどんでん返しの前触れとして、蔡福は呉乞買か撻懶に殺される。
613:予習楊令伝
09/03/26 16:52:02
ここから先の楊令伝の闘いは難しいな。その原因は、
①水滸伝では最大の闘いが最後にあったのに、楊令伝ではど真ん中にきてしまったこと
②騎馬隊が金軍固有のものではなくなったこと
騎馬隊が金軍固有のものではなくなったために、
A 現状維持の梁山泊
B 次第に弱くなっていく南宋
C 次第に強くなっていく金
なんだが、金はそれほど強くならない。梁山泊も南宋も騎馬隊マンセーだからな。
結局、金と南宋が組む以外に梁山泊は滅亡しない。しかし、史実は金と南宋の闘い。
かろうじて、講和の動きの中に、共同して梁山泊を攻撃するという約束を入れることが
できるぐらいだな。
岳飛が単体で闘っても、梁山泊に勝てるわけがないので、>>607>>609の言うように、
南宋討伐軍を出した後に、岳飛が梁山泊を襲うという方法しかないだろう。
もちろん、同盟軍である金軍は、燕京で蕭珪材がフタをしているために出てこれない
というのが絶対の前提条件だ。
1128年暮れの金軍大攻勢の前になすべきことは、>>610の斡本を本国へ追い返し、
宗沢が開封府を占拠することのみ。1128年暮れからは、梁山泊が張俊・岳飛・唐昇を攻める。
614:無名草子さん
09/03/26 16:56:51
弱小軍閥は多数あり、これらを糾合すれば、岳家軍も多少は兵数が増える。
しかし、これらは方臘戦や燕京戦における地方軍と同等の強さ。精鋭ではない。
どのように考えても南宋軍閥を強くすることは無理だな。
契丹の叛乱も全契丹人の組織的な活動ではなく、唐昇と蕭珪材の単発の叛乱。
梁山泊と金にとって多少のブレーキになるだけで、南宋にとって強い味方ではない。
615:無名草子さん
09/03/26 16:58:06
>>614
それでも、大軍を集めたドウカン・ファイトのようにならないだけマシだよ。
今月号の項充視点で見せた面白い戦闘シーンにするには、ちょうど良いのだと思う。
ポジティブ・シンキング。
616:捏造年表
09/03/26 17:12:50
1128年3月 宗沢、開封府に駐留する唐昇を慫慂して、金に叛かせ、斡本を本国へ追う。
5月 斡本と粘罕、呉乞買・撻懶との抗争に勝ち、旧宋領に傀儡政権を置く方針を決定
→梁山泊の独立は認め、南宋軍閥占領地は、漢人の文官劉豫を代官として置く
6月 宗沢、北伐を決定。傘下の岳飛・韓世忠・張俊・劉光世に出撃を指示する。
7月 宗沢、羌肆に暗殺され死亡
9月 金軍は黄河北域に侵入し、開封に迫るとの情報を得る
10月 蕭珪材の乱勃発。南下する金軍を封鎖
11月 梁山泊、単独で南宋討伐に出撃。
617:捏造年表
09/03/26 17:14:38
1129年1月 金軍は徐州を陥落させる〔守将王復〕 →梁山泊、張俊を打ち破り、敗走させるに変更
粘罕、劉光世軍を壊走させる
粘罕、淮陽をを陥落させる〔守将韓世忠〕 →梁山泊、韓世忠を打ち破り、敗走させるに変更
高宗、金軍襲来の報を聞き、揚州(鎮江説もあり)を脱出
呉用軍、岳飛と闘い引き分け。そのまま高宗を討つため江南へ向かう。
2月 高宗、杭州へ逃走
3月 明受の乱/高宗退位/李師師の子帝位に就く・・・乱は1ヶ月で終結
4月 高宗、江寧府に入る。建康府と改称する。
蕭珪材の乱が終結する。金軍、江南へ向かう。
5月 岳飛、梁山泊を襲い、楊令と闘う。
7月 杜充、岳飛、開封府から建康府へ移転。・・・この時点で開封府は南宋の手を離れる。
9月 高宗、杭州を捨て、越州に入る。紹興府と改称。
11月 兀朮、建康府を陥す。杜充は、金軍に降る。・・・淮水以北はほぼ金が制圧
高宗、越州を捨て、明州へ入る。
12月 兀朮、杭州を陥す。
高宗、明州を捨て、温州へ入る。
張浚、明州で兀朮と闘い大勝利
618:捏造年表
09/03/26 17:17:31
1130年1月 兀朮、再び明州で張浚と闘う。張浚は撤収する。
兀朮、温州を陥す。ここで、高宗の追跡を諦め、金軍は引き揚げる。
3月 金軍、呉県を通過。太湖の水軍陳思恭は、兀朮を生け捕る寸前まで追い込む。
→これを呉乞買・撻懶の裏切りによる梁山泊攻撃に変更する。
実際には、もう少し早い時期に撻懶・岳飛は梁山泊を攻撃する。
4月 韓世忠、金軍を鎮江で迎え撃つ。梅展の水軍大勝利。
その後も、岳飛の静安の勝利、牛皋の安豊の勝利、呉カイの和尚原の勝利と続く。
9月 劉豫、斉の帝になる。
619:無名草子さん
09/03/26 17:19:25
戦が始まる前に、楊令に拉致された熟女真の従軍慰安婦問題には決着をつけておきたいな。
620:無名草子さん
09/03/26 17:22:03
顧大嫂の裁判官就任問題にも決着をつけた方がいいと思う。
今月号で、孫二娘は法務大臣を辞任したようなので、光は見えた。
顧大嫂の辞任は、宋江殿の問いかけに対する俺の唯一の答えだ。
621:無名草子さん
09/03/26 17:24:13
>>620
〔裁判官〕 団藤重光 〔法務〕 大塚仁 〔巡邏隊〕 1千 蘇端
622:無名草子さん
09/03/26 17:25:39
重光な布陣ですね。
623:無名草子さん
09/03/26 17:36:43
会寧府議会は25日、旧幻王軍の従軍慰安婦問題に誠実に対応するよう梁山泊に求める意見書案を可決した。
慰安婦問題をめぐって地方議会から梁山泊への意見書提出は08年以降、遼陽府議会(08年3月)、
大同府議会(同年6月)、鎮海府議会(同年11月)がある。
平和・人権問題に取り組む『契丹の独立を求める会』などの要請を受け、
熟女真党・青鶻会など2会派が作成した文書案がベース。
スレリンク(newsplus板)
624:第37章までのまとめ
09/03/26 18:04:14
虐殺・強盗・従軍慰安婦問題・オウム事件、その他、一般人の嫌悪する“悪”を梁山泊に
やらせ驚かす。実は単なる眼くらまし。燕京戦・方臘戦などぬるい戦が続いているのだが、
冒頭の眼くらまし効果が持続しているために、この先どうなるのだろう、という興味で
4巻あたりまで読む
↓
楊令が「桁外れの戦略家」になったころから、この小説は変だぞ、と気づく
猛烈なバッシングが開始される
↓
作者、なんとか立て直したいのだが、他にも連載を抱えているため、最低にぬるいドウカン・
ファイトに突入してしまう
↓
バッシング最高潮に達する
↓
バッシングの中から立て直しの材料を探し、この2ヶ月ばかりやっと立ち直る。
しかし、いまいましさを消し去ることはできず、通信網を作った戴宗をネットに見立て、
戴宗を劣化させることで、溜飲を下げる。
625:無名草子さん
09/03/26 18:17:10
>>605
ネタバレやめろよ、すばる派!
626:無名草子さん
09/03/26 18:24:38
>>613
ひとつだけ気になるのが、金と梁山泊が同盟して、共に南宋を攻撃することになると、
梁山泊は蕭珪材の乱に際して、その背後を襲うべきではないか、という疑問があるな。
627:無名草子さん
09/03/26 18:33:13
>>626
単独で南宋と闘わざるを得ない状況を作るしかない。アホの青蓮寺抜きでね。
蕭珪材も単独で叛乱に踏み切るわけではない。南宋のどこかの軍閥(たぶん扈成)と
示し合わせているはずだ。張俊側から梁山泊を攻めるということは考えられる。
梁山泊は軍隊だけが異常に強い。領土の防御面を考えると、四囲を敵地に囲まれた
最悪の地勢。荀響が防御しやすい境界線になっているといったが、バカ。楊令すごいの副作用。
誰が考えても、もっとも守りにくい国境線だ。さすが桁外れの戦略家。
ただ楊令と荀響のバカのおかげで、物語は作りやすくなる。
梁山泊は外征軍を出すにしても、留守部隊を多数残さなくてはならない。
ここが梁山湖の梁山泊との大きな違い。この弱点によって、かろうじて弱い南宋と均衡がとれる。
金軍との同盟から、蕭珪材の乱鎮圧のための援軍を割くことは難しい。
628:無名草子さん
09/03/26 18:49:05
>>497
許貫忠は文官になってしまったからな。それに、今回、唐昇は祝家荘戦のときと同じで、
斡本の軍師という資格で従軍している。斡本の慰安夫ではないがな。
629:無名草子さん
09/03/26 18:55:20
>>620
孫二娘の交易要員就任が意識しての変更なのか、いつものような(ryなのかは分からないが、
可能性としては、顧大嫂の裁判官就任も潰れそうな気配はでてきたな。
顧大嫂が役人では、梁山泊が崩壊寸前の国家に見えてしまうからな、よろしく。
ついでに杜興も。崩壊寸前に見えてしまう、too。
630:無名草子さん
09/03/26 19:22:57
>>627
青蓮寺のやっていることは、貧乏人が金持ちからカネを奪えば、
王安石の夢を実現したことになるというのと同じ。
まあ宗沢の暗殺だけ考えてろや。楊令と同じで、面白い話を潰すのが
青蓮寺の仕事だが、ここは史実どおりに運ぶための暗殺なので意義はある。
631:無名草子さん
09/03/26 19:27:17
太湖の湖上で李富と李師師が王安石の夢を語っていた場面などはマジっぽかったけどな。
当時はどうやって梁山泊を悪人に見せるかに全神経を集中していた感じだったな。
紛らわしいことするなや、強盗団のくせして!
632:無名草子さん
09/03/26 19:35:53
>>611
いまとなっては、呉乞買への脅迫も、粘罕への脅迫も、さっぱり意味が分からないな。
ラストまであらすじぐらいは考えて(ry
633:無名草子さん
09/03/26 19:49:03
>>632
秦檜が宋の使者として金軍の出兵を一時止めたが、斡離不と撻懶が生女真の諸将との
勢力争いから、出兵派に転じて、すばるでいうと翌月に出兵したのも意味が分からなかった。
それで、童貫は李明を金軍に当てたが、李明が抜けても童貫軍の方が梁山泊軍より兵数が多いのには、
ただ笑うしかなかった。
634:無名草子さん
09/03/26 19:52:10
>>452
もう四日も避難所生活だった。本スレの動向は、ただ見ているしかなかった。
635:無名草子さん
09/03/27 12:10:55
楊令も、石秀や林冲のような人気者の人気に便乗しない方がいいよ。
WBCで日本に勝利を呼び込んだイチローの国民的人気にあやかり、
公設第一秘書が起訴されても続投を宣言した
小沢一郎民主党代表(68)が「(名前が同じ)イチローのように頑張る」と発言。
これには「便乗するな!」「お前と一緒にするな!」など厳しい批判の声が噴き出した。
スレリンク(newsplus板)
636:無名草子さん
09/03/27 12:17:44
久しぶりに三国志の孔明編読んだら、楊令殿伝と比べものにならない程面白かった…
637:無名草子さん
09/03/27 12:19:29
>>616
>1128年3月 宗沢、開封府に駐留する唐昇を慫慂して、金に叛かせ、斡本を本国へ追う。
宗沢が開封府に攻め込むのだから、その中核となる軍が必要だろう。
宗沢がいかに度胸のある男であっても、敵軍の一部の寝返りを期待して、開封府へ駒を進める
というのは無謀すぎる。
宗沢は劉光世とともに開封府へ進撃する、でいいんでねぇ?
もちろん岳飛・韓世忠・張俊には檄を飛ばし、傘下に組み込む。
金軍は、岳飛に兵糧を奪われて、高宗を倒すという予定を変更。
斡本のみは本国へ帰国するが、旧宋領の橋頭堡として、唐昇隊のみ残す。
その先に、宗沢による調略という手もある。
638:無名草子さん
09/03/27 12:20:42
>>636
国民の応援を受ける孔明
国民のオエーっを受ける楊令
639:無名草子さん
09/03/27 12:23:23
>>637
注意が必要なのは、唐昇麾下の契丹人が金に叛乱を起こすと、蕭珪材軍が金国の女真首脳部
から警戒されないか、ということだ。そうなると、蕭珪材の乱の芽が潰れてしまう。俺は、契丹の
一斉蜂起の方が、叛乱の成功の可能性が高いと思うぞ。
640:無名草子さん
09/03/27 12:26:27
でもな、あらぬ疑いをかけられるから、謀叛を起こすというケースは多い。
人間誰しも、痛くもない肚を探られると、むかつくものだよ。
唐昇が先行して謀叛し、同じく契丹兵を多く抱える蕭珪材も、疑いの眼を
向けられる。そんなつもりはまったくないのに、疑いをかけたばかりに叛かれる
ということはある。
641:無名草子さん
09/03/27 12:46:53
【解珍の人気と杜興の不人気】
楊令伝を読んでいて気になるのが、新キャラはとりあえず名前だけ出しておいて、
あとで肉付けするパターンが多いこと。
水滸伝でも、呼延灼・関勝・秦明は、早くから名前だけ出して、人物の登場は遅かったが、
こちらはワクワク感が高まる一方だった。知っている人物だからだ。10年間会っていない
旧友に会う前って、ワクワク感が高まるだろう?それと同じ。
葉超や劉?(もう名前を忘れた。禁軍の将軍だ)などは、同じく名前だけ先に出しても、
知らない人だから、期待感は高まらない。葉超戦死の巻では、単行本の帯コピーに
名前が出ていたが、知らない人なんで、水滸伝ファンにアピールできない。
要するに、オリキャラはガンガン登場させてドラマを作っていかないと、名前だけ出しても意味はない。
さて、本題の解珍人気についてであるが、解珍は初登場でいきなり視点つきだった。
それまでに名前だけ出すということはしなかった。そして初登場時からキャラが固まって
いた。原稿を書く前に、キャラが十分練られていることを窺わせたのだ。
それに引き換え、最近の杜興。台詞が多いのだが、アドリブで喋っているような印象しか受けない。
642:無名草子さん
09/03/27 12:57:31
このスレでは、史実、史実とうるさく言うが、別に楊令伝で史実を知りたいわけではない。
そんなものを知りたければ、他に読む本はいくらでもある。
水滸伝の満足感の水準と揃えてもらいたいから、史実、史実とうるさく言っている。
水滸伝では原典のエピソードという骨格があったから、北方オリジナル部分が生きていた。
原典のエピソードも大きくアレンジを変えられていたが、骨格がしっかりしているから、
読み応えがあった。
楊令伝には骨格がない。ドウカン・ファイトなどは、骨のない蛸のような印象だった。
いちおう史実準拠で物語は進んでいるが、楊令伝の史実は背骨だけで、肋骨すらない。
濃密な史実の叙述を求めているわけではない。せめて物語の骨格として足りる程度の
ストーリーがほしい。個々人のエピソードは散見されるが、戦の合間の埋め草としか
思えないような短いエピソードが多い。あとに繋がらない。発展がない。
643:無名草子さん
09/03/27 13:06:14
>>642
扈成と張俊が登場すると、扈三娘が戦場で張俊を追い払い、劉光世が負傷させられた
話が出てくる。出ないよりはいいとは思うが、かといってその話があとに繋がってはいない。
作品内のプロットとキャラの関係を確認しているだけだな。
644:無名草子さん
09/03/27 13:09:23
兄妹が敵味方に分かれていたから出てくる話だが、この兄妹の関係の薄さを考えると
出さなくてもよい話ではなかったかとも思えるな。
645:無名草子さん
09/03/27 13:11:01
ちょっと待てよ!扈成は偽名を使って青蓮寺に入っていた。扈三娘の兄であることを知られたく
なかったわけだろう?扈成の身分を知る者は聞煥章・李富等少数の人間に限られていたはずだ。
扈三娘が劉光世を負傷させたことが嬉しくて、扈成は、禁軍の連中に自慢して回ったのか?
646:飛天夜叉扈成
09/03/27 13:17:00
_,,..r'''""~~`''ー-.、
,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
r"r ゝ、:;:ヽ
r‐-、 ,...,, |;;;;| ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
:i! i! |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐- `r'^!
! i!. | ;| l| ''"~~ 、 i' |
i! ヽ | | | ,.:'" 、ヽ、 !,ノ
ゝ `-! :| i! .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
r'"~`ヾ、 i! i! ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T 知ってた?劉光世を斬ったの、
,.ゝ、 r'""`ヽ、i! `:、 ー - '" :: : :/ ,/ 俺の妹。いぇーい
!、 `ヽ、ー、 ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
| \ i:" ) | ~`'''ー---―''"~
ヽ `'" ノ
647:無名草子さん
09/03/27 13:33:16
古い話の確認作業をすることはいいことだと思うが、確認する人の物語内における立場に
配慮してもらいたいな。宋もなくなり青蓮寺からも離れた扈成だが、自らすすんで扈三娘
が劉光世を斬った話を言いふらすことはないと思う。また、今回の二人の会話からは、
扈成が張俊の目となり耳となりましょうと言っている。張俊が独自に扈三娘の調査をした
とも思えない。楊令伝になってからは、青蓮寺と禁軍の関係は強いものではない。
どうして張俊が扈成と扈三娘の関係を知ったのだろう、と疑問に思ったな。
648:無名草子さん
09/03/27 13:36:04
扈成と張俊が何を言っていようと、1ヶ月足らずで、呉用軍が洪水のように南に押し流します。
好きなことを言わせてやろうよ。川の流れのごとき闘いになります。
649:無名草子さん
09/03/27 13:43:13
>>647
張俊は、聞煥章を殺したのが扈三娘であることも知っていた。
劉光世の件は目の前で起こった事件だから、ひょっとして扈三娘と扈成の関係を調べたかも
しれないという推測は成り立つ。
しかし、聞煥章事件を張俊が知っているということは有りえない。青蓮寺は、この程度の秘密
保持もできないようなダメな諜報機関なのか?
650:無名草子さん
09/03/27 13:46:51
青蓮寺がダメな諜報機関であることを、このスレで知らない人はいないよ。
北方先生は、青蓮寺がいかにつまらない諜報機関であるかの具体例を読者に
提供してくださっているのさ。
李富は子を帝位に就けるという煩悩に狂った男として、もうすぐ我々の前に
登場するはずだ。
651:無名草子さん
09/03/27 13:49:21
それに引き換え、李富が偽造した宋王室の系図を盗み見て激怒していた宗沢の人格の
高潔さには、心を打たれますね。宗沢さん、頑張ってください。
652:無名草子さん
09/03/27 14:10:02
>>642
>楊令伝には骨格がない。ドウカン・ファイトなどは、骨のない蛸のような印象だった。
高Qの(一種の)人気も、誤解されているよな。
原典の高Qを北方水滸伝にもっと登場させろと言っているわけではない。
北方水滸伝の高Qを、もっと出せと言っていたにすぎない。
原典の高Qの悪事というのはワン・パターンで、あまり面白くないんだ。
しかし、北方水滸伝では、高Qが張藍にした仕打ちによって、林冲は原典とは違った個性的なキャラになった。
柴進と林冲の会話場面も印象に残るものになったし、呼延灼戦後に公孫勝が「高Qを討つなら、部下を
置いて一人で突っ込め」と言った台詞も生きてきた。すべて高Qの悪事が基礎になっている。
梁山泊の会の質疑応答で「レッド・クリフ」の曹操の話をしている場面は、原典の高Qでは面白い
物語にならないのです、というように聞こえたが、原典の高Qを出してくれとは誰も言っていない。
ドウカン・ファイトは、楊令・童貫の二人だけを、神のごとき高みに上らせ、こんなにすごい二人の
闘いなんです、期待してください、という予告ばかりの闘いだった。正直いって、最低だった。
原典で晁蓋が隣りの村と喧嘩をした話があったが、あれと変らない。
水滸伝の中でもっとも大きな組織は北宋なんだが、これを童貫ひとりで代表させるという手法は
いまだに納得できない。戦場の背後で、蔡京、高Q、王黼、青蓮寺などが蠢いて、童貫の足を引っ張ったり、
逆に結果的に童貫に利したりの話がなければ、国なのか村なのかわからなくなってしまう。
やけに多い兵数だけが、虚しかった。
653:無名草子さん
09/03/27 14:18:22
>>652
>戦場の背後で、蔡京、高Q、王黼、青蓮寺などが蠢いて、童貫の足を引っ張ったり、
徽宗もな。帝だからな。
654:無名草子さん
09/03/27 14:30:43
張俊と扈成の会話などで、金国の派閥対立、南宋の路線対立などが語られていたが、
少なくとも水滸伝を読む限り、組織内部における競争や分裂を描くのが苦手なのか下手なのか
いままであまり語られなかったので、しっかりやってもらいたい。
色魔の楽大娘子の情事を「裏切りですよー」なんて言う、ぬるい仕事はしないでもらいたい。
国民新党には派閥はない。自民党には派閥がある。組織が大きくなったことを示すテクニックは、
「大きい組織には派閥がある」ということだと思う。
ついでに、大勢に命令を伝えたいときは軍議をやる。軍議がないのは、軍でいえば小隊。小隊では、
形式ばらなくても命令を伝えられるからな。“10万人”と書いただけで、10万人の量感が伝わるわけ
ではない。やるべきことは、きちんとやってもらいたい。
655:無名草子さん
09/03/27 14:35:21
>>616
> 6月 宗沢、北伐を決定。傘下の岳飛・韓世忠・張俊・劉光世に出撃を指示する。
> 7月 宗沢、羌肆に暗殺され死亡
このあたりは、期待に胸が膨らむな。
656:無名草子さん
09/03/27 14:38:53
フレッシュなキャラで、年齢的に重厚な人物が活躍するといいですね。
・・・宗沢ですかね?
657:飛天夜叉扈成
09/03/27 14:52:14
_,,..r'''""~~`''ー-.、
,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
r"r ゝ、:;:ヽ
r‐-、 ,...,, |;;;;| ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
:i! i! |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐- `r'^!
! i!. | ;| l| ''"~~ 、 i' |
i! ヽ | | | ,.:'" 、ヽ、 !,ノ
ゝ `-! :| i! .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
r'"~`ヾ、 i! i! ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T あんたらが想像している以上の調略が
,.ゝ、 r'""`ヽ、i! `:、 ー - '" :: : :/ ,/ できるんだぞ、俺。いぇーい
!、 `ヽ、ー、 ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
| \ i:" ) | ~`'''ー---―''"~
ヽ `'" ノ
658:無名草子さん
09/03/27 15:04:18
>>632
たぶん、その頃は、楊令殿を、金や宋の帝を超える神になさるおつもりだったのでゴザ早漏。
呉乞買の謀叛の計画を暴いたあたりを見ていると、傀儡として呉乞買を金の帝に据え、楊令殿
が自由に操る手筈だったんじゃない?
659:無名草子さん
09/03/27 15:08:57
そこまでやるなら、宋を舞台にしないで、「25XX年、アメシア国では・・・」という舞台でやってもらいたかった。
まあ、なんとかまともな世界に踏みとどまったようで、めでたいこっちゃ。
660:無名草子さん
09/03/27 15:12:46
やりそうな気配はあったよな。金が斉を傀儡にするのではなく、梁山泊が金を傀儡にする。
呂布や潘金蓮でやったことを、呉乞買でやってみようかという気配はあった。
661:無名草子さん
09/03/27 15:40:00
>>660
人物の性格を正反対にするのは、おかしいとは思わないが、
国の性格が逆転したら、笑い話だわな。
まあ、そうならなくて良かったんだが、このあたりも、この小説がみみっちく見えた原因だった。
国の性格が、楊令殿によって正反対にされるのだからな。
個人に捏造される多数人の営み(=国)というのは人を馬鹿にしている。
662:無名草子さん
09/03/27 15:43:31
先々月だったか、李俊の視点で、楊令は梁山泊の人々から期待やら希望やらを
託された人物のように言われていたが、俺にはそうは思えなかった。
楊令殿と同等に扱われる数人の例外を除くと、その他の1億の民を小馬鹿にする
ために楊令がいるとしか思えなかった。
663:無名草子さん
09/03/27 15:50:21
小学生が見るヒーローモノのアニメ/ドラマと紙一重なところはあるよな、楊令の設定。
21歳の若さですべてを悟ってしまって、世間を見下していたようなところが、楊令にはあった。
40代50代の同志が、楊令を持ち上げすぎたので、増長するのもやむをえないが。
664:無名草子さん
09/03/27 15:56:14
そこで好き嫌いは分かれるだろうな。親のような年齢の同志が、すごいすごいと言って
頭領と仰ぐ少年が登場する小説は、まあー、楊令より上の年齢の人には抵抗があるだろう。
665:飛天夜叉扈成
09/03/27 15:59:14
_,,..r'''""~~`''ー-.、
,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
r"r ゝ、:;:ヽ
r‐-、 ,...,, |;;;;| ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
:i! i! |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐- `r'^!
! i!. | ;| l| ''"~~ 、 i' |
i! ヽ | | | ,.:'" 、ヽ、 !,ノ
ゝ `-! :| i! .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
r'"~`ヾ、 i! i! ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T 劉豫じゃなくて、張俊が金国の傀儡になるんだぞ。
,.ゝ、 r'""`ヽ、i! `:、 ー - '" :: : :/ ,/ 予想もできなかったろうが、バカども。いぇーい
!、 `ヽ、ー、 ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
| \ i:" ) | ~`'''ー---―''"~
ヽ `'" ノ
666:無名草子さん
09/03/27 16:00:51
>>665
まあ、予想はできん。反吐のでるような予想は、誰もせん。
667:無名草子さん
09/03/27 16:13:39
扈成が金国の傀儡になりたくて、そのための調略をしているというだけだ。
劉彦宗を傀儡の帝にするつもりなら、李富によって夢は打ち砕かれるのだろうな。
劉彦宗で失敗した扈成が、同姓であるということで、“その弟”の劉豫を担ぐという
お得意のパターンにならないように望む。
張俊は簡単に負けて、江南へ逃げるだろう。弱すぎる。
668:無名草子さん
09/03/27 16:16:00
金国は、どこか作者にバカにされているよな。
粘罕主導で傀儡国家を作るでいいだろう。事実そうだったんだし。
靖康の変の勝者だ。文化は低くても、勝者には勝者の貫禄があるはず。
このあたりが感覚的について行けないな。
最大の勝者梁山泊は領土を広げないと宣言するしな。
669:無名草子さん
09/03/27 16:21:16
>>665
楊令、徐絢、杜興、扈成が、【うざい四天王】
670:無名草子さん
09/03/27 16:22:50
>>667
劉豫は漢人なので、1130年に拾って、さあ帝をやれ、というわけにもいかん。
信用をつけるため、そろそろ出さんとな。
671:無名草子さん
09/03/27 16:27:49
>>668
華北に軍閥を割拠させて、戦国時代の蓁と六国の闘いみたいのを想定してるんじゃないか?
それ、違うぞ。
672:無名草子さん
09/03/27 16:29:40
扈成が縦横家になりそうだしな。
そもそも扈成には、それほど魅力を感じないんだが。
673:無名草子さん
09/03/27 16:31:57
>>672
ここまでくると、もう史実キャラだな。だいたい梁山泊の原典キャラの扱いが良くなかったのに、
扈成が優遇されると腹が立つ。おまいの気持ちは良くわかる。
674:671
09/03/27 16:35:03
>>668が違うんじゃなくて、作者が戦国時代のような六国割拠を想定しているのなら、
違うという意味な。
675:無名草子さん
09/03/27 16:40:43
>>672
なんか扈成にむかついてきた。羌肆、扈成を暗殺しろよ。
676:飛天夜叉扈成
09/03/27 17:01:51
_,,..r'''""~~`''ー-.、
,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
r"r ゝ、:;:ヽ
r‐-、 ,...,, |;;;;| ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
:i! i! |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐- `r'^!
! i!. | ;| l| ''"~~ 、 i' |
i! ヽ | | | ,.:'" 、ヽ、 !,ノ
ゝ `-! :| i! .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
r'"~`ヾ、 i! i! ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T >>675 俺はまだ青蓮寺にとって利用価値が
,.ゝ、 r'""`ヽ、i! `:、 ー - '" :: : :/ ,/ あるんだよー。いぇーい
!、 `ヽ、ー、 ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
| \ i:" ) | ~`'''ー---―''"~
ヽ `'" ノ
677:李富
09/03/27 17:02:49
羌肆。北京大名府の豚がうるさい。消せ。
678:無名草子さん
09/03/27 17:09:22
>>668
最強のはずの金をあまり強くせず、どうしようもなく弱い南宋をそこそこに強い敵にして、
梁山泊との間でガクヒ・ファイトをさせようという意図が見え見えだな。
金と梁山泊の同盟がどうして消滅するんだというバッシングに答えて、斡本は楊令と
関係が深いとは言ってみたものの、当初予定していたガクヒ・ファイトの夢が捨てられない。
たぶん扈成が張俊、張俊が江南に追われた後は劉豫を担いで傀儡政権を立てるはず
だったんだろう。すぐヨコに金の傀儡ができれば、梁山泊としても安全保障上問題がある。
それこそ楊令が宣言したとおり、梁山泊は宋とでも金とでも闘うという状況になっていたの
だろうか?
679:無名草子さん
09/03/27 17:12:57
「25XX年、アメシア国では、楊令と岳飛が闘っていた」
680:東京開封府留守 宗沢
09/03/27 17:16:11
r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、 /
r'| | | |/ >、 /
! | | | |レ'´/| | き、北方君
| | | /\ | |l /⊂う |
| | |__∠∠ヽ_\ | リ / j ヽ わ、わしなどは、初めから
|´ ̄ O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`! 〉
l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{ / 眼中にないということかね?
⊥,,,,,_、 ___,,,,,ヾ| l::::::| |
lヾ´ f}`7 ヘ´fj ̄フ | l::i'⌒i | すでに北伐の軍は開封府に結集している。
l ,.ゝ‐イ `‐=ニ、i | l´ ( } ヽ
l { U | l 、_ノ ∠ヘ これを、どうするのかね、北方君?
l / ̄ ''ヽ、 | l ヽ_ \,_________
! ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、 |亅〃/\
,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ j ,!// {_っ )、
// `ト、__iiiii______,レ'‐'// _,/ /スァ-、
,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′ !l `ソァ'´ _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l ` -イヘ !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
{、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ', !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ /!l / ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
681:無名草子さん
09/03/27 17:21:32
漢民族は北方の遊牧民族に征服されることが多かった。
彼らは騎馬隊で漢民族を攻めた。
中国の戦に占める遊牧民族の騎馬隊の優位性を示すために、
遊牧民族ではなく、漢民族に精強な騎馬隊を率いさせてみた。
??????????????????????????
権力とは何かを、傀儡国家を通じて描いてみたかった。
だから、傀儡国家の推進者には、扈成を選んだ。
?????????????????????
682:無名草子さん
09/03/27 17:36:09
>>678
梁山泊や南宋系軍閥が途方に暮れたように軍事・外交ではまったく動かない間に、
エースの完顔成・蕭珪材・撻懶を温存したまま、
新人の斡本に10万の軍(輜重隊5万を含め15万の大軍)を率いさせて、外征
した金国は、楊令伝世界においても最強だろう。
政治力がなく、金の占領地には賊徒が多いというのだけが問題。しかし、そもそも宋領
を統治するつもりなどないのだから(史実でも物語でも傀儡政権派が有力)、ここは問題
にすることもなかろう。
扈成は寝言を言っているだけ。張俊と梁山泊の闘いを見て、張俊が勝てるんじゃないか
と思っている。軍事はからっきしの男だね。
水滸伝における文官蔑視の叙述の中では、張俊と扈成の会話は、もっとも抵抗なく読めた。
文官を小バカにすることなしに、文官批判を読者に理解させたのは、はじめてではないかな?
この会話部分は好感がもてる。
683:無名草子さん
09/03/27 17:38:44
>>682
>文官を小バカにすることなしに、文官批判を読者に理解させたのは、はじめてではないかな?
たしかに、そう。文官はダメだと作品の中で非難はするが、どこがダメなのかは、あまり示されて
なかった。理由が分からないから、何を言っているのか理解できなかった。
楊令のどこがすごいのか、と同じだったね。今月号は分かりやすかった。
684:羌肆
09/03/27 17:40:19
扈成は死んだも同然ということなんですね。撤収します。
685:無名草子さん
09/03/27 17:54:21
>>655
南宋軍閥を、弱小軍閥をも含めて糾合する人物が必要だな。
弱小軍閥は、金が傀儡国家を作れば、すぐにそちらに靡くような連中だが、
数が集まれば戦力にはなる。とにかく現在のままでは、金とも梁山泊とも
闘えない。
檄を飛ばすのは宗沢だろうな。青蓮寺の名は知らぬ者の方が多い。
入山前の孫立ですら知らなかった。
686:無名草子さん
09/03/27 18:06:44
>>631
梁山泊が悪く書かれていたのは1巻だけだろう。
若い楊令が無茶をするのは分かる気もするが、孫二娘の老人殺しは何だったんだろうな?
まるで梁山泊のために人殺しをするのが、良いことでもあるかのような書き方だった。
687:無名草子さん
09/03/27 18:12:26
>>672
扈成と張俊の会話は、金と南宋の内部における派閥抗争も含めて、今後ありうる展開
の可能性を、作者と読者が確認する意味で書かれただけで、張俊陣営が金の傀儡に
なる、つまり斉になるという意味ではないと思うよ。張邦昌を出したのだから、梁山泊が
斉にならない限り、劉豫は出てくる。こういう将来ありうる展開の整理は前にもあったような気がする。
張俊が梁山泊軍と闘ってみて受けた印象の方が重要。張俊は簡単に梁山泊に追っ払われるよ。
童貫軍20万を破った梁山泊だ。
688:無名草子さん
09/03/27 18:14:33
第1巻~第2巻のころの聞煥章の将来ありうる展開予想の混乱ぶりとは比較にならないほど、
今回の扈成の展開予想は、整理されていましたね。
689:無名草子さん
09/03/27 18:35:53
>>671
軍閥ごとの割拠を描くのはやめた方がいいな。史実とかけ離れるから。
実際どうだったのか俺もよく知らないが、岳飛や張俊は、史料に出てくるたびに
違う場所にいる。短期間で各地を転々としているな。
実際には城郭ごとに自警団のようなものがあるという叙述が今月号にもあったが、
あのような感じで城郭が行政単位としてまとまっていたのだろう。
ただ戦のプロじゃない。有名な軍閥は兵の数も多く、戦馴れもしていて、カネで雇われて
各地を転々としていたという感じなのだろうか?
まあ、高宗が杭州に落ち着く1132年ごろになると軍閥も巨大化していて、定住できる
拠点がないと兵を養えなかったのかもしれないが、北宋滅亡直後は、上に書いたような
感じでねぇかね?
690:無名草子さん
09/03/27 18:47:16
>>689
もう書いちゃってるだろう。領域内で徴税し民政も行っているような叙述になっていた。
小国分立の方が読者にイメージしやすいのかもね。
しかし、岳家軍も張家軍も、かつての北京大名府軍にすら及ばない兵力。これで広域
行政ができるのか疑問だね。張俊のように軍管区を丸ごと領有した奴は頭がいい。
これだと徴税も民政も円滑に行くかもしれない。しかし、他の弱小軍閥はどのように
やっているのかね。独自の税をとっているような話は、多少触れられていたが。
いずれにしても、梁山泊が民政をやっているからといって、岳家軍までこれに深入り
するのはどうだろう。予想としては岳飛は、ドウカン・ファイトに比肩する闘いができる
までに成長して、華北を梁山泊(あるいは斉)と二分して、正面衝突の大会戦をする
のではないかと、いまから悪寒がするのだが、『1129年7月 杜充、岳飛、開封府
から建康府へ移転』という史実は、無視されるのだろうか?
691:無名草子さん
09/03/27 18:49:19
東西の横綱が千秋楽に土俵に上がって最終決戦を行うというドウカン・ファイトの悪夢
だけは二度と見たくないね。
692:無名草子さん
09/03/27 18:53:14
開封府を中心とした地域に割拠した岳家軍の中から、2万ぐらいの外征軍を組織して、
高宗の要請に従い建康府に赴く。そこで、梁山泊や金軍と闘うというのでもいいんじゃない?
留守の領地の防衛の問題はあるが、事情は金も梁山泊も同じなので、そこはあまり神経質
にならないようにしよう。ゲーム三国志などでは、油断しているとすぐに敵が攻めてくるが、
各国とも外征軍を出していれば、それほど警戒することもないだろう。
693:無名草子さん
09/03/27 18:54:15
>>692
その無警戒を逆手にとって、呉乞買は梁山泊を攻めるのですね。わかります。
694:無名草子さん
09/03/27 19:01:33
>>459
どうして李富が開封府の大商人をいじめ、江南の商人には利権を与えて優遇するのか
理解できんわ。金が開封府を攻撃することは、情報に通じた大商人なら予見していたはず。
江南に新しい国を作るという青蓮寺に献金して、江南に新しい利権を獲得するという展開
はなかったのかなあ?強盗は短絡的すぎて、真実味を欠く。なんか民の能力を小馬鹿にし
ているよな。物語の中の数人だけが頭が良くて、他は皆、幼児のごとく頭が悪いという前提
で話が作られている。
695:無名草子さん
09/03/27 19:03:25
その頭が良いと決められた数人(楊令、李富など)が、頭が(略・・・から、面白くないよな。
696:無名草子さん
09/03/27 19:30:38
>>694
水滸伝第5巻で許定に教えを授けた頭のよい民間人のような人は、みんな死んじゃったんですね?
697:無名草子さん
09/03/27 19:31:51
そうです。穆弘の父、史進の父、宋江の父・・・。頭の良い民間人は、みんな死にました。
698:無名草子さん
09/03/28 12:21:39
>>619
理想としては、第3巻で子午山を訪れたときに、幻王の悪行について反省させておくべきだったな。
手遅れのような気もするが、楊令嫌いがここまで蔓延してしまったのだから、早い機会に決着を
つけておくべきだろう。古い話なので、その話題を出す契機となるものがないのだろう。
孫二娘か顧大嫂に、「楊令殿。熟女真の従軍慰安婦はどうなさったのです?」と軽口を言わせて
みるとか・・・。
救いとなるのは、当時、楊令視点が長い間出てこなかったから、楊令自身が殺戮や略奪を正当化
する屁理屈を言っていないことだ。これからでも、当時の心境を語ることはできる。12月号の長い
演説の初めに幻王時代には悪いことをしたこともあると、チラと述べていた。ここをより具体的に述べる。
少年時代というのは世間が狭くて、家族や友人・先生等身近な人からの影響が絶大だ。楊令の少年
時代に彼に大きな影響をもたらした事件といえば、目の前で両親が殺されたこと。水滸伝のラストで、
楊令が“力の信奉者”になったかような印象を受けたが、その場面や女真での殺戮・略奪を見ていると、
鄧竜殿の二竜山と、王和の軍が、楊令の人格形成に与えた影響が絶大なことが理解できる。
幻王時代の楊令は、19~21歳。青二才だ。“力”の意味を、暴力と取り違えても不思議はない。
素直に鄧竜殿の真似をした、王和の真似をした、と言えばよいと思う。
第5巻で楊令を「桁外れの戦略家」にしてしまったことが、すべてを狂わせた。それまで、読者は、
幻王の殺戮・略奪は、青二才の短絡的な思考と理解しておけばよかった。ところが、桁外れの戦略家
がそのような蛮行を行うはずがない。理解不能な物語になってしまった。
ここで救いとなるのが、桁外れの戦略家と言ったの宣賛であり、そのように思っているのは周囲だけ
ということだ。楊令自身は、自分を桁外れの戦略家だと思っているわけではない。
そのように思われていることに戸惑っている楊令の内心を描けば、きっと楊令の好感度は高まると思う。
699:無名草子さん
09/03/28 12:29:47
>>694
海のシルクロード交易に課税すれば、南宋の財政は改善されるが、これだと梁山泊の真似
になってしまう。青蓮寺は強盗団の道を歩むべきだ。金大堅が偽印を作らなくなり、李富が
偽の系図を作ったのと同様に、梁山泊が闇塩の道を閉じ、青蓮寺が強盗団になれば、時代
の変化をより理解しやすくなる。
青蓮寺は、洞宮山を洞庭山に隠された盧俊義の銀を狙え。重要性を失った両山も、再び脚光
を浴びることができる。また、呉用の南宋討伐軍が、高宗を深追いして温州まで追うことが
説得力を持つ。
700:無名草子さん
09/03/28 12:44:44
宗沢が南宋軍閥を連合させ、北伐を開始する直前に、青蓮寺によって暗殺されるという展開が
必要だ。すでに宗沢と李富の対立の萌芽は、3月号で見られた。宗沢が繰り返し、高宗の開封府
帰還を願ったのに、講和派の反対で願いが叶えられなかった史実とも符合する。
李富は南宋に新たな王国を作ろうとしている。南宋の貧弱な軍事力で全土を支配することは無理
なのだ。12月号の楊令クソの演説は、李富にやらせるべきことだった。南宋講和派が自らの領土
を縮減することを決めたことから、この後の歴史は動いたのだ。また、それに反対して、全土の統一
を夢みた岳飛たちの感動的なドラマも生まれたのだ。
このような南宋内部の対立と金国の直接統治派/傀儡政権派の対立が、華北に空隙を生み出し、
梁山泊が存在する余地が与えられた。
梁山泊は、史実では金国がやった仕事を肩代わりする。そうしない限り、梁山泊が南宋の歴史の
中で華やかな活躍をする余地はない。それを可能にするのが、蕭珪材の乱だ。
蕭珪材に燕京を守らせた北方謙三の見識の高さには脱帽した。燕京を抜かない限り、金軍は南宋
と闘うことができない。蕭珪材軍は少数であるが、蕭珪材すごいは、これまで言いつづけてきたことだ。
すごい戦をしてくれ。最後はどうせ死ぬのだから、捨て身の戦になる。死を覚悟した兵は強い。
また、地形も蕭珪材に味方する。長城の位置を確認せよ。