【割腹自殺】●●三島由紀夫2●●【肉体改造】at BOOKS【割腹自殺】●●三島由紀夫2●●【肉体改造】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト100:無名草子さん 09/01/18 11:45:43 私はまづ氏(蓮田善明)が何に対してあんなに怒つてゐたかがわかつてきた。 あれは日本の知識人に対する怒りだつた。最大の「内部の敵」に対する怒りだつた。 戦時中も現在も日本近代知識人の性格がほとんど不変なのは愕くべきことであり、 その怯懦、その冷笑、その客観主義、その根なし草的な共通心情、その不誠実、その事大主義、その抵抗の身ぶり、その独善、その非行動性、その多弁、その食言、 ……それらが戦時における偽善に修飾されたとき、どのような腐敗を放ち、どのように文化の本質を毒したか、 蓮田氏はつぶさに見て、自分の少年のやうな非妥協のやさしさがとらへた文化のために、憤りにかられてゐたのである。 三島由紀夫 「蓮田善明とその死」序文より 101:無名草子さん 09/01/21 12:46:14 人々は又しても責めるだらう、僕の作品には時代の苛烈さがないと。 しかし評家はもう少し炯眼であるべきだ。全く平和な時代に仮託したこの物語で、僕はまざまざと戦争と乱世の心理をゑがくことに芸術的な喜びを感じてゐる。 戦争時と戦後の心理のそのすべての比喩をよむ人はこゝによむ筈だ。芸術とはさういふものだからだ。 ――昔ばく徒は外出するときは必ず新らしい褌をはいて出た。さういふ生き方は実に我々には親しいものになつてゐたのである。 それは近代文学特有の不安と衰弱の心理とは別の、もつと張のある活々した心理だつた。 平岡公威(三島由紀夫) 昭和21年のノートから 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch