08/06/27 21:57:33
以前小さな出版社でバイトしていた時のことだけど、
原稿売り込みにきた無名著者とそこの社長のやりとりを聞いたことがある。
その社長が相手にまず言ったのは「あなたの本、どのくらい売れますか?」ということだった。
著者が答えられずにいると、社長は続けて言った。
「あなた自身、売る相手を具体的に想定してますか? 確実に買ってくれる人おさえてますか?
それで数千部でも見込めるなら、ご相談に乗れるんですが」
原稿の中身に対する批評などは全く話に出なかった。
後で聞いてみると、時々いる原稿持ち込み者はたいていそれで撃退?してるんだそうだ。
著者が「数千部は自分で買う」とでも言い出せば、共同出版の世界に近づくわけだが。