08/04/10 20:38:13
真面目にレスします。
文芸社の中にも優秀な編集者がいます。
ここで言う「優秀」の意味は、明日たとえば大手版元に行っても
一定のクオリティの作品を作ることの出来る編集者です。
ただ、大手版元の商業出版著者と文芸社の著者が根本的に違うのは
自分の作品を見極める力量を有しているかどうか。
ベタ褒めの営業所見で舞い上がっている著者の中には
自分の原稿を改めさせられることに対して逆上する人も多いし、
普通の何倍も点数を担当させられている編集者はとにかく波風たてずに
下版に辿りつくことを最優先せざるをえない場合が多い。
要は著者自体が、編集者の役目についてよくわかっていないことが多い。
あと優秀な編集者にあたるかどうかも運次第なところがある。
知ってるある著者は一切妥協せず最終的には何人もの編集者を馘にして
(2年かかったけれど)素晴らしい作品を上梓した。
その作品は大手版元から文庫化されている。
(リアル鬼ごっこじゃないよ)
つまり共同出版するというだけで舞い上がっている人たちは金毟り取られて
オシマイってことですね。
文芸社と立ち向かえるだけの知見とマネジメント力がなければ、
「一瞬のはかない夢」代金として大金が消えていく、それはそれで
いいのかもしれないけれど。
文芸社は原稿に対して審査なんて一切していない。
けれど、出来上がった作品に対してはあるレベルでの市場性を審査して
販売促進はしている。
隠居さんのようにすべて出来上がったらほな、サヨナラではない作品もある。
そこに選ばれるためには著者自身の覚悟と力量が必要なだけ。
そんな著者あまりいないけれどね。そんな人はレバレッジ利かせて
ちゃんと出版業界に人脈を作れるし、投資効果も冷静に判断できるし。