司馬遼太郎をあれこれ語る 20巻目at BOOKS
司馬遼太郎をあれこれ語る 20巻目 - 暇つぶし2ch300:名無し
08/02/17 18:38:24
支配権を奪取した者が、それ以前の歴史を書くからね。
勝ったものが負けた者の歴史を書く。
すると、やはりいかに悪かったかを書くことになる。

301:無名草子さん
08/02/17 19:49:24
>>300
「信長の棺」のドラマで松本幸四郎演じる太田牛一が
嫌々ながらも「信長公記」を書かされているようなものだな

302:無名草子さん
08/02/17 20:51:17
>>298
伝説を集めたものとそれ自体が作家の創作の違い?
前者は「そういう伝説がある」という取材結果を載せてるんじゃまいか。
素人なんでとんちんかんな事言ってるかもしれんが。

303:無名草子さん
08/02/17 21:09:55
>>300
江戸時代、徳川家が豊臣家たちを悪者扱いしたのと同じ理屈だね

304:無名草子さん
08/02/17 21:11:53
そういや戦前と戦後で南北朝の扱いが逆転したって小学校の先生からならったなー

305:無名草子さん
08/02/17 21:35:04
>>302
隣で聞いて速記していたように会話まで再現しちゃうからね→史記他の正史

ジャンヌ・ダルクとシャルルの2人っきりの会談を「会談した」で終わらせるのが「ヒストリー」で、
三顧の時の草盧対(劉備と諸葛亮の天下三分とかの会話)も実況するのが中国での「歴史」・・・と言っていた。
>>298は初めて史記を読んだ時に疑問に思っていたんだけど、酒見の指摘で納得してしまったw
まあ、面白さでは後者の「歴史」だとは思うんだけどね。

日本は両者の中間なのかなあ。

306:無名草子さん
08/02/17 23:14:14
三国演義は1200年後に書かれた小説
まったくの別物
陳寿に怒られますよ

307:無名草子さん
08/02/17 23:29:38
>>306
陳寿の方にも書いてあるんだよw
人払いした後の2人の会話が。

308:無名草子さん
08/02/18 07:30:42
三国志演義は勝敗など流れは歴史どおりだが他はすべて創作だからな
政治家である孔明とか天才軍師だし

309:無名草子さん
08/02/18 10:46:03
三国志もので思い出すのが「蒼天航路」という作品
原作者は韓国の人だからか、中華思想というのが薄く
そこが一番面白かった
漫画だからかもしれないが、曹操がイケメンで
見た目は歳を重ねてゆくのだが、心が若々しいままなんだ
その姿が信長に惚れるまでの道三に似ていて好きだったな

310:無名草子さん
08/02/18 11:06:20
道三の漫画なら本宮ひろ志「猛き黄金の国ー道三ー」があるね
もちろん色々違うけれど、司馬の小説が元ネタぽいのが多い

311:無名草子さん
08/02/18 11:17:49
司馬氏が亡くなった直後の追悼番組では本棚に児童向けの伝記や歴史漫画が並んでいて
それらを読んだ後で執筆に取り掛かったというエピソードが興味深かったです

中二の息子も漫画の伝記から龍馬のファンになったので
「竜馬がゆく」は長いけど面白いと言っていました
小六の時は桂浜の館内の図書館では「修羅の刻」ばかり読んでたんですけどね

312:無名草子さん
08/02/18 17:10:32
みんな!
司馬遼太郎を読めば歴史の知識だけじやなくて人間社会も人生もすべて学べるよな!
古典だとか世界の名作とか日本の名作なんか読む必要ねえよな!
学校の授業だって、歴史も社会も国語も道徳もゼ~ンブやめて
司馬遼太郎の小説をやればいいのにと思うよな!

313:無名草子さん
08/02/18 17:13:33
別に

314:無名草子さん
08/02/18 17:18:16 BE:1651800896-2BP(102)
継之助おつ

315:無名草子さん
08/02/18 17:21:03
俺はつぎのすけ派

316:無名草子さん
08/02/18 17:44:12


317:無名草子さん
08/02/18 17:50:17
>>312
政治がどういうものか社会や歴史がどういうものか理解しやすいな。

318:無名草子さん
08/02/18 20:14:42
世界の名作てカタカナばっかしでちっともオモシロくねえや
司馬のエッセイで新聞記者の時かに「戦争と平和」を読んだ
てあったけれど、よくあんなの読むな
社会人になれば読めるのかな

319:無名草子さん
08/02/18 22:37:46
登場人物表や地図を活用しろ
俺は司馬を読むときでも吉川弘文館の日本史地図を手元に置いてる
面白さが断然違う

320:無名草子さん
08/02/18 22:38:43 BE:734133683-2BP(102)
めんどくさいのでやりません

321:無名草子さん
08/02/18 23:44:21
「坂の上の雲」の巻末にある戦図を分け、小説中の適所にも載せればよいのにと思ったことはある。

322:無名草子さん
08/02/19 00:11:29
俺はポテトチップス食いながら読む

323:無名草子さん
08/02/19 00:46:33
俺もポテチを箸で食いながら読む

324:無名草子さん
08/02/19 07:41:06
江川達也の漫画は有り難かったな
それ読んでから「坂の上の雲」読むと
子規って食いしん坊だなぁ~と感じた

325:無名草子さん
08/02/19 08:16:41
江川の漫画って終盤、顔と台詞ばかりだったあの漫画かw

326:無名草子さん
08/02/19 13:57:57
司馬なんて幼稚なもんばかり読んでるとバカになる。
まだ村上春樹でも読んでたほうがマシだわ。

327:無名草子さん
08/02/19 14:10:43
村上春樹の方がヨッポド幼稚じゃねえか
顔もキモイし

328:無名草子さん
08/02/19 14:49:01 BE:1284734276-2BP(102)
多様な価値観を育むことが豊かだと言う事だろう
この国のかたち 1巻より

329:無名草子さん
08/02/19 18:03:37
春樹ってあの大麻で捕まった社長か

330:無名草子さん
08/02/19 18:41:41
>>329
それは角川春樹だろうが!


331:無名草子さん
08/02/19 18:54:41
東大物語の変態じゃね

332:無名草子さん
08/02/19 20:13:39
司馬小説が原案の漫画で傑作と言えば「お~い!竜馬」
江川は「タルるーとくん」を書いてた初期の頃が好き
最近は小林よしのりと一緒に評論家ぶってしまった
……小説家書かなくなった頃の司馬もこんなふうに言われてたんだろうか?

ところで個人的に司馬小説にランキングつけるとどうなる?

333:無名草子さん
08/02/19 20:27:03
>>332
私の場合、“買って読んで欲しい作品ベスト3”は

1位 「坂の上の雲」
2位 「花神」
3位 「功名が辻」

実際、文庫本一気買いしました

334:無名草子さん
08/02/19 21:09:21
「竜馬がゆく」「坂の上の雲」は面白いと聞くがあまりの分厚さにちょっと手に取れない
「国盗り物語」の厚さでさえちょっとためらう
「翔ぶが如く」なんぞ10巻もある上に駄作との評判が高いので尚更

……こんな漏れにも読めますかね?

335:無名草子さん
08/02/19 21:44:08
1位 義経
2位 峠
3位 国盗り物語

336:無名草子さん
08/02/19 21:53:05
主人公が好きだから何度でも読む部門

1位 織田信長「国盗り物語」
2位 土方歳三「燃えよ剣」
3位 坂本龍馬「竜馬がゆく」

337:無名草子さん
08/02/19 22:01:02
理屈抜きでひたすら面白い本

1位尻喰らえ孫市
2位俄-浪華遊侠伝
3位風神の門

338:無名草子さん
08/02/19 22:37:54
>>336
「国盗り物語」はどう考えても斎藤道三でしょうに。もしくは光秀か。


339:無名草子さん
08/02/19 22:46:09
1位 竜馬がゆく~竜馬の躍動感最高
2位 関ヶ原  ~三成と秀秋と広家氏ね!
3位 覇王の家~家康は嫌いだが小説自体は面白かった

340:無名草子さん
08/02/19 22:56:06
1位 関ヶ原
2位 城塞
3位 覇王の家

341:無名草子さん
08/02/19 23:46:31
それほど長くなくて歴史知らない初心者でも面白いなら
燃えよ剣
新撰組血風
太閤記
覇王の家
国取り12&34

342:無名草子さん
08/02/19 23:58:44 BE:1376501459-2BP(102)
1位 菜の花の沖 「真の大人とは自分だけの世界を切り開くものだ」主人公かっこよすぎる
2位 峠       「英雄とは世間とは逆のことをするものさ」名言だなぁ
3位 義経      鎌倉時代。あんまり興味なかったがこの小説はおもしろい

どれも順位はつけがたいけど最近読んだものをあげてみた

343:無名草子さん
08/02/20 00:00:43
義経は鎌倉時代ではないんじゃ

344:無名草子さん
08/02/20 00:03:37 BE:1070612257-2BP(102)
うぇ、失礼平安時代ですね

345:無名草子さん
08/02/20 00:04:15
「翔ぶが如く」駄作かな?3回通読したほどはまったが。
「坂の上の雲」は現在初読中で二巻目終わったところ。
今のところ、
1位 「竜馬がゆく」幕末青春小説の決定版
2位 「国盗り物語」ただし道三編は1回読んだのみ、信長編は光秀の心理描写が上手い。何回も読んだ。
3位 「翔ぶが如く」前半・征韓論での決裂の緊張感と後半・戦争への盛り上がりと戦闘シーンの迫力がすごい。


346:無名草子さん
08/02/20 00:10:52
難しいかも知れないけど、ワーストも挙げて欲しかったりして。

一つだけ。

347:無名草子さん
08/02/20 00:15:25
ワースト?
つまらなかったのは「大盗禅師」と「城を取る話」ぐらいかな
いずれも長く文庫化されなかったのがうなずける出来

348:無名草子さん
08/02/20 00:18:30
たしかに「城を取る話」はつまらんかったな。
俺途中で読むのやめたもん。
途中でやめたのはあれだけ。

349:無名草子さん
08/02/20 00:51:51
箱根の坂は嫌いだ
作者が60歳頃の作品で、戦国時代を書くにはパワー不足
よく調べてるんだけどだらだらとつまらない
しかもその後早雲の生年の定説が変わって萎える
タイトルもひどい

350:無名草子さん
08/02/20 01:54:45
胡蝶の医者もつまらんかった

351:無名草子さん
08/02/20 01:55:56
基本的には、つまらない作家だよね

352:七資産1970
08/02/20 02:32:26
>>334
読めると思うよ
ただ、いきなり「翔ぶが如く」や「坂の上の雲」に挑戦するとダメかも
戦国ものと幕末もの
興味あるほうから始めるてはどうかな

「国盗り物語」「新史太閤記」
「竜馬がゆく」「燃えよ剣」
とか

自分の感性と合う・合わないはあるかもしれないけどね

353:無名草子さん
08/02/20 02:35:44
つーかベストを選んだらほとんど短編になるんじゃないか?
長編はいずれも作品としての結晶度が低すぎ。面白いは面白いけど。

354:無名草子さん
08/02/20 03:48:54
坂本がゆくは長編だけどやはり傑作だろうね
主人公が魅力的で歴史を知らない初心者でも十分楽しめる上
幕末の一通りの流れや当時の社会がよくわかる

355:無名草子さん
08/02/20 07:45:24
傑作というより代表作という感じ。司馬のおもしろさを堪能できる。
でも一個の作品として見ると、挟雑物が多すぎ。
面白いから傑作、ためになるから傑作、というならそれでいいけどさ。

356:無名草子さん
08/02/20 08:25:29
「翔ぶが如く」は、薩摩人を格好よく描こうとしたら
取材していくうちに西郷・桐野らのあまりの無策ぶりに呆れてモチベーション低下
芦名千恵というまるまる一章使いながら途中でフェードアウトしたキャラも出て
司馬小説の中ではもっとも構成がまずくかつグダグダしたと言われている

357:無名草子さん
08/02/20 09:05:21
直木賞作家の宿命とでも言うか、司馬氏の場合でも小説は連載が前提で書かれるものになるからね
短編が面白いと評判になれば、長編にしようという動きがあるのが当たり前
そこのところは週刊少年ジャンプの「こち亀」以外の代表作とよく似てる

かなり強引だが「街道をゆく」が「こち亀」なら
「翔ぶが如く」は今現在の「テニスの王子様」という印象がある

358:無名草子さん
08/02/20 09:27:56
短編の方が上手に書けるというのはどんな作家でもそう
ドストエフスキーも雑誌連載の締め切りに追われた作家
口述筆記の雑な文体が多い
そのかわり勢いはある

359:無名草子さん
08/02/20 12:04:24
>>338
大河ドラマの「国盗り物語」から原作を読んだせいか
道三がエロ過ぎるせいか、光秀がストーカーにしか思えないせいか
どうしても信長が主人公に思えるんです

360:無名草子さん
08/02/20 14:58:42
>>359
婦女子、乙!

361:無名草子さん
08/02/20 18:46:28
光秀って三国志演技で言えば、諸葛亮並に万能なのに人気無いよな~。
信長に仕えず敵対勢力に使え奮闘してたら、正史に残る忠臣&名将として残ったかもな。

362:無名草子さん
08/02/20 18:46:47
360の品格に感心


363:無名草子さん
08/02/20 19:18:00
司馬のこの国の形って誰か読んだことある?
内容どういうの?

364:無名草子さん
08/02/20 19:32:09
>>361
「国盗り物語」がきっかけで戦国ものが好きになった私には
左馬助=龍馬の祖先=孔明というイメージがあるせいか
「アマデウス」のサリエリみたいな役回りな印象がある
光秀にはあまりいいイメージが持てないですね


365:無名草子さん
08/02/20 19:33:26 BE:1101200966-2BP(102)
あまりスレでは話題に出ないね
1巻しか読んだことないので間違ってるかもしらんが余談の塊みたいなものかな?

366:無名草子さん
08/02/20 19:34:07
>>363
エッセイと呼ぶより随筆と呼ぶのがしっくりくる作品ですよ

367:無名草子さん
08/02/20 19:58:44
司馬は晩年日本が滅ぶのではという危機感で、小説を書くの止めてこの国の形を書いたらしい。

368:無名草子さん
08/02/20 20:07:51
司馬ってなんで桂嫌いなん?

369:無名草子さん
08/02/20 20:10:56
むしろ桂好きでしょ?

370:無名草子さん
08/02/20 20:49:37
>>369
散々神経質な小物扱いしてますが?

371:無名草子さん
08/02/20 21:31:55
桂は好きだけど木戸は好きじゃない、という印象。

372:無名草子さん
08/02/20 21:39:17
司馬は基本的に技術者が好きだよな

373:無名草子さん
08/02/20 21:54:15
どの作品でも脇役だな

374:無名草子さん
08/02/20 21:58:47
自分は司馬作品に出てくる桂小五郎こと木戸考允は
「銀魂」という漫画に出てくる桂小太郎のモデルになったという確信があるから
好き・嫌いの二元論で語るとしたら、好きよりも嫌いを選ぶと思う

375:無名草子さん
08/02/20 23:11:07
司馬の小説て、短編は別として長編では、暗い小説てねえよな
何かカラッとして元気が出るようなのばっかりだ
わずかに、『歳月』がそうではない否定的なというか教訓的色合いのと
『ひとびとの跫音』が淡々とした小説、という程度だ

376:無名草子さん
08/02/20 23:30:47
新人物往来社『司馬遼太郎全作品大事典』てのを持ってるんだけど
全作品とは名ばかり短編小説が僅かしか取上げられおらず、「事典」の意味がない
(もちろん司馬没後の出版)

377:無名草子さん
08/02/20 23:41:50
城塞とか読んでも元気は出ない

378:無名草子さん
08/02/20 23:43:14
便乗商法ですね
司馬没後、司馬の名を冠した本が無数に出てきましたが、
ほとんどがロクでもない本ばかりですね
しかしまあ、没後も毎年何十冊も司馬関連の本が出ているのは、
死後も司馬の影響力が大きいと言うほか無いっすね

379:無名草子さん
08/02/21 00:20:57
俺もそういう類の本は嫌悪してはいるんだが、
なんだかんだ司馬って書いてあれば取りあえず手にとってしまう。

坂の上の雲の実写化も、奥さん最悪とか言いつつもどうせ見てしまうんだろう。

380:無名草子さん
08/02/21 00:34:13
司馬作品の全部を知ろうと思えば、書店に行って文庫の棚見た方が早えや
短編も、結局のところ全て文庫にはいっているんだからな
しかも、絶版品切はひとつもない

381:無名草子さん
08/02/21 00:44:06
全国の文庫本コーナーが司馬遼太郎全集状態

382:無名草子さん
08/02/21 00:59:02
今年の大河ドラマだって主役の篤姫よりも龍馬のほうが注目されてるものな

383:無名草子さん
08/02/21 01:23:03
谷沢永一『司馬遼太郎』(出版社忘れた)て本をブックオフで買って読んだら、
司馬の小説『義経』に出てくる「金売りの吉次」は、司馬が作った架空の人物だと。

「吉次」て『平家物語』に出てくるじゃねえか、役割も同じで。何も司馬の創作じゃねえ。
この谷沢てホントに国文学者かね。

『竜馬がゆく』の「寝待ちの藤平衛」と間違えてるのか・・・でも、そんな流れじゃなかったよ。
「『義経』の時代は史料が少ないから云々」という流れだった。

384:無名草子さん
08/02/21 08:25:00
学者よりも司馬の記憶力のほうがずっと上って事だ

385:無名草子さん
08/02/21 09:56:14
司馬氏は新聞記者だったから、取材の大切さはよく理解してるはず
学者のように図書館に籠って資料を読み漁っていても眼の付け所が違うと思う
吉次を登場させたのだって平家が北宋と海上貿易していたように
源氏が奥州藤原家と陸上輸送していた証拠があっての理由があるはずだ

386:無名草子さん
08/02/21 12:41:03
司馬の文章はやさしい文章というのが印象だけど、よく見るとどの作品も
難しい熟語を方々に使ってあるね
初読みの時はそれが気が付かないだけだ
同時期の史伝小説家・吉村昭の作品が常用漢字だけみたいな画数の少ない
漢字ばかりを使ってあるのと、いい対照だ

387:無名草子さん
08/02/21 14:45:09
難しい漢字もあるが、かなり自己流にひらがなを多用する人なので読みやすい

388:無名草子さん
08/02/21 14:53:07
>>370
木戸が神経質で小言言うのは事実だからな、自分でさえ認識してたみたいだし。
伊藤なんかにも気難しい人とか言われたし。

389:無名草子さん
08/02/21 19:43:40
>>383
むしろ谷沢永一が学者だったことに驚きだ

390:無名草子さん
08/02/21 20:08:54
「武功夜話」を偽書と言い切る奴もいるからなぁ

391:無名草子さん
08/02/21 20:31:24
武功夜話にけちつけたら、もっと昔の史書なんてねえ・・・
夢のかけらもない学者は消えていい

392:無名草子さん
08/02/21 21:29:49
川中島で信玄と謙信が直接剣を交えたという証拠はない
「だから決闘はなかった」と歴史学者は主張する
しかし海音寺潮五郎は「証拠がないことは決闘がなかったということを意味しない」と言った

393:七資産1970
08/02/21 21:45:20
司馬さんは
学者でなくて作家なんだから、自分が描きたい人物像を描いただけなんだろうけれど
研究者が書いた随筆風な作風(←個人的見解) のせいで必要以上に神格化され
その反動で、必要以上に貶されているような気がする

と最近復刊された作品(大盗禅師ほか)を読みながら考える

394:無名草子さん
08/02/21 22:25:37
日本には読書人なら誰でも知るような「偉大な歴史家」がいない
たとえば英語圏ならギボンの「ローマ帝国衰亡史」は今でも必読書
で、望んでかどうかは知らないが、小説家ながら司馬がその空席を埋めることに

395:無名草子さん
08/02/21 22:33:36
日本には読書人がいない

それでいいのだ

司馬はギボンつうか(英語圏じゃないけど)デュマだろ

396:無名草子さん
08/02/22 00:33:35
評論家なんて、気の利いたことを言おうとして、
愛読者に不快な思いをさせたり、「何言ってんだ?」てな見当違いなことを述べたり、
大抵的外れなゴタクばっかりタレてる。
司馬のものだったら全文これ賞賛だらけの評論書いといたって原稿料貰えるよ。

こんなのに一切惑わされずに、読者が自身で味わいそれぞれのセンサーで受け止めておけば良いんだ。

397:無名草子さん
08/02/22 17:33:08
>>370
>神経質
これだけで、嫌ってると判断できるかな?
飛ぶが如くや竜馬がゆくを読む限りでは、司馬は桂好きそうだけどな。
あくまで俺の主観。少なくとも俺は司馬作品の桂は好き。

398:無名草子さん
08/02/22 18:33:42
すみません、質問なのですが
「竜馬がゆく」→「翔ぶが如く」を読んでいるですが、
途中が抜けているんですよね。

大政奉還・江戸城無血開城等、司馬氏の視点で書かれた作を読みたいのですが
どれを選べばいいのでしょうか?

どなたか、よろしくお願いいたします

399:無名草子さん
08/02/22 18:37:21
『最後の将軍』

400:無名草子さん
08/02/22 18:45:28
>>399
ありがとうございます。

やっぱり、それしかないんですかね
作品集みる限りそれかなとは思ってたのですが

401:無名草子さん
08/02/22 19:58:08
>>400
大政奉還前後~戊辰~明治前半が含まれてる作品なら

酔って候(大雑把に幕末から明治までの短編)、歳月(幕末ギリギリから征韓論まで)、峠(幕末から戊辰戦争の途中まで)、燃えよ剣(幕末から~蝦夷で土方が戦死するまで)、花神(幕末以前から~明治初期まで)

歳月が一番わかりやすいけど、翔ぶがと被る描写が多々含まれてる。

402:無名草子さん
08/02/22 23:01:06
酔って早漏は読むべき
アル中男の視点から時代の怒涛の流れが見える

403:無名草子さん
08/02/23 03:35:31
酔って~は同時収録の大名達の短編もクオリティ高いと思うね、
鍋島のヒヒ爺がキャラ立ち杉で面白かった。

司馬小説は大好きだけど、これの愛読者は家康の評価が不当に
辛い気がして家康厨的にはそこだけが不満。

404:無名草子さん
08/02/23 06:41:08
>>403
信長厨的な私から見ても、家康はあんまりな書かれ方してるね。
でも、もっと悲惨なのは秀吉だね。何と言うか容赦ない。
多分、信長にはスケート選手の、家康にはNHKのアナウンサーの
子孫がいるけど、男性不妊の秀吉にはいないからね。

405:無名草子さん
08/02/23 10:13:44
半島への配慮だろ

406:無名草子さん
08/02/23 10:32:10
司馬は秀吉大好きだろ
あと官兵衛

407:無名草子さん
08/02/23 11:03:18
>>406
でもま、関白になってからの秀吉は嫌いだと書いていたな

408:無名草子さん
08/02/23 11:25:55 BE:1223556858-2BP(102)
人はなるべく殺さなかったのに殺し始めちゃった時期も書いてるね。新史太閤記だっけか?
弟が女漁りまくって、それを怒った秀吉がその女ら数十人を人々の前で殺して埋めたとか。

409:無名草子さん
08/02/23 11:26:39
欠点にはあえて目をつぶる
それが遼太郎クオリティ

410:無名草子さん
08/02/23 11:31:18
悪役と悪者の違いをちゃんと書き分けてるよね

411:無名草子さん
08/02/23 14:00:32
歴史に善も悪もない
歴史家失格

412:無名草子さん
08/02/23 14:03:41
悪とはなんだろう。人々はそのことについて考え込まざるをえなかった。
義経より

413:無名草子さん
08/02/23 14:04:48
司馬は歴史家じゃないし

414:無名草子さん
08/02/23 14:13:33
でもこのスレでは歴史家以上に史実に忠実だ、描写も正確この上ないということに決定してるみたいだぞ

415:無名草子さん
08/02/23 14:56:27
してないw

416:無名草子さん
08/02/23 15:18:12
ここまでの流れはどう見ても日本の歴史家には見られないほど史料を読んでいる、
司馬を超える歴史認識を持った歴史家もいない、って話だったじゃんw

417:無名草子さん
08/02/23 15:20:50
>>416
> 日本の歴史家には見られないほど史料を読んでいる、
> 司馬を超える歴史認識を持った歴史家もいない

これと司馬が歴史家であるか否かは、全然別の話。
お前の頭は雑すぎる。

418:無名草子さん
08/02/23 15:22:35
司馬は歴史家だなんて書いてないよ

419:無名草子さん
08/02/23 15:23:33
上坂冬子さんがエッセイとかで語っていたけど
「歴史の真実を調べる者が知りたいことって、その者が死んで50年経たないと分らない」
は私にはすごく説得力があったな

それは司馬氏の考え方も同じだと思う

420:無名草子さん
08/02/23 15:24:15 BE:489422382-2BP(102)
そもそも歴史家と言われる人の本を読んだことないし、誰が歴史家なのかすら知らない
小学校の図書館にあるような「日本の歴史」というまんが本も歴史家の本だって言うなら読んだことある

421:無名草子さん
08/02/23 15:25:02
IDが無いから誰が誰かよくわからないが、
>>411が見当外れなだけ

422:無名草子さん
08/02/23 15:35:15
>>420
URLリンク(www.shinchosha.co.jp)
この講演の中では、司馬遷、ヘロドトス、J.ミシュレを
歴史家の例として挙げてるね。それと比べて、歴史小説家の
仕事は全然違うと、司馬遼本人が話してる。

423:無名草子さん
08/02/23 15:46:58 BE:611778645-2BP(102)
>>422
おお、これは度々スレで問題になっていることが解決しそうな本だね

424:無名草子さん
08/02/23 16:11:45
6万冊の本を集めて読んだ司馬を凌駕する歴史家が今の日本にいるとは思えない

425:無名草子さん
08/02/23 16:27:29
そりゃ歴史家は小説書いてないもん

426:無名草子さん
08/02/23 17:04:07
司馬も歴史書書いてないのに、歴史家に突っ込まれてる

427:無名草子さん
08/02/23 17:07:26
歴史小説家に突っ込むようなアホ歴史家なんて
捨て置けばよろしい

428:無名草子さん
08/02/23 17:12:21
研究者が指摘するのは「司馬の小説を史実としんじている人たちがいる」からで、
それも>>427のいうように小説自体の批判というより(それやるのはほんとアホじゃな)、
信じている人たちの言動のほう。

429:無名草子さん
08/02/23 17:36:16
国民作家になっちゃった以上、頭の悪い読者が多数を
占めるのは仕方ない。司馬遼には気の毒だが。

430:無名草子さん
08/02/23 17:50:36
NGワード推奨 歴史家、学者、史眼、史書、史料

431:無名草子さん
08/02/23 20:14:38
日本の歴史家と言えば津田左右吉かな
でも文学寄りの人だな
内藤湖南や宮崎市定も偉い学者だけど中国史だし
今どれだけ読まれてるかというと心もとない

432:無名草子さん
08/02/23 20:22:43
司馬先生は単なる歴史家ごときじゃなく、豊富な歴史的知識と抜きんでた見識と分析能力を持つ文明批評家である!!

433:無名草子さん
08/02/23 20:23:04
内藤湖南全集読んでみたら、現代語じゃなかったので諦めた
読みたかったのに悔しい

434:無名草子さん
08/02/23 20:35:25
結局、この国の歴史を語る人というのは
子どもなんでも相談室みたいに誰にでも
「歴史が面白い!」と感じさせるようには
書いてはいないんだよ
どっかの大学で自分が褒められることしか
考えてない人がほとんどなんだ
だから、現代語に直したところでも
そのまま読めたとしも面白くないよ

435:無名草子さん
08/02/23 20:37:13
>>434
まぁお前みたいなのが国民作家司馬遼太郎の読者の
大部分を占めてるんだろうなとは思う

436:無名草子さん
08/02/23 21:25:02
司馬は、
それぞれの時代を人々が懸命に生き抜いた姿が歴史なのだ、と示したのだ

個々の史話も、こんな風な人々の営みじゃなかっただろうか、現代人にも参考に
なるね、と言ってるんだ
意気込みと誇りとやり甲斐をもった人たちの姿をね

何も史実を研究していたわけではない 史実は飽くまでそのための材料なんだ

司馬が言及した史実が、史学の学者の研究内容と違うなぞということはさほど
大事なことではない

437:無名草子さん
08/02/23 22:40:13
司馬小説の創作に突っ込み入れるという行為は
SF小説の科学設定に突っ込みを入れるのと同じ
いかにタケコプターが科学的にありえない発明品でも
それを指摘したらそこで物語が止まってしまう
そういう人はそこで本を投げ出すしかないということ

438:無名草子さん
08/02/23 22:55:28
>>437
柳田理科雄の場合、タケコプターは頭に1個つけるだけでは飛べないけど
足にもう1個つければ飛べると、ヘリコプターの原理を誰にでも解り易く
説明していた
そういう愛嬌が司馬氏にもあって大衆に受けているんだ
それに司馬好きとしてみれば、司馬氏だけが叩かれるのが腹が立つんだ
自分が同じぐらいお気に入りの池波氏はスルーされてるのにな

439:無名草子さん
08/02/23 22:58:25
ここまでメジャーになっちゃったら、ある程度しょうがない

新しい歴史教科書を作る会に勝手に仲間扱いされちゃったりとか
酷い話だと思った

440:無名草子さん
08/02/23 23:04:22
歴史家=歴史的証拠が事実かどうかの証拠を検証する=検察
司馬=歴史をどう解釈するか=裁判

441:無名草子さん
08/02/23 23:07:52
煽りにマジレスイクナイ、は百も承知だが、
中高生諸君は440の右がわ信じちゃダメよw

442:無名草子さん
08/02/23 23:09:11
別に煽りじゃないだろ。
例えが的外れなだけで。

443:無名草子さん
08/02/23 23:13:14
じゃあ貴様らザ子供が解釈書いて見せろ

444:無名草子さん
08/02/23 23:15:54
頭の悪い人が頑張って書き込んだんだから、褒めてあげなよ。
かわいそうじゃん。

445:無名草子さん
08/02/23 23:18:26
坂本竜馬で言えば、剣の免許皆伝は史実かどうかで分かれる

歴史家=免許皆伝の証拠が残ってない=事実ではない

司馬=状況、経緯、証言から推測すると証拠が残ってないだけ=事実ではないかと推測できる

446:無名草子さん
08/02/23 23:20:34
>>444
中身のない低レベルな煽りを書かないで、歴史家との違いを説明してもらいたいものだ~

447:無名草子さん
08/02/23 23:24:33
>>438
池波氏は史料の引用すらしないし、文章も描写も単純明解
史実と創作を巧みに織り交ぜ、どちからがどちらだかわからない書き方をする司馬氏とは違う

448:無名草子さん
08/02/23 23:28:52
司馬の小説スタイルである、作者が小説内で
エッセー風に語るところが、ややこしさの元なんだよな

フィクションに対して、作者が自分で言及するのは変だから
どうしても史実に対する言及と読めてしまう

449:無名草子さん
08/02/23 23:40:31
みんな言ってる「歴史家」って用語、あいまいだねえ
「歴史家」ってのは史学の学者じゃない それを含まない
史学は史学だ
歴史とは物語である
この物語を書いたり述べたりあれこれ論じたりできる人が「歴史家」だ
その人が小説家か文学博士か自称歴史研究家かは問わない

従って、司馬遼太郎も「歴史家」だ

450:無名草子さん
08/02/23 23:43:39
そもそも事実かどうかなんて死んだ本人に聞かないとわからない面もある。
あとは状況から推測しどう解釈するかである。

451:無名草子さん
08/02/24 00:05:21
歴史家がどうとかじゃなくて、小説家を『真実の書き手』と勘違いする
奴がいて、そいつのせいで作者である司馬遼が貶められている、という
だけの話。無駄に話をややこしくするな。

452:無名草子さん
08/02/24 00:10:16
くわえて、歴史家の書いた本が歴史の真実とは限らないよね
あくまで史書や史料の一解釈なワケで

453:無名草子さん
08/02/24 00:26:26
そもそも、これだけの国民的大作家を貶めたり非難するのはおこがまし過ぎる
どんな知識人でも学者でもだ いはんや一般読者においてをや

すべて司馬作品をろくに味わっていないに決まっている
それと、人がいいというものを素直に受け止められないヒネクレ者

454:無名草子さん
08/02/24 02:43:06
きめえ

455:無名草子さん
08/02/24 09:59:31
2月24日付朝日新聞東京13版11面より

「吉村の生前の対談を編んだこの本を読むと、
彼が並みの研究者など寄せつけないほど、
史実の探求に大きな精力を注いでいたことがわかる。
 例えば吉村は、『桜田門外ノ変』の執筆にあたり、
恐るべき執念で、当日の雪が何時にやんだのかを
探り当てている。対談者の一人・永原慶二は、
こういった成果を「歴史家の仕事」と絶賛している。」

京大准教授が吉村『歴史を記録する』(河出)を紹介してるわけだが
"だから吉村の小説は面白い!"とか
"だから吉村作品は読者をアフェクトする"
といった関連付けはなされずじまい。

もちろん、それは歴史学者が申すまでもなくみなさんご存知でしょ、
という前提とも思われるので奈良岡某氏や朝日編集にケチをつけたいわけではなく、
また、吉村と司馬ではだいぶ違うのであるが、
しかしこういうのの積み重ねが頓珍漢な歴史小説家礼賛につながるのではないか
と長文チラウラスマンネ

456:無名草子さん
08/02/24 11:31:18
>>455
>吉村と司馬ではだいぶ違うのであるが
あたりめえじゃねえか
吉村は史伝小説家、史実を追求するのは当然
司馬は、伝えられる史実を前提としそれを材料として物語を創ったのだ

史料が少ない対象(斎藤道三や『項羽と劉邦』など)なら、それを大きくふくらませて
「こういう物語はどうかね」と、書いたんじゃねえか

457:無名草子さん
08/02/24 11:34:27
そういう小説家の「仕事」の部分はともかく、小説中のフィクション部分まで史実と
思い込んでる読者多そうだよね・・・・
特に司馬の場合たまに「存在もしない文献からの引用」ということやるしw

歴史解釈といわゆる「司馬史観」ってものの違いもそうだよね
小説のために創作された「人物像」「事件の実相」などの解釈・解説部分をそのまま
実際の人物像、事件の実相ととらえちゃうとあやしくなるわけで。

458:無名草子さん
08/02/24 11:53:14
>>457
「存在もしない文献からの引用」は芥川龍之介とかもやっていたし
「走れメロス」は太宰治の創作でギリシャやローマにはそんな話はないし
「剣客商売」に田沼意次の娘が出てくるけどそれは架空の人物だし

とにかく歴史学者と名乗る人たちは司馬氏は自分で歴史学者ではなく
小説家だと言っていたことを無視して、ああだこうだと言うのがうざい

アンチ司馬がああだこうだと言うのは笑えるけどね

459:無名草子さん
08/02/24 11:58:48
>>458

なんかずれてるw
創作部分をただ突っ込んでる歴史家なんてあほだよ、実際

でもそうじゃなくて、創作部分まで史実と思い込んでいる読書がいるから
これが実際だって言わないといけなくなることがあるわけで。

うざいって思うのはまさに「史実でない部分まで信じていた」からでないのか?


460:無名草子さん
08/02/24 12:25:22
>>457
例えば、「竜馬がゆく」のあとがきには『お田鶴様(オリキャラ)の子孫』
なる人物がでてきて司馬遼が取材をしてるんだよね。

よく読むとその人は『福岡家(土佐藩家老、この家自体は実在だがそこの
姫君であるお田鶴は架空)』の子孫なんだけど、こういう書かれ方では、
お田鶴様の子孫がいるなら実在の人物だろうな、って思っちゃう。

史実かどうか、を念頭に置くとややこしい書き方する人だよ実際w

461:無名草子さん
08/02/24 12:32:34
司馬のすごいところは量的部分
投入した史料と作品の量を掛け算すると恐ろしいことに
ふつう調べ物が好きな作家は、井上ひさしみたいに遅筆になるんだけど

462:無名草子さん
08/02/24 14:21:16
お田鶴様の子孫から苦情が来たらしいね
うちの家系にあんなふしだらな娘はいないって

463:無名草子さん
08/02/24 14:21:28
要するに司馬作品を読む人それぞれの鑑定眼がしっかりしてるかどうかの話だよ
評価にずれがあるのは個人差だと思えばいいしな
どのみち既存の史料をそのまま使うのは当時であっても問題はあったと思うしな


464:無名草子さん
08/02/24 17:27:10
>>460
それは、手がかりは示したから、ちゃんと調べれば架空の人物だと
わかるはずですよ、というヒントではなくて?

465:無名草子さん
08/02/24 18:31:28
お田鶴のモデルは龍馬の幼馴染の平井カオだっけ?

466:無名草子さん
08/02/24 18:37:12
先祖にふしだらな娘がいないことをどうやって調べるんだろう

467:無名草子さん
08/02/24 18:44:59
自分の中に先祖伝来のふしだらな血が流れていると思ったら負け

468:無名草子さん
08/02/24 18:53:37
淫らと猥ら

どちらがみだらですか?

469:無名草子さん
08/02/24 19:05:39
坂本龍馬・・・地上に彼が生まれたのはまさに奇跡!!

470:無名草子さん
08/02/24 19:06:51
>>468
自分はケモノへんのほうがエロい

471:無名草子さん
08/02/24 22:44:14
坂の上の雲読んでるがものすごい明治フィルターだなこれ

472:無名草子さん
08/02/24 22:46:27 BE:1101200966-2BP(102)
例えばどんなところ?

473:無名草子さん
08/02/24 22:47:02
URLリンク(www.google.co.jp)

474:無名草子さん
08/02/24 23:10:03
>>472
まだ途中だけど明治の日本人は神だったのに昭和は・・・っていう感じが全体的にする

475:無名草子さん
08/02/24 23:12:32
そういう感じがするというか、
それを8冊書けて延々と説いている小説だ、それはw

476:無名草子さん
08/02/24 23:15:01 BE:611778454-2BP(432)
まぁ日露戦争は辛勝とはいえ勝利、第二次世界大戦は惨敗だからねぇ
でも恐らくこれから無能が出てくるのでお楽しみに

477:無名草子さん
08/02/24 23:20:40
乃木希典のことかー!

478:無名草子さん
08/02/24 23:36:09
井上ひさしが神保町に行ったら乃木関係の本が一冊も残っていなかったという伝説

479:無名草子さん
08/02/24 23:58:17
>>464
「私はお田鶴様の福岡家の子孫です」

これがあとがきで出てきた人物の自己紹介。

あくまで彼女を架空と知っていれば『子孫』は福岡家にかかってる
ことがわかるが、知らなければお田鶴様にかかってるように見える。

乃木さんもウッカリ陸軍で突撃方針(当時の常識)採っちまったが為
に国民作家にボロクソ書かれて可哀想だよ。今ではそれ以外の手段
ならあの短期間じゃ旅順は落ちなかった、とまで見直されてきてる
けれども。

480:無名草子さん
08/02/25 00:38:37
乃木さんなんて気安い呼び方ができるよぅになったことじたいひとえに司馬の功績だな

481:無名草子さん
08/02/25 01:18:31
「軍神」、「明治天皇に殉じた忠臣」と祭り上げられていたからな
坂の上の雲は偶像破壊的な作品だった
まあリアルタイムでは知らないが

482:七資産1970
08/02/25 01:26:25
「殉死」は乃木将軍ファン(?)は抗議するかな
実際抗議をうけたとどこかで呼んだけど

今「最後の将軍」を読み直そうかと思っているんだけど
司馬には珍しい失敗作・・・という意見を見かけるんだけど
どこがそうなのだろうか
まあ、誰にでも好きな作品と嫌いな作品とがあるだろうけれど

483:無名草子さん
08/02/25 01:47:48
むしろ優れた作品だろ
主人公が「カッコワルイ」から不人気なんでないの

484:無名草子さん
08/02/25 09:44:31
「最後の将軍」は傑作ですよ
江戸幕府をつぶした張本人だから歴史的には情けないポジションだが、
司馬は頑張って格好良く書いているよ

485:無名草子さん
08/02/25 14:54:23
評論家などが「失敗作」「駄作」・・・なんて批判するの、信用せんほうがいい
そんなのに限って妙におもしろかったり新しい視点のだったりする
『最後の将軍』然り『翔ぶが如く』『だったん疾風録』『人々の跫音』・・・皆然り

486:無名草子さん
08/02/25 17:19:11
人を選ぶ、というか最大人気層である『竜馬がゆく』がツボに来た人に
とってはエンタメ性が少なく物足りない系統である、というだけで駄作
ではない。

『読んでみて決めろ』としかいえないな、人の好みによるし。

ただ、『駄作だ』という人にも理由はあるし、本人の感性に従った感想
である事は間違いないので、それを『間違いだ』と一方的に否定すると
いうのはどうだろうな、>>485

487:無名草子さん
08/02/25 18:48:40
竜馬がゆくも面白かったけど最後の将軍も普通に面白いよ
ただ慶喜の精神構造に共感できにくく、劇的といえる場面がないだけで

488:無名草子さん
08/02/25 22:58:44
国民作家とか言われてるが、彼が遺した作品は膨大で一通り目を通した人間ですら少ない
文庫本の解説とかロクでもないのが多いな

489:無名草子さん
08/02/26 08:35:40
確かに小説が文庫で百数十冊、エッセイ・対談集も同等にある
文庫で300冊ちかい著書全てに目を通せるのは年季の入った司馬ファンだけだな

490:無名草子さん
08/02/26 09:15:16
昨日のTVで石田三成が干し柿を拒んだエピソードで
紳助が司馬氏をとりあげて作り話と否定していた

あれがあまり読んだことのない人の代表例だな

491:無名草子さん
08/02/26 12:30:18
明治維新の後ではなく、以前にルソーの思想が入っていれば…うんぬん
という箇所を詳しく思い出したいのだがどうしても思い出せない。
本はこの国のかたちだったろうか、坂の上の雲だったか…誰か記憶している人いないかな

492:無名草子さん
08/02/26 16:38:56
>>491
『「明治」という国家』第11章「自由と憲法をめぐる話(ネーションからステーション)」での著述
直接的には≪愛蔵版≫ではP275の後ろから5行目より。同章前半がこの話

司馬は同様の記述を先に小説でしていたり他のエッセイで書くケースがあるから、
アナタの読んだのは挙げられた書かもわからないが、レスを見て私は直ぐこの本を思い付きました

493:無名草子さん
08/02/26 17:28:33
>>492
おお、ありがとう!!!その本は読んだことないですが後述の通り話題がだぶってることはよくありますね
とりあえず、その本を購入してみますm( )m

494:無名草子さん
08/02/26 22:48:12
『世に棲む日々』と『十一番目の志士』って司馬作品の中ではどれだけおもろい?
S.A.B.C.D.Eでランク付してくれ

495:無名草子さん
08/02/26 23:39:10 BE:550601429-2BP(432)
>>494
ランク付けは難しいなぁ
「世に~」は幕末が好きなら楽しく読めると思うよ
吉田松陰の教育に関することはおもしろかった。これは幕末っぽくないけど。
例えば松陰の師匠が講釈しているとき、松陰が鼻をポリポリ掻いたらぶっとばされたとかw
高杉晋作は奇想天外な行動がおもしろいね。何回もふいたよ。いかにも幕末的な男の話。
十一番目の志士は読んだことない

496:無名草子さん
08/02/27 07:44:31
>>494
これは私個人の意見ですが、ラストの印象が薄いせいか2作品共Sランクは無理ですね
ちなみに、そんな私の幕末もののSランクは「花神」
大河ドラマがやっていた頃、最愛の祖母を亡くして落ち込んでいた時に慰めてくれたから
人は皆、何か役目を持って生まれてきて、それが終わったら去ってゆく
花咲かせる者なのだという話はいつも私を勇気づけてくれましたので

497:無名草子さん
08/02/27 12:39:49
>>494
どちらも面白いと思った。
悩んでるんだったら、とにかく読むことをすすめる。

498:無名草子さん
08/02/27 18:34:21
十一番目は創作系、世に住むは史実重視の評論系

499:無名草子さん
08/02/27 21:28:54
『世に棲む日々』はA~Bくらい

『十一番目の志士』はC~Dくらい

500:無名草子さん
08/02/27 22:13:05
>>499
うまいランク付け!それが妥当なところだね

501:無名草子さん
08/02/27 22:29:47
世に棲む日々は面白いけど読むのが疲れる歴史小説、
十一番目の志士は力を抜いて煎餅でも食いながら読める娯楽小説、
そんな感じ

502:無名草子さん
08/02/27 22:31:49
>>501
その通り!ズバリ常識の感覚を言ってるな

503:無名草子さん
08/02/27 23:24:17
司馬さんが作中でさも天童晋助が実在の人物のように書いてるから
ずっとそのつもりで読んでたら、「あとがき」で作中に出て来る逸話や史料が
全て司馬さんの創作だと知って愕然としましたorz

504:無名草子さん
08/02/28 01:02:13
高杉の生き様はロックで楽しく読めるけどな

505:無名草子さん
08/02/28 12:00:17
どちらの作品も「銀魂」のネタになった功績を考えると
ファンの人は評価が上がるかもしれないね
ちなみに「世に棲む日々」は松陽先生と晋助になり
「十一番目の志士」は銀時になってるね

506:無名草子さん
08/02/28 18:52:14
>>503
民明書房にひっかかるタイプだねw

507:無名草子さん
08/02/29 00:00:47
>>505
>どちらの作品も「銀魂」のネタになった功績を考えると

功績w
たいがいにしろや

508:無名草子さん
08/02/29 00:32:07
「時代の風音」読んだ。堀田善衛・宮崎駿と対談してるやつ。
司馬「ルパン三世はだんだん変な絵になってるけど描いてる人違うの?」
宮崎「最初のころ私もちょっとやってます。」
なんか笑えた。

509:無名草子さん
08/02/29 00:43:10
>>508
司馬が何でそんなの見る間があったのかね?

510:無名草子さん
08/02/29 00:45:13 BE:734133964-2BP(432)
紅の豚も見たってどこかで言ってたなぁ
ルパンを見ている司馬遼太郎とか想像できないねw

511:無名草子さん
08/02/29 00:47:06
>>508
鼎談だけど、司馬遼だけ小説と同じで、どんどん話が脇道へ
それて行くんだよね。

512:無名草子さん
08/02/29 00:54:58
落語好きは有名だな
米朝のファンだった

513:無名草子さん
08/02/29 00:57:19
相撲も好きだったって よくテレビで相撲見ていたって

514:無名草子さん
08/02/29 01:02:15
あの自由奔放な文体は落語からの影響だと俺はにらんでいる

515:無名草子さん
08/02/29 01:25:22
十一番目の志士のほうが世に棲む日々より楽しめた漏れは異端ですか?

516:無名草子さん
08/02/29 01:27:16
べつに

517:無名草子さん
08/02/29 04:39:17
沢尻乙

518:無名草子さん
08/02/29 21:42:51
そういえば、天童晋助って大河ドラマ「花神」では北海道で死んじゃうんだよな

519:無名草子さん
08/02/29 22:03:15
だから

520:無名草子さん
08/03/01 01:23:53
司馬原作ドラマの脚本家からして見れば、天堂ってどこで殺してもいい便利な存在なんだろうな

521:無名草子さん
08/03/01 08:48:12
>>520
原作準拠でいくなら高杉が死ぬまでは生きていなければ

522:無名草子さん
08/03/01 08:49:10
去年の平蔵みたいな扱いだったんか

523:無名草子さん
08/03/01 11:52:03
30年も昔の話なので、うろ覚えなんですが
「花神」の晋助は五稜郭で新撰組の隊士を庇って死んだんですよ
戦争が終わったのだから、殺しあう必要はないと官軍の隊長らしい
判断を下した後の死なので当時はかなりショックでしたね
(原作では死んでないし~)

524:無名草子さん
08/03/01 12:11:54
>>523
禿童
着ぐるみのロバ君とガマ親分が、指人形になったときぐらいのショックがあった。

525:無名草子さん
08/03/01 12:13:06
えらく世代が限定された例えだなw

526:無名草子さん
08/03/01 18:44:38
元ネタわかりません

527:無名草子さん
08/03/01 20:18:29
元ネタわかねーよ!

528:無名草子さん
08/03/01 20:24:15
ゆとり乙

529:無名草子さん
08/03/02 09:16:13

司馬の幕末作品の中で、地雷的な作品をひとつだけあげるとすれば、
迷わず「幕末」と言いたい。幕末維新の諸々の暗殺史を一冊に纏めた作品だが、
まず、作品名の「幕末」からして、なんの趣も捻りもない。むしろ紛らわしい。

このやり口は、アダルトサイトの騙しリンクと同等なものだ。いやそれ以下だ。

とは言え、一応最後まで読んで案の定というか「ぱっとしない話だな」と思った。
そのあと司馬氏のあとがきを読んで「パっとしない理由」がなんとなく分かった。

司馬氏は「暗殺」及び「暗殺者」が心底、大嫌いなのである。
氏は、この「暗殺者」を創作上の話とは言え、本来、否定したいのである。
まあ、嫌いなものを魅力的に描く困難は良く分かる(本当は書かなければ良かったのにね ><)。


530:無名草子さん
08/03/02 12:06:30
「人斬り以蔵」はまだ読める

531:無名草子さん
08/03/02 12:08:50
>>529
上げるなサル!

532:無名草子さん
08/03/02 12:12:32
すまん

533:無名草子さん
08/03/02 12:24:54 BE:1101200966-2BP(432)
なんか長期休みとともに司馬スレが荒れるね

534:無名草子さん
08/03/02 23:08:21
司馬読む学生はろくなもんじゃない

535:無名草子さん
08/03/02 23:24:46
>>534
非論理的な妄言だが、変に首肯してしまうところもある。
司馬は好きだが司馬を愛読しているというやつと出会うと構えてしまったりする。
ましてそいつが学生だったりすると不快感百パーセント全開だあ。

536:無名草子さん
08/03/02 23:26:57
きも

537:無名草子さん
08/03/02 23:34:08
幕末も戦国もそれ以外の時代もエッセイもちゃんと読んでる学生なんていないでしょ
むしろ若いうちはバランスよく色々な作家を読むべきだし

538:無名草子さん
08/03/02 23:58:31
>>535
えぇー?そうですかぁ
逆ですわ 司馬を読んでる話きくと、五時からの酒の話題
会社のグチも人の悪口も忘れて、ひと晩の話題に花咲きますわ

539:無名草子さん
08/03/03 00:29:00 BE:642367073-2BP(432)
むしろ、周りに司馬読者がいるのがうらやましい

540:無名草子さん
08/03/03 00:46:44
うん、羨ましい
シバリョ読んで山口に行きたい、史跡めぐりしたい
といっても ポカーン…だったぜ@自分の周りw

541:無名草子さん
08/03/03 02:22:09
>>230
空海の風景は、序盤の讃岐の地理的描写が何とも退屈で解り難くて
これがずっと続くものと推測し、早々に挫折してしまったなぁ。

果たしてこの作品、この後のストーリー展開は面白いのだろうか?
作品序盤を物差しにして誰か教示頼む。

542:無名草子さん
08/03/03 16:48:16
「梟の城」、映画化すること自体無謀だろ……
活字で見なきゃ登場人物のキャラが意味不明すぎる
対立陣営も複雑すぎるしな

543:無名草子さん
08/03/03 19:32:05
武田鉄也を見ると司馬の一つの小説だけにはまると見方が偏るんだろうな
お~い竜馬とか見ると龍馬マンセーしすぎて他の人物は雑魚扱いだし

対談した時司馬に「武田君、龍馬だけじゃいかんよ龍馬だけじゃ」と言われたらしい

544:無名草子さん
08/03/03 19:41:38
そもそも龍馬って無愛想なやつなのに
お~い竜馬だと、やたら明るいキャラで変

545:無名草子さん
08/03/03 20:09:05 BE:642367073-2BP(432)
お~い竜馬はNHKで家族でみていたからお色気シーンはやめてほしかったなw気まずいんだよ
おかよさんを押し倒しておっぱいモミモミしたシーンいまだに覚えているんだが

546:無名草子さん
08/03/03 21:55:58
そういえば、長男が小6の時高知に行ったんだけど
野市というところにある蝋人形の博物館には
「新撰組!」のポスターが貼られてたんだけど
何故か江口洋介演じる坂本龍馬がどアップだったな

547:無名草子さん
08/03/03 23:28:19
なぜだろね~ 不思議だね~ 謎だね~

548:無名草子さん
08/03/04 00:07:24
今度は玉木宏のどアップになるのかね?

549:無名草子さん
08/03/04 14:05:31
『花咲ける上方武士道』を読んでいるんだが、本当に司馬作品?
他の司馬作品に特徴的な簡潔な文章や、効果的な挿話がなく、
どうにも読みづらい。

読んだことのある人の感想を聞きたい。

550:七資産1970
08/03/04 21:07:27
過去スレに書いて反発をうけたが

「上方武士道」「大盗禅師」「城をとる話」とか
主役が架空の人物・活劇・伝奇物の完成度に関しては
評価が別れると思う

主役が(作品内の)現実に流され自信を無くす
立ち位置(所属陣営)がコロコロ変わる
ところが不満なんだが


551:無名草子さん
08/03/04 21:17:15
あんなのを伝奇小説というかね 普通の時代小説じゃないか
もっとも、「竜馬」以降とは全然違う作風

552:無名草子さん
08/03/04 21:29:20
司馬遼の伝奇小説といえば、風の武士

553:無名草子さん
08/03/04 21:42:14
>>534
俺はまともじゃないと……

554:無名草子さん
08/03/04 22:17:59
>>95
欧米好きなら「アメリカ素描」

555:95
08/03/04 22:22:47
ありがとうございました!

556:無名草子さん
08/03/05 11:42:18
「兜率天の巡礼」は松本清張の歴史的ミステリーよりも面白かった

557:無名草子さん
08/03/05 12:49:06
↑それ、おもしろいね
「ペルシャの幻術師」も「ゴビのきょうど」もよかった
「梟の城」で直木賞をとる前の作品も皆おもしろい

元々文才秀逸なんだから当たり前か
それにしても初期の作品も他の作家とは比ぶべくもない抜群の小説だね
直木賞受賞むしろ遅すぎるよ

558:無名草子さん
08/03/05 13:15:29
>>556が、白鬼vs赤鬼対決を作り出した張本人。

559:無名草子さん
08/03/05 13:19:14
>>550
通読すると、不自然なところが多いのだが、司馬さんに限らず、当時の時代小説は、
読んだ人に、損した気分にさせてはならない、というサービス精神が旺盛だから、
あまり気にならなかった。
背景には、空前の歴史ブームがある。戦前・戦中、歴史が歪められていた。当時の
若者は歴史に飢えていた。戦後、そういう人たちが、貪るように歴史を求めた。
書き手も読み手も、そのような空気の中にいたから、昭和30年代~40年代の時代小説
は、ほんとうに面白いよ。

560:無名草子さん
08/03/05 13:43:53
> 当時の時代小説は
> 昭和30年代~40年代の時代小説

いったい、いくつなんだ?
そんなオッサンも司馬を読むんかい?
というか中年オッサンもこのスレに居るのか?

561:無名草子さん
08/03/05 13:45:37
>>557
近代説話に掲載された諸作は、気合が入っているよな。
互いに批評はしないというルールがあったらしいが、同人に読ませる、あるいは
読まれる、という意識から、練りに練った力作ばかりだ。
とくに「兜率天の巡礼」は、生半可な歴史知識しかない段階でないと書けない
妄想力の極限のような作品(褒めているんだよ。60歳の司馬さんには絶対書けないという意味)。
世界史習ったばかりの高校生が読んだら大興奮するぞ。
おれは30歳の頃読んだが、やはり興奮した。
常識では結びつかない知識と知識が、作品の中で、思いもかけず連結される。
こういう知的興奮を惹起する作品というのは、滅多にない。

562:無名草子さん
08/03/05 13:46:39 BE:428245627-2BP(432)
オッサンどころかうちのじーちゃんが司馬遼太郎読んでたよ

563:無名草子さん
08/03/05 13:47:26
>>560
情報化時代だからw
聴いているCDは、自分が生まれる前のものばかりだよ。

564:無名草子さん
08/03/05 13:49:32 BE:825900293-2BP(432)
兜率天の巡礼?聞いたことないな。と思って検索したら

>筆者は「兜率天の巡礼」が気に入っている。古代ユダヤ人の日本渡来説を下敷きにしたもので

何これ おもしろそう

565:無名草子さん
08/03/05 14:51:45
>>554
金融経済へ過度に依存するアメリカ経済に苦言を呈しているな。
いまの時期読むと、タイムリーかもしれん。

566:無名草子さん
08/03/05 15:43:49
>>556
ミステリー・タッチの短篇の秀作として、「岩見重太郎の系図」と「越後の刀」がある。
前者は、延宝年間(17世紀後半)、後者は、大坂落城後数年経過した元和年間が舞台ということで、
司馬作品には珍しい時代設定にも注目。
現代モノの推理小説も、お書きになったらしいが(『豚と薔薇』?-俺未読)、書評を読んだ限り、
評価は芳しくない。
でも、この2作品のように、時代小説でミステリー・タッチのものは、けっこう面白いよ。
謎解きの要素のある作品は、退屈しない。

567:無名草子さん
08/03/05 17:05:10
>>566
はいってる文庫の書名を示せ

568:無名草子さん
08/03/05 17:14:32
>>567
小僧、口のききかたを覚えろ。

569:無名草子さん
08/03/05 17:15:50
はーい

570:無名草子さん
08/03/05 17:16:40
>>567
すぐに探せるだろうw?
俺は全集で読んでいるので、知らん。

571:無名草子さん
08/03/05 18:07:58
>>549
前スレでも一度書いたが、冒頭の章のまとまりが良すぎるから、
短篇として用意していたものを、急遽連載用に伸ばしたものと思われる。
主人公に東海道を下らせることにしてね。
したがって、登場するキャラが、長篇用のキャラとしては、少し弱い。
ま、直木賞を取って、執筆依頼が殺到すると、こういう作品も出来てしまうという例。
一冊にまとめてしまうと構成のチグハグさが目立つが、
連載中は、楽しみにしていた読者もいたんだろうな。
どの娯楽ジャンルにもいる、B級作品マニアには、受けそうな作品だ。

572:七資産1970
08/03/05 23:34:17
>>550
不快にさせたらゴメン

>>567
「岩見重太郎の系図」は中公文庫「言い触らし団右衛門」収録
「越後の刀」は講談社文庫の「真説宮本武蔵」収録
文春の短篇全集にも収録されているはず
だけど、もう少し丁寧に質問されたほうがいいと思いますよ

573:572
08/03/05 23:45:19
皆の勧めに従って「最後の将軍」を再読した

面白かったけれど
個人的に、下記のところにもう少し補足を入れて欲しかった
14代将軍にいつのまにか家持が就任している、斉昭っていつのまにか死んだのか
大政奉還のとき小栗って慶喜を諌めたと聞いた気が・・・?

司馬さんが求める主題でないからカットされたんだろうけど

574:無名草子さん
08/03/06 01:38:35
司馬作品で語りつくされていない登場人物のその後を知りたくなって、歴史関連の
興味が広がって行きました。
歴史小説にはそういう効能もあるんですね。

575:無名草子さん
08/03/06 02:17:00
>>565
アメリカの素描は傑作だよな、文明と文化の定義といいさすが文明批評家と言うほどの知識ぶり
アメリカ経済や社会がわかりやすく書いてある

576:無名草子さん
08/03/06 12:32:56
>>575
司馬の文明と文化の定義がおかしいと批判をする人がいるらしいが、生産的な議論とは思えない。
批判者は、文明と文化の二項対立が嫌いらしく、文化の延長線上に文明を置きたいらしい。
蛙の定義として、鶏を連想させる、そんな定義なら、批判も当たる。しかし、そうではない。
日常用語として頻繁に使用されるが、違いが明確でない二つの言葉に、しかっりとした内実を与え、
それが読者の言語感覚に合致し、かつ語源と矛盾しなければ、定義に間違いというものは、ありえない。
二項対立によって、把握困難な事象、ふだんは関連づけて考えたことのない事象を、
きれいに整理できるのなら、その手法が古かろうが、新しかろうが、どうでもいい。
要は、本を読んだ後、「ワカッタ。ためになった」と思えるかどうかであって、
司馬のアメリカ素描は、ためになったと思えたが、批判者のものは、何が言いたいのか、さっぱりわからなかった。

577:無名草子さん
08/03/06 12:46:31
>>576
ジーンズが文明で、民族衣装は文化と言われると、なんとなくわかった気分になったな。
俺は、オリーブ・オイルのたっぷり入ったスパゲティをフォークで食べると、ツルツルすべって
食べにくいので、割り箸で食べている。自分では、フォークで食べるのは文化、
割り箸で食べるのは文明だと思っているのだが、どうだろうか?

578:無名草子さん
08/03/06 13:27:47
文明批評家(笑)

579:無名草子さん
08/03/06 13:35:26
割り箸を使えない奴は、非文明人ということだなw
使い終わった割り箸を集めて、ゴム鉄砲も作れるしな。
割り箸は文明だな。

580:無名草子さん
08/03/06 15:06:46
文明堂のカステラは、異文明の食品を取り込み昇華させて独自性を付加したものだから、文明的な食品と考えて間違いなかろう。

581:無名草子さん
08/03/06 15:28:18
カステラ1番、電話は2番

582:無名草子さん
08/03/06 18:08:43
>>576
スマンが産業でまとめてくれ

583:無名草子さん
08/03/06 18:58:34
>>582
知りません、と書けば、あとが続くのかなw?

584:無名草子さん
08/03/06 20:05:17
渡哲也が東郷役…NHK「坂の上の雲」撮影初日

 俳優の渡哲也(66)が、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作、第1部・09年秋放送予定)に東郷平八郎役で出演することが4日、発表された。

 軍服姿で登場した渡は、東郷が日本海海戦で発した有名な電文の一部を引用して「本日天気晴朗ナレド撮影長シ」と粋なあいさつ。出演は脚本執筆中に自ら命を絶った野沢尚さんから
オファーを受けたそうで「やらせていただく以上、野沢さんの思いに応えられるような演技をお見せしたい」と力を込めた。

 この日は神奈川・横須賀の三笠公園に保存されている旧日本海軍の旗艦「三笠」での撮影初日。第3話が撮影された。同作は11年秋までの3年をかけて、3部作で計13話が放送される。
URLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)

585:無名草子さん
08/03/06 21:03:23
三笠公園の三笠を撮影に使っているようでは日本のテレビドラマはまだまだである。

586:無名草子さん
08/03/06 21:06:11
たった13話に三年もかけるとか・・・
こりゃまた途中で頓挫するな

587:無名草子さん
08/03/06 21:09:13
そうだよな
せっかくやるなら連合艦隊1セットくらい建造しないとな

588:無名草子さん
08/03/06 21:13:20
対馬海峡をダンゴになって突っ込んでくるバルチック艦隊のハリウッド級CG映像を希望する

589:無名草子さん
08/03/06 22:44:44
本日天気晴朗ナレド粉多シ

590:無名草子さん
08/03/06 23:47:48
坂の上の雲のドラマ化は、当初は去年には放映しているはずだったのさ
それがいつのまにか4~5年ものびている

591:無名草子さん
08/03/07 00:12:37 BE:2477701499-2BP(432)
>>584
あちゃー。ショボそう

592:無名草子さん
08/03/07 00:16:18
司馬作品映像化はどれもクソすぎる

593:無名草子さん
08/03/07 00:20:18
>>590
そうだったのか。その上、まだ来年まで待たされるんだね。
>>592
その通り!今度も期待できないか。作品を何度も再読する方がいいかも。

594:無名草子さん
08/03/07 00:20:19 BE:1927101479-2BP(432)
映像化絶対するなって言ってるのにねぇ…上島じゃないんだよこれはw

595:無名草子さん
08/03/07 00:21:28
>>593
大河の花神は名作やったと思うぞ

596:無名草子さん
08/03/07 00:30:49
確か総集編しか残ってないんだよね

597:無名草子さん
08/03/07 01:52:09
>>593
お前は「国盗り物語」と「翔ぶが如く」好きな俺を敵に回した

598:無名草子さん
08/03/07 01:56:33
大河って酷過ぎねえ?w
ストーリもツマランし役者も変なの多いし
当時の時代背景や人物像無視して登場人物は愛と正義のヒーロー見たくなってるし

599:無名草子さん
08/03/07 02:57:18
こういう言い方はおっさんの懐古厨かもしれんが
昔の大河はかなり面白く、毎週楽しみにしていた

600:無名草子さん
08/03/07 05:57:01
>>584
これを見て14歳の息子が興奮していた
日本海軍の戦艦が好きなんで
(「坂の上の雲」は8巻がいいと言ってる)

601:無名草子さん
08/03/07 07:33:03
ときどき挿入される息子エピソードは何なの?

602:七資産1970
08/03/07 08:13:42
昔の大河は知らないけれど今は、歴史に疎い人が多いからか
主役の暗部は描けないし
ネタ不足だし
俳優の演技力は・・・よく分からないが・・・

「功名ガ辻」なんか ←字が違うかも
半年くらいで、大河とは別枠で放送していれば
「若者向け」と割り切れて
好評だった・・かも

603:無名草子さん
08/03/07 10:05:18
>>601
余談



604:無名草子さん
08/03/07 11:01:38
東郷と秋山兄弟って役者顔負けのハンサムだから、
ドラマの役者の人選を間違えると「ガッカリした」って言われる予感ww

605:無名草子さん
08/03/07 11:12:30
黒鳩金を誰がやるか気になる

606:無名草子さん
08/03/07 13:03:28
また、NHKの大河ドラマでやってほしいですね!

607:無名草子さん
08/03/07 13:41:41
>>583
5めんなさい。6でもないこと言って。練炭と7輪買って来ます。

608:無名草子さん
08/03/07 18:53:50
陳腐な実写と人気取りのアイドル俳優使うぐらいなら、いっそアニメに
すればいいのに。せっかく世界でも一・二を争う技術持ってるんだし、
NHKはアニメと朝の連続ドラマはいいもの作るんだから。

万単位の押し寄せるコサック騎兵のシーンで10騎程がドカドカと駆けて
来るアップだけ、とかやめてくれよ本当に。

609:無名草子さん
08/03/07 19:27:29
春の日にオススメの司馬作品ありますか?

610:無名草子さん
08/03/07 19:40:53
春灯雑記

611:無名草子さん
08/03/08 08:50:19
信者ども
昨日川上未映子見かけたぞ
ちょーかわいかったぜ

612:無名草子さん
08/03/08 09:04:24
>>608
でも万単位で騎兵が押し寄せるシーンがそもそもあったっけ?

613:無名草子さん
08/03/08 13:56:08
>>610
講演速記に加筆した論稿が多い。若い人が読むと挫折する可能性が高いので注意。
「仄かなスコットランド」は、街道を行くと同じような紀行文なので、若い人でも大丈夫。
「心と形」は、宗教と臓器移植の話。医者ばかりが集まった集会における講演なので、低学歴には難解。
「護貞氏の話」は、前半は、何度も書かれた朱子学と古学の話。後半は、東條英機暗殺計画の話(実話)。
「踏み出しますか」と「義務について」は、これからの日本の進路について書かれたもの。異色の論稿。
“日本の常識は、世界の非常識”が流行語になっていた時代の作品なので、“えっ、これが司馬遼なの?”
という印象を受けるかもしれない。ただ、落としどころは、Max Weberなんで、過激な感じはないから、
安心して読みたまえ。

614:無名草子さん
08/03/08 14:22:49
低学歴ですが「心と形」は読めました。
特に難解という印象を抱きませんでした。
低学歴レベルでの理解かも知れませんが。


615:無名草子さん
08/03/08 15:30:28
文芸評論は、あまり読まないのだが、NHK出版「司馬遼太郎について―裸眼の思索者」所収の
鎌倉英也「司馬遼太郎を知らない世代の司馬遼太郎」は、面白かった。
著者は、いい年をして、それまで一度も司馬遼太郎を読んだことがない、という変り種。
番組制作のために、司馬作品を短期間で、詰め込んだらしい。
司馬をデビュー当時から愛読している人の評論は、身近すぎるがゆえに、通り一遍のことしか書けない
というところがあるが、司馬に関してアマチュアであった著者の切り口は新鮮だ。
著者は、司馬が作品を書いた年代の日本社会の世相に焦点を当て、作品の内容との関連性を
詳細に論じている。
この本の前半の対談は、かなりぬるい内容なので、途中で投げ出していたのだが、
最後に出てくる、この評論は、出来がよい。
なお、私がこんなことを書いているのは、この本の背のところが変色していて、BOOK-OFFが
買い取ってくれなかったからである。

616:無名草子さん
08/03/08 15:41:01
>>615
最後2行バロス

617:無名草子さん
08/03/08 15:56:33
>>613
「心と形」が難解なのは、司馬の論理が難解であるからではなく、
対象としている日本仏教のゲテモノ性が、難解だからだろう。
日本仏教は、木に竹を接いで、クリスマス・ツリーのデコレーションを施した上に、
これをなんとか鯨の餌にすることはできないかと考えている、といったゲテモノ性
を有している。

618:無名草子さん
08/03/08 15:57:46
>>615
貴君はいい奴だなあ
その余裕を忘れずにいてくれたまえ

619:無名草子さん
08/03/08 18:09:44
であるか。

620:無名草子さん
08/03/08 21:37:02
「城塞」を読んで家康のあまりの腹黒さに痺れた
勝算の薄い戦いに名を残すことのみを望みあえて豊臣軍に就く後藤又兵衛も(・∀・)イイ!!

621:無名草子さん
08/03/08 21:41:20
>>620
後藤又兵衛は「風神の門」でもいい味出していますね

622:無名草子さん
08/03/08 22:58:40
私は城塞では真田丸が好きです。

623:無名草子さん
08/03/09 01:12:33
逆に言うと真田丸くらいしか見せ場がない

624:無名草子さん
08/03/09 17:46:25
「関ヶ原」は、下手をすれば、徳川が負けるかもしれない、というところがあったからな。
「城塞」は、終始一貫いじめ。醜男の小幡勘兵衛が、美女に惚れられる設定も、無理がありすぎ。

625:無名草子さん
08/03/09 18:05:22
大坂の陣なのに、小幡勘兵衛が主役。
まずは、ここに興味をそそられる。
読み終えると、勘兵衛、どうでもいいじゃんw?となる。

626:無名草子さん
08/03/09 18:17:28
小畑かんべえは主人公じゃなくて狂言回しとしてとらえるべきだろう

627:無名草子さん
08/03/09 18:42:22
そう思う。
この作品に限らす司馬さんは狂言回しの設定がうまいよな。

628:無名草子さん
08/03/09 21:22:53
桐野正秋

629:無名草子さん
08/03/09 21:29:02
風間五平も入るかも?

630:無名草子さん
08/03/10 17:05:53
最近戦国時代に興味を持って、島津の関ケ原の退却戦を知った
ここだけ読みたくて司馬遼太郎の関ケ原の一部を読んでみたんだが、
「雨は、この歴史の中を降っている」の一文で購入せざるを得なくなってしまった

631:無名草子さん
08/03/10 17:25:42
司馬はそう言う感慨深い一文をさらっと書いちゃうよね

632:無名草子さん
08/03/10 20:02:17
また米より真田カッコいい

633:無名草子さん
08/03/10 20:11:36
升さん、人はみな死ぬのだ

なんでもないこの言葉に俺はやられた

634:無名草子さん
08/03/10 20:20:25
孫市が好きです。

635:無名草子さん
08/03/10 20:20:45
「雪がはげしく降る夕だったらしい」
もう、切なくて美しすぎて
読み終わってから呻いてしまった。

636:無名草子さん
08/03/10 22:00:49
「国盗り物語」での信長殿の最期は何度読んでも泣ける

637:無名草子さん
08/03/10 23:43:34
司馬小説は歴史の無常を感じる、ちょうどいいところで終わらせるのがいい

638:無名草子さん
08/03/11 04:23:42
俺も竜馬がゆくを読んで感動したけど、他の小説を読むにつれなんか無常に感じるようになった

639:無名草子さん
08/03/11 09:08:57
司馬は決して絵に描いたようなハッピーエンドでは終わらせないところがよいのさ
歴史の因果応報をしっかり書いてある、そこが小説的では無いとも言えるけど

640:無名草子さん
08/03/11 10:38:35
歴史小説で絵に描いたようなハッピーエンドなんて普通無いと思うけど。
時代小説ならまあ別として。

司馬作品は面白いけどたまにいる『司馬しか読んだ事ありましぇ~ん』
って癖に『司馬こそ至高!!』的な物言いする奴が鼻につく。

641:無名草子さん
08/03/11 12:11:38
まあ日本人は判官びいきだから歴史小説を書くにしても
義経やら信長やら西軍やらといった志半ばという人を好んで書くから
あまりハッピーエンドにはならないな

642:無名草子さん
08/03/11 12:55:12
ハッピーエンドというかどうかは微妙だけど、短編には
ほんわかした終わり方の話が多いような気がする。
喧嘩ばっかりの絵師の話とか大砲で食っていた家に婿養子で
入った男の話とか。

643:無名草子さん
08/03/11 12:59:39
「義経」は執筆当時、世の義経好きには評判悪かったらしいが、結局司馬の義経観が一般化してしまったね。
かつては義経の誠心を理解しない頼朝は馬鹿、って感じだったが今や政治を理解できない義経のほうが馬鹿だったって評価だ。

644:無名草子さん
08/03/11 13:26:16
あまりに通俗化し美化されたヒーローは、漫画っぽくなるからな。
司馬の場合、義経の軍事的天才は認めていたわけで、
義経は司馬によって救われたともいえる。

645:無名草子さん
08/03/11 14:43:01
>>643
いや、そういう評価はすでに明治の頃からあったし。
その当時もある程度一般化された評価だったし。
ちょいと調べてごらん。

646:七資産1970
08/03/11 19:05:27
今の新撰組像は司馬さんによって確立された
という文章を読んだことがあるが
どこが司馬の解釈で
それ以前とはどこが違うのだろう


「義経」は思い浮かぶんだが

647:無名草子さん
08/03/11 21:24:29
新撰組っていうか土方が、
それまでは単に手段を選ばぬ冷酷な男というイメージだったのに、
それは新撰組や近藤のために泥をかぶっただけであって本当は節義を守った闘士だった、
というような感じになったんじゃないのかな。

648:無名草子さん
08/03/11 21:43:49
講談や映画の時代劇の土方はまた別のイメージだったけどね

649:無名草子さん
08/03/12 00:07:47
土方
悪漢→好漢
冷血漢→熱血漢

近藤
正義漢→ついでに頓珍漢

650:無名草子さん
08/03/12 00:55:58
鉄の掟で近代的な戦闘集団を作り上げた合理主義者?
燃えよ剣の土方はかっこよすぎるわな
お雪との濡れ場もいいんだな
司馬作品のラブシーンで一番いいんじゃないか

651:無名草子さん
08/03/12 01:34:44
土方は写真で得してるからなあ。


652:無名草子さん
08/03/12 03:40:06
なんてたって荒木だもんな

653:無名草子さん
08/03/12 07:46:37
例の写真って、横浜で撮影したのか、函館で撮影したのかどっちだろうか?

654:無名草子さん
08/03/12 09:54:26
>>653函館じやないのん

655:無名草子さん
08/03/12 14:40:46
近藤が、写真で大損しているのは、間違いない。

656:無名草子さん
08/03/12 16:46:51
龍馬も同じく
あれは上野彦馬のせいじゃないよ

657:無名草子さん
08/03/12 21:44:24
>>652
それって、アラーキーではなく、荒木飛呂彦のこと?

658:無名草子さん
08/03/13 22:21:45
>>657
どうでもいいけど荒木の漫画の書き方って司馬の小説に似てる

659:無名草子さん
08/03/14 00:27:28
>>657
荒木飛呂彦がやんちゃしてた頃が土方だと言われております

660:無名草子さん
08/03/14 00:48:17
土方って、ひさうちみちおと似てるような気もするんだよな…

661:無名草子さん
08/03/14 04:26:42
140年も前の写真だと、今のと違って平面的になるから
誰かに似ているが多くなるよ
近藤の写真はトミーズ雅に似てるし
龍馬の写真はワッキーに似ている

662:菜の花の男
08/03/14 10:50:48
菜の花の沖は個人的によかった。
坂の上の雲はもう一つよくわからんかったw

ところで菜の花の沖のビデオあるんだけど
pleaseなひと無論フリーだからメールください。
d i c k o m 7 7 7 8 あと やふー

663:無名草子さん
08/03/14 11:26:40
「坂の上の雲」で一番いい場面だなと自分が思うのは
バルチック艦隊を見た漁師さんたちが命がけで報告しに行くところ
そこを読んでいるといつも「地上の星」が聞こえてくる

664:無名草子さん
08/03/14 12:27:15
そこは自分も感動したけど戦前では有名な話だったみたいね
戦前と戦後で断絶した物語は多そうだ

665:無名草子さん
08/03/14 14:41:34
>>662
俺もよくわからんけど、あとがきは感動したよ

666:菜の花の男
08/03/14 16:20:43
>>665
坂の上の雲のドラマは来年の秋から2年放送するのかな。
えらい長いですね。とりあえず楽しみにしてます。

ところでしつこいけどおなじく「菜の花の沖」のBSで放送されたの
もってます。いりませんかーー。ほんと無料で送りますヨ^^

667:無名草子さん
08/03/14 19:49:44
どうしても布教したけりゃニコニコにでもあげてろ。
場をわきまえないでしつこく押し付けって常識を疑うわマジで。

同じ『菜の花』ファンである事が恥ずかしい。

668:無名草子さん
08/03/14 20:06:41
おとなは黙って無視をする
まあそこが思いやりってもんでしょ

669:無名草子さん
08/03/14 20:23:39
>>667 欲しいくせにw

670:無名草子さん
08/03/14 23:34:45
さっき菜の花の沖読み終わったが後半はおもろかった

671:無名草子さん
08/03/15 02:03:08
恥ずかしながら初めて司馬さんの小説を
今日から読み始めました。
「新史太閤記」です。
まだ少ししか読んでませんが非常に面白いです。
東郷平八郎も好きだし「坂の上な雲」も
後々是非読んでみたいと思っています。
どこかの本で読みましたが、秋山さんって
凄い酒豪だったらしいですね。
コサック騎兵隊を待ち伏せしてる時、
3升の酒を飲んだとか書いてあった記憶があります。

672:無名草子さん
08/03/15 02:54:02
新史太閤記面白いですですよねぇ
国盗り物語、関ヶ原、覇王の家なんかも面白いですよ

673:無名草子さん
08/03/15 03:50:01
>>671
坂の上の雲次郎を読む前には江戸・幕末ものを先に読んどいたほうが良い

674:無名草子さん
08/03/15 04:16:58
嘉兵衛が死んだあと高田屋は没落したけど、弟・金兵衛のその後の生涯どうなったか知ってる人います?

675:無名草子さん
08/03/15 09:59:07
>>673 >>674
ありがとうございます。
國取り~も読みたいと思ってます。
実は太閤記は大分前から買って持ってたのですが
分厚いし読む気にならなかった・・
でも昨日二、三頁読み始めると止まらなくなりました(笑)。

676:無名草子さん
08/03/15 11:22:34
太閤記はテンポいいよね。登場人物も適度に癖があって、適度に毒が
抜けてて、初めて読む人には入りやすいと思う。信長と秀吉の、愛の
篭ったやり取りが非常に好きだ。

ただ、アレは戦国ダイジェストもいいとこなので、興味をもったなら
他の戦国作品も読んでみることをオススメする。舞台裏が色々と垣間
見えて面白さが倍増するはず。

677:無名草子さん
08/03/15 13:40:55
ありがとう>>676さん
歴史は好きなのです。
読んでるとワクワクしてきますね!
じっくり時間かけて読んでいきます。
ありがとう!!

678:無名草子さん
08/03/15 14:05:02
尻啖え孫市で、
「さて天満についての余談だが、いやこの筆者は余談が多いのが悪癖である」
なんか笑った

679:無名草子さん
08/03/15 15:20:30
>>678
自分で分かってるんだね、困った癖だってことが。

680:無名草子さん
08/03/15 22:42:36
街道をゆく 22巻目。

681:無名草子さん
08/03/15 23:29:58
司馬は家康嫌いってことになってるけど、関ケ原とか城塞とか読むと
家康はこんなに憎々しい奴なんです!と主張しようとして?逆に家康
の凄さを丹念に描写している気がする


682:無名草子さん
08/03/16 00:20:04
あはは、そうなんですか!?初めて知りました。
どこの国だったか忘れたけど、家康が1番人気高くてその国で紹介されてるらしいよ。
俺は信長を紹介して欲しい世界に

683:無名草子さん
08/03/16 01:39:43
>>681-682
自演臭プンプンだな・・・
まあ家康の凄さは認めてる、が嫌いなものは嫌い


684:無名草子さん
08/03/16 01:50:43
>>683
なんか知らんが考え杉W
俺は682しか書いてないし。
いま太閤記読んでる最中の者です。
前々のレス読めばワカルはず!!

685:無名草子さん
08/03/16 01:58:41
自演常習者は他人の書き込みも自演に見えるのさ。
気にしなさんな。

686:無名草子さん
08/03/16 05:14:07
家康嫌いであることは事実だけど歳を取るにつれて徐々に変化してたように思う
特に江戸時代に対する評価が若いときと年取ったときとではかなり違う
若い時から確固たる歴史観を持っていた司馬としては珍しいケースなので注目すべき点ではあると思う


687:無名草子さん
08/03/16 09:15:36
家康→大久保→昭和前期の軍官僚→いまの官僚
これが司馬の考える日本の悪の枢軸

688:無名草子さん
08/03/16 09:33:17
あれだな、『暗ーい』『真面目君ってつまんないよねー』と言っていた
女がいざ結婚するとなると真面目君の手堅い経済力と緻密さを再認識、
見たいな話。

実際家康って守りの立場に立ってはじめて凄さが判る人だと思う。
人生イケイケの攻めの時には、スペックの高さはわかっても「実感」
は出来ないんじゃないかな。

>>687
どっちかと言うと秀吉的な調子に乗ると客観性を失う民族性が昭和期
の悪の枢軸だと思うねw

689:無名草子さん
08/03/16 09:43:42
秀吉って、付き合っている時は頼もしい素敵な男が
結婚すると豹変して暴力ふるうというタイプだよな

690:無名草子さん
08/03/16 09:54:41
でも司馬って秀吉晩年のモウロクっぷりもそれはそれで嫌っているイメージがある
家康と違って擁護のしようがないしね



691:無名草子さん
08/03/16 10:28:09
信長もあのまま生き続けていたら益々残忍性を発揮していただろう
いい時期に亡くなったと思う、武将は死に時期を間違えると悲惨だね

692:七資産1970
08/03/16 11:11:15
秀吉って
周囲との摩擦や妬みを避けるため、陽気な大気者を演じてきたから
天下を取ってからは、今までのストレスの反動で専制化しそう

家康って
周囲との摩擦を避け家を守るため、公人として生きてきたから
天下が取れる位置に立ってからは、私情がむき出しになりそうな

印象がある

693:無名草子さん
08/03/16 11:37:15
家康が幸運だったのは天下を取ってすぐに死んだことだな
やりたい放題ができるようになったのにすぐ寿命ってのは本人には不幸だけど、
世にとっては幸運だったかも

694:無名草子さん
08/03/16 11:41:09
それ秀吉でねえの?

695:無名草子さん
08/03/16 12:12:59
いや、秀吉はすぐ死なずに無計画な大陸出兵と
大阪城、聚楽第、方広寺と無意味に大きな土木工事を繰り返し
旧主筋の織田家の人間や自らの親族を邪魔なので殺したり遠ざけたりし
自分を貶す落書きがあればその場にいただけの無関係の人間を無差別に処刑し
そのあいだ自分は無節操に女漁りばかりしていた
そんな暴政を敷くから豊臣氏は支持を失い家康に政権をとられた
でもそこらへんをあえて書かないところに司馬の秀吉への愛着を感じる

696:無名草子さん
08/03/16 12:23:31
>695
秀吉が主人公の話としては書いてないけど、老害時代の秀吉
が脇役として登場してる場合は普通にそこらへんの事情もちゃんと書いてない?
豊臣家の人々とか関ケ原とか

697:無名草子さん
08/03/16 12:27:53
峠と英雄児を読めばわかるけど、小説の主題が一貫するように
エピソードを取捨選択してるよね。
秀吉は前半生と晩年がつながらないから、分けただけかと。

698:無名草子さん
08/03/16 13:16:53
>>687
司馬の大久保に対する評価は高いよ。
西郷との悲劇はあるが、傑出した存在同士の対立。

明治の元勲のなかで、一頭地を抜いている扱い。
続く長州閥の元勲に対しては見方がきついが。

699:無名草子さん
08/03/16 13:29:06
信長、秀吉、家康の中で司馬さんが一番好きだったのは誰なのですか!?
あと司馬の小説の中で、ご自身が一番お気に入りだった小説は何でしょうか?
もしお分かりなら教えて下さい、お願いします!

700:無名草子さん
08/03/16 13:41:32
700げと。
>699
そんなの知りたければ、司馬の著作をアレコレ読んで自分のアタマで考察
するコトでしょ。問題集の「解答集」みたいなモンを持ってる「誰か」に
依存するという発想は卒業しなさいよ。

701:無名草子さん
08/03/16 13:42:58
感じ悪い

702:無名草子さん
08/03/16 13:49:57
嫌な人


703:無名草子さん
08/03/16 13:51:07
>>700
じゃあお前のアタマで考察したご高説でも披露してくれよ

704:無名草子さん
08/03/16 13:59:51
司馬は自分で秀吉と答えてるよ
作品は燃えよ剣が一番デキがよかったとかいってたような

705:699
08/03/16 14:05:20
そうですか!ありがとうございました。
自分は秀吉と信長、甲乙つけがたいですね、、、
燃えよ剣 ですか。
ありがとうございました!!!

706:無名草子さん
08/03/16 14:13:25
>>705
他人の意見に左右される君に俺の感想を言っておくと、燃えよ剣はつまらんぞ

707:無名草子さん
08/03/16 14:13:44
感じ悪い

708:無名草子さん
08/03/16 14:16:12
嫌な人

709:無名草子さん
08/03/16 14:24:05
>>706
いえ、貴方の批評を聞いてるんじゃないです。
自分がお聞きしたかったのは、司馬さんご自身のご意見を聞きたかったのです。
司馬さんご自身が秀吉が好きだって事わかりましたし、
出来がよかったのは燃えよ剣だという事も分かったので満足です。
自分は人の批評に左右…云々じゃなく、司馬御本人のご意見を聞きたかったのですよ!
別に貴方の意見など、聞きたくもないです、関係ありませんから、、、

710:無名草子さん
08/03/16 14:26:53
GJ

711:無名草子さん
08/03/16 14:40:05
>>709
なんでそんなすぐに調べられることをわざわざ質問するの?
自分で調べてもいないのに言われたこと即座に信じてることが気持ち悪い

712:無名草子さん
08/03/16 14:41:49
感じ悪い

713:無名草子さん
08/03/16 14:45:51
嫌な人

714:無名草子さん
08/03/16 14:47:07
>>711
お前マジでキモいよ。

715:無名草子さん
08/03/16 14:53:56
>>698
家康が作り大久保が再構築した政治体制が日本人を従順な家畜にし、
戦時は軍部の暴走をまねき、いまもつづく官僚支配の原因となっている
司馬自身がそう明言してはいないけど、いろいろ拾い集めるとそう読み取れる

716:706
08/03/16 15:00:26
>>709
???
俺が信じてないのは
>>709の意見だけですよ。

717:無名草子さん
08/03/16 15:02:48
>>715
勝手な読み取り乙

718:709
08/03/16 15:07:01
>>716は間違えました失礼
>>711
俺が信じてないのは>>706の意見だけです。

719:無名草子さん
08/03/16 15:09:02
春だなぁ

↓春だなぁ厨乙

720:無名草子さん
08/03/16 18:08:34
国盗り物語読んでて泣いた……
道三が自ら死にに行くとこで、庄九郎の頃からが思い出されてしまって目頭が熱くなった

そしてお万阿が光秀の話しで「涙をあふれさせた」ってとこで一気にきた


まさか、国盗り物語で泣くとは思わなかった
いい小説に巡り会えて幸せだ

721:無名草子さん
08/03/16 19:05:41
>>720
私の場合、本能寺の変で3度泣きました。濃姫・・・
1度目はNHK、2度目は原作、3度目はTV東京

722:無名草子さん
08/03/16 19:50:11
のの様で3度ほど行きました。

723:無名草子さん
08/03/16 19:56:17
高田屋かへえが拉致られるところで
船員たちが一緒に行かしてと頼む場面で
泣きました

724:無名草子さん
08/03/16 20:42:33
>>721
まだ本能寺までいってないから楽しみ!!

司馬さんみたいな作家になりたいな

725:無名草子さん
08/03/16 21:11:03
坂の上の雲で国のために身を呈して敵陣に突撃してゆく若者達に心打たれました。
この国は先人たちが命をかけて守った国なんだと気付かされました。
水師営の会見も双方に武士道、騎士道の気高さがあってすごくよかったです。


726:無名草子さん
08/03/16 21:55:40
坂の上の雲の文庫版、最終巻にあとがきまとめて乗せるのはおかしいよな。
最後まで読まないとタイトルの意味が文中からのちびっとの描写からしか
読み取れん。

727:無名草子さん
08/03/16 22:06:34
>>715
天海と本多と山県と西園寺が全部わるいの

728:無名草子さん
08/03/16 22:15:42
>>726
あれには文庫本まとめ買いした私も不満
構成が難しいのは分かるけど

729:無名草子さん
08/03/16 22:48:19
「坂の上の雲」のあとがきは単行本の巻末にあるわけだけど
単行本と文庫本で巻数が違うから後ろにまとめたんだろうね
自分は単行本で読んだけど、あとがきは各々の巻末にふさわしい内容で大変読み応えがあった

730:無名草子さん
08/03/16 23:47:49
>>720
功名が辻の吉兵衛が死ぬところは感動した
初めて本で泣きそうになったな

731:無名草子さん
08/03/17 01:20:25
俺、上司が戦争ヲタクで「坂の上の雲最高だぞ、読め!」って五月蝿いから読んだ。
司馬作品は初めてだったからポカーンとして「何だつまんねーじゃん」と思った。
でも上司には一応「秋山兄弟ってかっこいいですね」と応えておいたw
今度もう一度自発的に読みたいと思う。今なら又違った感想になりそうだし・・・

俺が司馬作品で唯一涙が溢れたのは国盗り物語の道三最後の場面。
無駄と解りつつ信長が狂ったように道三救出に向かう所。

732:無名草子さん
08/03/17 02:27:28
余談臭がしたら2,3ページさくっと飛ばして
さっと本筋を探り当てれるようになれば司馬上級者

733:無名草子さん
08/03/17 04:43:48
功名が辻がツマランのは山内一豊自体がツマラン人間だからだろうな…


そういう意味じゃやっぱり司馬遼太郎は「歴史家」なんだろうな…








燃えよ剣で溺死しそうになったけど、涙で

734:無名草子さん
08/03/17 08:51:05
燃えよ剣で感動したシーンは、
土方が新八や原田達に「私には好きな女がいる」といって雪に会いに行った所から
雪とたった二日だけの同棲をしたシーン
司馬は実は男女のロマンスを書くのがめっぽう巧いと感じた

もう一つは定番だが、五稜郭戦で敗色濃厚になった頃、ただ一騎で官軍に突撃していくシーン

735:無名草子さん
08/03/17 09:30:14
俺がすきなのは翔ぶが如くの冒頭で川路が汽車の客室でウンコするところだな
ウンコからはじまる小説ってそうないだろ
馬顔の父親の話からはじまる北斗の人の出だしもわらえる

736:無名草子さん
08/03/17 09:31:18
>>733
一豊はRPGの主人公そのもの

737:無名草子さん
08/03/17 09:33:45
>>735
「燃えよ剣」にもそういうシーンあるね

738:無名草子さん
08/03/17 09:44:39
ウンコの話で盛り上がるのは古今東西変わらんようだねw

739:無名草子さん
08/03/17 10:57:59
>>734
ロマンチストなのはいいが
女の側から見るとキモイことも多々あるらしい

740:無名草子さん
08/03/17 12:57:24
>>735
確かパリの汽車だよな
新聞か何かに包んで窓から投げ捨てたのは笑ったw
何回読んでも笑える

741:無名草子さん
08/03/17 13:11:41
>>733
巧名は後半はともかく前半は糞面白いと思うけど。下級武士が懸命に
足掻く様を見るのも楽しいもの。もしかして、ダイナミックな大物の
波乱万丈しか認めない人?

742:無名草子さん
08/03/17 13:44:57
千葉周作の父親は馬顔の馬医者
馬の肛門に手を突っ込んでからペロリとなめて病状をみる
これがはじまりだぜ
司馬さんウンコ好きすぎる

743:無名草子さん
08/03/17 14:01:44
一番感動したのは3番目に読んだ竜馬がゆくだなやっぱ
大政奉還でそれまで激しく幕府を批判し将軍を刺し殺すと言ってた竜馬が
感動し慶喜の為に一命を捨てんと言うシーン

744:無名草子さん
08/03/17 14:41:33
そこは先に最後の将軍を見たせいで今一感動できなかったのが悔しい

745:無名草子さん
08/03/17 22:56:21
功名が辻は土佐藩主時代の弾圧もちゃんと書いていていいな
司馬が長編の主人公の暗黒面を描くのはめずらしい

746:無名草子さん
08/03/17 23:14:55
功名が辻おもしろいよ

747:無名草子さん
08/03/18 08:55:53
功名が辻は司馬作品では一番易しく読める本だから、
坂の上の雲や飛ぶがごとくで疲れた脳を癒せる

748:733
08/03/18 14:18:08
訂正やっぱおもしろいことにするわ



なんか司馬作品の中ではごく人間的な話だから少し面食らっただけでした。ゴメソ

749:無名草子さん
08/03/18 16:19:04
「功名が辻」は原作読んでから大河ドラマ観たけど
ばんばひろふみがラジオ番組で語っていたように
主人公の千代=仲間由紀恵になってしまった

750:無名草子さん
08/03/18 17:10:02
地方大名なら夏草の賦が一番おもろかった

751:無名草子さん
08/03/18 18:58:45
功名好きだが、
司馬が一豊みたいな人物を主役にしたのはちょっと意外だったな。
たぶん、はじめは千代のほうに惹かれて、調べていくうちに旦那のほうも
これはこれで味のある奴じゃん、とか思うようになったのかな。

752:無名草子さん
08/03/18 19:06:24
関ヶ原の前の「城を家康に・・・」のくだりだけが書きたかったんじゃないか
でも書いてるうちに(というかそこに行き着く前に)一豊に興味なくなって
いったって感じがする

753:無名草子さん
08/03/18 19:14:40
「竜馬がゆく」の取材をして書いて終わろうとしていた頃に
高知新聞から次回作の依頼があって、そこから「功名が辻」を
書くことにしたらしいね。丁度「武功夜話」の現代訳が
雑誌に出てきた時だったから、作家的好奇心が湧いたのかもね

754:無名草子さん
08/03/18 20:39:13
地方紙の小説って、共同通信が依頼するのかと
勝手に思っていたが、違うの?

755:無名草子さん
08/03/18 21:32:09
ゆめゆめジジを忘るなかれ

756:無名草子さん
08/03/18 23:30:16 BE:1223556285-2BP(432)
妖怪読んだけどあんまり面白くなかった・・・
ラストがあっさりしすぎて取り残されたかんじ。

757:無名草子さん
08/03/19 00:19:46
「妖怪」は自分の最も好きな作品。「果心居士」や「飛び加藤」に連なる作品。
虚構性が強い所がすき。疲れた時、心身を解きほぐすつもりで読む。
ま、マイナーな作品だけどね。

758:無名草子さん
08/03/19 00:28:21 BE:825901439-2BP(432)
>>757
なるほど・・・まぁ面白くはなかったけど好きだな。
次はそっち系読んでみるかぁ。不思議と何か魅かれるものがある

759:無名草子さん
08/03/19 08:38:17
「妖怪」は海音寺潮五郎が絶賛してる本だな
ラストがもうちょっと良ければ、できのいい伝奇小説になれたと思うが

760:無名草子さん
08/03/19 22:16:00
こんばんは。
>>671ですが、やっと「太閤記」を読み終えました。
本当に面白かったです。
じぃ~~ん、ときたシーンは
越前の浅井、朝倉との戦いで
秀吉だけが残留して食い止め様とした場面です。感動しました。


761:無名草子さん
08/03/19 22:46:59
>>760
その余韻に浸ったまま、「豊臣家の人々」を読むと
泣けるよ

762:無名草子さん
08/03/19 22:53:14
>>760
大河の功名でも西田演じる家康が殿の秀吉を救うシーンあったよね
あの頃のリアル律義者家康はかっこよかったなw

763:760
08/03/19 23:39:42
>>761 >>762
ありがとうございます。
秀吉は人間通…っていう表現いいですよね。
またこれから色々読んでみます!
早く読みたくてウズウズしております。


764:無名草子さん
08/03/20 01:01:50
新史太閤記の次は播磨灘物語だな

765:無名草子さん
08/03/20 01:54:54
その前に「国盗り物語」が良いと思う。

766:無名草子さん
08/03/20 07:33:45
ピョートル大帝って
司馬が好きそうな人物じゃね?

767:七資産1970
08/03/20 10:03:18
黒田官兵衛って
自己の才を抑えることができず、智恵誇りして、どことなく生臭い
晩年も「隠遁」というより「保身」という印象
を持つんだけど
他作品と比べても、「播磨灘物語」では、わりと爽快に描かれていて驚いた覚えがある

どっちが史実に近いかは知らないけれど

768:無名草子さん
08/03/20 11:23:12
國盗~、播磨~、必ず読みたいと思います。
希代の策士、黒田官兵衛 いいですよね~。
あと竹中半兵衛と小六も
好きです。

769:無名草子さん
08/03/20 12:19:38
西田敏行は家康より秀吉のイメージが強いな俺は

770:無名草子さん
08/03/20 12:30:08
いや、でも「猿」か、豚か、もしくは河童かと言われれば豚だろ

771:無名草子さん
08/03/20 12:33:00
私はドラマっていうより
TV自体見ないですね~
西田さんが家康なのかな!?

772:無名草子さん
08/03/20 13:30:52
>>771
大河ドラマ「功名が辻」で家康を演じていた西田敏行は
大河ドラマ「おんな太閤記」では秀吉
TV朝日版「西遊記」では猪八戒を演じてたよ

でも、1番好きなのは大河ドラマ「翔ぶが如く」の西郷隆盛だな

773:無名草子さん
08/03/20 13:52:41
西田敏行の信長が見たい

774:無名草子さん
08/03/20 14:05:34
西田さんは西遊記の頃から好きでファンなんですけどね。
名俳優だと思います。

釣りバカはたまに見るのですけど、、、

775:無名草子さん
08/03/20 14:15:13
>>773
ダイエットしなきゃならんよ

776:無名草子さん
08/03/20 14:16:03
俺は池中玄太80㌔が好きだ。

777:無名草子さん
08/03/20 14:38:39
西田敏行の若かりし頃の写真見た事ある人~!!
痩せてたしかなりの男前。
その時なら信長は適役かもWWW

778:無名草子さん
08/03/20 14:50:55
エルビスのモノマネが最高だった。あとダメ。

779:無名草子さん
08/03/20 15:00:44
信長は高橋幸治が1番好きだな

780:無名草子さん
08/03/20 15:09:34

秀吉は竹中直人が適役だったんじゃないかな。
ほんと、猿みたいだし顔つきピッタリ!

781:無名草子さん
08/03/20 15:24:57
>>780
そうだろうな。同意。しかし、何で大河限定の話になるのかは、わからんがw

782:無名草子さん
08/03/20 17:57:55
西田と言えば秀忠だろJK

783:無名草子さん
08/03/20 23:29:29
吉宗という説もあり。
包帯とったらいきなり西田になっててビックリした

784:無名草子さん
08/03/20 23:33:09
西田敏行のスレと聞いて来ました!
ゲロッパが好きです。



785:無名草子さん
08/03/21 11:08:51
西田は山本勘助のイメージだなあ

786:無名草子さん
08/03/21 13:52:04
河馬なのか、豚なのか、はっきりしてほしいよな。

787:無名草子さん
08/03/21 14:08:55
お聞きしますが家康の小説の中に天海は出てきますか?
まだ読んでないから詳しくは言わないで欲しいですけどW

788:無名草子さん
08/03/21 15:52:29
城塞には、出ていたよ。

789:無名草子さん
08/03/21 16:51:39
そうですか!!ありがとう!!
家康は、あと天海と会うのが10年早かったら・・・
と悔やんだらしいですね。

790:無名草子さん
08/03/21 18:13:46
信長系列
国とり物語

秀吉系列
太閤記→豊臣家の人々→関ヶ原→城塞

家康系列
覇王の家→関ヶ原→城塞

幕末・明治系列
竜馬がゆく(討幕派)→燃えよ剣(幕府側)→酔って候→最後の将軍→歳月→飛ぶが→坂の上の

他にも優れた面白い作品があるけど、これくらい読めば戦国&幕末時代の中心部の流れはわかるだろうね

791:無名草子さん
08/03/21 18:54:45
長州が嫌いなのか?
世に棲むと花神ははずせないと思うんだが

792:無名草子さん
08/03/21 19:26:50
読んでないんだろ?

793:無名草子さん
08/03/21 20:45:08
その辺は峠、義経とともに変人系列ではないか

794:七資産1970
08/03/21 21:29:00
790ではないが

>>793
主人公が、世間の常識から外れた変わり者ってこと ?

以前、「英雄児」や「鬼謀の人」とか読んだので「峠」や「花神」を読む気がしないんだが
読むべきかな ?

795:無名草子さん
08/03/21 22:26:28
>>791
だから時代の流れがわかる作品だっての、花神や世に住むを読まなくても竜馬がゆく読めば当時の状況や流れは大体わかるし

796:無名草子さん
08/03/21 22:38:51
>他にも優れた面白い作品があるけど、これくらい読めば戦国&幕末時代の中心部の流れはわかるだろうね

791はレスじゃなくてケチがつけたかっただけなんだろうなァ
わかるけどその気持ち

797:無名草子さん
08/03/21 22:45:57
そうカリカリせんと余談系列読もうぜ

798:七資産1970
08/03/21 23:19:12
最近復刊されたが
講談社文庫の 「日本史を点検する」 は面白かったにな

799:七資産1970
08/03/22 07:31:32
今日の晩
NHKで「特集・坂の上の雲」
という番組が放送されるみたいだ

800:無名草子さん
08/03/22 11:22:31
>>799
見るよ。サンクス

801:無名草子さん
08/03/22 14:27:32
ロヨラの、妖気。

学校で歴史習ったときには、そんな人とは思わなかった。

802:無名草子さん
08/03/22 19:55:08
>>799
資料の検証が進んだ今果たしてドラマの無能はどう描かれるのかな

803:無名草子さん
08/03/22 23:07:04
西田敏行は山県有朋「花神」
秀吉は火野正平「国盗り物語」

804:無名草子さん
08/03/22 23:23:23
史料を付き合わせて野木は実は無能じゃなかった云々とか言っても、
司馬にしろ現代の学者にしろどっちも後付けでしかないからなー

805:無名草子さん
08/03/23 02:41:23
『後付でない』乃木論となると『軍神』になるんだが…。

806:無名草子さん
08/03/23 05:33:47
乃木は間違いなく無能だろうけど統率は特別悪くなく、作戦担当じゃないため評価が分かれるんだろうな

807:無名草子さん
08/03/23 08:37:56
乃木 統率95 武力20 知力20 政治60 魅力99
ノブヤボ的にはこんな感じか

808:無名草子さん
08/03/23 10:33:36
95と99は高すぎだろw
乃木が神格化されたのは戦争終了後だし

809:無名草子さん
08/03/23 12:26:06
ドラマでは、原作の人物評価の辛辣さは影を潜めるんだろうな。

810:無名草子さん
08/03/23 12:47:38
昨日の坂の上の雲のTVよかった。
香川さんいい雰囲気出ていたと思います。
街の風景にも拘っていて意気込みを感じます。
ドラマが楽しみです。

811:無名草子さん
08/03/23 14:20:27
>>806
スレ違いを承知で問うが、根拠は?
まさか司馬しか読まずに言ってないよな?

一般的な見解は『並外れた存在ではないが普通に有能』だと
思うけど、軍事家も歴史家も。ついでに言うと児玉源太郎も
司馬ほどには評価高くないのが史学会の定説。


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