08/02/05 10:48:43
初心者の定番は牛黄加持だろ?
101:無名草子さん
08/02/05 11:11:55
国盗り物語だな
一番まとまりがいい
102:無名草子さん
08/02/06 16:16:48
国盗りは道三と信長の別々の噺を強引にひとつに纏めてるから、一番じゃねぇだろ?
103:無名草子さん
08/02/06 17:41:58
燃えよ剣だろ短いしおもろいし
104:無名草子さん
08/02/06 17:57:17
司馬の文章って何でこんな悪筆なんだ?
言い回しがもってまわしてるし、関係ない話が途中に挟まってテンポ悪いし
難しい漢字使いまくるし、「?」とか「!」とかが少ないし、
読みづらいことこの上ない
105:無名草子さん
08/02/06 18:25:43
そうかい
106:無名草子さん
08/02/06 23:01:20
96,
97
さんきゅう!
107:99
08/02/07 01:50:35
俺にもサンキューフォーミー
108:無名草子さん
08/02/07 07:14:59
国盗り物語の前半(道三が国を盗るまで)は、
ストーリー展開に勢いがあり、物語性たっぷり・フィクションたっぷりで読んでて楽しい。
109:名無し
08/02/07 08:23:03
おれは「空海の風景」がよかった。
仏教の勉強になったな。密教のことがよく分かったよ。
この「勉強になる」というところが司馬さんのいいところか。
110:無名草子さん
08/02/07 09:22:01
>>109
密教の入門書として最適じゃないかな。
密教の本は他にも読んだことがあるけど、一般人にはちんぷんかんぷんだった。
ただ、私も仏教に関心があったから興味深く読めたけど、
そうでない人(小説を期待していた人)にとって「空海の風景」は結構きついと思う。
111:無名草子さん
08/02/07 11:36:40
司馬なんて中学生が読むもの。
いい歳した大人が読むのは恥ずかしい。
112:無名草子さん
08/02/07 13:52:32
>>111
あんたは何読んでるんだ?
113:無名草子さん
08/02/07 15:30:55
相手にすんなって
114:名無し募集中。。。
08/02/07 15:38:46
>>59
小島政二郎も審査委員!!!
大佛次郎の評はないんスね…
115:無名草子さん
08/02/07 19:00:50
>>94
征韓論論争のところは、面白かったがな。
あまり馴染みのない佐賀藩系の参議についても詳しかったし、
岩倉具視の凄みも知った。
116:無名草子さん
08/02/08 00:24:18
>>104
いいとこに気がついたね。そこって大事なポイントだと思うんですよ。
司馬さんの作品は直接的な表現はなるべく避けて、「なぜそういう発想するに至ったか」
という背景の事情から読者と共有するような組み立てになっているんだな。だからテンポの
良い一人称な展開は少ないし、随所に余談が挟まるようになっている、と。
逆にそういう用意周到な刷り込みがあった上で、ところどころ登場人物が一人称で
動いたりすると、それはもう読者があたかも自分で見たようなリアリティを感じながら
話が展開していくわけで、そういう瞬間が楽しくて、逆に余談もリアリティの肥やし
として読んでいけるんだと思います。
117:無名草子さん
08/02/08 16:21:24
歳月と花神はかなり傑作
118:無名草子さん
08/02/08 17:18:08
107に萌えた
119:無名草子さん
08/02/08 19:05:54
>>116
登場人物の台詞に関しては、本当にそのとおり言ったんじゃないか?と錯覚させる技巧が
あったよね。余談のなかで、史料にさらりと触れたりして、前後を読ませるから。
120:無名草子さん
08/02/08 19:07:36
>>117
江藤新平の次には、誰を書くつもりだったんでしょうね?
121:無名草子さん
08/02/09 12:23:21
>>117
花神で思い出すのは、屋根の上から落としても壊れない、固い固い宇和島の豆腐。
あんなの、あるのかね?
122:無名草子さん
08/02/09 14:38:31
凍り豆腐じゃね?
123:無名草子さん
08/02/09 15:31:24
花神は、題名は大ヒット、いや大ホームランなんだけど中身はちょっと冗長に過ぎやしないか。
テーマは「軍事の天才」というところにあるわけだろう。なのに、単なる伝記小説みたいになっていて・・・。
テーマにふさわしいエピソード(少年時代や軍師になるまでのエピソード)の記述も無いし、また、
人物像のどういう性格や資質が「軍事の天才」なのか、実践指揮上どの点が傑出しているのか
司馬流の描出がない。
わづかに彰義隊掃討戦の一二の指令と「大坂に鎮台を置け」と遺言したのを直接的に表現するだけ。
〈無愛想な軍師〉という印象しか得られない作品。
短編の『鬼謀の人』が、文体と纏まり、あらゆる書き物で誰も大村をこんな風に書かなかったという点で
大傑作だったのに、司馬ファンとしては残念な一作。
さらに、彰義隊掃討戦で、大村を主人公とするあまり西郷の立場をすごく小さな存在に描いている点は、
実際がわかっているだけにいただけない。実際の大村の立場は、「西郷の了解を得た」「西郷が首を縦
に振った」ということで存在意義があったに過ぎないのだから。
124:無名草子さん
08/02/09 15:36:53
> テーマは「軍事の天才」というところにあるわけだろう。
違う
125:無名草子さん
08/02/09 15:41:53
違うのかぁ。俺はまだ司馬を読むには人生経験が足らなすぎるみたいだな。
中年以降にならないと司馬はわからないのかなあ。
126:無名草子さん
08/02/09 15:54:25
幕末から明治維新という侍の世の終焉を描くにあたって、
合理主義的人間の極北である大村益次郎を対置させたのかなぁと
いうのが、自分の感想。
まぁ>>124には違うと言われるかも知れないがw
127:無名草子さん
08/02/09 16:26:33
作者の意図とか正直どうでもいい
128:無名草子さん
08/02/09 17:29:44
「花神」はラブロマンスだっての
登場人物にイネがいなきゃ評価は全然違ったものになってるはず
129:無名草子さん
08/02/09 17:34:55
>>127
そういう浅い読み方ももちろんありですよ
130:無名草子さん
08/02/09 17:38:18
坂の上の雲をついに買ってしまった
議論は色々あるがとりあえず読んでみようと思う
131:無名草子さん
08/02/09 17:57:54
>>129
浅いとか深いとかスキューバダイビングでもするの?
132:無名草子さん
08/02/09 18:00:35
うわー
センスがおっさんだw
133:無名草子さん
08/02/09 19:09:29
センスwww
134:無名草子さん
08/02/09 20:30:09
>>130
おめでとう、ついに究極奥儀 その領域に入るんだね。
135:無名草子さん
08/02/09 23:23:23
>>134
究極奥儀とか武術かセックスでもするの?
136:無名草子さん
08/02/09 23:40:52
司馬さんて言いたい、強調したい文は
3回くらい繰り返す癖がありますよね。
137:無名草子さん
08/02/10 07:37:31
>>111に向けてブリキトース砲発射!
138:無名草子さん
08/02/10 10:24:28
播磨灘物語読んだけど半兵衛かっこいいな
稲葉山城乗っ取りとか奇想天外だし漢だな
官兵衛との友情物語に涙した
139:名無し
08/02/10 11:00:30
おいらが初めて読んだ司馬作品は「世に棲む日々」だった。
吉田松陰を描いている。
ワクワクして一気に読んだなぁ。何十年も前の学生時代の頃。
大学の体育の授業で、戸田までボートを漕ぎに行ってたときのこと。
140:無名草子さん
08/02/10 11:11:47
おらの初読はベタに竜馬がゆく
桂浜の龍馬像の前で泣いた
今考えてもキモイと思うw
141:無名草子さん
08/02/10 17:43:36
桂浜のアイスクリンは美味いよ。
142:無名草子さん
08/02/10 17:51:58
竹中半兵衛で一冊書いてほしかった
143:無名草子さん
08/02/10 18:08:09
そうでアリマス。
144:無名草子さん
08/02/10 18:09:10
半兵衛を主人公にしてもつまんないだろ
145:無名草子さん
08/02/10 18:24:21
かっこええやん半兵衛
でも司馬遼の主人公としては欲が無さすぎかな
146:無名草子さん
08/02/10 18:24:38
中国モノは『項羽と劉邦』『ダッタン疾風録』だけど
春秋戦国時代からナニか『項羽と劉邦』のように書いてほしかった
『ダッタン・・・』はオモシロくなかった
147:無名草子さん
08/02/10 18:28:38
>>145
竹中半兵衛を書かなかったのは、謙信や信玄を
書かなかったのと同じ理由じゃないかな。
司馬遼的には、何の主題も無いというか、はっきりいえば
あんまり興味が無いだろう。
148:無名草子さん
08/02/10 18:30:50
け?
149:無名草子さん
08/02/10 18:32:55
太平記から書いてほしかった。楠木正成と足利尊氏を主人公にして。
『義経』の時代よりもよっぽど血湧き肉躍る時期なのに・・・
英雄豪傑が群がり興り最後に尊氏が天下を制するアノ時代を。
150:無名草子さん
08/02/10 18:35:19
司馬は太平記の時代は、まとまりがないから書くのを嫌がってたね
書きたくない理由は、戦国時代以上に節操の無い時代だから・・・だったかな
151:無名草子さん
08/02/10 18:36:32
脇役として出てくる半兵衛はすごく魅力的に書けてる
書こうと思えば一冊書けたはず
でも作家人生の中のタイミングもあるからな
152:無名草子さん
08/02/10 18:38:04
南北朝時代の争いは、司馬が一番嫌いなタイプじゃね?
153:無名草子さん
08/02/10 21:09:06
楠木正成は、その存在が思
想的磁力を帯びすぎて書き
づらいと何かに書いてあっ
た気がする。
154:無名草子さん
08/02/10 21:49:07
司馬さんの小説は「燃えよ剣」と「竜馬がゆく」を読みました、他にオススメの作品を教えてもらえませんか?
155:無名草子さん
08/02/10 21:58:39
>>154
「坂の上の雲」「花神」
156:無名草子さん
08/02/10 23:15:12
「燃えよ剣」と「竜馬」を最初に読んで面白かったのなら、
「峠」と「世に棲む日々」をおすすめしたい。
次に「花神」とか「歳月」あたりかな。
157:無名草子さん
08/02/10 23:25:05
>>140
ワロタw。たしかに泣くこたーない。
漏れも前田慶次郎の菩提寺の前まで行ったから気持ちはわかるが。
>>149
南北朝のころのことも相当調べたみたいだけど、いろんな人物像を調べれば調べるほどに
個人的な私怨に終始していて、暗澹たる気持ちになったらしい。家督相続のしきたりが
出来る以前の時代だから、もう長男次男本家分家が骨肉の争いなんだろうな。ちまちま
していて書けないってなんかで読んだ。
158:無名草子さん
08/02/10 23:35:57
>>150
>>152
>>153
>>157
なるほどね、太平記の時代を書いてくれなかったのには、謂われがあったんだ
司馬さん自身に考えがあったんだったら仕様がないよね
159:無名草子さん
08/02/10 23:37:39
俺も学生のころ竜馬読んでから京都のお墓見に行ったっけなぁ
泣きはしなかったがw
160:無名草子さん
08/02/10 23:59:21
南北朝時代は、北方謙三みたいな無邪気に歴史物が描ける
(褒め言葉ですよ、念のため)作家に向いてるんだろうね。
161:無名草子さん
08/02/11 00:00:27
その昔は太平記もの書くと死ぬ、というジンクスがあってだな・・・
162:無名草子さん
08/02/11 00:05:02
開墾地主政権である鎌倉幕府を評価してた司馬にとっては、
後醍醐天皇なんて、ただのクズだろうし。
163:無名草子さん
08/02/11 00:17:14
>>155>>156
ありがとうございます。今までに読んだ作品は両方とも、特に「竜馬がゆく」が楽しめました。 教わった作品を探してみます。
164:無名草子さん
08/02/11 00:58:19
有名どころはどれも面白いよ
幕末だけじゃなく戦国物、義経、項羽と劉邦にもトライしてほしい
1位 竜馬がゆく 2125万部
2位 坂の上の雲 1475万部
3位 翔ぶが如く 1070万部
4位 街道をゆく 1051万部
5位 国盗り物語 674万部
6位 項羽と劉邦 669万部
7位 関ヶ原 520万部
8位 菜の花の沖 475万部
9位 花神 453万部
10位 世に棲む日日 445万部
165:無名草子さん
08/02/11 01:21:09
けたたましい数値(部数)だ
普通あり得ない部数・・・間違いなく史上最高部数の作家だろうな
いや世界史上最高かも
たいしたもんだ・・・
166:無名草子さん
08/02/11 01:23:43
けたたましい
人を驚かすようなあわただしいようす。
また、突然大きな音の起きるさま。やかましい。騒々しい。
167:無名草子さん
08/02/11 01:27:23
サンクス ことばづかい間違ったようだ!
数字を見たとっさの打鍵・・・
168:無名草子さん
08/02/11 01:38:49
変な形容詞の使い方はむしろ司馬っぽい
169:無名草子さん
08/02/11 01:39:02
これだけの部数を輪転機が刷ったのかと思うと、
まさしくけたたましい音が鳴り響いていたに違いない。(48字)
170:無名草子さん
08/02/11 03:12:29
>>164
これはギザ凄ス
司馬さんの作品て海外でも読まれてるの?
171:無名草子さん
08/02/11 03:41:21
>>163
坂の上の雲は明治後半だから明治前半を知らないと幕末から急に飛んでしまう
明治前半の飛ぶが如くを読んでからがいいよ
まず幕末の新撰組血風、世に住む日々、花神、酔って公とか読んだほうがいい
172:無名草子さん
08/02/11 03:43:30
>>170
確か、最後の将軍と空海の風景が英訳されてる。
まぁほとんど読まれてないだろうね。
173:無名草子さん
08/02/11 08:31:05
「胡蝶の夢」も良いよ
174:無名草子さん
08/02/11 09:25:48
破滅型の天才 司馬凌海は良かった。 語学のセンス いと凄まじ。
175:無名草子さん
08/02/11 09:33:58
>>170
坂の上の雲が今度英訳されるらしい
176:名無し
08/02/11 10:52:18
>>164
すごすぎる。いったい印税は総額、どれくらいになるのかな。
177:無名草子さん
08/02/11 11:51:36
でもさあまんがはあっという間に累積1億部とかあるよな
それ考えると小説ってなにだな・・・
178:無名草子さん
08/02/11 11:53:26
印税で1億もらえても8割以上が税金でもってかれたと、エッセイで愚痴ってたな
179:無名草子さん
08/02/11 11:59:50
>>177
マンガだって累計1億部超えてる作家はめったにいないでしょ、10人ぐらいだろうし
小説は単行本が1500円以上もするし、文庫も600円超が普通だったり、
値段が高いから部数だけで比較はしにくいよ
180:無名草子さん
08/02/11 12:31:26
翔ぶが如くの1070万部は意外だな
181:無名草子さん
08/02/11 12:33:35
翔ぶが如くは名作
頭の悪い人には向かないけど
182:無名草子さん
08/02/11 12:43:21
誰も駄作だって言ってないだろ
途中で挫折してしまう読者が多いのに1070万部って意外だって言ってるだけ
183:無名草子さん
08/02/11 12:45:57
> 途中で挫折してしまう読者が多い
そんなデータあるの?初耳
184:無名草子さん
08/02/11 12:51:07
そんなに売れてるのに俺のまわりではなぜか司馬ファンがいなくて寂しい
185:無名草子さん
08/02/11 12:52:04
>>181
人の嗜好はそれぞれ違うものです
他人の評価も受け入れる度量を持たれた方がいいんじゃないですか?
他人を侮辱するのは如何なものかと思いますよ
186:無名草子さん
08/02/11 12:55:56
>>183
おまえ真剣に聞いてるのか?データなんかあるわけないだろ。バカ?
司馬関連の掲示板、ブログを見たらわかることだ
187:無名草子さん
08/02/11 13:00:09
>>186
なんか君、無邪気でいいね。その生き方、うらやましい。
188:名無し
08/02/11 13:52:45
よーし「項羽と劉邦」「播磨灘物語」でも読むかな。
でも、うちにある本は、みんな活字が小さい。
当時の本は、みんな活字が小さすぎ。
もういちど大きな活字にして出せばいいのに。
189:無名草子さん
08/02/11 13:54:12
>>188
出てるぜぇ!
新装版が続々と・・・
190:無名草子さん
08/02/11 13:58:57
活字が大き過ぎるぐらいだ
おいら、むしろ活字の小さい方がいい
何に限らず昔の文春文庫の活字 読みやすかったんだがなあ
紙質と装幀ダサイけど
191:無名草子さん
08/02/11 15:13:49
大きい活字は日本人の劣化の表れだって香山リカちゃんが言ってるな
192:無名草子さん
08/02/11 17:28:08
司馬遼太郎って合戦や近代戦の戦闘場面を書くのも抜群にうまいねえ
初期の一連の作品でよく出てくる剣戟場面もうまい
文章で表現する戦闘・剣戟描写の極地だよ
この点も他の作家を遥かに凌駕するよ
よく読み直してみると、他の作家みたいに細かな表現やゴテゴテした記述は無いんだ
血が出る状態だとか傷口がどうのってな映像作品のカメラアップみたいな描写もない
それなのに普通の調子で読み進んで、ありありと場面が浮かび上がってくる表現だ
楽しく読める表現でもあり、戦い場面好き心も満たしてくれる
193:無名草子さん
08/02/11 18:17:30
司馬は知識が豊富だからね、日本史だけじゃなく中国とかモンゴルあたりの東洋全般にも詳しいし
アメリカはまったく東洋と違うからようしらんと書いときながらアメリカ史にも詳しいし
194:無名草子さん
08/02/11 22:25:49
貧弱な装備で前線に立たされたトラウマが彼の原点だから
戦いを描くときに一番筆が冴えるな
地形や戦場の心理を描写して余すところが無い
195:無名草子さん
08/02/11 22:56:48
戦場の心理を過不足なく知り尽くしてる194も凄い
196:無名草子さん
08/02/11 23:59:16
剣の極意?や戦いの心理の描写もいろいろあっておもしろいね
記憶はおぼろげだけど
・坂の上の雲 窮地に立ったらとにかく攻撃しろ(なんとかという剣術の極意)
・峠? 一切の私念をなくし自らを空気と同化させる
・竜馬 勝敗をつけたら後にうらみが残る 議論にせよ、剣術にせよ。
・竜馬 闘志と闘志がぶつかるから戦いが起こる、逃げるも結局は闘志の一種
(ふところのねずみと戯れて新撰組を回避したシーン)
・北斗 なんかあったけど忘れた
俺はケンカもロクにしたことないんだけどなんか納得させられるものがあるw
197:無名草子さん
08/02/12 00:30:22
北斗:瞬息 心気術の一致
198:無名草子さん
08/02/12 01:43:54
「竜馬がゆく」、面白いけど余談が間に挟まりすぎて冗長
「燃えよ剣」や「世に棲む日日」と記述がかぶる箇所もあるし、
新聞連載のせいだから仕方ないかもしれんが、
竜馬に直接関係ない記述を端折ったら巻数が半分以下になるんじゃないか?
いくらなんでも幕末史のほぼ全てを網羅するくらいの勢いで
余談が挟まりまくるのはいかがなものかと思うぞ
199:無名草子さん
08/02/12 08:14:21
余談を展開させる手法はたぶん師匠の海音字から学んだんだろう
海音字も未完の傑作「西郷隆盛」は、小説であると同時に幕末史の面を持っている
200:名無し
08/02/12 09:06:34
余談を楽しみにしている読者もいるんだろうね。
おれなんか、そのクチ。
なにか勉強になった感じがする。ストーリーとかは、おいといても。
201:無名草子さん
08/02/12 13:52:20
司馬の小説は歴史の予備知識なしで楽しめたのが一番よかった。
余談や解説的記述のお蔭だよ。
中学の時から司馬遼太郎に親しんでいるが、歴史の知識は司馬遼太郎の小説で得た。
大学時代の教官が「司馬の小説が同時代人の、大きく云えば日本人の歴史常識になったんだ」
と言っていた。「それが下地になって、その後の歴史書や歴史小説が在る」とね。
202:無名草子さん
08/02/12 14:22:16
それも功罪あるけどな
203:名無し
08/02/12 14:24:11
司馬は戦争中は戦車隊にいたんだよね。
勉強する機会なんてほとんどなかったろうし。
戦後になったって、本なんかとっても少ない。
よくあれだけの膨大な知識を培ったものだねえ。
204:無名草子さん
08/02/12 14:27:48
>>201
どこの四流大学か、できれば教えてください
205:無名草子さん
08/02/12 15:13:44
↑ニートがほざくな
206:無名草子さん
08/02/12 15:20:44
二十歳過ぎて司馬読んでるなんて幼稚。
司馬なんてライトノベルなんだからさ。
頼むから過大評価はヤメテくれ。
207:無名草子さん
08/02/12 18:59:16
>>205
そういうこと言うのいくない。
「僕は馬鹿だが四流大学でがんばって勉強したい」
なんてけなげじゃないか!
>>204
でもまずは中学レベルからだ!
がんばれ!
208:無名草子さん
08/02/12 19:12:51
史学科のおれからするとそんな発言する教官なんて首になっちゃうよ
209:無名草子さん
08/02/12 21:01:17
教官は別にそこまで悪いこと言ってないだろ
司馬が書いた小説によって間違った理解が事実のように普及してしまった部分があるということ。
今までのような歴史的資料でなく、いち小説が歴史の常識を作って後世の日本史学に多少なりとも影響を与えている、
って言いたいんじゃないかね。
そういう現状を知っておけということなんじゃね?おそらくは。
特に竜馬の話なんかがそこら辺の話題としてはよく出されるよな。
210:無名草子さん
08/02/12 21:08:14
ええええええ
何の影響も与えてはいないのだけれど・・・
「歴史の常識」なんてものにいたってはそもそも存在しないし・・・
211:無名草子さん
08/02/12 21:38:34
まあ、カントやベートーベンみたいなもんだ
212:無名草子さん
08/02/12 21:49:50
竜馬が明治維新の最大の立役者だっていう「常識」が司馬以前にはなかった
歴史認識には良くも悪くもブームってもんがあるのよ
213:無名草子さん
08/02/13 00:16:02
竜馬がゆくを読めば司馬が竜馬を最大の立役者なんて書いてないだろ
読んでない奴が司馬が作っただの言う
214:無名草子さん
08/02/13 00:22:09
>>212
想像力が無い人間には、それがわかんないんだよ
今の状態がずっと昔から続いてたものだと頭から信じて疑わない
鎖国は日本開闢以来の国是ってやつと同じなのかな
215:無名草子さん
08/02/13 00:32:01
>>213
そう人に思わせるだけでもすごい
「司馬史観」なんてくだらないと俺も思うけど
偉大すぎる人物はえてして陳腐に語られてしまう
216:無名草子さん
08/02/13 01:10:59
司馬さんの小説は、フィク
ションも含まれていると思
って読むべき。「坂の上」
とか「飛ぶが」も含めて。
ただエッセイなどでは、フ
ィクションはないと思うの
でここで歴史認識の誤りを
指摘されるともうどうしよ
うもない。
217:無名草子さん
08/02/13 01:18:31
司馬が書いたのは脚注も参考文献も明示しないエッセイだろ
そんなものの重箱の隅をつついてもしょうがない
誰も司馬を超える歴史認識を提示できないのが問題だ
218:無名草子さん
08/02/13 01:31:08
司馬みたいな読みやすい本しか読まない
民度の低さの問題
219:無名草子さん
08/02/13 04:00:37
司馬のアンチ見ると勝手に都合よく解釈してる奴か、全然読んでない奴かがほとんど。
まずちゃんと読めよと言う話。
>>216
つーか歴史小説にフィクションが入るのが当たり前だろ、ある程度こうではないかと言う解釈が必要だから。
だからと言って司馬が史実や資料を軽視して書いてるなんてことはない。
むしろ司馬ほどちゃんと調べてない奴がほとんどだろ。
220:無名草子さん
08/02/13 07:34:03
ていうか調べないのが普通なんじゃないの?小説なんだし。題材は歴史的事実を
取り上げても、展開は作家が考えるもの。架空の人物が主役でも問題ない。
ただし現実味を持たせるためには、事実関係を無視できないのも事実で、司馬さんの
「小説」はそのための資料の漁り方が常軌を逸しているんだと思う。一般的な
歴史の教科書以上に調べてあるから実に紛らわしい。いい意味でも悪い意味でもねw
221:無名草子さん
08/02/13 07:41:24
こういう話もどっかのエッセイで語ってた気がする
例えば「日本史」ってのは補足が必要で、
「誰々が語る日本史」が正しいって。
誰も過去のことを本当に確実に知ってるわけじゃない、だからそうなる、みたいな
何の本だったかなぁ
222:無名草子さん
08/02/13 09:24:04
日本の「歴史書」なんてどれもあきれるほどつまらない
外国の歴史家の本はちゃんと調べてる上で面白く読めるけどな
需要と供給のバランスがおかしいので、司馬がこれだけ広く読まれるのです
223:名無し
08/02/13 10:16:47
歴史を学びたいと思ったとき、やはり難しい学術論文みたいなのはとても読む気がしない。
網野さんの本にしても、すばらしいけど、やはりおもしろいとはいえない。
で、やっぱり司馬の本を読むと、ぐーつと歴史が身近になるんだな。
224:無名草子さん
08/02/13 13:12:09
物語る日本史
225:無名草子さん
08/02/13 14:14:42
前の方で誰かも言ってたが、俺も司馬遼太郎の小説で歴史を学んだ。
それまで歴史に全く興味がなく、高校でも取ってなくて歴史や歴史上の人物に関する本は
一冊も読んだことがなかった。
司馬の本を読んでから、読書は歴史関係中心といってもよいぐらい180度転換。
226:無名草子さん
08/02/13 19:59:17
歴史を学んだというか歴史の面白さを教えてもらったって感じだな。
たとえば幕末のいろんな出来事とかは教科書でも知ってたけど、
ぜんぜん興味がわかなかったもんな。
227:無名草子さん
08/02/13 20:30:26
>>170
項羽と劉邦の中国語訳(大陸の方)で出るとか言うニュースを去年見たような。
これは中国人の感想を是非知りたいと思った。
>>216
>ただエッセイなどでは、フィクションはないと思うの
>でここで歴史認識の誤りを指摘されるともうどうしよ うもない。
まあ、当時の学問的な知識が、その後の研究で覆されていたりもするから。
ただ、司馬さんが生きている間でも、昔の説に固執したりする面はあるかなあ。
228:無名草子さん
08/02/13 21:51:27
おれなんか司馬の小説に出会うまでは、
日本史なんて歴史上の事件も人物名も漢字ばかりで何か陰気臭くて古臭いイメージ、
俺達のこれからの人生には関係ねえ、と思っていたし、
歴史上の人物ちゅうのが、まさか俺達と同じ人間だとは思いもよらず、
計り知れない超偉人なんだと、そんな偉人が何やら難しそうな業績を残して行くのが
歴史だ、と考えていた。
普通の人間が皆と同じ世の中で精一杯に生き抜いたんだ、とは夢にも思っていなかった。
だからその後、司馬作品は全部読んだことは言うまでもない。よく再読もする。
229:無名草子さん
08/02/13 21:58:21
司馬は日本のアホの子をたくさん救ってるのですね
230:名無し
08/02/13 23:53:05
>>228
まさに同意。
「空海の風景」とか読む前は、空海のような超人には、まったく親近感がなかった。
ところが、最澄と屋空海が、ぐーっと身近に感じられた。
それから、空海や最澄の著作も、読み始めたよ。
231:無名草子さん
08/02/14 00:18:40
司馬の何が凄いのって
・取材力(史料の読み込みも)が半端じゃない
・ストーリー運びの上手さが半端じゃない
・キャラクター及びその周囲の描写のリアリティが半端じゃない
この点につきると思う
ようするに歴史に全く無知な人でも司馬の文は読めるし説得力がある
その上史実の織り交ぜ方が上手いから、つい事実と虚構の境目が曖昧になってしまうが
ただ、「竜馬がゆく」は後半に入ると史実にがんじがらめになってくる印象があるし、
「国盗り物語」も後半に入った途端に躍動感がなくなってる
司馬は本来娯楽小説家だからこのへんは史実に囚われすぎて苦労したんだな、という印象
史料が残ってる以上嘘は書けなかったんだろうね
それでも、史実に基づいて巧みにストーリーを繋げてるけど、
世間はそれが司馬の本領だと誤解してしまった感じがする
当人も本当ならもっと自由に書きたかったんだろうけど、
世の声に押されてついそっち方面(つまり史実に則した)小説ばかり書くようになったのかな?
これは推測だけども
232:無名草子さん
08/02/14 01:13:41
あいまいなところは省く → 教科書 → 単語の羅列以外省かざるを得ずつまらない
あいまいなところも書く → 小説 → おもしろい
233:無名草子さん
08/02/14 01:18:02
そりゃ小説は自分の好きな、気に入った部分だけ
読めるんだから楽しいに決まってる。
234:無名草子さん
08/02/14 06:25:56
まあ司馬はよくやってると思うよ
坂の上の雲なんて資料調べに5年、執筆に4年かけてるからね
235:無名草子さん
08/02/14 07:33:28
>>229
そう言われればそうだなあ。司馬さん、ありがとうw
236:無名草子さん
08/02/14 13:04:32
そんな理屈じゃないんだよ
おもしろいから読む。それだけ
237:無名草子さん
08/02/14 15:48:40
読む理由を考える必要なんかないだろうw
238:無名草子さん
08/02/14 21:42:30
企業の社長とか政治家が愛読書に上げることが多いから
結構抵抗があったけど、読み始めると、面白くて
やめられない
239:無名草子さん
08/02/14 23:40:06
おもしろくないから読まない。
おもしろいから煽る。それだけ。
240:無名草子さん
08/02/14 23:51:06
↑超くだらん
しらけた
241:無名草子さん
08/02/14 23:58:44
>>236
居酒屋にいるおっさんを想像したw
242:無名草子さん
08/02/15 04:09:55
つい最近「酔って候」文庫で買ったんだけど鍋島がすごいかっこよかった。
文庫結構買いあさったけど短編が物凄い面白い印象が強い。
長編だと終盤だれる感じがするけど短編の題材の切り口が面白くて読んでて引き込まれる。
243:無名草子さん
08/02/15 08:31:34
短編は強烈な印象に残る作品が偶に有るよな。 飛び加藤とか牛黄とか
244:無名草子さん
08/02/15 08:51:35
長編の峠や花神を読む気力がないときは、短編の英雄児、鬼謀の人を読んでます
って人は多そう(俺がそう
245:無名草子さん
08/02/15 13:59:29
私個人の楽しみ方は、津本陽の作品と読み比べることです
年末年始で図書館の貸出が3週間の時を利用して
「竜馬がゆく」と「龍馬」を読み比べてみました
14歳になる息子と一緒に、読後に感想を言い合うのが楽しかったです
246:無名草子さん
08/02/15 14:50:32
>>245
津本龍馬はどうでしたか?
247:無名草子さん
08/02/15 16:23:40
>>246
息子は写真の龍馬が一番好きなせいか
「女の人といちゃついていないのがいい」と言ってました
私はジョン万次郎とのやり取りが一番印象に残りました
高知には息子が11歳の時に二人で行っているので
桂浜から見た黒潮を思い出しました
248:無名草子さん
08/02/15 16:38:01
戦国時代だったら国盗り物語、関ヶ原、城塞、覇王の家、新史太閤記などその短編集と、
幕末の場合は竜馬がゆく、燃えよ剣、世に潜む日日、峠、花神、飛ぶが如くなど、
その短編集を含め、読む順番にこだわった方が楽しめるという忠告をお示しいただきたいの
ですが。
249:無名草子さん
08/02/15 17:33:14
>>247
www 司馬のは軟派に感じたんですね
司馬が描く男の好色は爽やかで私は好きです
それにしても息子さんとの読み比べは羨ましい
250:無名草子さん
08/02/15 20:52:27
龍馬はお世辞にもイケメンとは言えないけど
今の世に出現したらモテモテだろうなあ
スケール大きいし尚且つ母性本能をくすぐるタイプだし
251:無名草子さん
08/02/15 21:22:11
ただの若年ホームレス
252:無名草子さん
08/02/15 21:24:56
大学で日本史を専攻したものだが
自分の専門の時代のことはきちんと論文を読み一次史料にあたらなければいけないと思うが
それ以外の時代のことは司馬の小説で理解している
少なくとも通俗的な通史解釈としては十分
あからさまにフィクションだという部分は見れば大体わかる
253:無名草子さん
08/02/15 22:05:39
峠で継之助と福沢諭吉が意気投合する場面
全くの創作なんだが(二人が会ったという記録はない)、
それを史実だと勘違いして書いてる本もあるとか
254:無名草子さん
08/02/15 22:11:18
>>253
大河の「新選組!」で、土方・近藤と桂・竜馬が多摩時代に知り合っていたという創作について、
NHKに大分苦情が来たそうだが、実は司馬は既にそれに近いことを
「燃えよ剣」や「竜馬がゆく」の中でやっている
桂は七里との試合の助っ人に登場し、土方は竜馬の姿を御前試合で見掛けている
まあ御前試合自体が創作らしいのだが
255:無名草子さん
08/02/15 22:24:15
「ありえない」創作だと読者に叩かれる
「ありえる」創作だと読者がだまされる
小説家たるもの後者であるべきだね
256:252
08/02/15 22:25:59
>>253
もちろん作家志望(特に時代小説)の人や、
史学科出の人には司馬小説をソ\ースに喋るなんてことは絶対にしないけど、
そうじゃない少し歴史をかじってるとか興味があるけどよく知らない人とかには
司馬小説の話を「もしかしたらこうだったかも」と前置きしてから話すことはある
257:無名草子さん
08/02/15 22:33:57
歴史書を一冊書くとして、何から何まで全て調べるわけにもいかない
専門家が小説家にだまされることもある
258:無名草子さん
08/02/15 22:37:31
勝が「薩長同盟や大政奉還は竜馬がお膳立てした」と言ってたことも、
陸奥が「あの時(世界の海援隊をやる)と言った時の竜馬は西郷より大物に見えた」というのも、
みんな創作なん?
259:無名草子さん
08/02/15 22:41:30
>>257
特に司馬の場合は竜馬や土方や信長についてはスタンダードイメージを作っちゃったからね
本気で史料を調べるほど熱意がない人はつい世間に流布してる司馬小説のイメージで語ってしまう
260:無名草子さん
08/02/15 22:43:41
>>257
某有名教授も「播磨灘物語」の記述に騙されそうになったらしい
261:無名草子さん
08/02/15 22:45:02
>>260
kwsk!
262:無名草子さん
08/02/15 22:47:25
実際、どっかの学者がおりょうが龍馬のために作った菊花の枕のエピを引用してたな
司馬にはああいうまことしやかなフィクションを作った功罪があるな
もちろん小説を元ネタにする学者のほうが悪いんだろうけど
263:無名草子さん
08/02/15 22:52:19
>>262
菊枕は自分ははなから疑ってかかってた
しかし本編よりは信頼度が高いあとがきにもある通り、
おりょうがわがままで意地っ張りだったというのはその後の人生からも伺える
菊枕の創作はそんなおりょうの性格を描写するためのエピソードの一つ
264:無名草子さん
08/02/15 22:59:32
>>261
武田鉄也が若い頃に「竜馬がゆく」を読んで、
のちに自分が結成したバンドに「海援隊」と名付けるほどの竜馬フリークになり、
さらにのち実際に司馬に面会した時「竜馬がゆく」をソースにして>当人の前で竜馬の魅力を語りまくり、
逆に司馬に「史実かどうか裏を取ってから話しなさい」とたしなめられたのは有名
265:無名草子さん
08/02/15 23:03:35
>>263
男はそんな女にえてして惚れやすいんだけどね
女同士の間では鼻持ちならねえ人間性の女に
266:無名草子さん
08/02/15 23:26:55
どう考えても小説を史実と判断する教授に問題あるだろ
267:無名草子さん
08/02/15 23:39:35
>>266
史料の出展がないから普通は疑ってかかるべきなんだが、
何せ司馬は史料の読み方と収集の仕方が半端じゃないからな
そういう先入観があって読み進めていくと、
8割史実に沿った話を展開してる最中に2割創作を交ぜたとして、
その2割を裏を取らずについ信じてしまった人がいても不思議ではない
司馬は文章の書き方も他の作家と違い史実と創作の境目がやたら曖昧だからな
268:無名草子さん
08/02/15 23:45:08
司馬小説は、やがて史記や三国志演義と同じ様な扱いになればいいなと思う。
どちらも真実7割ぐらいで、残りが伝説と作者による虚構とで出来ている。
269:無名草子さん
08/02/15 23:50:30
司馬の史料を読む速さは異常だからな
学者でも司馬より史料を多く読んでいる人間は少ないだろうね
270:無名草子さん
08/02/15 23:53:58
史記は正史で三国志演義は小説だろ
271:無名草子さん
08/02/15 23:58:23
浅田次郎が「壬生義士伝」書く時に参考にした子母澤の「新選組始末記」なんて
それ自体が出展曖昧なエピソードのオンパレードだが、
それでもあれだけ泣ける小説を書いてしまうあたり、
作家というのはやはりそうあるべきなのかもしれない
ちなみに吉村の家族については「新選組始末記」にすら記録がなく
完全に浅田の創作なんだそうな
272:無名草子さん
08/02/15 23:59:25
速読教室行ったけどマスター出来なかったw
3分で一冊読めるようになりたいwww
273:無名草子さん
08/02/16 00:03:27
>>270
史記も三国志正史も伝説や虚構が多いし、
厳密な区別はする必要ないでしょ
そこらへんは中華ならではの鷹揚さだ
274:無名草子さん
08/02/16 00:04:59
>>270
豊田穣が書いてた坂本龍馬の小説なんて
登場人物のキャラや場面の描写がまんま「竜馬がゆく」で、
おかしいと思ったら巻末の参考文献の中に堂々と「竜馬がゆく」の名が……
こんなのってアリ?
275:無名草子さん
08/02/16 00:11:00
アホ言うな
正史の重さを知らんのか
吉川英治のせいで日本じゃひどいことになってるが
276:無名草子さん
08/02/16 00:13:25
「竜馬」と記す慣用がすでに司馬の影響だな
277:無名草子さん
08/02/16 00:13:48
>>245
津本「龍馬」ってなんだかんだ言って「竜馬がゆく」のイメージ引きずってるんだよね
津本自身は読んでないと言ってるけど
「龍馬」は決してつまらなくはないのだが、より史実に沿った「竜馬がゆく」でしかない印象
新たな竜馬像を打ち立てるには全く至っていない
もっと知名度が低い作家が書いたのなら斬新な龍馬像もいくつかあるけど、
現代の大物作家が「竜馬がゆく」を越える正当派長編小説を書くに至ってないというのも、
なんだかなぁ……という感じ
278:無名草子さん
08/02/16 00:15:31
>>276
日本史Bの教科書でだって「竜」で記述してる会社がありますぜ
279:無名草子さん
08/02/16 00:19:12
>>477
その司馬が書いた「真説宮本武蔵」だって、
吉川英治の「宮本武蔵」のイメージを覆せてないし、
「義経」も村上元三の「源義経」のイメージを覆してない
やはり歴史上の人物は優れた先輩作家が先にイメージつけちゃうと
どうしてもそのイメージが後世まで残ってしまうもの
280:279
08/02/16 00:19:56
>>477→>>277でした
281:無名草子さん
08/02/16 00:26:14
フェアじゃない比較だな~
「真説武蔵」は短編だし、義経のイメージって伝説でしょ
282:無名草子さん
08/02/16 07:00:44
>>277
読み方次第では中学生の子どもさんを持つお母さんを
貶しているような書き方ですね、感心できないな
283:無名草子さん
08/02/16 10:33:38
そんなこといったら逝け宮なんかどうなっちゃうんだよw
284:無名草子さん
08/02/16 14:40:58
随分穿った見方をする人があるんだねえ(>>282のこと)
俺なんかほんわかとした気分でショートショートエッセイを読んだような
こころよい感じがしたよ
285:無名草子さん
08/02/16 15:01:01
「竜」の文字は新聞連載の題字効果を考えた文字遣いでは・・・
愛読者は夕刊の配達を待ちかねて門まで出て待っていた、
なんてエピソードが遺ってるのはこの小説のことじゃなかった?
それまで坂本龍馬て誰も小説にしなかったんだから、
「竜」の文字で斬新かつ親しみやすさをねらったんでは・・・
286:無名草子さん
08/02/16 15:57:27
功名が辻で、一豊の妻の名は「まつ」という説もあるが、田舎臭いので「千代」を選んだ
いざとなれば直感に頼るのが歴史小説家というもの
287:無名草子さん
08/02/16 16:01:32
司馬が次から次へと新聞連載を書いていた時分の人気は、
松本清張人気とは全く違ったもっと底の深~い絶大なるものがあったそうだ。
連載する新聞が忽ち部数を増やす、『オール讀物』に短編や連載が載ると
忽ち同誌が桁外れの売上になるとか、何れも過去に出版界が経験しなかった
現象が次から次へと生じたんだって。
締め切りを絶対おろそかにしなかった、というより締め切り前に原稿をくれる
司馬は各紙誌からスゴイ引っ張りだこ、司馬の原稿さえ載せれば社運が上向く
とばかり上へ下への大騒ぎ。
連載完了を当て込んだ単行本化の出版社の確執もあったらしい。
当の司馬はそんな出版ビジネスなんかはどこ吹く風と全く無関心。
連載物の単行本化は、もちろん連載中から発売され出すが、連載が「いつ終わる、
いつ終わる」と出版社の悲鳴にも似た圧力?がスゴかったんだって。
だから司馬の長編は最後がそれまでのおもしろさに比べて尻切れトンボというか
何の変哲もない締括りになっているし単行本化して丁度良い分量で終わってるんだとさ。
長編短編の単行本は、出れば即必ず何週間も一桁違いのベストセラー。
何十年もの間、年間ベストセラー作家、「西村京太郎」ものが気違いじみた出版
されるまでは所得番付連続トップの作家(以後、二人の間で1位2位交互)。
288:無名草子さん
08/02/16 16:08:20
『文藝春秋』だって司馬のお蔭でそれまでもメジャーだった地位を
大盤石の大確固たる雑誌になったんだろう?
289:無名草子さん
08/02/16 16:12:21
ビジネスがどこ吹く風なら圧力も受けないだろ
290:無名草子さん
08/02/16 16:14:45
>>287の時代が、
正に、出版ラッシュ、出版王国、出版天国って言われた時代だ
司馬の単行本がその風潮をつくった・・・「国民的大作家」と言われる由縁
291:無名草子さん
08/02/16 17:00:10
>>284の方へ
>>282を書いた者です
他人の書き込みを引き合いに出すのは節度を持ってと書き表したかっただけです
相手は男子中学生とその親(文面から多分母親)なのですから
司馬の作品は・・・、津本の作品は・・・というのはいただけませんよ
292:無名草子さん
08/02/16 17:02:51
何言ってんだこの人
293:無名草子さん
08/02/16 17:22:17
そういえば、司馬遼太郎が坂本龍馬を小説では“竜馬”と表記した理由の一つに
将棋の駒の角の裏に“竜馬”と書かれていたのを見て思いついたという話があります
それが本当なのかどうかは今となっては分からないけど、それはそれでいいと
私は思っています
294:無名草子さん
08/02/17 00:26:34
>「西村京太郎」ものが気違いじみた出版されるまで
信者乙
295:無名草子さん
08/02/17 00:33:54
上へ下への大騒ぎ(笑)
296:無名草子さん
08/02/17 01:41:11
何かの本で、東京から西へ向かう新幹線車内で100円玉を投げれば、
必ず大阪の司馬邸へ行く出版人に当たる、ってエピソードがあった、
と読んだ。
編集担当者だけでなく編集局次長(デスク)や編集長・社長という各社の
エライ人も続々司馬邸を繁く訪問してたんだってね。
297:無名草子さん
08/02/17 11:16:19
>>230
>>それから、空海や最澄の著作も、読み始めたよ。
それは、なかなかいない。
僕も、筑摩の空海コレクション購入した。これから読む。
298:無名草子さん
08/02/17 15:55:24
>>270
似たようなもん、、、、、と言っちゃ駄目か?
酒見賢一のツッコミ風に言わせて貰うと、
史記にある始皇帝死後の趙高、李斯、胡亥の密談をどうやって知ったんだぁぁ?とか。
299:無名草子さん
08/02/17 18:30:32
ある中国人の小説家は、正史に書かれている中国の歴史ほどいい加減なものはないと語っていた
これは私でも「確かにそうだ」と言い切りたくなる
中華思想の本質がちらっと見えてくる
300:名無し
08/02/17 18:38:24
支配権を奪取した者が、それ以前の歴史を書くからね。
勝ったものが負けた者の歴史を書く。
すると、やはりいかに悪かったかを書くことになる。
301:無名草子さん
08/02/17 19:49:24
>>300
「信長の棺」のドラマで松本幸四郎演じる太田牛一が
嫌々ながらも「信長公記」を書かされているようなものだな
302:無名草子さん
08/02/17 20:51:17
>>298
伝説を集めたものとそれ自体が作家の創作の違い?
前者は「そういう伝説がある」という取材結果を載せてるんじゃまいか。
素人なんでとんちんかんな事言ってるかもしれんが。
303:無名草子さん
08/02/17 21:09:55
>>300
江戸時代、徳川家が豊臣家たちを悪者扱いしたのと同じ理屈だね
304:無名草子さん
08/02/17 21:11:53
そういや戦前と戦後で南北朝の扱いが逆転したって小学校の先生からならったなー
305:無名草子さん
08/02/17 21:35:04
>>302
隣で聞いて速記していたように会話まで再現しちゃうからね→史記他の正史
ジャンヌ・ダルクとシャルルの2人っきりの会談を「会談した」で終わらせるのが「ヒストリー」で、
三顧の時の草盧対(劉備と諸葛亮の天下三分とかの会話)も実況するのが中国での「歴史」・・・と言っていた。
>>298は初めて史記を読んだ時に疑問に思っていたんだけど、酒見の指摘で納得してしまったw
まあ、面白さでは後者の「歴史」だとは思うんだけどね。
日本は両者の中間なのかなあ。
306:無名草子さん
08/02/17 23:14:14
三国演義は1200年後に書かれた小説
まったくの別物
陳寿に怒られますよ
307:無名草子さん
08/02/17 23:29:38
>>306
陳寿の方にも書いてあるんだよw
人払いした後の2人の会話が。
308:無名草子さん
08/02/18 07:30:42
三国志演義は勝敗など流れは歴史どおりだが他はすべて創作だからな
政治家である孔明とか天才軍師だし
309:無名草子さん
08/02/18 10:46:03
三国志もので思い出すのが「蒼天航路」という作品
原作者は韓国の人だからか、中華思想というのが薄く
そこが一番面白かった
漫画だからかもしれないが、曹操がイケメンで
見た目は歳を重ねてゆくのだが、心が若々しいままなんだ
その姿が信長に惚れるまでの道三に似ていて好きだったな
310:無名草子さん
08/02/18 11:06:20
道三の漫画なら本宮ひろ志「猛き黄金の国ー道三ー」があるね
もちろん色々違うけれど、司馬の小説が元ネタぽいのが多い
311:無名草子さん
08/02/18 11:17:49
司馬氏が亡くなった直後の追悼番組では本棚に児童向けの伝記や歴史漫画が並んでいて
それらを読んだ後で執筆に取り掛かったというエピソードが興味深かったです
中二の息子も漫画の伝記から龍馬のファンになったので
「竜馬がゆく」は長いけど面白いと言っていました
小六の時は桂浜の館内の図書館では「修羅の刻」ばかり読んでたんですけどね
312:無名草子さん
08/02/18 17:10:32
みんな!
司馬遼太郎を読めば歴史の知識だけじやなくて人間社会も人生もすべて学べるよな!
古典だとか世界の名作とか日本の名作なんか読む必要ねえよな!
学校の授業だって、歴史も社会も国語も道徳もゼ~ンブやめて
司馬遼太郎の小説をやればいいのにと思うよな!
313:無名草子さん
08/02/18 17:13:33
別に
314:無名草子さん
08/02/18 17:18:16 BE:1651800896-2BP(102)
継之助おつ
315:無名草子さん
08/02/18 17:21:03
俺はつぎのすけ派
316:無名草子さん
08/02/18 17:44:12
あ
317:無名草子さん
08/02/18 17:50:17
>>312
政治がどういうものか社会や歴史がどういうものか理解しやすいな。
318:無名草子さん
08/02/18 20:14:42
世界の名作てカタカナばっかしでちっともオモシロくねえや
司馬のエッセイで新聞記者の時かに「戦争と平和」を読んだ
てあったけれど、よくあんなの読むな
社会人になれば読めるのかな
319:無名草子さん
08/02/18 22:37:46
登場人物表や地図を活用しろ
俺は司馬を読むときでも吉川弘文館の日本史地図を手元に置いてる
面白さが断然違う
320:無名草子さん
08/02/18 22:38:43 BE:734133683-2BP(102)
めんどくさいのでやりません
321:無名草子さん
08/02/18 23:44:21
「坂の上の雲」の巻末にある戦図を分け、小説中の適所にも載せればよいのにと思ったことはある。
322:無名草子さん
08/02/19 00:11:29
俺はポテトチップス食いながら読む
323:無名草子さん
08/02/19 00:46:33
俺もポテチを箸で食いながら読む
324:無名草子さん
08/02/19 07:41:06
江川達也の漫画は有り難かったな
それ読んでから「坂の上の雲」読むと
子規って食いしん坊だなぁ~と感じた
325:無名草子さん
08/02/19 08:16:41
江川の漫画って終盤、顔と台詞ばかりだったあの漫画かw
326:無名草子さん
08/02/19 13:57:57
司馬なんて幼稚なもんばかり読んでるとバカになる。
まだ村上春樹でも読んでたほうがマシだわ。
327:無名草子さん
08/02/19 14:10:43
村上春樹の方がヨッポド幼稚じゃねえか
顔もキモイし
328:無名草子さん
08/02/19 14:49:01 BE:1284734276-2BP(102)
多様な価値観を育むことが豊かだと言う事だろう
この国のかたち 1巻より
329:無名草子さん
08/02/19 18:03:37
春樹ってあの大麻で捕まった社長か
330:無名草子さん
08/02/19 18:41:41
>>329
それは角川春樹だろうが!
331:無名草子さん
08/02/19 18:54:41
東大物語の変態じゃね
332:無名草子さん
08/02/19 20:13:39
司馬小説が原案の漫画で傑作と言えば「お~い!竜馬」
江川は「タルるーとくん」を書いてた初期の頃が好き
最近は小林よしのりと一緒に評論家ぶってしまった
……小説家書かなくなった頃の司馬もこんなふうに言われてたんだろうか?
ところで個人的に司馬小説にランキングつけるとどうなる?
333:無名草子さん
08/02/19 20:27:03
>>332
私の場合、“買って読んで欲しい作品ベスト3”は
1位 「坂の上の雲」
2位 「花神」
3位 「功名が辻」
実際、文庫本一気買いしました
334:無名草子さん
08/02/19 21:09:21
「竜馬がゆく」「坂の上の雲」は面白いと聞くがあまりの分厚さにちょっと手に取れない
「国盗り物語」の厚さでさえちょっとためらう
「翔ぶが如く」なんぞ10巻もある上に駄作との評判が高いので尚更
……こんな漏れにも読めますかね?
335:無名草子さん
08/02/19 21:44:08
1位 義経
2位 峠
3位 国盗り物語
336:無名草子さん
08/02/19 21:53:05
主人公が好きだから何度でも読む部門
1位 織田信長「国盗り物語」
2位 土方歳三「燃えよ剣」
3位 坂本龍馬「竜馬がゆく」
337:無名草子さん
08/02/19 22:01:02
理屈抜きでひたすら面白い本
1位尻喰らえ孫市
2位俄-浪華遊侠伝
3位風神の門
338:無名草子さん
08/02/19 22:37:54
>>336
「国盗り物語」はどう考えても斎藤道三でしょうに。もしくは光秀か。
339:無名草子さん
08/02/19 22:46:09
1位 竜馬がゆく~竜馬の躍動感最高
2位 関ヶ原 ~三成と秀秋と広家氏ね!
3位 覇王の家~家康は嫌いだが小説自体は面白かった
340:無名草子さん
08/02/19 22:56:06
1位 関ヶ原
2位 城塞
3位 覇王の家
341:無名草子さん
08/02/19 23:46:31
それほど長くなくて歴史知らない初心者でも面白いなら
燃えよ剣
新撰組血風
太閤記
覇王の家
国取り12&34
342:無名草子さん
08/02/19 23:58:44 BE:1376501459-2BP(102)
1位 菜の花の沖 「真の大人とは自分だけの世界を切り開くものだ」主人公かっこよすぎる
2位 峠 「英雄とは世間とは逆のことをするものさ」名言だなぁ
3位 義経 鎌倉時代。あんまり興味なかったがこの小説はおもしろい
どれも順位はつけがたいけど最近読んだものをあげてみた
343:無名草子さん
08/02/20 00:00:43
義経は鎌倉時代ではないんじゃ
344:無名草子さん
08/02/20 00:03:37 BE:1070612257-2BP(102)
うぇ、失礼平安時代ですね
345:無名草子さん
08/02/20 00:04:15
「翔ぶが如く」駄作かな?3回通読したほどはまったが。
「坂の上の雲」は現在初読中で二巻目終わったところ。
今のところ、
1位 「竜馬がゆく」幕末青春小説の決定版
2位 「国盗り物語」ただし道三編は1回読んだのみ、信長編は光秀の心理描写が上手い。何回も読んだ。
3位 「翔ぶが如く」前半・征韓論での決裂の緊張感と後半・戦争への盛り上がりと戦闘シーンの迫力がすごい。
346:無名草子さん
08/02/20 00:10:52
難しいかも知れないけど、ワーストも挙げて欲しかったりして。
一つだけ。
347:無名草子さん
08/02/20 00:15:25
ワースト?
つまらなかったのは「大盗禅師」と「城を取る話」ぐらいかな
いずれも長く文庫化されなかったのがうなずける出来
348:無名草子さん
08/02/20 00:18:30
たしかに「城を取る話」はつまらんかったな。
俺途中で読むのやめたもん。
途中でやめたのはあれだけ。
349:無名草子さん
08/02/20 00:51:51
箱根の坂は嫌いだ
作者が60歳頃の作品で、戦国時代を書くにはパワー不足
よく調べてるんだけどだらだらとつまらない
しかもその後早雲の生年の定説が変わって萎える
タイトルもひどい
350:無名草子さん
08/02/20 01:54:45
胡蝶の医者もつまらんかった
351:無名草子さん
08/02/20 01:55:56
基本的には、つまらない作家だよね
352:七資産1970
08/02/20 02:32:26
>>334
読めると思うよ
ただ、いきなり「翔ぶが如く」や「坂の上の雲」に挑戦するとダメかも
戦国ものと幕末もの
興味あるほうから始めるてはどうかな
「国盗り物語」「新史太閤記」
「竜馬がゆく」「燃えよ剣」
とか
自分の感性と合う・合わないはあるかもしれないけどね
353:無名草子さん
08/02/20 02:35:44
つーかベストを選んだらほとんど短編になるんじゃないか?
長編はいずれも作品としての結晶度が低すぎ。面白いは面白いけど。
354:無名草子さん
08/02/20 03:48:54
坂本がゆくは長編だけどやはり傑作だろうね
主人公が魅力的で歴史を知らない初心者でも十分楽しめる上
幕末の一通りの流れや当時の社会がよくわかる
355:無名草子さん
08/02/20 07:45:24
傑作というより代表作という感じ。司馬のおもしろさを堪能できる。
でも一個の作品として見ると、挟雑物が多すぎ。
面白いから傑作、ためになるから傑作、というならそれでいいけどさ。
356:無名草子さん
08/02/20 08:25:29
「翔ぶが如く」は、薩摩人を格好よく描こうとしたら
取材していくうちに西郷・桐野らのあまりの無策ぶりに呆れてモチベーション低下
芦名千恵というまるまる一章使いながら途中でフェードアウトしたキャラも出て
司馬小説の中ではもっとも構成がまずくかつグダグダしたと言われている
357:無名草子さん
08/02/20 09:05:21
直木賞作家の宿命とでも言うか、司馬氏の場合でも小説は連載が前提で書かれるものになるからね
短編が面白いと評判になれば、長編にしようという動きがあるのが当たり前
そこのところは週刊少年ジャンプの「こち亀」以外の代表作とよく似てる
かなり強引だが「街道をゆく」が「こち亀」なら
「翔ぶが如く」は今現在の「テニスの王子様」という印象がある
358:無名草子さん
08/02/20 09:27:56
短編の方が上手に書けるというのはどんな作家でもそう
ドストエフスキーも雑誌連載の締め切りに追われた作家
口述筆記の雑な文体が多い
そのかわり勢いはある
359:無名草子さん
08/02/20 12:04:24
>>338
大河ドラマの「国盗り物語」から原作を読んだせいか
道三がエロ過ぎるせいか、光秀がストーカーにしか思えないせいか
どうしても信長が主人公に思えるんです
360:無名草子さん
08/02/20 14:58:42
>>359
婦女子、乙!
361:無名草子さん
08/02/20 18:46:28
光秀って三国志演技で言えば、諸葛亮並に万能なのに人気無いよな~。
信長に仕えず敵対勢力に使え奮闘してたら、正史に残る忠臣&名将として残ったかもな。
362:無名草子さん
08/02/20 18:46:47
360の品格に感心
363:無名草子さん
08/02/20 19:18:00
司馬のこの国の形って誰か読んだことある?
内容どういうの?
364:無名草子さん
08/02/20 19:32:09
>>361
「国盗り物語」がきっかけで戦国ものが好きになった私には
左馬助=龍馬の祖先=孔明というイメージがあるせいか
「アマデウス」のサリエリみたいな役回りな印象がある
光秀にはあまりいいイメージが持てないですね
365:無名草子さん
08/02/20 19:33:26 BE:1101200966-2BP(102)
あまりスレでは話題に出ないね
1巻しか読んだことないので間違ってるかもしらんが余談の塊みたいなものかな?
366:無名草子さん
08/02/20 19:34:07
>>363
エッセイと呼ぶより随筆と呼ぶのがしっくりくる作品ですよ
367:無名草子さん
08/02/20 19:58:44
司馬は晩年日本が滅ぶのではという危機感で、小説を書くの止めてこの国の形を書いたらしい。
368:無名草子さん
08/02/20 20:07:51
司馬ってなんで桂嫌いなん?
369:無名草子さん
08/02/20 20:10:56
むしろ桂好きでしょ?
370:無名草子さん
08/02/20 20:49:37
>>369
散々神経質な小物扱いしてますが?
371:無名草子さん
08/02/20 21:31:55
桂は好きだけど木戸は好きじゃない、という印象。
372:無名草子さん
08/02/20 21:39:17
司馬は基本的に技術者が好きだよな
373:無名草子さん
08/02/20 21:54:15
どの作品でも脇役だな
374:無名草子さん
08/02/20 21:58:47
自分は司馬作品に出てくる桂小五郎こと木戸考允は
「銀魂」という漫画に出てくる桂小太郎のモデルになったという確信があるから
好き・嫌いの二元論で語るとしたら、好きよりも嫌いを選ぶと思う
375:無名草子さん
08/02/20 23:11:07
司馬の小説て、短編は別として長編では、暗い小説てねえよな
何かカラッとして元気が出るようなのばっかりだ
わずかに、『歳月』がそうではない否定的なというか教訓的色合いのと
『ひとびとの跫音』が淡々とした小説、という程度だ
376:無名草子さん
08/02/20 23:30:47
新人物往来社『司馬遼太郎全作品大事典』てのを持ってるんだけど
全作品とは名ばかり短編小説が僅かしか取上げられおらず、「事典」の意味がない
(もちろん司馬没後の出版)
377:無名草子さん
08/02/20 23:41:50
城塞とか読んでも元気は出ない
378:無名草子さん
08/02/20 23:43:14
便乗商法ですね
司馬没後、司馬の名を冠した本が無数に出てきましたが、
ほとんどがロクでもない本ばかりですね
しかしまあ、没後も毎年何十冊も司馬関連の本が出ているのは、
死後も司馬の影響力が大きいと言うほか無いっすね
379:無名草子さん
08/02/21 00:20:57
俺もそういう類の本は嫌悪してはいるんだが、
なんだかんだ司馬って書いてあれば取りあえず手にとってしまう。
坂の上の雲の実写化も、奥さん最悪とか言いつつもどうせ見てしまうんだろう。
380:無名草子さん
08/02/21 00:34:13
司馬作品の全部を知ろうと思えば、書店に行って文庫の棚見た方が早えや
短編も、結局のところ全て文庫にはいっているんだからな
しかも、絶版品切はひとつもない
381:無名草子さん
08/02/21 00:44:06
全国の文庫本コーナーが司馬遼太郎全集状態
382:無名草子さん
08/02/21 00:59:02
今年の大河ドラマだって主役の篤姫よりも龍馬のほうが注目されてるものな
383:無名草子さん
08/02/21 01:23:03
谷沢永一『司馬遼太郎』(出版社忘れた)て本をブックオフで買って読んだら、
司馬の小説『義経』に出てくる「金売りの吉次」は、司馬が作った架空の人物だと。
「吉次」て『平家物語』に出てくるじゃねえか、役割も同じで。何も司馬の創作じゃねえ。
この谷沢てホントに国文学者かね。
『竜馬がゆく』の「寝待ちの藤平衛」と間違えてるのか・・・でも、そんな流れじゃなかったよ。
「『義経』の時代は史料が少ないから云々」という流れだった。
384:無名草子さん
08/02/21 08:25:00
学者よりも司馬の記憶力のほうがずっと上って事だ
385:無名草子さん
08/02/21 09:56:14
司馬氏は新聞記者だったから、取材の大切さはよく理解してるはず
学者のように図書館に籠って資料を読み漁っていても眼の付け所が違うと思う
吉次を登場させたのだって平家が北宋と海上貿易していたように
源氏が奥州藤原家と陸上輸送していた証拠があっての理由があるはずだ
386:無名草子さん
08/02/21 12:41:03
司馬の文章はやさしい文章というのが印象だけど、よく見るとどの作品も
難しい熟語を方々に使ってあるね
初読みの時はそれが気が付かないだけだ
同時期の史伝小説家・吉村昭の作品が常用漢字だけみたいな画数の少ない
漢字ばかりを使ってあるのと、いい対照だ
387:無名草子さん
08/02/21 14:45:09
難しい漢字もあるが、かなり自己流にひらがなを多用する人なので読みやすい
388:無名草子さん
08/02/21 14:53:07
>>370
木戸が神経質で小言言うのは事実だからな、自分でさえ認識してたみたいだし。
伊藤なんかにも気難しい人とか言われたし。
389:無名草子さん
08/02/21 19:43:40
>>383
むしろ谷沢永一が学者だったことに驚きだ
390:無名草子さん
08/02/21 20:08:54
「武功夜話」を偽書と言い切る奴もいるからなぁ
391:無名草子さん
08/02/21 20:31:24
武功夜話にけちつけたら、もっと昔の史書なんてねえ・・・
夢のかけらもない学者は消えていい
392:無名草子さん
08/02/21 21:29:49
川中島で信玄と謙信が直接剣を交えたという証拠はない
「だから決闘はなかった」と歴史学者は主張する
しかし海音寺潮五郎は「証拠がないことは決闘がなかったということを意味しない」と言った
393:七資産1970
08/02/21 21:45:20
司馬さんは
学者でなくて作家なんだから、自分が描きたい人物像を描いただけなんだろうけれど
研究者が書いた随筆風な作風(←個人的見解) のせいで必要以上に神格化され
その反動で、必要以上に貶されているような気がする
と最近復刊された作品(大盗禅師ほか)を読みながら考える
394:無名草子さん
08/02/21 22:25:37
日本には読書人なら誰でも知るような「偉大な歴史家」がいない
たとえば英語圏ならギボンの「ローマ帝国衰亡史」は今でも必読書
で、望んでかどうかは知らないが、小説家ながら司馬がその空席を埋めることに
395:無名草子さん
08/02/21 22:33:36
日本には読書人がいない
それでいいのだ
司馬はギボンつうか(英語圏じゃないけど)デュマだろ
396:無名草子さん
08/02/22 00:33:35
評論家なんて、気の利いたことを言おうとして、
愛読者に不快な思いをさせたり、「何言ってんだ?」てな見当違いなことを述べたり、
大抵的外れなゴタクばっかりタレてる。
司馬のものだったら全文これ賞賛だらけの評論書いといたって原稿料貰えるよ。
こんなのに一切惑わされずに、読者が自身で味わいそれぞれのセンサーで受け止めておけば良いんだ。
397:無名草子さん
08/02/22 17:33:08
>>370
>神経質
これだけで、嫌ってると判断できるかな?
飛ぶが如くや竜馬がゆくを読む限りでは、司馬は桂好きそうだけどな。
あくまで俺の主観。少なくとも俺は司馬作品の桂は好き。
398:無名草子さん
08/02/22 18:33:42
すみません、質問なのですが
「竜馬がゆく」→「翔ぶが如く」を読んでいるですが、
途中が抜けているんですよね。
大政奉還・江戸城無血開城等、司馬氏の視点で書かれた作を読みたいのですが
どれを選べばいいのでしょうか?
どなたか、よろしくお願いいたします
399:無名草子さん
08/02/22 18:37:21
『最後の将軍』
400:無名草子さん
08/02/22 18:45:28
>>399
ありがとうございます。
やっぱり、それしかないんですかね
作品集みる限りそれかなとは思ってたのですが
401:無名草子さん
08/02/22 19:58:08
>>400
大政奉還前後~戊辰~明治前半が含まれてる作品なら
酔って候(大雑把に幕末から明治までの短編)、歳月(幕末ギリギリから征韓論まで)、峠(幕末から戊辰戦争の途中まで)、燃えよ剣(幕末から~蝦夷で土方が戦死するまで)、花神(幕末以前から~明治初期まで)
歳月が一番わかりやすいけど、翔ぶがと被る描写が多々含まれてる。
402:無名草子さん
08/02/22 23:01:06
酔って早漏は読むべき
アル中男の視点から時代の怒涛の流れが見える
403:無名草子さん
08/02/23 03:35:31
酔って~は同時収録の大名達の短編もクオリティ高いと思うね、
鍋島のヒヒ爺がキャラ立ち杉で面白かった。
司馬小説は大好きだけど、これの愛読者は家康の評価が不当に
辛い気がして家康厨的にはそこだけが不満。
404:無名草子さん
08/02/23 06:41:08
>>403
信長厨的な私から見ても、家康はあんまりな書かれ方してるね。
でも、もっと悲惨なのは秀吉だね。何と言うか容赦ない。
多分、信長にはスケート選手の、家康にはNHKのアナウンサーの
子孫がいるけど、男性不妊の秀吉にはいないからね。
405:無名草子さん
08/02/23 10:13:44
半島への配慮だろ
406:無名草子さん
08/02/23 10:32:10
司馬は秀吉大好きだろ
あと官兵衛
407:無名草子さん
08/02/23 11:03:18
>>406
でもま、関白になってからの秀吉は嫌いだと書いていたな
408:無名草子さん
08/02/23 11:25:55 BE:1223556858-2BP(102)
人はなるべく殺さなかったのに殺し始めちゃった時期も書いてるね。新史太閤記だっけか?
弟が女漁りまくって、それを怒った秀吉がその女ら数十人を人々の前で殺して埋めたとか。
409:無名草子さん
08/02/23 11:26:39
欠点にはあえて目をつぶる
それが遼太郎クオリティ
410:無名草子さん
08/02/23 11:31:18
悪役と悪者の違いをちゃんと書き分けてるよね
411:無名草子さん
08/02/23 14:00:32
歴史に善も悪もない
歴史家失格
412:無名草子さん
08/02/23 14:03:41
悪とはなんだろう。人々はそのことについて考え込まざるをえなかった。
義経より
413:無名草子さん
08/02/23 14:04:48
司馬は歴史家じゃないし
414:無名草子さん
08/02/23 14:13:33
でもこのスレでは歴史家以上に史実に忠実だ、描写も正確この上ないということに決定してるみたいだぞ
415:無名草子さん
08/02/23 14:56:27
してないw
416:無名草子さん
08/02/23 15:18:12
ここまでの流れはどう見ても日本の歴史家には見られないほど史料を読んでいる、
司馬を超える歴史認識を持った歴史家もいない、って話だったじゃんw
417:無名草子さん
08/02/23 15:20:50
>>416
> 日本の歴史家には見られないほど史料を読んでいる、
> 司馬を超える歴史認識を持った歴史家もいない
これと司馬が歴史家であるか否かは、全然別の話。
お前の頭は雑すぎる。
418:無名草子さん
08/02/23 15:22:35
司馬は歴史家だなんて書いてないよ
419:無名草子さん
08/02/23 15:23:33
上坂冬子さんがエッセイとかで語っていたけど
「歴史の真実を調べる者が知りたいことって、その者が死んで50年経たないと分らない」
は私にはすごく説得力があったな
それは司馬氏の考え方も同じだと思う
420:無名草子さん
08/02/23 15:24:15 BE:489422382-2BP(102)
そもそも歴史家と言われる人の本を読んだことないし、誰が歴史家なのかすら知らない
小学校の図書館にあるような「日本の歴史」というまんが本も歴史家の本だって言うなら読んだことある
421:無名草子さん
08/02/23 15:25:02
IDが無いから誰が誰かよくわからないが、
>>411が見当外れなだけ
422:無名草子さん
08/02/23 15:35:15
>>420
URLリンク(www.shinchosha.co.jp)
この講演の中では、司馬遷、ヘロドトス、J.ミシュレを
歴史家の例として挙げてるね。それと比べて、歴史小説家の
仕事は全然違うと、司馬遼本人が話してる。
423:無名草子さん
08/02/23 15:46:58 BE:611778645-2BP(102)
>>422
おお、これは度々スレで問題になっていることが解決しそうな本だね
424:無名草子さん
08/02/23 16:11:45
6万冊の本を集めて読んだ司馬を凌駕する歴史家が今の日本にいるとは思えない
425:無名草子さん
08/02/23 16:27:29
そりゃ歴史家は小説書いてないもん
426:無名草子さん
08/02/23 17:04:07
司馬も歴史書書いてないのに、歴史家に突っ込まれてる
427:無名草子さん
08/02/23 17:07:26
歴史小説家に突っ込むようなアホ歴史家なんて
捨て置けばよろしい
428:無名草子さん
08/02/23 17:12:21
研究者が指摘するのは「司馬の小説を史実としんじている人たちがいる」からで、
それも>>427のいうように小説自体の批判というより(それやるのはほんとアホじゃな)、
信じている人たちの言動のほう。
429:無名草子さん
08/02/23 17:36:16
国民作家になっちゃった以上、頭の悪い読者が多数を
占めるのは仕方ない。司馬遼には気の毒だが。
430:無名草子さん
08/02/23 17:50:36
NGワード推奨 歴史家、学者、史眼、史書、史料
431:無名草子さん
08/02/23 20:14:38
日本の歴史家と言えば津田左右吉かな
でも文学寄りの人だな
内藤湖南や宮崎市定も偉い学者だけど中国史だし
今どれだけ読まれてるかというと心もとない
432:無名草子さん
08/02/23 20:22:43
司馬先生は単なる歴史家ごときじゃなく、豊富な歴史的知識と抜きんでた見識と分析能力を持つ文明批評家である!!
433:無名草子さん
08/02/23 20:23:04
内藤湖南全集読んでみたら、現代語じゃなかったので諦めた
読みたかったのに悔しい
434:無名草子さん
08/02/23 20:35:25
結局、この国の歴史を語る人というのは
子どもなんでも相談室みたいに誰にでも
「歴史が面白い!」と感じさせるようには
書いてはいないんだよ
どっかの大学で自分が褒められることしか
考えてない人がほとんどなんだ
だから、現代語に直したところでも
そのまま読めたとしも面白くないよ
435:無名草子さん
08/02/23 20:37:13
>>434
まぁお前みたいなのが国民作家司馬遼太郎の読者の
大部分を占めてるんだろうなとは思う
436:無名草子さん
08/02/23 21:25:02
司馬は、
それぞれの時代を人々が懸命に生き抜いた姿が歴史なのだ、と示したのだ
個々の史話も、こんな風な人々の営みじゃなかっただろうか、現代人にも参考に
なるね、と言ってるんだ
意気込みと誇りとやり甲斐をもった人たちの姿をね
何も史実を研究していたわけではない 史実は飽くまでそのための材料なんだ
司馬が言及した史実が、史学の学者の研究内容と違うなぞということはさほど
大事なことではない
437:無名草子さん
08/02/23 22:40:13
司馬小説の創作に突っ込み入れるという行為は
SF小説の科学設定に突っ込みを入れるのと同じ
いかにタケコプターが科学的にありえない発明品でも
それを指摘したらそこで物語が止まってしまう
そういう人はそこで本を投げ出すしかないということ
438:無名草子さん
08/02/23 22:55:28
>>437
柳田理科雄の場合、タケコプターは頭に1個つけるだけでは飛べないけど
足にもう1個つければ飛べると、ヘリコプターの原理を誰にでも解り易く
説明していた
そういう愛嬌が司馬氏にもあって大衆に受けているんだ
それに司馬好きとしてみれば、司馬氏だけが叩かれるのが腹が立つんだ
自分が同じぐらいお気に入りの池波氏はスルーされてるのにな
439:無名草子さん
08/02/23 22:58:25
ここまでメジャーになっちゃったら、ある程度しょうがない
新しい歴史教科書を作る会に勝手に仲間扱いされちゃったりとか
酷い話だと思った
440:無名草子さん
08/02/23 23:04:22
歴史家=歴史的証拠が事実かどうかの証拠を検証する=検察
司馬=歴史をどう解釈するか=裁判
441:無名草子さん
08/02/23 23:07:52
煽りにマジレスイクナイ、は百も承知だが、
中高生諸君は440の右がわ信じちゃダメよw
442:無名草子さん
08/02/23 23:09:11
別に煽りじゃないだろ。
例えが的外れなだけで。
443:無名草子さん
08/02/23 23:13:14
じゃあ貴様らザ子供が解釈書いて見せろ
444:無名草子さん
08/02/23 23:15:54
頭の悪い人が頑張って書き込んだんだから、褒めてあげなよ。
かわいそうじゃん。
445:無名草子さん
08/02/23 23:18:26
坂本竜馬で言えば、剣の免許皆伝は史実かどうかで分かれる
歴史家=免許皆伝の証拠が残ってない=事実ではない
司馬=状況、経緯、証言から推測すると証拠が残ってないだけ=事実ではないかと推測できる
446:無名草子さん
08/02/23 23:20:34
>>444
中身のない低レベルな煽りを書かないで、歴史家との違いを説明してもらいたいものだ~
447:無名草子さん
08/02/23 23:24:33
>>438
池波氏は史料の引用すらしないし、文章も描写も単純明解
史実と創作を巧みに織り交ぜ、どちからがどちらだかわからない書き方をする司馬氏とは違う
448:無名草子さん
08/02/23 23:28:52
司馬の小説スタイルである、作者が小説内で
エッセー風に語るところが、ややこしさの元なんだよな
フィクションに対して、作者が自分で言及するのは変だから
どうしても史実に対する言及と読めてしまう
449:無名草子さん
08/02/23 23:40:31
みんな言ってる「歴史家」って用語、あいまいだねえ
「歴史家」ってのは史学の学者じゃない それを含まない
史学は史学だ
歴史とは物語である
この物語を書いたり述べたりあれこれ論じたりできる人が「歴史家」だ
その人が小説家か文学博士か自称歴史研究家かは問わない
従って、司馬遼太郎も「歴史家」だ
450:無名草子さん
08/02/23 23:43:39
そもそも事実かどうかなんて死んだ本人に聞かないとわからない面もある。
あとは状況から推測しどう解釈するかである。
451:無名草子さん
08/02/24 00:05:21
歴史家がどうとかじゃなくて、小説家を『真実の書き手』と勘違いする
奴がいて、そいつのせいで作者である司馬遼が貶められている、という
だけの話。無駄に話をややこしくするな。
452:無名草子さん
08/02/24 00:10:16
くわえて、歴史家の書いた本が歴史の真実とは限らないよね
あくまで史書や史料の一解釈なワケで
453:無名草子さん
08/02/24 00:26:26
そもそも、これだけの国民的大作家を貶めたり非難するのはおこがまし過ぎる
どんな知識人でも学者でもだ いはんや一般読者においてをや
すべて司馬作品をろくに味わっていないに決まっている
それと、人がいいというものを素直に受け止められないヒネクレ者
454:無名草子さん
08/02/24 02:43:06
きめえ
455:無名草子さん
08/02/24 09:59:31
2月24日付朝日新聞東京13版11面より
「吉村の生前の対談を編んだこの本を読むと、
彼が並みの研究者など寄せつけないほど、
史実の探求に大きな精力を注いでいたことがわかる。
例えば吉村は、『桜田門外ノ変』の執筆にあたり、
恐るべき執念で、当日の雪が何時にやんだのかを
探り当てている。対談者の一人・永原慶二は、
こういった成果を「歴史家の仕事」と絶賛している。」
京大准教授が吉村『歴史を記録する』(河出)を紹介してるわけだが
"だから吉村の小説は面白い!"とか
"だから吉村作品は読者をアフェクトする"
といった関連付けはなされずじまい。
もちろん、それは歴史学者が申すまでもなくみなさんご存知でしょ、
という前提とも思われるので奈良岡某氏や朝日編集にケチをつけたいわけではなく、
また、吉村と司馬ではだいぶ違うのであるが、
しかしこういうのの積み重ねが頓珍漢な歴史小説家礼賛につながるのではないか
と長文チラウラスマンネ
456:無名草子さん
08/02/24 11:31:18
>>455
>吉村と司馬ではだいぶ違うのであるが
あたりめえじゃねえか
吉村は史伝小説家、史実を追求するのは当然
司馬は、伝えられる史実を前提としそれを材料として物語を創ったのだ
史料が少ない対象(斎藤道三や『項羽と劉邦』など)なら、それを大きくふくらませて
「こういう物語はどうかね」と、書いたんじゃねえか
457:無名草子さん
08/02/24 11:34:27
そういう小説家の「仕事」の部分はともかく、小説中のフィクション部分まで史実と
思い込んでる読者多そうだよね・・・・
特に司馬の場合たまに「存在もしない文献からの引用」ということやるしw
歴史解釈といわゆる「司馬史観」ってものの違いもそうだよね
小説のために創作された「人物像」「事件の実相」などの解釈・解説部分をそのまま
実際の人物像、事件の実相ととらえちゃうとあやしくなるわけで。
458:無名草子さん
08/02/24 11:53:14
>>457
「存在もしない文献からの引用」は芥川龍之介とかもやっていたし
「走れメロス」は太宰治の創作でギリシャやローマにはそんな話はないし
「剣客商売」に田沼意次の娘が出てくるけどそれは架空の人物だし
とにかく歴史学者と名乗る人たちは司馬氏は自分で歴史学者ではなく
小説家だと言っていたことを無視して、ああだこうだと言うのがうざい
アンチ司馬がああだこうだと言うのは笑えるけどね
459:無名草子さん
08/02/24 11:58:48
>>458
なんかずれてるw
創作部分をただ突っ込んでる歴史家なんてあほだよ、実際
でもそうじゃなくて、創作部分まで史実と思い込んでいる読書がいるから
これが実際だって言わないといけなくなることがあるわけで。
うざいって思うのはまさに「史実でない部分まで信じていた」からでないのか?
460:無名草子さん
08/02/24 12:25:22
>>457
例えば、「竜馬がゆく」のあとがきには『お田鶴様(オリキャラ)の子孫』
なる人物がでてきて司馬遼が取材をしてるんだよね。
よく読むとその人は『福岡家(土佐藩家老、この家自体は実在だがそこの
姫君であるお田鶴は架空)』の子孫なんだけど、こういう書かれ方では、
お田鶴様の子孫がいるなら実在の人物だろうな、って思っちゃう。
史実かどうか、を念頭に置くとややこしい書き方する人だよ実際w
461:無名草子さん
08/02/24 12:32:34
司馬のすごいところは量的部分
投入した史料と作品の量を掛け算すると恐ろしいことに
ふつう調べ物が好きな作家は、井上ひさしみたいに遅筆になるんだけど
462:無名草子さん
08/02/24 14:21:16
お田鶴様の子孫から苦情が来たらしいね
うちの家系にあんなふしだらな娘はいないって
463:無名草子さん
08/02/24 14:21:28
要するに司馬作品を読む人それぞれの鑑定眼がしっかりしてるかどうかの話だよ
評価にずれがあるのは個人差だと思えばいいしな
どのみち既存の史料をそのまま使うのは当時であっても問題はあったと思うしな
464:無名草子さん
08/02/24 17:27:10
>>460
それは、手がかりは示したから、ちゃんと調べれば架空の人物だと
わかるはずですよ、というヒントではなくて?
465:無名草子さん
08/02/24 18:31:28
お田鶴のモデルは龍馬の幼馴染の平井カオだっけ?
466:無名草子さん
08/02/24 18:37:12
先祖にふしだらな娘がいないことをどうやって調べるんだろう
467:無名草子さん
08/02/24 18:44:59
自分の中に先祖伝来のふしだらな血が流れていると思ったら負け
468:無名草子さん
08/02/24 18:53:37
淫らと猥ら
どちらがみだらですか?
469:無名草子さん
08/02/24 19:05:39
坂本龍馬・・・地上に彼が生まれたのはまさに奇跡!!
470:無名草子さん
08/02/24 19:06:51
>>468
自分はケモノへんのほうがエロい
471:無名草子さん
08/02/24 22:44:14
坂の上の雲読んでるがものすごい明治フィルターだなこれ
472:無名草子さん
08/02/24 22:46:27 BE:1101200966-2BP(102)
例えばどんなところ?
473:無名草子さん
08/02/24 22:47:02
URLリンク(www.google.co.jp)
474:無名草子さん
08/02/24 23:10:03
>>472
まだ途中だけど明治の日本人は神だったのに昭和は・・・っていう感じが全体的にする
475:無名草子さん
08/02/24 23:12:32
そういう感じがするというか、
それを8冊書けて延々と説いている小説だ、それはw
476:無名草子さん
08/02/24 23:15:01 BE:611778454-2BP(432)
まぁ日露戦争は辛勝とはいえ勝利、第二次世界大戦は惨敗だからねぇ
でも恐らくこれから無能が出てくるのでお楽しみに
477:無名草子さん
08/02/24 23:20:40
乃木希典のことかー!
478:無名草子さん
08/02/24 23:36:09
井上ひさしが神保町に行ったら乃木関係の本が一冊も残っていなかったという伝説
479:無名草子さん
08/02/24 23:58:17
>>464
「私はお田鶴様の福岡家の子孫です」
↑
これがあとがきで出てきた人物の自己紹介。
あくまで彼女を架空と知っていれば『子孫』は福岡家にかかってる
ことがわかるが、知らなければお田鶴様にかかってるように見える。
乃木さんもウッカリ陸軍で突撃方針(当時の常識)採っちまったが為
に国民作家にボロクソ書かれて可哀想だよ。今ではそれ以外の手段
ならあの短期間じゃ旅順は落ちなかった、とまで見直されてきてる
けれども。
480:無名草子さん
08/02/25 00:38:37
乃木さんなんて気安い呼び方ができるよぅになったことじたいひとえに司馬の功績だな
481:無名草子さん
08/02/25 01:18:31
「軍神」、「明治天皇に殉じた忠臣」と祭り上げられていたからな
坂の上の雲は偶像破壊的な作品だった
まあリアルタイムでは知らないが
482:七資産1970
08/02/25 01:26:25
「殉死」は乃木将軍ファン(?)は抗議するかな
実際抗議をうけたとどこかで呼んだけど
今「最後の将軍」を読み直そうかと思っているんだけど
司馬には珍しい失敗作・・・という意見を見かけるんだけど
どこがそうなのだろうか
まあ、誰にでも好きな作品と嫌いな作品とがあるだろうけれど
483:無名草子さん
08/02/25 01:47:48
むしろ優れた作品だろ
主人公が「カッコワルイ」から不人気なんでないの
484:無名草子さん
08/02/25 09:44:31
「最後の将軍」は傑作ですよ
江戸幕府をつぶした張本人だから歴史的には情けないポジションだが、
司馬は頑張って格好良く書いているよ
485:無名草子さん
08/02/25 14:54:23
評論家などが「失敗作」「駄作」・・・なんて批判するの、信用せんほうがいい
そんなのに限って妙におもしろかったり新しい視点のだったりする
『最後の将軍』然り『翔ぶが如く』『だったん疾風録』『人々の跫音』・・・皆然り
486:無名草子さん
08/02/25 17:19:11
人を選ぶ、というか最大人気層である『竜馬がゆく』がツボに来た人に
とってはエンタメ性が少なく物足りない系統である、というだけで駄作
ではない。
『読んでみて決めろ』としかいえないな、人の好みによるし。
ただ、『駄作だ』という人にも理由はあるし、本人の感性に従った感想
である事は間違いないので、それを『間違いだ』と一方的に否定すると
いうのはどうだろうな、>>485?
487:無名草子さん
08/02/25 18:48:40
竜馬がゆくも面白かったけど最後の将軍も普通に面白いよ
ただ慶喜の精神構造に共感できにくく、劇的といえる場面がないだけで
488:無名草子さん
08/02/25 22:58:44
国民作家とか言われてるが、彼が遺した作品は膨大で一通り目を通した人間ですら少ない
文庫本の解説とかロクでもないのが多いな
489:無名草子さん
08/02/26 08:35:40
確かに小説が文庫で百数十冊、エッセイ・対談集も同等にある
文庫で300冊ちかい著書全てに目を通せるのは年季の入った司馬ファンだけだな
490:無名草子さん
08/02/26 09:15:16
昨日のTVで石田三成が干し柿を拒んだエピソードで
紳助が司馬氏をとりあげて作り話と否定していた
あれがあまり読んだことのない人の代表例だな
491:無名草子さん
08/02/26 12:30:18
明治維新の後ではなく、以前にルソーの思想が入っていれば…うんぬん
という箇所を詳しく思い出したいのだがどうしても思い出せない。
本はこの国のかたちだったろうか、坂の上の雲だったか…誰か記憶している人いないかな
492:無名草子さん
08/02/26 16:38:56
>>491
『「明治」という国家』第11章「自由と憲法をめぐる話(ネーションからステーション)」での著述
直接的には≪愛蔵版≫ではP275の後ろから5行目より。同章前半がこの話
司馬は同様の記述を先に小説でしていたり他のエッセイで書くケースがあるから、
アナタの読んだのは挙げられた書かもわからないが、レスを見て私は直ぐこの本を思い付きました
493:無名草子さん
08/02/26 17:28:33
>>492
おお、ありがとう!!!その本は読んだことないですが後述の通り話題がだぶってることはよくありますね
とりあえず、その本を購入してみますm( )m
494:無名草子さん
08/02/26 22:48:12
『世に棲む日々』と『十一番目の志士』って司馬作品の中ではどれだけおもろい?
S.A.B.C.D.Eでランク付してくれ
495:無名草子さん
08/02/26 23:39:10 BE:550601429-2BP(432)
>>494
ランク付けは難しいなぁ
「世に~」は幕末が好きなら楽しく読めると思うよ
吉田松陰の教育に関することはおもしろかった。これは幕末っぽくないけど。
例えば松陰の師匠が講釈しているとき、松陰が鼻をポリポリ掻いたらぶっとばされたとかw
高杉晋作は奇想天外な行動がおもしろいね。何回もふいたよ。いかにも幕末的な男の話。
十一番目の志士は読んだことない
496:無名草子さん
08/02/27 07:44:31
>>494
これは私個人の意見ですが、ラストの印象が薄いせいか2作品共Sランクは無理ですね
ちなみに、そんな私の幕末もののSランクは「花神」
大河ドラマがやっていた頃、最愛の祖母を亡くして落ち込んでいた時に慰めてくれたから
人は皆、何か役目を持って生まれてきて、それが終わったら去ってゆく
花咲かせる者なのだという話はいつも私を勇気づけてくれましたので
497:無名草子さん
08/02/27 12:39:49
>>494
どちらも面白いと思った。
悩んでるんだったら、とにかく読むことをすすめる。
498:無名草子さん
08/02/27 18:34:21
十一番目は創作系、世に住むは史実重視の評論系
499:無名草子さん
08/02/27 21:28:54
『世に棲む日々』はA~Bくらい
『十一番目の志士』はC~Dくらい
500:無名草子さん
08/02/27 22:13:05
>>499
うまいランク付け!それが妥当なところだね
501:無名草子さん
08/02/27 22:29:47
世に棲む日々は面白いけど読むのが疲れる歴史小説、
十一番目の志士は力を抜いて煎餅でも食いながら読める娯楽小説、
そんな感じ
502:無名草子さん
08/02/27 22:31:49
>>501
その通り!ズバリ常識の感覚を言ってるな
503:無名草子さん
08/02/27 23:24:17
司馬さんが作中でさも天童晋助が実在の人物のように書いてるから
ずっとそのつもりで読んでたら、「あとがき」で作中に出て来る逸話や史料が
全て司馬さんの創作だと知って愕然としましたorz
504:無名草子さん
08/02/28 01:02:13
高杉の生き様はロックで楽しく読めるけどな
505:無名草子さん
08/02/28 12:00:17
どちらの作品も「銀魂」のネタになった功績を考えると
ファンの人は評価が上がるかもしれないね
ちなみに「世に棲む日々」は松陽先生と晋助になり
「十一番目の志士」は銀時になってるね
506:無名草子さん
08/02/28 18:52:14
>>503
民明書房にひっかかるタイプだねw
507:無名草子さん
08/02/29 00:00:47
>>505
>どちらの作品も「銀魂」のネタになった功績を考えると
功績w
たいがいにしろや
508:無名草子さん
08/02/29 00:32:07
「時代の風音」読んだ。堀田善衛・宮崎駿と対談してるやつ。
司馬「ルパン三世はだんだん変な絵になってるけど描いてる人違うの?」
宮崎「最初のころ私もちょっとやってます。」
なんか笑えた。
509:無名草子さん
08/02/29 00:43:10
>>508
司馬が何でそんなの見る間があったのかね?
510:無名草子さん
08/02/29 00:45:13 BE:734133964-2BP(432)
紅の豚も見たってどこかで言ってたなぁ
ルパンを見ている司馬遼太郎とか想像できないねw
511:無名草子さん
08/02/29 00:47:06
>>508
鼎談だけど、司馬遼だけ小説と同じで、どんどん話が脇道へ
それて行くんだよね。
512:無名草子さん
08/02/29 00:54:58
落語好きは有名だな
米朝のファンだった
513:無名草子さん
08/02/29 00:57:19
相撲も好きだったって よくテレビで相撲見ていたって
514:無名草子さん
08/02/29 01:02:15
あの自由奔放な文体は落語からの影響だと俺はにらんでいる
515:無名草子さん
08/02/29 01:25:22
十一番目の志士のほうが世に棲む日々より楽しめた漏れは異端ですか?
516:無名草子さん
08/02/29 01:27:16
べつに
517:無名草子さん
08/02/29 04:39:17
沢尻乙
518:無名草子さん
08/02/29 21:42:51
そういえば、天童晋助って大河ドラマ「花神」では北海道で死んじゃうんだよな
519:無名草子さん
08/02/29 22:03:15
だから
520:無名草子さん
08/03/01 01:23:53
司馬原作ドラマの脚本家からして見れば、天堂ってどこで殺してもいい便利な存在なんだろうな
521:無名草子さん
08/03/01 08:48:12
>>520
原作準拠でいくなら高杉が死ぬまでは生きていなければ
522:無名草子さん
08/03/01 08:49:10
去年の平蔵みたいな扱いだったんか
523:無名草子さん
08/03/01 11:52:03
30年も昔の話なので、うろ覚えなんですが
「花神」の晋助は五稜郭で新撰組の隊士を庇って死んだんですよ
戦争が終わったのだから、殺しあう必要はないと官軍の隊長らしい
判断を下した後の死なので当時はかなりショックでしたね
(原作では死んでないし~)
524:無名草子さん
08/03/01 12:11:54
>>523
禿童
着ぐるみのロバ君とガマ親分が、指人形になったときぐらいのショックがあった。
525:無名草子さん
08/03/01 12:13:06
えらく世代が限定された例えだなw
526:無名草子さん
08/03/01 18:44:38
元ネタわかりません
527:無名草子さん
08/03/01 20:18:29
元ネタわかねーよ!
528:無名草子さん
08/03/01 20:24:15
ゆとり乙
529:無名草子さん
08/03/02 09:16:13
司馬の幕末作品の中で、地雷的な作品をひとつだけあげるとすれば、
迷わず「幕末」と言いたい。幕末維新の諸々の暗殺史を一冊に纏めた作品だが、
まず、作品名の「幕末」からして、なんの趣も捻りもない。むしろ紛らわしい。
このやり口は、アダルトサイトの騙しリンクと同等なものだ。いやそれ以下だ。
とは言え、一応最後まで読んで案の定というか「ぱっとしない話だな」と思った。
そのあと司馬氏のあとがきを読んで「パっとしない理由」がなんとなく分かった。
司馬氏は「暗殺」及び「暗殺者」が心底、大嫌いなのである。
氏は、この「暗殺者」を創作上の話とは言え、本来、否定したいのである。
まあ、嫌いなものを魅力的に描く困難は良く分かる(本当は書かなければ良かったのにね ><)。
530:無名草子さん
08/03/02 12:06:30
「人斬り以蔵」はまだ読める
531:無名草子さん
08/03/02 12:08:50
>>529
上げるなサル!
532:無名草子さん
08/03/02 12:12:32
すまん
533:無名草子さん
08/03/02 12:24:54 BE:1101200966-2BP(432)
なんか長期休みとともに司馬スレが荒れるね
534:無名草子さん
08/03/02 23:08:21
司馬読む学生はろくなもんじゃない
535:無名草子さん
08/03/02 23:24:46
>>534
非論理的な妄言だが、変に首肯してしまうところもある。
司馬は好きだが司馬を愛読しているというやつと出会うと構えてしまったりする。
ましてそいつが学生だったりすると不快感百パーセント全開だあ。
536:無名草子さん
08/03/02 23:26:57
きも
537:無名草子さん
08/03/02 23:34:08
幕末も戦国もそれ以外の時代もエッセイもちゃんと読んでる学生なんていないでしょ
むしろ若いうちはバランスよく色々な作家を読むべきだし
538:無名草子さん
08/03/02 23:58:31
>>535
えぇー?そうですかぁ
逆ですわ 司馬を読んでる話きくと、五時からの酒の話題
会社のグチも人の悪口も忘れて、ひと晩の話題に花咲きますわ
539:無名草子さん
08/03/03 00:29:00 BE:642367073-2BP(432)
むしろ、周りに司馬読者がいるのがうらやましい
540:無名草子さん
08/03/03 00:46:44
うん、羨ましい
シバリョ読んで山口に行きたい、史跡めぐりしたい
といっても ポカーン…だったぜ@自分の周りw
541:無名草子さん
08/03/03 02:22:09
>>230
空海の風景は、序盤の讃岐の地理的描写が何とも退屈で解り難くて
これがずっと続くものと推測し、早々に挫折してしまったなぁ。
果たしてこの作品、この後のストーリー展開は面白いのだろうか?
作品序盤を物差しにして誰か教示頼む。
542:無名草子さん
08/03/03 16:48:16
「梟の城」、映画化すること自体無謀だろ……
活字で見なきゃ登場人物のキャラが意味不明すぎる
対立陣営も複雑すぎるしな
543:無名草子さん
08/03/03 19:32:05
武田鉄也を見ると司馬の一つの小説だけにはまると見方が偏るんだろうな
お~い竜馬とか見ると龍馬マンセーしすぎて他の人物は雑魚扱いだし
対談した時司馬に「武田君、龍馬だけじゃいかんよ龍馬だけじゃ」と言われたらしい
544:無名草子さん
08/03/03 19:41:38
そもそも龍馬って無愛想なやつなのに
お~い竜馬だと、やたら明るいキャラで変
545:無名草子さん
08/03/03 20:09:05 BE:642367073-2BP(432)
お~い竜馬はNHKで家族でみていたからお色気シーンはやめてほしかったなw気まずいんだよ
おかよさんを押し倒しておっぱいモミモミしたシーンいまだに覚えているんだが
546:無名草子さん
08/03/03 21:55:58
そういえば、長男が小6の時高知に行ったんだけど
野市というところにある蝋人形の博物館には
「新撰組!」のポスターが貼られてたんだけど
何故か江口洋介演じる坂本龍馬がどアップだったな
547:無名草子さん
08/03/03 23:28:19
なぜだろね~ 不思議だね~ 謎だね~
548:無名草子さん
08/03/04 00:07:24
今度は玉木宏のどアップになるのかね?
549:無名草子さん
08/03/04 14:05:31
『花咲ける上方武士道』を読んでいるんだが、本当に司馬作品?
他の司馬作品に特徴的な簡潔な文章や、効果的な挿話がなく、
どうにも読みづらい。
読んだことのある人の感想を聞きたい。
550:七資産1970
08/03/04 21:07:27
過去スレに書いて反発をうけたが
「上方武士道」「大盗禅師」「城をとる話」とか
主役が架空の人物・活劇・伝奇物の完成度に関しては
評価が別れると思う
主役が(作品内の)現実に流され自信を無くす
立ち位置(所属陣営)がコロコロ変わる
ところが不満なんだが
551:無名草子さん
08/03/04 21:17:15
あんなのを伝奇小説というかね 普通の時代小説じゃないか
もっとも、「竜馬」以降とは全然違う作風
552:無名草子さん
08/03/04 21:29:20
司馬遼の伝奇小説といえば、風の武士
553:無名草子さん
08/03/04 21:42:14
>>534
俺はまともじゃないと……
554:無名草子さん
08/03/04 22:17:59
>>95
欧米好きなら「アメリカ素描」
555:95
08/03/04 22:22:47
ありがとうございました!
556:無名草子さん
08/03/05 11:42:18
「兜率天の巡礼」は松本清張の歴史的ミステリーよりも面白かった
557:無名草子さん
08/03/05 12:49:06
↑それ、おもしろいね
「ペルシャの幻術師」も「ゴビのきょうど」もよかった
「梟の城」で直木賞をとる前の作品も皆おもしろい
元々文才秀逸なんだから当たり前か
それにしても初期の作品も他の作家とは比ぶべくもない抜群の小説だね
直木賞受賞むしろ遅すぎるよ
558:無名草子さん
08/03/05 13:15:29
>>556が、白鬼vs赤鬼対決を作り出した張本人。
559:無名草子さん
08/03/05 13:19:14
>>550
通読すると、不自然なところが多いのだが、司馬さんに限らず、当時の時代小説は、
読んだ人に、損した気分にさせてはならない、というサービス精神が旺盛だから、
あまり気にならなかった。
背景には、空前の歴史ブームがある。戦前・戦中、歴史が歪められていた。当時の
若者は歴史に飢えていた。戦後、そういう人たちが、貪るように歴史を求めた。
書き手も読み手も、そのような空気の中にいたから、昭和30年代~40年代の時代小説
は、ほんとうに面白いよ。
560:無名草子さん
08/03/05 13:43:53
> 当時の時代小説は
> 昭和30年代~40年代の時代小説
いったい、いくつなんだ?
そんなオッサンも司馬を読むんかい?
というか中年オッサンもこのスレに居るのか?
561:無名草子さん
08/03/05 13:45:37
>>557
近代説話に掲載された諸作は、気合が入っているよな。
互いに批評はしないというルールがあったらしいが、同人に読ませる、あるいは
読まれる、という意識から、練りに練った力作ばかりだ。
とくに「兜率天の巡礼」は、生半可な歴史知識しかない段階でないと書けない
妄想力の極限のような作品(褒めているんだよ。60歳の司馬さんには絶対書けないという意味)。
世界史習ったばかりの高校生が読んだら大興奮するぞ。
おれは30歳の頃読んだが、やはり興奮した。
常識では結びつかない知識と知識が、作品の中で、思いもかけず連結される。
こういう知的興奮を惹起する作品というのは、滅多にない。
562:無名草子さん
08/03/05 13:46:39 BE:428245627-2BP(432)
オッサンどころかうちのじーちゃんが司馬遼太郎読んでたよ
563:無名草子さん
08/03/05 13:47:26
>>560
情報化時代だからw
聴いているCDは、自分が生まれる前のものばかりだよ。
564:無名草子さん
08/03/05 13:49:32 BE:825900293-2BP(432)
兜率天の巡礼?聞いたことないな。と思って検索したら
>筆者は「兜率天の巡礼」が気に入っている。古代ユダヤ人の日本渡来説を下敷きにしたもので
何これ おもしろそう
565:無名草子さん
08/03/05 14:51:45
>>554
金融経済へ過度に依存するアメリカ経済に苦言を呈しているな。
いまの時期読むと、タイムリーかもしれん。
566:無名草子さん
08/03/05 15:43:49
>>556
ミステリー・タッチの短篇の秀作として、「岩見重太郎の系図」と「越後の刀」がある。
前者は、延宝年間(17世紀後半)、後者は、大坂落城後数年経過した元和年間が舞台ということで、
司馬作品には珍しい時代設定にも注目。
現代モノの推理小説も、お書きになったらしいが(『豚と薔薇』?-俺未読)、書評を読んだ限り、
評価は芳しくない。
でも、この2作品のように、時代小説でミステリー・タッチのものは、けっこう面白いよ。
謎解きの要素のある作品は、退屈しない。
567:無名草子さん
08/03/05 17:05:10
>>566
はいってる文庫の書名を示せ
568:無名草子さん
08/03/05 17:14:32
>>567
小僧、口のききかたを覚えろ。
569:無名草子さん
08/03/05 17:15:50
はーい
570:無名草子さん
08/03/05 17:16:40
>>567
すぐに探せるだろうw?
俺は全集で読んでいるので、知らん。
571:無名草子さん
08/03/05 18:07:58
>>549
前スレでも一度書いたが、冒頭の章のまとまりが良すぎるから、
短篇として用意していたものを、急遽連載用に伸ばしたものと思われる。
主人公に東海道を下らせることにしてね。
したがって、登場するキャラが、長篇用のキャラとしては、少し弱い。
ま、直木賞を取って、執筆依頼が殺到すると、こういう作品も出来てしまうという例。
一冊にまとめてしまうと構成のチグハグさが目立つが、
連載中は、楽しみにしていた読者もいたんだろうな。
どの娯楽ジャンルにもいる、B級作品マニアには、受けそうな作品だ。
572:七資産1970
08/03/05 23:34:17
>>550
不快にさせたらゴメン
>>567
「岩見重太郎の系図」は中公文庫「言い触らし団右衛門」収録
「越後の刀」は講談社文庫の「真説宮本武蔵」収録
文春の短篇全集にも収録されているはず
だけど、もう少し丁寧に質問されたほうがいいと思いますよ
573:572
08/03/05 23:45:19
皆の勧めに従って「最後の将軍」を再読した
面白かったけれど
個人的に、下記のところにもう少し補足を入れて欲しかった
14代将軍にいつのまにか家持が就任している、斉昭っていつのまにか死んだのか
大政奉還のとき小栗って慶喜を諌めたと聞いた気が・・・?
司馬さんが求める主題でないからカットされたんだろうけど
574:無名草子さん
08/03/06 01:38:35
司馬作品で語りつくされていない登場人物のその後を知りたくなって、歴史関連の
興味が広がって行きました。
歴史小説にはそういう効能もあるんですね。
575:無名草子さん
08/03/06 02:17:00
>>565
アメリカの素描は傑作だよな、文明と文化の定義といいさすが文明批評家と言うほどの知識ぶり
アメリカ経済や社会がわかりやすく書いてある
576:無名草子さん
08/03/06 12:32:56
>>575
司馬の文明と文化の定義がおかしいと批判をする人がいるらしいが、生産的な議論とは思えない。
批判者は、文明と文化の二項対立が嫌いらしく、文化の延長線上に文明を置きたいらしい。
蛙の定義として、鶏を連想させる、そんな定義なら、批判も当たる。しかし、そうではない。
日常用語として頻繁に使用されるが、違いが明確でない二つの言葉に、しかっりとした内実を与え、
それが読者の言語感覚に合致し、かつ語源と矛盾しなければ、定義に間違いというものは、ありえない。
二項対立によって、把握困難な事象、ふだんは関連づけて考えたことのない事象を、
きれいに整理できるのなら、その手法が古かろうが、新しかろうが、どうでもいい。
要は、本を読んだ後、「ワカッタ。ためになった」と思えるかどうかであって、
司馬のアメリカ素描は、ためになったと思えたが、批判者のものは、何が言いたいのか、さっぱりわからなかった。