08/01/05 18:55:05
すみません。スレ違い&長文失礼します。
他に探して適当と思われるのがなかったので、ここで聞かせてください。
昨日、知人が亡くなりました。癌でした。会社の先輩で、どこの派閥にもはいらず、変人と呼ぶ人もいましたが
いつも飄々として、何事にも激することのない人でした。私は大好きでした。末期がんを宣告されたときも、
「闘病っていわれても困っちゃうんだよね、今まで何とも闘ったことないから」と笑っていました。
尊敬していました。堪えています。私は、通夜にも葬式にも参加しませんでした。耐えられません。
一人語りすみません。
大切な人が死んだあとも、淡々と日常が続く様子をつづった小説はないでしょうか。
また、死んだ人への思いを、湿っぽくなく哀しみを抑えて表現する弔辞とか文章が登場するものはないでしょうか。
強がってるものでもかまいません。
いまは、大仰で感動的なものはウソっぽく感じてしまうんです。
映画監督の浦山桐郎が死んだ時、野坂昭如の「お通夜にもお葬式にも出ない。俺はお茶を飲みつつ、お前のいなくなった日々に、
慣れていくよ」
吉行淳之介がよく使った「死んだやつは死なしておけ、俺はこれから朝飯だ」といったものばかりを探しています。
藤沢周平の、父親の死に気丈に振舞う下りがある「約束」のような小説も探しています。
どうかよろしくお願いします。