08/04/01 17:57:25
キャラクターが社会や人、世界などといったものについて
自分の洞察を述べたり議論・討論する場面がある小説でおすすめを教えてください。
私が読んだものでそういった場面があり気に入ったものは↓です。
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」 イワンと悪魔の対話、飲み屋でのイワンとアレクセイの対話
冲方丁「マルドゥック・スクランブル」 楽園でのボイルドと博士の対話
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」 短いですがチャーリィがパーティでニーマー教授に人間関係について述べている場面
アルフレッド・ベスター「虎よ!虎よ!」 終盤にあるフォイルとロボットの対話
京極夏彦の京極堂シリーズである京極堂と関口との対話
上2つが特に好きです。
苦手というかあまり好きじゃない小説は、キャラクターが何について深く悩んでいるのか
ということを描写していないものや感情移入にしにくいものです。
最近読んだもので印象に残っている好きじゃない小説は森博嗣のスカイ・クロラシリーズです