08/09/06 19:32:01
[いつ読んだ]
3年前か2年前です。
[あらすじ]
50代くらいの独身のおじさんが主人公。居酒屋で知り合った30才くらいの男の人と、40才くらいの女の人(二人とも他人)と暮らしている。
[覚えているエピソード]
まず男の人と知り合ったときの場面↓
おじさんは居酒屋の常連。メニューにはない、お茶漬けか何かを食べていました。
そこへ男が店に入ってきて、「あれ(お茶漬け)と同じ物を」と注文します。店の親父はおじさんを見て、困った顔をして見せますが おじさんが(出してやんなよ)と目で言ってやります。
男が勘定するとき、頭の中でサッと計算したのか、「お茶漬けの分が足りません」と言います。親父は「向こうの旦那のおごりだよ」とおじさんを指します。男は不思議そうにおじさんを見て軽く頭を下げました。
数日後、居酒屋で男をみかけ、話しかけました。(男からだったかもしれません;) 男は本(絵本?)を書いたことがあるそうで、おじさんは「今度見せてくれ」と社交辞令のつもりでいったのですが、男は数日後持ってきてくれました。
そのストーリーは↓
旅人が町の人々に悲しい話を聞かせてもらい、お礼に虹の種をあげるというもの。種は悲しい話から出来ていて、その一部分を人々に返す。残りはお祭りやお祝い事のときに大きい虹を作るため、旅人がもらう。
悲しさの度合に虹の大きさも比例します。おだやかな老夫婦の庭から大きな虹が出来たこともあります。
ある日、お金持ちの家に養子にきたという女の子が話をしに行きました。町の人は「きっと足下で小さい小さい虹ができるだろう」と笑っていました。
次の日、お屋敷からは大きくて太い立派な虹がかかっていました。おしまい。
[物語の舞台となってる国・時代]
日本で現代。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバーであったと記憶しています。
[その他覚えていること何でも]
これで全てです。
これかな?って思われるものありましたら教えて下さい。