07/12/09 21:13:24
普通の人が読まない本を読んでいたという自慢はしている
『カルトな本棚』三人の唐沢が対談しているという趣向
------引用-----P145-148-----
唐1:昔から、みんながやっているから、とか読んでいるから、とかいうの、
キライだったよね。夏休みの読書感想文とかの題材に選ぶ本がそうだった。小
学校の6年のときだったかな。読書日記を書かされて、そこに並んだ本という
のが、ジェロームKジェロームの『ボートの三人男』に獅子文六の『てんやわ
んや』、それから『朝鮮童話集』(笑)
唐3:担当の先生に『もっときちんとした本を読みなさい』と言われたっけ。
中学に入ると『世界奇談集』みたいな本ばかり読みはじめたな。その一方で、
読書委員かなんかに任命されて、クラスの連中には「世界名作を読め」と押し
つけていた。イヤなヤロウだった(笑)
唐2:星新一を中学年のとき、学校図書館に置こうと運動したよね。おかげで
『ボッコちゃん』とあと何冊か、それに筒井康隆が入った。
唐3:よくツツイが入ったなあ。
唐2:いやポプラ社の入門シリーズの『SF入門』だったけど。あれは自分が
読みたくて入れた。
唐1:で、クラスのみんなが星新一の真似してショートショート書くあたりに
なると、もう別の方へいっていたり、な。(続く)