07/08/28 13:16:17
私の関東地図
異色作。兵隊時代の話は、他にも多いが、いずれも自己の体験を通じて、太平洋戦争を
客観的に論じたものだった。
「私の関東地図」は、きわめて主観的な論稿で、戦争の時代を生きた青年福田定一を
描く。戦争や兵器の話は一切していない。
ラストは、司馬遼太郎とは思えない感傷的なタッチ。
96:無名草子さん
07/08/28 16:33:26
一つの錬金機構の潰え
田中角栄逮捕のニュース特番を見ている司馬さんの場面で始まる。たしか、街道の佐久平みち
にも、少しだけ書かれていた。
元首相の逮捕が余程情けなかったのか、かなり興奮ぎみ。
これは雑誌発表当時に読んだ記憶がある。
97:無名草子さん
07/08/28 22:50:56
>>86
それ終わったら豊臣家の人々と覇王の家もかなり楽しめると思います。