07/10/14 03:10:30
司馬をもっと素直に読み続けようよ。
やっぱり、大天才だよ。超弩級「国民作家」だよ。
いまだに、司馬を超える作家は出て来ねぇじゃねぇか。
しかもだよ、
重ねていまだにだ、『司馬遼太郎』というキーワードを書名にした本やDVD
が、いくらでも出版され続けるじゃねぇか。エッセイや講演をあれこれ編集し
直したのが、どんどん出るし、小説の新装版、増刷りは、果てしなく続いてい
るし、・・・新装版がだよ新装版が現在でも毎月のように出てるじゃないか。
それっくらい「読ませる作家」だし「読者を魅了させる作家」であり「読者にい
ろんなことを教えてくれた作家」ということじゃねぇのか。
こんな作家は、いねぇーよ、本朝始まって以来だよ。とにかく偉大だよ。
絶大なる国民的人気がある、てのが何よりもこの世の中で最大の価値基準
じゃねぇか、これ以上の価値判断が現世であるかよう。
歴史的事実のディテールで少しっくらいの間違があっても、俺ァ構わない。
国家評論はダメ、て云うけど、ロシア論や『明治という国家』までは、あんな
の過去にねぇぜ。その後のだって、ある意味、常識の一面(特に書かれた
当時)を表現しているよ。
『文藝春秋』が、駅の売店でもどこでも売ってるてのは、司馬が『この国のか
たち』を巻頭随筆に連載してから、全国的に定着した現象じゃねぇのかね。
司馬を批判する文筆家がいねぇことはないが、自分の存在価値を見せつけ
るための方便だよ。足下にも及ばねぇクセに屁にもならねぇ理屈をこねてる
だけだ。