07/10/05 03:28:24
随分前の話やが、文春新書・和田宏著『司馬遼太郎という人』が巨星の
人間性をリアルに書いてあっておもしろかった、のが忘れられん。
食にこだわりがなくて驚くほどの偏食、海産物がダメ、いわゆるご馳走が
ダメ、とか。『街道をゆく』の旅先でも駅前の食堂でソバ、だとか。欲が無く
て、出版社が何か贈り物をしたいと云えば、「ブリキの大きな灰皿を作って
くれんか」とか。(実現)
とにかく資料読み(すなわち本)だけが司馬さんに充実をもたらす・・・と。
(陳・冨士をはじめ親しい友達の多い人でもあったことは知ってるが)
こんな元担当編集者の回想録、単行本でもっと出んかなぁ。肝腎の『週刊
朝日』の担当編集者の書いたものが出てない。
福田みどりの『司馬さんは夢の中』はオミット。