07/08/23 17:10:40
大人とは、自分の世界をつくりだすものであろう。
2:無名草子さん
07/08/23 17:11:48
第18刷 司馬遼太郎をあれこれ語る 18巻目
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第17刷 司馬遼太郎をあれこれ語る 17巻目
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3:無名草子さん
07/08/23 17:12:19
第9刷 司馬遼太郎をあれこれ語る 9巻目
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第2刷 【日本の】司馬遼太郎をあれこれ語る 2話目【宝】
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第1刷 ●司馬遼太郎の作品でベスト1は?●
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4:無名草子さん
07/08/23 18:14:28
つまんねぇー早く終われwww
5:無名草子さん
07/08/23 18:16:21
∩
(´・ω・)彡
( ⊂彡☆`Д)>>4
6:無名草子さん
07/08/23 18:21:11
荒らしが常駐してるときに、スレ立てんなよ。
7:無名草子さん
07/08/23 18:21:59
歴史同人作家
8:無名草子さん
07/08/23 18:58:00
>>1
乙である。
9:無名草子さん
07/08/23 19:17:17
>>1001
siva on the continent
10:無名草子さん
07/08/23 19:46:20
>>6
>荒らしが常駐してるときに、スレ立てんなよ。
嵐じゃネェよ。正味、つまらねぇから警告してんだ。
オマエが、楽しいならどう楽しいか書いてみろ。
書けネェなら、言い掛かりをつけるなよ
11:無名草子さん
07/08/23 19:50:27
○
く|)へ
〉
 ̄ ̄7
/ |
| /\_
/ |○>>10
12:無名草子さん
07/08/23 20:08:11
↑
な、どうしようもないバカだろう
13:無名草子さん
07/08/23 20:18:33
↑釣られすぎwww必死やなw
14:無名草子さん
07/08/23 20:24:59
自演じゃないよ
15:無名草子さん
07/08/23 20:54:12
>>13
本当の、煽りだけの厨房を呼んでしまった。
オマエはアサ芸読んでろ。
16:無名草子さん
07/08/23 20:56:53
このまま1000まで行くぜ
17:無名草子さん
07/08/23 21:13:08
>>15プッw
18:無名草子さん
07/08/23 21:14:12
sageんな、ド素人
19:無名草子さん
07/08/23 21:51:03
同人作家
20:名無し募集中。。。
07/08/23 21:51:46
新スレおめっ\(^O^)/
21:無名草子さん
07/08/23 22:32:21
>>4-20
溝が如く
22:無名草子さん
07/08/23 22:33:38
坂之上雲次郎やっと読み終わった、途中で挫折したが
23:無名草子さん
07/08/23 22:51:56
新スレおめでとう
今は王城の護衛者読んでる おもしろいな
24:無名草子さん
07/08/23 22:52:53
>>22
えー、あれは途中からものすごく盛り上がるのに。
戦争もの嫌い?
25:無名草子さん
07/08/23 22:56:10
>>24
軍事物より政治物のほうがすき
26:無名草子さん
07/08/24 11:48:08
どんだけ頭悪いんだよ
27:無名草子さん
07/08/24 13:00:09
歴史と視点 戦車の壁の中で~石鳥居の垢
ひきつづき司馬さんの戦争体験、戦車の話。
ここまでの4編で、ひとまとまりの話になっている。
参謀本部に対しては、痛烈。「基地外」という直截な言葉で罵っている。まったく同感。
避難する住民を轢き殺してでも戦場へ行け、と言った将校も、登場する。
どうして歴史小説を書いているのか、については他の随筆でも書かれていたが、
「歴史と視点」の中の戦車四編は、それを敷衍したもの。
司馬遼太郎ファン、必読。
28:無名草子さん
07/08/24 13:54:45
戦後の反戦運動がヒステリックなものになったのも無理からぬところはある。
戦後日本人が「戦争」の言葉からまず想起するのが、「太平洋戦争」。
およそ人智のかけらも感じられない幼児性ヒステリー。
この愚行を想起するならば、戦争はごめんだ、ということになるだろう。
量的な総力戦だから悲惨な結果が生じたのではなく、戦争指導者の質が愚か。
29:無名草子さん
07/08/24 14:16:24
満州事変・支那事変を「鳥のいない里のコウモリ」と表現しているな。的確。
30:無名草子さん
07/08/24 16:01:21
豊後の尼御前
島津勢をてこずらせた女傑吉岡妙麟尼についての雑記。
彼女の活躍時期は、「夏草の賦」に書かれた戸次川の戦いの後。
ネタ本は「豊薩軍記」であるが、この本は、彼女の闘いについては詳しいが、
人柄については何も書かれていないらしい。
女ながら鶴崎城に篭り、島津勢を迎え撃つ動機については、司馬は二説を挙げる。
①クリスチャンの殉教精神―もちろん妙麟尼がクリスチャンであったかどうかは不明
②次男統定を島津に討たれた恨み―司馬はこっちかなと言っている。
司馬は、妙麟尼の物語を小説にする気はないと述べているが、客観的な軍事行動以外、
人柄に関する史料がないという点では、小説の題材としては格好の人物だと思う。
司馬は、この時期になると、ほとんどフィクションに興味がなかったらしい。
もっとも妙麟尼が闇討ちというルール違反をしており、小説の主人公にはしにくかったと判断したのか?
しかし、これも、島津に恨みを抱くくノ一を妙麟尼の影武者として登場させ、
乙津川の闇討ちは、そのくノ一の仕業にすれば、解決できたと思う。
小説の中の妙麟尼は、①クリスチャンの殉教精神から島津と戦うが、実戦を指揮する能力は皆無。
そこで、②島津に恨みを抱くくノ一が影武者として活躍。ところが勢い余って撤退する島津を闇討ち。
妙麟尼の不興を買う。
31:無名草子さん
07/08/24 16:06:55
う~~ん。クリスチャンであることを前面に出しても、大友宗麟がえらい好色で、
家臣の妻とやりまくり。家臣の妻に手を出そうとして謀叛されているような糞なんで、
やっぱり小説にはならんなw
32:無名草子さん
07/08/24 16:11:45
皆さんは司馬さんの単行本1冊読むのにどれくらい時間がかかりますか?
33:無名草子さん
07/08/24 16:14:27
>>31
同じ好色でも、秀吉は悪く書かれていなかったのに、
司馬にこきおろされた大友宗麟、カワイソウス……・゚・(ノД`)・゚・。
34:無名草子さん
07/08/24 16:25:03
そうだよねー。 北政所なんか絶賛だもんね。
35:無名草子さん
07/08/24 16:29:29
戦国随一のド助兵衛・大友宗麟
1.美女を得るためにその役目の者を上方に常駐させておいた。
2.臼杵のかれの城館にはそういう婦人が多数住んでいた。
3.家臣の妻をとりあげるといったようなことも一度や二度ではなかった。
4.同族の一万田親実の妻に目をつけた宗麟は、謀叛の容疑をでっちあげ、親実を殺した。
36:無名草子さん
07/08/24 16:45:14
また自演スレか
37:無名草子さん
07/08/24 20:38:40
やっぱり、つまらねぇ。どうしても、つまらねぇwwwwww
38:無名草子さん
07/08/24 20:44:12
じゃあ>>37はどうしたいんだ?
ただの、司馬アンチ?
39:無名草子さん
07/08/24 21:11:18
>>38
こんなレスする奴がいるから
やっぱり、つまらねぇ。どうしても、つまらねぇwwwwww
になるwwwwww
40:無名草子さん
07/08/25 01:36:49
>>32
文庫本一冊3日位じゃないの。
漢字多い割りに読み易いのな。
41:無名草子さん
07/08/25 06:57:06
時間でいうと、4~5時間くらいかな。
42:無名草子さん
07/08/25 09:02:28
>>32
仕事があると3~4日で一冊ぐらい
何もしない休日だと、1日で2冊半読める
43:無名草子さん
07/08/25 09:11:06
司馬は珈琲一杯飲んでる間に文庫一冊らしいけど、
凡人はそんなもんだよな。
44:無名草子さん
07/08/25 12:13:39
見廻組のこと
「竜馬がゆく」の長いあとがきに似ているな。
見廻組については、その詳細があまりわかっていないらしく、例によって佐々木唯三郎のこと。
さらに例によって、清河八郎暗殺と、坂本竜馬暗殺のこと。
むかしから不思議な気がしていたのだが、竜馬と同時に暗殺された中岡慎太郎は、いつも
無視されている。たまたま竜馬と同席していただけで、狙われていなかったためなのか?
佐々木唯三郎は、鳥羽伏見の戦いで負傷し、その傷がもとで死ぬ。
里見浩太郎主演の「白虎隊」では、鳥羽伏見で戦う佐々木唯三郎が登場する。
負傷して倒れる寸前に、「俺の名は佐々木唯三郎。竜馬を殺した男」と自己紹介をする。
戦場で負傷して、死ぬかもしれない人間が、自己紹介なんかするんだろうか?と不思議な感じがした。
「俺の名は、佐々木唯三郎。昨日の夕飯のおかずに肉ジャガを食った男」
それと、「白虎隊」の主題歌は「愛しき日々」だが、あの曲以来、ベーヤンの歌う曲が、
すべて「愛しき日々」に似ていると思っているのは、俺だけだろうか?
45:無名草子さん
07/08/25 13:12:30
>>44
> 「俺の名は、佐々木唯三郎。昨日の夕飯のおかずに肉ジャガを食った男」
ワロタw
46:無名草子さん
07/08/25 13:19:46
胡蝶→峠と読んできました
次は何を読むのがお奨めですか?
47:無名草子さん
07/08/25 13:32:03
花神読んだかな
48:無名草子さん
07/08/25 13:36:20
はい読みました。
世に棲む日々→花神→胡蝶→峠という順番です。
次は何がいいですか?
49:無名草子さん
07/08/25 13:45:17
短編だけど、今度は幕府側の人に切り替えって事で・・・
最後の将軍や王城の護衛者なんてどうだ?
締めは翔ぶが如くだろうけど
50:無名草子さん
07/08/25 13:45:38
竜馬は読んでそうだし幕末から離れちゃうけど坂の上の雲かなぁ
まぁこのスレではひとびとの跫音、空海の風景、飛ぶが如く以外は
おおむね好評なのでどれ読んでもいいと思うけど
51:無名草子さん
07/08/25 13:57:10
黒鍬者 一
江原素六のこと。素六は、幕末、横浜の外国公館の警備隊(通称菜葉隊)を率いた。
「黒鍬者」のタイトルは、江原家が戦国の黒鍬者の家系だったことから付けられた。
司馬さんは、「燃えよ剣」の執筆中、素六について調べた。甲州鎮撫隊が勝沼で官軍と
戦う直前、土方歳三が、菜葉隊に援軍を要請すべく神奈川に向ったからである。
ところが、調べてみると、素六は、この当時、すでに菜葉隊の軍務からは外れていた。
結局、素六を「燃えよ剣」に登場させることはできなかった。
この節度は称賛されてよい。禁門の政変にうっかり西郷を登場させてしまった前歴が
あるわりには、慎重な態度である。最近の作家・脚本家には、この節度を欠いた人が多すぎる。
52:無名草子さん
07/08/25 13:57:42
黒鍬者 二
黒鍬者は、徳川体制の下でも、直参として召抱えられていた。
しかし、身分は低く、御家人の扱いさえ受けられなかった。年俸は12俵1人扶持である。
困窮をきわめた素六の少年時代が語られる。
素六の父源吾の教育論が面白い。といっても、彼独自のものではなく、当時の貧乏直参
に共通するものだろう。源吾は、勝小吉に似ている。
「武士の芝居見物ほど見ぐるしいものはない」
「侍の身分として往来で物を食うとは何事ぞ」
「学問を好むは貧乏のはじまり。学問とはそういうものだ」
「佐久間(象山)の塾など、やめよ。名誉の御直参が一陪臣の塾に通うとはもってのほかである」
江戸末期から明治中期の日本人というのは、いまの精神風俗からみて信じがたいほどに親切
であった。とくに有望な若者が嚢中の錐のようにして出てくると、それを宝石のように大切にする
気風があった。素六は、そんな人々に助けられながら、講武所で洋式練兵を学ぶ。
素六は、明治になってから、麻布中学を起こし、教育に情熱を注ぐ。
この稿は、麻布学園の校長代行が横領罪で逮捕された話で終る。
昭和30年代以降の大衆社会的状況は、江原素六ら無数の明治人がつくったこの国の社会を
終末に近づけている、とまとめている。
53:無名草子さん
07/08/25 14:42:52
>>50
「ひとびとの跫音」は、同時代人が主人公だからな。
すべてが見えてしまう同時代人は、どうしても英傑に見えない。
やはりフィクションの要素が多分に混入しないと、人は面白みがない。
コメディアンの私生活が、まったく面白くないのと同じ。
反対に、「空海の風景」は、時代が古すぎて、人について書いているという感じがしない。
しかも宗教家が主人公なので、ますます理解しづらい。
「翔ぶが如く」は、そんなに嫌いじゃないが、後半の戦の場面が長すぎる。
退官後の西郷が阿呆にしか見えない。桐野らの評価も一定していない。
「ノンフィクションでは、作中人物は、つまんなくなる」の好例。
面白いノンフィクションというのは、参照した史料にフィクションが混じっているからw
>>52
文庫1冊ぐらいの小説にできたような気もするが、人物が小粒だから、随筆だけだった。
史料は集めてみたが、小説にならなかった人物は、多くは随筆の中で紹介されている。
54:無名草子さん
07/08/25 15:04:58
なぜ自分の書き込みにレスするの?
55:無名草子さん
07/08/25 15:06:13
>>51-52
本屋で探したんだけど、見当たらないんですが?( ゚Д゚)y―┛~~
56:無名草子さん
07/08/25 15:10:35
>>55
長文の人は、「歴史と視点」という本の中の一篇を論じている。
57:無名草子さん
07/08/25 17:06:56
と自己レスする変な人
58:無名草子さん
07/08/25 17:35:22
長州人の山の神
吉田松陰の友人白井小助の物語。
初期の司馬の短篇は、こういう皮肉たっぷりのユーモラスな作品が多かった。
これは、その系譜に属する。台詞が多く、小説っぽい。
「おとも。わしの尻を拭け」
彼女はさすがに嗔りを発し、動かなかった。山県はおとものそばに寄り、
「わしが頼む。飯山先生の命じゃ」
と、ささやいた。
おともはやむなく厠の戸を排し、中にしゃがんでいる小助の尻に紙をさしだして汚物をぬぐった。
59:無名草子さん
07/08/25 17:56:07
小助は、長州閥出身の顕官たちよりもずっと年長で、郷里にいたころの顕官たちの
弱みをたくさん握っていたのだろうが、小助の存在が許されたのも、この時代ならでは
という気がする。
いまの時代だったら、殺される。
60:無名草子さん
07/08/25 19:02:38
あげ
61:48
07/08/25 19:06:55
>>49
>>50ありがとうございました。竜馬はすでに読みました。
まずそのあたりの短編から読んでみたいと思います。
その後坂の上の雲にすすもうと思います。
62:無名草子さん
07/08/25 19:13:53
つまんねぇから、早く終われ。
63:無名草子さん
07/08/25 19:14:28
権力の神聖装飾
山県有朋が、天皇制に、ロシア皇帝の荘厳さを持ち込んだ話は、あちこちで書かれている。
この話を中心に、それと同類の話、あるいはその対極にある話を整理したもの。
この稿で初めて知ったのは、司馬さんが新聞記者時代、昭和天皇と衝突した経験があるという話。
もちろんボンヤリしていて、躰と躰がぶつかったという間抜けな話。
冒頭いきなり豊後の竹田が登場。次に中川瀬兵衛が出てくるので、てっきり瀬兵衛の話かと
思ってしまうが、突然、この稿の主題は「○○○○」であると軌道修正してしまう。
アメリカの戦車は、素人でも操縦できるように、レバーやボタンに説明書がついていることを
どこかで述べていたが、司馬さんの文章は、その方式。
少しわかりやすすぎるのであるが、膨大な作品群を短時間で読もうとする読者には、親切な配慮かもしれない。
わやくしは、あまり好きではない。わかりきったことは、書く必要はない。
64:無名草子さん
07/08/25 19:17:46
翔ぶが如く自分は読みやすくておもしろかったんだけど…
65:無名草子さん
07/08/25 21:32:19
>>64
どうおもしろかったのかを書こうぜ
あんなことやこんなことまでして生き抜いたって具体的にどんなことしたのか想像したらおもしろかったとかさ
66:無名草子さん
07/08/25 21:56:11
幕末は何をどういう順番で読むのがベストでしょうか?
67:無名草子さん
07/08/25 22:04:21
「翔ぶが如く」は、司馬の思考を追体験するという意味では、
非常に楽しめたけどね。結局、結論は出ずに、西郷の実像にも
迫れなかったけども。
68:無名草子さん
07/08/25 22:09:05
>>66
燃えよ剣→新選組血風録→龍馬がゆく→酔って候と幕末→峠
→世に棲む日々→花神→胡蝶の夢→歳月→飛ぶが如く
最後の将軍は好きなところで読めばいい
69:無名草子さん
07/08/25 22:13:45
やっぱり竜馬がゆくを最初に読むのがいいんじゃね。
主人公がはっきりしてて読みやすいし、幕末の一通りの
流れが掴めるし。
70:無名草子さん
07/08/25 22:44:47
龍馬がゆくは8巻もあるから、最初の小説としては途中で挫折しないかが心配
71:無名草子さん
07/08/25 23:17:43
挫折が心配な人、燃えよ剣でもまだ長い、という人は『人斬り以蔵』。
岡田以蔵は物足りないくらい少ししかページ割かれてなくて、
実はヴァラエティに富んだ幕末もの短編集。
新撰組血風録はしびれるが剣客テイストが強すぎて司馬入門にならん。
72:無名草子さん
07/08/25 23:44:38
wwwww
73:無名草子さん
07/08/26 03:24:10
>65言ってる意味が半分しかわかんない
74:無名草子さん
07/08/26 04:45:19
つカー明治維新の最大の立役者はどう見ても慶喜だよな
75:無名草子さん
07/08/26 05:59:24
司馬史観w(明治最高、昭和は糞)に影響されていた江川達也の漫画の最終回
76:無名草子さん
07/08/26 07:53:37
江川達也のアレは糞だった・・・
10巻あたりまではいい漫画だったが、それ以降はやっつけ仕事だった
77:無名草子さん
07/08/26 14:13:44
司馬を手本にしたならダメだな。乃木・伊地知と司馬どっちが無能?
78:無名草子さん
07/08/26 15:25:48
人間が神になる話
天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラスという明治憲法の下でも、
本気で天皇が神であると信じていたひょうきん者はいなかったという話。
過剰反応したのは、人間宣言を出したGHQのみ。
「当時の右翼青年にはいろいろ型があったとおもうが、私のまわりには偶然だろうが、
いま思いだしても反吐のでそうな人間が数人いた。その数人に共通していたことは、
一、人格骨柄がいかにも下品であったこと
二、女郎買いが好きであったこと
三、女郎を買うことが豪傑の資格だとおもっていたこと
四、座禅を組むことがすきであったこと
五、帝国主義者のくせに兵隊にとられることをまるで反戦主義者のようにいやがったこと」
79:無名草子さん
07/08/26 15:26:22
>>77
乃木・伊地知
80:無名草子さん
07/08/26 16:19:10
では戦国期はどの順番で読むのがベストでしょうか?
81:66
07/08/26 17:45:54
皆さんレスありがとうございました。
とりあえず竜馬がゆくから読んでみようと思います。
>>80
私は、国盗り物語→新史太閤記→関ヶ原→城塞と読みました。
すごくよかったです。
82:無名草子さん
07/08/26 17:59:07
覇王の家と馬上少年過ぐあたりも加えておくれ
83:無名草子さん
07/08/26 18:18:09
>>81
>国盗り物語→新史太閤記→関ヶ原→城塞
某社のむかしの広告もそうでした。
84:名無し募集中。。。
07/08/26 18:50:10
座禅は良いと思うけど兵隊に取られるのがイヤなら帝国主義なんかかかげなきゃいいのに
85:無名草子さん
07/08/26 19:46:10
日本の大衆文学の巨匠とされる。
86:80
07/08/26 19:48:39
>>81-83ありがとうございました。
その通りに読んでみたいと思います。
87:無名草子さん
07/08/26 20:03:11
>>84
今の時代もそういう奴多いかもしれないな
88:無名草子さん
07/08/27 12:44:24
>>67
司馬は合理主義を称賛するから、人物の評価もその観点から行われることが多い。
文章も論理的で、陰気で意味不明で精神医学の対象としか思えない私小説の対極にある。
この論理的な文章で、非合理で没論理な明治の西郷は、描きにくいんだと思う。
西南戦争に関しては、薩摩士族の土俗的若衆組(郷中といったかな?)をもちだして、
民俗学的な解説を試みているが、若衆組が1世紀前に滅んだ習俗なので、理解するのは難しい。
また長州その他の藩では、その影響があまり感じられないから、薩摩および南海道限定で考えるべきだと思う。
若衆組からガキ大将を連想することは容易だが、昭和期の皇道派青年将校と陸軍大臣の関係とかまでに
連想が及ぶのは、ちょっと飛躍している感じがする。
89:無名草子さん
07/08/27 15:08:08
その飛躍こそが小説じゃないか
90:無名草子さん
07/08/27 17:56:22
飛躍するから「翔ぶが如く」
91:無名草子さん
07/08/27 22:47:33
とびます!とびます!
92:無名草子さん
07/08/27 22:49:27
飛ぶが如くってどういう意味でつけたタイトルなんだろう?
飛んでいるように見えるけど地面でジタバタしてる西郷隆盛ってこと?
93:無名草子さん
07/08/27 22:58:47
「泣こかい、翔ぼかい、泣こよっか、ひっ翔べ!」
94:無名草子さん
07/08/27 23:28:20
つまり薩摩人を表した言葉さ
95:無名草子さん
07/08/28 13:16:17
私の関東地図
異色作。兵隊時代の話は、他にも多いが、いずれも自己の体験を通じて、太平洋戦争を
客観的に論じたものだった。
「私の関東地図」は、きわめて主観的な論稿で、戦争の時代を生きた青年福田定一を
描く。戦争や兵器の話は一切していない。
ラストは、司馬遼太郎とは思えない感傷的なタッチ。
96:無名草子さん
07/08/28 16:33:26
一つの錬金機構の潰え
田中角栄逮捕のニュース特番を見ている司馬さんの場面で始まる。たしか、街道の佐久平みち
にも、少しだけ書かれていた。
元首相の逮捕が余程情けなかったのか、かなり興奮ぎみ。
これは雑誌発表当時に読んだ記憶がある。
97:無名草子さん
07/08/28 22:50:56
>>86
それ終わったら豊臣家の人々と覇王の家もかなり楽しめると思います。
98:無名草子さん
07/08/29 00:00:29
腐女子と厨房向け
99:無名草子さん
07/08/29 00:19:24
>>96
司馬さんは土地で金儲けする人を嫌ってたからね
田中角栄に関しては初めから好意的でなかった
100:無名草子さん
07/08/29 00:29:47
100
101:無名草子さん
07/08/29 07:09:37
死姦で金儲けする人
102:無名草子さん
07/08/29 07:58:41
死して屍拾う者無し
死して屍拾う者無し
103:無名草子さん
07/08/29 09:51:52
>これは雑誌発表当時に読んだ記憶がある。
ババアだったのかw
104:無名草子さん
07/08/29 11:04:18
歴史同人作家
105:無名草子さん
07/08/29 11:34:50
司馬遼太郎記念館はいいね
大阪の住宅街なんて歩く機会がないから新鮮
106:無名草子さん
07/08/29 12:04:57
ゆで卵を剥いたようだ。
107:無名草子さん
07/08/29 13:21:24
司馬の家は学校のすぐ近くにあるけど
そこの生徒さんは司馬の家の存在を知らぬまま卒業するんだろうか
108:無名草子さん
07/08/29 15:06:36
人物プロファイリング
・司馬オタ
・♀
・40歳過ぎ~
・大阪在住
ここまでわかったw
109:無名草子さん
07/08/29 16:56:26
新撰組や男キャラに萌える腐女子
110:無名草子さん
07/08/29 17:15:51
40過ぎだからそれはないw
角栄逮捕をリアルタイムで知ってるお方だぞ
111:無名草子さん
07/08/29 18:26:08
箱根の坂 若厄介~京
発売当時、久しぶりに、司馬の小説を読むような気がした。解説(余談)部分が意識的に
少なくされ、初期の「梟の城」のタッチが戻ってきたような感じだった。ノンフィクション、
あるいは小説でも解説が長い作品が続いていたから、嬉しかった。
とくに登場人物に初期伝奇小説時代の香りがする。千萱とか願阿弥は、初期作品には
必ず登場していた司馬お得意のキャラクターである。のちに早雲の家臣となる大道寺
太郎、荒木兵庫、山中小次郎も、個性豊かに描き分けられている。
歌が多く載せられているのも、この作品の特徴。応仁の乱から書き始められているから、
台詞の言葉遣いも、戦国時代のものとは、若干異なる。このあたりの配慮も秀逸。
112:無名草子さん
07/08/29 18:46:49
>>111
日本語でおk
113:無名草子さん
07/08/29 19:11:17
願阿弥の庵の近くにいた老人を、荒木兵庫は「遠房どの」と呼んでいる。
遠房は、どうやらこの老人の名ではなく、一般名詞のようである。
意味がわからない。
114:無名草子さん
07/08/29 20:26:46
差別用語だから当て字にしたのではないかな。
115:無名草子さん
07/08/29 20:37:04
司馬アンチは粘着してねーでどっかいけよ、こういうのがストーカーになるんだろうな~
116:無名草子さん
07/08/29 21:01:02
意味がわからない。
117:無名草子さん
07/08/29 21:30:58
悪女の田鶴は死ね!
118:無名草子さん
07/08/30 11:35:58
アンチなんかいないだろうw?
119:無名草子さん
07/08/30 12:02:37
箱根の坂 伊勢殿~新九郎
「伊勢殿」 余談という形をとらずに、願阿弥が小次郎に説明する形で、しっかり余談をしている。
「新九郎」 鞍作りの職人として伊勢新九郎が登場したのには、初読の際、驚いた記憶があるな。
司馬作品の主人公は、能力値は高く、頼りがいがあり、親しみやすくて好感が持て、女性にも
モテる男性が多いが、新九郎も例外ではない。変人度は低く、バランスのとれたヒーローだな。
120:無名草子さん
07/08/30 12:40:21
箱根の坂を読むと、戦国大名の領国体制が、それ以前の室町体制の混沌に比べて、いかに
すぐれているかが分かる(読まなくても、高校日本史だけでも分かると思うがw)。
政治不在の象徴として、足利義政による花ノ御所の大改修の話が出てくる。同時期、京は
大飢饉にみまわれ、大量の餓死者を出していた。
若き日の伊勢新九郎は、京にいて、その様を実見している。その新九郎が、領国体制建設の
嚆矢となる。なかなかよく出来た構成。
121:無名草子さん
07/08/30 15:18:18
箱根の坂 千萱
千萱が奉公にあがった今出川足利義視邸に、おがんというお局がいた。
醜女なんだが、おがんの両親の策略で、男が通ってきた。
それを題材にした今様が載っている。
冠者は 妻儲けに来んけるは
かまへて 二夜は寝にけるは
三夜といふ夜の 夜半ばかりの暁に
袴取りして 逃げるにけるは
この今様、大河ドラマ「太平記」の中で、楠木正成役の武田鉄矢が謡っていたな。
122:無名草子さん
07/08/30 15:25:43
今様そのものは、梁塵秘抄にある有名なものだよ。年代的にみても、楠木が知っていて不思議はない。
123:無名草子さん
07/08/30 17:35:26
箱根の坂 駿河舞
司馬作品においては、恋愛の成就にほとんど時間がかからない。
時間の無駄といわんばかりにスピーディー。
今川義忠が千萱を口説くのも、実に簡単。
千萱の女嬬ヤスに金を渡し、主人の裏戸を開けよと命じた。
それを今様一節とともに、千萱に告げただけ。
いつもこの調子だ。
124:無名草子さん
07/08/30 18:53:42
千萱は、その後、新九郎のもとへ行く。
両者ともに、相手を意識していたようだ。
それまで、二人きりの場面は、ほとんどなかったのだが。
この時点で、小次郎はすっかり千萱に忘れられている。
千萱と小次郎の話は、具体的で詳細だったので、
初めて読んだときは、「アレッ?」と思った。
125:無名草子さん
07/08/30 19:00:48
意味がわからない。
126:無名草子さん
07/08/30 19:13:48
俺も、最初読んだときは、山中小次郎の目を通して見た北条早雲を書くのかと思った。
みごと術中にはまった。
127:無名草子さん
07/08/30 19:44:59
>>126
新九郎が登場するまでは、おおまかにいうと、小次郎と荒木兵庫の視点が交互に出てくるから、
2回目読むと、小次郎ひとりだけが目立っているわけではないことが分かる。
128:無名草子さん
07/08/31 11:39:08
箱根の坂 骨皮道賢
応仁の乱の頃の世情の解説がほぼ終わり、のちに早雲になる主人公の思想の変化が
このあたりから書かれ始める。
きっかけを与えた人物の一人が足軽の骨皮道賢。鎌倉武士に憧れる荒木兵庫と、足軽
の戦法を取り入れようとする新九郎の対比が面白い。
敵の大将御厨子某を討ち取ったのは山中小次郎である。腕は立つ。後半、もう少し活躍
させてほしかった。
129:無名草子さん
07/08/31 12:07:27
足軽、忍者、野伏が登場すると、時代劇らしくなるな。骨皮道賢は、会ってみたい歴史上の人物
10人のうちに入る。「骨皮」という姓から、痩せた奴なのかと思っていたが、敵を骨と皮にしてやる
と凄んでいる、というのが司馬の解釈だった。
あと二、三の豆知識
「田中というのは、もともとはただ『田舎』という普通名詞にすぎなかった」
「逆手というのは、巫女がやる拍手の仕方の一種である。手を拍つのに、掌を裏返して拍つ。
人を呪詛するときや凶事のときにそのようにする」
→「若厄介、人の言葉を逆手にとるか」に続けて解説しているから、日常使われる「逆手」のことだ。
腕を逆手に捻りあげる、から出来た用法かと思っていたが、違った。
なお、辞書に出ている「逆手」は、小刀を刃を外に向けて握ること(忍者がよくやる)、が多い。
130:無名草子さん
07/08/31 14:14:03
箱根の坂 一夜念仏
「私が、愛欲六年?」
千萱はとび起きてしまった。
「うそじゃ?」
新九郎に抱きついてみたが、この男はパソコンに向かい「ぶってぶって」と書きつづける
だけであった。
「私は、新九郎どのと、添う」
「わしに、そのような趣味はない」
京では、週間文春が言いふらしたために、千萱はMということになっている。京にいるかぎり、
両人が添うことなど、夢である。といって、新九郎の議席がないため、議事堂内でプレイする
こともできない。
「いまに、ミンスは火だるまになる」
と、新九郎はいった。
131:無名草子さん
07/08/31 16:18:36
箱根の坂 兵火~出奔
応仁の乱に関しては、足利義視の周辺を中心に、大まかなスケッチをしているだけだ。
詳しく書けば書くほど理解しづらくなる。大義も名分もないと、泥沼のような混沌だな。
室町体制が滅び、かつての守護家の多くが戦国大名として生き残れなかったのも、
うなづける。
新九郎が義視を背負って琵琶湖畔に出、粟津の松原を見て、気ぶせりが晴れたとあるが、
やっと応仁の乱から解放された、という作者の正直な気持ちかもしれない。
ここから先の戦は、すっとばす。9年ワープ。
132:無名草子さん
07/08/31 17:14:56
司馬遼太郎も、永享四年(1432年)生れ説だが、康正二年(1456年)生れ説が妥当だと思うがな。
氏綱が生んだのが早雲56歳、80歳をすぎても戦場に行くというのは、信じられん。
133:無名草子さん
07/08/31 17:25:43
♂は70歳でも子供作れるし、子供に関してはそんな驚かない
しかし、80過ぎで戦場にいったのかどうかは疑わしいな
斎藤道三みたいに、早雲は親子二代説はないのかね
134:無名草子さん
07/08/31 17:37:01
歳さんに言い寄るお雪ムカツク
135:無名草子さん
07/08/31 17:53:23
短編のアームストロング砲に出て来る秀島藤之助って
発狂したあとどうなったの?検索してもあんま情報ないし明治に死んだらしいが
136:無名草子さん
07/08/31 18:52:18
小説なんで、一般人が抱いている早雲のイメージを、大幅に変えることはできん。
箱根の坂でも、伊勢貞親死亡後、早雲は牢人している。
伊勢から大道寺太郎ら6人と旅立つ話は、少年雑誌の付録で読んだことがある。
牢人伊勢新九郎じゃないと、あの話は様にならん。
ただし、備中後月郡荏原荘に一族の領地があった話は出ているな。
137:無名草子さん
07/08/31 20:22:37
「燃えよ剣」で、自慰した事ある。
全体的に、司馬作品は好きです。
138:無名草子さん
07/08/31 21:54:15
お雪死ね!
139:無名草子さん
07/09/01 00:42:55
お雪「トシさんはワイのものや」
140:無名草子さん
07/09/01 12:26:03
箱根の坂 早雲~急転~征途
今川義忠の急死により、千萱を助けるべく駿河に向う新九郎。
奥州に向う途中、薩?山で追剥に会う。出典は「公方両将記」。たぶん創作。
司馬さん、うんこネタ炸裂。
駿河下向は、北川殿(千萱)から直接頼まれたわけではなく、間に小川村の
法栄を挟んでいる。
京を去る新九郎と、妻(女)小観音の別れの場面は秀逸。この二人の関係、
吉田兼好「徒然草」第228段がベースになっている。
ともに駿河へ旅立つ六人が集まってくる。
法栄の手代多目権平(多目家は伊勢家の支流)、北畠氏の被官国人の三男
在竹大蔵、伊勢御師の手代の子荒河又次。
141:無名草子さん
07/09/01 12:54:40
その後は、大道寺太郎の出番が多いだけで、在竹大蔵などは、ほとんど出てこない。
初登場のとき、早雲が、みごとな若者だ、とほれぼれと見ていた。馬上打物を振りかざして
敵中に進み入らせればどんなにみごとだろう、と思っているが、そんな場面あった?
142:無名草子さん
07/09/01 16:40:20
箱根の坂 富士が嶺~太田道灌
古河公方・足利成氏 ― 山内上杉政憲
堀越公方・足利政知 ― 扇谷上杉定正 ― 太田道灌
↑
今川新五郎範満の母の実家 ― 〔御家門衆〕 瀬名氏貞 関口 新野 名児屋
|
×
|
今川義忠―竜王丸(今川氏親) ― 〔御譜代衆〕 朝比奈泰煕 庵原 三浦 由比
143:無名草子さん
07/09/01 17:27:26
>>142
上杉政憲は、山内上杉家ではなく、犬懸上杉家の当主。
144:無名草子さん
07/09/01 17:32:46
このあたり若干混乱している。駿河の継嗣問題に介入したのは、堀越公方足利政知の勢力と、
関東管領扇谷上杉の勢力。
堀越公方・足利政知 ― 家宰 犬懸上杉政憲
関東管領・扇谷定正 ― 家宰 太田道灌
であった。
145:無名草子さん
07/09/01 17:55:01
土方さんを誘惑する雪を許さない
146:無名草子さん
07/09/01 18:00:25
>>143-144
司馬さんは混乱していない。混乱しているのは>>142。
「伊豆の堀越公方足利政知の派遣した上杉政憲の軍と、関東からきた上杉定正の家臣太田道灌の軍」
たぶん>>142が混乱したのは、次の一文から。
「扇谷上杉、宅間上杉、犬懸上杉、山内上杉の四流である。その四流がたがいに抗争し、うち二軒が衰亡し、
いまは扇谷と山内が両上杉とよばれ…」
犬懸上杉政憲の後は系図が途絶えているから、その後「衰亡」するのは間違いないのだが、
駿河の継嗣問題の時点では、政憲は掘越公方の家宰(執事・家老)である。
147:無名草子さん
07/09/01 18:38:15
足利成氏に「ナリウジ」とフリガナふっているサイトがあるけど、
恥ずかしいから、早めに訂正しようね。
148:無名草子さん
07/09/01 18:45:46
早雲が堀越公方の陣を訪ねた場面では、単に「代官」と書かれて、上杉政憲の名前は出してないね。
山内上杉と誤解されるのを、避けたかったんじゃないかな?
149:無名草子さん
07/09/01 20:04:29
>>141
在竹大蔵を検索したら、0だったw
やっぱ在竹兵衛だよね。
150:無名草子さん
07/09/02 14:07:43
箱根の坂 興国寺城~伊勢の弓
竜王丸成人までのあいだ、今川(小鹿)新五郎範満が後見することが決まる。
早雲は東方の興国寺城に入城し、関東の公方・管領勢力と、範満との分断を図る。
その後、駿河の国人たちの動向を描くために、創作が続く。蒲原主殿助、由比常閑入道、
洞弾正次は、たぶん架空の人物。骨皮道賢の妹小仏まで登場し、初期時代小説の雰囲気。
千萱との恋は、「伊勢物語」の中の歌をかけることによって、面白くなってきた。
151:無名草子さん
07/09/02 15:23:56
>>149
父親が、有滝兵衛の名で登場している。三男大蔵は、苗字を改め在竹と名乗った。
ちなみに、伊勢市には有滝町の地名が残っている。
152:無名草子さん
07/09/02 17:16:18
箱根の坂 歳月~空よりひろき
再び9年ワープ。北川殿出家。今川範満追討を早雲に示唆。
早雲(54歳)、小笠原家より、正室を迎える。真葛(21歳)。
真葛は再婚。前夫は、山城国一揆で死亡。
太田道灌、扇谷定正の上意討により果てる。山内上杉顕定の讒言による。
山内上杉顕定 ― 家宰 長尾忠景(本家)
|
×
|
長尾景春 →顕定・忠景を追い詰めるも、道灌に敗れる →足利成氏を頼る。
153:無名草子さん
07/09/02 17:49:24
骨皮道賢の妹は、洞弾正次にやられただけで、その後いっさい登場しない。
154:無名草子さん
07/09/02 18:15:52
康正二年(1456年)生れ説が正しいんじゃないかと思うな。これによると、早雲が結婚した
年齢は30歳。54歳で側室を迎えることはあるだろうが、正室というのが合点がいかない。
しかも、興国寺城の城主になって10年以上後というのも変だ。
それでも、晩婚だけなら納得してやってもよい。戦史に残る早雲の活躍が、
すべてこの結婚後なんだ。
根本的に、生年が24年ずれていると考えるべきだよ。
155:無名草子さん
07/09/02 18:35:24
この小説に関していえば、永享四年(1432年)生れで正解だけどな。
応仁の乱の当時、新九郎がそこそこの年齢で、京にいるという設定にできたから。
156:無名草子さん
07/09/03 12:44:11
箱根の坂 丸子と駿府~急襲
中盤のヤマ場。ついに今川範満と小鹿孫五郎を討つ。
氏親と早雲の問答に出てくる早雲の思想は「孟子」が基礎になっている。
茶阿弥はいいキャラだったな。「生きものではなしに、物かなにかのように」思われている老人だ。
「しかし人が人として立居しているかぎり感情を持たずに生きられるものではなかった」
この茶阿弥の葬礼に隠れて、早雲の陰謀は進行する。願阿弥の念仏に狂喜する人々に紛れた
興国寺城の手の者が、駿府城に突入する。
荒河又次、多目権平にも、やっと出番が回ってくる。在竹大蔵は名が出てきただけだが、
駿府城突入の先鋒は、大蔵であったと信じよう。
157:無名草子さん
07/09/03 13:55:59
あの場面で願阿弥が登場するのは、他の作家だったらボロクソに叩かれると思います。
話が巧すぎるんです(いちおう願阿弥は駿河方面を遊行することが多いという伏線はあるにしてもです)。
司馬さんの場合、ストーリー展開の細密さを売り物にしているわけではなく、余談が売り物だから、
願阿弥が唐突に登場しても、骨皮道賢の妹が唐突に登場し唐突に消えても、あまり気になりません。
>>156
茶阿弥の葬礼の場面は、名場面でした。できれば、
すでに駿府館には、早雲の武装隊が駈け入っていた。先頭を駈けるのは、在竹大蔵である。
大蔵が館の階に足を掛けるやいなや、大柄の武者が槍を繰り出してきた。大蔵は、のけぞって槍を避けた。
と同時に弓を引き絞り、武者の背後にいる新五郎範満めがけ、矢を放った。
「御首級、頂戴つかまつった」
158:無名草子さん
07/09/03 14:40:28
「国盗り物語」や「新史太閤記」は、主人公個人の魅力で読ませる小説だったが、
「播磨灘物語」「箱根の坂」は、主人公のパーソナリティを育んだ時代背景を克明に描く。
鎌倉・室町の幕府を支えた御家人が貴族化して力を失う。鎌倉幕府成立当時は、
武装化できなかった農民が、国人・地侍となり、当時の御家人ぐらいの武装を整える。
早雲は、その国人・地侍の力を糾合し、貴族化した旧支配者たちと戦う。
新しい勢力の勃興を、一向念仏や連歌の隆盛等、文化の側面から描いている。
159:無名草子さん
07/09/03 17:23:14
「箱根の坂」は、古典をモチーフにしたエピソードが満載で、格調高い。
とくに恋愛に関して、「伊勢物語」や「無名抄」を使っているあたりがニクイ。
中世までは、歌が恋愛の仲介をしたから、当然のことなのかもしれないが、
飲酒が恋愛の仲介をすることが多い現代は、みっともないな。
人間の行動を美しく見せる規範が崩壊して久しい。
160:無名草子さん
07/09/03 17:24:23
箱根の坂 面白の都や
伊勢貞宗の伝聞により、加賀一向一揆が語られる。
>>158をもっと分かりやすく解説したような章だ。
「余談」ではなく、早雲と貞宗の会話、早雲と加賀介(加賀国守護富樫政親が通った遊女)
の会話で進行する。
「そのような惣が、加賀一国に何百とあって一枚の岩のように結束したとあれば、富樫が勝てる
はずもなかったということか」
「もとはといえば、年貢」
と、早雲はいった。
「富樫の年貢は法外に重うござった。一向坊主の寺はうそのように軽うござる」
「ご公儀の台所が苦しいのは、その方も存じておろう。財政再建こそ、まず我らがやらねばならぬことと存ずる」
扁桃腺を切除したかなようなしわがれた声で、貞宗はいった。
161:無名草子さん
07/09/04 12:03:48
箱根の坂 伊豆の山~修善寺の湯
全体を三つに分けると、1.応仁の乱、2.駿河の内訌、3.北条氏の領国確立、となる。
ここからが、3の戦パート。
発端は、堀越公方足政知が、実子茶々丸に暗殺された事件から。
なお、生き残った異母弟義遐(よしはる)は、のちの第11代将軍義澄。
162:無名草子さん
07/09/04 12:44:44
早雲が自分自身のために戦を始めた年齢が、60歳。
北条氏は、ここからスタートだ。早雲は、なんと88歳まで戦い続ける。
作中、早雲が駿河に下向した年齢の頃を振り返って、
普通の人間より25年遅い、とぼやく場面がある。
生年康正二年説を意識した上での早雲のぼやきだ。
163:無名草子さん
07/09/04 14:55:47
かれは若いころをとりとめもなくすごした。
伊勢氏という華麗な姓をもちながら、収入はないにひとしく、相続すべき田畑もなく、
ただパソコンに向かいキーボードを打ちつづけるという職仕事をしつつ、世の中に対し、
強く憂憤の感情をもっていた。
日本国に政治はない、ということだった。
かれがその屋敷の片隅に置かせてもらっていた将軍家の執事である伊勢家という
のは、ある意味では日本じゅうの政治情報があつまる稀有な家といってよかった。
しかしその情報というのは、すべて政治とカネをめぐる醜聞についてのことで、内閣
改造をした者もまた、国人・地侍を含めた農民に対しどういう政治をしたかという話
など、ついぞきいたことがない。
「みな、まちがっている」
164:無名草子さん
07/09/04 17:42:25
箱根の坂 出帆~襲撃
伊豆討入。空家同然の堀越御所は簡単に陥落したが、足利茶々丸は討ちもらす。
新しい伊豆の地頭
大見〔中伊豆町あたりか?〕 佐藤四郎兵衛
三津〔沼津市〕 松下左衛門尉
江梨〔伊豆長岡町大瀬崎の近く〕 鈴木兵庫助(水軍)
田子〔西伊豆町田子港〕 山本左衛門尉(水軍)
土肥〔土肥町〕 富永三郎左衛門尉
雲見〔松崎町〕 高橋丹波守
妻良浦〔南伊豆町〕 村田某
165:無名草子さん
07/09/04 17:49:15
平成の市町村合併により、
大見(中伊豆町)→伊豆市
江梨(伊豆長岡町)→沼津市
土肥(土肥町)→伊豆市
に編入されている。
なお、韮山町は、伊豆の国市という糞のような地名に変わっている。
166:無名草子さん
07/09/04 18:00:11
ァ ∧_∧ ァ,、
,、'` 。゚( ゚^∀^゚)゚。,、'` 伊豆の国市だってよww 知らないよ、そんなとこw 韮山の方が知名度高いよwww
'` ( ⊃ ⊂) '`
167:無名草子さん
07/09/04 20:15:23
>韮山の方が知名度高いよwww
意味がわからない
168:無名草子さん
07/09/05 00:00:03
南アルプス市までいけばむしろ笑えるが
伊豆の国市 四国中央市 西東京市 あたりは余りにも酷いな
169:無名草子さん
07/09/05 00:18:47
東大阪市……
170:無名草子さん
07/09/05 12:39:06
箱根の坂 三浦半島~出陣
伊豆を追われた足利茶々丸は、三浦氏を頼った。早雲は、山内上杉氏が茶々丸を擁立
して伊豆奪回を目論むことをおそれ、茶々丸の首を狙う(形式上は、山内上杉が伊豆国守護)。
早雲は、扇谷定正と大森氏頼を味方につけ、三浦討伐に向う。
当時、山内上杉と扇谷上杉の抗争は、16年にも及んでいた。
山内顕定 ― 三浦氏
扇谷定正 ― 大森氏
折りしも、三浦氏に内紛が生じる。養父三浦時高が、養子義同(よしあつ・扇谷上杉出身)の
排除を画策。義同は母の実家大森氏の領地小田原に逃亡。
三浦義同(道寸)を先鋒とする討伐軍が、時高の篭る新井城を落す。茶々丸自刃。
171:無名草子さん
07/09/05 13:16:28
脇役の小物ぶりを表すエピソードは、いろいろ工夫している。
扇谷定正 まとわりつく蚊を、山内顕定にみたて、執拗に叩き落そうとする。
三浦時高 養子が家臣に人気が高いことに嫉妬。
三浦義同 学問を誇り、自分が目の前にいる相手より上にあることを確かめないと気がすまない。
大森氏頼 ボケ。気配りに欠ける。興国寺城の城主の名すら覚えていない。
大森藤頼 烏賊が座っているような感じ。
足利政知 早雲を地下人扱い。将軍連枝としてのプライドのみ高い。
足利茶々丸 狂人。実父、義母、義弟ばかりか、諫言する家臣をも誅殺する。
172:無名草子さん
07/09/05 16:25:34
(これは、政治ではない)
早雲は、おもった。
小泉政権前期までの政治は、政治は行政をコントロールして世を直すという主題があって、
それらは口頭で相手を説得しがたいものであるために、改革という決定的な方法を用いざる
をえなかった。
(それが改革だ)
と、早雲はおもうのだが、安倍の世にはそういう主題がなにもない。閣僚から陣笠にいたるまで
政治とカネの問題にふりまわされているだけのことで、誰が辞任しても一国一天下に何の変化
ももたらさないのである。
(これが、安倍の世なのだが、いつまでつづくことか)
と、早雲は考える。
安倍は、世を観望しているのではない。
かれは、世を変えようとしていた。戦後レジームという見えざる敵と闘っていた。きょうも安倍の
パンチが虚空を彷徨っていた。
173:無名草子さん
07/09/05 18:33:55
箱根の坂 秋の涯
高見原の戦(扇谷上杉と山内上杉の戦)。早雲は扇谷軍として従軍。
戦国時代の扉を開いた一代の梟雄のイメージでのみ早雲を捉えると、
足利成氏や扇谷定正に拝跪する早雲には、違和感があるだろうな。
将軍家の執事伊勢家の末流として捉えれば、自然かなと思う。
この小説の中では、早雲自身は、伊勢家の出であることを表には出さない。
しかし、足利成氏が伊勢家の者に会いたいというあたりに、早雲のポジション
がどういうものであったかが窺える。
最新の研究成果と、民衆が抱く早雲のイメージを、上手く調和させている。
174:無名草子さん
07/09/05 19:39:36
秋の涯の冒頭に出てくる武蔵野の情景、すっかりなくなってしまいましたね。
175:無名草子さん
07/09/05 23:01:39
>>1
おいチン者ども、
赤ちゃん
↓
(世界をつくりだす)
↓
少年
↓
(自分の世界をつくりだす)
↓
青年
↓
(ひとの世界もつくりだす)
↓
大人
↓
(ひとびとの世界で)
176:名無し募集中。。。
07/09/06 08:34:09
尻啖え孫市って映画化されてたんですね…
177:無名草子さん
07/09/06 12:07:06
箱根の坂 高見原
太田道灌の評価は高い。応仁の乱で活躍した足軽を、部隊に編成して集団戦法を考案した
最初の武将が、道灌ということになっている。
その道灌を上意討ちした上杉定正は、嫌な男として登場するかと思っていたのだが、意外に
扱いが良い。高見原の戦いで、早雲の寄親となるので、仕方ないか。
勇猛な武将として描かれている。当然のことだが、「南総里見八犬伝」の定正とは、ずいぶん違う。
高見原の戦で、上杉顕定の本陣に突入する寸前、馬が脚を折り、落馬したところを、敵に討たれた。
178:無名草子さん
07/09/06 17:00:35
箱根の坂 三島明神~箱根別当
小田原大森氏攻略を前に、三島明神に参篭する早雲。
頼朝が山木判官を急襲する前に、同社に参篭した故事に倣った。
能「春栄」を奉納する早雲。春栄役が荒河又次ではなく、荒木兵庫なのは何ゆえ?
早雲の小田原攻略の下準備は着々と進む。修禅寺住持隆渓(早雲のおじ)、
箱根別当海実(大森氏頼の実弟)が、西相模の国人の引き込みに、一役。
松田庄の松田左馬助らを寄子にする。
そんな折、甲州武田(当主は信縄)が駿河の辺境を侵す。
今川氏親の触れにより、早雲は籠坂峠に兵を出す。
179:無名草子さん
07/09/06 18:56:08
箱根の坂 坂を越ゆ
「伊豆の人数が、相模の山々で鹿を逐ってもよろしいということでござるな?」
海実は、念を押した。
「安き事」
藤頼は、くりかえした。藤頼の武運が尽きたといっていい。
180:無名草子さん
07/09/06 20:41:35
>>176
え、マジ?なんて漫画?
181:無名草子さん
07/09/06 22:24:19
パンツの穴
182:無名草子さん
07/09/06 22:38:56
桃尻娘
183:無名草子さん
07/09/07 11:14:33
箱根の坂 早雲庵
小田原奪取後も、早雲は24年生きる。三浦道寸を滅ぼすのに17年かかっている。
―以上
184:無名草子さん
07/09/07 13:35:22
幕末~明治時代までの作品を全部教えてください。
185:尻啖え孫市
07/09/07 14:25:46
尻啖え孫市 赤羽織
「見えるぞ、見えるぞ」
といいながら歩いてゆく。
見える、というのは、女子高生のパンツのことだ。スカートが短いので、照明がゆきとどき、
手鏡を差し出すだけで、その奥までが、はっきりと見えるのだ。
「見えるぞ、見えるぞ」
と、赤羽織は、一人々々のパンツをのぞきながら、無邪気な笑い声を残してゆく。それが
まったく、この世に生きているのが楽しくてたまらぬという無垢無邪気な様子だから、
誰ひとりとして、彼が高名な経済学者であるとは気づかなかったのだ。
186:無名草子さん
07/09/08 02:33:32
>>184
全部って・・・
187:無名草子さん
07/09/08 05:54:58
wikipediaの作品一覧みてください><
188:無名草子さん
07/09/08 10:13:33
最近このスレ見づれえ
189:韃靼疾風録
07/09/08 12:11:29
韃靼疾風録 平戸
林庄助 田原道喜 松浦鎮信
この作品は、最後の小説。
この作品中の松浦鎮信は、フィクションには頻出する君子キャラ。少年時代
の主人公に絶大な影響を与えたのは、外祖父田原道喜であるが、その道喜
が尊敬していた人物が松浦鎮信。フィクション部分に登場する鎮信は、いかに
もといった感じの君子なのだが、次の章の史談の中に登場したときは、隠れ
キリシタンに対する大弾圧をやっている(これは鎮信ではなかったが、松浦家
では、ポルトガル人のパードレを生きたまま焼くという凄まじい処刑方法を
使っている)。時代小説である限り、君子キャラは外せないのだが、実際には
一生君子でありえた人物などいるはずがない。そろそろフィクション書くのは
やめようかな、と思ったのかもしれない。
190:無名草子さん
07/09/08 12:47:49
韃靼疾風録 度島ふしぎ~老財神
桂庄助 福良弥左衛門 アビア 湯牟田惣平 李詮孔 丁二 陳四
余談で出てくる加藤清正のオランカイ討伐の話や、張居正の善政、万暦帝の暴政の話が、
フィクション部分を圧倒しているんだよな。
福良弥左衛門と李詮孔は魅力的なんだが、現役の倭寇ではないから、昔話しかしないし、
庄助とアビアは、この時点では、何者かわからない。
191:無名草子さん
07/09/08 14:19:06
>>190
アビアは美少女っぽいが、「胡種だ。女は、自分の尿で顔を洗う」という李詮孔の台詞で、一気に褪めた。
192:無名草子さん
07/09/08 14:22:48
韃靼疾風録 だったん公主
桂庄助 福良弥左衛門 宗善 峰丹後 松浦隆信(宗陽) アビア
冒険活劇になってきたな。いまならイラクへたった一人で出かけるようなものか?
わくわくしてきた。
193:無名草子さん
07/09/08 16:22:13
>>191
アビアが自分で「おしっこで顔を洗っている」と言ったのには、萌えた。
194:無名草子さん
07/09/08 16:25:41
韃靼疾風録 船出
桂庄助 福良弥左衛門 アビア 穎川要蔵 峰丹後 李詮孔
余談でヌルハチが語られる。
漁師の刳舟で明国まで渡海するつもりでいた庄助だが、生月島に練習航海をしてみると、そこに……。
しかし、アビアが日本語を覚える速さには驚いたが、「ヌルハチは日本でいうと権現様のようなもの」
と庄助に説明したのは、信じられなかった。
195:無名草子さん
07/09/08 18:46:39
この小説は面白いんだけど、庄助とアビアを、司馬さんと須田さんに置き換えると、「街道を行く」になるんだよね。
196:無名草子さん
07/09/08 19:32:49
宋末、洞庭湖に、鎮江王爺という湖賊の大頭目がいたらしい。岳飛に追い詰められて湖水に身を投じて死んだ。
死後、彼は海難避けの神になって、船舶に肖像が飾られたという。
これって本当の話?
197:無名草子さん
07/09/08 19:40:48
鎮江王爺は、神の名としては、それらしいが、「実在した人名」というところは、あやしいね。
実名や綽名は他にあって、死後に付けられた神名が、鎮江王爺なんだろう。
ちなみに、鎮江王爺で検索したが、ヒットしなかった。
岳飛の名を出しているから、一瞬実話かなと思ったが、100%司馬さんの創作かもしれない。
198:無名草子さん
07/09/08 19:53:50
楊幺(?~1135)という人物が、似ている気がする。
鼎州龍陽の人。紹興三年(1133)夏、大聖天王を称し、鍾相の末子の鍾儀を太子として、二十数万人を集めた。
洞庭湖一帯に寨を結んで拠り、陸に耕し水上で戦い、宋軍の討伐を阻み続けた。
同五年(1135)六月、部下の黄佐・楊欽に裏切られ、岳飛軍に敗れて捕らえられ、殺された。
199:無名草子さん
07/09/09 15:28:46
鎮江王爺はググれば出てくるやん。
中国のサイトばかりだが。
200:無名草子さん
07/09/09 17:17:51
韃靼疾風録 北航~皮島
桂庄助 ラオタア 峰丹後 李詮孔 馬大全 虎骨酒 アビア 丁二
李成梁(李如松の父)の死(1615年)の翌年、ヌルハチは汗を称する。
サルフの会戦(1619年)に大勝したヌルハチは、遼河以東を支配する。
サルフの会戦には、李朝も1万の援軍を、明軍に送っていた。
当時の王は、第15代光海君である。サルフの敗戦の主因は、女真騎馬隊の
圧倒的な強さにあったが、朝鮮軍が独断で女真に降伏したことも大きい。
朝鮮の将姜弘立と金景瑞は、明の目付喬一琦を捕らえヌルハチに差し出そうとしたが、
事前に気配を察知した喬一琦は、みずから首をくくって死んだ。
明軍の部将毛文竜は、鴨緑江河口沖合いの皮島に逃げ、女真軍と対峙していた。
庄助の乗った船は、毛文竜都督配下の艨艟に拿捕されてしまう。
201:無名草子さん
07/09/09 17:38:57
韃靼疾風録 渦~天祥先生
桂庄助 アビア ラオタア 毛文竜 石伏魚(石徳林) 天祥先生
降伏後、朝鮮の副将金景瑞は、ヌルハチ暗殺を企てる。しかし露見して処刑される。
金景瑞の配下には、降倭100人もいた。ともに処刑された。
202:無名草子さん
07/09/10 11:59:32
韃靼疾風録 波の彼方~満韃子の地
桂庄助 楊武済 沈倫承 アビア 毛文竜 石伏魚 銭一官 老麻子
皮島を離れて、やっと満韃子の地を踏む。
日本、朝鮮、漢人、女真の四つの民族の文化の違いが語られる。
天祥先生、沈倫承は、いずれも朝鮮人。
朝鮮に政変が起きる。
203:無名草子さん
07/09/10 12:00:05
韃靼疾風録 大汗の都へ~瀋陽へ~寧遠城
桂庄助 アビア 石伏魚 老麻子 バートラ
ヌルハチは、七万の軍勢で、名将袁崇煥の守備する寧遠城を攻める。
明の降将李永芳に特殊な工兵部隊を指揮させ、万全の攻城作戦だったはずだが、
守将袁崇煥の作戦はヌルハチを上回っていた。
ポルトガル製の巨砲11門が女真軍を破砕する。
この戦で負傷したヌルハチは、間もなく崩御した。
204:無名草子さん
07/09/10 15:06:51
韃靼疾風録 大汗の死
桂庄助 バートラ アバハイ ドルゴン(睿親王) 石伏魚 老麻子 ヌルハチ ダイシャン マングルタイ ホンタイジ アビア
女真族には、長子相続の制度が確立していなかった。
清河城で静養していたヌルハチは、瀋陽に戻る舟中で死ぬ。
四人の息子を呼んだヌルハチの遺言は、大夫人アバハイ(ドルゴンの母)への賜死のみであった。
205:無名草子さん
07/09/10 16:38:21
韃靼疾風録 瀋陽城~大汗ホンタイジ
桂庄助 石伏魚 バートラ アビア ダイシャン ホンタイジ
ヌルハチに関しては、庄助が瀋陽に到着して間もなく死亡しているため、伝聞でしか登場しない。
ホンタイジも同様だろうと思っていたら、台詞つきで登場した。
この時期、政変により親明派が政権をとった朝鮮を、女真が攻めた。もちろん女真が圧勝。
朝鮮の政変では、毛文竜(明の都督)に兵糧を送りつづけていた朝鮮の官僚も殺された。
兵糧が底を尽きそうな毛文竜は、ずいぶん焦っていた(「波の彼方」参照)。
くどいようだが、政変によって政権をとったのは、親明派であった。
206:無名草子さん
07/09/10 17:07:42
まだヌルハチが生きていた頃、モンゴルの地に長雨が続き、モンゴル人が食糧難に陥った。
(家畜の餌にする草を夏の間に刈り取るが、秋に長雨が続くと、その草の堆が腐る)
多数のモンゴル人が飢えて、遼東に流れてきた。
当時、明の遼東総督であった袁応泰は、「飢えに明・虜の区別はない」といって、モンゴルの
流民に、食糧を与えた。
しかし、モンゴル人は、袁応泰の施しを恩に感ずることはなかった。
ヌルハチが瀋陽城を攻めたとき、内応して城門を開いたのは、施しを受けたモンゴル人であった。
この戦いでは、明の兵卒7万が戦死したと伝えられる。
後世、日本の相撲界においても、「モンゴル人にちゃんこを施すな。ヌルハチ真綿が首を絞める」が合言葉となった。
207:無名草子さん
07/09/10 19:28:41
韃靼疾風録 澡塘子
桂庄助 儒生 鹿茸先生 楊一山 楊大寿
平戸を旅立って3年が過ぎた。庄助は、福良弥左衛門に再会すべく、澡塘子へ向う。
旅の途中で、庄助の話相手になる明人・朝鮮人が多数登場する。はじめのうちは名前・綽名があったが、
とうとう「儒生」「商人」になってしまった。話の内容は、明の皇帝の崩御。
熹宗(天啓帝)が死んで、毅宗(崇禎帝)の世になる。毅宗は、東林党を弾圧した宦官魏忠賢を処断し
(処断を懼れ自害)、その与党を全員を追放した。
208:無名草子さん
07/09/11 10:37:48
韃靼疾風録 戦塵~さらに北
桂庄助 楊一山 梅無得(梅五望) アビア ホンタイジ 李覚 リンダンハン バートラ
袁崇煥が、毛文竜を殺す。
女真は、寧遠城の袁崇煥に苦戦し、山海関を破れない。
ホンタイジは、非漢人を糾合して、明を包囲する作戦をとる。
まずは、モンゴル。
209:無名草子さん
07/09/11 11:26:13
あらすじ書いていく香具師、
いい加減ウザいから日記帳に書いていただけますか?
そんなことしなくても司馬スレはちゃんと機能してますんで。
210:無名草子さん
07/09/11 14:33:48
韃靼疾風録 オラハ~勝敗の闇
桂庄助 アビア ホンタイジ バートラ ロハダラック 田原道喜 石伏魚
ホンタイジの迂回作戦に乗せられ、袁崇煥は寧遠城を捨て北京へ。
庄助は、石伏魚とともに、女真軍の迂回作戦に従軍。
庄助のもうひとり従者老麻子は、李自成の乱に身を投ずる。
211:無名草子さん
07/09/11 14:34:28
韃靼疾風録 水門を狙う
桂庄助 バートラ ホンタイジ フルゴトタイ トシェトゴーフ トミクンホルタイル ヌムン
長城の破れ目、竜井関へ
212:無名草子さん
07/09/11 15:05:41
>>209
単なる嫌がらせだから、相手にしたら調子に乗るだけ。
213:無名草子さん
07/09/11 17:04:52
北斗の人は、面白いですか?
214:無名草子さん
07/09/11 17:05:57
韃靼疾風録 北京城を囲む
桂庄助 袁崇煥 石伏魚 毅宗 徐光啓 ホンタイジ 高鴻中
袁崇煥、毅宗により磔刑に処せられる。実はホンタイジの細工。
215:無名草子さん
07/09/11 17:36:12
袁崇煥の評価は、この作品においても、きわめて高い。悲劇の名将。
長城迂回作戦までは、ホンタイジも名将だったが(日本人である庄助には理解
しにくいようであったが)、袁崇煥謀叛の虚言を流す陰謀をホンタイジが直接やった
ように描かれていて、ちょっと萎えた。
〔豆知識〕 Geometryを「幾何」と訳したのは、徐光啓。マテオ・リッチに教わった。
216:無名草子さん
07/09/11 18:25:44
>>213
「北斗の人」は、もう少し待て。
国盗り物語
アメリカ素描
ロシアについて
春灯雑記
◎北斗の人
宮本武蔵 他剣豪もの短篇
草原の記
「明治」という国家 他
俄
街道をゆく
関ヶ原
豊臣家の人々
街道をゆく
十一番目の志士
風の武士
街道をゆく
新史太閤記
街道をゆく
夏草の賦
戦雲の夢
・
・
・
の予定
217:無名草子さん
07/09/12 12:05:15
韃靼疾風録 国の鎖し
桂庄助 アビア バートラ シュアラー ムドリー 福良弥左衛門
庄助とアビアの身上に、数々の運命の変転が訪れる。いろいろ工夫されていて面白い。
江戸幕府による鎖国は、超ド級の運命の変転。
218:無名草子さん
07/09/12 12:09:00
韃靼疾風録 清朝の出現
桂庄助 康安敦 ホンタイジ バートラ
光海君廃位のクーデターの詳細が語られる。毛文竜との関連で混乱していた部分を、
ここでスッキリさせている(>>205参照)。
「波の彼方」では、クーデターによって、毛文竜に兵糧支援をしていた朝鮮官僚が排除
されたと書かれていたが、誤り。排除されたのは、新女真派の官僚である。新たに第16代の
王になった仁祖(綾陽君)を支持したグループは、親明派。女真とは和を断ち、毛文竜
を支援したことが、ここで明確にされる。
219:無名草子さん
07/09/12 12:09:52
韃靼疾風録 清帝崩ず
桂庄助 ホンタイジ アビア ダイシャン モング
ホンタイジが後継者についての遺言を残さないまま崩御した。
ヌルハチが遺言執行者とした四人の息子のうち、すでに二兄アミンと三兄マングルタイは
粛清されていた。ホンタイジの実子は幼童にすぎない(庶子に成人はいたが)。
220:無名草子さん
07/09/12 12:10:56
韃靼疾風録 睿親王
桂庄助 アビア ダイシャン(礼親王) ドルゴン(睿親王) ホンタイジ ホーゲ(粛親王) フーリン ジルガラン(鄭親王)
太宗ホンタイジの第二子フーリンが次の皇帝となり、ドルゴンとジルガランが摂政となる体制が整う。
221:無名草子さん
07/09/12 12:44:26
>>218
>毛文竜に兵糧支援をしていた朝鮮官僚が排除されたと書かれていたが、誤り。
明確に誤りかどうかは、わからないだろう。
光海君の頃は、首鼠両端の計を用い、どっちつかずだった。毛文竜に兵糧支援していた官僚が
いたっておかしくない。
綾陽君政権になって、女真との断交を決断し、一度途絶えていた毛文竜への兵糧支援を、再開したと
考えればいいじゃないか?
222:無名草子さん
07/09/12 12:47:28
昇さんや秋山兄弟の存在感の薄いこと
書いているうちにそうなっちゃったんだろうな
でも、ドラマ化、どうすんだろ
223:無名草子さん
07/09/13 11:35:04
韃靼疾風録 人質
桂庄助 ドルゴン アビア
庄助は女真の間諜になり、蘇州の様子を探ることになる。
224:無名草子さん
07/09/13 11:35:35
韃靼疾風録 鄭成功
桂庄助 鄭芝竜 鄭森(鄭成功) 銭謙益 李自成 張献忠
舟山島で、鄭森(のちの鄭成功)に会う。
225:無名草子さん
07/09/13 15:42:56
韃靼疾風録 蘇州夜雨
桂庄助 袋子 呉三桂 洪承疇 祖大寿 呉襄 夏承徳
薊遼総督/洪承疇 →松山城に逃れる →副将夏承徳が女真軍に内応 →洪承疇、捕虜となる →女真の将になる
錦州城総兵/祖大寿 →女真の将になる
寧遠城総兵/呉三桂 … 女真軍に襲われ戦わずして壊走し、寧遠城に篭る。
明の毅宗10年10月、洪承疇、賊魁李自成と潼関付近で戦い、大いにこれを破る。
その洪承疇、女真との戦いでは、5万3783名の明兵を戦死させる大敗北。
なお、女真軍は、戦死者0、軽傷者8名。
事実なんだろうか?乾隆帝が、史書を改竄したのではあるまいか?
226:無名草子さん
07/09/13 16:14:07
>>222
政府首脳や軍首脳について詳しく書き始めた頃から、存在感が希薄になるね。
ピョートル大帝のような、とっくの昔に死んだ人のことまで、詳しく書くから、なおさら。
全長1m程度のミニチュアをプールに浮かべて日本海海戦をやるんじゃないかと心配している。
227:無名草子さん
07/09/13 18:33:01
韃靼疾風録 福良
桂庄助 袋子 陳円円 毅宗 田貴妃 周皇后 周嘉定 李自成 燕粧 姚雷山 張献忠
李自成と張献忠の名前は、これまでも何度か登場したが、ここで少し詳しく語られる。
庄助の蘇州への旅は、ここで終るが、結局、福良弥左衛門には会えない。
陳円円という妓女とともに、北京へ行っていた。陳円円は、北京で後宮に入る。
弥左衛門が謎めいた人物になり、話は大きく膨らんできた。
もっとも明の朝廷は、内乱外患により、萎んできているのだが。
228:無名草子さん
07/09/13 18:35:43
>>225
袁崇煥と洪承疇の違い:大砲を有効に使ったかどうか
229:無名草子さん
07/09/13 18:44:27
えんえんと荒筋を書いてる人、自分のブログか日記帳で書いてはどうでしょうか?
230:無名草子さん
07/09/13 19:03:02
>>227
台詞のある登場人物の中で、名前が与えられていない者は、
「老人1」「老人2」とか、「船頭1」「船頭2」のような役名を振ってほしいでつ。
それと余談のような客観的な叙述の中に登場する人名であっても、
物語の進行に直接影響を及ぼす人物は、名前を挙げてください。おながいしまつ(´・ω・`)
231:無名草子さん
07/09/13 19:34:44
「箱根の坂」読み終えた。面白かった。
232:無名草子さん
07/09/13 21:29:48
>>229
それがねえ、書き込むけど人のレスには反応しないから始末に悪い
あぼーんしようにも、共通のキーがない
233:無名草子さん
07/09/14 11:39:02
韃靼疾風録 睿親王の部屋
桂庄助 バートラ 睿親王 毅帝 アビア
李自成、長安で即位。順朝を建てる。
234:無名草子さん
07/09/14 11:40:05
あらすじ書きの人キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
235:無名草子さん
07/09/14 11:40:39
韃靼疾風録 北京の妖怪たち
桂庄助 睿親王 毅帝 劉淑女 バートラ ムドリー アビア アシュラー 李自成
張献忠 李建泰 呉三桂 唐通 杜勲 曹化淳
呉三桂は、清軍に備え、寧遠城を空にして山海関の関内を守備する。
北京城内の部隊のほとんども、呉三桂の指揮下に入った。
ところが、李自成軍が、居庸関に迫る。
北京を守備する軍はない。
居庸関の守将唐通は、一戦も交えることなく、李自成軍に降伏。
唐通軍を監督するため勅使として送った宦官杜勲は、あろうことか李自成軍の使者として、
紫禁城に戻ってきた。杜勲は、配下の宦官曹化淳に、李自成軍が城外に来たら、
城門を開けよ、と命じた。
美しい国 明
236:無名草子さん
07/09/14 11:41:15
まだ続けるのか( ゚Д゚)y―┛~~
237:無名草子さん
07/09/14 11:44:09
KY
もうやめろ
238:無名草子さん
07/09/14 11:46:44
>>232
レスの初めにタイトルを書いているから、「韃靼疾風録」をNGワードにすれば、見なくて済むじゃまいか。
239:無名草子さん
07/09/14 11:47:35
>>238
他のまともなレスまで見れなくなるだろ
240:無名草子さん
07/09/14 12:23:32
とんでもない奴が出てきたな
241:無名草子さん
07/09/14 13:26:39
>>235
明王朝の最後に比べると、徳川幕府の最後は、まだ美しいな。
明の廷臣たちは、李自成が入城すると、毅宗の悪口を散々言って命乞いをする。
あまりの醜さに、李自成もぶちきれて、命乞いをした連中を皆殺しにする。
最低だな。
王朝交替劇が、項羽と劉邦の時代と、まったく変化がないという停滞ぶりは、
爆笑もんだ。
242:無名草子さん
07/09/14 13:28:33
>>239-240
まてまて3年ぐらい辛抱すれば終るから。
小泉・安倍改革を7年も辛抱したおまいらなら、辛抱できるはずだ。
243:無名草子さん
07/09/14 14:10:28
韃靼疾風録 明帝自殺
桂庄助 毅宗 周皇后 周奎(嘉定伯) 李自成 長平公主 王承恩 李巖 劉宗敏
朱純臣 陳演 魏藻徳 呉三桂 呉襄
清軍は、無人の寧遠城を通り過ぎた。ヌルハチもホンタイジも抜けなかったこの要塞は、
李自成の北京入場によって、空城になってしまった。
紫禁城では、毅宗の自殺。ついに明王朝は滅びた。
命乞いをする明の廷臣を、李自成の将劉宗敏が虐殺。
そのころ、明軍最大の兵力を率いる呉三桂の元へ、勧降の使者がやってきた。
244:無名草子さん
07/09/14 14:19:44
>>242 つまんない
>>243 KY
245:無名草子さん
07/09/14 14:28:12
パーン
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´) >>243
殴っておいた。
これで大丈夫だろう。
246:無名草子さん
07/09/14 15:21:22
李自成軍が北京に乱入するあたりから、「項羽と劉邦」のような書き方になってきた。
李自成や呉三桂のような史実キャラの主観も書かれているぞ。
史実キャラの扱いは、
庄助と他のオリキャラとの会話、ないし司馬余談による客観描写
↓
小説に登場し、庄助と会話はするが、主観までは書かず
↓
庄助は登場せず、史実キャラどうしで会話
むかし庄助の従者をしていた石伏魚や老麻子は、まったく出なくなったなw
老麻子は、李自成軍にいるはずなんだが、庄助と再会しないのだろうか?
247:無名草子さん
07/09/14 15:21:55
韃靼疾風録 使者唐通
李自成 侯恂 梁兆陽 呉三桂 唐通
使者唐通が呉三桂の陣を訪ねた。呉襄は、唐通に、莫大な銀を託した。
その銀を見たとたんに、呉三桂は、李自成につくと言ったが…
248:無名草子さん
07/09/14 17:21:37
>>243
日本の幕末にも、暗黒の歴史はあるけどな。
中国ほどには、残虐ではない。なにしろ、人肉を焼いて喰うから。
249:無名草子さん
07/09/14 17:24:28
韃靼疾風録 陳円円
福良弥左衛門 陳円円 周奎(嘉定伯) 毅宗 呉三桂 唐通 左良玉 黄得功 呉襄
時間は、毅宗の縊死前に遡る。毅宗の後宮に入れるため、周奎に買われた陳円円についてである。
福良弥左衛門を用心棒にして、北京まで赴いたが、陳円円は毅宗に気に入られず、周奎邸にいた。
その後、呉三桂にみそめられ、第二夫人となる。その縁で、福良も、寧遠城で起居するようになる。
250:無名草子さん
07/09/14 17:30:02
前スレからずっとこうだからな。
そろそろ対策を考えるべきだろう。
最悪、隔離するしかない。
251:無名草子さん
07/09/14 17:32:02
いつも、新着スレがあると思って楽しみに覗くと
これだから、ガッカリしている。隔離したい
252:無名草子さん
07/09/14 18:29:23
人の批判われ関せずだからなあ
何を思ってあらすじ書き続けてるんだろう
253:無名草子さん
07/09/14 18:57:51
知人も友人もない引篭もりが自己主張しているだけだろ。
詳しく知らないが、ID非表示板の荒らし報告は意味あるのかな?
254:無名草子さん
07/09/14 19:04:38
>>248
中国には、劉宗敏のような強烈な糞虫が出てくるね。
255:無名草子さん
07/09/14 19:05:19
韃靼疾風録 密使東へ
呉三桂 李自成 楊坤 郭雲竜 陳円円 劉宗敏 李巖 呉偉業 張溥
「山海関の門を開けろ。―」
このひと声が、歴史を変えた。
冠ヲ衝イテ一怒スルハ紅顔ノ為ナリ
256:無名草子さん
07/09/14 19:07:02
関ヶ原を読んだ。
左近ってあんなエロい人だったの?w
司馬さんの趣味?
257:無名草子さん
07/09/14 19:08:36
「十一番目の志士」って面白いですか?
258:無名草子さん
07/09/14 19:10:01
>>256
島左近は、好意的に書かれている。そういうキャラは、少しだけエロい。
259:無名草子さん
07/09/14 19:24:27
関ヶ原の左近は、原哲夫の漫画の左近とダブるね
あっちが影響受けてるんだろうけど
260:無名草子さん
07/09/14 19:30:50
>>257
他の幕末ものが好きで、かつ架空の世界に浸って楽しめるなら読んでみよう。
>>259
原哲夫の漫画はなんと言うか超人すぎw
261:無名草子さん
07/09/14 19:33:44
>>257
俺途中やけど、おもろいで~
262:無名草子さん
07/09/14 21:43:23
>>259
文芸者・隆慶一郎>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>売文屋siva
263:無名草子さん
07/09/15 18:27:49
近所にある酒蔵「白牡丹」の経営者は島左近の子孫だそうだ。
264:無名草子さん
07/09/15 19:12:59
韃靼疾風録 使者往還
睿親王 桂庄助 希福(ホショーリ) バートラ 洪承疇 祖大寿 楊坤 郭雲竜 呉三桂
呉三桂と睿親王の書簡の往復。とても面白い。
バートラは、この作品のなかで、いちばん好きなキャラだ。
初期の作品の発表当時は、松波庄九郎や葛篭重蔵のような、何をやらせても一流なんだが、
性格に偏りのあるキャラが好まれた。
この作品発表の頃は、性格の爽やかなキャラが好まれているみたいだ。バートラは戦士としては
優秀だが、何でもできるスーパーヒーローではない。ただし、男ならこうありたいと思うような好ましい人物。
265:無名草子さん
07/09/15 19:15:37
>>259
吉本新喜劇の人、漫画も描くの?
266:無名草子さん
07/09/15 19:16:11
韃靼疾風録 大会戦
桂庄助 バートラ 李自成 呉三桂 睿親王 福良弥左衛門
戦闘シーンの描写は、迫力がある。とくに女真騎馬隊の強さには、圧倒される。
余談に、「丹前」の語源の話題があった。
寛永年間、堀丹後守屋敷の前に、風呂屋が多くできた(売春もする。今日のソープランドのようなもの)。
この風俗営業のことを、「丹」後守屋敷の「前」ということから、丹前と呼んだ。
旅館で提供する丹前の意味になるまでには、多少の紆余曲折があるのだが、もとはソープランドという意味。
267:無名草子さん
07/09/15 20:49:51
うぜえ
268:無名草子さん
07/09/16 00:11:52
まじで消えろ
269:無名草子さん
07/09/16 13:25:21
韃靼疾風録 北京入城
牛金星 李巖 李自成 高桂英 睿親王 呉三桂 桂庄助
睿親王の北京入城と李自成の末路
270:無名草子さん
07/09/16 13:26:51
またおまえか。消えろ。
271:無名草子さん
07/09/16 13:27:25
なんだ、またか
来て損した
272:無名草子さん
07/09/16 13:45:02
>>271
レスつけれて気晴らしになったろw
273:無名草子さん
07/09/16 13:49:50
韃靼疾風録
274:無名草子さん
07/09/16 16:13:52
韃靼疾風録 北京悪月
桂庄助 睿親王 マルティーノ・マルティーニ 石伏魚 福良弥左衛門 陳円円
鎖国した日本へ帰る決意をする庄助。睿親王に別れを告げる。
275:無名草子さん
07/09/16 16:14:52
韃靼疾風録 三千世界
桂庄助(李一官) アビア 穎川官兵衛 峰丹後 鹿邑太郎左衛門(シュアラー) 石伏魚(林蔵) 隠元
十年経った。庄助は、長崎で唐通事をしている。
276:無名草子さん
07/09/16 17:31:55
あらすじの人が飽きるまでスレが機能しづらいね
277:無名草子さん
07/09/16 17:33:45
韃靼疾風録
278:無名草子さん
07/09/16 18:27:04
ひさしぶりにきてみたら荒れてるな
279:無名草子さん
07/09/16 19:18:39
韃靼糞尿録
280:無名草子さん
07/09/16 20:34:26
なんだこのスレ
281:無名草子さん
07/09/16 22:38:49
がっはっは
俺あぼーんに成功せり
282:あぼーん
07/09/16 23:59:21
あぼーん
283:無名草子さん
07/09/17 12:56:43
対談集、「日本人と日本文化」読み終わりました。
内容的には楽しめたけど、いまいち乗りきれなかった。
中央公論の編集能力が原因なのか?
なんとかしてくれ! 中央公論。
284:国盗り物語
07/09/17 13:15:20
国盗り物語 開運の夜 ~ 奈良屋のお万阿
松波庄九郎 赤兵衛 青烏帽子の源八 お万阿 杉丸
永正14年(1517年)/春夏悪右衛門/松波左近将監/西ノ岡/妙覚寺竜花院/荏胡麻油
御所紫宸殿/法蓮房/衣棚押子路/後土御門帝/後柏原帝(当今)/左兵衛督宿所
奈良屋又兵衛(東洞院二条)/赤気
サンデー毎日昭和38年8月11日号~41年6月12日号
主人公庄九郎は、詐欺師としか言いようのない大悪人なんだが、完璧な悪事というものは、
美しくすらある。杉丸と赤兵衛は、善悪両極端なんだが、他人に無邪気に懐いてしまう性格は、
昔よくいた日本人の典型。いま読むとオレオレ詐欺の被害者タイプにしか見えないが、これが
普通の日本人だったような気がする。半世紀も経たないうちに、変れば変るものだと思った。
285:無名草子さん
07/09/17 13:20:34
国盗り物語 運さだめ ~ 小宰相
松波庄九郎 お万阿 杉丸 赤兵衛 小宰相(綾小路中納言女)
山崎八幡宮/有年峠/若狭野/真殿/黒鉄山/数珠丸恒次二尺七寸/身延山久遠寺/尼崎本興寺
赤松氏/東播州・別所氏/姫路・小寺氏/有年備中守
神仏を自分の家来のように考えているところや、「庄九郎の哲学では、女は犯されるために存在する」と
いうところは、新鮮だったな。乱世でなければ、犯罪者にしかなれなかっただろう。
全体にとても明るいタッチで描かれているから、嫌味なところはない。
286:無名草子さん
07/09/17 15:24:29
国盗り物語 京へ帰る ~ 淫楽
松波庄九郎 赤兵衛 有年備中守 福岡肥前介 杉丸 お万阿
備前福岡/長船村/黒田如水/浦上氏/宇喜田氏/伏見/一遍宗
永正15年(1518年)/高倉通/花園左大臣廃邸/有馬温泉寺/奥之坊/御所坊/蘭若院
孝徳天皇/西国街道/有馬街道/行基/華葱窓
この作品、女性の登場人物が多いし、エロい描写も多い。
先に登場した小宰相は、15~6歳ぐらいなのだが、大人の女性の扱い。
今日の感覚と、ずいぶん差がある。
お万阿は、司馬の全作品中、もっともエロい。
他方で、10行~20行の余談がふんだんに挿入され、豆知識が増える。
備前は、播州赤松氏の家老浦上氏の勢力が強かったが、その家来宇喜田氏の勃興期でもあり、
地侍たちは、複数の触頭に帰属していたこと。備前福岡の土豪黒田氏が博多に移封されたとき、
郷里の地名に変えたこと。有馬の湯は、奈良時代に僧行基が開いたことなど。
287:無名草子さん
07/09/17 17:31:37
なぁ?あらすじや感想を貼ってる人よぉ。
俺これだけ読んで知識が有るよと誇ってるのかい?
こーいう所って自分のレスに他人が答えるから盛り上がるんじゃないの?
あんたの文章じゃ話に乗る気もおきないし・・・
逆にそれまでノッてた話が流されたりして迷惑してんだよ。
それだけ知識有るなら無視されゴミ扱いされるよりオイシイ話を振った方が良くないか?
288:無名草子さん
07/09/17 17:44:44
>>287
同意。
このスレは、司馬をあれこれ語るところだからね。
もうやめな。どうしても粗筋を延々と書きたい方よ、新しいスレをたてな
289:無名草子さん
07/09/17 18:38:58
キチガイに話しかけても無駄。
このスレが交通事故に遭ったと思って諦めよう。
290:無名草子さん
07/09/17 20:09:22
だから、あと3年の辛抱だって。
291:無名草子さん
07/09/17 21:00:09
司馬と無関係のレスでもないし、俺は別に気にならないよ
いやならあぼーんするべし
292:無名草子さん
07/09/17 21:06:37
なんだよ
韃靼終わったのか
もうあぼーんもきりがない
悔しいけど、ここ隔離スレにしないか?
293:あぼーん
07/09/17 21:07:25
あぼーん
294:無名草子さん
07/09/17 21:09:15
いやとかいう前にキモイんじゃボケ
295:おぼーん
07/09/17 21:22:37
おぼーん
296:無名草子さん
07/09/17 21:24:23
>>290
長ッ!!!!!
297:無名草子さん
07/09/17 21:27:03
司馬の作品も無限にあるわけじゃないし、
いつかは終わるだろう。
それが3年後か5年後か知らんけど。
298:無名草子さん
07/09/17 21:30:00
しかし、これこのごろは嫌がらせ目的というか、こっちが嫌がるのを見て楽しんでないか?
299:がちょーん
07/09/17 22:41:19
がちょーん
300:しょぼーん
07/09/17 23:00:42
しょぼーん
301:無名草子さん
07/09/17 23:04:12
続けたいならブログでやれよと
302:無名草子さん
07/09/17 23:24:29
なんか気持ち悪いからいやだ
303:無名草子さん
07/09/18 16:09:42
国盗り物語 有馬狐 ~ 兵法者
お万阿 松波庄九郎 杉丸 猪谷天庵
玄中記/法華経/浄土教/金星/宿曜経/仏国土/堪えがたいほどに盛りあがった胸の隆起
桑門/香取明神/飯篠長威斎/神道流/高坂弾上/青江恒次
庄九郎は、兵法者を一撃で倒す剣術の遣い手という設定である。妙覚寺で剣術を教えるはずもない。
おそるべき独学。
304:無名草子さん
07/09/18 16:46:42
赤兵衛は妙覚寺の寺男と紹介されている。単行本では、「寺男」に、「あらしこ」のルビを振っていた。
全集では、ルビが消された。
305:無名草子さん
07/09/18 17:26:21
筆者が付するルビは、単なる漢字のフリガナではない。言葉の意味を深めるために
およそ誰も使わないルビを振ることがしばしばある。
「あらしこ」は、もともと武家の中間(ちゅうげん)、小者を意味したようだが、
農家の使用人の意味で使われることもあった。
後者の用法が、江戸時代以前からあったとすれば、中間・小者=あらしこ、となる。
江戸時代のあらしこが、単に農作業をしなくなったという話にすぎない。
明治後に使われ始めたのだとすれば、武家の用語を平民が使うようになったものであろう。
筆者が少年時代、農作業を手伝っていると、近所の大人から「ええ、あらしこじゃのう」
と言われた記憶がある。当時、使用人を使ってまで行う大規模農業は、日本にはなかった。
どの農家も、家族だけで作業を行った(親類縁者で相互に手伝いをすることはあったが)。
おそらく「あらしこ」の語を使っていた大人には、戦前の大地主があらしこを使っていた頃の
記憶が残っていたのであろう。
余談がすぎた。そろそろ読者からの質問に答えなければならない。赤兵衛の紹介のところで、
寺男に付した「あらしこ」のルビを、全集では消した。武家の小者と、寺院の寺男の仕事の内容
に大きな違いがあるわけではない。筆者としては、寺男をわかりやすく説明するつもりで単行本
では「あらしこ」のルビを付した。しかし、この国から武家が消滅して久しい。今日、中間・小者を
想起できる読者は少ないだろうと考えた。むしろ「あらしこ」には、もっぱら農作業のための使用人
という語感があるとの指摘を受けた。そこで、全集においては、寺男のルビ「あらしこ」を消した
次第である。読者のご寛恕を頂きたい。
306:無名草子さん
07/09/18 18:51:10
国盗り物語 お万阿悩乱 ~ 初更の鐘
杉丸 お万阿 松波庄九郎 妙善尼
陰陽師/江口ノ里/西行/遊女妙/寂光院/姫椿/清水寺/耳だらい/華頂山/浄菩提寺
北条早雲/奈良屋庄九郎/庄九郎の男の雄偉さ
(ソープへ行くのも一国一天下に事をなさんがため)
庄九郎の情事は、あくまでも生真面目である。
「ののさまはこれじゃな」
と、ばかな念を押した。
「あっ」
とお万阿がうめいたとき、奈良屋の身代は松波庄九郎のものになっていた。
307:無名草子さん
07/09/18 20:10:03
あっそ
308:無名草子さん
07/09/18 22:20:23
削除依頼出してきた。あとは黙って待つのみ。
309:無名草子さん
07/09/19 12:43:39
国盗り物語 奈良屋の主人 ~ 奈良屋消滅
松波庄九郎 お万阿 杉丸 赤兵衛 宿河原ノこえん 松永多左衛門
永楽銭/大山崎八幡宮神人/油座/楽市・楽座/紅梅殿/竹田街道/羅生門/山崎/津田大炊
雑掌/男山/天王山/山崎屋庄九郎
中世の座の制度は、この小説で学んだ。大山崎八幡宮神人による奈良屋打ちこわし事件
から、山崎屋への朱印状の交付まで、座の制度がわかりやすく書かれている。
庄九郎による奈良屋乗っ取りの話は、ここで終わる。この後、庄九郎は美濃国を乗っ取るわけだが、
奈良屋乗っ取りのノウハウが生かされる。
310:無名草子さん
07/09/19 12:44:09
国盗り物語 歓喜天 ~ 美濃へ
北川英進 杉丸 お万阿 松波庄九郎 赤兵衛
常在寺/岐阜市立長森中学校/どこか静岡県のほうでいまでもご子孫の方がいらっしゃる
エジプトの墓泥棒/張台/コンフェイトス(金米糖)/大聖歓喜天/金剛杵/鉞斧/羂策/三叉戟
徳政/足利義稙/土岐頼遠/持明院上皇/太平記/大永元年(1521年)夏/醒ヶ井/梓/柏原
お待ちかね。美濃国盗りの話が始まります。
311:無名草子さん
07/09/19 12:44:42
国盗り物語 常在寺 ~ 金華山
日護上人(南陽房) 松波庄九郎(法蓮房) 長井利隆
濃尾平野/稲葉山/鷲林山常在寺/長井豊後守利隆/方臘:出家した年齢
土岐家/源頼光/近江・浅井氏/織田信秀/日善上人
金華山:稲葉山-二階堂行政・斎藤利永/硅岩/加納城-荒田川/美濃八千騎/長良川
鷺山:頼芸の居城/一条関白兼良の娘:長井利隆・日護上人の母
土岐氏-家老斎藤氏(滅亡同然)-家老長井氏
|
先代土岐政房:船山合戦に勝利し家督相続
|
長男・土岐政頼(現当主) vs 次男・土岐頼芸-長井利隆
312:無名草子さん
07/09/19 14:13:21
土岐氏の歴史概略
1摂津源氏の源頼光の子・頼国の子孫が美濃国土岐郡に土着して土岐氏を称した。
2鎌倉時代、土岐光衝が、鎌倉幕府の成立にともない頼朝の御家人になった。
3南北朝時代、美濃に強い地盤を持つ土岐氏は足利将軍を支える有力な武士団となっていた。守護を継いだ頼遠は勇猛な武将でバサラ大名として有名である。
美濃守護職は頼康(頼貞の孫・頼遠の甥)が継ぎ、美濃のほか、尾張と伊勢の守護職を兼任する大大名となり、最盛期を迎えた。
4三代将軍義満以降、土岐氏の分断が図られ、美濃一国のみの守護となる。
この頃から、美濃の実権は、守護代の斎藤氏に移るー斎藤利永
5応仁の乱では、西軍ー斎藤妙椿が活躍
6文明12年(1480年)に妙椿が死去すると、斎藤利国(妙純)と斎藤利藤が争う(文明美濃の乱)。
その後は妙純と守護代の家宰石丸利光が戦った(船田合戦)ーこの頃になると、土岐氏は単なる傀儡。
7妙純が近江出兵中に戦死すると、斎藤氏は中心を失い国人たちは政房の子の頼武(この作品では政頼)と頼芸の兄弟をおのおの擁立して争い、
それに尾張の織田氏や近江の六角氏、越前の朝倉氏が介入した。斎藤氏は没落して、その家宰の長井氏が台頭した。 ←いま、ここ。
313:無名草子さん
07/09/19 15:04:35
国盗り物語 朱唇 ~ 深芳野
松波庄九郎 杉丸 赤兵衛 日護上人 長井利隆 土岐頼芸 深芳野
常在寺/布施行/加納城/忘筌亭/青蓮院流/道風/お万阿の手紙/陰し毛
土岐政頼ー川手城(岐阜市正法寺町)/鷺山城/徽宗/土岐の鷹/洞文
松波左近将監/北面の武士/此土入聖/二位の局/一元寺/有栖川/北小路堀川殿
村雲・大休寺/丹後宮津・一色左京大夫の女/かぼそいうなじ
お万阿の陰し毛。
314:無名草子さん
07/09/19 16:24:11
こいつは「粗筋厨」とでも呼んでいいのか?
315:無名草子さん
07/09/19 16:34:06
国盗り物語 西村勘九郎 ~ 京の夢
深芳野 西村勘九郎(庄九郎) 日護上人 土岐頼芸 長井利隆 杉丸 赤兵衛 お万阿
無聊/放下僧/西村三郎左衛門/赤糟毛/琵琶股/鷺山城/曲舞/敦盛/吉野天人/念持堂
大永2年(1522年)春/栗田山/蹴上の坂/小督局/仲国/蒸し風呂
庄九郎は、「将来」というものへの強烈な信者である。庄九郎は、「将来」というかがやかしい光体に
むかって近づく。祈るようにして近づく。庄九郎が信じている神があるとすれば、それしかない。
さすが高度成長期だ。このポジティブ感は、この時代を象徴する精神だな。
316:無名草子さん
07/09/19 17:01:35
粗筋厨は、書き込むとき、好きな名前を書き込んでくれ
そうすればあぼーんできるから頼むよ・・・
317:無名草子さん
07/09/19 18:34:29
国盗り物語 お万阿問答 ~ 槍術「一文銭」 ~ 槍、槍
西村勘九郎 お万阿 杉丸 赤兵衛 大内無辺 土岐頼芸
真如/済度/華厳経/二条室町の辻/奈良興福寺宝蔵院/覚禅房胤栄/宝蔵院流
出羽羽黒修験者/羽後横手/秋田氏/戸村十太夫/雄物川/無辺流/加茂川/三条河原
中条流/神道流/鹿島神流/粟田口/逢坂山/大津/程君房の墨
時代小説といえばチャンバラ小説のことだったからな。司馬の初期作品には、チャンバラ頻出。
この章には、日本槍術開創・大内無辺が登場。その無辺を庄九郎が討ち取る。
なお、宝蔵院流が開かれるのは、これより一世代後のことである(司馬が作中で言っている)。
318:無名草子さん
07/09/19 18:35:51
>>316
申し訳ない。それだけは、できない。
319:無名草子さん
07/09/19 18:55:37
「お万阿問答」で、京に帰った庄九郎は、大山崎八幡宮の「宮司」にあいさつに出向いています。
松永多左衛門は雑掌だから、宮司とは、津田大炊のことと理解しておいていいのですか?
「槍、槍」で、美濃に帰った庄九郎は、長井利隆、土岐頼芸、深芳野、その他土岐家の本家を
はじめ美濃の豪族には洩れなく京みやげを配っています。
でも、日護上人には、何もみやげを持ち帰っていません。常在寺には、前に多額の寄進をした
から、今回は、みやげなしなんですか?
320:無名草子さん
07/09/19 19:42:09
死ね
321:無名草子さん
07/09/19 21:37:20
こいつは、徹頭徹尾無視すれば止めるだろう。
誰も相手にしないことだな
322:無名草子さん
07/09/20 12:25:39
国盗り物語 水馬 ~ 林の中で
西村勘九郎 土岐頼芸 長井利隆 権助 深芳野 お国
竹に容れた槍/本巣郡軽海村:勘九郎知行地/大永6年(1526年)秋/郡上川/板取川
武儀川/津保川/占地茸/下帯が、火に温まるにつれて、ふくらみはじめている/丹後宮津家
一色太郎入道道猷:九州探題/一色左京大夫義幸:深芳野の父/舌が、深芳野の小さな舌を攻めた
一色館/吉野の葛湯
(どうだ)
と、深芳野の前に誇示している。剛毛だけではない。下帯が、火に温まるにつれて、ふくらみはじめている。
深芳野は、眼のやり場に困った。
その姿を横目で見たお国は、団扇を取り出し、庄九郎の下帯を扇ぎ始めた。するとどうだろう、ふくらみは
みるみる萎んでしまった。
「姫さま、もう大丈夫でございます」
323:無名草子さん
07/09/20 12:26:18
あらすじ書きの人キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
324:無名草子さん
07/09/20 12:26:51
国盗り物語 天沢履 ~ 虎の瞳
西村勘九郎 土岐頼芸 深芳野 長井利隆 耳次 赤兵衛
筮/太極/天沢履/船田合戦/曲直瀬良玄
「わたくしが職を辞しましたならば、これなるテロ特措法を参院で通過させて頂きたく存じまする」
「……」
と、小沢はだまった。
やがて、赤くなった。唇が濡れて、とろりと垂れている。意外であった、というよりもその望みの幼稚さ
にあきれてしまった。
「晋三」
と辞任を思いとどまらせようとした。が、晋三はぴしゃりと、
「やはり入院します」
云いおわって、視線をカメラに移した。
325:無名草子さん
07/09/20 12:31:16
全集10巻、191頁。最後の行。
深芳野が、深芝野になっているぞ。
326:無名草子さん
07/09/20 12:41:22
そのぐらいの誤字、全集にはたくさんあるぞ
327:無名草子さん
07/09/20 14:27:32
国盗り物語 深芳野を奪る ~ 川手城
西村勘九郎 深芳野 土岐頼芸 お国 赤兵衛 耳次 明智頼高 土岐政頼 長井利安
虎の襖絵/果樹の林のなかの屋敷/川手城/美濃・尾張・伊勢百数十万石/小守護様/白洲
明智九郎頼高:光秀の父
土岐家歴代守護職〔川手城主〕 頼康―康政―頼益―持益―成頼―政房―政頼
(粗筋厨はおれをきらっている)
ということは知っている。
「奸悪な男だ」
といっているらしい。
「弟の頼芸はああいう者を近づけて西村の名跡まで継がせたらしいが、わしはだまされぬ。わしのスレ
には寄せ付けぬ」
328:無名草子さん
07/09/20 17:20:18
国盗り物語 火炎剣 ~ 那那姫
西村勘九郎 明智頼高 可児権蔵 土岐政頼 長井利安 赤兵衛 耳次
土岐頼芸 長井利隆 那那(明智頼高妹) 深芳野
可児才蔵/三丁松原/赤兎/明智下野守頼高/遠山:恵那郡明智郷一帯の別称/遠山左衛門尉景元
頼芸の子種/大永7年(1527年)8月
美濃 : 不破郡 養老郡 海津郡 安八郡 羽島郡 揖斐郡 本巣郡 稲葉郡 武儀郡 郡上郡 可児郡 土岐郡 恵那郡
「那那どののそこに手をお触れでございますか」
「あははは、あたりまえよ」
よろこぶはずで、那那はまだ八歳である。
329:無名草子さん
07/09/20 17:29:27
国盗り物語 深芳野を奪る ~ 川手城
西村勘九郎 深芳野 土岐頼芸 お国 赤兵衛 耳次 明智頼高 土岐政頼 長井利安
虎の襖絵/果樹の林のなかの屋敷/川手城/美濃・尾張・伊勢百数十万石/小守護様/白洲
明智九郎頼高:光秀の父
土岐家歴代守護職〔川手城主〕 頼康―康政―頼益―持益―成頼―政房―政頼
(粗筋厨はおれをきらっている)
ということは知っている。
「奸悪な男だ」
といっているらしい。
「弟の頼芸はああいう者を近づけて西村の名跡まで継がせたらしいが、わしはだまされぬ。わしのスレ
には寄せ付けぬ」
330:無名草子さん
07/09/20 17:36:46
国盗り物語 朱唇 ~ 深芳野
松波庄九郎 杉丸 赤兵衛 日護上人 長井利隆 土岐頼芸 深芳野
常在寺/布施行/加納城/忘筌亭/青蓮院流/道風/お万阿の手紙/陰し毛
土岐政頼ー川手城(岐阜市正法寺町)/鷺山城/徽宗/土岐の鷹/洞文
松波左近将監/北面の武士/此土入聖/二位の局/一元寺/有栖川/北小路堀川殿
村雲・大休寺/丹後宮津・一色左京大夫の女/かぼそいうなじ
お万阿のまんこ。←いまここ
331:無名草子さん
07/09/20 18:36:37
国盗り物語 府城乗っ取り ~ 大狂言
西村勘九郎 土岐頼芸 可児権蔵 明智頼高 杉丸 赤兵衛 耳次 土岐政頼 小嵯峨
大野十郎勝成 長井利隆
鷺山城下を進発する五千五百の軍勢/はんの樹/長良川/川手城/白拍子/五人の屍体
大垣/関ヶ原/北国街道/越前/朝倉孝景/美濃守護職/本巣郡文殊城/牧田右近
長井利隆・武儀郡の寺に隠棲/加納城主/長井新九郎利政
大永7年(1527年)8月。西村勘九郎、川手城の守護職土岐政頼を追い、弟頼芸を守護職に就かせる。
自らは、長井利隆の養子となり、加納城主となる。以後、長井新九郎利政と名乗る。
332:無名草子さん
07/09/20 19:22:57
国盗り物語 常在寺 ~ 金華山
日護上人(南陽房) 松波庄九郎(法蓮房) 長井利隆
濃尾平野/稲葉山/鷲林山常在寺/長井豊後守利隆/方臘:出家した年齢
土岐家/源頼光/近江・浅井氏/織田信秀/日善上人
金華山:稲葉山-二階堂行政・斎藤利永/硅岩/加納城-荒田川/美濃八千騎/長良川
鷺山:頼芸の居城/一条関白兼良の娘:長井利隆・日護上人の母
土岐氏-家老斎藤氏(滅亡同然)-家老長井氏
|
先代土岐政房:船山合戦に勝利し家督相続
333:無名草子さん
07/09/20 19:23:38
国盗り物語 お万阿問答 ~ 槍術「一文銭」 ~ 槍、槍
西村勘九郎 お万阿 杉丸 赤兵衛 大内無辺 土岐頼芸
真如/済度/華厳経/二条室町の辻/奈良興福寺宝蔵院/覚禅房胤栄/宝蔵院流
出羽羽黒修験者/羽後横手/秋田氏/戸村十太夫/雄物川/無辺流/加茂川/三条河原
中条流/神道流/鹿島神流/粟田口/逢坂山/大津/程君房の墨
時代小説といえばチャンバラ小説のことだったからな。司馬の初期作品には、チャンバラ頻出。
334:無名草子さん
07/09/20 19:30:29
やめれや
335:無名草子さん
07/09/20 20:38:43
あらすじ一切禁止
336:無名草子さん
07/09/20 21:07:34
ここのスレは、司馬の作品が好きな人たちが集まってほんとうに
あれこれ語ってきた。だから、やめなよ「あらすじ厨」よ。
楽しんでやってる人たちを邪魔はしないで、オマエの異常な欲求は
満たすやり方は、2chならあるよ
337:無名草子さん
07/09/20 22:10:53
別館スレを作ったら、野球実況板だった
よかったらどうぞ じゃねえな
338:無名草子さん
07/09/21 13:05:41
国盗り物語 女買い ~ 夕月
長井新九郎 土岐頼芸 赤兵衛 深芳野 耳次 杉丸 お万阿 内親王香子
川手城/加納城/押し倒し、両腿を割らせた/内の姫御子/皇室典範と大宝律令
堀川百々町宝鏡寺/御付弟/嵯峨小倉山/御里御所/素襖/嵯峨野/砧
日裳宮(ひものみや)/嵯峨帝/嘉智子(檀林皇后)/西施/毛?/中院の里
裏柳社/二尊院/清涼寺/蔀戸/相聞のぬし/藤原定家/愛宕山
せっかく戦パートで盛り上がっていたのに、ここから姫パートが四章も続く。
嵯峨野日裳宮の話との対比して、内親王香子の日常が描かれており、
その方面に詳しい読者なら楽しめるのかもしれないが、少し長い。
339:無名草子さん
07/09/21 13:06:37
国盗り物語 香子 ~ 小倉山問答
長井新九郎 内親王香子
嵯峨野/赤松/代赭色/周防大内氏/西ノ京/香炉/地下人/饗膳/引盃/野点
茶筵/陶盃/厚見郡高河原村/本巣郡前野村/厚見郡宇佐村/厚見郡六条村/敦盛
曲舞/羽衣/三保の松原
倒した。
あとは、内親王ではなく、ただの女になった。
340:無名草子さん
07/09/21 13:09:51
>>336
どこが楽しくやってたんだ?読むところのない、キチガイ・レスばかりだったとうが!
341:無名草子さん
07/09/21 13:10:25
国盗り物語 藤左衛門 ~ 続・藤左衛門
長井新九郎 内親王香子 土岐頼芸 深芳野 吉祥丸 長井藤左衛門利安
揖斐五郎光親 鷲津六郎光敦 土岐八郎頼香 耳次 不破市之丞 赤兵衛
伊賀の猫歯
藤左衛門洞/木曽川氾濫/川手城/枝広城/百百峰/鶴峰/岩崎/ナマコ淵
享禄2年(1529年)12月/才槌頭/狒狒殿/霊薬山正法寺
う~む。忍術においても、伊賀者を上回る技量とは…
342:無名草子さん
07/09/21 13:10:57
国盗り物語 夜討 ~ 上意討
長井新九郎 赤兵衛 土岐頼芸 長井利安 小筈 関三四郎 太田伝内
揖斐五郎光親 鷲津六郎光敦 土岐八郎頼香 斎藤彦九郎宗雄
国島将監 芦敷左近 彦坂蔵人 白雲(斎藤右衛門利賢)
マキャベリ/フィレンツェ/二頭波頭/昔兜/当世兜/孔雀明王/岐阜市松山町/黙山火葬場
享禄2年(1529年)12月29日/大掛矢/藤左衛門洞/長押/小薙刀/牧谿
(馬鹿も集団になると力だ)
343:無名草子さん
07/09/21 13:11:29
国盗り物語 雲がくれ道三 ~ 舞いもどり
道三(長井新九郎) 菊丸 土岐頼芸 日護上人 お万阿 杉丸 耳次
放下/幸若舞/出家/川獺
長井利安 ― 白雲 ― 斎藤利三 ― 春日局 この系譜は面白いな。
344:無名草子さん
07/09/21 13:22:33
>>304
伊賀の猫歯の台詞の中に「下忍」があった。それには「あらしこ」のルビが振ってあったな。
345:無名草子さん
07/09/21 13:26:02
国盗り物語 朱唇 ~ 深芳野
松波庄九郎 杉丸 赤兵衛 日護上人 長井利隆 土岐頼芸 深芳野
常在寺/布施行/加納城/忘筌亭/青蓮院流/道風/お万阿の手紙/陰し毛
土岐政頼ー川手城(岐阜市正法寺町)/鷺山城/徽宗/土岐の鷹/洞文
松波左近将監/北面の武士/此土入聖/二位の局/一元寺/有栖川/北小路堀川殿
村雲・大休寺/丹後宮津・一色左京大夫の女/かぼそいうなじ
お万阿のまんこ。←いまここ
346:無名草子さん
07/09/21 13:26:33
国盗り物語 火炎剣 ~ 那那姫
西村勘九郎 明智頼高 可児権蔵 土岐政頼 長井利安 赤兵衛 耳次
土岐頼芸 長井利隆 那那(明智頼高妹) 深芳野
可児才蔵/三丁松原/赤兎/明智下野守頼高/遠山:恵那郡明智郷一帯の別称/遠山左衛門尉景元
頼芸の子種/大永7年(1527年)8月
美濃 : 不破郡 養老郡 海津郡 安八郡 羽島郡 揖斐郡 本巣郡 稲葉郡 武儀郡 郡上郡 可児郡 土岐郡 恵那郡
「那那どののそこに手をお触れでございますか」
「あははは、あたりまえよ」
よろこぶはずで、那那はまだ八歳である。
347:無名草子さん
07/09/21 13:26:41
国盗り物語 女買い ~ 夕月
長井新九郎 土岐頼芸 赤兵衛 深芳野 耳次 杉丸 お万阿 内親王香子
川手城/加納城/押し倒し、両腿を割らせた/内の姫御子/皇室典範と大宝律令
堀川百々町宝鏡寺/御付弟/嵯峨小倉山/御里御所/素襖/嵯峨野/砧
日裳宮(ひものみや)/嵯峨帝/嘉智子(檀林皇后)/西施/毛?/中院の里
裏柳社/二尊院/清涼寺/蔀戸/相聞のぬし/藤原定家/愛宕山
せっかく戦パートで盛り上がっていたのに、ここから姫パートが四章も続く。
嵯峨野日裳宮の話との対比して、内親王香子の日常が描かれており、
その方面に詳しい読者なら楽しめるのかもしれないが、少し長い。
348:無名草子さん
07/09/21 13:27:05
国盗り物語 お万阿問答 ~ 槍術「一文銭」 ~ 槍、槍
西村勘九郎 お万阿 杉丸 赤兵衛 大内無辺 土岐頼芸
真如/済度/華厳経/二条室町の辻/奈良興福寺宝蔵院/覚禅房胤栄/宝蔵院流
出羽羽黒修験者/羽後横手/秋田氏/戸村十太夫/雄物川/無辺流/加茂川/三条河原
中条流/神道流/鹿島神流/粟田口/逢坂山/大津/程君房の墨
時代小説といえばチャンバラ小説のことだったからな。司馬の初期作品には、チャンバラ頻出。
この章には、日本槍術開創・大内無辺が登場。その無辺を庄九郎が討ち取る。
なお、宝蔵院流が開かれるのは、これより一世代後のことである(司馬が作中で言っている)。
349:無名草子さん
07/09/21 13:27:22
国盗り物語 府城乗っ取り ~ 大狂言
西村勘九郎 土岐頼芸 可児権蔵 明智頼高 杉丸 赤兵衛 耳次 土岐政頼 小嵯峨
大野十郎勝成 長井利隆
鷺山城下を進発する五千五百の軍勢/はんの樹/長良川/川手城/白拍子/五人の屍体
大垣/関ヶ原/北国街道/越前/朝倉孝景/美濃守護職/本巣郡文殊城/牧田右近
長井利隆・武儀郡の寺に隠棲/加納城主/長井新九郎利政
大永7年(1527年)8月。西村勘九郎、川手城の守護職土岐政頼を追い、弟頼芸を守護職に就かせる。
自らは、長井利隆の養子となり、加納城主となる。以後、長井新九郎利政と名乗る。
350:無名草子さん
07/09/21 13:27:43
あらすじやめろや
351:無名草子さん
07/09/21 13:28:03
国盗り物語 常在寺 ~ 金華山
日護上人(南陽房) 松波庄九郎(法蓮房) 長井利隆
濃尾平野/稲葉山/鷲林山常在寺/長井豊後守利隆/方臘:出家した年齢
土岐家/源頼光/近江・浅井氏/織田信秀/日善上人
金華山:稲葉山-二階堂行政・斎藤利永/硅岩/加納城-荒田川/美濃八千騎/長良川
鷺山:頼芸の居城/一条関白兼良の娘:長井利隆・日護上人の母
土岐氏-家老斎藤氏(滅亡同然)-家老長井氏
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先代土岐政房:船山合戦に勝利し家督相続