07/07/22 14:19:48
(アマゾンレビューより)
光市の母子殺害事件はあってはならない、残虐、凄惨な事件。
加害者が少年であっても、許しがたく、罪は罪として、厳しく裁かれなければ
ならない事件であると私は思っています。
しかし、この「本」に関しては、私は本にする必要は無かったのではないかと
考えています。かえって、弥生さんや本村さんの人間性を多少疑ってしまうような
内容であったからです。
(といって、彼らが被害者であることに変わりはなく、少年は正しく裁かれるべきで、
その点とこの本への感想は分けて考えています)
ラブレターの中での、他人への侮蔑や非難。本村さんの思い。
彼らの性格についてはさておき、本の中に登場する周囲の人々・本を読む人への
気遣いがありません。
感情的になるあまり、配慮に欠けてしまったのかもしれません。
若さゆえの言動であったかもしれません。
しかし、それを本として形にする以上、気づかないうちに、彼らに関った人々や
この本を読む犯罪被害者に対して、彼らが「加害者」になってしまう危険性があります。
それを彼らが被害者であるからといって、私は「仕方ないよね」と流してしまえないものを
感じました。
彼らにとってこの本は、本当にプラスになったのだろうか?
私個人にとっては、なんとも、後味の悪い1冊の本であり、本村さん家族に対する
気持ちが少なからず、変化してしまった本でした。
「天国からのラブレター」光市母子殺害事件映画化part3
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「本村洋、本村弥生「天国からのラブレター」映画化2
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