07/04/14 11:47:18
>>547
物事の本質を垣間見れば、何事によらず、本物と紛い物が存在するのは至極当たり前のことである。
自己啓発という、成功をもたらすであろう誘惑に惑わされるのは、本能的欲求に打ち勝つこと
ができない浅はかな者達よりも立派である。
本物と紛い物を見分けられないのは確かに愚かなことではあるが、
それを見分けられる観察眼を持つ者などそもそもそれほどいないのが世の常だ。
論文捏造、健康番組のデータ捏造などなど、この世には数々の偽物がある。
問題の核心は、どのようなパクり本でも、それを生かせるか、生かせないかにかかっている。
カーネギーを褒め称えたところで、生かせなければ、一文の価値もない。
自己を啓発しょうとする気概は決して断罪できないものであるし、批判の的にもなるべきではない。
結局のところ、彼らを馬鹿にする人間は得てして、人生に対して不真面目な態度をとっており、
怠惰で、いかに楽してお金を稼ぐか、ということしか考えていない愚かな人間たちなのだ。
そういう人間達は、真面目に人生と格闘している人間を「生真面目で面白みがない」
と批判するのだ。自己の不真面目さを弁護しているに他ならない。