トンデモ本の世界at BOOKS
トンデモ本の世界 - 暇つぶし2ch908:無名草子さん
07/12/29 22:45:50
「新しい歴史教科書」の「共産主義とファシズムの台頭」(A)
「共産主義崩壊後の世界と日本の役割」(B)をHPで読んでみたが、
作る会の皆さん、ウィキペディアって知ってますか?といいたくなる代物。
共産主義という物に関して、ウィキレベルの知識もないのは明らか。

まず、(A)で、共産主義という物を全てひっくるめて全体主義の一種としているのは乱暴。
共産主義の基礎となるマルクス主義は、階級闘争の末に民主主義の実現を想定した上でのもの。
あくまでも共産主義の根本は民主主義を目指したもの。
その皮を被り、独裁者が自分が好き勝手するために考えたのが、
教科書にも載っている全体主義としての共産主義(スターリニズム・ソ連型社会主義・毛沢東思想・主体思想等)。
あくまでも根本には民主主義の理想があったことを、この教科書は述べていない。

又、(B)には、共産主義に関して、
「この体制は、人々に豊かで安定した暮らしを保障することができず、 
 言論の自由など、政治的権利も保障することができないことがあきらかとなった。」
とある。
…そりゃ共産主義だけでなく全体主義全般に言えることだろう。
共産極左軍事独裁政権だけでなく、反共極右軍事独裁政権にも。
なぜ極左政権にだけそれを言うのだろう。極右政権にも等しくいえるというのに。
大体、本来共産主義とは、国全体が豊かな状態で、あくまでも民主的に資本主義から移行すべきもの。
国全体が貧しい状態で、独裁者が自分の教義に従って適当にやったら、そら失敗するのは当たり前だ。
これは失敗した共産主義政権だけにいえることではなく、全体主義政権全般にいえること。
大体、「安定した暮らし」だけなら、キューバに高度な社会保障が発達しているが、
何故そのことを記さないのか?
以上、共産主義関連で新しい歴史教科書に俺が個人的に抱いた疑問。








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