04/08/01 14:24
「健一!よくここまできた。だがこいつがどうなってもいいのか」
「くそう、卑怯者め」
健一はどうしようもなかった。加奈子は泣きじゃくっている。
「健一さん。私がバカだったわ。小林がこんな外道だなんて、いままで知らなかった。
あなたは三年前はめられたのね」
加奈子が気付いてくれた!健一はこんな状況だがうれしかった。
「私がこんなだとあなたは戦えない。だから私は死にます」
「ま、まて加奈子ォーー!」
だが健一の制止も聞かず加奈子は舌を噛み切って死んだ。
「加奈子!くそーう小林!」
「くそ死におったかやくたたずめ。だがまあいい。貴様ごときに人質などはじめからいらん」
健一は思い出した。小林は小林流空手の皆伝だった。
三年前、手も足も出ずうみに投げ込まれたときのことを回想した。こいつの強さは並ではない。
「ふ、だが俺とて昔のままではない。俺は覚醒したんだ!」
「おもしろい、ではどれほどの力か、みせてみろ」
つづく・・・!!